転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S,Kです!

再びのミニスランプ+忙しさ+FGOのBOXイベで執筆が遅れました!すいません!!
まだ12月始めまで慌ただしいので少し間が空いてしまうかもしれませんが、よろしくお願いします!

それでは、最新話をどうぞ!


塀の中の任侠道〜ドローを捨てた男〜

 

 

「離せ!このオレを誰だと思ってやがる!?」

 

「くそっ…!おい!!ガキ共には手を出すんじゃねぇぞ!!」

 

『うるさい!黙って入れ!!』

 

 

時は遊海と月影の再会から2日ほど遡る…シンクロ次元に転移した遊矢・セレナ・沢渡・零羅の4人は人違いによってシンクロ次元の警察『セキュリティ』に狙われてしまう…事態を把握できないままセキュリティに捕まりかけた遊矢達を救ったのはコモンズのDホイーラー、オレンジ色の髪を逆立てた青年、クロウ・ホーガンと紫色の髪に青いメッシュの入った青年、シンジ・ウェーバーを始めとした仲間達だった。

 

子供である零羅を守ろうとした遊矢の姿を見て、彼らを助けたクロウ…そして、遊矢達は彼が世話する孤児達、アマンダ・フランク・タナーによってシンクロ次元の現状を教えられる…。

 

そんな中、遊矢とクロウはお互いの『幸せ』に関する価値観…楽しい『笑顔』か、満たされた『空腹』か…という違いで衝突してしまう……のだが、そこへセキュリティが突入……遊矢達は捕縛され、護送車へと押し込まれてしまった…。

 

 

 

 

 

 

「どうしよう!零羅が…!?」

 

「……心配するな…零羅は無事だ、混乱に乗じて月影が連れ出した……おそらく、私達の……零羅の事を探していたんだろう」

 

「月影が…!?なら、良かった…」

零羅を心配して取り乱す遊矢だったが、セレナの言葉で落ち着きを取り戻す…セキュリティに捕まる直前、月影は密かに零羅を助け出していたのだ。

 

 

「月影ってのも、お前らと同じ()()()から来た奴か?」

 

「ああ、凄腕のニンジャだ…とにかく…零羅だけでも無事で良かった…」

 

「一先ずは安心って訳だ…良かったじゃねぇか」

 

「よくない!!これは明らかな()()()()だ!!弁護士を呼べぇ!!」

 

「はぁ…弁護士なんて、トップスしか相手にしねぇって…」

零羅の無事を知って遊矢とクロウは胸を撫で下ろす…だが、自分達のピンチが変わる訳ではなく…沢渡は荒ぶっていた。

 

 

「すまねぇな…シンジ、俺らに伝えにきたばっかりに…」

 

「良いって事よ…ガキ共三人がお咎めナシでよかったぜ……」

 

「……あいつら、万引きとかしなけりゃいいが……」

 

「……心配すんなよ、俺らが捕まったって聞けば…仲間達や……遊星が面倒みてくれるさ」

 

「ああ…ラリーの奴がすぐに遊星に知らせてくれりゃ良いが…」

 

「ユーセイ…?クロウ達の仲間か?」

残された孤児達を心配するクロウとシンジ…そんな中、遊矢は聞き慣れない名前に問い返す。

 

 

「ああ…不動遊星ってな、オレの友達さ…元はトップス出身だったんだが…訳あってコモンズで暮らしててよ………待てよ、これから行く場所って……」

 

「これから行く場所…?」

 

「ん…ああ、捕まったコモンズは……()()()に送られるのさ…」

シンジはうんざりした様子で自分達の辿る末路を伝えた…。

 

 

 

………

 

 

 

『ほら、出ろ!』

 

「うわっ…」

護送車に揺られる事、数十分…遊矢達はコモンズエリアの巨大で無骨な建物──収容所の前で車から降ろされた。

 

 

『囚人五名を連行した』

 

『確かに…引き継いだ』

 

「囚人だぁ!?まだ捕まっただけだぞ!?」

 

『黙ってろ!』

デュエルチェイサーズから看守へと遊矢達の身柄が引き渡される…普通なら、現行犯でなく警察に捕まった段階では『重要参考人』として扱われるのだが……コモンズに関しては容疑者を飛ばして、すぐに囚人として扱われてしまうのだ…。

 

 

『それから…そこの貴女!あなたは四人とは隔離するわ、私について来なさい』

 

「っ…セレナ!?」

 

「騒ぐな…心配ない、必ずなんとかなる…!」

女看守がセレナを連れて去っていく…心配そうな表情の遊矢にセレナは気丈な表情で応え、大人しくついて行った…。

 

 

『他の四人!お前らはコッチだ!』

 

「くっ…」

そして遊矢・沢渡・クロウ・シンジの四人は金髪の看守によってセレナとは別の棟へと連行された…。

 

 

 

『デュエルディスクは没収する、ここでの勝手なデュエルは禁止だ…デッキは自分で持っとけ』

 

