転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S,Kです!

今回から幕間の物語編!戦いを終えた遊馬や遊海の日常をお楽しみください!


それでは、最新話をどうぞ!


幕間〜ハートランドの日々〜
望まれたデュエル〜勇者と英雄〜


《主ヨ、此度ハ本当ニスマナカッタ…》

 

《我らが主を止めなければならなかった…》

 

《不甲斐ない…》

 

「謝るのは俺の方だよ、ラビエル、ハモン、ウリア…お前達にも辛い思いをさせた…本当にごめんな…」

 

 

アストラル世界での大決戦から数日が過ぎ、傷の癒えた遊海はリビングで小さな姿で現れた三幻魔達と言葉を交わし……否、謝り合っていた。

 

 

神界のミスによって別世界から紛れ込んだ邪神e・ラー…その邪神に取り憑かれてしまった遊海は遊馬達の敵となり、大騒動を引き起こしてしまった。

 

その最たるものが…翠と凌牙を相手に繰り広げた『三幻魔』デッキを使ってしまったデュエルだった…。

人間界に戻ってから自分の醜態を聞かされた遊海は精神的に大ダメージを受け、傷が癒えるのを待って三幻魔達を喚び出したのだ…。

 

 

 

《マスター、全てはe・ラーの行いです…あの邪神は『人を操る』事に特化していました、それもマスターの耐性までも無効化して……》

 

「それでも、俺が油断したのが一番の原因だ…もっと遠距離から攻撃するか、撤退すればこんな事には……」

 

《ユウミ…あの時、貴方が退いていたら…e・ラーは他の者達…遊馬や凌牙、アストラルに取り憑いていたかもしれません……そうなれば、さらなる混乱を生んでいました…エリファスが言った通り、貴方は彼らを確かに()()()んです、もう落ち込むのは止めなさい》

 

「彩華、フレア……ああ、そうする……本当に、俺は精霊に恵まれたなぁ…」

落ち込んでいた遊海はアヤカとフレアの言葉で少し元気を取り戻す…。

 

 

《主ヨ、我ラモ不覚ヲトッテシマッタ…》

 

《しかし、我らも強くなり…力もある程度なら制御できるようになってきた》

 

《我らはこれからも主の力になる…だから、頼ってほしい》

 

「……ありがとう、みんな……こんな俺だけど、これからもよろしくな」

三幻魔達も遊海に声をかける…優しい精霊達の言葉に遊海は目を潤ませたのだった…。

 

 

 

 

 

《しかし…お前がいきなり闇に呑まれた時は肝を冷やした…アヤカに十代達を呼んで貰うか迷ったぞ》

 

「ごめん、本当に心配を掛けた」

 

《フォウ、フォ〜ウ》

三幻魔の対話を終えた遊海はメガロックとフォウと一緒に中庭で日向ぼっこをしていた…傷は治ったが、体力が戻らず安静にしているのだ。

 

 

《だが、これで世界は平和を取り戻したのだ…しばらくはのんびり過ごせるな》

 

「ああ、ちょっと頑張り過ぎたから…しばらくは充電期間だな…う〜ん、今日は太陽の光が気持ちいいなぁ…」

遊海は伸びをしながら芝生に横になる…戦いの後の安息の時、それは遊海が一番大切にしているものだった。

 

 

《フォウ!…ファ〜…》

 

「………やっぱり、フォウの話してる事が分からないや……1回死んだせいかなぁ…?」

 

《う〜む…そもそも動物と話せる事が人間としてはすごい事らしいが…フォウはあまり以前とは変わらぬしなぁ…》

寝転がった遊海の腹にフォウが静かに乗り、体を丸める…そんなフォウを撫でながら遊海が呟いたのは、戦いの後の唯一の変化……フォウの『言葉』が分からなくなってしまった事だった。

 

 

ヌメロン・コードによる『奇跡』の復活を遂げた遊海…だが、それ以来フォウの言葉が分からなくなってしまっていた。

猫会話の専門家であるキャットちゃんに尋ねたところ……

 

『前とはフォウくんの話し方…意思の伝わり方のニュアンスが違う気がするニャン、戦いの時に何かあったのかも?』という事らしい。

 

遊海は変わらず元気なフォウを見て安心しているが…少し寂しさも感じていたのだった。

 

 

 

………

 

 

 

ピンポーン!

