転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
ハートランド沖に突然現れた「偽ナンバーズ製造機」…そこから溢れ出す『偽りのナンバーズの大群』…遊海はハートランドを守る事ができるのか…?
それでは…最新話をどうぞ!
『『『ウオオオオオ─!!』』』
「これが…俺達にとっての最終決戦だ!気を引き締めろ!!」
「はい…!!」
「先生達がたくさんのミスターTと戦った時の気持ち……よくわかったぜ…!!」
因縁の怪人・ネームレスを倒した遊海…しかし、それに呼応するようにハートランド沖から『偽ナンバーズ製造機』が浮上…そこから無数の『偽りのナンバーズ』の大群が解き放たれた…!
「現われろ…!我らを守る精霊達よ!『アポクリフォート・キラー』!『聖刻龍─トフェニ・ドラゴン』!『メガロック・ドラゴン』!『ラーの翼神竜』!そして…力を貸してくれ!眠りし三幻魔達よ!『神炎皇ウリア』!『降雷皇ハモン』!『幻魔皇ラビエル』!!」
《標的、偽りのナンバーズ…!人間界を守る為に殲滅します!》
《主殿には…指一本触れさせん!》
《偽物のナンバーズなぞ…我らの敵ではない!》
《太陽神の威光…その身に焼き付けるがいい!!》
《ウリア…ハモン…我ラヘト安寧ヲクレタ、主ヘノ恩義…今コソ報イル時ダ…!!》
遊海の号令に応えるように機械要塞・神官文字の白龍・岩の巨龍・太陽神…そして幻魔達が降臨する!
「遊海さんに…これ以上無理はさせられない!力を貸して!『エルシャドール・ミドラーシュ』!『エルシャドール・ウェンディゴ』!そして世界を照らす、希望の龍!『
《まかせて!》
《力は強くないけど…私達にしかできない事があるから!》
《グオオオン!!》
翠の呼び掛けに応え、神の巫女・風に愛された霊獣使い、そして世界を希望で照らした巨龍が顕現する!
「オレが力を鍛えてきたのは…この時の為だ!いくぜ!『E・HEROネオス』!『ユベル』!」
《あれが偽りのナンバーズ…!破滅の光…いや、それ以上の悪意を感じる…!》
《フン…数が多いけど…ボクと十代の敵じゃあない!!》
精霊に愛された男の隣に白きHEROと愛を抱く精霊が並び立つ!
『イリアステル・ソリッドビジョン…全力展開!有象無象を蹴散らせ!「真青眼の究極竜」!「ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン」─!!』
《ギュアアアアン!!》
《ガアアアアッ!!》
「瀬人!!」
『すまぬ、遅くなった!……一気に押し返すぞ!!』
「おう!!」
生ける究極の伝説、そしてカオスを宿す龍と共に瀬人が駆け付ける!
《偽りのナンバーズ総数…100…300…500……増え続けています!!一気に殲滅を!!》
「みんな!盛大にいくぞ!!俺達が…この街を守るんだ!!行け!カタストロフ・イレイザー!聖刻抹殺陣!鳴動富嶽!ゴッド・ブレイズ・キャノン!ハイパー・ブレイズ!青天の霹靂!天界蹂躪拳!!」
「ストライク・エア!創星のビックバン・バースト!!」
「ラス・オブ・ネオス!ファントム・ペイン!」
『ハイパー・アルティメット・バースト!混沌のマキシマム・バースト!!』
それはまさに戦争の開幕を告げる号砲…最強の精霊達の攻撃がナンバーズの大群に炸裂、周囲は爆煙に包まれた…!
「はぁ…はぁ…!アヤカ!!今ので、どれくらい減った…!」
《サーチ…っ!?な、ナンバーズ総数…700…1000…!?増え続けています!?》
「なん、だと…!?」
アヤカの報告を聞いた遊海は驚愕する…おそらく、彼のオレイカルコスの神にも通用する一撃…だが、その攻撃を受けてなお…大群は数を増やしている…!
「も、もう一度だ!!全体一斉攻撃!そして…喰らえ!
