転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

306 / 540
こんにちは!S,Kです!

遊馬達はついに玉座に辿り着く…遊馬は…凌牙は、翠は…闇に侵された遊海を救う事ができるのか!


それでは…最新話をどうぞ!


英雄反転〜闇を祓う『絆』〜

《マスターの現在地まであと僅かです…!!》

 

「遊海さんっ…!」

ひたすらにドン・サウザンドの城を登り続ける遊馬達…その追跡が間もなく終わろうとしていた…!

 

 

『っ…!出口だ!』

 

《このまま突っ込むよ!!》

遊馬達は玉座の間にたどり着く…そして、部屋へと飛び込んだ…!

 

 

 

 

 

(ここが、ドン・サウザンドの玉座…!)

 

「空気が、重い…!」

遊馬達が辿り着いたのは紅い水晶に彩られた玉座の間…主である『混沌の邪神』が没した後も、その空間には異様な空気が満ちている…そして、そこに2つの影があった…。

 

 

──ぐっ…!遊海、そんな闇に負けるでない!!意識を取り戻せ!!──

 

 

【ククク…!無駄だ、上位神の分身よ…この男の心は封じた…!貴様の言葉では、少しも響かぬさ…!】

 

 

「遊海さん!!」

 

『父さん…!!』

 

《フォウ…!》

1人は聖なる結界に閉じ込められてなお、余裕の笑みを浮かべる闇遊海。

 

もう1人は結界の中に闇遊海を封じ、必死に声を掛け続ける光球…デウス神の分体だった…。

 

 

 

【ようやく力が馴染んで来た…さぁ、退くがいい!!】

 

────!!

 

──ぐぬっ…!?干渉は、これが精一杯か…!!──

闇遊海が闇の力を開放…吹き荒れた闇の嵐が聖なる結界を砕き、光球を吹き飛ばす!

 

 

「デウス様!!」

 

──翠、ワシが干渉できるのは、ここまでじゃ…!デュエルで奴を倒せ!そうすれば─!!──

翠へと希望を託したデウス神の分体は闇に散らされ、消えてしまった…。

 

 

 

【ほう…供物が自ら出向いて来たか…丁度よい、力を使って空腹だったのだ…!お前達の魂、我に捧げるがいい…!】

 

「っ…!遊海…!」

 

「遊馬…!」

闇遊海は邪悪な笑みを浮かべながら遊馬達を見て舌舐めずりする…その殺気はドン・サウザンドと同等…小鳥は思わず遊馬に縋り付く…。

 

 

『遊馬、アストラル…ここは、俺に行かせてくれ…!』

 

(シャーク…!)

突き刺さるような殺気が向けられる中、凌牙が前に出る…!

 

 

『きっと、父さんは闇の中で戦ってる…!俺が父さんを闇の中から救い出す!!』

 

「だったら、私も戦うわ…!私達の……家族の『絆』で遊海さんを助けるのよ!!」

 

「翠さん!!」

 

《フォウ!》

凌牙に並び立つのは翠…闇に囚われた愛する者を救う為、彼女は勇気を持って立ち向かう!

 

 

 

【ククク…!最初の供物は決まったようだなぁ…!】

 

『テメェの供物になんかになってたまるかよ!』

 

「遊海さんを返してもらうわ!!」

 

【やれるなら、やって見るがいい!!】

不敵な笑みを浮かべる闇遊海に翠と凌牙が大切な『家族』を救う為に挑む!!

 

 

 

 

『「【デュエル!】」』

 

 

Dark NEXUS LP4000

 

翠&凌牙 LP4000

 

 

変則タッグデュエル

 

 

 

 

 

 

【我のターン、ドロー!】

【フィールド魔法『失楽園』を発動!】

 

「っつ!?」

フィールドが荒廃した大地に変化する!