 

 

「は〜い!あら、遊馬君!小鳥ちゃん!いらっしゃい!」

 

「こんにちは!翠さん!」

 

「オッス!遊海に会いに来たんだ!」

 

「ふふっ、遊海さんも喜ぶわ!さぁ入って!」

少し時間が経ち下校時刻になる頃、遊馬と小鳥が白波家へとやって来た、戦いが終わり平和な時間を過ごす遊馬…だが、1つだけ変わった事があり……。

 

 

「アストラル!出て来いよ!」

 

(ふぅ…やはり、なかなか慣れないな…)

 

「仕方ねぇよ、他の奴らにも姿()()()()()()()んだから…」

遊馬が『皇の鍵』に声を掛けるとアストラルが現れる、エリファスの『指令』によって人間界に戻って来た彼だったが…大きな変化が起きていた。それは…本来、姿が見えなかったアストラルが()()()()()姿が視えるようになってしまった事だ。

 

 

おそらく全てのナンバーズを回収し、記憶と力を取り戻した事で「存在力」が強まった事が原因なのだが…アストラルは精霊達のような『霊体化』をした事がなかった為、練習中で…九十九家や白波家などの関わりがある場所以外では『皇の鍵』での缶詰め生活なのである。

 

なお、余談だが…アストラル世界から帰還した遊馬が家に帰った際、アストラルと明里が鉢合わせしてしまい、幽霊と勘違いされて失神してしまったとか…。

 

 

 

 

「遊海さ〜ん!遊馬君達が遊びに来ましたよ〜!」

 

「オッス!」

 

「んむ…?おぉ、遊馬、小鳥ちゃん、アストラルよく来たなぁ…ふぁ…」

 

(完全に気が抜けているな、遊海…)

中庭でウトウトと微睡んでいた遊海は翠の声で目を覚ました、その穏やかな表情はアストラルが思わず苦笑してしまうほどだった。

 

 

「傷はもう大丈夫なのか?」

 

「ああ!もう少し休めば全快できるさ、心配掛けたな!」

 

「良かった〜!」

元気を取り戻した遊海を見た遊馬は安堵の声を漏らした。

 

 

 

「今日はさ!遊海に頼みたい事があって来たんだ!」

 

「俺に頼み事?珍しいじゃないか?」

トリシューラプリンを食べながら遊馬が今日来た目的を口にする。

 

 

「オレとアストラルとさ、()()でデュエルして欲しいんだ!」

 

「おぉっ!?いきなりどうした?」

 

「ほら、e・ラーとのデュエルの時にオレ達が『最強のデュエリストだ!』って言ってくれただろ?」

 

「ああ、言ったなぁ…」

e・ラーとの最終決戦の時、遊馬は久々の『悪意』にたじろいでしまった…遊海はそんな遊馬の背中を押す為に遊馬とアストラルを『最強のデュエリスト』と呼んだのだ。

 

 

「オレにとっての目標はアストラルとカイト…そして『最強』は遊海の事だったんだ!でも…オレは遊海に1回も勝ててねぇ、だから!オレが強くなったのを確かめて欲しいんだ!」

 

「なるほどな…いいだろう、相手になる!」

 

「よっしゃ!!」

遊馬の強い眼差しを受け、遊海は遊馬の挑戦を受ける!

 

 

「その代わり…ルールを決めよう」

 

「ルール?」

 

「簡単なルールだ、お互いに『ZEXAL』『NEXUS』そしてシャイニングドローは禁止…『決闘者』としての真っ向勝負だ!」

 

「わかった!!」

 

(遊馬、私達2人で英雄を乗り越えるぞ!)

 

「おう!」

 

 

 

 

 

「遊馬!アストラル!頑張れ〜!!」

 

「遊海さん!やりすぎないようにね〜!」

 

《フォーウ!》

小鳥と翠の声援を受けながら、白波家の中庭で遊海と遊馬、アストラルが対峙する!

 

 

「準備はいいか!」

 

『おう!!いくぜぇ!!デュエルディスク、セット!D・ゲイザー、セット!』

 

「デュエルターゲット・ロックオン!」

 

 

─ARビジョン、リンク完了!─

 

拡張現実の中で、英雄と勇者の戦いが始まった!

 

 

 

 

『「デュエル!!」』

 

 

 

遊海LP4000

遊馬LP4000

 

 

 

 

「俺のターン!ドロー!」

「遊馬、アストラル!このデュエル…()()()の戦い方をさせてもらうぞ!俺はレフトペンデュラムスケールにスケール1の『クリフォート・アセンブラ』を!ライトペンデュラムスケールにスケール9『クリフォート・ツール』をセッティング!」

 

『あのカードは…!遊海の本気デッキ!?』

 

(なんだと…!?)

