転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
いや、BGMアンケートの『ディケイド』票が多いな!?少しネタで使ったりはしてるけども!!……遊海は破壊者だった…?
復活した遊海はついに、新たな戦いの舞台へと向かう…遊海は待ち受ける悪意を希望に変える事ができるのか…!
それでは、最新話をどうぞ…
「行くのだな、遊海」
「ああ…ここが最初の山場だ…」
バトルロイヤルの翌日、遊海は海馬達と最後の打ち合わせをしていた…。
「スタンダード次元の事は任せておけ…融合次元の侵攻があろうとも、頼りないレオ・コーポレーションの代わりに我らが守りを固める」
「本当は僕達も一緒に行きたいけど…そういう訳にもいかないからね」
「ああ…脅しは掛けたけど、アカデミアがどう動くかわからないからな…」
遊戯達はアカデミアの侵攻に備え、スタンダード次元へと残る…昨夜の出来事から、正規手段での移動でなければ次元間の移動に危険が伴う事が判明したからだ…。
「遊海、この後は…何が起きるかは分かっているのだな?」
「シンクロ次元の物語……差別と革命の物語だな……」
『シンクロ次元』編…それが、遊海が飛び込む新たな戦いの舞台…。
デュエルのできるバイク『D・ホイール』によるシンクロ召喚が中心となったライディングデュエルが行われるシンクロ次元…その様相はスタンダード次元から見れば
人口の約1%しかいない富裕層『トップス』が残り99%の貧困階級『コモンズ』を支配・搾取する…超差別階級社会、コモンズの人々は差別され…トップスの居住区に侵入しただけで治安維持組織『セキュリティ』に捕縛され、強制労働に駆り出されてしまう…。
そんな世界に自分の強さだけでコモンズから成り上がり、玉座を守り続ける男がいた……その男こそ、シンクロ次元の『キング』ジャック・アトラス…ランサーズはシンクロ次元の協力を取り付ける為に次元を渡るが、既にアカデミアの牙はシンクロ次元に食い込み始めていた。
「たくっ…シティとサテライトに分かれてた、一番最悪な時のネオドミノシティよりも胸糞悪い次元じゃねぇか!?そんな世界で仲間になってくれる奴なんて……本当にジャックとクロウのそっくりさんしかいないんじゃねぇのか!?」
「……克也、大正解……むしろ、セレナともう1人が抜けるから、プラマイゼロ……」
「なんだそりゃ!?」
城之内の言葉に遊海は頭を抱える、シンクロ次元の治安維持を担うセキュリティのトップ、ジャン・ミシェル・ロジェはアカデミアからの『逃亡者』…融合次元から盗み出したリアルソリッドビジョン等のノウハウを使って成り上がり…シンクロ次元の支配者になろうと画策している。
ランサーズ・トップス・コモンズ・ロジェ・融合次元…それぞれの思惑が複雑に絡み合い…事態は混迷を極める事になる…。
「だから……俺は、それを
「遊海…今までの関わり方を変えるのかい?」
「お前のやり方は…なるべく物語の大筋には干渉せず、できる範囲の『最善』を掴む…そうだったな?」
「ああ、でもそれは…
今までの遊海は物語への過度な干渉はせず、主人公達の成長を見守りながら…物語を『最善』に導く為に戦ってきた…だが、逆に言えば
しかし、此処は…遊海が守り続けてきた世界ではない『新世界』──そして滅びの要因は『アカデミアによる次元統合』『ズァークの復活による破壊』と既に判明している……つまり、遊海は
「今回の物語は──本当の意味で
それは遊海にとっても未知への挑戦……物語の道筋を変えるという選択だった。
「ちなみにさ、普通に物語が進んだ場合は…どうなるんだ?」
「……戦いの末にズァークが復活して、遊矢の仲間達と同じく復活したレイと意識が戻った遊矢がなんとかズァークを倒すけど…ズァークを倒しきれずに再封印、しかもズァークの欠片は遊矢に統合されたまま…さらにレイの欠片達はズァークの浄化後に復活するけど……柊柚子に統合されたまま終わり…」
