転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S,Kです!

ついに、遊馬とアストラルに最大の試練が訪れる…!
遊馬は…この試練を乗り越える事ができるのか…?



それでは…最新話をどうぞ


『黒』の大暴走─永遠の別れ─

ぐうっ…!?ぐあアア…があアア!!

 

とある次元の狭間…そこにある禍々しい色をした光の玉の中から苦しげな絶叫が響く…。

 

 

カオスの力が…体の中デ、暴れ回ル…!オレの存在、全てヲ、消し去ロうトいうノかぁァ…!?

球体の正体…それは「No.96」が作り出した「繭」だった。

彼は「悲鳴の迷宮」でのアストラルとの決闘の際、自らに「RUM-バリアンズ・フォース」を使った事で膨大なカオスの力を得た…だが、あまりにも強大なカオスの力を制御できず、自壊しかけていたのだ…。

 

 

【…ダガ、オレは…!オレは!奴ヲ…アストラルを倒す、為なラば…!!この身ガ、引き裂かれヨうトも─!!この力を…我が物にィィ!!

 

 

ギィン─!!

 

 

「アストラルを倒す」…その為だけに96は無理矢理にカオスの力を呑み込む…そしてエクシーズ召喚時のような光の大爆発が起き──

 

 

 

【俺は…アストラルを…いや、万物を超えた!我は…「神」だあああぁぁ!!

凄まじい執念で96はカオスの力を制御する…肥大化した肉体は幾分か縮んだものの、宿す力は数倍に膨れ上がっている。

 

それは…まさに、新たな「邪神」が誕生した瞬間だった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……遊海さん、璃緒ちゃんが…遺跡から帰って来て…昏睡状態になっちゃいました……凌牙君が、ずっと付いてくれてます…それに、きっと()()()()()()()()…」

 

遊馬達の「深海の迷宮」攻略から数日…退院した翠は眠り続ける遊海に語りかけていた…。

遺跡でナンバーズの精霊・アビスに操られた璃緒は肉体・精神に強いショックを受けた事により昏睡状態になり、ハートランド病院に入院している…それと同じくして凌牙は深く悩む様子を見せ、毎日のように見舞いに来ていた遊海の病室を訪れなくなっていた…。

 

 

「…今朝のニュースで、世界中で異常気象が起きてると言ってました……たぶん、()()…あの事件が起きます……遊海さん…お願い…起きて…!お願い…!!」

翠は涙ながらに遊海に呼びかける、遊海がネームレスによって昏倒させられてから約2週間…精神の支柱である遊海を失ってしまった翠は弱気になり、情緒が不安定になってきていた…。

 

 

《…次元の狭間で異常なエネルギー値を計測…「仮想」アストラル世界、バリアン世界への干渉…並びに人間界への影響を確認……データから「No.96」による攻撃と推察します…》

 

《ミドリ…泣いている場合ではありません、ユウミが動けない今…貴女がしっかりしないでどうするのです!》

 

「アヤカちゃん…フレアさん…」

落ち込み気味の翠を叱咤するフレア…ハートランドの空は彼女達の心情を映すかのように厚い雲に覆われていた…。

 

 

 

 

 

 

 

「クカ〜…クカ〜…」

 

(遊馬…起きろ!遊馬!)

 

「フガッ…?どうしたんだよ、アスとどわっ!?」

 

ドッシーン

 

同じ頃、自宅のハンモックで寝ていた遊馬が叩き起こされる…なお、ハンモックから落ちたのは寝ぼけた遊馬自身のせいである。

 

 

「いってぇぇ〜…!」

 

(遊馬、アストラル世界で何らかの異変が起きているようだ…!)

 

「なんだって!?」

 

(それだけではない…おそらく、この世界にも…!)

 

 

 

 

『異常現象が世界各地で多発しています!休火山の突然の噴火…世界各国でのオーロラの出現…南国への流氷の漂着、突然の大型台風の発生など──……』

 

「な、なんだよこれ…!?」

 

「まったく…!アンタはお気楽なんだから!今朝から世界中が大騒ぎなのよ!?」

身支度を整えた遊馬がリビングへとやってくる、そして明里が見ているニュース番組では世界各国で同時発生した天変地異のニュースが放送されていた…。

 

 

(やはり…!このアストラル世界と人間界の異変は関係しているようだ…!)

 

「なんだって…!」

 

((そしてこの感覚…おそらく、「No.96」の仕業か…!))

アストラルは異変を通じ、邪悪な意思を感じ取った…。

 

 

 

 

 

「璃緒…何故だ、何故お前は…また…!」

ハートランド病院のとある病室…そこには「深海の迷宮」攻略後から眠り続ける璃緒、そして彼女に付き添う凌牙の姿があった。

 

 

「いったい…俺達は…なんなんだ…!?」

眠り続ける璃緒の前で凌牙は頭を抱える、遺跡で垣間見た「記憶」…それが事実なのだとすれば、それは()()()()や遊馬にとって…()()()()()を意味する事だった…。

 

 

 

「…や、み…」

 

「璃緒…!?」

眠り続ける璃緒…意識のないはずの彼女が再び予言を語る…!

 

 

「大きな、闇が…遊馬を…包み、こむ……()()()()()()…!」

 

「遊馬…!?」

璃緒の紡いだ言葉に嫌な予感を感じた凌牙は急いで遊馬のもとへと向かった…!

 

 

 

 

 

 

「遊馬…でも、あの遺跡以来…璃緒さんはずっと目を覚まさないのよ?」

 

「わかってる…けど、前に意識がない時にバリアンの事を予言しただろ?だから…今回の手掛かりも聞けるかなって…それに!急に良くなって目を覚ましてるかもしれないしさ!」

厚い雲に覆われたハートランド…遊馬と小鳥は二人で璃緒の入院する病院へと向かっていた。

お見舞いがてらに人間界を襲っている「異変」の手掛かりを掴む為に…そして…。

 

 

「…それにさ、オレ…シャークの事が心配なんだ」

 

「シャークの事…?」

 

「ああ…ネームレスに襲われて、遊海は今も苦しんでる…それに続いて璃緒まで……そのせいなのか、ずっと考えこんでるっていうか…なんだか、変なんだ…」

 

((遊馬…))

凌牙の事を心配する遊馬…アストラルは遺跡で垣間見た「記憶」を思い返す。

…遺跡の記憶が事実ならば、それは遊馬にとって…いや、凌牙達の家族である遊海と翠にとっても…あまりにも残酷な事実だからだ…。

 

 

 

(遊馬、シャークはいずれ…君に()()()()()をしてくるかもしれない)

 

「えっ…?アストラル!シャークの悩み事に心当たりがあるのか?」

 

(…彼が自分から話さないのならば…今は何を話しても仕方のない事だ……だが、話すならば遊海や翠よりも先に……遊馬に相談するだろう)

アストラルはあえて真実を語らず、遊馬に語り掛ける…そして、確信していた…凌牙が最初に相談するのは遊馬だろうと…。

 

 

「なんだよ…!だったら遠慮しないで話してくれりゃ良いのに…」

 

(…例え、それが君に苦しみをもたらす事になっても…?)