遊海の背後に光の柱が出現し、その中に紫と黄色の核石(コア)を持つ巨大な機械達が現れる…そのデッキは遊海のエースデッキ『クリフォート』…。

 

遊馬は記憶を失った子供遊海と翠の本気決闘でその強さを目の当たりにしていた…!

 

 

「ペンデュラムカードはペンデュラムゾーンにある時、魔法カードとして扱う…俺は『ツール』のペンデュラム効果発動!800ライフを払い!デッキから『クリフォート』カード、『クリフォート・ゲノム』を手札に加える!」

 

遊海LP4000→3200

 

 

「俺はスケール1の『アセンブラ』とスケール9の『ツール』でペンデュラムスケールをセッティング!これによりレベル2〜8の『クリフォート』モンスターを手札から特殊召喚できる!!」

 

(モンスターの、同時召喚…!)

 

「我が魂を守りし大いなる力よ…今こそ、その力を示せ!ペンデュラム召喚!手札から現れろ!レベル6『クリフォート・アーカイブ』!レベル6!『クリフォート・ゲノム』!レベル7!『クリフォート・ディスク』!!」

遊海の頭上に異次元の扉が開き、緑・橙・青色の核石を持つ巨大な機械が現れる! ATK2400 ATK2400 ATK2800

 

 

(ペンデュラム、召喚…!一気に上級モンスターが3体も…!)

 

「ただし、特殊召喚された『クリフォート』モンスターはレベル4、元々の攻撃力は1800になる」

 

 

アーカイブATK2400→1800

 

ゲノムATK2400→1800

 

ディスクATK2800→1800

 

 

『それでも、レベル4のモンスターが3体…!』

 

「残念な事に『クリフォート』共通のペンデュラム効果で、俺はクリフォートモンスター以外のモンスターを特殊召喚できない…そして、『クリフォート』のエクシーズモンスターはいない……だが、これで俺の()()を呼び出せる!俺は3体の『クリフォート』をリリース!現われろ!我が相棒!我が魂!!『アポクリフォート・キラー』!!」

3体のクリフォートの核石が異次元に吸い込まれる…そして異次元の彼方から、虹色の核石が輝く巨大な要塞が現れる! ATK3000

 

 

《遊馬!アストラル!マスターは正真正銘の本気です!気を抜けばすぐに終わりですよ!》

 

『アヤカ…!』

 

「『キラー』の効果発動!1ターンに1度、相手は手札・フィールドのモンスターカードを墓地に送らなければならない!」

 

『来たか…!オレは手札の「タスケルトン」を墓地に送るぜ!』

 

「上手く防御カードを引いてたか…カードを1枚伏せ、ターンエンド!さらに『アセンブラ』のペンデュラム効果発動!このターンにリリースした『クリフォート』の数1体につき1枚ドローできる、3枚ドロー!!」

 

遊海LP3200

キラー (Pスケール アセンブラ ツール) 伏せ1 手札0→3

 

 

 

 

(あれが遊海の切り札…アヤカの本当の姿か…!)

 

『ああ、「アポクリフォートキラー」はレベル・ランク10より低いモンスターの効果を受けず、魔法・罠カードの効果も受けない…それに、特殊召喚されたモンスターの攻撃力・守備力を500下げちまうんだ…!』

 

(つまり、正面突破するには攻撃力3500以上のモンスターか、ランク10以上のモンスター効果が必要になるのか…!強敵だな…!!)

 

「あれ?なんで『キラー』の効果知ってるんだ??」

アストラルに『キラー』の効果を説明する遊馬を見た遊海は首を傾げる…遊海の記憶では遊馬の前でクリフォートを使った覚えがなかったからだ。

 

 

「遊海さーん!前に遊海さんが子供になった時に使ったんですー!!」

 

「…あ、そういう事ね(汗)……こほん、さぁ!かかってこい!遊馬!」

翠の言葉に遊海は納得し、遊馬へと声をかける!

