転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
●榊遊希
スタンダード次元編の「主人公」
その正体は…次元分裂に巻き込まれ、自身を無意識に封印した遊海の体に宿ってしまった別の『魂』…取り戻す『記憶』が存在しない存在だった。
・『白波遊海』では無い為、特典である『不老不死』やそれに付随する『超再生能力』が発動していなかった
・『夢』の形で記憶を思い出していたのは、封印されていた『白波遊海』から漏れ出していた記憶の一部に『共感』していただけ……そもそも、思い出す『記憶』が存在しない。
・感情が昂ぶった時に『No.∞』を使う事ができたのは、肉体の危険に遊海の防衛本能が作働いた為で、アストラル文字は認識すらできていない。
・『シャイニングドロー』が行えていたのは『魂(精神)が純粋』だった事で肉体に残留していた『ランクアップ』の力を使用できた為。
仮に、スタンダード次元に来たのが遊馬&アストラルや十代だった場合、僅かな違和感から遊希の正体に辿り着いていた可能性が高い……凌牙は最初に『赤水晶のペンデュラム』を見た事で、完全に誤認してしまっていた。
『災厄の悪魔』
純粋な「普通の少年」であった榊遊希が日常では触れないはずの強い『悪意』に触れ、友人を失った悲しみ・怒り・憎しみに呑まれて誕生した『生きた災害』
憎しみのままに強い『悪意』を抱く者を破壊する…さらに、遊海の力の一部が扱える…その強さはオベリスクフォースを一蹴するほどである。
なお、凌牙の手によって倒されていなければ…『災厄の魔王』として覚醒──その力によってスタンダード次元そのものが崩壊、連鎖反応によってズァークが目覚める前にARC次元そのものが消滅していた可能性があった。
●白波遊海
所属 スタンダード次元防衛隊『ランサーズ』 レジスタンス・チームZEXAL
榊遊希の本当の姿、我らが『主人公』たる絆の英雄
『悪魔が生まれた日』にズァークによる次元分裂に巻き込まれ、重傷の状態で次元の狭間を漂流……その中で自分を守る為に無意識に『自己封印』を行ない、その過程で偶発的に『榊遊希』が誕生…目覚める事ができないまま、5年間眠り続けていた。
悪意に呑まれた遊希によって「災厄」として暴走状態に陥ったが、凌牙との魂のデュエルを経て復活する事ができた…だが、「榊遊希」としての記憶は一切覚えていない。
また、次元分裂の際に遊海の絆の極致である『NEXUS』の破片…『絆の欠片』が次元や境界を超えて散らばり、各次元に影響を及ぼしている。
●彩華 トフェニ メガロック
遊海が頼りにする精霊であり、大切な家族達…次元分裂を防ぐ為に足止めとして遊海と共に戦っていたのだが…詳細不明の事態で遊海と共に昏倒、気付いた時には次元分裂直前という状況だった。
次元分裂の寸前に遊海によって『賢者の鍵』の空間に逃され、傷を癒やしながら遊海が開放してくれるのを待ち続けていた。
稀にチャンネルが合うと遊希に声が届く事もあったのだが…遊希は精霊の存在を知らなかった為、その声が誰のモノなのかは分からなかった。
●海馬瀬人
スタンダード次元におけるレオ・コーポレーションのライバル企業、海馬コーポレーションの社長
その正体は『次元分割』の際、次元の狭間に散らばった遊海の力の『欠片』──絆の欠片を頼りに『冥界』から『スタンダード次元』に転生してきた遊海の知る本人。
当初は転生前の記憶を忘れていたが、遊希とのデュエルによっていち早く記憶を取り戻していた。
当初は『榊遊希』=『白波遊海』だと思っていたが、デュエルディスク返却の際のやり取りから『遊海の魂』が目覚めていない可能性を考えていた。
●海馬モクバ 海馬沙良
海馬瀬人の弟であり、海馬コーポレーションの副社長であるモクバと海馬瀬人の前世からの妻である沙良…本来ならば、彼らは転生しなくてもよかったのだが…モクバは兄を支える為に、沙良は瀬人と再び添い遂げる為に冥界から転生してきた。
●武藤遊戯 城之内克也 真崎杏子 本田ヒロト 孔雀舞
スタンダード次元における遊希の友人達、その正体は海馬達と同じ経緯で『冥界』から転生してきた本人達。
転生前の記憶は忘れていたが、運命に導かれるように遊希と友人関係となっていた。