「……滅茶苦茶ビターエンドじゃねぇか!?」
「アンタが物語を変えたいって言う意味が分かったよ……そりゃ、見過ごす訳にはいかないね」
遊海から物語の顛末を聞いた城之内と舞は遊海が言わんとする意味を理解した…。
「フン…骨は我らで拾ってやる、とにかく…シンクロ次元の問題を速やかに解決し、お前はさっさと翠に会いに行け!!」
「了解…!!」
海馬に発破を掛けられた遊海はKCから飛び出した…。
………
「なぁ、権現坂…その傷…」
「親父殿と真剣勝負のデュエルをしたのだ…俺の決意を示す為にな…」
「あ、なるほど…」
LDSを訪れた遊矢と権現坂は職員に案内され、ランサーズの集合場所へと向かっていた……なお、権現坂は父との激しいデュエルの末に顔面が絆創膏だらけだったりする。
「あっ、遅せぇぞ!榊遊矢!このオレを待たせるなんて10万年早いんだよ!!」
「その例え…遅いのか、早いのか分からないね?」
「茶々入れんじゃねぇ!」
「もう、みんな集まってたんだ…!」
そして、遊矢は待合室に足を踏み入れる…そこには沢渡やデニス、月影、セレナ…そして黒咲と凌牙…『ランサーズ』に選ばれたデュエリストが揃っていた…。
『揃ったか…よく集まってくれた』
「へっ、社長さんは最後にお出ましか…重役出勤って奴?」
待合室に静かに声が響く…そこへランサーズの1人であり、司令塔…赤馬零児が現れる。
「ランサーズ、8人全員揃っております!隊長殿?」
『いや、8人ではない──
「11人?」
戯けながらランサーズの集合を伝えるデニス…しかし、零児は人数が違う事を伝えた。
『零羅も連れて行く』
「なっ…!?馬鹿な!オレ達は遊びに行くのではないのだぞ!?足手まといだ!」
まずは1人、零児の義弟であるジュニア選手権優勝の零羅…だが、零児の後ろに現れた彼の姿を見た黒咲が声を上げる…戦場は子どもが遊ぶ場所ではないのだと…。
『零羅の能力は君達に匹敵する、足手まといにはならない』
「へぇ…社長にそこまで言わせるなんて、すごいじゃないか…まだ小学生なのに」
「………!」
零羅を擁護する零児…その言葉を聞いたデニスは零羅の顔を覗き込むが、人見知りをする零羅は隠れてしまった…。
「まだジュニアの奴に…ペンデュラムを極めた沢渡世代と同等の力があるなんて、信じられねぇなぁ…?」
「何が
「ご、権現坂…」
さらっとペンデュラム世代を沢渡世代と呼んだ沢渡に権現坂が突っ込む…遊矢は苦笑いである。
「とにかく…!俺は認めんぞ!子どものお守りをしながら、アカデミアと戦えるか!?」
「まだアカデミアへは行かない……私達が向かうのは……
「「「「なっ!?」」」」
零羅の同行を認めようとしない黒咲…そこへ零児が伝えたのは、衝撃的な一言だった…。
「シンクロ次元…だと?融合次元に乗り込むのではないのか!?」
『シンクロ次元にはまだ、次元間の争いの波が及んでいないらしい…そこで、新たな仲間を募る…!』
「いくらペンデュラム召喚が強力とはいえ、アカデミアとは戦力差がある…それを補う為に、シンクロ次元を経由し…同盟を結ぶ、それが1つの目的だ、そして……」
『柊柚子は…シンクロ次元にいる、その救出が2つ目の目的だ』
「なっ…柚子は、融合次元にいるんじゃなかったのか!?」
零児、そして凌牙の言葉に遊矢は驚きを露わにする…柚子はアカデミアに拐われたものと思っていたからだ…。
『バトルロイヤルの映像に柊柚子がシンクロ次元のデュエリストと姿を消す様子が残されていた……それに、私は
「ほぼゼロ、だろうな…俺がいなければ」
「っ!?アンタは…バトルロイヤルの時の!」
「……遊海」
零児が勝算がない事を伝えようとした時、新たな声が部屋に響く…それは白猫を肩に乗せた青年、白波遊海の声だった。