 

 

 

 

『いくぜ、遊海!オレのターン!ドロー!』

『「ゴブリンドバーグ」を召喚!』

赤いプロペラ飛行機に乗るゴブリンが現れる! ATK1400

 

『「ゴブリンドバーグ」の効果発動!自身を守備表示にする事で、手札の「ゴゴゴジャイアント」を特殊召喚!』

青い巨大なゴーレムが現れる! ATK1800→1300

 

 

「その瞬間!永続罠発動!『一回休み』!このカードは自分の場に特殊召喚されたモンスターが存在しない時に発動できる!特殊召喚された効果モンスターは守備表示になる!」

 

『なんだって!?』

ゴゴゴゴーレムの足元に『一回休み』と書かれたマスが現れ、守備表示になってしまう…。 

 

ゴゴゴゴーレム ATK1300→DEF1200

 

 

『でも、やるしかねぇ…!オレはレベル4の「ゴブリンドバーグ」と「ゴゴゴゴーレム」でオーバーレイ!エクシーズ召喚!』

 

 

39

 

 

『現われろ!「No.39」!「希望皇ホープ」!!』

遊馬とアストラルのエース、白き希望の戦士が現れる! DEF2000→1500

 

『オレはカードを2枚伏せて、ターンエンドだ!』

 

遊馬LP4000

希望皇ホープ 伏せ2 手札1

 

 

 

「ふむ、堅実な1手だな…さぁ…耐えてみせろ!」

 

 

 

「俺のターン!ドロー!」

「『キラー』の効果発動!相手は手札・フィールドのモンスターを墓地に送らなければならない!」

 

『手札の「タスケナイト」を墓地へ送る!』

 

「ならば…俺はスケール1の『アセンブラ』とスケール9の『ツール』でペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!エクストラデッキから現われろ!『アーカイブ』!『ディスク』!そして永続罠『一回休み』の効果で守備表示になる!」

再び緑と青の核石を持つ機械達が現れる!

 

アーカイブ☆6→4 ATK2400→1800→DEF1000

 

ディスク☆7→4 ATK2800→1800→DEF1000

 

 

(エクストラデッキからモンスターだと!?)

 

『ペンデュラムモンスターは破壊されたり、リリースされるとエクストラデッキに表側で加わるんだ!』

 

(これが、世界を守り続けた『英雄』の本気か…!!)

アストラルは本気の遊海の実力に戦慄する…もしかしたら、『混沌の邪神』すらも一人で倒してしまうのではないかと…!

 

 

「そして2体のモンスターをリリース!『クリフォート・シェル』をアドバンス召喚!」

紫色の核石を持つ、巻き貝型の機械が現れる! ATK2800

 

 

『新しいクリフォート…!』

 

「そしてアドバンス召喚の為にリリースされた『アーカイブ』の効果発動!相手モンスター1体を手札に戻す!エクストラデッキに戻れ!『希望皇ホープ』!!」

 

(遊馬!!)

 

『させるかよ!カウンター罠『ナンバーズ・プロテクト』発動!自分の場に「No.」が存在し、相手がモンスター・魔法・罠の効果を発動した時!その効果を無効にし、破壊する!』

 

「上手いな!」

アーカイブの幻影が放った光線をアストラル数字の描かれたシールドが跳ね返す!

 

 

「バトルだ!『シェル』で『希望皇ホープ』を攻撃!」

 

『やらせねぇ!「希望皇ホープ」の効果発動!ORUを1つ使い!相手モンスターの攻撃を無効に─!』

 

「無駄だ!『シェル』は自身のレベル、8よりレベル・ランクの低いモンスター効果を受けない!さらに!守備モンスターを攻撃した時!攻撃力が上回った分だけ貫通ダメージを与える!!」

 

『っ!?うわああああ!?』

ホープのムーンバリアを突き破ったシェルの回転突撃が遊馬にダメージを与える!

 

遊馬LP4000→2700

 

 

「さらに通常召喚した『シェル』は2回攻撃ができる!再び『ホープ』に攻撃!!」

 

(遊馬!『タスケルトン』だ!!)

 

『墓地の「タスケルトン」の効果発動!墓地のこのカードを除外する事で!モンスターの戦闘破壊を無効にし、バトルダメージを0にする!!』

 

《た〜す〜け〜るトーン!!》

遊馬の墓地から黒い子豚が飛び出し、自身の吐き出した骨を使って突進を受け止める!

 

「いい判断だ!俺はカードを2枚伏せ、ターンエンド!さらに『アセンブラ』のペンデュラム効果により2ドロー!」

 

遊海LP3200

キラー シェル 一回休み 伏せ2 手札1→3

 

 

 

『あ、あぶね〜!?』

 

(貫通効果を持つ『シェル』に、モンスターを強制的に墓地に送る『キラー』…あまりにも硬い…!)

なんとか遊海の猛攻を凌いだ遊馬とアストラル…だが、英雄の壁は2人が考えていたよりも高かった…!

