転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
『ヌメロン・コード』を掌握し、全能の力の一端を振るうドン・サウザンド…遊馬達は必死のデュエルを繰り広げる…!
もしかしたら…『アニメと同じ話でつまらない!』『早く遊海がどうなるのか書いて!』…という読者の方もいるかもしれません…ですが、やはりZEXALの物語を書くうえで…ラスト3戦は外せないのです。
ですので、もうしばらくのお付き合いをお願いいたします…!
それでは、最新話をどうぞ!
ついに始まった混沌の邪神ドン・サウザンドと遊馬&ナッシュの世界を賭けた決闘…だが、ドン・サウザンドは世界に張り巡らせたフィールド魔法『ヌメロン・ネットワーク』により、擬似的に『ヌメロン・コード』の全能の力を手中に収めていた…!
遊馬&ナッシュLP4000
ドン・サウザンドLP4000
【さぁ…このデュエルで貴様らを倒し、我は『ヌメロン・コード』の全てを手に入れる…!そして!過去も未来も!全て我のモノになるのだ…!】
「させるかよ!ドン・サウザンド…!お前はオレ達がぶっ飛ばす!!」
『ヌメロン・コード』の一端を手に入れ、全能感に酔いしれるドン・サウザンド…しかし、『全能の神』が相手であっても…遊馬は止まらない!
「オレは…カードを1枚伏せて、ターンエンドだ!」
【愚かな…『ヌメロンコード』の力を手に入れた我の前には、全てが無力だ…!】
しかし、『希望皇ホープ』の召喚を妨害された遊馬に打てる手は少ない…。
((確かに、張り巡らされた『ヌメロン・ネットワーク』はデュエルの全てを書き換える力を持っている…何か、手を打たなければ…!))
そんな中、アストラルは勝利の方程式を導く為に思考する。
『ヌメロン・コード』の全てを書き換える力の一端を持つフィールド魔法『ヌメロン・ネットワーク』…最善なのは『破壊する事』…しかし、世界と一体化した『ヌメロンネットワーク』のカードはドン・サウザンドのフィールドには
つまり、破壊効果を届かせる事ができないのだ…!
【我のターン!ドロー!】
アストラルが思考する間にもデュエルは進む…そしてドン・サウザンドは強力な『ヌメロン』の力を開放する!
【我は魔法カード『ヌメロン・ダイレクト』を発動!このカードは『ヌメロンネットワーク』が発動している時、エクストラデッキから攻撃力1000以下の『ヌメロン』と名のつくエクシーズモンスター4体を特殊召喚する!】
キィン─!
(っ…?)
『ヌメロン』の力を使い、規格外の召喚を行おうとするドン・サウザンド…その時、アストラルは『ヌメロンネットワーク』に走った光を見た…。
【そして…我が召喚するのは
「4体の、ナンバーズだって!?」
【そしてこの4体は…
ドン・サウザンドの宣言と共に背後にあった異形の花が光に包まれる…この植物自体がナンバーズの
04
【現われろ!『No.4』!『ゲート・オブ・ヌメロン─チャトヴァーリ』!!】
「あれが、本物の『No.4』…!?」
天地が鳴動する中、光の柱から巨大な構造物が出現する、以前『闇デュエル界の四悪人』が使用した偽物ではない…真の『ナンバーズ』が次々と現れる!
03 02
【続いて現われよ!『No.3』そして『No.2』!『ゲート・オブ・ヌメロン─トゥリーニ』!『ゲート・オブ・ヌメロン─ドゥヴェー』!】
続いて現れるのは『No.2』と『No.3』…そして…始まりのナンバーズが降臨する!
01
【そしてこれがヌメロンの極致…現われろ!『No.1』!天を摩する地獄の門、堅牢なる扉開きし時…一抹の希望を捨てよ!!『ゲート・オブ・ヌメロン─エーカム』!】
「あれが、『No.1』!!」
『っ…!!』
最後に現れたナンバーズこそ、始まりの1枚…悪魔の意匠を持つ『全能への扉』、三幻神に匹敵する圧力に遊馬達は圧倒されるが…まだ終わりではなかった。
ゴゴゴ…ガキン!ガキン!ガキン!
『なっ…!?ナンバーズが合体した!?』
【このカードこそ、神が使うに相応しいナンバーズ『ゲート・オブ・ヌメロン』だ!】
4体の『ゲート・オブ・ヌメロン』が『エーカム』を中心に合体…地獄の門が完成する…!
