転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
えっと、あの…この数日でお気に入り登録してくれた方が10名以上増えてるのですが…えぇ…?(困惑)
…み、みなさまの期待に応えられるように頑張らないと!!
アストラルを救い出し、アストラル世界を変えた遊馬…一方その頃、人間界にはバリアンの魔の手が伸びていた…!
それでは…最新話をどうぞ!
『臨時ニュースをお伝えします!現在、日本を含めた世界各国で一斉に暴動が発生しています!情報によりますと空から落ちてきたカードを手にした人々が──……』
「また暴動か…」
『この数日、世界中で起こってるね…今日の朝からハートランドでも…』
そこはアークライト兄弟が拠点とする潜水艦、そこでⅢとⅤ、そして遊馬と小鳥を除くナンバーズクラブの面々は遊馬の帰りを待ちながら臨時ニュースを聞いていた。
遊馬がハートランドを離れた翌日、世界中で同時多発的に暴動が発生し始めた…その影響はハートランドにも及び、遊馬を心配した彼らは一番情報が集まるであろう潜水艦で待機していたのだ。
「いったい、原因はにゃんなの…?」
『どうやら…原因は「ナンバーズ」のようです…これを見てください』
「「「ナンバーズが…?」」」
潜水艦の舵を握るⅢが暴動の映像を拡大する…暴動に参加している人々の手には赤紫色の光を放つカードが握られていた…。
『遊海さんによると…「何者かがナンバーズの『偽物』を作り、人々の『負の感情』を刺激している」と言っています……その影響を受けている人数は百万人近いと…』
「に、偽物のナンバーズが…100万枚!?」
Ⅲの言葉を聞いた等々力が驚愕する…。
『本当ならあり得ない話だが……十中八九、バリアンの仕業だろうな…お前らは
「ひ、拾ってニャイわ!」
「僕も!」
「オレもだ!」
「オイラも拾ってないウラ!」
『なら良いが…』
Ⅳの問い掛けにナンバーズクラブの面々は首を振った。
「それより…遊馬はどうなったウラ!なんの連絡もないウラ!」
『Ⅴから「連絡するな」って言われてるんだ…バリアンの事を警戒してな』
徳之助が遊馬の行方を訊ねるがⅣはため息をつく…バリアンからのハッキング対策でⅣ達からは連絡が取れなかったのだ…。
ピコーン!ピコーン!
『噂をすれば…!兄様達が帰って来たようです!』
潜水艦のレーダーが反応を示す、それはⅤ達の乗る輸送機の反応だった…彼らは合流するべくハートランドの港にあるカイトの研究所へと向かった…。
一方、その頃…
Side遊海
「バトル…!『
『うわあああ!!』
「バトルだ!『E・HEROネオス』で『No.85デンジャラス・ボックス』を攻撃!さらに手札の『オネスト』の効果発動!『ネオス』の攻撃力に相手モンスターの攻撃力を加える!いっけぇ!オネスティ・ネオス・フォース!!」
「きゃあああ─!?」
「く、くそ…キリがない…!!」
「先生…!無理しないで休んでくれ!
「大、丈夫……幸いにも、洗脳された人々はそこまで強くない……少しでも、人々を開放するんだ…!!」
「先生…!」
ハートランドの暴動現場…そこではメタルナイトとなった遊海と十代が「偽りのナンバーズ」に支配された人々を前に奮闘していた…翠と瀬人は別の場所で人々の避難を手伝っている…。
《マスター…今は
「くっ…我ながら、考えが浅かった…!うぐっ…!!」
ハートランド降りそそいだ無数のナンバーズ…それを前に遊海は人々の手に渡る前に消し飛ばしてしまえば被害を押さえられると考えた…だが…──
……………
「遊海さん…」
「ナンバーズはナンバーズでなければ破壊できない…なら、俺のナンバーズで粉砕する!!
翠が見守る中…渾身の力を込めた光の斬撃がハートの塔の頂上から放たれる、それは降りそそぐナンバーズを確かに斬り裂いた…だが…。
ギィン…バリバリバリ!!!
「なっ!?ぐああああああああっ!?!?」
《マスター!!!》
「遊海さん!!」
斬り裂かれたナンバーズのエネルギーが赤雷となって遊海を焼き焦がす…遊海は全身から煙を吐きながら倒れ込んでしまった…。
「がっ…おれ、対策は……万全って、訳か……ベクター、め……」
「ゆ、遊海さん!す、すぐに治療を─!!」
ベクターに対する悪態をつきながら遊海は意識を失った…。
…………
ギィン─!
《っ…!空間質量の変化を確認…!バリアン世界と人間界の融合が始まりました!!》
「ついに、始まったか…!!十代!これからのデュエルは全て命懸けになる…!気をつけろ!!」
「わかったっ…!!」
アヤカの言葉と共にハートランドの空を赤紫色の雲が覆っていく……ハートランドの……人間界とバリアン世界の長い戦いがついに始まった…!