 

 

『でも、デュエルはここからだ!いくぜ、アストラル!!』

 

「頑張れ〜!遊馬─!!」

小鳥の声援を受けながら、遊馬は英雄に立ち向かう!

 

 

 

『オレのターン!ドロー!』

『よし…!「カードカー・D」を召喚!』

カードのように薄い青い車が現れる! ATK800→DEF400→0

 

 

『「カードカーD」の効果発動!自身をリリースして2枚ドロー!!そして速攻魔法「サイコロン」発動!サイコロを振ってその出た目で効果が発動する!』

 

「勝敗を運命に託すか…!やってみろ!」

 

『いくぜ…!ダイスロール!!』

遊馬が手元に現れたサイコロのARビジョンを投げる、その出目は……5!!

 

 

 

『しゃあ!!『サイコロン』の効果発動!相手の魔法・罠を2枚破壊する!『一回休み』と伏せカード1枚を破壊!』

 

「流石の運命力だ…!」

サイコロのARビジョンが高速回転…「一回休み」と伏せられていた「スキルドレイン」を破壊する!

 

 

『そして…もう1枚はこれだ!!「RUM-ヌメロン・フォース」を発動!』

 

(このカードは自分のエクシーズモンスターをカオス化し、1つランクアップさせる!)

 

『オレは「希望皇ホープ」1体でオーバーレイネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!!』

 

 

39

 

 

『現われろ!「CNo.39」!希望に輝く魂よ!森羅万象を網羅し、未来を導く力となれ!「希望皇ホープレイ・ヴィクトリー」!!」

光の爆発がフィールドを照らす、そしてヒロイックな赤と白のアーマーを纏う勝利の皇帝が現れる! ATK2800→2300

 

 

「現れたか『ホープレイ・ヴィクトリー』!」

 

(そして『ヌメロンフォース』の効果により『ヴィクトリー』以外の全てのカード効果が無効となる!)

フィールドを照らす『全能の力』のカケラの光が「キラー」を除く、全てのクリフォートの効果を無効化する!

 

 

『バトルだ!「ヴィクトリー」で「キラー」を攻撃!そして効果発動!ORUを1つ使い!バトル終了時まで相手モンスターの効果を無効にし!さらにその攻撃力分、自身の攻撃力をエンドフェイズまでアップする!』

 

(当然、『キラー』の効果は無効にならない!だが…攻撃力をアップする効果は無効にできない!ビクトリー・チャージ!!)

 

「流石だ…!」

ヴィクトリーの体からさらに1対の腕が出現、4本のホープ剣を構える!

 

ヴィクトリー ATK2300→5300

 

 

『いっけぇ!ホープ剣ダブル・ヴィクトリースラッシュ!!』

 

《っ─!!?》

 

「すまん、アヤカ…!ぐううぅっっ…!!」

ホープ剣による4連撃が機械要塞を両断…爆砕する!!

 

 

遊海LP3200→900

 

 

『よっしゃあ!!』

 

(アヤカ…『キラー』が倒れた事でフィールドの『ヴィクトリー』の攻撃力は元に戻る!)

 

ヴィクトリーATK5300→5800

 

 

『オレはこれでターンエンドだ!』

 

遊馬LP2700

ヴィクトリー 伏せ1 手札0

 

 

 

 

「遊馬!アストラル!すごい!遊海さんを追い詰めたわ!!」

 

『へへっ…やってやったぜ!!』

 

((伏せカードは『ハーフ・アンブレイク』、仮に『ヴィクトリー』が破壊されても『タスケナイト』で耐える事ができる……問題は…!))

遊海を天運とタクティクスで追い詰めた遊馬達、追い詰められた状況の中で遊海は…

 

 

「はは…ははははは!!流石だ、遊馬!アストラル!ドン・サウザンドを倒して世界を救っただけはある!お前達は本当に強くなった!!」

遊海はただ笑っていた…!

 

 

「だが、遊馬…俺はさらに!その上へ行こう─!!」

 

『っう…!すごい覇気だ…!!』

遊海は闘志を開放し、デッキトップに手をかける!

 

 

 

「俺のターン、ドロー!」

「速攻魔法『揺れる眼差し』発動!お互いのペンデュラムゾーンのカードを全て破壊!そして破壊したペンデュラムカードの数によりさらなる効果を発動する!まず、1枚破壊した事で相手に500ダメージを与える!」

 

『うわっ!?』

遊海の背後の光の柱が砕け散り、遊馬にダメージを与える!