「で、でも!攻撃力はたった1000よ!遊馬!やっつけちゃえぇぇ!!」
《…フォウ…ファーウ…(小鳥、応援したい気持ちは分かるけど…状況は考えてね…?)》
「の、のんきな事言うなよな〜!?オレ達のフィールドには効果を無効にされた『ガンバラナイト』しかいないんだぞ…!?」
『それにあのナンバーズ…
現在、遊馬達のフィールドには効果を無効にされた攻撃表示・攻撃力0の『ガンバラナイト』と伏せカードが1枚のみ…そして、ドン・サウザンドが攻撃力1000のモンスターを出しただけで終わるはずがない…!
(遊馬、相手のフィールドにカードがある限り『ヌメロン・ネットワーク』の効果で我々のカードを書き換える事はできない…!なんとしても耐えるんだ!)
「そうか!!」
『ヌメロンネットワーク』はドン・サウザンドのフィールドにカードが存在する時は『書き換え』を発動できない…それが唯一の突破口だった。
【バトルだ、我は『ヌメロン─エーカム』で『ガンバラナイト』を攻撃!】
「罠カード発動!『ハーフ・アンブレイク』!このターン『ガンバラナイト』はバトルでは破壊されず、バトルダメージも半分になる!!ぐううっ…!!」
悪魔の首から稲妻が放たれる…しかし、虹色の泡がガンバラナイトを包み込み、ダメージを半減する!
【フン…だが、受けた
バリバリバリ!!
(っ…!!アストラル世界が!!)
だが、ドン・サウザンドの攻撃はそれだけでは終わらない、遊馬達の受けたダメージの一部がアストラル世界への扉に吸い込まれ…アストラル世界を傷付ける…!
【どうだ?アストラル…その身と共にアストラル世界が滅びゆく姿を見るのは…!】
「き、汚ぇぞ!ドン・サウザンド!!」
『落ち着け…!とにかく今は、この攻撃を耐えるんだ…!!』
アストラル世界を攻撃され動揺する遊馬とアストラルをナッシュが諌める…動揺を見せれば付け込まれ、さらなる被害を生む…ナッシュはそれが嫌というほど分かっていた…。
【耐えるだと?愚かな…!『エーカム』の効果発動!バトルの後、ORUを1つ使いフィールドの『ヌメロン』モンスターの攻撃力を倍にする!】
『っ…!?だが、「ヌメロン・ダイレクト」で召喚された『ゲート・オブ・ヌメロン』はORUを持っていない!効果は不発だ!』
【ふっ…!我に『ヌメロンネットワーク』がある限り、『ヌメロン』モンスターの効果をORU無しに発動できる!!】
「な、なんだって!?」
今までも「超銀河眼の光子龍」や「紋章神コート・オブ・アームズ」のように効果発動にORUを必要としないエクシーズモンスターは存在した…だが、『ヌメロンコード』の力を手にしたドン・サウザンドはその常識を破壊する…!
【この効果により我の『ゲート・オブ・ヌメロン』の攻撃力は全て2000となる…そして…他の『ゲート・オブ・ヌメロン』も全て
『バトルの度に、攻撃力が倍になるだと!?』
それはまさに倍々ゲーム…1000は2000に、2000は4000…4000は8000…そして、8000は16000に……それは遊馬だけでは防ぎきる事はできない…!!
「っ…いったい、どうすれば…!?」
(遊馬、我々が勝つには…やはり『ヌメロンネットワーク』を破壊するしかない…!)
「分かってる…!だけど、奴のフィールドに『ヌメロンネットワーク』のカードが無いんじゃ…!」
(…『ヌメロンネットワーク』の効果が発動する時、この世界に張り巡らされたネットワークに光が走った…おそらく、地上世界の何処かにある『ヌメロン・コード』から力を吸い上げているんだ…ならば、その先に『ヌメロン・ネットワーク』の
「あっ…!?」
アストラルは気付いていた、ドン・サウザンドが『ヌメロンネットワーク』を使う度に光が走る事を…ならば、その『光』を辿れば…『カード』の在り処を見つけられるのではないかと…!
(ここは任せたぞ…遊馬!シャーク!)
「アストラル!?」
遊馬達にデュエルを託したアストラルはその身を光に変え、ヌメロンネットワークに飛び込んだ…!