 

 

【そして『混沌の召喚神』を召喚!】

上半身が悪魔、下半身が蛇のようになった魔物が現れる! ATK0

 

【『混沌の召喚神』の効果発動!自身をリリースする事で、このモンスターを特殊召喚できる!現われよ!『神炎皇ウリア』!】

フィールドに炎が渦巻く…その炎の中から赤い龍体の炎の幻魔、ウリアが現れる! ATK0

 

 

「な、なんだ!?あのモンスターは…!」

 

(遊海が前に見せてくれた三幻神『オシリスの天空竜』に似ている…!)

 

《あのモンスターは、『三幻魔』の1体『神炎皇ウリア』…!かつて邪な人間が我ら『三幻神』の力をコピーしようとして生み出した魔物です…!!》

ウリアの出現に戸惑う遊馬達にフレアがその正体を伝える…!

 

 

《ウリア!!貴女も遊海の精霊です!闇に呑まれてはなりません!!》

 

《ギッ…キシャアアアア…!!》

 

「ウリアが、苦しんでる…!」

敵となり立ち塞がるウリアに叫ぶフレア…だが、ウリアは苦しげな咆哮をあげる…。

 

 

【無駄だ、このデッキに宿る精霊は我の支配下にある…お前達の言葉は届かぬ…!我は『失楽園』の効果発動!『ウリア』が存在する事で2ドロー!…クク…さらに永続魔法『七精の解門』を発動!その効果により、デッキから『降雷皇ハモン』を手札に加える!さらに『七精の解門』の効果発動!手札の『闇次元の開放』を墓地に送り、墓地の攻撃力か守備力が0の悪魔族モンスター…『混沌の召喚神』を特殊召喚!】

再び蛇体の魔物が現れる! DEF0

 

 

【我はカードを2枚伏せ、ターンエンド】

 

Dark NEXUS LP4000

ウリア 召喚神 失楽園 七精 伏せ2 手札2

 

 

 

 

「凌牙君、気を付けて…!三幻魔は1度、遊海さんを倒しているわ…決して油断しないで!」

 

『っ…!わかった…!!』

翠が語る『三幻魔』の危険性に凌牙は気を引き締める…!

 

 

「遊海さん…待ってて…!必ず助けてみせる!!」

 

 

 

「私のターン!ドロー!」

「魔法カード『影依融合(シャドール・フュージョン)』発動!手札の『超電磁タートル』と『シャドール・ビースト』で融合!影の獅子よ!光の力を得て、影の巨人を呼び出さん!融合召喚!来て!『エルシャドール・ネフィリム』!」

シャドールの母たる巨人が現れる! ATK2800

 

 

【その瞬間、永続罠『覚醒の三幻魔』を発動!フィールドに『ウリア』が存在する事で効果が起動する!我は相手が召喚・特殊召喚したモンスターの攻撃力分、ライフを回復する!】

闇遊海の体を闇が覆い、ライフを回復する…!

 

Dark NEXUS LP4000→6800

 

 

「っ…!カード効果で墓地に送られた『ビースト』の効果!1ドロー!さらに『ネフィリム』の効果!デッキから『シャドール・ドラゴン』を墓地に送る!さらにカード効果で墓地に送られた『ドラゴン』の効果!『覚醒の三幻魔』を破壊!」

 

【ぬっ…!】

翠の墓地から飛び出した竜巻が闇遊海の罠を破壊する!

 

 

「そして私は速攻魔法『神の写し身との接触(エルシャドール・フュージョン)』を発動!手札の『シャドール・ファルコン』と『影霊の翼(リーシャドール)ウェンディ』を融合!影の翼よ!新たなる風と交わりて、深淵の影を呼び出さん!融合召喚!『エルシャドール・アプカローネ』!」

2つの影が巨大な魚と合体した巫女を呼び出す! ATK2500

 

 

「カード効果で墓地に送られた『ファルコン』の効果!自身を裏守備で特殊召喚!さらに『ウェンディ』の効果!デッキから『シャドール・リザード』を裏守備で特殊召喚!」

 

『……すげぇ…』

翠はシャドールの展開力によって確実に布陣を整える…!

