転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S,Kです!

バリアン達はナンバーズを奪う為、さらなる力を手に人間界に襲来する…。

そして、遊馬が目にするバリアンの脅威とは…!


それでは最新話をどうぞ!


バリアン強襲!〜時空の支配者〜

『ドルベ、やはりダメだったようだな』

 

『…ミザエル』

バリアン世界の城…黄色のバリアン・ミザエルがリーダーであるドルベに声をかける…。

 

 

『ギラグとアリトでは埒があかないようだな…奴らは人間界で遊んでいるぞ』

 

『…ああ、こうなったら君に行ってもらう他はないな…』

 

『元よりそのつもりだ』

人間界にアリトを差し向けてからしばらくが過ぎたが…ギラグ・アリトはナンバーズを奪う事ができなかった、それによりドルベは最後の手札をきる事にした…!

 

 

『ミザエル、これを持っていけ』

 

『それは…?』

ドルベが差し出した物…それは赤紫色のエネルギーが封じられた3つのキューブだった。

 

 

『これは「バリアンズ・スフィア・キューブ」…これを使えば…一時的に「スフィア・フィールド」を発生させる事ができる』

 

『なるほど…「スフィアフィールド」の中ならば人間共の世界でも我々バリアン本来の力で戦える…』

 

『そうだ…人間共を洗脳する手間が省ける、そして直接九十九遊馬と戦い、ナンバーズを奪う事ができる…これを使うまでもないと思っていたが…やむを得ない、1つは君に、残り2つはギラグとアリトに渡してやってくれ』

 

『奴らの最後のチャンス…という訳か』

 

『…そういう事だ…頼んだぞ、ミザエル…必ずや九十九遊馬を倒し、ナンバーズを回収するのだ』

 

『わかっている…全てはバリアン世界の為に』

スフィアキューブを受け取ったミザエルはワームホールへと姿を消した…。

 

 

『…人間界…か…』

 

 

 

 

Side遊馬

 

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ!うわっ…!?」

 

(遊馬…!!)

暗雲に覆われた荒野…遊馬とアストラルはそこを走り続けていた…その理由は…。

 

 

《ギュラアアアア!!》

 

 

(くっ…!追いつかれた!!)

禍々しいエネルギーを纏う黒いドラゴンに追われていたのだ…!

 

 

《ギュラアア…!!ギュアアアア!!》

 

 

(『希望皇ホープ』!ムーンバリ…ぐああああ!?)

 

「アストラル!!」

ドラゴンが息吹を放つ、アストラルはホープを召喚して立ち向かったが…呆気なく吹き飛ばされてしまう!

 

 

(くっ…!!)

 

「アストラル…アストラル─!!」

そしてそのまま黒いドラゴンはアストラルへと襲いかかり…───

 

 

 

ドッスーン!!

 

 

「う、うわあああああ!?!?……ゆ、夢…!?」

遊馬は寝床であるハンモックから落ちた衝撃で目を覚ます…今までの事は夢だったのだ。

 

 

「いてて…夢にしては、生々しい夢だったぜ……チクショウ…!夢にビビってどうするんだ…!」

遊馬は皇の鍵を握り締める、アストラルを守る為に戦えるのは自身だけ…その思いが遊馬自身を追い詰めていた…。

 

「こんなんで…アストラルを守りきれるのかよ…!」

 

 

 

 

 

SideOut

 

 

 

 

 

 

 

「先生…まだ無理に戦わなくてもいいんだぜ?」

 

「何言ってる、1人よりも2人で戦った方がお互いに負担が軽くなるだろ?…俺が復活したのに今度はお前がダウンしたら元も子もないし…」

 

「だったら早めに呼んでくれって!」

 

「すまん…次からは気をつける」

 

遊海が過労でダウンしてから数日…ようやく調子を取り戻した遊海はキャプテン・ブレイブこと十代と共にハートランドシティのビル上にいた。

事件の発生数は大きくは変わらないが…対処する人数が増えた事で負担も軽くなっている…。

 