Sideout
Sideナンバーズクラブ&アークライト兄弟
「ゆ、遊馬を送り出した『次元の扉』が…閉じた!?」
「ど、どうして!?それじゃあ遊馬は!!」
「もう、戻って来れない…ウラ…?」
『…わからない…』
カイトの研究所は重い空気に包まれていた、輸送機に乗って帰って来たのはⅤ・カイト・小鳥の3人だけだった。
遊馬を送り出したカイト達は装置の前で遊馬を待ち続けた…だが、アストラル世界で行われていたエリファス対遊馬のデュエルによる膨大なエネルギーの逆流によって装置が限界を迎えて爆発…カイト達はその直前に苦渋の決断をし、脱出したのだ…。
「そ、そうです!遊海さんに頼めば…!遊海さんの精霊にアストラル世界へ…!!」
『それは…難しいだろう、あの人は暴徒の対応で手一杯のようだ…それに、バリアンが動き出した状況で1番の戦力が人間界を離れるのは危険すぎる』
「っ…そう、ですね……」
等々力の提案をⅤが退ける…ニュースでもメタルナイトやKC、警察が必死に暴動を押さえる為に奮闘している様子が映し出されていた…。
「遊馬…やだ…帰ってこないなんてやだぁ!!」
「…大丈夫よ、キャッシー…遊馬は…遊馬は絶対に帰ってくるわ…!」
「小鳥…」
遊馬の退路が断たれた事を知ったキャッシーが泣き始める…だが、それを小鳥が慰める。
「今までだって、必ず無事に帰ってきたじゃない…!」
「そうだな…!アイツは悪運が強いからな!!」
涙を浮かべながらも遊馬を信じる小鳥、その言葉に鉄男も頷く!
「アイツは帰ってくる、アストラルを連れてな…」
そしてそれは脱出の判断をしたカイトも同じ…カイトは遊馬の運の強さを信じていた…。
【美しい…美しい…!実に美しい友情デスねぇ…!】
「「『っ!?』」」
「Mr.ハートランド!?」
突然、カイトの研究室のモニターが切り替わる…そこに映し出されたのはバリアンの手先となったMr.ハートランドだった!
『どうやってこの場所が…!』
【クフフ…もうキミ達が九十九遊馬と再会する事は永遠にありない…!さぁ、外に出てくるがいい!!】
「くっ…外に出るぞ!!」
カイト達は逃げ場のない屋内にいる事を避け、外に飛び出した…!
【ボンジュール!皆様…ゆっくり思い出話をしたいところですが…そうもいかないようです…】
「ハートランド…!!」
ハートランドの港…その荷物用タワークレーンの上でハートランドは不敵な笑みを浮かべる…!
【さぁ、それではご注目…!イッツ…ショータイム─!!】
ギィン─! ピッシャァァン!!
「なっ…!?」
「なんなの!?」
ハートランドの言葉と共にハートランドの空が赤紫に染まり、赤雷の柱が海に立ち上がる…それはバリアンの最終作戦の始まりを意味していた…!
ズン─!!
『ぐっ─!?』
「か、体が…重い…!?」
《空間質量の変化を確認!あの光はバリアン世界のエネルギーでアリマス!!》
「なん、だと…!!」
突然、重量が増したように体が重くなるカイト達…さらにオービタル7の観測結果に驚愕する…!
『もしや…あれは人間界とバリアン世界を繋ぐモノなのか!?』
【大・正・解!!賞品はあの世への永遠の旅…!団体様にてご招待しましょう!トウッ!】
Ⅴの言葉を肯定したハートランドは彼らの前に着地する…!
「貴様…どうやって此処を突き止めた…!」
【フフッ…この私を誰だと思ってるんだね?Dr.フェイカーが所有している建物は全て知っているのさ……さて、冥土の土産に何が起きているのか教えてやろう…!】
カイトの問いに答えたハートランドは嬉々として語り始める…!
【全ては我々がこの世界に配ったナンバーズの効果…!心に人一倍欲望を持ち、それを抑えきれない…そんな心の弱い者に「偽りのナンバーズ」は引き寄せられる…そしてナンバーズを手にした人々の負の心は増幅され、感情のコントロールができなくなり……最後にはドス黒いエネルギーとなってバリアン世界と人間界を繋ぐパイプに吸い込まれる…!そして次元の異なる2つの世界を引き寄せる力となる!つまり…人間界はバリアン世界と融合するのだよ─!!】
「「『なんだって!?』」」
ハートランドの言葉と共に無数の光が赤雷の柱に吸い込まれていく、それは偽りのナンバーズを手にした人々の末路……彼らはバリアン世界と人間界を繋ぐ「人柱」にされてしまったのだ…。
『そんな事をして…狙いはなんだ!!』
【それは──】
「想像はつく、バリアン世界がこの世界を飲み込み融合すれば…ハルトがやっていたようにアストラル世界への攻撃が可能になる…!」
【わ、私のセリフを取るな─!!】
カイトがバリアンの目的を言い当てる…バリアン世界とアストラル世界は共に高次元にある異世界…それ故にお互いに直接干渉する事ができなかった…。
しかし、カオスに溢れた人間界を融合させバリアン世界の力を高める事でアストラル世界に攻撃しようとしているのだ…!
『確かにこのままでは、我々の世界がバリアン世界に飲まれ
【安心するがいい…どうせ、間もなくみんな
滅びゆく人間界を前にハートランドは醜悪な笑みを浮かべる…!