 

 

「『アプカローネ』の効果発動!『失楽園』の効果を無効にする!」

荒野が魔術によって凍りつく!

 

「バトルよ!『ネフィリム』で『ウリア』を攻撃!」

 

【無駄だ!永続罠『ハイパー・ブレイズ』を発動!自分の『ウリア』がバトルする時、デッキから罠カード『光の護封霊剣』を墓地に送り効果発動!『ウリア』の攻撃力はお互いの墓地の罠カードの数1枚につき1000アップする!これで…!】

 

「まだよ!『ネフィリム』の効果発動!特殊召喚されたモンスターとバトルする時!そのモンスターを破壊する!!」

 

【なにっ!?】

ネフィリムの影糸がウリアを粉砕する!

 

 

「そして『アプカローネ』で『混沌の召喚神』を攻撃!」

魔物が青色の糸に貫かれる!

 

 

「私はカードを1枚伏せ、ターンエンド!」

 

翠LP4000

ネフィリム アプカローネ 裏ファルコン 裏リザード 伏せ1 手札0

 

 

 

「凌牙君!今よ!!」

 

『わかった…!母さんのくれたチャンス、無駄にはしねぇ!!』

 

 

 

 

『俺のターン!ドロー!』

『俺が引いたのは「RUM-七皇の剣」!墓地・エクストラデッキから「ANo.101S・H・Ark Knights」を特殊召喚し、カオス化させる!カオスエクシーズチェンジ!』

 

 

《font:405》101

 

 

『現われろ!「ACNo.101」!「S・H・Dark Knights(サイレント・オナーズ・ダークナイト)」!!』

朱槍を構える黒き槍術士が現れる! ATK2800

 

 

『さらに!手札から「ハンマーシャーク」を召喚!』

頭が金槌になった鮫が現れる! ATK1700

 

『「ハンマーシャーク」の効果発動!自身のレベルを1つ下げ、手札から「ビッグ・ジョーズ」を特殊召喚!』

巨大な口を持つ鮫が現れる! ATK1800

 

ハンマーシャーク ☆4→3

 

 

『俺はレベル3の「ハンマーシャーク」「ビッグジョーズ」でオーバーレイ!エクシーズ召喚!現われろ!「潜航母艦エアロシャーク」!!』

2匹の鮫が連結した潜水艦が現れる! ATK1900

 

 

『「エアロシャーク」の効果発動!ORUを1つ使い!手札の枚数1枚につき400ダメージ、つまり1200ダメージを与える!喰らいやがれ!エアー・トルピード!!』

 

【ぬううっ!?】

無数の魚雷が闇遊海のライフを削る!

 

闇遊海 LP6800→5600

 

 

『バトルだ!「ダークナイト」で、ダイレクトアタック!!』

 

【させぬわ!墓地の『光の護封霊剣』を除外して効果発動!このターン、我に対するダイレクトアタックを封じる!】

 

『チッ…!』

光剣の壁が朱槍を弾き返す!

 

 

『俺はカードを2枚伏せ、ターンエンドだ!』

 

凌牙LP4000

ダークナイト エアロシャーク 伏せ2 手札1

 

 

 

「ああっ…!惜しい!!」

 

「流石、シャークと翠さんだな…!いきなり悪遊海を追い詰めたぜ!」

1ターンで闇遊海を追い詰めた翠と凌牙に遊馬が歓声を上げる!

 

 

(だが、あのデッキは()()()()()()だ…まだ何が起きるかわからないぞ…!)

 

《その通りです…!》

だが、アストラルは分かっていた…仮にも遊海のデッキがこの程度で止まるはずがないと…!