 

「そういえば先生…怪しい奴を見かけたんだけど…」

 

「怪しい奴?」

 

「ああ、公園でにゃーにゃーネコと話してる女の子なんだけど…」

 

「それは…遊馬の友達のキャットちゃんだな、ネコと会話できるんだ」

 

「それから小さいシルクハットを被って…他の奴らに嘘の事を教えてる…」

 

「それも遊馬の友達だな」

 

「…挙動不審な変な顔のロボット」

 

「…たぶんオービタル7だな、遊馬の友達のカイトが作ったロボットだよ」

 

「…なぁ、遊馬の知り合いって…変な奴が多くないか?」

 

「ははっ…俺達が言えた事じゃないだろ?精霊とか神様とか…」

 

「100年以上生きてる最強デュエリストとかな!」

 

「ふっ…言うじゃないか十代」

他愛のない話をする遊海と十代…今日もそれぞれに2人ずつデュエリストを止め、僅かな休憩を取っていたのだ…。

 

 

「それからもう1人…遊馬と一緒にいる()()()()()()()の奴…彼奴、人間じゃないだろ?」

 

「気付いたか、流石だな……奴がバリアンだ」

 

「っ…!!先生、どうして遊馬に教えないんだ…?」

十代は遊海へと疑問をぶつける…覇王の力を持ち、数多の悪を見てきた十代は真月の正体に気付いていた…!

 

 

 

「十代…これから遊馬達は大きな挫折を……裏切りを経験する事になる……だが、それが無ければ…待ち受ける『絶望』に勝つ事ができなくなる……覇王の力と絆でダークネスを倒したお前のように…」

 

「…今回の黒幕、そんなにやべぇのかよ…」

 

「…俺とお前と遊星……そしてアテムと遊戯がいて…勝率4割ってところか…高く見積ってな…」

 

「でも…()()()()()?」

 

「ああ、きっと遊馬達ならこの世界を救える…俺達はその露払いをすればいい…!」

 

「なら…もう1回パトロールだな!デュエリストを操ってる奴を見つけないと!」

 

「ああ…!この街の平和は俺達が守る!!」

休憩を終えた遊海達は立ち上がる、街の平和を守る事…それが遊馬達の勝利に繋がると信じて…。

 

 

 

ピリピリピリ!ピリピリピリ!

 

 

「むっ…?小鳥ちゃん…?もしもし!」

 

『ゆ、遊海さん!助けて!!バリアンが…バリアンが遊馬を!!』

 

「っ─!!」

小鳥からの緊急連絡…それはバリアンの襲来を知らせるものだった…!!

 

 

「小鳥ちゃん!今どこにいる!?」

 

『決闘庵の近くです!急に赤い光が飛び出してきて…!』

 

「すぐに行く!待ってろ!!」

遊海は決闘庵のある山の方角を見る…山は厚い雲に覆われていた…!

 

 

 

《マスター…!商店街で事件情報です!》

 

「先に行ってくれ先生!後から追いかける!!」

 

「すまない十代!場所はDゲイザーに送る!『閃光竜』!!」

 

《キュオオン!!》

十代に事件を任せた遊海は閃光竜の背に乗り、遊馬達のもとへ急いだ…。

 

 

 

 

 

 

Side遊馬

 

 

 

「まったくもう…ビッチャビチャじゃねぇかー…!」 

 

「ゴメンゴメン!!…でも、少しは元気になったじゃない!」

 

「あっ…!?もしかして…オレの事心配して…」

 

「もう…やっと気付いた!遊馬は明るくないとダメだぞ?」

とある休日、遊馬と小鳥は春おばあちゃんのお使いで再び決闘庵を訪れていた…なお、お使いは春おばあちゃんの口実…実際は自慢の食欲まで無くしてしまった遊馬の気分転換の為だった…。

 