【愚かな…『ヌメロンネットワーク』そのものを壊しに行ったのだろうが…見つけだした所で、お前達の敗北は変わらない…さぁ!『ゲートオブヌメロン』の真の姿を見るがいい!!】
『っ…!?』
アストラルの目的に気付いたドン・サウザンドはバトルを再開する…その宣言と共に地獄の扉が音を立てて開いていく…!
【バトルだ!『ドゥヴェー』で『ガンバラナイト』を攻撃!】
「な…!?あれが『ゲートオブヌメロン』の真の姿…!?」
ドン・サウザンドの言葉と共に扉が開く、その中から鰐のような口を持つ怪物…『扉の番人』が出現、破壊光線を放つ!!
「『ハーフ・アンブレイク』で『ガンバラナイト』は破壊されず、ダメージも半分にっ…うわああああっ!!」
『があああっ!?』
虹の泡が辛うじて威力を下げるが…遊馬達は吹き飛ばされる!
【そして我は『ドゥヴェー』の効果発動!全ての『ヌメロン』モンスターの攻撃力を倍にする!さらに『トゥリーニ』で『ガンバラナイト』を攻撃!】
『遊馬!アストラルが「ヌメロンネットワーク」を見つけるまで、耐えきるんだ!!』
「シャーク…!ああ!!『ハーフアンブレイク』発動!っぐぅぅ!!?」
再び放たれる破壊光線…虹色の泡がダメージを半減するが、2人の残りライフは…僅か500、そして…!
【『トゥリーニ』の効果発動!全ての『ヌメロン』モンスターの攻撃力を倍にする!】
再び発動する倍化効果…その攻撃力8000、この攻撃は受け切る事ができない…!!
【遊馬、ナッシュ…これで終わりだ、消え去るがいい!我は『チャトヴァーリ』で『ガンバラナイト』を攻撃!】
『やらせるか!!この瞬間、手札の「カット・イン・シャーク」の効果発動!モンスターが攻撃を受ける時、そのモンスターをリリースし、このカードを特殊召喚する!!』
【フン…終わりの時を僅かに伸ばしたか…】
3度目の光線を受ける直前、ナッシュの呼び出した堅牢な鮫が割り込み攻撃を防ぎきる!
「助かったぜ、シャーク…!」
【だが…我は『チャトヴァーリ』の効果発動!『ヌメロン』モンスターの攻撃力を倍にする!】
「攻撃力16000のモンスターが、4体…!?」
『「くっ…!」』
ドン・サウザンドのフィールドに並び立つ4体の超攻撃力モンスター…だが、ドン・サウザンドはダメ押しの一手を打つ!
【まだだ!『ヌメロンネットワーク』が発動している時、我は『ヌメロン─エーカム』をカオス化させ、ランクアップさせる!!我は『ヌメロン─エーカム』でオーバーレイネットワークを再構築…カオスエクシーズチェンジ!!】
「なんだって!?」
それはさらなる絶望…分離したエーカムが銀河へと飛び込み、進化を遂げる!
01
【現われろ!『CNo.1』!全ての秩序を破壊し、混沌なる闇へ…!世界を真なる世界へ導け!!『ゲート・オブ・カオス・ヌメロン─シニューニャ』!】
全能への扉が混沌の扉となり、再び降臨する!
【…ただし、このカードは『ヌメロンネットワーク』が存在しない時、破壊される…さらに!『シニューニャ』の効果発動!このモンスターを召喚した時、フィールドの全てのモンスターを除外する!そして次のターンのスタンバイフェイズに『シニューニャ』はフィールドに帰還する!】
「えっ…?!」
『いったい、何を…!?』
シニューニャの輝きと共に3体のヌメロンが異次元に消え去る…。
【そして…『シニューニャ』が帰還した時、この効果で除外したモンスターの攻撃力の合計分のダメージを…相手に与える…!】
「なんだって!?」
『除外されたのは攻撃力2000の「シニューニャ」と攻撃力16000の「ゲートオブヌメロン」3体…合計50000のダメージ…!次の奴のターンがくれば、確実に…俺達の負けだ…!!』
まさにダメ押し…遊馬達が勝つには、このターンでドン・サウザンドを倒すか…『ヌメロンネットワーク』を破壊する、その2つしか残されていない…!!
@ナッシュ
『俺のターン!ドロー!!』
絶望的な状況の中…ナッシュは勝利への最善を尽くす!