「貴様の思い通りにさせん…!ナンバーズが欲しいなら、腕ずくで奪ってみろ!!」
【カイト…ああ…言われなくても!!お前からは腕ずく力ずくで叩きのめすつもりだ!!ナンバーズハンターにしてやった恩を忘れた裏切り者が!!】
ハートランドの前に立ち塞がるカイト…その姿を見たハートランドは激昂する…!
「貴様に恩などと…虫酸が走る…!第一、貴様のような雑魚の配下になった覚えはない!このコソ泥が!!」
【黙れ…黙れ黙れ黙れぇぇ!!デュエルだああああ!】
「望むところだ!!」
Mr.ハートランドとカイト…因縁深い2人のデュエルが始まる…!
【「デュエル!!」】
デュエルダイジェスト カイト対Mr.ハートランド
ドクン…!
「っぐ…!?(な、なんだ…この痛みは…!?)」
デュエルが始まる寸前、カイトの体に激痛が襲いかかる…突然の事にカイトは膝をついてしまう…!
【苦しいだろう?カイト…!この世界は
カイトの苦しむ様を見たハートランドは嬉々として原因を語る…バリアンの力は人間にとっては劇薬になってしまうのだ…!
「くっ…貴様相手には、手頃な…ハンデだ…!」
カイトは苦しみに耐えながら立ち上がる…!
【では…ハンデついでに先攻も貰うとしようか…!私のターン!!】
卑劣な盤外戦術を仕掛けるハートランド…彼はベクターから与えられた『力』を開放する…!
01
【私はレベル8となった『インフェクション・フライ』3体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!!現われろ!「No.1」!ダークなハートがファンタスティックに木霊する…アメイジングな蝿の王!『インフェクション・バアル・ゼブル』!!】
『な、No.1だと!?』
「なんであんな奴が!?」
ハートランドのフィールドに現れるのは『蝿の王』たる悪魔…その数字は『1』、全100枚存在する本物のナンバーズ…その中でも始まりの『1』と終わりの『100』は特別な数字に他ならない…!
【驚きのあまりに声も出ないか?全てのナンバーズの頂点!ナンバー1!出席番「それが、どうした?」…声も出まいと言ってるそばから声を出すなあああ!!】
「No.1」を自慢するハートランドだが…カイトはそこまで動揺していないのであった…。
『クハハハ…!どうやら
一方その頃…ドン・サウザンドの居城…そこでデュエルを見物していたベクターは愉快そうに笑っていた…。
【カイト…貴様には恐怖の制裁を下してやる!!「バアルゼブル」の効果発動!特殊召喚された時、相手のエクストラデッキのカードを1枚墓地に送る!カイト…貴様のエクストラデッキには「No.2蚊学忍者シャドー・モスキート」があるはずだ…!】
「…『シャドーモスキート』だと…?」
【貴様らが私の仲間・蚊忍者から奪ったナンバーズだ…!忘れたとは言わせんぞ!】
ハートランドが指定したのはバリアンの刺客・蚊忍者が遺したナンバーズ…カイトはそのナンバーズを遊馬に渡す事なく所持していた…。
【私はその『シャドーモスキート』を墓地に送る!!】
ギィン─!!
「なにっ…!?ぐ、ぐあああああ!?!?」
《か、カイト様─!?》
ハートランドがカードを宣言した瞬間、カイトのエクストラデッキから禍々しい闇が溢れ出す…そしてカイトに耐え難い激痛を与えた…!!
Sideベクター
『ギャハハハハハ!!そうさ!!あいつらがバリアンの刺客から回収したナンバーズは全て「偽物」よぉ!!』
バリアン世界…水晶を通じてデュエルを見ていたベクターはカイトを嘲笑う…ⅢやⅣ、カイトの回収したナンバーズは「囮」だったのだ。
『偽のナンバーズは一度入れられ根を張ると…引っこ抜かれる時にバリアンズスフィアフィールドのエネルギーが普通にダメージを受けた時の数倍発生するのさ!!人間にとっては
ベクターはダメージを受けて倒れ込むカイトを見て笑う…その時だった。
キィン……パン!!
『この光は…バリアン七皇の緊急召集の合図…?まったく…いい所なのによぉ…』
バリアン世界の空に打ち上がったのは黄緑の光……七皇召集の合図を受けたベクターは渋々七皇の城へと向かった…。
Sideout
「(な、なんだ…!!今の衝撃と痛みは…!?)」
【ふはははは!!どうだカイト!痛かろう…苦しかろう…!!私はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ!】
突然の激痛に倒れ込むカイト…ハートランドはその様子を見下しながらターンを終えた…。
「ぐっ…うう…!!」
【ほう…立ったか、そうでなくてはつまらん…!】
カイトは痛みを堪えながらふらふらと立ち上がる…だが、ライフは減っていないのに…既に体は満身創痍だった…。
「オレの、ターン……ドロー!!儀式魔法『光子竜降臨』を発動!!手札のレベル4『フォトン・チャージマン』を墓地に送り、儀式召喚!現われろ…!『
カイトのフィールドに青い炎が灯る…その中から白い鎧を纏う竜騎士が現れる!
「そして…!『光子竜の聖騎士』をリリース!デッキから現われろ!光の化身…『
竜騎士がその身を光に変える…その光に導かれるようにカイトの魂のカード…ギャラクシーアイズが降臨する!!