「ビックバン・バースト!!」
「ラス・オブ・ネオス!!」
『ハイパー・アルティメット・バースト!!』
再び放たれる精霊達の攻撃…さらにそれに上乗せして『決闘の守護者』の斬撃が放たれる!
《敵総数…800…750…900…!?ダメです!僅かに減りましたが、増えるペースが上回っています!!》
「…まさか…!?十代!ネオスでナンバーズを攻撃してくれ!!」
「わかった!!ネオス!あの黒い騎士みたいなナンバーズを攻撃!ラス・オブ・ネオス!!」
《ハアッ!!》
遊海は十代に攻撃の指示を出す…そして十代は「No.10黒輝士イルミネーター」を攻撃した…だが…!
《この、手応えは…!?十代!「ゲノムヘリター」の時と同じだ!私達では、
「そんな…!?」
「やっぱりか…!!」
ネオスの言葉を聞いた遊海は確信する…ナンバーズの大群には「『No.』との戦闘でなければ破壊されない」効果が適用されている─!!
「十代!瀬人!効果破壊や手札に戻す効果を持つモンスターで攻めろ!でないと、倒せない!!デュエル・カリバー!!」
「っ…!そういう、事かよ!!フィールド魔法『ネオスペース』を発動!『N・グランモール』とコンタクト融合!来い!『E・HEROグラン・ネオス』!!」
『チィ…!厄介な効果を…ならば…!三体の『青眼の亜白龍』を融合!現われよ!「青眼の究極亜竜」!!ナンバーズを殲滅せよ!アルティメット・オルタナティブ・バースト!!』
「融合召喚!『エルシャドール・ネフィリム』!!影糸乱舞!!」
遊海の叫びを聞いた翠達は効果破壊やバウンスに特化したモンスターを召喚、ナンバーズに立ち向かう…しかし……
《敵総数…1500…2000…!接敵します!!》
「くっ…!?みんな!自分の身を守れ!来るぞ!!」
増え続けていくナンバーズを倒しきれず…遊海達はついにナンバーズ本隊と衝突した…!
「デュエル・カリバー!!…デュエルカリバァァァ!!」
「『ネフィリム』『神星龍』!耐えて…頑張って!!」
もはや空すらも見えなくなった闇の中…遊海と翠は背中合わせで戦い続けていた…。
《この数は…不味っ…ガアアアアッ!?》
「トフェニ!!」
最初に脱落したのはトフェニ…『No.61ヴォルカサウルス』と『No.19コールドン』の連携に翻弄され、灼熱のマグマに消え去った…。
《ヨモヤ…!我ラがチカラを上回ル、精霊ガ…『神』以外ニ存在スルトハ…!?グオオッ…!!》
「ラビエル!!この野郎ォォ!!」
次に消えたのは三幻魔…圧倒的攻撃力でナンバーズ達を攻撃し続けたが…『No.22腐乱拳』に真正面から圧倒され、弱った所に他のナンバーズの集中攻撃が炸裂…地に伏せた…。
《っ!!遊海!翠!危ない!!きゃああああ!!》
「ウィンダ!!」
次に倒れたのはウィンダ…空から現れた「No.42スペース・シップ・カオス・トマホーク」の爆撃から遊海達を庇い…爆発に吹き飛ばされた…。
《敵、総数…10000……最後まで、諦めない!!『神星龍』!私に合わせて!創星神の分け身たる我らならっ…!?蜘蛛糸…!?》
《グオオオン!?》
「アヤカ!!」
「神星龍!!」
再び攻撃を仕掛けようとするアヤカと神星龍…その身体を縛ったのは無数の蜘蛛ナンバーズ『No.35ラベノス・スパイダー』『No.84ペイン・タランチュラ』『No.77ザ・セブンス・シン』だった…無数の蜘蛛糸が要塞と星の龍を拘束…地面に叩き付けた…。
「く、そ…!!デュエル・カリバー!カリバー!!カリバァァァ!!!」
遊海は唯一の対抗手段である『No.∞』を振り回す…無数の光の斬撃はナンバーズを斬り裂くが…すぐに新たなナンバーズ達が出現する…!