数日前に見た『黒いドラゴン』の悪夢…そこから遊馬はバリアン、そしてカオスエクシーズへの対抗策を考えるあまり元気を失っていた。

それを心配した春おばあちゃんは遊馬の師匠の1人である六十郎に頼る事にしたのだ…なお、六十郎はふらりと旅に出て不在だったのだが…弟子である闇川に『攻めと守り』のカードを託していた、そのおかげで遊馬は元気を取り戻し、小鳥と笑顔で遊べるまでに回復したのだ。

 

 

 

「曇ってきたから早く戻りましょ!」

 

「そうだな!このままじゃ風邪引い…危ねぇ!!」

 

「きゃあ!?」

 

ブゥン!!

 

雑談をしながら決闘庵への道を歩んでいた遊馬達…そこに赤いエネルギー弾が襲いかかるが…遊馬は咄嗟に小鳥を押し倒して回避する!

 

 

「小鳥!大丈夫か!?」

 

「う、うん…!いったい何が…!?」

 

『お前が九十九遊馬だな…?』

 

「っ!?」

聞こえた声に遊馬は振り返る…その視線の先では貴族のような服装をした金髪の美少年が木の上から遊馬を見下ろしていた…!

 

 

「テメェ…!いきなりなにしやがる!!」

 

『フン…「バリアンズ・スフィア・フィールド」…展開!』

ギィン!! バリバリバリバリ!!

 

遊馬の問いに答える事なく、少年が空中に小さなキューブを投げる…そこから赤紫のエネルギーが周囲に広がり、球状のスフィア・フィールドとなった…!

 

 

 

「これは…スフィアフィールド!?お前はいったい…!?」

WDCの決勝で体験した無重力空間に囚われた遊馬は戸惑いの声を漏らす…!

 

 

『我が名はミザエル…九十九遊馬、お前のデュエルの最後の相手になる者だ…!』

 

「くっ…こんな妙な仕掛けを使ってくるって事は…お前はバリアンか…!!」

遊馬はミザエルと名乗った少年を睨む、彼から感じるオーラは…今まで戦ったどの刺客よりも強いものだった…!

 

 

「(バリアン…つまり、コイツを倒さなきゃアストラルを守れねぇって事か…!!)」

遊馬は皇の鍵を握り締める…ミザエルから感じるオーラから只者ではない事を感じ取ったのだ…。

 

『どうした?怖気づいたか?』

 

「馬鹿言うんじゃねぇ!!な訳ねぇだろ!!」

 

『フハハ…!精一杯の強がりか…ならばこのデュエル…受けるのだな…!!』

 

「くっ…!当たり前だ!!勝負だ!バリアン!!」

不敵な笑みを浮かべるミザエル…遊馬はアストラルを守る為に決闘を挑む!!

 

 

 

 

「『デュエル!!』」

 

 

 

 

デュエルダイジェスト 遊馬対ミザエル

 

 

 

(遊馬…!?いったい何が起きている!?)

 

「アストラル…!奴はバリアンだ!!突然襲って来やがった!」

 

(なに…!?)

 

『ついに現れたか…アストラル…!!』

異変を感じたアストラルが皇の鍵から飛び出してくる…それを見たミザエルは獰猛な笑みを浮かべた…!

 

 

「心配するな…オレは絶対に負けねぇ!!」

 

 

 

39

 

 

「現れろ!『No.39希望皇ホープ』!!」

先攻を取った遊馬は速攻でホープをエクシーズ召喚…そして引き込んだ2枚のカードを見つめる…!