「バトルだ!『光子竜』で『バアルゼブル』を攻撃!」
【忘れたのか?カイト!ナンバーズはナンバーズでしか……はっ!?】
「貴様こそ忘れたのか?ギャラクシーアイズは最強の『エクシーズキラー』だ!!バトルする時『光子竜』の効果発動!このモンスターがバトルする時、お互いのモンスターはバトルフェイズが終わるまで除外される!!」
【し、しまった!!】
ギャラクシーアイズはエクシーズキラーとしての能力を発揮…ナンバーズを異次元へと連れ去る!
「この時…除外したのがエクシーズモンスターだった時、ORUは全て墓地送られ…フィールドに『光子竜』が戻って来た時!その攻撃力は墓地に送られたORU1つに付き500…つまり1500アップする!!」
フィールドに帰還したギャラクシーアイズがORUを吸収…その輝きを増す!
「貴様のナンバーズはORUが無くては効果は使えまい!!」
【ノ…NOォォォ─!?】
力を奪われた蝿の王を前にハートランドは頭を抱えて座り込む……しかし…。
【……なぁんちゃって♪】
「むっ…?」
ハートランドは不敵に笑いながらカイトを睨む…。
【カイト…勝利の方程式は
「ハッ…アストラルの口真似か?オレはカードを1枚伏せ、ターンエンド!」
不敵に笑うハートランド…その真意は…。
【さぁ…地獄のショータイムだ!!】
【私のターン!!さぁ…いくぞ!!「バアルゼブル」の効果発動!1ターンに1度、相手の墓地のナンバーズをORUにできる!!】
「な、なにっ!?」
ハートランドは奥の手を発動…カイトの墓地から「シャドーモスキート」を
ドクン!!
「ガッ…!?」
再びカイトに激痛を与える…!
【苦しいか?だが…サレンダーなぞ認めんぞぉ?】
「きさま、相手にサレンダーなど……死んだ方がマシだ!!」
【ならば…望み通りにしてやる!!】
激痛に耐えながら誇り高く戦うカイト…ハートランドはそれを嘲笑う…!
【「バアルゼブル」の効果発動!ORUを1つ使い!相手フィールドのカード1枚を破壊!さらにそれがモンスターカードなら…その攻撃力分のダメージを与える!!私は「光子竜」を破壊する!!】
『ま、まずい!!「光子竜」の攻撃力は4500!カイトは一撃でやられてしまう!!』
ハートランドはカイトの手を読んでいた、激痛の中カイトは短期決戦を選ぶ…それを見越した布陣だったのだ…!
「くっ─!!罠、発動…!『プリベント・ドロー』!!効果ダメージが発生する時、そのダメージを半分に、する…!!」
カイトは咄嗟にリバースカードを発動…虹色のバリアがカイトへのダメージを受け止める、しかし…ギャラクシーアイズは赤黒い光線に粉砕され、その衝撃…さらにバリアンフィールドのダメージがカイトへと襲いかかり…!
バキバキ…バリーン…!
「ぐ、ぐああああああああ!!?!」
《カイト様!!》
カイトの絶叫とオービタルの悲痛な叫びが木霊する…ハートランドは外道な手段を使い、カイトを肉体的に追い詰める…!
【なんたるパワー…!これがベクター様仰った『No.1』の力か!!】
『っ…まさか…!Ⅲ!Ⅳ!バリアンから回収したナンバーズを捨てろ!何かある!!』
『『っ!?』』
ハートランドの言葉…さらにカイトがダメージを受ける様子を見たⅤは弟達にナンバーズを手放すように伝える…すると……。
ドクン!!
『『がっ!?』』
『い、今の、痛みは…!?』
ナンバーズを手放したⅢとⅣに凄まじい衝撃が襲いかかる…そして2人の手を離れたナンバーズは…!
【おやおや…ナンバーズを捨てるとはもったいない…!】
導かれるようにハートランドの手に収まった…!
ギィン─!
【おおっ!!チカラ…ナンバーズの力が溢れてくる!!】
ナンバーズに込められたカオスがハートランドを包み込む…!
「ぐ、う……『プリベントドロー』が、効果を発動した時…カードを、ドロー…で、き……あっ……」
《か、カイト様!!》
『カイト─!!』
オービタルとⅤが叫ぶ…バリアンの力によるダメージに耐えきれなかったカイトは…ついに意識を手放してしまった…。
【ふははははは!!これで、次のダイレクトアタックで終わりだあああ!!バトル─!】
倒れ伏すカイトを前に笑うハートランド…攻撃を宣言しようとした…その時!!
「そこまでだ!悪党─!!」
【なにっ!?】
「えっ─!」
港に快活な声が響く…それとともに赤紫の雲に覆われたハートランドの空に希望の光が顕現する!!
キィン─!
キィン─!
港を埋め尽くす閃光…その中から2人の勇者が現れる!
「遊馬…!アストラル!!」
「応!!小鳥!今帰って来たぜ─!!」
小鳥の声に応えるのは希望の勇者…遊馬とアストラルが人間界へと帰還した!!
【ば、馬鹿な…!?戻って来たというのか!?】
「遊馬…!信じてたにゃん!!」
「とどのつまり…万々歳です─!!」
「よ、良かったウラ…!!」
『遊馬…!アストラルも…!本当にやり遂げたんだ!!』
思わぬ勇者の帰還にハートランドは動揺…しかし、仲間達は遊馬達の帰還に歓声を上げる!