「っ!遊海さん!ダメ…それ以上は!!」
「カリバー!カリバー!!カリッ…!?技が、出ない…!?ガフッ…!?」
「遊海さん!!」
倒れていく仲間達…その怒りを糧に大剣を振り回す遊海…だが、その肉体は既に限界を超えていた…遊海は夥しい量の血を吐きながら地面に膝をつく…。
「遊海さんっ…!いま、回復……あっ…?」
「みど…っ…!?なん、だ…!?しかい、が、ゆが…む…」
遊海に回復魔法を掛けようとする翠…だが、彼女も倒れ込んでしまう…そして立ち上がろうとした遊海はバランスを崩し大剣に寄りかかる…。
《ばぁぁぐぅぅ〜!》
「『バクースカ』の、にせ、ナンバーズ…!?」
遊海達を戦闘不能に追い込んだのは『No.41泥酔魔獣バクースカ』…かつて遊海を昏倒させたモノより強力な酒気が遊海達の自由を奪っていたのだ…!
「こん、のぉぉ…!うが、て…!『決闘の守護者』─!!」
《ばく─!?》
遊海は渾身の力で大剣を投擲…バクースカの頭を貫いて破壊する…しかし…それは悪手だった…!
ズン─!!
「があああっ…!?」
《ユウミ!!》
突然、遊海に凄まじい重圧が襲いかかる…否、
《ユウミを、離せ!!ゴッド・フェニッ…どけぇぇ!!》
遊海を救う為に炎の不死鳥へ変じようとするフレア…しかし、無数のナンバーズが壁となりその行く手を阻む…!
「先生!!退けお前らああああ!!」
《十代!!くっ…手が足りない…!このままでは…!》
遊海の叫びを聞いた十代が向かおうとするがラビエルを倒した『腐乱拳』が立ち塞がる…!
「ゆ、みさ…!ウェン…!」
《ごめん…!私の力じゃ、遊海兄まで、届かない!!》
泥酔状態から立ち直れない翠…ウェンもまた倒れた翠を風の結界で護るのが精一杯だった…。
『おのれ…!『究極亜竜』!道を切り開け!アルティメット…!ガッ!?しシステム目travel…!?お、オノレ!?!?』
究極亜竜で道を開こうとする瀬人を『No.34電算鬼獣テラ・バイト』がハッキング…その動きを封じる…!
メリメリメリ…!
「があ"あ"あ"あ"っ…!!?(ま、ずい…いしき、が……おれ、が、たおれた、ら…翠…が……みんな…が…!)」
骨が砕ける音を聞きながら遊海は絶叫する…今の遊海を救える者は…いない…!
「(諦め、ない…あきらめて、たまるか…!遊馬が……凌牙が……璃緒が………………ちく、しょう…────)」
遊海の意識は漆黒の闇へと塗り潰された……。
「魔法カード『アースクエイク』発動!!今だ!
「おおお!!!『レッド・デーモンズ・ドラゴン』で遊海を捕らえているモンスターを攻撃!アブソリュート・パワー・フォース!!そして、守備モンスターを攻撃した時、相手の守備モンスターを全て破壊する!デモン・メテオ!」
「えっ─!?」
漆黒の闇の中に赤き炎が奔る…それはアシッドゴーレムを含む周囲のナンバーズを滅殺する…!
「ひゅっ…ゲホッ…ゴホッ!!……い、まのは…!?」
踏みつけから開放された遊海が咳き込みながら辺りを見回す…。
「遊海さん!回復薬を!!」
「る、か…?」
「遅くなってごめんなさい…!でも、私だけじゃないわ!」
致命傷を負った遊海に駆け寄ったのは龍可だった…しかし、それだけではない…!
「『ブラック・ローズ・ドラゴン』!ブラックローズ・ガイル!」
「夏菜!その調子よ!」
《アキ…!カナ!》
フレアの周りを飛ぶナンバーズが薔薇吹雪に蹴散らされる…それはブラックローズドラゴンを操る夏菜とそれを補佐するアキのおかげだった…!