「黒咲…お前の妹を救いたいという気持ち、そして…故郷の為にアカデミアを一刻も早く倒したい気持ちはよく分かる………だが、冷静になれ……妹は犬死にするお前の姿なんて、見たくないはずだ」
「っ…!!」
遊海の穏やかな、厳しい言葉に黒咲は拳を握り締める…その言葉は論破できない正論だったからだ…。
「セレナちゃん、君はアカデミアの内情を知っている…どう思う?」
「……アカデミアは融合次元全体からデュエリストを集め、実戦に耐えうるデュエル戦士を生み出し続けている…そこに私達が乗り込んでも……すぐに制圧されてしまうだろう、私達は戦力を整え……勝つ為の準備をするべきだ」
遊海の言葉を受けたセレナがアカデミアの内情を伝える…融合次元全体からデュエリストを集め、デュエル戦士を養成するアカデミア…その戦力は凄まじいものだと…。
「それに……大丈夫だ、プロフェッサーは瑠璃に手荒な事はしない…プロフェッサーの私への扱いを見れば分かる、私と瑠璃はそっくりなのだろう?それに柚子とも……プロフェッサーは何故か、私に似た者達を集めようとしていた…目的は分からない、だが…私達は、彼にとって大切なモノらしい………瑠璃も、きっと大事にされているはずだ…!」
「………!」
真摯なセレナの言葉を聞いた黒咲は落ち着きを取り戻す…その横ではデニスが驚いた表情をしていたが…。
『……流石だな、白波遊海…荒ぶった黒咲をこうも手早く落ち着かせるとは…』
「チームっていうのは仲良くないとな、ギスギスしたままじゃ…成功する作戦も失敗する……さぁ、彼らに渡すモノがあるんだろ?」
遊海の手際を称賛する零児…そして遊海は話を進めるように促した。
『君達にはこれを渡しておく…レオ・コーポレーションが新開発したデュエルディスクだ、これには凌牙から提供されたエクシーズ次元の技術…そして、オベリスクフォースから鹵獲した技術を元にした次元移動装置、そして小型化したリアルソリッドビジョン投影器が搭載されている……よって、別の次元でも私達は「アクションフィールド」を発動する事ができる…アクションカードとペンデュラム召喚、この2つが我々の「武器」となる!』
「新しい、デュエルディスク…!」
零児はランサーズのメンバー達に新たなデュエルディスク、そして『ディメンション・ムーバー』というカードを手渡す、それにはスタンダード次元の技術の粋が詰め込まれていた。
『しかし、いきなり新機能を実戦で使うには不安がある……そこで、沢渡…そして白波遊海…二人のデュエルによってデモンストレーションを行なう!』
「で、デモンストレーション!?聞いてないぞ!?」
「……そうきたか」
そして零児の言葉に遊海と沢渡はそれぞれに驚きを露わにする…!
『沢渡、君はペンデュラム召喚への対応力、そしてオベリスクフォース6人を前に逃げ切った生存能力の高さを見込んでランサーズにスカウトした……だが、肝心の強さはまだ見せてもらっていない……そして白波遊海、お前の実力は
「いいだろう…俺の力の一端を見せよう…!」
…………
『よーし、いくぜ!アクションフィールド「クロスオーバー」発動!!』
場所をLDS内のデュエルコートに移したランサーズ…沢渡はアクションフィールドを発動、デュエルコート内にアクションゲームに出てきそうな半透明の足場とアクションカードが散らばっていく!
『さぁ…沢渡劇場の開幕だ!手加減はしないぜ、白波遊海!』
「ああ!かかってこい!」
「『デュエル!!』」
デュエルコートで沢渡と遊海の戦いが始まった…!
沢渡LP4000
遊海LP4000
アクションフィールド 「クロスオーバー」発動中
『いくぜ、オレのターン!』
『オレのは手札のスケール1の「魔界劇団─デビル・ヒール」とスケール8の「魔界劇団─ファンキー・コメディアン」でペンデュラムスケールをセッティング!』
PENDULUM!!
沢渡の背後に光の柱が現れ、浅黒い肌の悪役悪魔と戯けたポッチャリ悪魔が浮かび上がる!