「みんな!心配かけたな!!」
(…遊馬、カイトを…!)
「っ!カイト!?しっかりしろ!!」
仲間達に手を振る遊馬…だが、アストラルの言葉で倒れ込むカイトへと駆け寄った…。
「ぐっ……遅かった、な…愚図め…」
「…すまねぇ…!!」
遊馬の呼び掛けに応えたカイトは再び気を失う…その表情は安堵の笑みを浮かべていた…。
カイト 決闘
『遊馬…カイトは任せろ…!』
「Ⅴ…!頼む…!!」
Ⅴがカイトを抱き上げて下がる…遊馬はその姿を見て怒りを燃やす!
「許さねぇ…!!貴様だけは絶対に許さねぇ!ハートランド!!」
【フッ…ならば、どうする?】
「このデュエル…オレ達が引き継ぐ!!」
カイトはハートランドへと啖呵をきる…奇しくもそれはかつてミザエルと遊馬が戦った時と同じ状況だった…!
【愚かな…自ら残りライフ1750のデュエルを引き継ぐなんてなぁ…!!手間が省ける…!オオォォォ!!】
負けデュエルを引き受けた遊馬を嘲笑うハートランド…彼はその姿を怪人体…醜悪な蝿怪人へと変化させる!
【これで…私の七皇入りは確定だ!!】
「それがお前の本当の姿か…!!いくぜ─!!」
怪人となったハートランドへと遊馬とアストラルは立ち向かう…!
Sideバリアン
『待たせたなぁ…どうしたんだ?緊急召集なんてかけてよぉ…』
その頃、ベクターはバリアン世界の王城へとやって来ていた…そこにはドルベ・アリト・ギラグ・ミザエルの七皇達が揃っていたが…それだけではない…!
「久しぶりね、ベクター…」
『アン…?誰だ…?』
城に凛とした女性の声が響く、それは七皇達の控える広場の上…玉座から聞こえてくる…!
「お忘れかしら?薄情な事ね…私達の事を忘れるなんて…」
『(こ、この声はメラグか…!?それじゃあ、その隣にいるのは─!?)』
声の正体に気付いたベクターは玉座を見上げる…薄暗い玉座…そこには2人の人影があった…!
『(な、ナッシュ!?生きていたのか!?という事は……)』
「…どうした、ベクター…彼らは地上にいたのだ、人間に姿を変え『神代凌牙』と『神代璃緒』として…!」
『なっ!?凌牙と璃緒だと!?』
「そうだ…彼らはバリアンの記憶を失くし、人間として生きていた…」
ドルベの言葉にベクターは二重の意味で驚愕する…ナッシュとメラグが生きていた事もそうだが、その人間体が凌牙と璃緒だとは気付いていなかったのだ…!
『(こ、これは良からぬ状況だ!!アイツらが…あの時の記憶も思い出していたら─!?)』
【(落ち着け、ベクター…今の奴に殺気はない)】
『(ドン・サウザンド!?)』
激しく動揺するベクターにドン・サウザンドが語りかける…。
【(奴らは完全には記憶を取り戻してはいまい…時間の問題だろうがな)】
『(そ、そうか…)』
ドン・サウザンドの言葉で一息つくベクター…その様子を見ていたナッシュが彼に語りかける。
【ベクター…お前が俺を疑う気持ちはよく分かる、確かに俺とメラグは人間界でお前達の『敵』であった…】
『ナッシュ…!』
ナッシュにかつての凌牙のような荒荒しさはない…その毅然とした姿はまさにバリアンの「王」に相応しいオーラを放っていた…。
【…だが、俺達はバリアンとして
ナッシュはその身に宿す「カオス」を開放…その力は7枚のカードへと姿を変える…!
【ただし、俺が裏切る素振りを見せたら…その時は
『っ…!?』
それはナッシュとしての仁義…そして仲間達への覚悟の表明だった。
『……わかったよ』
【感謝する、ベクター】
ナッシュの覚悟を聞いたベクターは渋々その言葉に従った…。
「…ところでベクター…これは、お前の仕業か?」
『っ!?』
ナッシュの話が一段落した所でドルベが人間界に現れた赤雷の柱を映し出す…!
「バリアン世界と人間世界の融合…これ程の御業、バリアンの神たるドン・サウザンドしか考えられない……
『オレは知らねぇな……ああ!あの蝿野郎の仕業じゃねぇか?なんだかコソコソしてたぜ?』
「ハートランドが?」
ベクターに疑惑の目を向けるドルベ…ベクターはその濡衣をMr.ハートランドに擦り付けた…。
『それより…!これは大チャンスだ!今なら遊馬もアストラルもいない!白波遊海も手負いだ!一気に地上を…!』
【ベクター…お前は人間達を…遊馬を甘く見過ぎている…!奴らは必ず帰って来る…!】
ベクターは地上への侵攻を提案するが…ナッシュがそれを諌める…ナッシュは人間の強さを…遊馬の強さを嫌と言うほど理解していた…。
【お前達に力を授けよう…奴らと戦う為の力を…!!さぁ…征くぞ!人間界へ!!】
ナッシュはその圧倒的なカオスを解き放つ…それは七皇達に新たな力を与える光…。
そして七皇は人間界へと向かう…!