「『スターダスト・ドラゴン』!シューティング・ソニック!」
「『ジャンク・デストロイヤー』!タイダル・エナジー!」
「おおっ!遊星!流星!!助かったぜ!!」
「遅くなってすいません!十代さん!」
「救援に来ました!!」
スターダストドラゴンの息吹とジャンクデストロイヤーの波動がナンバーズを蹴散らす!
「なんだか知らないけど…遊海を助ける!『ライフ・ストリーム・ドラゴン』!ライフ・イズ・ビューティー・ホール!」
「本当にアンタはいつもボロボロだよな…!さぁ、オレの最後の大仕事だ!『ブラック・フェザー・ドラゴン』!ノーブル・ストリーム!!」
《龍亞…!クロウ…!感謝します!!》
アヤカと神星龍を縛っていた蜘蛛糸が生命竜と黒羽竜の炎で焼き尽くされる!
「喰らえ!灼熱のクリムゾン・ヘルフレア」
「『クリムゾン・ブレーダー』!レッド・マーダー!」
『フン…!ジャック・アトラスにその孫娘か!』
「オマケみたいに言わないでよ!」
「ハハッ、事実だろうが!これで昔の借りは返せたな!」
灼熱の炎と剣の演武がナンバーズを蹴散らす…かつての仲間達『チーム5D's』が集結した!
「みんな、どうして…!長距離通信は、繋がらないはず…!?」
集結した5D'sの仲間達を見た遊海は驚く…バリアン世界の融合の影響で世界的なネットワーク障害が発生…長距離の通信は繋がらなくなっていた。
さらに遊海は遊星達にネオ童実野シティの防衛を任せていた為、此方に間に合うとは思えなかったのだ…。
「遊海さん…
《フォウ!キュ〜!(遊海!大丈夫!?)》
「フォウ…お前…姿が見えないと、おもったら…」
流星のライダースーツからフォウが飛び出してくる、フォウはバリアン世界融合の直前から姿が見えなかった…どうやってかは分からないが、ネオ童実野に向かっていたのだ…。
「フォウが必死に何かを訴えてきて……それで遊海さんが危ないと気づいたんです!!」
「そう、だったのか…ありがとう、フォウ…」
《フォウ!キュウ…》
優しくフォウの頭を撫でる遊海…フォウは血に濡れた遊海の頬を舐めた…。
《マスター…!敵総数…5000まで増加…!再び来ます!!》
「っ…!アレを…どうにか、しないと…!!」
遊海は無限に偽ナンバーズを産み出す『製造機』を睨む…元を断たなければ…戦いは終わらない…!
「遊海さん…大丈夫…!強力な助っ人が来てくれます!!」
「なに…!」
キィン─!
遊星が遊海に声を掛けると同時に次元の扉が開く…そして…!
『遅くなってすまない!次元の狭間が不安定だったんだ!』
『ようやく…お前達に恩を返す事ができる…!』
『我らイリアステル…この世界の未来の為に力を貸そう!!』
「ブルーノ…!アポリア!パラドックス!!」
次元の扉から現れたのは世界を見守る秘密結社『イリアステル』…滅四星の3人だった…!
「(パワーは十分…でも、あと
ハートランドに集った伝説の決闘者達…そして…ダメ押しとなるのは…。
《…マスター、全バリアンが人間界からロスト…!反応が消えました!!》
「っ…!?そう、か…!!」
アヤカから全てのバリアンが人間界から去った事を聞いた遊海は……
「お前達!!これから、偽ナンバーズ製造機に攻撃を仕掛ける!!俺に…合わせてくれ!!」
「「『『おう!!』』」」
遊海は全員に号令を掛ける…!!