「……デッキは没収しねぇのか?」

 

『そいつは…ここでは()()()()大事なモンだからなぁ…精々、大事にするんだな』

 

「「「…?」」」

巨大な扉の前で遊矢達はデュエルディスクを没収される…だが、デッキだけは返され、遊矢達は首を傾げる…。

 

 

 

『ようこそ…ろくでなし共の吹き溜まりへ…!』

 

「これは…!」

看守の操作で扉が開いていく…そこに広がっていたのは無数の牢屋に囚人達が詰め込まれた牢獄塔だった。

 

……余談だが、本来ならば遊矢達もセレナと同じように独居房に収監・監視する指示が出されていたのだが……金髪の看守の職務怠慢によって指示が守られず、雑居房に収監される事になったのだった。

 

 

 

 

「チッ…ふかふかのベッドと美味しい料理が期待できる環境じゃねぇな…」

 

「此処にいる奴らは()()を除いてほとんどが危険分子だの、何かと言い掛かりをつけられたコモンズだ…」

 

「無実の罪で捕まった奴も100や200じゃきかないだろうな…」

 

「無実の…!?オレ達と同じじゃないか…!」

沢渡の皮肉に応えてクロウとシンジが収容所の情報を伝える…この場所は本当の意味でシティの『闇』…差別が集まる場所なのだと…。

 

 

「…この場所には、()()()()()()がいる……目が死んじまってる奴と……目が死んでない奴らが…!」

 

 

 

………

 

 

『この雑居房がお前達の楽しい我が家だ…クズ同士、仲良くするんだな?』

 

「チッ…何が我が家だ、ふざけんな…!」

リアルソリッドビジョンで作られた手錠を外された遊矢達は雑居房の1つに押し込められる、そこはベッドが置かれた8人部屋のようだった…。

 

 

「おう…新入りか!挨拶はどうした!」

 

「へっ…?あ、こんにちは?」

 

「違げぇよ!挨拶ったら地べたに頭を着けた()()()だろうが!あぁん!?」

 

「え、えっと…?」

そして、戸惑う遊矢達にいかにもチンピラと思われる二人組の先輩囚人が言い掛かりをつける、それは収容所の洗礼…収容所は上下関係が厳しいのだが……。

 

 

 

「止めんか!下品な真似をするな!っと…おお!」

 

「ご、権現坂!?」

 

「ゆ、遊矢!!無事だったのか〜!!もう会えんかと思ったぞ〜!!」

 

「く、くるひい……」

雑居房の奥から響いた声がチンピラ達を諫める…その正体は、遊矢達とは別口で捕まってしまった権現坂だった。

…なお、遊矢と再会できた事がよほど嬉しかったのか…遊矢は権現坂の胸板に埋もれていた…。

 

 

 

「なっ、なんだ?この暑苦しい奴は?」

 

「もう、だから権ちゃんは心配し過ぎなんだって…そのうち会えるって言ったじゃん?ハロー遊矢!」

 

「デニス!?お前も一緒だったのか!」

 

「いや〜…黒咲と一緒に闇デュエル場でデュエルしてたら捕まっちゃって……あっ、黒咲は乱闘騒ぎを起こしたせいで独房にいるよ」

 

「なんだそりゃ…黒咲らしいけど……」

権現坂の暑苦しさにドン引くクロウ…そこに呆れたように明るい声が響く、それは同じ部屋に収容されていたデニスだった…これで偶然にもセレナと黒咲以外のランサーズ収容組が合流できたのだ。

 

 

「えっ…!?権のアニキのお知り合いで!?」

 

「うむ!!この男は榊遊矢!俺の親友だ!それから…もう一人は沢渡、まぁ…チームメイトの1人だな」

 

「「アニキの親友にチームメイト!?し、失礼いたしました〜!!」」

 

「い、いや…そんなに大袈裟にしなくても…(汗)」

権現坂に遊矢達を紹介されたチンピラ二人は五体投地レベルの土下座で平謝りする…どうやら、二人は権現坂に()があるようだった…。

 

 

 

「ところで…遊矢、赤馬零児や他の仲間達はどうした?」

 

「少なくとも…零羅は無事だ、たぶん…零児と月影と一緒にいる……遊海は分からない、それから…柚子が……」

 

「柚子に会ったのか!?」

 

「いや、まだだ……けど、柚子もシティに……近くにいるはずなんだ…!早く、こんな所を出て…柚子を探しに行かないと…!!」

権現坂は遊矢に状況を訊ねる、実は…遊矢達と柚子(とユーゴ)はニアミスしていた、クロウが世話する孤児達がトップスエリアで「融合次元」の脅威を宣伝する姿を目撃していたのだ。

そして…それを確かめる為に不用意に街へ出てしまった沢渡とセレナがセキュリティに尾行され、遊矢達は捕まってしまったのだ…。

 