 

 

 

 

【我のターン、ドロー!】

【『七精の解門』の効果発動!手札の『暗黒の召喚神』を墓地に送り!墓地の『混沌の召喚神』を特殊召喚!】

再び蛇体の悪魔が現れる! ATK0

 

 

『っ…さっき手札に加えた奴が出てくるのか…!?』

 

「違うわ…!気を付けて!!」

 

【我は墓地の『暗黒の召喚神』を除外して効果発動!デッキから『幻魔皇ラビエル』を手札に加える!そして『暗黒の召喚神』の効果発動!手札より現れよ!『幻魔皇ラビエル』!!】

フィールドに稲妻が降りそそぐ…そして幻魔を統べる青き皇、ラビエルが降臨する! ATK4000

 

 

《グッ、ガッ…!!ミドリ、ウマク、避ケロ…!カラダ、ジユウ、キカナイ…!!》

 

「ラビエル…!!」

ギリギリで意識を残していたラビエルが翠に警戒を促す…!

 

 

【フッ…我は墓地の『混沌の召喚神』の効果発動!このカードを除外し、デッキから『失楽園』を手札に加える…そしてフィールド魔法『失楽園』を発動!】

凍りついた荒野が再び闇に包まれる!

 

【『失楽園』の効果発動!『ラビエル』が存在する事で2ドロー!ククッ……!バトルだ!『ラビエル』で『エルシャドールネフィリム』を攻撃!】

 

「っ…!?『ネフィリム』には特殊召喚したモンスターを破壊する効果がある!返り討ちに──!」

 

 

【無駄だ、我の場に『失楽園』がある限り、『ラビエル』は相手の効果対象にならず、効果では破壊されない!さらに我は手札から『幻魔皇ラビエル─天界蹂躪拳』の効果発動!このカードを墓地に送り!『ラビエル』は相手モンスター全てに攻撃でき、さらに攻撃力は倍となる!!】

 

『「なんだって!?」』

 

《■■■■■─!!》

狂気に侵されたラビエルの拳に破滅の光が宿る! ATK4000→8000

 

 

【これで滅せよ!天界蹂躪拳!!】

 

「させない!墓地の『超電磁タートル』の効果発動!墓地のこのカードを除外して、バトルフェイズを終了する!!」

絶滅の一撃を電磁バリアが弾き返す!

 

 

【フン…命拾いしたか、我は永続魔法『失楽の霹靂』を発動、ターンエンドだ!】

 

Dark NEXUS LP5600

ラビエル 失楽園 七精 霹靂 ハイパーブレイズ 手札2

 

 

 

「あ、危ねえ…!!」

 

(一撃、一撃が致命傷になりかねない…!翠…頼むぞ…!!)

緊急の連続に遊馬は溜息をつく…敗北と隣り合わせの戦い…だが、遊馬達は見守る事しかできない…!

 

 

 

 

「私のターン!ドロー!」

「(っ…今の手札じゃ、挽回できない…!!)『ネフィリム』と『アプカローネ』を守備表示に変更!ターンエンドよ!」

 

ネフィリムATK2800→DEF2500

 

アプカローネATK2500→DEF2000

 

翠LP4000

ネフィリム アプカローネ 裏ファルコン 裏リザード 伏せ1 手札1

 

 

 

 

『俺のターン!ドロー!』

『これなら…!「エアロシャーク」の効果発動!ORUを1つ使い!相手に手札の枚数のダメージを与える!俺の手札は2枚!800ダメージだ!』

 

【くっ…!うっとおしい!!】

再び魚雷が闇遊海にダメージを与える!

 

 

Dark NEXUS LP5600→4200

 

 

『そして俺は「エアロシャーク」をリリース!「イーグル・シャーク」をアドバンス召喚!』

鷲のようなクチバシを持つ鮫が現れる! ATK1000

 

 

【その瞬間『ラビエル』の効果発動!相手がモンスターを召喚した時!『幻魔トークン』1体を特殊召喚!】

ラビエルに似た小さな悪魔が現れる! DEF1000

 

 

『まだだ!「イーグルシャーク」がいる時、手札の「パンサー・シャーク」は特殊召喚できる!』

豹柄の鮫が現れる! ATK1100

 