 

 

「(手札には六十郎じいちゃんから貰った『オーバーレイ・チェーン』と『オーバーレイ・バレット』がある…負けられないこのデュエル…オレが使うべきなのは…!)六十郎じいちゃん…いや、師匠!!力を貸してくれ!オレは装備魔法『オーバーレイ・チェーン』を発動!これにより『ホープ』のORUは相手の発動した効果を受けなくなる!!」

遊馬が発動したのは「守り」のカード…カオスエクシーズに対抗する為にORUへの影響を受けなくするカードだった。

 

 

(そうか…これなら『バリアンズ・フォース』を発動されてもORUを奪われずに済む…だが、意外だな…君が『オーバーレイ・バレット』を発動しなかったとは…)

 

アストラルは遊馬の手札に残された『攻め』のカードを見る…その効果はエクシーズモンスターのORUを全て墓地に送り、1つに付き500ダメージを与えるカード…まさに短期決戦型のカードだった。

 

 

「…今回は慎重に行くんだよ…!」

 

(なるほど…悪くないタクティク「オレはこれでターンエンドだ!!」)

遊馬はこれでターンを終える…だが、遊馬は気付いていなかった…これから戦う相手の恐ろしさを…!

 

 

 

『ククク…おあつらえ向きに「希望皇ホープ」を呼び出したか…行くぞ…!』

 

 

 

『私はレベル8の「星間竜パーセク」と「半月竜ラディウス」でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築…エクシーズ召喚!!』

ミザエルの呼び出した2体のドラゴンが銀河へと飛び込み、爆発する!

 

 

『宇宙を貫く雄叫びよ…遥かなる時を遡り、銀河の源より蘇れ!!顕現せよ!そして我を勝利へと導け!!「No.107」!!』

 

 

107

 

 

『「銀河眼の時空竜(ギャラクシー・アイズ・タキオン・ドラゴン)」!!』

ミザエルの場に宝石の嵌め込まれた四角錐が現れ、変形…「107」の数字を背負う…2体目の銀河眼(ギャラクシー・アイズ)が顕現する!!

 

 

《ギュラアアアア!!!》

 

 

「な…なん、なの…!?」

時空竜の出現によって小鳥は尻もちをつく…彼女を襲ったのは…言い知れない『恐怖』だった…。

 

 

(107番目の、ナンバーズだと!?)

 

「まさか、あの夢が…本当に…!?」

自身の知らない「107番目のナンバーズ」に動揺するアストラル…だが、遊馬はそれ以上に動揺していた…夢にみた「黒きドラゴン」…それが現実に現れてしまったのだ…。

 

 

「お、おい!アストラル!ナンバーズは全部で100枚じゃなかったのかよ!?」

 

(そうだ…!遊海の持つ「∞」を除いた…100枚に分けられた私の記憶のはず…!?ならば()()()()()()()は何なんだ…!?)

遊馬の問いかけにアストラルは動揺しながら答える…ナンバーズをもっともよく知っているはずのアストラルでもイレギュラーたるナンバーズの正体はわからなかった…!

 

 

 

ブルル…ギュイイーン!!

 

 

「チィ…!スフィアフィールドだと!?」

 

「シャーク!璃緒さん!?」

 

「小鳥さん!いったい何があったの!?」

タキオンドラゴンの出現と時同じくしてバイクに乗った神代兄妹が駆けつける…休日に買い物を楽しんでいた際に璃緒の「預言」が発動…嫌な予感を感じた凌牙が遊馬達を追って来たのだ…。

 

 

 

 

《ギュラアアアア!!!》

 

『むっ…?どうした「タキオン」、何を逸っている…そうか…早く戦いたいのだな…!なら、その願いを叶えてやろう!!』

 

「くっ…!?」

恐ろしい咆哮を轟かせるタキオンドラゴン…ミザエルはその力を遊馬達へと向ける…!

 

 

『バトルだ!「タキオンドラゴン」で「ホープ」を攻撃!』

 

「無駄だ!『ホープ』の効果発動!ムーンバリア!!」

タキオンドラゴンの攻撃に遊馬はホープの効果を発動…鉄壁のバリアで攻撃を跳ね除ける!