『俺は「ボム・シャーク」を召喚!このモンスターはバトル終了後に破壊されるが…その時、その攻撃力分のダメージを相手に与える!さらに魔法カード「アクアジェット」発動!水属性モンスター1体の攻撃力を1000アップする!』
「よっしゃ…!これならドン・サウザンドへのダイレクトアタックと効果でライフを削りきれる!!」
爆弾を背負った鮫が加速装置を背負う…これにより攻撃力は2000となり、ドン・サウザンドのライフを0にできる…だが、それは──
『…
「えっ…!?」
発動する事が
【我は『ヌメロンネットワーク』の効果発動!1ターンに1度、デッキの『ヌメロン』カードを墓地に送り…その効果を発動させる!我はカウンター罠『ヌメロン リライティング・マジック』を発動!相手の魔法カードが発動した時、発動と効果を無効にし…相手のデッキから発動条件を満たす魔法カードを発動させる!】
『これは…!魔法カード「浮上」だと!?』
フィールドにカードが存在しない事で『書き換え』が発動…ナッシュのカードが書き換えられる!
【そう…貴様が発動したのは『アクアジェット』ではなく『浮上』!その効果は自分の墓地の水属性モンスター1体を守備表示で特殊召喚する…】
『……俺は「カット・イン・シャーク」を守備表示で特殊召喚…そしてフィールドにモンスターが召喚された事で「ボムシャーク」は…破壊される…!』
「そんなっ…!?」
ボムシャークが砕け散り…フィールドに残されたのは守備表示モンスター1体だけとなってしまう…!
「やっぱり、ダメだ…!『ヌメロンネットワーク』があるかぎり、オレ達のカードは書き換えられちまう…!!」
『諦めるな!!まだ…デュエルは終わってねぇ!!』
「シャーク…!」
カードを書き換えられてなお、シャークは揺らがない…否、ここまではナッシュの
『俺は速攻魔法『サーフェース・ランクアップ』を発動!自分の水属性モンスターが破壊され、墓地に送られた時!デッキから『RUM』1枚を手札に加える!…いくぜ、ドン・サウザンド!!「RUM-
それは逆転を賭けた一手…ナッシュのエースモンスターが降臨する!
101
『現われろ!「CNo.101」!「
逆境を切り開く漆黒の槍術士が降臨する!
『「ヌメロンネットワーク」の効果は1ターンに1度…もうカードは書き換える事はできねぇ!!さらに俺は「ダークナイト」の効果発動!カオスORUを全て墓地に送る事で、墓地の「No.101
それは『全能の力』の僅かな隙…ナッシュはそれを見抜き、エースを呼び出したのだ!
【ナッシュ…貴様、最初からこれを狙っていたのか】
『そうさ…お前に「ヌメロンネットワーク」の効果を使わせ、この状況を作り出したのさ!』
【我は…お前の狙った書き換えをさせられていた訳か…】
『そういう事だ…!これで終わりだ!ドン・サウザンド!!』
ナッシュの見事な戦略に感心するドン・サウザンド…その代償は高く付く!
『バトルだ!「アークナイト」でダイレクトアタック!ミリオン・ファントム・フラッド!!』
【ぬうぅぅ…!!】
白き方舟の爆撃がドン・サウザンドに初めての手傷を負わせる!
『いけ!「ダークナイト」!!ダイレクトアタック─!!』
「この攻撃が通れば─!」
【甘いわ…!我は手札から『ヌメロン・ウォール』を守備表示で特殊召喚!このモンスターはバトルダメージを受けた時に特殊召喚でき、バトルを終了させる!】
『なにっ…!?』
ドン・サウザンドを守るように巨大な番兵が出現…朱槍の一撃を受け止める!
【残念だったな、ナッシュ…あと少しだったものを…】
『ドン・サウザンド…!!』
攻撃を止められたナッシュは思わず拳を握り締める…その時だった。
【む…?どうやら見つけたか…】
キィン─
何かを感じたドン・サウザンドが地面へと手を翳す…そして『全能の力』によって空間を越えてとある場所が繋がった…そこには…。
「あ、アストラル!!」
禍々しい球体の前に辿り着いたアストラルの姿があった…!
Sideアストラル
(はぁ…はぁ…!もう少しだ…!!)