『これでレベル2から7のモンスターを同時に召喚可能!ペンデュラム召喚!手札から現れろ!レベル7!「魔界劇団─ビッグ・スター」!』
沢渡の頭上に扉が開き、魔界劇団の主役が現れる! ATK2500
『「ビッグスター」の効果発動!デッキから「魔界台本─ファンタジー・マジック」を手札に加える!カードを1枚伏せて、ターンエンド!』
沢渡LP4000
ビッグスター (P デビルヒール コメディアン)伏せ1 手札3
『さぁ…掛かってきやがれ!』
「じゃあ…遠慮なく!!」
遊海はデッキトップに手を掛ける!
「俺のターン!ドロー!」
「魔法カード『トレード・イン』を発動!手札のレベル8のドラゴン族モンスター『神龍の聖刻印』を墓地に送り2ドロー!さらに、魔法カード『招集の聖刻印』を発動!デッキから『聖刻』モンスター『聖刻龍─ネフテドラゴン』を手札に加える!そして相手の場にモンスターが存在し、自分の場にモンスターが存在しない時!手札の『聖刻龍─トフェニドラゴン』は特殊召喚できる!」
『そのデッキは…舞網アドベンチャー・スクールの聖目悟と同じデッキか…!』
遊海の場に白いウジャト眼を刻んだアストラル体のドラゴンが現れる…そして零児はそのデッキがスタンダードに存在するデッキであると気付いた…! ATK2100
「デッキが違う…?なあ凌牙…遊海は……」
「ああ、とう……遊海さんのデッキは1つじゃない、あらゆる状況に対応できるようにいくつものデッキを入れ替えて戦う…それが、あの人の戦い方だ!」
「複数のデッキを操るだと?そんなデュエリストがいるのか…!」
遊矢がバトルロイヤル時とは遊海のデッキが違う事に気付く…そして凌牙が遊海の戦い方を補足する。
《主殿、どうか無理はなさらぬように》
「ああ、分かってる!行くぞトフェニ!俺はフィールドの『トフェニドラゴン』をリリースする事で手札の『聖刻龍─ネフテドラゴン』を特殊召喚!」
展開の起点である白龍が粒子となり…薄紫のウジャト眼を刻む夜の龍が現れる! ATK2000
「そしてリリースされた『トフェニ』の効果!デッキからドラゴン族通常モンスター『エレキテル・ドラゴン』を攻守0で特殊召喚!」
さらに尻尾がスパークしているワイバーンが現れる! DEF0
「さらに!『ネフテ』をリリースする事で手札から『聖刻龍─シユウドラゴン』を特殊召喚!」
青いウジャト眼を刻むドラゴンが現れる! ATK2200
「そしてリリースされた『ネフテ』の効果!デッキから『神龍の聖刻印』を特殊召喚!」
赤いウジャト眼を刻んだ太陽石が現れる! DEF0
『レベル6のモンスターが2体…来るか…!』
「俺はレベル6の『シユウドラゴン』と『エレキテルドラゴン』の2体でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現われろ!『聖刻龍王─アトゥムス』!」
光の銀河に2体のモンスターが飛び込み、爆発…紫色のウジャト眼を刻む、聖刻の王が現れる! ATK2400
「『アトゥムス』の効果発動!ORUを1つ使い、デッキからドラゴン族モンスター『レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン』を攻守0で特殊召喚!」
黒き鋼を纏うレッドアイズが現れる! DEF0
「『レダメ』の効果発動!墓地からドラゴン族モンスター『神龍の聖刻印』を特殊召喚!!」
フィールドに2体の太陽石が並び立つ! DEF0
『なっ…まさか!?』
「そのまさかだ!レベル8の『神龍印』2体でオーバーレイネットワークを構築…エクシーズ召喚!!太陽の写し身たる龍神!『聖刻神龍エネアード』!!」
赤いウジャト眼を刻みし太陽の化身が現れる ATK3000
「一気に2体のエクシーズモンスターを…!なんて運とタクティクスなんだ…!?」
「そして、動きに迷いもない…どれほどの戦いを乗り越えてきたんだ…!」
凄まじい速さで展開する遊海に対し、デニスと黒咲はその強さを悟る…。
「『エネアード』の効果発動!ORUを1つ使い、手札の『聖刻龍─ドラゴンゲイヴ』をリリース!そして『ビッグスター』を破壊する!ソーラー・フレア!」
『チィッ!やらせねぇ!アクションマジック「奇跡」!これで「ビッグスター」は戦闘・効果では破壊されな「アクションマジック『ノーアクション』!アクションマジックの効果を無効にする!」なっ、はや!?いつの間に!?うおおっ!?』
破壊効果を発動した遊海を見た沢渡は足場を飛び移り、アクションカードを発動する…だが、一瞬にしてアクションカードを獲得した遊海が効果を無効にし、劇団のスターは太陽の光に焼き尽くされる!