 

「当たり前だ!だって…『仲間』じゃねぇか!」

 

(…仲間…か…)

遊馬はきっと変わらない…例え、凌牙の正体が『怪物』であろうと…遊馬は変わらずに彼を『仲間』と呼ぶ……アストラルはそう思った…。

 

 

 

ギュイーン…キキーッ!!

 

 

 

「遊馬!無事か!?」

 

「シャーク!?どうしたんだよ?無事って…なんのこっちゃ…?」

噂をすれば影がさす…バイクの音を響かせながら、凌牙が遊馬のもとへとやって来る…その様子は何処か焦っているようだった。

 

 

「璃緒が、お前が危ないって口走ったんだ…!無事な「キャッ!?」っ!?」

 

「小鳥!どうした!?」

凌牙の言葉を遮るように小鳥が小さな悲鳴を漏らす…驚いた遊馬達が小鳥を見ると…小鳥は痛そうに手のひらを擦っていた…。

 

 

「ご、ごめん…!降ってきた()に触ったら…」

 

「雪…?」

小鳥の言葉に遊馬は空を見上げる…すると、厚い雲に覆われた空から()()()が落ちて来た…遊馬は思わず手を伸ばし…

 

バチッ! 

 

「いってぇっ!?」

 

(これは…!?)

手のひらに落ちた黒い雪は強い静電気のような痺れを遊馬に与えた…!

 

 

「お前達!空を見ろ!!」

 

「な、なんだありゃ…!?」

そして再び空を見上げた遊馬達は気付いた…遊馬達の頭上の雲が台風の目のように渦を巻いていたのだ…!

 

 

ゴロゴロ…ピシャーン!

 

 

「きゃあああ…!?」

 

「い、いったいなんなんだ!?」

 

(これは…もしや…!!)

さらに異変は続く…その雲から無数の雷が発生、稲妻となってハートランドの()()()に降り注ぎ…そして…。

 

 

アハハハハ…!ギャハハハハハハ!!!

 

 

「「「っ─!?」」」

空に不気味な瞳の幻影が発生、そして不気味な笑い声と共に遊馬達に重圧がのしかかる…!

 

 

(とてつもない、パワーだ…!今までに出会った事のない程に…!)

力の正体を察したアストラルは警戒する…だが…。

 

 

 

ギャハハハハハハ!!

 

 

ギィン─!

 

 

「「「うわあああああ─!?」」」

邪悪なエネルギーが遊馬達を包み、何処かへと連れ去ってしまった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う、うぅ…?ここは……?」

 

「遊馬!」

 

「小鳥!シャーク!…カイト!?どうして!?」

 

「わからん…!強力な次元の歪みに巻き込まれたんだ…!」

遊馬が目を覚ました時、周囲の景色は一変していた…そこは次元の狭間、赤い水晶が乱立する不可思議な場所だった。

そして遊馬とアストラルから少し離れた所には小鳥と凌牙、そしてカイトとオービタル7の姿があった、ハートランドで発生した異変の調査中に遊馬達を攫った謎の力に巻き込まれてしまったのだ。

 

 

 

【クハハハハ…!会いたかったぞ?遊馬…そして、アストラル…!】

 

「『No.96』!!お前の仕業だったのか!!」

次元の狭間に笑い声が響く…それは遊馬達を攫った張本人、混沌の邪神「No.96」のものだった…!

 

 

【ハッ…!招かれざる客もいるが…よかろう、お前達からは後ほどナンバーズを頂く…!首を洗って待っていろ!】

 

(「No.96」…!今、人間界で起きている異変…キミの仕業か…!)

 

【その通り…!見るがいい!!】

遊馬達の目の前に降り立った96が眼を輝かせる…すると、遊馬達の足元に攻撃を受ける青い銀河…アストラル世界の映像が浮かび上がった!

 

 

「これは…!?」

 

【キヒッ…!アストラル世界だけではない!今や俺の力はバリアン…そして人間界まで影響を及ぼす!!】

 

(お前は…アストラル世界を滅ぼそうというのか…!!)

 

【そうだ…!跡形も無く消し去ってやるつもりだ…!】

 

「なんだって…!!」

アストラル世界の惨状を見ながら96は獰猛な笑みを浮かべる…!

 

 

「お前にとって…アストラル世界は『故郷』じゃないのかよ!?」

 

()()()()()()()()()…!『神』である俺に故郷など不要!『神』として…まずは貴様らを葬る!!】

自身の故郷とも言えるアストラル世界を滅ぼすと豪語する96…その瞳には凶気が宿っていた…。

 

 

【さぁ…決着の刻だ…!ここが貴様らの墓場となる!!】

 

ギィン…バチバチバチ!!

 

 

(これは…『バリアンズ・スフィア・フィールド』だと!?)

96が腕を掲げる…すると頭上に現れた()()()を起点としてバリアンの力…スフィアフィールドが遊馬とアストラルを包み込んだ…!

 

【言っただろう?俺は『神』だと…!神に創れぬモノなどない!そして、この結界の中では…我は絶対的存在なのだ─!!】

 

ビシャーン!!

 

(「ぐあああああ!?」)

 

「遊馬!アストラル─!?」

スフィアフィールドから放たれた稲妻が遊馬とアストラルを直撃…バリアンの力が容赦なく身体を撃ち抜き、遊馬とアストラルは膝をついてしまう…!

 

 

「卑怯な…!!」

 

「ずるいわよ!正々堂々戦え─!!」

96のあまりに卑劣な行いにカイトと小鳥が声を上げる…だが、96は()()()()()()を行っていた…!

 

 

《か、カイト様!!大変でアリマス!!》

 

「どうした!」

 

《スフィアフィールドの起点となっている水晶に…()()が囚われているでアリマス!!》

 

「なにっ!?」

スフィアフィールドを分析していたオービタルがさらなる異常を見つける、カイト達は遊馬達の頭上にある水晶へと目を凝らした…そこにいたのは…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんな…!?」

 

 

()()()!?」

 

 

 

96によって赤水晶に囚われていた人物、それは病院で眠り続けているはずの遊海だった…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side翠

 

 

 

 

《次元の歪みが拡大中…ハートランド病院近くで次元の穴が開きそうです…!》

 

「…黒い雪……遊馬君…」

翠は病院の窓から黒い雪の降る外を見つめる、微かに残る物語の記憶が遊馬とアストラルに近付く危険を知らせていた…。

 

 

「……遊馬君なら、きっと乗り越えられますよね…遊海さん……私も一緒に遊馬君を…凌牙君を支えます…だから…!」

遊海へと寄り添い、遊馬達の無事を祈る翠…その時だった!

 

 

 

 

─────!!!