 

 

「よし…!!」

 

『ふっ…それで防いだつもりか!!』

 

「なにっ!?」

 

『「タキオンドラゴン」の効果発動!1ターンに1度!バトルが終了した時、ORUを1つ使い!フィールドの自身以外のモンスター全ての効果を無効にし、攻撃力・守備力を元の数値に戻す!タキオン・トランス・ミグレイション!!』

 

「なっ…!?『ホープ』!?」

ニュートラル体に戻ったタキオンドラゴンから虹色の光が放たれる…その光を受けたホープもニュートラル体に変化してしまう!!

 

 

『さらに!このバトル中にカード効果が発動した時!その数1枚につき「タキオンドラゴン」の攻撃力は1000アップする!時空を遡り…再び顕現せよ!「銀河眼の時空竜」!!』

 

《ギュラアアアア!!》

ニュートラル体から現れたタキオンドラゴンが再び咆哮を轟かせる!!

 

 

『そして…「タキオンドラゴン」が自分のターンに効果を発動した時、「タキオンドラゴン」はもう一度攻撃できる!!』

 

(馬鹿な!!このモンスターは、過去に戻って…そこで有利な未来を選択する事ができるというのか!?)

あまりに強力な効果にアストラルが叫ぶ…タキオンドラゴンはまさに…「時空の支配者」と呼ばれる力を持っていたのだ…!!

 

 

 

『バトルだ!「タキオンドラゴン」で「ホープ」を攻撃!!殲滅のタキオン・スパイラル!!』

 

《ギュラアアアア!!》

 

「ぐっ!?うわああああ!!」

タキオンドラゴンから放たれた破壊光線は力を封じられたホープを粉砕…遊馬とアストラルを吹き飛ばす!!

 

 

 

ビリビリ…バリバリバリバリ!!

 

 

 

「がっ!?うあ"あ"あ"あ"─!?!?

 

(ぐっ…!?遊馬…遊馬ぁぁぁ!!)

さらにバリアンの作戦は終わらない…吹き飛ばされた遊馬はバリアンズ・スフィア・フィールドの壁に激突…張り巡らされたバリアンの力が電撃となり、遊馬に襲いかかったのだ!

 

 

 

「あ…うぅ…」

 

(遊馬!!大丈夫か!?しっかりしろ!!)

電撃から開放された遊馬は倒れ込む…歴戦を戦い抜いた遊馬といえどもまだ子供…強力なバリアンの力に耐えられなかったのだ…。

 

 

『脆い…脆いなぁ、人間というものは…「タキオンドラゴン」のたった一撃でそのザマとは…』

 

「くっ、くそぉ…!!ぐぅっ!?」

ミザエルの見下した言葉に必死に立ち上がろうとする遊馬…だが、手足は強張り…立つことができない…!

 

 

『そうだ…!立ち上がれ!貴様にはデュエルを続けてもらわねば困る、立ち上がり…無様に負けて私にナンバーズを渡すのだ!!…立てないのなら…潔くっサレンダーしろ…!!』

 

「ぐっ…!オレは、サレンダーなんてしない…!!アストラルを、守らな、きゃ…」

 

(遊馬!!)

ミザエルの言葉に歯向かうように立ち上がろうてする遊馬だったが…ついに限界を迎えてしまう…!

 

 

 

「くそっ…!こうなったらオレが!!」

遊馬の状態を見た凌牙がデュエルディスクを取り出す…その時だった…!

 

 

「待て!そのデュエル…オレが引き継ごう!!」

 

「カイト!?」

周囲に響く凛とした声…それは時空の異常を観測し、現場へと駆けつけたカイトのものだった…!

 

 

【…呼んでいる…ギャラクシーアイズが…ギャラクシーアイズを呼んでいる…!遥かな時空を超えて…2体のドラゴンが…互いを引き寄せあっている…!】

 

「璃緒…!?2体のドラゴン…まさか…!」

再び発現する璃緒の預言…それはミザエルとカイト…「時空竜」と「光子竜」…その2体のドラゴンを現すものだった…!