Sideout
「【デュエル!!】」
デュエルダイジェスト 遊馬&アストラル対Mr.ハートランド
ハートランドLP4000
遊馬&アストラルLP1750
ギィン─!!
「っ!?ぐああああああああ!?!?」
(あああああっ…!?)
「「「うわああああっ!?」」」
ハートランドがターンを再開する刹那…遊馬とアストラル、さらにはデュエルを見守る仲間達にもバリアンの力が襲いかかる…!
「な、なんだっ!?このダメージは…!!」
【ガハハハ…!この人間界はバリアン世界と融合し、「バリアンズ・フィールド」に変わりつつある!!苦しめ…苦しむがいい─!!】
「ぐあああっ…!?」
ハートランドの言葉と共に遊馬達に再び稲妻が降りそそぐ…!
「あ、アストラル…!!」
(大丈夫、だ…!遊馬…勝つぞ、このデュエル…!!)
「おうっ…!!」
カオスの力が体を蝕む中…遊馬とアストラルは勝利への方程式を紡ぐ…!
「カイトは罠カード『プリベント・ドロー』を発動していた…!その効果で1ドロー!!」
【ブヒャヒャヒャ…!無駄な事を…貴様らには伏せカードはない!攻撃力3000の『インフェクション・バアル・ゼブル』の一撃で終わりだ!!ダイレクトアタック!!】
カイトの残したカードによってカードを引いた遊馬に蝿の王が襲いかかる!!
「オレは!手札から『虹クリボー』の効果発動!ダイレクトアタックを受ける時、その攻撃モンスターに装備する事で相手モンスターの攻撃を封じる!」
《クリクリ─!!》
遊馬の手札から飛び出した虹クリボーが蝿の王に光の縄を巻き付け、攻撃を封じる…!
【クッ…まぁいい、お楽しみは後に取っておくとしよう…カードを伏せ、ターンエンドだ!】
「見ててくれよ、カイト…!お前の思いは無駄にはしねぇ!!」
倒れたカイトの思いを背負い、遊馬は希望のデュエルを紡ぐ!
39
「現れろ!『No.39』!『希望皇ホープ』!!」
遊馬とアストラルの希望を背負う戦士が現れる!
(遊馬!)
「応!!バトルだ!『ホープ』で『バアルゼブル』を攻撃─!」
【フン…!読めているぞ!!「ホープ」のムーンバリアで攻撃を無効にし、手札の「ダブル・アップ・チャンス」を発動するつもりなのだろう…だが!そうはさせん!!カウンター罠「オーバーレイ・ハント」を発動!自分のエクシーズモンスターが相手に攻撃された時!攻撃モンスターの効果を無効にし、ORUを自分のモンスターに吸収する!】
「『ホープ』の効果が!?」
ハートランドは遊馬のコンボを読んでいた…ホープは自身の攻撃を止められず、蝿の王へと突撃する!
【これで攻撃は止められまい…貴様らの『希望』は砕け散るのだ─!!】
(舐められたものだな…!)
「オレ達の『勝利の方程式』は…こんなもんじゃねぇ─!!」
【はえ…!?】
遊馬とアストラル…大きな試練を乗り越えた2人は絶望を凌駕する!
(攻撃を止める方法は…他にもある!)
「オレは手札から速攻魔法『ストップ・ハンマー』を発動!」
(このカードはモンスター1体の攻撃を無効にし、攻撃力を500下げる!)
ホープの目の前に『STOP』と描かれたピコピコハンマーが現れ、攻撃を跳ね返す!
【攻撃を、無効…し、しまったああ!?!?】
(本来、相手の攻撃を防ぐカードだが…)
「これで発動できる!速攻魔法『ダブル・アップ・チャンス』発動!攻撃が無効になった『ホープ』の攻撃力を倍にして、もう一度攻撃できる!『バアルゼブル』を攻撃!ホープ剣ダブル・スラッシュ─!!」
【ブブブブ─!?】
希望の連撃が蝿の王を粉砕…ハートランドに大ダメージを与える!
【お、おのれぃ…!貴様ら…許さん、許さんぞぉぉ!!】
ダメージを受けたハートランドは激昂…次善の一手を打つ…!
【私は永続罠「インフェクション・ミーディアム」を発動!悪魔族エクシーズモンスターが破壊されたターン、攻撃力300の『インフェクション・バグ・トークン』5体を特殊召喚できる!】
「い、一気に増殖した!?」
ハートランドの場に5体の蝿が現れる!
(遊馬、必ず何かある…気を付けろ!!)
「ああ…!オレはカードを1枚伏せ、ターンエンド!」
遊馬とアストラルは警戒しながらターンを終える…そしてハートランドの邪悪な布陣が動き出す…!
【私のターン!バトルだ!『インフェクションバグトークン』1号で『ホープ』を攻撃─!】
「っ!?攻撃力300で攻撃─!?」
赤い複眼の蝿がホープによって返り討ちになる…だが、それはハートランドの作戦だった…!
【『バグトークン』の効果発動!この戦闘で私が受けるダメージは0になり、そして相手のモンスターを破壊!さらに相手に300ダメージを与える!!】
「な、なにっ!?ぐあああっ…!!」
破壊された蝿の中から全てを喰らう蝿の大群が出現…ホープを粉砕し、遊馬達を吹き飛ばした!