「黒き疾風よ!秘めたる思いをその翼に現出せよ!!シンクロ召喚!舞い上がれ!『ブラックフェザードラゴン』!!」
『現われろ!機皇を統べる皇帝!「機皇神マシニクル∞」!』
「聖なる守護の光…今、交わりて永久の命となる!シンクロ召喚!降誕せよ!『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』!!」
「世界の平和を守るため!勇気と力がレボリューション!!シンクロ召喚!進化せよ!『ライフ・ストリーム・ドラゴン』!」」
『リミッター開放!レベルMAX!!レギュレーターオープン!オールクリア!!…無限の力よ!次元の壁を突き破り…未知なる世界を開け!!GO!デルタアクセル!「TG-ハルバード・キャノン」!!』
「冷たい炎が世界の全てを包み込む…漆黒の花よ!咲き誇れ!シンクロ召喚!「ブラック・ローズ・ドラゴン」!!」
『未来への希望よ!新たな視点をその身で示せ!「Sin パラダイム・ドラゴン」!!』
「清廉なる花園に芽吹きし孤高の薔薇よ…蒼き月の雫を得て、ここに開花せよ!『月華竜 ブラック・ローズ』!」
「集いし絆が仲間の魂と重なり合う!照らし出せ!オレ達の未来のその先を!アクセルシンクロ!カモン!『シューティング・スター・ドラゴン・TG-EX』!!」
「集いし夢の結晶が、新たな進化の扉を開く!希望を示す道となれ!!アクセルシンクロ─!招来せよ!『シューティング・スター・ドラゴン』!」
「王者と悪魔!今ここに交わる!荒ぶる魂よ…天地創造の叫びをあげよ!シンクロ召喚!!いでよ…『スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン』!!」
「漆黒の闇を裂き、天地を焼き尽くす孤高なる王者よ!万物を見定め、その力を振るえ!シンクロ召喚!現われて!『琰魔竜 レッド・デーモン』!!」
「いくぜ…!究極コンタクト融合!来い!『E・HEROゴッド・ネオス』!!」
「現れて!聖選士の絆の結晶!!『智天の神星龍』!!」
『キサラ…我が友の為に力を貸してくれ…!無窮の時…その始原に秘められし白い力よ!鳴り交わす魂の響きに震う羽を広げ、蒼の深淵より出でよ!!「ディープアイズ・ホワイト・ドラゴン」!』
それぞれの切り札モンスターを呼び出す伝説の決闘者達…そして、最後に遊海が呼び出すのは…!
「俺は…レベル4のモンスター2体でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
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「勇士の戦いはここから始まる…!白き翼に希望を託せ!現れろ…!「
「そのモンスターは、遊馬の!?」
遊海が呼び出したのは希望の写し身…その姿を見た流星が驚くが…希望の進化は止まらない!
「俺は『希望皇ホープ』1体でオーバーレイ・ネットワークを再構築…!シャイニング・エクシーズチェンジ!!」
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「現われろ!『SNo.39』!宇宙の秩序、乱されし時!混沌を照らす一筋の希望が降臨する!見参!!『希望皇ホープONE』!!」
ナンバーズの大群を打ち払うように落雷が落ちる…その爆雷地より現われるのはパンドラの箱に残った『最後の希望』…異世界の遊馬とアストラルが手に入れた『光』…その者の名は…『希望皇ホープONE』!!
「いくぞ…!!『ホープONE』の効果発動!ORUを3つ使い、相手の特殊召喚されたモンスター全てを破壊し、除外!そして1体につき、300ダメージを相手に与える!闇を照らせ!パンドラーズ・フォース!!」
キィン─!!
それは絶望を祓う、希望の光…聖なる光が無数のナンバーズを全て消滅させ、ナンバーズ製造機の突起が罅割れていく…!