ヌメロンネットワークの中を急ぐアストラル…アストラル世界人には『毒』になりかねない強力なカオスの中を進み、さらに防衛機構を突破しながら進み続けたアストラルはボロボロだった…だが、その行動はついに報われる…!
(あった…!これだ、見つけたぞ…!「ヌメロンネットワーク」のカードを!!)
そこは禍々しいエネルギーに覆われた場所…そこに、凄まじいエネルギーを宿す球体の中に安置された『ヌメロンネットワーク』のカードを発見した!
【よくぞ辿り着いたな、アストラル】
(ドン・サウザンド…!これで『ヌメロンネットワーク』もお終いだ!!)
核へと辿り着いたアストラルにドン・サウザンドの幻影が語りかける…。
【貴様にそのカードが破壊できるのか?】
(そのつもりだ!ここから取り出し、デュエルフィールドに持ち込めば…!)
【なるほど…だが、そのカードを破壊すれば…その場所に蓄積された膨大なエネルギーが行き場を失い
「そ、そんなっ!?オレ達の世界が…!?」
それは最後の護り…ドン・サウザンドは人間世界をも人質にしていたのだ…!
【さぁ、どうする?アストラル世界を救う為に…人間世界を犠牲にするか?しかも…『ヌメロンネットワーク』を破壊せねば、次の我のターンにお前達は50000のダメージを受けて敗北するのだ…!】
(っ…!!)
それは二者択一の選択、デュエルに勝つ為に守るべき人間世界を犠牲にするのか…それとも、人間世界を守る為に敗北するのか……どちらにしても最悪の選択には変わりはない。
(何かを犠牲にしなくては…世界は救えない、ならば…犠牲にすべきなのは──)
そこに、
ジジッ…バリバリ!!
「あ、アストラル!?何を!!」
事態を見守っていた遊馬が声を上げる…アストラルが「ヌメロンネットワーク」を包むエネルギー球に手を突っ込んだのだ…!
(……遊馬、シャーク……私を信じて、このカードを…破壊するんだ─!!)
そのままエネルギー球に飛び込んだアストラルは「ヌメロンネットワーク」のカードを投げ飛ばした!
Side OUT
ギィン─!
「『ヌメロンネットワーク』のカードが!?」
『奴のフィールドに…!』
地面に開かれた扉から飛び出した閃光がドン・サウザンドの場に落下…『ヌメロンネットワーク』が実体化する!
『(アストラル…まさか…!)』
(……!)
その時、扉越しにナッシュはアストラルと目が合った…覚悟を宿したその瞳と…!
『……俺は「ダークナイト」の効果発動!相手フィールドのモンスターをカオスORUにする!ダーク・ソウル・ローバー!』
ナッシュはヌメロンウォールをORUに変換し、奪い取る!!
『俺はさらに魔法カード「
「シャーク!?」
それは海の怒り、海底火山の噴火…灼熱のマグマがナッシュのモンスターを、ヌメロンネットワーク諸共に燃やし尽くす!!
「ぬ、ヌメロン・ネットワークが!?」
《フォウッ!?》
「これじゃっ、人間世界が!!」
ヌメロンネットワークは破壊された…そして『全能の力』は逆流し……
(遊馬…聞こえているな?
「アストラル!?」
動揺する遊馬にアストラルが穏やかに声をかける、第三の選択肢…それは行き場を失ったエネルギーをアストラルが人柱として受け止め、被害を最小限に抑える事だった…。
「おい…!?何言ってるんだよ!!…お前、まさか…最初から…!」
(遊馬、きみに全てのナンバーズを託す…後は、頼んだぞ)
「ふざけんな…!!お前が…お前だけが犠牲になるなんて!そんな事、許さねぇぇ─!!」
遊馬の叫びが響く…だが、臨界状態になったエネルギーは止まらない…!
(さようなら…遊馬)
トン…
(なっ…!?)
全てを覚悟したアストラルは目を閉じる、その瞬間…大きな優しい手がアストラルを突き飛ばした。
(そんな…!?貴方は…エリファス!?)
『…アストラル』
アストラルを押し出した者…それはアストラル世界の神・エリファスだった。
ドン・サウザンドとの戦いが始まった事を知ったエリファスは、その慧眼で事態を見抜き、アストラルを…遊馬を助ける為に駆け付けたのだ…。
『…間違った道を進んだアストラル世界に「希望」と「絆」という新たな力が生まれた…君と遊馬によって…君はまだ消えてはいけない…君達に、未来を託す!行け!アストラル!彼のもとへ!!』
(エリファス!?う、うわあああ!?)