 

 

 

 

「あとは…オレに任せて休んでいろ遊馬、アストラル…」

 

「かい、と…」

 

(…すまない、カイト…)

ミザエルによってスフィアフィールドに招かれたカイトは遊馬達をかばうように前に立つ…!

 

 

「いいんだ…これはオレの問題でもある」

 

(君の…?)

 

「ああ…ギャラクシーアイズ使いは…1人でいい…!そしてそれは…オレだ…!!」

 

 

そして…ミザエルとカイト…2人のギャラクシーアイズ使いの戦いが始まった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『「超銀河眼の光子龍」…これならば…私の本気を出すのに相応しい!!』

 

デュエルは熾烈を極めた…時空を操り、何度も効果を発動するタキオンドラゴン…カイトはフォトンドラゴンと共に互角の戦いを繰り広げ、ついにミザエルを追い詰めた…だが、ミザエルは…奥の手を隠していた!

 

 

『見るがいい!カイト!これが私の本気だ!!バリアルフォーゼ!!』

 

「なにっ!?」

カイトとフォトンドラゴンに敬意を持ってミザエルは真の力を開放…黄色の体に白い仮面を着けたような異形の肉体…本来の姿、バリアン体へと変身する!

 

 

 

(バリアン…その正体を現したか…!)

 

「面白い…それが貴様ら本来の姿という訳か…!」

 

『フッ…今から貴様にバリアンの力を見せてやろう!「RUM-バリアンズ・フォース」発動!私は「銀河眼の時空竜」でオーバーレイネットワークを再構築!…混沌より生まれしバリアンの力…ナンバーズに宿りて新たな混沌を生み出さん!!カオスエクシーズチェンジ!!』

闇の閃光が世界を照らす…カオスの力がギャラクシーアイズのさらなる力を目覚めさせる!!

 

 

『逆巻く銀河を貫いて…時の生ずる前より蘇れ!永遠を超える竜の星!!』

 

 

107 

 

 

『顕現せよ!「CNo.107」!「超銀河眼の時空龍」!!』

 

「『超銀河眼の時空龍』…だと…!?」

カイトの前に黄金の炎に包まれた巨龍が現れる…だが…!

 

 

《■■■■■■■─!!!》

 

 

『い、いかん!エネルギーが大きすぎる!!スフィアフィールドが保たない!!』

ネオタキオンの出現と共にスフィアフィールドが歪み、崩れ始める…ネオタキオンの内包するエネルギーにスフィアフィールドが耐えられなかったのだ!!

 

ビキビキ…ビキビキ…

 

『くっ…!?このデュエル!貴様に預けるぞ!我が名はミザエル!!いつか2体のギャラクシーアイズを支配する者だ─!!』

 

バリーン!!

 

スフィアフィールドが不安定になった事でバリアン体を保てなくなったミザエルは捨て台詞を残して撤退する…デュエルはそこで中断された…。

 

 

 

 

 

 

「スフィアフィールドがっ、うおっ!?」

 

《カイト様─!!》

ミザエルが去った直後、スフィアフィールドが崩壊…カイト達は空中に投げ出される、カイトはオービタルが回収したが…。

 

 

「っ…!!遊馬─!!」

ダメージによって気を失った遊馬は木をクッションにしながら地面に落下…さらに勢いを殺しきれず、2体のギャラクシーアイズの共鳴で発生した地面の裂け目へと転がってしまう、慌てて凌牙は手を伸ばしたが…

 

ガラッ…!

 

 

「しまっ…!うわああああ!!」

 

「凌牙!!遊馬!!」

 

「遊馬…そんな…いやあああああ!!!」

 

「凌牙…凌牙ぁぁぁ!!!」

 

 

遊馬を掴んだ凌牙ごと崖が崩落…底の見えない谷底へと落ちていく……そして、残された璃緒と小鳥の悲鳴が森へと木霊した…。

 

 

 

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