 

 

「なぁ?お前、ここのボスなんだろ?なんとかならねぇのか?」

 

「残念ながら、俺はボスではない」

 

「監獄の()()は別にいる…10年以上、この場所に居座ってるんだってさ!」

 

「監獄のボス…」

沢渡がチンピラを押さえた権現坂に訊ねるが権現坂は首を横に振る…そして、デニスから監獄の()()が存在する事が語られた。

 

 

 

 

 

「ちょっ…!?なんだよコレ!少な過ぎだろ!?」

 

「後ろが足りなくなっちまうからなぁ〜」

 

「ふざけるなよ!そんなに()()()()あるじゃないか!?」

 

「後ろが閊えてるんだ!早く行け〜!」

 

「くっ…!?」

少し時間が経ち、昼食の時間…遊矢は給仕役の囚人に文句を言っていた……よそわれた食事が他の囚人達の()()()()だったのだ。

 

……典型的な()()()()()である。

 

 

 

「遊矢、あまり問題を起こすな…俺の分を分ける」

 

「権現坂……くっ……」

小声での権現坂の言葉を聞いた遊矢は悔しげに列から離れる…その時──

 

 

「(あれは……カード…?)」

遊矢の次の囚人が給仕役にカードを渡し、多い量をよそってもらっている場面を目撃した…。

 

 

 

 

「くっそ〜!結局、全員この量かよ〜!?」

 

「ちくしょう…舐めやがって…!」

結局、遊矢達4人は異常に少ない量しか盛られず、溜息を吐く…仕方なくそのまま席に歩き出し──

 

 

「…!!」

 

「うわっ!?」

 

「「遊矢!」」

突然、1人の囚人が遊矢に足を引っ掛ける…当然、遊矢はお盆ごと倒れ込み──

 

 

 

『おっと危ない』

 

「えっ…!?」

そのまま、何者かに抱き留められる…ギリギリで少ない食事も無事だった。

 

 

 

 

『こら、アドルフ!新人をイジメるのは止めろと言っただろう?それからアーノルド!彼らの量は間違ってるぞ?せめて普通の量を盛ってあげるんだ!……クラーク!バケツの水は排水孔に捨てなさい』

 

「「「うっ…はい、()()……」」」

遊矢を助けた人物が足を引っ掛けた囚人、給仕役の囚人、そして不自然にバケツを持っていた囚人に注意する…囚人達は注意を受けて縮こまった…。

 

 

 

『大丈夫だったかい?すまないね…彼らも無理矢理に収監されてストレスが溜まっているんだ』

 

「あ、貴方は…?」

遊矢は自分を守ってくれた人物を改めて見る…それは白髪混じりの黒髪を逆立て、囚人服の上から白衣を着た中年の男だった。

 

 

 

「!?あ、アンタ…!不動博士か!?遊星の親父さんの!?」

 

『ん…!?君は、息子の事を知ってるのかい!?』

 

「クロウ!この人を知ってるのか?」

 

「知ってるもなにも…さっき話したオレのダチ、不動遊星の親父さん…不動博士だ!Dホイールやなんかに搭載されてる永久機関『モーメント』と制御システム『フォーチュン』を開発したすげぇ人なんだ!」

 

「うええっ!?」

2人の間に割り込んだクロウが男性の正体を伝える…それはクロウの親友の父親だったのだ…!

 

 

『私はそんな大した者ではないよ、みんなの暮らしを良くしようと頑張ったんだが…ちょっとした僻みで捕まってしまってね、今は収容所で医者の真似事をしているんだ…クロウ君、と言ったね?遊星は…妻は元気にしているかい?』

 

「ああ、遊星はコモンズの町で機械の修理屋を…おふくろさんはトップスの町で働いてるって聞いたぜ」

 

『そうか…2人に苦労をさせてしまったな…』

クロウから家族の無事を聞かされた不動博士は一瞬、安堵の表情を見せたが…辛い生活を強いられている家族の事を思って表情曇らせる…。

 

 

『…ふぅ…何はともあれ、これも何かの()だ…困った事があったら話を聞こう、此処は…君達にとっては大変な場所だと思うから…』

 

「不動博士……」

 

『…………』

遊矢達に優しく声をかける不動博士…その様子を1人の男が睨んでいた…。

 

 

 

 

 

 

 

「つ〜!!どうなってるんだよ、この場所は…!?」

 

「言われなかったかい?ここでは『カードは命の次に大切』だって…」

しばらく時間が過ぎ、遊矢は雑居房で動揺していた…遊矢はこの収容所の異常性に気付いたのだ。

 

 

「この場所……いいや、世界ではカードは()()()()()()()がある…看守をカードで()()すれば、待遇も良くなるのさ」

 

「……だから、デッキは返したのか…!」

デニスからの説明を聞いた遊矢は自分のデッキを握り締める…。

 

 