 

 

 

 

 

突然、翠の視界は真っ白になった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぇ…?」

失神していた翠は目を覚ます…その体は灼かれたような痛みに包まれ、服もボロボロになっていた。

 

それはあまりに一瞬の出来事だった…突然、遊海の病室に雷が落ち…その衝撃によって翠や精霊達も壁に叩きつけられ、失神していたのだ…。

 

 

《い、いったい、な、何が…この部屋、ピンポイントに、雷が、落ちるわけ、ない…!》

 

《ぶ、物理ホウソクをむ、無視、した、エネルギーガ、、発生…高密ど、のカオスのちから、ガガ、ガ…!》

突然の事にフレアとアヤカは動揺する…アヤカにいたっては雷によってバグが発生してしまっている…。

 

 

《ぐ、ぬ…!?ゆ、遊海が…!遊海がおらぬ!!》

 

《馬鹿な…!今の一瞬で主殿を連れ去ったのか…!?》

岩の肉体で一番被害の軽かったメガロックがいち早く病室を見回し…気付いた、雷の落下地点にいたはずの遊海…だが、粉砕されたベッドからその姿が忽然と消えてしまっていたのだ!!

 

「しまった…!!まさか、遊海さん…狙って…!?ゆ、遊海さん─!!」

麻痺して自由の効かない身体で翠は叫ぶ事しかできなかった…。

 

 

 

Sideout

 

 

 

 

 

「ゆ、遊海─!?」

 

(「No.96」!お前は…いったい何を考えている!?)

囚われた遊海に気付いた遊馬達は96にその真意を問いただす…!

 

 

【クハハ…!その男は散々俺の事をコケにしてくれたからなぁ…!お前達と一緒に葬ってやろうと思ってなぁ!!】

 

「て…テメェェ!!遊海は関係ねぇだろうが─!!」

96の身勝手な言葉を聞いた遊馬は怒りを露わにする、遊海はかつて96を歯牙にもかけずに倒した事があった…96はそれを根に持っていたのだ…!

 

 

【さぁ…!その男を助けたいなら掛かって来い…!!】

 

((くっ…バリアンズスフィアフィールドは私と遊海にとっては()()…!時間が長引けば彼も…遊馬も危険だ…!私が倒れている場合ではない!!))

 

不敵に笑う96を前にアストラルは思考する…こうして考えている今も、アストラルと遊馬はスフィアフィールドから放たれる電撃にじわじわとその身を灼かれ続けている、それは水晶に閉じ込められている遊海も同じ…否、スフィアフィールドの起点に囚われているなら、さらにダメージが強いかもしれない…。

遊馬と遊海の体の事を考えれば…今の「最善手」は…。

 

 

 

(ぐっ…!!遊馬、このデュエル…勝つぞ!!)

 

「アストラル…!おう!!奴を倒して、遊海を助けるんだ!」

アストラルは全身を包む痛みを堪えながら立ち上がり、遊馬と並び立つ!

 

 

【最後の別れは済んだか?さぁ…デュエルだ!!】

 

「覚悟しやがれ!『No.96』!オレ達の絆で…お前を倒す!!」

 

 

次元の狭間で96と遊馬達の最後の決闘が始まる!!

 

 

 

 

【「デュエル!!」】

 

 

 

デュエルダイジェスト 邪神・No.96対遊馬&アストラル

 

 

 

 

 

96

 

 

【現れろ!我が分身「No.96」!「ブラック・ミスト」!】

先攻を取ったのは96…彼は自身の分身を呼び出し、さらに…!

 

 

【さぁ…!神の力を見るがいい!「RUM-バリアンズ・フォース」を発動!「ブラックミスト」をランクアップさせ、カオスエクシーズに進化させる!カオス・エクシーズチェンジィィ!!】

 

 

96

 

 

【現れろ!「CNo.96」!混沌なる漆黒の風と共に舞い降りろ!「ブラック・ストーム」!!】

暗黒の爆発と共にブラックミストが新生…混沌の力を纏いし悪魔の獣が現れる!

 

 

【アストラル…!これで貴様の消滅へのカウントダウンは始まった…!俺はカードを伏せ、ターンエンドだ!】

不敵な笑みを浮かべた96は静かにターンを終えた…。

 

 

 

(遊馬、早々にカオスナンバーズを召喚する戦略…必ず何かあるはずだ、気を付けろ…!)

 

「ああ…!いくぜ!!」

 

 

 

 

39

 

 

「現れろ!『No.39』!『希望皇ホープ』!」

遊馬はエースである希望の戦士を召喚…そしていきなり切り札を切る!

 

 

「一気にいくぜ!!オレは『RUM-ヌメロン・フォース』を発動!オレは『希望皇ホープ』を素材にオーバーレイ・ネットワークを再構築!カオス・エクシーズ・チェンジ!!」

 

 

39

 

 

「現れろ!『CNo.39』!希望に輝く魂が!森羅万象を網羅し、未来を導く力となる!『希望皇ホープレイ・ヴィクトリー』!」

光の爆発と共にホープが進化…遊馬とアストラルが掴んだ絆の象徴、勝利の皇帝が現れる!

 

 

【ククク…!】

 

(っ…?あの表情は…)

ホープレイヴィクトリーを前にしても…96は不敵な笑みを崩さない…!

 

 

「ぐっ…いくぜ!!『ヌメロンフォース』の効果により、このターンの間『ブラックストーム』の効果は無効となっている!!これで『ブラックストーム』の効果は発動できない!」

 

スフィアフィールドの電撃に耐えながら…遊馬は「ヌメロンフォース」の真価を発揮する。

『ブラックストーム』は戦闘破壊された時、お互いに戦闘ダメージを受ける効果を持っている…今ならば効果を気にする事なく、撃破できるが…96はそれを見透かしていた…!

 

 

【ハハハハ…アハハハハ!!まんまと俺の巡らせた策略に引っかかったなぁ…!】

 

「なにっ…!」

 

【アストラル…!このフィールドによってダメージを受け、白波を人質に取られた貴様らは不利…ならば、カオスエクシーズを召喚し、短期決戦で活路を見出す…そう来ると思っていた!!罠カード発動!「カオス・クロス」!相手が「C(カオス)」と名のつくエクシーズモンスターを特殊召喚した時!そのORUを全て墓地に送る!】

 

「なっ!?『ヴィクトリー』のORUが!?」

ホープレイヴィクトリーを紫電が貫き、その力を削ぐ…96は遊馬達を肉体・精神的に追い詰め、カオスエクシーズを召喚するように誘導していたのだ。

 

 

【そして…私はデッキからフィールド魔法を1枚、手札に加える…!さらにこのターン、「C」と名のつくモンスターは攻撃できない!】

 

「ぐっ…!攻撃を封じられた…!」

 

(遊馬…!ここは奴の出方を見るしかない…!)

 

「わかった…!カードを伏せ、ターンエンドだ!」

攻撃を封じられた遊馬はターンを終える…それは96の猛攻の狼煙だった…!

 

 

 

 

【俺のターン、ドロー!これで、神である俺の()()()()()()()()()()()()()!!俺はフィールド魔法「カオス・フィールド」を発動!】

 

(っ…!究極のフィールドだと!?)