 

遊馬LP2700→2200

 

 

「さらに!2枚破壊した事でデッキからペンデュラムモンスター『クリフォート・アセンブラ』を手札に加える!そして俺は再びスケール1の『アセンブラ』とスケール9の『ツール』でペンデュラムスケールをセッティング!!」

遊海の背後に再び光の柱が現れる!

 

 

「揺れろ!魂のペンデュラム!我が魂に宿る大いなる力を解き放て!ペンデュラム召喚!エクストラデッキから現われろ!レベル5『クリフォート・ツール』!レベル5『クリフォート・アセンブラ』!レベル6『ゲノム』レベル6『アーカイブ』!」

 

『4体のモンスターの同時召喚!?』

フィールドに黄・紫・橙・緑の核石を持つ機械達が並び立つ! DEF2800 ATK2400 ATK2400→1800 ATK2400→1800

 

 

「『ツール』のペンデュラム効果発動!800ライフを払い!デッキから2体目の『アポクリフォート・キラー』を手札に加える!そして装備魔法『機殻の生贄(サクリフォート)』を『ツール』に装備!装備モンスターは2体分のリリースにできる!俺は2体分となった『ツール』と『アセンブラ』をリリース!現われろ!『アポクリフォート・キラー』!!」

 

『2体目!?』

再び虹色の核石が輝く要塞が顕現する! ATK3000

 

遊海LP900→100

 

 

「さらに『機殻の生贄』の効果発動!このカードがフィールドから墓地に送られた時!デッキからクリフォートカード『機殻の要塞』を手札に加える!そしてフィールド魔法『機殻の要塞(クリフォートレス)』を発動!!」

キラーから放たれたエネルギーフィールドがデュエルフィールドを覆っていく…!

 

「『機殻の要塞』が存在する時、クリフォートモンスターの召喚は無効にならず!さらに通常召喚に加え、クリフォートモンスターを召喚できる!俺は『シェル』『ゲノム』『アーカイブ』をリリース!手札から現われろ!3体目の『アポクリフォートキラー』!!」

 

『うっそだろぉ!?』

フィールドに2体の巨大要塞が並び立つ! ATK3000

 

 

「リリースされた『アーカイブ』の効果!『ホープレイヴィクトリー』を手札…エクストラデッキに戻す!さらに『ゲノム』の効果!伏せカードを破壊!」

 

(これが、遊海の全力か…!!)

遊馬のフィールドのカードが全て消え去る!

 

 

 

「バトルだ!『キラー』で遊馬にダイレクトアタック!デストロイ・キャノン!!」

 

『まだだ!墓地の「タスケナイト」の効果発動!墓地のこのカードを──!!』

 

「ダメ押しだ!永続罠『虚無空間(ヴァニティー・スペース)』発動!その効果により、お互いに特殊召喚を封じる!」

 

『しまっ─!?』

 

「放て!フルバースト─!!」

ダメ押しを受けた遊馬は攻撃を避ける事ができず、キラーの主砲に飲み込まれた…。

 

 

 

遊馬LP0

 

 

遊海WIN!

 

 

 

 

 

 

「ふぅ〜…まさか、クリフォートでここまで追い詰められるとは思わなかった…!成長したな、遊馬!」

 

『だああっ!負けたぁぁ〜!!流石に強すぎだってぇ!?』

 

(完敗だな…まさか『アポクリフォート・キラー』が3体も出てくるとは……一瞬でフィールドを掌握された…)

 

「まぁ、俺の『魂のデッキ』だからな!このデッキを倒せた奴は数えるほどしかいないさ!」

デュエルが終わり、遊海は吹っ飛ばされた遊馬を助け起こす…遊馬は悔しげだが、笑顔だった…。

 

 

 

「今の俺のデッキの7割はお前達に勝てないと思ってな…まぁ、良い経験だっただろ?」

 

(逆に聞きたいのだが…我々が勝てない残り3割とは…?)

 

「ん?…1ターンで相手に4000ダメージ与えるバーンデッキとか、相手の効果を全て封殺するデッキ、それから……」

 

(……我々もまだまだ修行の余地があるな、遊馬……)

 

『くっそ〜!いつかクリフォートとか遊海のデッキ全部に勝てるようになってやるからな─!!』

 

「ははっ…気を長く待ってるぞ、遊馬!」

 

《フォーウ?(特別意訳:そんな日…来るのかなぁ?)》

 

 

夕暮れのハートランドに遊馬の気合いの叫びと遊海達の楽しげな笑い声が響いたのだった…。

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