エリファスはアストラルに1枚のカードを託し、吹き飛ばす…全ては希望を未来へ繋ぐ為に…。
キィン─! ドオォォン!!
「え、エリファス!!」
【エリファス…!余計な真似を!!】
デュエルフィールド上空で光の大爆発が起きる…エリファスはその身を犠牲にアストラル世界を…遊馬とアストラルを守ったのだ…。
「エリファス、なんで…!?」
(…エリファスは言った…未来を、私達に託すと…!!)
「アストラル…!」
アストラルが遊馬のもとへ帰還する…エリファスに託された『希望』を抱いて…!
(だから、泣いてなど…いられないのだな…!!多くの仲間達の想いを受け継いだ我々は…!!)
アストラルの頬に涙が零れる…しかし、アストラルはそれを拭い前を向く…託された『希望』を『未来』を守る為に!!
(遊馬!シャーク!…必ず、勝つぞ!このデュエル!!)
悲しみを乗り越え、アストラルは声を上げる!
『当然だ!いくぜ、ドン・サウザンド!!墓地に送られた「ダークナイト」の効果発動!カオスORUを持つこのカードが破壊された時、このカードを墓地から特殊召喚し!その攻撃力分ライフを回復する!リターン・フロム・リンボ!!』
煉獄から槍術士が帰還…その祝福がライフを回復する!
『俺はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ!』
「シャーク……オレ達は負けない、絶対に負けねぇぞ!!ドン・サウザンド!!」
ライフを回復した遊馬はドン・サウザンドへ叫ぶ!!
【フン…『ヌメロンネットワーク』を壊し、ライフを回復した程度で…我に勝つつもりか?ふっ…】
ドン・サウザンドは遊馬達を嘲笑う…戦術の要を破壊されてなお、その余裕は失われていない…!
@ドン・サウザンド
【我のターン!ドロー!】
【我はこの瞬間、除外された『カオスヌメロン─シニューニャ』を蘇らせる!】
『だが、既にフィールドに「ヌメロンネットワーク」はねぇ!「シニューニャ」は破壊される!』
復活した地獄の門が砕け散る…だが、それは…。
【愚かな…これは
さらなる絶望を目覚めさせるトリガーだった!!
【このカードは『シニューニャ』が破壊された時に発動し、墓地または除外された『ヌメロンネットワーク』と4体のナンバーズをレベル12のエクシーズ素材とし、エクシーズ召喚を行なう!!】
『(「なんだと!?」)』
それは『混沌の儀式』…『ゲート・オブ・ヌメロン』は前座に過ぎず、大いなる混沌は此処に目覚める…!
【我はレベル12になった『No.1』から『No.4』そして『ヌメロンネットワーク』でオーバーレイ!エクシーズ召喚!!現われよ…『CNo.1000』!!】
『ナンバーズ1000、だと!?』
規格外の『1000』…その登場に遊馬達の表情が凍りつく…!
1000
【混沌の憂いは浅ましき人の業…天壌の夢は無窮の幻、虚ろの神よ!闇を持て!光に鉄鎚を!!『夢幻虚神ヌメロニアス』!】
混沌を封じる扉を破戒し、混沌の神が現世へと顕現する。
白き骨格に反する巨大な紫紺の翼…混沌の化身たる神の攻撃力は…。
「これが、『CNo.1000』…!?」
『また…攻撃力
「あ、あぁ…!?」
《グルル…!フォーウ!!》
その攻撃力は人間界における最高攻撃力『F・G・D』や『究極竜騎士』を遥かに上回る、10000…その威容に小鳥は座り込み、フォウは彼女を守るように全身の毛を逆立てる…。
【貴様らは、この力に屈するのだ…!】
顕現せし『絶望』…遊馬は、ナッシュは…この窮地を乗り越えられるのか…!
〜次回予告〜
《4体のナンバーズを乗り越えた先に待っていたのは…攻撃力10000の絶望と混沌の化身だった…》
《次々と勝ち筋を潰されていく遊馬と凌牙…その時、仲間との絆が奇跡を起こす!》
《次回!「転生して決闘の観測者になった話」!「絶望を裂く、希望の一閃」!》
《…これが…キミの選択なんだね、凌牙》