 

『俺はレベル5「イーグルシャーク」と「パンサーシャーク」でオーバーレイ!エクシーズ召喚!』

 

 

73

 

 

『現われろ!「No.73」!カオスに落ちた聖なる滴よ!その力を示し、混沌を……闇を押し流せ!!『激瀧神アビス・スプラッシュ』!!」』

凌牙の遺跡のナンバーズ、大海を支配する神が現れる! ATK2400

 

 

『「アビススプラッシュ」の効果発動!ORUを1つ使う事で攻撃力を倍にできる!俺はORUを2つ使い、その効果を2回使う!!攻撃力9600だ!!』

 

【なんだと…?】

海神の鉾にエネルギーが集う!!

 

アビススプラッシュ ATK2400→4800→9600

 

 

『バトルだ!「アビススプラッシュ」で「ラビエル」を攻撃!!正気に戻ってくれ…!父さん!!喰らえ!ファイナル・フォール!!』

それは海神の怒り、凌牙の渾身の一撃…フィールドが爆煙に包まれる!

 

 

 

 

 

「やったか…!?」

 

【ハッ…永続魔法『失楽の霹靂』の効果発動!『ラビエル』がフィールドを離れる時、このカードを墓地に送る事でこのターン、自分が受けるダメージは全て0になる!】

 

『っつ…!』

爆煙が晴れた中で闇遊海は嗤っていた…!

 

 

 

『これでも、届かないのか…!!「ダークナイト」で「幻魔トークン」を攻撃!!』

悔しさを滲ませながら、槍術士の朱槍がトークンを砕く…!

 

 

『……ターン、エンドだ…!』

 

凌牙LP4000

ダークナイト アビススプラッシュ 伏せ2 手札0

 

 

 

 

【小童に女、中々に粘るではないか?この身体がそんなに大切か?】

 

「当たり前よ…!!貴女が使うその身体は私の夫のモノ…絶対に返してもらうわ!!」

 

【ククク…ハハハハ…!愛する者の為に命を賭けるか…!良いだろう、その魂ごと喰らい、永遠に閉じ込めてやろう…!】

遊海を取り戻す為に必死の戦いを続ける翠と凌牙…その姿を闇遊海は嘲笑う…!

 

 

 

【我のターン、ドロー!】

【ククク…永続罠『ハイパーブレイズ』の効果発動!1ターンに1度、手札を1枚捨てる事で墓地の『ウリア』か『ラビエル』を手札に加えられる…我は『降雷皇ハモン』を墓地へ送り、『ラビエル』を手札に戻す!そして『暗黒の招来神』を召喚!】

大きな翼を持つ単眼の魔物が現れる! ATK0

 

 

【『暗黒の招来神』の効果発動!召喚に成功した事でデッキから2体目の『混沌の召喚神』を手札に加える!そして通常召喚された『招来神』が存在する時、我は1度だけ攻撃力・守備力が0の悪魔族モンスターを召喚できる!現われよ!『混沌の召喚神』!】

再び蛇体の魔物が現れる! ATK0

 

【そして『混沌の召喚神』をリリース!再び現われよ!『幻魔皇ラビエル』!】

 

『また…!?』

再び青き幻魔皇が顕現する! ATK4000

 

 

【さらに!墓地の『幻魔皇ラビエル─天界蹂躪拳』はフィールドのモンスターをリリースする事で手札にもどる!我は『暗黒の招来神』をリリース!バトルだ、『ラビエル』で『ダークナイト』を攻撃!さらに『天界蹂躪拳』の効果発動!攻撃力を倍にし、全てのモンスターを攻撃できる!さぁ…死ぬがいい!!】

 

 

ラビエル ATK4000→8000

 

 

「シャーク!!」

 

「翠さん!!」

 

《フォーウ!!》

それは全てを滅ぼす絶滅の一撃…それが凌牙に迫り…!