96が禍々しいオーラを放つフィールド魔法を発動…するとスフィアフィールド突き破りながら赤紫の水晶が乱立し、遊馬達と96を包み込む…!!

 

【このカードは1ターンに1度、自分フィールドの「CNo.」のカオスORUを1つ使い、()()()()()()()()()()()からランダムに選んだ「No.」1体をモンスター効果を無効にし、自分フィールドに特殊召喚する!!】

 

 

「なんだって!?っあぐ…!?」

 

(遊馬!!)

「カオスフィールド」の規格外の効果に驚愕する遊馬に再びカオスの電撃が襲いかかる!

 

【ククッ…!「カオスフィールド」もまた『神』のフィールド…!貴様らに苦痛を与え続ける…もちろん、貴様にもなぁ─!!】

 

バヂッ!!

 

───!!?

 

「や、やめろぉぉ!!!」

96が中空に浮かぶ遊海の囚われた赤水晶に手をかざす…そしてカオスの稲妻が遊海を直撃…囚われた遊海は苦痛に顔を歪める…!

 

 

【そうだ…!もっと…もっと苦しめ!!我が「神の力」にひれ伏すがいい!!「カオスフィールド」の効果発動!貴様のナンバーズを戴くぞ!!】

 

ギィン!

 

「ぐっ!?ナンバーズが!!」

カオスフィールドから放たれたエネルギーが遊馬を直撃…96の手元にナンバーズを奪う…!

 

 

69

 

【フッ…開放しろ、怒りを!!現れろ!「No.69」!「紋章神(ゴッド・メダリオン)コート・オブ・アームズ」!】

 

「トロンのエースモンスター…!!」

96の場にWDCにおいて遊海・カイト・遊馬を苦しめた黒き魔神が現れる…!

 

 

 

「まずいぞ…!『コートオブアームズ』はエクシーズモンスターの効果を無効にして、自分の効果にできる…!」

 

「そんな…!!」

状況を見守る凌牙が冷や汗をかく…だが、神を自称する96はさらなる暴挙に出る…!

 

 

【驚くのはまだ早い…!「カオスフィールド」のさらなる効果発動!相手のエクストラデッキから奪った「No.」を1つランクが上の「CNo.」にランクアップさせる!!俺は「コートオブアームズ」でオーバーレイネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジィ!!】

 

(『RUM』の効果を持つフィールド魔法だと!?)

コートオブアームズが銀河に飛び込み、暗黒の爆発と共に再誕する!

 

 

69

 

 

【現れろ!「CNo.69」!「紋章死神(デス・メダリオン)カオス・オブ・アームズ」!!】

 

「『コートオブアームズ』が…敵のカオスエクシーズに…!?」

混沌の力を宿した異形の死神が遊馬に立ち塞がる…!!

 

 

【さぁ…いくぞ!「カオスオブアームズ」の効果発動!カオスORUを1つ使い!相手モンスター1体の攻撃力を自分のモンスターに加え、そのモンスターの効果を奪う!】

 

「しまった!!このまま攻撃を受けたら…!」

 

(4000のダメージを受けて、我々の敗北…!!)

 

【そう…これで貴様らは終わりだ!!】

カオスオブアームズの元々の攻撃力は4000、そこにヴィクトリーの攻撃力2800を加え6800…ワンショット・キルが成立してしまう…!

 

 

 

【「カオスオブアームズ」で「ホープレイヴィクトリー」を攻撃!カオス・デス・ドゥーム!!】

死神が凄まじいエネルギーを溜め、遊馬達に向けて構える…!

 

(くっ…!!遊馬!罠カードを!!)

 

「わかった!罠カード『ナンバーズ・マジック・バスター』発動!自分フィールドの『No.』をリリースし、デッキから永続魔法の効果を発動する!オレが選ぶのは…永続魔法『炎の護封剣』だ!!」

それは遊馬とアストラルの苦肉の策…勝利の皇帝が消え、数多の炎を纏う剣が遊馬を守る壁となる!

 

 

「『炎の護封剣』の効果発動!自分の場にモンスターがいない時!相手モンスターは攻撃できない!!」

 

【フッ…苦し紛れとはいえ、咄嗟に破滅を躱したのは褒めてやる…俺はカードを伏せ、ターンエンドだ】

 

「ぐっ…オレは負けねぇ…!ぐうぅ…!! 」

電撃を受け続け、満身創痍の遊馬…だが、その目はまだ死んではいない!

 

 

 

 

「オレの、ターン!ドロー!!」

 

(遊馬…!ここは仕掛けず、様子を見るぞ…!)

 

「わかった…!オレはカードを伏せ、ターンエンド…!!」

体制を立て直すべく、遊馬達は機を窺う…!

 

 

 

【機を窺う?手も足も出ないの間違いだろう?俺のターン!ドロー!!】

96は動かない遊馬達をあざ笑いながら…再び、カオスフィールドの効果を使う…!

 

 

【「カオスフィールド」の効果発動!「ブラックストーム」のORUを1つ使い!貴様のエクストラデッキの「No.」を戴く!!】

 

「くっ…!!」

再びカオスの力が遊馬に襲いかかり、ナンバーズが奪われる…そのカードは…!

 

 

92

 

 

【ククッ…!偽りの骸を捨て、神の龍となりて現われよ!「No.92」!「偽骸神龍Heart-eartH Dragon(ハート・アース・ドラゴン)」!】

 

「Dr.フェイカーのナンバーズ…!!」

それは息子を救う為、全てを捨て続けた男の切り札…凶悪なナンバーズが再び牙を剥く…!

 

 

【「カオスフィールド」の効果発動!!俺は「Heart-eartH Dragon」でオーバーレイネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!!】

暗黒の爆発と共に偽骸の神が再誕する…!

 

 

92

 

 

【現われよ!「CNo.92」!「偽骸虚龍Heart-eartH Chaos Dragon(ハート・アース・カオス・ドラゴン)」!!】

 

「『Heart-eartH Dragon』までカオスエクシーズに…!!」

カオスの力を得て肉体を捨て去り、骨のような身体となった神龍が咆哮する!

 

 

【「Heart-eartH Chaos Dragon」の効果発動!カオスORUを1つ使い、相手モンスター及び、魔法・罠カードの効果全てをターン終了時まで無効にする!!さらに!フィールドにセットされたカードも発動できない!!】

 

「なにっ─!?」

遊馬のフィールドを煉獄の炎が覆う…それにより全てのカードが凍りついてしまう!

 

 

【これで貴様らは丸裸も同然…!これで本当に終わりだ─!!】

 

「まだだ…まだオレは──!」

 

 

バチッ!!

 

 

「っあ…!?」

 

(遊馬…?遊馬!!しっかりしろ!!)