【これでお前達のフィールドはがら空き…さぁ…行くがいい「バグトークン」2号・3号・4号・5号!ダイレクトアタックだ!!】
「オレは墓地から『虹クリボー』の効果を発動!攻撃を受ける時に墓地から特殊召喚できるっ…ぐあああ─!!!」
「遊馬!アストラル!!」
虹クリボーで一撃は凌いだが…3体の連続攻撃が炸裂、遊馬達は地面に倒れ込んでしまう、残りライフ…僅か550…!
【さらにダメ押しだ!永続魔法『インフェクション・エクステンション』を発動!モンスターを通常召喚しなかったターンにさらに『インフェクションバグトークン』を特殊召喚できる!そしてこのカードがある限り、相手は攻撃表示でしかモンスターを召喚・特殊召喚できない!!】
『なっ…!?守備表示で耐えるのを封じられた!?』
それはまさに仕上げの1手…守備表示での召喚は封じられ、ハートランドはダメージを受けず…モンスターを出しても『バグトークン』により破壊される…まさに必殺の布陣!
【これで貴様らは終わりだぁぁ!!】
「オレ達はまだ…終わってねぇ!!相手がモンスターを特殊召喚した時!永続罠『ライト・バック』発動!」
立ち上がった遊馬は最後の希望を解き放つ!
(このカードは墓地の
『今、墓地にある光属性モンスターは…!』
《ま、まさか!!》
アストラルと遊馬の言葉にⅤとオービタルが反応する…墓地に眠りし最後の希望…それは『光の化身』に他ならない!
「墓地から蘇れ!『銀河眼の光子竜』!!これが、カイトが残してくれた『希望』…逆転への方程式だ!!」
轟く咆哮と共に、光の化身…カイトの魂のカードが復活する!
【愚か者め…!如何に「光子竜」の効果を使おうとも…5体の「バグトークン」全てを除外する事はできまい!!私はこれでターンエンドだ!】
(遊馬…分かるか?この状況を覆す
「ああ、そのキーカードをドローできるか……それが全てだ!」
絶望的な状況…だが、遊馬とアストラルはその状況を覆す「奇跡」を知っている…!
【ブヒャヒャヒャ…ここで貴様らが出す切り札などお見通しだ…!
ZEXALへのエクシーズチェンジを見抜いたハートランドは天へと腕を掲げる…!
【バリアンよ…!いま一度!我に力を─!!】
ギィン─!バリバリバリバリ─!!!
(「うわあああああっ─!!!」)
ハートランドが呼び起こすはバリアンの力…強大なカオスのエネルギーが遊馬達に襲いかかる!!
【どうだ…!これでZEXALになる力は残されていたいまい…!ブヒャヒャヒャヒャ!!】
デュエリストとして最も外道な攻撃を仕掛けるハートランド…彼は遊馬とアストラルを嘲笑う…。
【苦しかろう…?こんなに苦しい思いでデュエルするなら…いっそ戻って来ない方が良かったな─!!】
「は…はは…!冗談じゃ、ねぇ…!」
【なに…?】
カイトですら耐えられない激痛に蝕まれる遊馬とアストラル…その中でも、遊馬は笑っていた…!
「どんなに、苦しくても…
(遊馬…)
遊馬の脳裏に過るのは今までの思い出…何度も何度もアストラルと共に乗り越えて来た困難との戦い、そして別れの記憶……遊馬は知っている、痛みよりも辛く悲しい事を…!
「アストラルとデュエルができる……こんな幸せな事があるか…?」
(遊馬…その感情、今なら…私にも理解できるぞ…!)
涙を零しながら遊馬はアストラルを見つめる…その表情に苦笑しながらアストラルは手を伸ばす!
(遊馬!この程度の苦しみなど…!)
「お前と一緒なら…!うおおおっ!!」
【なにっ!?】
耐え難い苦しみ?それがなんだと言わんばかりに遊馬はアストラルの手を借りて立ち上がる!
「オレと!」
(私で!)
「(かっとビングだぁぁ!!)」
希望に輝く2つの魂が…今再び奇跡を起こす!
オレはオレ自身とお前でオーバーレイ!!
しっかりと大地を踏みしめた2人が閃光となって飛び上がる!
オレ達2人でオーバーレイ・ネットワークを構築!
絆は進化する!より強く、より固く!!
光の爆発と共に2人の魂が1つに重なる!
絆結ばれし時!力と心が1つとなり、光の奇跡と伝説が生まれる!!
エクシーズ・チェンジ!ZEXAL!!
それは新たな『奇跡』…光の翼と黄金に輝く光を纏いし新たな『伝説』…遊馬とアストラルの絆の極致…ZEXALⅢが降臨した!!
『あ、あれは…!?』
「新しい、ZEXAL…!!」
【お、おのれぇ!!何故だああ!?】
闇に覆われしハートランドを照らす新たな光…ZEXALⅢは新たな権能を開放する!
聖なる光は卑しき闇を浄化する!ゼアル・フィールド!
キィィン─!
【ば、馬鹿な!?バリアンの力が─!?】
それは空間を「書き換える」奇跡の技…それにより周囲のバリアンズフィールドは無効化される!