本来、収容所や刑務所は看守達によって厳格なルールが敷かれ、犯罪者の更生を促す場所である……だが、シティの収容所は()()()()()いた。

囚人達は看守に賄賂としてカードを渡し、食事や義務労働などに便宜をはかってもらい…囚人達の()()に至っては看守よりも力を持つ、そんな異常が常識になっていたのだ…。

 

 

「あ〜あ!そうと分かってたら、最初からカードを渡しておくんだったぜ…」

 

「沢渡!カードはお金じゃない!自分の待遇を良くする為にカードを渡すなんて…間違ってる!」

カードへの執着が薄い沢渡の言葉に遊矢は声を荒らげる、デッキとはデュエリストの『魂』…それを手放す事を遊矢は信じられなかったのだ。

 

 

「あっ……まさか、2人も…カードを…!?」

 

「いいや、俺達も使わずに済んだ…不動博士のおかげでな……」

 

「あっ…待ってくだせぇ!権のアニキ!そこからはオレ達に話させてくれ!」

遊矢はデニスの言葉から権現坂とデニスも看守にカードを渡したと思い込む…だが、それは杞憂に終わった。

 

同室のチンピラ曰く、セキュリティに捕まる前にデッキを巻き上げられてしまった2人は他の囚人達から遊矢達以上のイジメを受けた…それを見かねた権現坂とデニスは賄賂を渡そうとしたのだが、そこへ不動博士が現れて四人を守ってくれたのだと…。

 

 

「不動博士は実質、この収容所の『No.2』なのさ…でも、彼はデュエリストじゃない…ここに捕まってからの八年間、その人柄と知識で囚人達に気に入られて…みんなに慕われているのさ、ただ…ボスとは仲が悪い…というより、嫌われてるらしいけどね」

 

「不動博士…そんなにすごい人だったんだ」

デュエリストでなく、囚人でありながらも…少しでも人の為になる事をしようとする…普通ではできない事をする不動博士を遊矢はすごい人だと思った…。

 

 

 

『ふふっ…だから、私はそう大した男ではないさ…榊遊矢君?』

 

「へっ…?不動博士!?」

少し照れたような声が遊矢の名前を呼ぶ、遊矢達が目を向けると…牢屋の外に不動博士が立っていた。

 

『急病人の治療帰りさ……私はカードを持ってないからね、こうしてポイントを稼いでいけば…早く此処から出られる……そういう打算もあって、こういう事をしているのさ……()の罪滅ぼしも兼ねてね…』

 

「罪…?不動博士も冤罪なんじゃ…?」

檻越しに自嘲する不動博士…遊矢は不思議に思って問いかける。

 

『…ずっと昔の事さ……っと、看守が来るね…君達、ボスには気を付けるんだよ!』

意味深な様子を見せた不動博士は足早に去っていく、そして…。

 

 

『お前ら、()()がお呼びだ…出ろ!』

金髪の看守によって遊矢達は牢屋から連れ出された…。

 

 

 

 

「ここは…本当に牢屋、なのか…?」

雑居房から連れ出された遊矢・沢渡・権現坂・デニス、そしてシンジとクロウは囚人達のボスがいる特別房に連れて来られていた…だが、そこは普通の牢屋ではない。

 

金色の屏風に刀掛けに置かれた刀剣、畳にソファ…遊矢達の雑居房より広い部屋…牢屋とも言えないその部屋の上座に2人の囚人を引き連れた着流しを着た、無精髭の男…収容所のボスが鎮座していた…!

 

 

「来たな…ボスの徳松さん直々のお呼びだ!」

 

「トクマツ…?その名前、何処かで…?」

子分らしい囚人からボスの名前が伝えられる…クロウはその名前に聞き覚えがあるようだった…。

 

 

「なぁにが直々のお呼びだ!偉そうに…!」

 

「沢渡…!ここで騒ぎを起こすのは不味いって!面倒な事になるから…!」

ボスが気に入らない様子の沢渡をデニスが小声で宥める…その時…。

 

 

『……出しな』

 

「えっ…!?」

 

「ドンくせぇな…!()()()を出せってんだよ!!」

何処か気怠げな様子の徳松が口を開く…それは遊矢達にカードを差し出せという()()だった。

 

 

「ここで楽しく生活したかったら、出しておきな!!」

 

「…断る!!」

 

「なにっ…?」

 

「俺も断る!!ボスのご機嫌取りの為に差し出すカードなど…この漢権現坂には、1枚たりとも無い!!」

 

「オレ達は…一日も早く、此処から出なきゃならないんだ!!楽しく生活しようなんて…思ってない!!」

徳松の命令を遊矢と権現坂は跳ね除ける…遊矢達にはランサーズとして、そして…柚子を助ける為に、足踏みしている時間はないのだと…!