それは小さな不運…遊馬を襲った電撃の当たり所が悪く…遊馬は一瞬、意識を失った…。

 

 

 

 

 

 

Side遊馬

 

 

 

 

 

「力の流れを意識しろ、自分とモンスターの間に繋がる『糸』を意識するんだ!」

 

「ぐぬぬぬ…!」

そこは夕日の差すハートランドの海辺…そこで遊馬は遊海に精霊の力の指導を受けていた。

頭から湯気が出る程に力む遊馬…その前にはARビジョンではなく、半ば実態を持った『希望皇ホープ』が召喚されていた…。

 

 

「うおおっ…!!かっとビングだ!オレ─!!」

 

キィン─!

 

「よし!これで第二段階はクリアだ、並のサイコデュエリストよりは強くなったな!」

 

(よく頑張ったな、遊馬)

 

「ヒィ〜…疲れた〜!」

努力の結果、遊馬は単独でモンスターを実体化させる事に成功した…だが、あまりの疲労感に座り込んでしまう…。

 

 

「第三段階は『カードの精霊』と意思疎通する事だ…最近のソリッドビジョンやARビジョンは再現性が高いから勘違いしやすいが…あれは本当の意味で意思疎通できてる訳じゃない、次の目標はデュエル外で『ホープ』と動けるようになる事だな」

 

(遊馬、ホープはそこまで気難しい精霊ではない…すぐに応えてくれるさ)

 

「えっ…?アストラルはホープと話した事あるのか!?」

アストラルの思わぬ言葉に遊馬は驚く…。

 

 

(ああ、以前「No.96」の封印が緩んだ時、ホープと「No.49」だけが私に力を貸してくれたんだ…その時、僅かだがホープの意思を感じる事ができた)

 

「うぅ〜やっぱりアストラルはスゲェな〜…よーし!オレもお前に追いついて…追い抜かしてやるぜ!!」

 

(ああ…楽しみにしているぞ、遊馬……君になら、ナンバーズを託す事ができる…私が人間界で最初に出会ったのが君で良かった、ナンバーズを頼んだぞ…)

 

「アストラル…?」

 

「ほら!そんな湿っぽい話はするなよ?お前達はたくさんの人達に守られてるんだからな」

 

 

それは…バリアン襲撃前の穏やかな日々の1ページだった…。

 

 

 

Sideout

 

 

 

 

 

(遊馬…!遊馬!大丈夫か!?)

 

「あ、れ…?アストラル…?オレ、何して…?」

アストラルの呼びかけで遊馬は正気を取り戻す…。

 

 

(しっかりしろ!我々は「No.96」とのデュエル中だ!)

 

「っ─!!」

 

【どうしたぁ?幻覚でも見ていたのかなぁ?】

アストラルの言葉で遊馬は抜け落ちていた記憶を思い出す…ダメージの蓄積によって遊馬は一種の走馬灯を見ていたのだ。

 

 

 

 

 

『奴め…こんな所で勝手な事しやがって…』

同じ時、遊馬と96がデュエルする異次元にベクターがやって来る…彼はフィールド外の水晶に身を隠してデュエルの様子を窺っていた…。

 

『…だが、この「カオスフィールド」はいるだけで遊馬やアストラル…そして何故か捕まってる白波遊海にもダメージと苦痛を与える…楽しく見学させてもらうぜぇ…!!』

ベクターは愉快な状況を見ながら邪悪な笑みを浮かべた…。

 

 

 

 

 

 

(「Heart-eartH Chaos Dragon」の効果でフィールドの効果は封じられている…次の一手が正念場だ…!)

 

()だと?貴様らに次などない!!「カオスオブアームズ」でアストラルにダイレクトアタックだ!】

死神が再び凄まじいエネルギーを集中させる…!

 

 

(遊馬─!)

 

「おう!手札の『ガガガガードナー』の効果発動!ダイレクトアタックを受ける時、自身を攻撃表示で特殊召喚できる!そして自分フィールドにモンスターが召喚された事で『炎の護封剣』は破壊される!!」

凍りついた剣が砕け、盾を構えた戦士が現れる!

 

 

【チッ…悪あがきを!!「カオスオブアームズ」!「ガガガガードナー」を攻撃!】

 

(まだだ!「ガガガガードナー」の効果発動!手札を1枚捨てる事でバトルによる破壊を無効にする!)

 

「オレは手札の『タスケルトン』を墓地に送る─!ぐあああっ…!!」

ガガガガードナーは盾で攻撃を受け止めるが、攻撃の余波が遊馬を吹き飛ばす…!

 

 

【フン…貴様らの破滅は変わらん…!!『ブラックストーム』よ!「ガガガガードナー」を攻撃!その瞬間、効果発動!バトルする時!カオスORUを1つ使い、相手モンスターの攻撃力を0にし、その数値分自身の攻撃力を上げる!】

ガガガガードナーがカオスの力に貫かれ、力を奪われる!

 

「まだだ!オレは墓地の『タスケルトン』の効果発動!墓地のこのカードを除外し、『ガガガガードナー』の戦闘破壊を無効にし…受けるダメージを0にする!!」

 

《タスケル…トーン!!》

墓地から飛び出した子豚が自身の骨格を撃ち出し、攻撃を受け止める!

 

 

【往生際の悪い…!!見苦しいぞ、アストラル!!】

 

(私達は…負けはしない!!)

攻撃を耐え続ける遊馬達に96は苛立ちを募らせる…!

 

 

【なら…さらなる苦痛を味わうがいい!「Heart-eartH Chaos Dragon」で「ガガガガードナー」を攻撃!カオス・ブレイク・キャノン!!】

 

「ぐあああっ!!」

Heart-eartH Chaos Dragonのブレスがガガガガードナーを粉砕、遊馬達は吹き飛ばされ…

 

 

バヂッ…バリバリバリ!!

 

 

「があ"あ"あ"あ"!?」

 

(あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!)

 

 

「遊馬!アストラル!!」

カオスフィールドを構成する水晶の壁に激突、今までで一番強いカオスの電撃が遊馬とアストラルの体を灼き焦がした…残りライフは僅か500…!

 

 

【クハハ…!残りライフは僅か500、そしてボロボロの体でまだ戦うつもりかぁ?】

 

「う、ぐ……まだ、まだだ…!オレ達は、負けてねぇ!!」

今までで一番の苦痛に顔を歪めながら…遊馬は96を睨む…!

 

【愚かな人間め…ならば、これを見るがいい!!「Heart-eartH Chaos Dragon」の効果発動!このターンのバトルで自分が相手にダメージを与えた時、その数値分俺のライフを回復する!俺の与えたダメージは3500…つまり…?】

 

「ライフポイント…7500…!?」

Heart-eartH Chaos Dragonから放たれた波動が96のライフを大幅に回復する…!

 

 

【どうだ…わかったか?俺には勝てないという事が…!】

 

「ふざ、けんな…!オレ達は絶対に、負けねぇ…!!オレとアストラルの、絆の力を…お前に見せてやる!!」

震える足で遊馬は立ち上がる…!その瞳に諦めの色はない…!

 

「かっとびんぐ………ぁ…」

 

(遊馬!!)

 

「遊馬!!」

 

【ギャハハハ…!口先だけか?遊馬ぁ…!】

遊馬の魂は燃え尽きてはいない…だが、度重なるダメージによって肉体は既に限界を超えてしまっていた…。

 

 

 

(遊馬…君はよく戦ってくれた…!少し休むんだ…!)