 

 

 

『罠カード「潮の利(アドバンテージ・ロケーション)」発動!自分の水属性モンスターとバトルする相手モンスターの攻撃力は半分になり、さらに水属性モンスターはバトルでは破壊されない!!』

 

【無駄な足掻きを…!だが、ダメージを受けよ!】

 

『ぐううっ…!!』

ダークナイトの周りに現れた渦潮がダメージを軽減する…!

 

ラビエルATK8000→4000

 

翠&凌牙 LP4000→2800

 

 

【続けて『アビススプラッシュ』を攻撃!】

 

『「潮の利」で相手の攻撃力は半分になる!!ぐあああ!!?』

 

「きゃあああ!!」

ラビエルが破壊の拳を海神に叩き込み、凌牙と翠は余波で吹き飛ばされる…!

 

 

ラビエルATK8000→4000

 

翠&凌牙LP2800→1200

 

 

 

【そして女の『アプカローネ』を攻撃!】

 

「う、ぐ…!『アプカローネ』は、バトルでは、破壊されない…!!」

アプカローネが影糸の結界で拳を防ぐ!

 

【『ネフィリム』を攻撃!】

 

「っうう…!『ネフィリム』が破壊された時、墓地の『影依融合』を手札に、加える…!」

 

【セットモンスターを攻撃!】

 

「破壊されたのは『シャドール・ファルコン』…!リバース効果、発動!墓地の『シャドール・ビースト』を裏守備で、特殊召喚!」

 

【ならば2体目のセットモンスターを攻撃!】

 

「セットモンスターは、『シャドール・リザード』…!」

影の蜥蜴が粉砕される!

 

 

【3体目のセットモンスターを攻撃!】

 

「リバースしたのは『シャドール・ビースト』!リバース効果で2枚ドローして、1枚捨てる…!手札の『禁忌の壺』を、墓地へ…!」

 

【往生際が悪いぞ、人間!!】

なんとか全ての攻撃を躱した翠と凌牙…だが、闇遊海はさらなる1手を打つ!

 

 

 

【我は速攻魔法『次元融合殺』を発動!フィールドの『ラビエル』と墓地の『ウリア』『ハモン』を除外し、融合モンスターをエクストラデッキから召喚条件を無視して特殊召喚する!現れいでよ!『混沌幻魔アーミタイル─虚無幻影羅生悶』!!】

 

「そんなっ…!!」

フィールドで闇が爆発する…その中から巨大な混沌の魔物…3体の幻魔の融合体、アーミタイルが姿を現す! ATK0

 

 

 

(この、モンスターは…!?)

 

「幻魔が、融合しちゃった…!?」

 

「嘘、だろ…!?」

フィールドに現れた融合幻魔に圧倒される遊馬達…その威圧感は…『夢幻虚光神』に迫る…!

 

 

 

【これで、貴様らは終わりだ…『虚無幻影羅生悶』の効果発動!このカードのコントロールを相手に移す!】

 

『なにっ…!?』

 

「融合幻魔を相手に渡した!?」

翠達のフィールドにアーミタイルが移動する…そして、それは()()()()()()()だった…!

 

 

【我はこれでターンエンド…そして、この瞬間!『虚無幻影羅生悶』の効果発動!コントロールが移ったターンのエンドフェイズ、()()()()()()()のカードを全て除外する!】

 

「えっ、自分フィールドって……まさか!!」

 

(『虚無幻影羅生悶』をコントロールしているのは…シャーク達だ!!)

 

『そんなっ!?』

 

【希望よ、闇に消え去るがいい…!!】

アーミタイルが闇を吐き出す…その闇に包まれた翠と凌牙のカードは…全て闇の中に消え去った…。

 

 

(シャークと翠のカードが全滅…!?)