「今だ!!」
「「『「「いっけぇぇ─!!」」』」」
それは決闘者の全身全霊を掛けた一撃…人々の希望を背負った一撃がナンバーズ製造機を飲み込み、大爆発を起こした…。
《残存敵影…0……エネルギー値、減衰…装置の破壊……確認…!…私達の、勝利です…!!》
「勝てた、か……ざまぁみろ、ベクター…ドン・サウザンド……人間は、よわく、な───」
「遊海さん!!」
『遊海!!』
アヤカが装置の破壊完了を伝える…それを聞いた遊海は前のめりに倒れ込んだ…。
《ユウミ…!なんて無茶を!!そのカードの効果は!!》
「……『ホープONE』の効果は、俺のライフを…『10』に、する………もう、何にも…感じない……」
「馬鹿…遊海さん…!ゆうみさんの、ばかぁ…!!」
…遊海は全ての力を出し尽くした…その命の灯火は…尽きかけていた…。
「……心配するな、翠……『NEXUS』は、温存できた………ヌメロンコードで、蘇れる………別れは、少しだ…」
「それでも…!それでも…やだ…!!死なないで…!」
「みどり……ごめんな、俺が…もっと上手く、立ち回れたら…良かった、のに……」
遊海に縋りつき涙を流す翠…遊海はその頭を優しく撫でる…。
「……遊星…すぐに、ハートの塔に……避難しろ……このあと、人間かいは……バリアンと、融合する………彼処なら、安全だ……」
「遊海さん…もう、オレ達にできる事は……ないんですか…?」
遊星は今にも意識を失いそうな遊海に問いかける…。
「信じて、待ってやって…くれ……カイトを……
徐々に言葉が弱弱しくなっていく遊海…5D'sの仲間達も…イリアステルも…十代も瀬人も…悲しみに包まれていた…。
ドクン……
《ッ…!?フォウ!ガルルル…!!》
「ふぉう…どう、した…?」
最初に異変に気付いたのはフォウだった…何かの気配を感じ取ったフォウは凪いでいるハートランドの海に向けて全身の毛を逆立てる…!
《っ…!?エネルギーの減衰…停止…エネルギーの、再収束を確認!!海中から…何かが出現します!!》
「なん、だって…!?」
アヤカのレーダーが異常な数値を示す…そして…!
ドン!!
『っ…!?いったい、何が…!?』
ナンバーズ製造機の存在した辺りの水面が爆発する、そして凄まじい水煙の奥から…ナニカが現れる…!!
「なんだよ、アレ…」
「……嘘、だろ…!?」
現れたモノを見た十代は唖然とし…遊海は目を疑った…。
それは…女性の形をしていた。
それは…赤紫の髪を持ち、その末端は蛇のようだった。
それは…常人なら見惚れる豊満な身体を持ち、それを黒い軽鎧が覆っていた。
それは…下半身が『蛇』であり…背中には黒い翼が生えていた。
その
「……魔獣、女神……ゴルゴーン……
遊海は記憶の底からその存在の名を引きずり出す…。
その名は『ゴルゴーン』…ギリシャ神話の女怪・メドゥーサの成れの果て…バリアン世界を蹂躪した『名無しの怪物』の正体だった…!
【Aaaaa……AAAAA───!!!】
ハートランドに嘆くような…怒りを叫ぶような…歌うような声が轟く、その眼は憎しみを宿し…矮小な人間達を睨みつけていた…。
魔獣女神 出現
「…あいつには……勝てない……」
この時、遊海は転生人生において…初めて『絶望』した…。
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『これは…かなり不味い事になったぞ…!?』
世界の何処かにある『夢幻の花園』…その中心にある塔から人間界を視ていたマーリンは冷や汗を浮かべる…。
『あの状態になって…ようやく
マーリンは白いローブを翻し、花園の塔から飛び出した…。
マテリアルの一部が開放されました。
・繭
遊海に倒されたネームレスが『偽ナンバーズ製造機』に取り込まれた状態。
ネームレスの膨大なカオスを利用して「偽ナンバーズ」の大群を発生させていた。
怪物態 『魔獣女神ゴルゴーン』
大きさ 全長200m以上、身長40m(人間部分のみ、直立時の蛇体を含め50m)
姿 頭部 赤紫色のロングヘアー 紅い瞳 髪の末端は数十匹の蛇に変化し、獲物に襲いかかる。
体 背中に黒い翼 豊満な女体に黒の軽鎧
下半身は禍々しい金色の鱗を持つ蛇に変わっている。
ネームレスの真の姿…バリアン七皇侵攻時、『繭』を破壊しようとした遊海を含めた決闘者達のエナジーを吸収する事でバリアン世界を滅ぼしかけた怪物としての力を取り戻し、ベクターの想定外の復活を遂げた。
人格は失われ、怒りと嘆きのままに人々を蹂躪せんとする『モンスター』に成り果てた。