 

「うっ…何、言ってんだよ…おれは、大丈夫…!遊海を、助けねぇと…!ぐうっ…!?」

倒れてしまった遊馬は囚われた遊海を見つめる…遊馬達と同じく電撃を受け続けた遊海は明らかに顔色が悪くなっている…。

 

 

(遊馬…あとは、私に任せてくれ!)

アストラルはデュエルディスクを呼び出し、遊馬の代わりに96へと立ち向かう…!

 

(遊馬…君はいつも諦めない心、そして振り向かず…まっすぐ進む意思を持って歩み続けている…信じたモノに向かって…!遊馬…どのような形になっても、私達は共に戦っている!!)

 

「アストラル…」

アストラルは遊馬へと優しく声をかける…自身もギリギリの中、遊馬との「友情」を糧にアストラルは立ち上がる!

 

 

 

(さぁ…「No.96」!私が相手だ!!)

 

【フン…くだらん、何が諦めない心…まっすぐに進む意思だ?】

96は立ち上がったアストラルを見下しながら…「絆」を否定する…。

 

 

【アストラル世界によく似ている…ほんの僅かな()()の染みで崩壊するような脆弱な世界…その証拠にこの俺が!アストラル世界はおろかバリアン世界や人間界すら崩壊させようとしているのだ!そう…俺は「神」という存在なのだ!!アストラル、貴様は…ここで消滅する!!】

96は絆を否定し、アストラルを追い詰めるさらなる一手を打つ…!

 

 

【オレは永続魔法「ナンバーズ・カルマ」を発動!その効果により、お互いのプレイヤーは自分エンドフェイズに自分の場に「No.」が存在しない時!500ダメージを受ける!】

 

「なにっ…!」

 

「これで次のターン、アストラルがナンバーズを召喚できなければ…敗北が決まる…!」

現在、アストラルの手札は0…伏せカードは1枚、次のドロー次第で勝敗が決まる…!

 

【オレはカードを1枚伏せ、ターンエンドだぁ…!】

 

 

 

((私の伏せカードは罠カード『ナンバーズ・リターン』…それによって墓地のナンバーズを復活させる事ができる、我々の墓地に眠るのは『ホープ』『コートオブアームズ』『Heart-eartHDragon』の3体…))

伏せカードを確認しながらアストラルは考える…。

 

『ホープ』は攻撃力は低いが、『ホープレイ』に進化させる事で大ダメージを狙える。

 

『コートオブアームズ』は相手のエクシーズモンスターの効果を無効にし、効果を奪う事ができる。

 

『Heart-eartH Dragon』は特殊召喚時に相手モンスターを守備表示にし、戦闘ダメージを相手に跳ね返す事ができる…。

 

 

((おそらく、『ナンバーズカルマ』は私の思考を誘導する為のモノ…そして、あの伏せカードはおそらく「No.」への対策を狙っている……そうだったな、遊馬…私は……))

アストラルが選んだ決断は…!

 

 

 

 

(私のターン!常に前を向いて…迷わずに進む!!罠カード『ナンバーズ・リターン』を発動!このカードは自分のターンにのみ発動できる!その効果により、墓地より復活せよ!『希望皇ホープ』!!)

 

【っ…!!】

アストラルのフィールドに希望の戦士が舞い戻る!

 

 

(『ナンバーズリターン』のさらなる効果発動!墓地の『コートオブアームズ』と『Heart-eartH Dragon』を『ホープ』のORUにする!)

 

【フン、他に強力なナンバーズがいるというのに…「ホープ」を復活だと?笑わせるな!アハハハ!!】

 

「『ホープ』は…オレと、アストラルの最初の絆だ!!」

現れたホープを嘲笑う96…だが、倒れた遊馬はアストラルの想いを感じ取る!

 

 

「どんなやべぇデュエルの時でも、いつも必ず『ホープ』がいた…!『ホープ』はオレ達と一番長く、一緒に戦ってきた…!希望の仲間なんだ!だから…オレ達は信じるんだ!!」

アストラルと遊馬の衝突によってばら撒かれた数多のナンバーズ…その中で遊馬達の手元に唯一残ったのが『希望皇ホープ』だった。

 

それからホープは遊馬とアストラルと共に戦い続けた、アストラルとの『友情』で『ホープレイ』に進化し…カオスの力を得て『ホープレイV』に…そしてアストラルとの『真の絆』によって『ホープレイ・ヴィクトリー』へと進化した…遊馬達の戦いは『ホープ』と共にあったのだ…!

 

 

 

【愚かな…!その『信じる』という安っぽい感情は嫉妬や猜疑心、憎しみを生み、そして裏切りを生む!…個々の存在という煩わしい面倒なものを消し去り、ただ『神』である我だけがいればいい!それこそが理想の世界なのだ!】

96は『絆』を…『信頼』を否定する、だが…。

 

「くだらねぇ……くだらねえよ!!そんな理想の世界なんて、いらねえ─!!」

遊馬もまた96の『理想の世界(ディストピア)』を否定する!!

 

 

「みんなバラバラで…いろんな奴がいるからいいんだ!…そりゃあ失敗や間違いだってするさ!でも、間違ったら、誰かが教えてやればいいんだ!その為に友達が…!仲間がいるんじゃねぇか!!」

それは遊馬の魂の咆哮…たくさんの友達やデュエリスト達とぶつかりあい、戦い…その中て遊馬が見つけ出した『答え』だった…。

 

「仲間がいて、ひとつになって…そんで2倍も3倍もすっげぇ力が生まれるんだ!!みんなで生きているから楽しいんだ!面白いんじゃねぇか─!!」

それが遊馬の求める『理想』、みんなで手を取り合い、共に生きていく世界…遊馬は仲間達を守る為に魂の炎を燃え上がらせる!

 

 

(遊馬、2人で決着をつけるぞ…!ZEXALだ!!)

 

「ああ!!かっとビングだ─!!」

遊馬とアストラル、2人の『絆』が…再び奇跡を紡ぐ!!

 

 

 

オレはオレ自身と!

 

私で!オーバーレイ!!

 

赤と青の閃光となった2人がカオス・フィールドを駆け巡る!

 

オレ達2人でオーバーレイ・ネットワークを構築!!

 

真の絆で結ばれし2人の心が重なった時、語り継ぐべき奇跡が現れる!

 

エクシーズチェンジ!ZEXAL!

 

遊馬とアストラルが真の絆で結ばれた事で進化した、希望の光…ZEXALⅡが光臨する!

 

 

 

【ZEXALだと…?だが、既にドローフェイズが終わったお前に何ができる!!】

 

『いいや…!仲間との絆が…必ずお前を打ち砕く!!オレは「希望皇ホープ」でオーバーレイ・ネットワークを再構築!カオス・エクシーズチェンジ!!』

 

39

 

『現れろ!「CNo.39」!混沌を光に変える使者!「希望皇ホープレイ」!!』

遊馬とアストラルの絆の結晶…黒き希望の戦士が現れる!!