特に、舞網チャンピオンシップ・バトルロイヤルにおいて城之内がカードにされてしまった際の『怒り』が遊海の覚醒を促す一因となった。
遊海の覚醒による精霊力の発露によって記憶を取り戻し、ランサーズの後詰めとしてスタンダード次元に待機する。
余談だが…遊戯達が『スタンダード次元』へ転生した際、彼らの記憶や遊海の『絆の欠片』が不安定な状態だったスタンダード次元に反映され、武藤双六やダイナソー竜崎など…関わりのある人物達の並行存在が誕生している。
●白波凌牙
ユート・黒咲と共にエクシーズ次元の使者としてスタンダード次元へとやって来た、白波遊海の『息子』…成人を期に『白波』姓を名乗り、本当の意味で遊海の息子となった。(デュエルネームは神代凌牙のまま)
『悪魔が生まれた日』に巻き込まれ、行方不明となった遊海を探す為に新世界『ARC次元』へと突入したが…時空の歪みによる影響で少年期まで肉体年齢が逆行してしまった。
事前に翠から『スタンダード次元』で起きる事態の概要(ズァークの欠片の存在、遊矢とユートの統合、バトルロイヤルのオベリスクフォース乱入etc)を聞かされていた。
遊勝塾とLDSの四番勝負の際、自身が贈った『赤水晶のペンデュラム』を身に着けていた遊希を『記憶と力を失った白波遊海』と思い込んでいたが…実際には僅かに外れてしまっていた……しかし、彼の家族を想う力が遊海の呪縛を解いた事に変わりはない。
ユーリとの戦いで傷付いた遊希を治療した事が、ある者の目覚めに繋がった。
凌牙ランクアップ体(仮)
遊海を闇から救う為に凌牙が覚醒した、彼だけの『ZEXAL』形態。
この姿に変化する事で遊海や遊馬と同じドローカードの創造『バリアンズ・シャイニングドロー』が発動できる。
……ただし、決闘の中の事であった為…凌牙はこの姿を自覚していない。
イメージ
頭、顔は普通の凌牙、ただし瞳は赤と青のオッドアイに変化している。
体はバリアン体のような深紫色のボディスーツに激瀧帝時代の鎧を纏い、七皇の紋章が輝く
デザインイメージはフェイスオフした戦隊ヒーロー
●フォウ
白波家のペットであり、マスコットの白いネコ……その正体は、とある世界では『霊長の殺人者』『災厄の獣』『比較の獣』と呼ばれたアーサー王伝説の怪猫・キャスパリーグ…の並行存在。
この世界でも『比較』の理を持つ災厄だったのだが…遊海達家族によって無自覚に浄化され、ZEXAL編終盤で消滅してしまった遊海を蘇らせ…普通の『獣』となった。
しかし、ゆっくりと『再学習』が進み…『悪魔が生まれた日』の頃にはほとんど以前と変わらない状態まで「知性」を取り戻しており、再び遊海と話せるようになっていた。
「悪魔が生まれた日」の次元分裂を防ぐ為に行方不明となった遊海を探す為にARC次元に突入、肉体年齢が逆行してしまった遊馬や凌牙達のささやかな癒やしとなっていたが…遊海の気配を感じ取り、凌牙のすぐあとにスタンダード次元へと転移した。
榊遊希に対しては悪い感情は抱いていない…むしろ、記憶を失い無垢な状態だった為、居心地は良かったらしい……ただし、融合次元の考えに染まっていた紫雲院素良や、ズァークの欠片である遊矢やユートの事は苦手…というより警戒していた。
今の目標は早く遊海と翠を再会させる事と、メガロックの背中でのんびり日向ぼっこする事。
●九十九遊馬 観月小鳥 アストラル 白波璃緒 ドルベ 真月 アリト ギラグ ミザエル 不動流星 海亜・アトラス
ARC次元に飛ばされたと思われる遊海の救出と不安定なARC次元をズァークの打倒によって安定させようと突入した勇士達。
……なのだが、時空嵐の影響で飛行船『遊馬号』が大破、さらにアストラルを除く全員の肉体年齢が少年・少女期の状態まで逆行した状態でアカデミア侵攻初期のエクシーズ次元に不時着してしまった。
翠から次元戦争の詳細を聞いた彼らはエクシーズ次元・レジスタンスに助力…飛行船の修理を行ないながらエクシーズ次元を守る為に戦い、物語が動き出すのを待っていた。
●遊城十代
遊馬達と共に遊海を救う為にARC次元に乗り込んだ『流浪のヒーロー使い』
…だが、遊馬達と同様に時空嵐の影響で肉体年齢が逆行…デュエルアカデミア在席時代レベルの肉体年齢になってしまう。
なお、ユベルは満更でもない様子である。
エクシーズ次元防衛では遊撃を担当しているが……?