 

 

『いいか、ここのボスは俺だ…つまりトップだ!故に、ルールは俺が作る!おめぇら下のモンは俺に従え…!それが…この世界の常識だ!』

 

「嫌だ!!カードはデュエルの為に使うモノだ!」

 

『聞き分けのない小僧だ…ならば、コレを見やがれ!!』

カードを渡さない遊矢達に対して徳松はあるモノを見せつける、それは徳松が座っていた上座の下に隠されていたモノ……数十万枚以上に及ぼうかという()()()()()だった…!

 

 

『これは俺が十年の間にデュエルで巻き上げたカードだ…!ここじゃ、カードはトップの証明…デュエルは力の証だ!』

 

「力の証……違う!デュエルは()()()()()だ!」

 

『なにぃ…!?』

カードの山を『力の証』として誇示する徳松…遊矢はそれを否定する……しかし、遊矢の『デュエルは楽しむモノ』という言葉は──徳松の琴線に触れた…!

 

 

『素直に出せば、勘弁してやろうと思ったが…気が変わった…!看守!!』

 

『はいはい!』

 

『俺とコイツ用のデュエルディスクを持って来い!!これからデュエルを行なう!』

 

『おっと…!こいつはレアカード!!ただいま持ってきます!!』

看守を呼び出した徳松は賄賂を渡し、収容所では御法度のはずのデュエルを行なうと言い出した…!

 

 

 

『ここじゃ、地獄の沙汰も()()()()()って奴だ…身をもって教えてやる…デュエルでもってブチのめしてやる!!』

 

「望むところだ!!」

徳松の誇りと遊矢の意地…2人の男の信念が激突する!

 

 

 

『おめぇは分かっちゃねぇ…トップに逆らう奴は、必ず潰される…!』

 

「潰れるかどうかは自分次第…でも、オレは絶対に潰れない!!」

 

 

 

『「デュエル!!」』

 

 

 

 

デュエルダイジェスト 遊矢対徳松

 

 

 

徳松が操るのは日本独自の遊戯「花札」をモチーフとしたテーマ『花札衛(カーディアン)』…凄まじいドロー運やデッキトップを操作する魔法カード『花積み』を駆使した徳松はエースモンスターを呼び出す!

 

 

『涙雨!光となりて降り注げ…!シンクロ召喚!出でよ!レベル8!「花札衛-雨四光-」!!』

徳松の場に平安貴族のような装いのモンスターが現れる…このカードが彼の()()の要となるカードである。

 

 

『小僧、もう一度言う…カードはトップの証明!デュエルは力の証だ!!』

 

「何度言われようと…オレの信念は変わらない!デュエルは楽しむものだ!オレのターン、ドロー!」

「力」に固執する徳松を変えようとカードを引く遊矢…だが、徳松の作戦が発動する!

 

 

『甘ぇんだよ、小僧!「雨四光」の効果発動!相手がドローした時、1500ダメージを与える!!』

 

「なにっ…!?うわっ!?」

遊矢がドローした瞬間、『雨四光』が手にしていた和傘を頭上に放り投げる…そこから無数のカード型の光が放たれ、遊矢のライフを大きく削る。

ライフポイントは4000…つまり、3()()効果が決まれば遊矢は敗北してしまう…だが、遊矢は怯まない!

 

 

「揺れろ!魂のペンデュラム!天空に描け、光のアーク!ペンデュラム召喚!現われろ!『EMギッタンバッタ』!『EMオオヤヤドカリ』!二色の眼輝く竜!『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』!!」

シンクロ次元製でも問題なく発動したペンデュラム召喚によって遊矢はモンスター達を呼び出す…だが──

 

 

『ほう…!娑婆じゃあこんな召喚方法があるのかい……だが!永続罠発動!「イカサマ御法度」!!自分の場に『花札衛』シンクロモンスターがいて、手札から特殊召喚されたモンスターが相手の場にある時に発動できる!そのモンスターを手札に戻す!!』

 

「なにっ…!?」

徳松が発動した罠によってペンデュラム召喚は()()()()と見做され…モンスターは手札に戻されてしまう…。

 

これがもし、遊矢の得意な「アクションデュエル」なら挽回もできただろう…だが、状況は遊矢にとって圧倒的に不利だった…!

 

 

 

『残念だが…お得意のペンデュラム召喚は完全に封じた、もはや…オメェに何かを為す時間もチャンスもねぇぜ…』

 

「っ…変わっちまったな…こんなの、アンタのやり方じゃねぇよ!()()()()()()()()!!」

 

『っ…その名で呼ぶんじゃねぇ!!』

 

「エンジョイ、長次郎?」

遊矢を封殺した徳松を見て、デュエルを見守っていたクロウが声を上げる…クロウやシンジは彼の『本来の姿』を覚えていたのだ。

 

『今の俺は…秋雨の長次郎だ…!』

だが…徳松はその名を否定する、今の彼は収容所で10年間無敗を誇り…カードを奪い続けてきた非情な男なのだと…。

 

 

「っ…諦めて、たまるか!オレはモンスターを裏守備表示で召喚!ターンエンドだ!」

特殊召喚を封じられた遊矢はモンスターをセットし、チャンスを待つ…!