 

 

【馬鹿め…!罠カード発動!「ナンバーズ・デス・ロック」!相手の「No.」1体の効果と攻撃を封じる!!】

 

『っ─!!』

ホープレイがカオスフィールドから突き出した水晶に拘束されてしまう…!

 

 

【さらに、そのモンスターはこのターンの終わりに破壊され…お前達はその攻撃力分のダメージを受ける!今度こそ終わりだぁぁ!!】

 

(遊馬…いくぞ!)

 

『おう!!』

ホープレイを封印した事で勝ち誇る96…だが、ZEXALの手札にはこの状況を打開する1枚があった!

 

 

『オレは魔法カード「エクシーズ・トレジャー」を発動!フィールド上に存在するエクシーズモンスター1体につき、1枚ドローできる!よって…4枚のドローだ!!』

 

【なにィィ!?】

それは最強のドローカード…アストラルはそのカードを引き当てていたのだ…!

 

『最強デュエリストのデュエルは全て必然!ドローカードさえも、デュエリストが創造する!シャイニング・ドロー!』

驚異の4枚ドロー…それが勝利を導く鍵となる!

 

 

『魔法カード「希望の鼓動(ホープ・ハート・ビート)」発動!「ホープ」と名のついたモンスターは相手のカード効果を受けず、既に発動しているカード効果は無効となり破壊される!!』

ホープレイを拘束していた水晶が砕け散る!

 

『そして「ホープレイ」の効果発動!ORU3つ全てを使い、自身の攻撃力を1500アップし「カオスオブアームズ」の攻撃力を3000ダウンさせる!オーバーレイ・チャージ!!』

ホープレイが希望を纏い、全力を開放する!

 

 

『ここからだ!オレは「ZW-極星神馬聖鎧(スレイプニール・メイル)」を召喚!』

新たなゼアルウェポン…北欧神話の大神・オーディンが乗る神馬の名を持つモンスターが現れる!

 

『このカードは「ホープレイ」の装備カードとなり、その攻撃力分「ホープレイ」の攻撃力をアップする!これで攻撃力5000だ!!』

ホープレイがスレイプニルに機乗する!

 

 

『さらに速攻魔法「オーバー・テイク・サモン」を発動!相手の場のORUを1つ使い、自分の手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる!オレは「ブラックストーム」の最後のORUを使い、「ZW-阿修羅副腕(アシュラ・ブロー)」を特殊召喚!!』

 

【なにっ!?】

ブラックストームのORUを除去したZEXALは悪鬼を滅する戦闘神の名を持つ武装を呼び出す!

 

 

『「阿修羅副腕」は「ホープレイ」の装備カードとなり、その攻撃力を1000アップさせ!さらに!相手フィールド全てのモンスターに攻撃できる!!』

阿修羅副腕がホープレイに装備される…神馬に乗り、6本の腕を持つその姿…まさに全ての悪を調伏する『阿修羅』の如く!!

 

 

 

『いっけぇ!「ホープレイ!」まずは「Heart-eartH Chaos Dragon」を攻撃!!』

 

【甘いわぁぁ!!罠カード発動!「カオス・アライアンス」!自分フィールドの「CNo.」の攻撃力を自分フィールドで最も攻撃力の高いモンスターと同じにする!「ブラックストーム」の攻撃力は2500…!よって「Heart-eartH Chaos Dragon」と「カオスオブアームズ」の攻撃力は共に2500となる!!】

 

『それでも、ダメージは通る!!ホープ剣アシュラ・ディバイナー!!』

 

【うがあああ!!】

ホープレイの五連斬りがHeart-eartH Chaos Dragonを粉砕する!!

 

 

『続いて「カオスオブアームズ」を攻撃!アシュラ・ディバイナー!!』

 

【ぬああああ!!?】

最凶の死神が粉砕される…だが、最強の壁が残っている…!

 

 

『あとは…「ブラックストーム」だけ…!!これで終わりだ!!「ホープレイ」!!』

 

【忘れたのかぁ?「ブラックストーム」は破壊された時、発生するダメージをお互いに与える!!】

 

『同じ手は…2度と喰わない!!』

 

【なに…!?】

カオスの電撃に灼かれながら…ZEXALは攻撃を仕掛ける!

 

 

『「極星神馬聖鎧」のさらなる効果発動!装備モンスターがバトルする時、自身の攻撃力を相手モンスターの攻撃力と同じにできる!』

 

【なっ…相討ち狙いだと─!?】

神馬の力でホープレイの攻撃力が下がり…ブラックストームと相討ちになる!

 

 

【ぐうぅ…!!愚かな!これで貴様の場には「No.」がいなくなった!エンドフェイズに「ナンバーズカルマ」の効果でお前達の負けだぁぁ!!】

 

『それはどうかな…!オレのターンはまだ、終わっていない!!』

 

【なに…!】

爆煙が晴れた先…ZEXALは不敵な笑みを浮かべていた…!

 

 

『「極星神馬聖鎧」の最後の効果発動!装備モンスターが破壊された時、墓地から「希望皇ホープ」を特殊召喚する!!現れろ!「希望皇ホープ」!!』

 

【ば、馬鹿な─!!】

希望の光を纏い、希望の戦士が2度目の復活を遂げる!

 

『言ったはずだ…!オレ達の絆が、希望が!必ず勝利に導くと!!』

 

【馬鹿な…この俺が…神が負けるというのか!?】

 

『いっけぇ!「希望皇ホープ」!「No.96」にダイレクトアタック!ホープ剣ラグナ・カイザー・スラッシュ!!』

 

【あ、ああ…!?ぐあああああ!!】

 

希望の剣が…ついに混沌の邪神を斬り裂いた…!

 

 

 

No.96 LP0

 

ZEXALⅡ WIN!

 

 

 

 

 

 

 

『はぁ…はぁ…!やった、ぜ…!』

デュエルが終わり、ARビジョンが消えていく中…ZEXALは膝をつく…疲労困憊の遊馬は既に指1本動かすのもやっとの状態だった…。

 

 

バキッ…バキバキ…バキーン!

 

 

「っ!?父さん!!『アビス・スプラッシュ』─!!」

96の敗北によって遊海を閉じ込めていた水晶が崩壊…空中に投げ出された遊海は凌牙が咄嗟に召喚した「アビススプラッシュ」に受け止められ、彼らの横に寝かせられる。

 

 

「遊海さん!!」

 

「オービタル!」

 

《ハッ!…解析中……衰弱が激しいでアリマス…!早く病院へ連れて行かなければ危ないでアリマス!!》

カイトの指示でオービタルが遊海の身体を調べる…カオスの力を受け続けた遊海は…既に虫の息だった…。

 

 

 

『っ…早く、遊海を…翠さんの所に…っぐ…!』

 

(焦るな…君も相当ダメージが深い、ゆっくり呼吸を整えるんだ)

遊海の状況を聞いた遊馬は立とうとするが…その身体はすぐに動ける状態ではなかった…。

 

 

 

 

【負けた、のか…?神である、この俺が……あるわけない…あるわけない!!