 

「だ、だけど!悪遊海のフィールドにもモンスターはいない!翠さんがモンスターを引けば…!!」

 

 

【ククク…効果はまだ終わっておらん…!この効果が発動した後、元々の持ち主である我は…エクストラデッキから『混沌幻魔アーミタイル』を召喚条件を無視して特殊召喚する!!】

 

「そんな…!!」

闇遊海のフィールドに闇が集い、巨大な混沌幻魔が復活する…! DEF0

 

Dark NEXUS LP4200

アーミタイル 失楽園 解門 ハイパーブレイズ 手札0

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…!」

 

『っ…母さん、大丈夫か…!』

 

「りょうが君、わたしは…だ、大丈夫…」

満身創痍の凌牙は翠を心配する…ダメージは0だったとはいえ、5回の連続攻撃を受けた翠は…凌牙以上にボロボロだった…。

 

 

「『アーミタイル』は、バトルでは破壊されず…自分のターンのあいだ、攻撃力がいちまんになる、の…」

 

『っ…!!』

それは絶望的な効果…十代や遊海をも追い詰めた最強の魔物の力だった。

 

 

【そして…『アーミタイル』も『失楽園』の効果により、効果対象にならず…効果では破壊されない…さぁ、絶望の中で死ぬが良い…!】

 

『っ…』

遊海の顔で邪悪に嗤う闇遊海…その姿を見た凌牙は唇を噛み締める…。

 

 

『なぁ、父さん…!いつまで寝てんだよ…!!いつまでそんな野郎に好き勝手やらせてんだよ!!』

 

【無駄だ、お前の声は…『父さん!!アンタは最強のデュエリストなんだろ!!世界を守り続けた男なんだろ!?こんな時に、こんな時に動けないで!何が英雄だよ!!』無駄だと言っているだろう!】

凌牙は闇遊海の中に眠る遊海に…父に必死に叫ぶ…!

 

 

『せっかく、ようやく…家族に戻れたのにさ…!!こんなのって、ないぜ…!戻って来てくれよ!父さん─!!』

 

「シャーク…!」

凌牙はポロポロと涙を零しながら叫ぶ…例え、それが無意味なのだとしても…。

 

 

「遊海さん、ごめんね……遊海さんが、嫌な予感がするって言った事…ちゃんと聞いてあげればよかった…!」

翠はボロボロの体で無理矢理立ち上がる…。

 

「待ってて、遊海さん…いま、助けるから…!!」

 

【助ける?そんなボロボロの身体で?僅か3枚の手札と1200のライフで我を倒すと?ククク…ハハハハ…!笑い話にも程が……】

 

「諦め、ない…!ライフが尽きない限り!私達は、デュエリストは戦えるんだから─!!」

それは翠の魂の咆哮…遊海を想う心からの言葉、その願いは……奇跡を起こす!

 

 

 

 

 

キィン─!

 

キィン─!

 

キィン─!

 

キィン─!

 

 

 

【な、なんだ…!この光は…!】

 

『これは、あの時と同じ…!』

 

「共鳴してる…私達の『絆』が…!」

遊海の赤水晶のペンデュラム、翠の紫水晶のブレスレット、そして凌牙と璃緖の指輪が共鳴し…光を放つ…!

 

 

キィン─!

 

 

「この光、まさか…!」

 

(ああ、間違いない…!この光は─!)

 

《フォウ…!フォーウ!!》

4つの光が翠の右腕に集う、それは『決闘者』の境地…希望を導く奇跡の光─!

 

 

 

【なんだ、なんだ!その光は!?】

 

「これは…私達家族の…絆の光よ!!」

 

 

 

 

「私のターン!家族の絆は光を導く!希望に輝く勝利をこの手に!!シャイニング・ドロー!!」

 

【クッ…そんな光のドローで何ができる!!】

それは奇跡を導く光の軌跡…家族の絆が勝利への1枚を呼び込む!

 

 

「私は『シャドール・ヘッジホッグ』を召喚!」

ハリネズミの影人形が現れる! ATK800

 

【ハッ…たかが攻撃力800、それで何ができる!】

 

「私は手札の『影依融合』を墓地に送り!速攻魔法『超融合』発動!!」

 

【超融合、だと?】

翠の背後で融合の渦が渦巻く!!