 

 

『ふん…俺のターン!ここで俺がドローすれば…オメェがドローした時に1500ダメージを与える「雨四光」の効果は失われる…だが、この瞬間!「雨四光」の効果によって俺はドローを()()する!自滅への坂道を転がっていくがいい…!』

 

「っ…!」

それはあまりにも強力なコンボ…ドローによるダメージに特殊召喚封じ、それはペンデュラム召喚を使う遊矢に突き刺さる…!

 

 

『俺の必勝コンボは完成してる…いまサレンダーすれば、カード半分で勘弁してやるぜ…?』

 

「いいや、決まったのはコンボだけだ!まだ、アンタの勝利が決まった訳じゃない!!まだ、チャンスはある!」

 

『はっ…巨大な力の前で何かを変えるなんて()()()だ!』

 

「諦めなければ…必ず変えられる!」

譲歩の姿勢を見せる徳松…だが、遊矢は諦めずに立ち向かう…!

 

 

 

 

 

「っ…あんなに変わっちまって…」

 

「昔とは…大違いだ…エンジョイ長次郎……」

 

「2人とも、さっきから言ってる『エンジョイ長次郎』ってなんなのさ?」

 

「あの人は…オレ達がガキの頃の、憧れのデュエリストだったんだ…」

追い詰められていく遊矢のデュエル…そんな中、デニスは事情を知っているらしいクロウ達にエンジョイ長次郎の事を訊ねた…。

 

 

徳松…エンジョイ長次郎は当時、コモンズにとっての「希望の星」…ライディングデュエルの隆盛前にプロデュエリストとして「奇跡のドロー」で人々を魅了し、デュエルを楽しむ男だった事。

 

さらにデュエル教室を開き、不良の喧嘩をデュエルによって仲裁する…「デュエルはただの勝負事ではなく、相手を知り、己を知り…絆を結ぶのがデュエル」というのが口癖の人格者だった事。

 

 

……だが、今は──

 

 

『諦めな、この勝負…オメェの敗北は決まってる』

 

「まだ、何も決まってないさ…この先、まだ何が起こるかは()()()()()()!だから…デュエルは楽しいんだ!!」

 

『っ…黙れ!!デュエルを楽しむ事になんざ意味はねぇ!』

 

「意味はある!みんなを笑顔にする!!オレはその事を父さんや、母さん…遊希兄……戦ってきたデュエリスト達から学んで来たんだ!!」

 

『ほざくな!この流れは変わらねぇ…どう逆らっても、()()って奴は変えられねぇんだ…!!無駄なんだよ!!』

盾となった『ギッタンバッタ』と『EMディスカバリーヒッポ』を破壊され、残されたライフも僅かな遊矢…だが、それでも諦めない彼に徳松は『運命』は変えられないのだと、徳松は諦めの表情で伝える…。

 

 

 

トップスとコモンズの間にある『壁』を壊し、人々を一つにしようとデュエルを続けていた徳松…だが、彼を待っていたのはトップスの人々からの非情な仕打ち…金にモノをいわせた強力なデッキによる集中攻撃だった…。

 

そして、何回も何回も倒され…ボロボロになっていく徳松への声援は嘲笑に変わる…そして徳松はイカサマに手を出し、表舞台から追放されてしまったのだ…。

 

 

『ブーイングや、嘲笑に変わるなら…声援も、笑顔も要らねぇ……そして、イカサマに手を出した時!俺は()()()()んだ…デュエルは未来を切り開かねぇ、何も変わらねぇ!!今の俺にとって、デュエルは生きる為の道具に過ぎねぇ!!』

それは徳松の魂の嘆きだった…この『世界』は、善人であればある程生きづらく…その流れは変えられないのだと…。

 

 

『俺はあれ以来、運を天に任せる…ドローに頼るデュエルは捨てた…!そして編み出したのがこの必勝コンボだ!何も変えられないと悟った俺が10年間かけて積み上げた力を…オメェが変えられる訳がねぇ!!』

 

「なら…変えられるか、変えられないか…勝負だ!!」

徳松の本心を聞いた遊矢…彼はゴーグルを着け、未来へと手を掛ける!

 

 

 

「オレのターン、ドロー!!」

 

『これで終いだ!「雨四光」の効果発動!!1500のダメージを──』

 

「オレが引いたのは─『EMレインゴート』!その効果によって、効果ダメージが発生した時!このカードを墓地に送って効果ダメージを無効にする!」

 

『なにぃ!?』

遊矢が引いたのは雨合羽を纏った羊…その雨合羽が涙雨を弾き、徳松のコンボを破る一手となる!