●白波翠
遊海の妻である、我らがヒロイン。遊海から切り札として『ラーの翼神竜』のフレアを託されている。
遊海を救う為にARC次元に突入したのだが…凌牙曰く、想定外の事態に陥り、元気なものの戦線離脱状態らしい。
遊海の代わりにARC-Vの物語の記憶を頼りに、遊馬達やレジスタンスに指示を出している。
●天城カイト オービタル7 デュエルロイド・瀬人 バイロン クリストファー トーマス ミハエル
DM世界に残り、遊馬達の後方支援を担当する科学者チーム……だが、ARC次元突入後から遊馬達との連絡が途絶えている為、ARC次元の数値変化を確認する事しかできていない。
…しかし、遊海の復活を知らせる『号砲』は彼らにもしっかりと届いている。
☆新世界 『ARC次元』
ズァークによる暴走事件『悪魔が生まれた日』による次元分割を防ぐ為に遊海達が干渉した結果、ズァークの膨大なカオス・赤馬レイの使用した大自然の力の結晶『エン』シリーズ・アストラルによる『ヌメロン・コード』による次元隔離が干渉しあった事により隔離された世界が新たな『世界』として確立されてしまった次元。
遊海達の暮らす『DM世界』は街1つが更地になる程度の被害と遊海を含む行方不明者3人という被害で収まったが…ARC次元は不安定な状態であり、次元崩壊が起きればDM世界や周辺次元にも大きな被害が及ぶと考えられている。
また、ARC次元外周や4つの次元の周囲にはズァークの力の余波による『時空嵐』が発生しており、不用意に次元移動を行ってしまうと…何が起きるか分からない(例 肉体年齢の逆行 転移座標のズレetc…)
DM世界とは時間の流れが異なり…遊馬達が出発してから、DM世界ではまだ数日しか経っていない。
●ドン・サウザンド
所属 無所属(遊海の精神世界内)
遊戯王ZEXALの物語の黒幕、アストラル世界を滅ぼす為に暗躍し続けた『混沌の神』
ZEXAL編本編後、幕間において遊海に敗れ、全ての力を『CiNo.1000』に籠めて遊海に乗り移ろうとしたが、遊海の自爆によって消滅した…と思われていた。
……だが、次元分裂による遊海の自己封印によって残されていたカオスの浄化が止まり、ユーリ戦の傷を『混沌の後継者』であった凌牙が治療した事で……偶発的に精神世界内で復活してしまった。
しかし、遊海との最後の問答で何か思う事があったのか…それとも、一部のカオスが浄化されたからか…傲岸不遜な性格は変わらないが、以前までの悪辣さは鳴りを潜めており、『番人』を名乗って過酷な運命を背負った遊希へと道を示した。
姿は真ドン・サウザンドの姿だが…胸に輝く紋章は紅ではなく、穏やかな『青』の光が灯っている。
遊海の復活後は『観客』として遊海の精神世界に居座っている。
「…いや、さっさと出てけ…………いや、出ていくな!?余計にややこしい事に……!これ以上の厄ネタは勘弁してくれ!?」
【クックックッ……忙しない奴だ】