「………動きが、見切れなかった…!あの御仁は、拙者より速い…!」
『風魔忍者を上回る敏捷性に、反応速度だと…!?』
デュエルを見ていた月影が驚愕…その反応を見た零児も驚いている…。
「さらに俺はランク6の『アトゥムス』を素材としてオーバーレイネットワークを再構築!ランクアップエクシーズチェンジ!戦場を駆け抜けろ!『迅雷の騎士ガイアドラグーン』!!」
「『RUM』を使わないランクアップ…!希望の勇士や凌牙と同じか…!」
銀河に飛び込んだ龍王が再誕…馬上槍を構える竜騎士が現れる! ATK2600
「バトルだ!「エネアード」でダイレクトアタック!シャイニング・フレイム!!」
『ぬあああっ!?』
太陽の炎が沢渡を吹き飛ばす!
沢渡LP4000→1000
「さらに『ガイアドラグーン』でダイレクトアタック!螺旋竜突槍!!」
『さ、させねぇ!アクションカード──「悪いな、デモンストレーションだが…少し本気を出させてもらう」はっ…!?』
アクションカードを取ろうとジャンプする沢渡…だが、彼は空中で
「
『くっ…ちくしょう!!』
喉元に馬上槍を突き付けられた沢渡は降参するしかなかった…。
沢渡LP0
遊海WIN!
「な、なんだ…?遊海は何をしたんだ??」
「アクションカードではない…しかも、姿が変わっていたぞ…!」
「今のは遊海さんの戦闘形態…メタルナイトさ、デュエルモンスターズの精霊の力を纏って…色んな力を使えるのさ」
デュエルが終了し、リアルソリッドビジョンが消えていく中…遊矢と権現坂が沢渡を押さえ込んだ技に驚き…再び凌牙が補足する。
『デュエルモンスターズの精霊?そんなオカルトな事があってたまるかよ!?リアルソリッドビジョンの手品だろ!?』
「まぁ、それが本当なんだけどな!みんな!出てきてくれ!!」
《了解です、マスター!》
《まぁ、直接見なければ信じるのは難しいだろうて…》
《それでも…我らはこうして存在している、それが真実だ》
「「「「『なんか出てきた!?』」」」」
精霊の存在を信じない沢渡…それに対し遊海は控えていたアヤカ、メガロック、トフェニを呼び出す…リアルソリッドビジョンではない、そこに生きる『精霊』としての姿を見た遊矢達は目を丸くする…。
『それが、お前の力か…白波遊海』
「ああ、全力ではないけどな!満足したか?赤馬零児」
『……ああ、とにかく…お前が本当に
零児は少し冷や汗を流しながら、遊海の実力を思い知ったのだった。
………
『これで、デモンストレーションは終わった…次は、私達が戦いの場で武器を生かす番となる』
デモンストレーションが終わり、零児はランサーズのメンバーへと向き直る…。
「……悪い、ちょっといいか?」
『どうした?白波遊海』
シンクロ次元への出発を前に…遊海は一度待ったをかける、その理由は──
「凌牙、お前は一度…エクシーズ次元に戻ってくれないか?」
「っ!?父さん!?いきなりなんで!?」
遊海の思わぬ言葉に凌牙は取り繕う事を忘れて声を上げる…。
「バトルロイヤルでオベリスクフォースと戦った時、少し挑発し過ぎたかもしれない……だから、エクシーズ次元に戻って防備を固め…みんなに俺の無事を知らせてほしい……シンクロ次元と同盟を結び次第、俺もエクシーズ次元に向かう」
それは遊海の知る物語の1つ…ユートや黒咲がスタンダード次元に向かった後からシンクロ次元後にかけて、アカデミアの攻勢がエクシーズ次元を襲うはずなのだ…!