 

 

「そして手札から『EM』が墓地に送られた事で墓地の『ギッタンバッタ』を守備表示で特殊召喚!このカードは1ターンに

一度、バトルでは破壊されない…さらに、エンドフェイズにこのモンスターを墓地に送る事で墓地の『EM』を手札に加えられる!」

 

『なんだと…!?これは…無限ループ…!!』

遊矢の言葉に徳松の顔色が変わる…『ギッタンバッタ』が墓地に送られれば『レインゴート』が手札に加わる、そしてまた逆も然り…『雨四光』のコンボが封殺されたのだ!

 

 

「流れは…変えたよ!」

 

『くっ…ふざけた真似を…!?』

ゴーグルを外し、徳松に語りかける遊矢…状況はいわゆる『千日手』…だが、ドローする度に遊矢は逆転の『1枚』を引き当てる可能性が高くなる…………徳松が流れを()()()()()()の話だが。

 

 

 

「おっ…!やってる!徳松さんのデュエルだ!!」

 

「待ってました!!」

 

「間に合ったぜ!!」

 

『お前ら…』

その時、にわかに牢屋の外が騒がしくなる…徳松のデュエルを楽しみにしていた囚人達が看守に賄賂を渡して観戦に来たのだ。

 

 

 

「さぁ、オレのカードが無くなるまで時間はたっぷりあるよ!観客も増えてきた事だし、さぁ…デュエルを()()()()!!」

 

『そんな猶予、俺が与えると思うか…?その前に、()()()してやる!!俺の──ターン!!』

 

「あっ…ボスが…!」

 

「デッキに手を…!!」

観客が増えた事で調子を取り戻す遊矢…その無邪気な眼差しが、冷え切っていた徳松の心を動かした…!

 

 

 

『(考えてみりゃ…何年振りだ?己の運を…指2本にかけてドローするのは……思えば……イカサマで引いたあの日以来、俺は()()()()()をドローできなかった───)』

その時、徳松の脳裏に過ぎったのは…自分の十八番であった切り札の事…そして─

 

 

「「「長次郎!長次郎!!」」」

 

「さぁ、皆さん!盛り上げて参りましょ〜う!!」

 

 

『(あいつら…あんなガキにまんまと乗せられやがって…いや、それは───)』

遊矢に乗せられて名前を呼ぶ囚人達…その時、徳松は──笑っていた!

 

 

『俺のターン…!エンジョォォイ!!

 

 

「「「うおおおっ!!」」」

そのドローに歓声が沸き起こる…そこにドローを捨てた「秋雨の長次郎」はいない、今の彼は…デュエルを楽しむ「エンジョイ長次郎」だった!

 

 

『来た…!俺は魔法カード「超こいこい」を発動!!』

 

「来た!奇跡のカードだ!!」

それは長次郎が見放されていた奇跡のカード…デッキトップ3枚をドローし、「花札衛」以外のカードは墓地に送られ1枚につき1000ダメージを受けてしまうギャンブルカード…だが、今の彼に恐れはない!

 

 

『デュエルとはすなわち人生なり…人生は1度っきり!勝つ日もあれば負ける日もある…負けを恥じず、勝っても驕らず!すなわち…レッツ、エンジョイ!!』

 

「「「エンジョ〜イ!!」」」

 

長次郎の見事な口上と共に、収容所にエンジョイコールが木霊する…そして長次郎が引き当てたのは『萩に猪』『紅葉に鹿』『牡丹に蝶』──花札の役が新たに出揃う!

 

 

『その猛きこと猪の如く!その勇壮なること鹿の如く!その美しきこと蝶の如く!シンクロ召喚!!レベル6「花札衛-猪鹿蝶-」!!』

長次郎の新たなシンクロモンスター…鹿の角の兜を被る、猪武者が現れる!

 

 

 

『バトルだ!「雨四光」で「ギッタンバッタ」を攻撃!』

 

「『ギッタンバッタ』は1度だけ破壊されない!」

 

『だが、二度目は防げねぇ!「猪鹿蝶」で「ギッタンバッタ」を攻撃!さらに貫通ダメージだ!!』

 

「うおっと!?」

長次郎の連撃で遊矢は追い詰められる…残りライフは200…!

 

 

 

『オメェに勝ち目はねぇ…だが、諦めるつもりはねぇんだろう?』

 

「ああ…!お楽しみはこれからだ!!」

追い詰められた遊矢…だが、彼は諦めない…ここからが本当のエンタメデュエルの始まりなのだから…!

 

 

 

「私の…ターン!来た!私は魔法カード『ペンデュラム・ストーム』を発動!ペンデュラムスケールの『EMビッグバイト・タートル』と『時読みの魔術師』を破壊する事で『イカサマ御法度』を破壊します!一つの幕が降りれば、また新たな幕が上がるのです!」

遊矢は長次郎の最後の『呪縛』を断ち切る…そしてエンタメ劇場が幕を上げる!