ホープによって吹き飛ばされ、致命傷を負った96は…思わぬ行動を取る!!

 

 

 

アストラル!!貴様が勝ったというのなら…!この俺を…その身体に受け止めてみろぉぉ!!

 

『なっ─!?』

敗北した96がその身をカオスの槍に変え、ZEXALへ向けて突撃する…遊馬は身動きが取れない!!

 

 

 

 

(遊馬!!)

 

 

「うあっ…!?」

 

 

 

 

グサッ!

 

 

 

(ぐ、う…!!)

 

「あ、ああ……アストラル!!」

 

 

 

 

それは一瞬の事だった、96の突撃を回避できないと判断したアストラルは咄嗟にZEXALを解除、遊馬を突き飛ばしたが…アストラルに96の突撃が直撃したのだ。

 

 

「アストラル!!」

 

来るな!!遊馬…来ては、いけない…!!)

胸を貫かれ、光の血を流すアストラル…その身体を96のカオスの力が包み込む…!

 

アストラル…!貴様にアストラル世界は救えなィィ…!俺は神…神なのだああああ!!

 

(つ──!!!)

96の力が暴走…次元の狭間のバランスが崩れ、崩壊し始める…!

 

 

全て…スベテヲ消し去ってやる!!お前モ…オマエの仲間モ!!すべてォォォ!!

96は再びアストラルを乗っ取り、自爆する事でアストラル諸共…遊馬達を死なせようとしている…!!

 

 

(いけない…!このままでは………すまない、遊馬─!!)

遊馬を…仲間達を守る為に…アストラルは覚悟を決めた。

 

 

 

(あああ…ハアアアアアアアアア!!)

 

【や、ヤメロ…やめろぉおぉおぉおぉおぉお!!!

 

 

 

「アストラル…!?アストラル─!!」

 

アストラルは自身の持つ光をエネルギーに変え、開放する…それにより、96の邪念は消え去り…。

 

 

 

 

ドオオオン!!

 

 

 

光の大爆発が次元の狭間を包み込んだ…。

 

 

 

 

 

 

 

「痛てて……あ、アストラル!!」

 

─遊馬…無事、だったか…─

光の爆発で吹き飛ばされた遊馬はアストラルに駆け寄る、その身体は静かに明滅していた…まるで消えかけの蝋燭のように…。

 

 

「バカ野郎…!無茶しやがって…なんでZEXALを解いたんだ!!」

 

─君を巻き込む訳にはいかなかったからな…許してくれ─

 

「なんでだよ!?オレ達、仲間だろ…相棒だろうが…!!」

 

─仲間か…そう、君はかけがえのない「仲間」だから…─

アストラルは穏やかに笑う…。

 

 

─君には繰り返し、教えられたな、仲間の大切さ…仲間を信じる心を……お別れだ、遊馬…ナンバーズを、頼んだぞ…─

 

「えっ…?」

お別れ…そう言ったアストラルの体が足元から粒子となって消えていく…。

 

「な、なんでだよ!?お別れって…嫌だよ!!お別れなんて!!」

 

─遊馬…君は、1人ではない…きっと大丈夫……─

 

「待て…!待ってくれよ!アストラル!!いくなよ!何処にも行かないでくれよ!!」

アストラルへと必死に手を伸ばす遊馬…だが、その手は届かない…。

 

 

─ありがとう─

 

 

穏やかな笑みを浮かべたまま、アストラルは光の粒子となってしまう…アストラルだった光は彼の足元に開いていた青い穴へと吸い込まれていく…。

 

「アストラル!!」

 

カラン…

 

絶叫する遊馬…その首から「皇の鍵」が外れ、アストラルを追うように次元の穴へと落ちていった…。

 

 

 

 

キィン─…

 

 

 

 

 

 

「ここは、元の場所…?」

気付いた時、遊馬達は元の場所に戻っていた…厚い雲は嘘のように消え去り、オレンジ色の夕日がハートランドを照らしている…。

 

 

「アストラル…アストラルは!?」

遊馬は周囲を見渡す…自分達が戻れたのなら、アストラルもと…だが…。

 

 

「うっ…うう…!」

 

「………」

 

「………」

 

「小鳥…シャーク…カイト…!?」

座り込んだ小鳥はすすり泣き、遊海を抱えた凌牙は俯き…カイトは背中を見せる…彼らはもう分かっていた、アストラルは…死んでしまったのだと。

 

 

「アストラル……アストラルぅぅ!!ああ…あ"あ"あ"あ"あ"ああぁぁ!!」

 

 

 

夕日の照らすハートランドに遊馬の慟哭が木霊した…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《翠!遊馬達が……!》

 

「あ…遊馬君…!遊海さん!!」

 

「母さん…」

日が完全に沈みかけた頃、遊馬達と遊海を探していた翠が彼らを発見する…彼らの様子は一様に沈んでいた…。

 

 

「…アストラルが、死んだ」

 

「っ…!」

凌牙の一言で翠は状況を把握する、泣き崩れている遊馬…その胸元にあるはずの「皇の鍵」は失われていた…。

 

 

「あ、ああ…うあああ…」

 

「……遊馬君…」

 

 

 

翠は…泣き続ける遊馬を、静かに抱きしめる事しかできなかった…。

 

 

 

 

 

 




Next Episode…







ナンバーズ96との熾烈な戦いの末、遊馬を守ったアストラルは消滅してしまった…しかし、ベクターとドン・サウザンドは追撃の手を緩める事なく、遊馬達が持つ『No.』を奪う為…新たな刺客を差し向ける…!




『人の記憶は蜜の味…ってなぁ…!』



『テメェ…!オレの何コ下だ!!先輩を立てやがれ!!』
 


『僕チンはどデカいモンスターは嫌いなんだって蚊ァ…!』



『ハートランドよ!私は帰って来た!ハートバーニング!!』




そして…勇士達を助ける為、再び彼らが動き出す!





「君は僕の一番大事な友達…その君の悲しみを放っておけないよ」



「忘れたのか?お前の一番の『ファン』の事をよぉ!」



「今こそ、我らが動く時…!」




そして…消えてしまったアストラルの手掛かりを掴む為、遊馬はついにアストラルの故郷…「アストラル世界」へと足を踏み入れる!



『私の名はエナ…貴方にお願いがあるのです…!』



『貴方ならば…きっと、この世界を変える事ができる…そして、我が友を救う事も…!』



【我はこの世界の『理想』を求める者…アストラル世界の意思…!】



青き世界で遊馬が目にするモノとは?






そして……ついに、「覚醒の刻」が訪れる──






  







『…デュエルだ、父さん』




「ああ、受けて立とう…凌牙」




「こうしてデュエルするのも…久しぶりね、璃緒ちゃん」




『母さん…ごめん…!』










転生して決闘の観測者になった話 第4.5章 近日執筆開始予定…















『………ああ……そんなところに、いたのか……』
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