『白波遊海、凌牙もランサーズの重要な戦力の1人だ…無闇な別行動は避けて貰いたい』
「その点は心配ない、俺だけでも2〜3人分の働きはできる…それに、憂いは断った方がいいだろう?」
「心配すんな、零児……エクシーズ次元が無事なら、すぐに俺か…俺の仲間をシンクロ次元に向かわせる」
『分かった…ならば、エクシーズ次元の事は任せたぞ、凌牙』
凌牙の一時離脱に眉を顰める零児…だが、遊海と凌牙の言葉に渋々、別行動を認めたのだった。
「……黒咲、心配すんな…アカデミアの好き勝手にはさせねぇ…だから、お前もランサーズとして…覚悟が足りない仲間達をサポートしてやってくれ」
「凌牙……分かった、お前がエクシーズ次元に『希望』の話を伝えれば…士気も上がるはずだ…!」
「そっちは任せたぜ!」キィン─!
黒咲にランサーズを任せた凌牙は一足先にエクシーズ次元へと転移して行った…。
『よし…次は、私達の番だ!先程渡した「ディメンション・ムーバー」をデュエルディスクにセットし、私の合図で発動せよ!それにより、シンクロ次元へと向かう!』
「アヤカ、いけるか?」
《ええ、マスター!既にデュエルディスクは次元移動に使用できるように調整済みです、私の移動よりはランダム性が高くなってしまいますが…》
「ふっ…移動できれば、なんとかなるさ…フォウ!一応、服の中に居てくれ!」
《フォウ!》
アヤカによって次元移動に対応したデュエルディスクに『ディメンション・ムーバー』をセットした遊海はフォウを抱き上げる。
『では…シンクロ次元に出発する!「ディメンション・ムーバー」…発動!!』
「「「発動!!」」」
キィン─!!
デュエルコートを光が包み込む、それが消えた時…10人のランサーズ達の姿は消えていた…。
世界を守る為の戦いは…次なる舞台へと進む!
NEXT Episode…?
D・ホイール……デュエルディスクを進化させたそのマシンを駆使し戦う『ライディングデュエル』は…スピードとスリルに溢れた最高のショーであり、自由の象徴だった…!
融合次元へと対抗する為にシンクロ次元へと渡ったランサーズ達…しかし、彼らを待ち受けていたのは…別次元の洗礼であった。
ただ生きる為にデュエルをするコモンズのデュエリスト達
デュエルは娯楽であり…新たな人手を得る手段としか考えないトップス達
そして…シンクロ次元を狙う邪悪な影…混沌とするシンクロ次元…しかし、その混沌を切り裂く…光が現れる!
「シンクロ次元の人々よ!お前達の考えは間違ってる!!思い出してくれ…本当の『デュエル』とは何なのかを!!」
希望の光によって導かれるデュエリスト達…
「この光…暖かい…」
「わたし…知ってる…!この光を!!」
「なんだ…?この胸のザワつきは…沸き上がる思いは!!」
「……WRGP…?ネオ、ドミノシティ…?」
「私…行かなきゃ…!みんなの所に!!」
「集いし願いが…新たに輝く星となる!!光差す道となれ!!」
そして…光を塗り潰す闇が目覚める…!
【おお…おおっ!!美しき終わりを世界に──!!】
「させるかよ、俺達がいる限り……邪悪なる闇は祓われる!!」
転生して決闘の観測者になった話 ARC-V編 第三章 近日執筆開始予定…。
『なんだ…!?お前は…お前はいったいなんなんだ!?』
「俺か?俺は…世界を守る、決闘者だ!!」
「まさか…私がお前と肩を並べて戦うなんてな……人生とはわからないモノだ」
「ははっ…きっと、5D'sのみんなが聞いたら…驚くだろうな!」
気まぐれアンケート 好きな遊海の姿は?
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普通(赤帽子・赤ジャケット・ジーパン)
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精霊アーマー モードクリフォート
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