 

 

「揺れろ…魂のペンデュラム!天空に描け光のアーク!ペンデュラム召喚!レベル3『ビッグバイトタートル』!そして『時読みの魔術師』!」

 

『オオヤヤドカリ』と『オッドアイズ』でスケールを発動した遊矢はカラフルな亀と時を見定める魔術師を呼び出す!

 

 

「バトル!『ビッグバイトタートル』で『雨四光』を攻撃!」

 

『血迷ったか?攻撃力800で──』

 

「いいや、ここであっ!と驚くマジック発動!」

突撃した亀は雨四光に切り裂かれる…だが、それと同時に雨四光へと喰らいつき、相討ちに持ち込んだ!

 

 

『なに!?』

 

「これが『ビッグバイトタートル』の効果!このモンスターを破壊したモンスターは破壊されます!」

 

『だが、ダメージでオメェの負けだ!』

 

「いいえ!『オッドアイズ』のペンデュラム効果によって、1度だけ!ペンデュラムモンスターのバトルダメージを0にします!」

 

『そうきたか…やるじゃねぇか!』

ビッグバイトタートルのモチーフは獰猛な『カミツキガメ』…その効果と『オッドアイズ』の連携が希望を繋ぐ!

 

 

「続いて『オオヤヤドカリ』のペンデュラム効果発動!自分のペンデュラムモンスターが破壊された時!ペンデュラムゾーンのモンスターを特殊召喚する!来い!『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』!」

仲間が繋いだ希望が遊矢のエースを呼び覚ます!

 

 

「バトルだ!『オッドアイズ』で『猪鹿蝶』を攻撃!螺旋のストライク・バースト!!」

 

『そうはいくかい!罠カード「札改め」発動!「猪鹿蝶」は破壊されねぇ!!』

螺旋の炎を受け止める猪武者…だが、螺旋の炎は止まらない!

 

 

「『オッドアイズ』の効果発動!レベル5以上のモンスターとバトルする時、バトルダメージは2倍になる!リアクション・フォース!!」

 

『な、なんとぉ!?どわああああ!?』

勢いを増した炎が徳松を吹き飛ばす!

 

 

「さらに!私は速攻魔法『ペンデュラム・クライマックス』を発動!自分のモンスター1体をリリースする事で相手の墓地に存在する同じレベルのモンスターを『オッドアイズ』に装備します!私はレベル3の『時読みの魔術師』をリリースする事で墓地の『花札衛─桜に幕』を装備!その攻撃力の半分を自身の攻撃力に加え、もう一度バトルできる!」

 

『はっ…攻撃力3500か…!』

 

「これで大詰め!『オッドアイズ』で『猪鹿蝶』を攻撃!螺旋のストライク・バースト!!」

 

『ぐっ……ははっ…!』

再び螺旋の炎が放たれ、長次郎を飲み込む…だが、その表情は晴れやかだった。

 

これにて、収容所の悲しき『涙雨』は晴れたのであった。

 

 

長次郎LP0

 

遊矢WIN!

 

 

 

 

「と、徳松さん!!」

 

『ヘヘっ…負けちまったな…だが、楽しかったぜ…!こんなデュエルは久しぶりだ…』

デュエルが終わり、倒れ込んだ徳松に子分達が駆け寄る…しかし、徳松の顔は憑き物が落ちたように晴れやかだった…。

 

 

「「長次郎!長次郎!長次郎!!」」

 

『ん…?ははっ…ああ、久しぶりの歓声はいいモンだ…!』

デュエルが終わっても収まらない長次郎コール…その囚人達の姿に長次郎はコモンズの子供達の姿が重なった…。

 

 

『ふふっ…ははは!エンジョ〜イ!!

 

「「「エンジョ〜イ!!」」」

囚人達の歓声に完全復活を果たしたエンジョイ長次郎が応える…その日、収容所は久々に希望の歓声に包まれたのだった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「遊星、世話になったな…俺はそろそろ自分の役目を果たすとしよう」

 

『遊海…?自分の役目…とは?』

 

「お前に受けた一宿一飯の恩義…それを返す為に、俺はお前達のヒーローになろうと思う」

 

『オレ達の、ヒーロー…?』

 

「デュエルによって歪み、停滞し…人々が差別に苦しみ、悲しむこの世界を変える為の()()を開ける…まぁ、上手くいくかは分からないが……なんとかなるだろう!」

 

『遊海……お前は、いったい…?』

 

「俺は世界の行く末を見守り…悪を裁き、希望を導く…そんな決闘者(デュエリスト)さ!」

鋼の鎧を纏い…『英雄』は動き出す!

気まぐれアンケート この中で好きな組み合わせは?(ピックアップ編)

  • 遊海&孔雀舞
  • 遊海&丸藤亮
  • 遊海&エド
  • 遊海&ディヴァイン(アゴール)
  • 遊海&ラプラス(シーカー)
  • 遊海&アークライト一家
  • 遊海&マーリン
  • 遊海&不動流星
  • 遊海&海亜・アトラス
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