 

 

「このカードは、自分と相手フィールドのモンスターを融合素材として!融合召喚できる!!私は『ヘッジホッグ』と『アーミタイル』で超融合!!」

 

【なんだと!?】

融合の渦に2体のモンスターが引き込まれる!

 

 

「融合、召喚!現われて!『エルシャドール・ミドラーシュ』!」

 

《準備は出来てる!!》

影の竜に乗る巫女が現れる! ATK2200

 

 

「さらに魔法カード『死者蘇生』を発動!力を貸して!『ダークナイト』!!」

黒き槍術士が翠のフィールドに現れる! ATK2800

 

 

「バトルよ!『ミドラーシュ』でダイレクトアタック!」

 

《風王鉄鎚!!》

 

【ぐぬっ…!?】

風の魔力弾が闇遊海を直撃する!

 

 

DarkNEXUS LP4200→2000

 

 

 

「凌牙君!!」

 

『ああ、いくぜ!母さん!!「ダークナイト」で父さんに…「闇」に!ダイレクトアタック!!』

2人の声に応え、槍術士が朱槍に力を溜める!!

 

 

「『遊海さん(父さん)を返せ!!』」

 

 

【馬鹿な…!馬鹿なぁぁっ…!!】

 

朱槍の一撃が闇遊海の胸に突き刺さる…それは『絆』の一撃。

 

魂の守護者の一撃が『闇』を貫いた…!

 

 

 

Dark NEXUS LP0

 

 

 

翠&凌牙 WIN!

 

 

 

 

 

 

オオオ…おのれ、おのれぇぇ…!!

 

王宮の壁に叩き付けられた闇遊海の身体から瘴気が抜けていく……残されたのは、致命傷を負った遊海の身体だけだった…。

 

 

 

 

 

「っ…遊海さん!!」

 

『父さん…!!』

 

《マスター!!》

倒れ込んだ遊海に満身創痍の翠と凌牙、そして精霊達が駆け寄る…。

 

 

「遊海さん…!しっかりして!遊海さん!!」

 

『目を開けてくれ!父さん!!』

必死に遊海を揺り起こす翠達…そして…。

 

 

「う、ぐ…みど、り……りょうが…」

 

『父さん…!』

うっすらと開いた目…それはいつも通りの遊海の目だった…。

 

 

「『声』はずっと、聞こえて、たんだ……すまない、父親としても……決闘王と、しても…失格だ……」

 

『馬鹿…!父さんは悪くねぇよ…!』

 

「ああ…よかった…!よかった〜!!」

遊海の無事を確認した翠と凌牙は泣きながらへたり込んだ…。

 

 

 

「は、はあぁぁ〜!よかった〜!!」

 

「これで、事件解決──」

 

(……いや、そう甘くはないようだ…!)

 

「「えっ…!?」」

遊海の無事を確認した遊馬と小鳥は胸を撫で下ろす…だが、戦いはまだ終わっていなかった…!

 

 

ドクン!!

 

 

『っ…!なんだ!?』

 

「闇が…!!」

広間に闇が集う…さらに、窓から飛び込んできた『闇』が広間の闇に吸収されていく…!

 

 

 

 

 

【少し戯れが過ぎたか…次は、本気で相手をしてやろう…!】

闇が再び形を成していく…それは巨大な人影…!

 

 

 

 

「嘘…!?」

 

『この、気配は…!』

 

「ドン・サウザンド…!?」

 

「……違う…」

増していく威圧感に遊馬達はドン・サウザンドの復活を錯覚する…だが、遊海がそれを否定する…!

 

「やつは、数多の世界を渡り…希望を壊し……絶望を齎す者…!」

 

 

 

 

【我が名はe・ラー…お前達の希望の光を消し去る、絶望の神…!】

 

闇の中から…希望を喰らう、絶望の女邪神が顕現した…!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。