いくぜ…オレのターン!デュエリストはカードを導く!我が身が放つ一点の光を目指し…来たれ!勝利と希望のカード!シャイニング・ドロー!!
それはアストラル世界での戦いを経て精度を増した希望の一枚…それは闇を祓う力となる!
「オレは『
ZEXALの場にドラゴンの鎧を纏う賢者が現れる!
「オレは『光子竜』で『バグトークン』を攻撃!さらに効果発動!バトルするモンスターを除外する!」
ギャラクシーアイズと蝿の1体が異次元に消える…!
【だがそれだけだ!お前は攻撃を防ぐ事は…!】
「それはどうかな…!『幻影賢者』の効果発動!フィールドのモンスターが除外された時、自身を除外する事でそのモンスターを呼び戻す!戻って来い!『光子竜』!!」
【なに!?】
賢者が異次元の扉を開き、光の化身を呼び戻す!
「さらに!攻撃力3000の『光子竜』が戻ってきた事でさらなる効果発動!フィールドの攻撃力3000以下のモンスター全てを除外する!」
【な、なんだとぉぉ!?】
光の息吹が必殺の布陣を打ち砕く!
「行け!ギャラクシーアイズ!ハートランドにダイレクトアタック!破滅のフォトン・ストリーム!!」
【ぐ、ぐわあああああ─!!】
3人の決闘者の希望が重なった魂の一撃は闇の手先を粉砕…アストラルと遊馬は勝利の凱旋を飾った!
Mr.ハートランド LP0
ZEXALⅢ WIN!
『お、おのれ…!貴様ら、如きに…このノエル・ハートロウ・ハートランドが敗れ…ぐあっ!?』
ドクン…!!
デュエルに敗れたハートランドが遊馬とアストラルを睨みつける…だが、突然ハートランドは苦しみ始め…彼の体から4枚のナンバーズが飛び出した!
『こ、これは…!?』
ギィン…ゴウッ!!
『ぎ、ぎゃあぁあぁあ!?!?燃え、燃える!!熱い…アツイぃぃ!?』
「な、なんだ!?」
突然、ナンバーズが発火…邪悪な炎がハートランドを包み込む…!
「は、ハートランド!!」
『燃え…燃える!!ベクター様…ベクター様ぁあぁあぁ!!!』
それは悪魔に魂を売った卑しき男の末路、ハートランドは悲痛な断末魔と共に燃え尽きる…悪魔のような炎を遺して…。
(あの、影は…)
「あ、アストラル!!ナンバーズが…!?」
(いいや…!あれはナンバーズではない…偽物だ…!)
「偽物…!?」
燃え尽きたナンバーズを心配する遊馬…だが、ハートランドが持っていたナンバーズは全て「偽りのナンバーズ」…ベクターにとってハートランドは捨て駒に過ぎなかった…。
「遊馬…!改めて…おかえりなさい!!」
「やったな!遊馬!アストラル!!」
「最高のデュエルだったウラ!!」
『2人とも…無事で良かった…!』
「みんな…ただいま!!」
(ああ…心配をかけてすまなかった!)
デュエルが終わり、仲間達が遊馬とアストラルに駆け寄る…最強コンビは完全復活を遂げたのだった…。
………
「偽物のナンバーズに…バリアン世界との融合!?」
「そうなの…!シャークにも連絡が取れないし…」
そして遊馬とアストラルは小鳥から現在の状況を聞く…ばら撒かれた偽りのナンバーズ…それによって人間界は混乱、さらにバリアン世界と融合しつつあるという最悪の状況を…。
「これから…いったいどうすれば…っ!?」
ギィン─!!
(あの光の脈動は…!?)
状況を打開する方法を考える遊馬達…その時、赤雷の柱が不気味な脈動をし始める。
世界を賭けた「戦争」が…ついに始まろうとしていた…!
NextEpisode…?
アストラルと共に人間界へと帰還し、Mr.ハートランドを打ち倒した遊馬…その時、7つの光が空を舞う…!
【俺はナッシュ…バリアン七皇のナッシュだ!!】
「シャーク…!?なんでお前が!?」
遊馬に立ち塞がるのは「記憶」を取り戻した七皇の王…ナッシュ、そして遊馬はバリアンとの決着の為に敵の牙城…バリアン世界へと向かう…!
『あはははは…!!』
「ネームレス…お前は、俺が倒す!!」
そして…遊海を襲うのは名無しの怪物、そして……。
【AAA…AAAAAA─!!】
「嘘、だろ…!?」
「何なんだ…!この怪物は!!」
蘇る破滅の魔獣…
【ククク…さぁ、全ては我が手の中に…!】
それは史上最大の戦争……世界の運命を決める「最終決戦」…
「……すまない、翠……俺は……俺自身でオーバーレイ!!我が魂の焔よ……闇を、照らせぇぇぇ!!」
「遊海さん…!?嫌だ…!!嫌だ!!いやぁぁぁ!!」
それは「物語」の終わり…全ての「因縁」は収束する…!
『オレが来るまでよく耐えてくれた…後は、任せてくれ』
『君が、この戦いを終わらせるんだ…!』
転生して決闘の観測者になった話 ZEXAL編第5章 近日執筆開始予定!
「ゆうみさんの、ばか…」
「ごめん…みどり…」