転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S,Kです!

シンクロ次元へと迫るオベリスクフォースの影…その中でデュエリスト達は次なる戦いへと向かう…!


それでは、最新話をどうぞ!


疾走する歌姫とくず鉄の戦士達〜2回戦開始!〜

『シティは1つ!みんな友達!フレンドシップカップも3日目!2回戦を迎えたわ!』

快晴のシティにメリッサの実況が響く…本来の『物語』よりも雰囲気は良く、DM世界のWRGPやWDCのようにトップスもコモンズもなく…人々はデュエル観戦を楽しんでいた。

 

 

 

……混沌の影が音もなく忍び寄っている事も知らずに…。

 

 

 

『ここで行政評議会・治安維持局からのお知らせです!今回のフレンドシップカップの盛り上がりを受けて海浜スタジアムやシティドームなどシティ内数カ所の会場をパブリックビューイング会場として無償開放します!盛り上がるデュエルをみんなで観戦しましょう!!………ずいぶんと太っ腹ね?どうしたのかしら??』

行政評議会からのお知らせを読み上げたメリッサは首を傾げた…。

 

 

 

…………

 

 

 

「パブリックビューイング…?なんで急に…たしかに盛り上がってるけど…?」

一方その頃、ペントハウスで中継を見ていた遊矢も傾げていた…こんな事がスタンダード次元でもあったからだ…。

 

 

『ランサーズ諸君、そして柊柚子、聞こえているか?聞こえているならば応答してほしい』

 

「零児…!?デュエルディスクから!?」

そんな時、シンクロ次元に来てから繋がる事のなかったランサーズのデュエルディスクの通信が開く…慌てて画面を見ると9分割された映像の中に零児に柚子、権現坂など…デニスを除いた全員の姿が映し出されていた。

なお、遊海に当たるであろう部分は砂嵐になっている…。

 

 

『行政評議会との協議の結果、我々の使う周波数のジャミングを解除してもらう事ができた…今回の通信はそのテストも兼ねている、通じているか?』

 

『おう!ばっちり聞こえてるぜ!』

 

『…テストにしてはずいぶんと急だな』

 

『聞こえてるよ、兄様』

 

『ああ、問題ない』

零児の問いかけに沢渡や黒咲、零羅やセレナが応える。

 

 

『全員に情報を共有する、昨夜のデュエルでアカデミアのスパイと判明し、拘束されていたデニス・マックフィールドが……何者かの手によって逃亡した───シンクロ次元にオベリスクフォースが侵入する可能性がある』

 

『なんだと!?』

 

「オベリスクフォースが!?」

 

『くっ…!』

零児による情報共有…それを聞いた遊矢や権現坂は驚き、黒咲は忌々しげな表情を見せる…。

 

 

『奴らの目的はおそらくセレナの奪還、並びに柊柚子の確保と思われる……だが、フレンドシップカップはこのまま()()する』

 

『舞網チャンピオンシップの時と同じか?デュエルパレスや他のスタジアムに人を集めて避難させるってヤツ?』

 

『その通り、被害と混乱を最小限に…我らランサーズ、そして治安維持局・デュエルチェイサーズによる連携でオベリスクフォースを撃退する』

沢渡の言葉を肯定した零児は舞網チャンピオンシップ・バトルロイヤル同様の撃退作戦をランサーズに伝える…!

 

 

 

『ただし…昨夜の黒咲とデニスのデュエルによってデュエルパレスのライディングコースは復旧中…よって、2回戦以降の試合はシティのデュエルレーンを使って行われる……柊柚子、セレナ…君達はオベリスクフォースの襲撃が確認され次第、デュエルを中断、直ちに評議会ビルに撤退するように…これは、()()()()()()()()()でもある』

 

『心配するな零児!オベリスクフォースになんて私は負けないぞ!』

 

『セレナ…危ない事はしないでね、みんな心配しちゃうから…』

 

『うぐっ…!?お前たち…なんで、そんな呆れた目で見るんだ!?私は強いんだぞ!』

 

『『「『(いや、前科があるからなぁ…)』」』』

オベリスクフォースになんて負けないと張り切るセレナだったが、前科(オベリスクフォースの罠にかかる、デュエルチェイサーズに無策で突っ込むetc…)を知っている月影や遊矢などは頭を抱えていたり、微妙な表情を見せるのであった。

 

 

『……ともかく、これはピンチであり、またとないチャンスでもある…セレナ達とシティをオベリスクフォースから守りきれば、人々が我々の事を認めてくれる事にも繋がる……各々、準備を怠らぬように』

 

『わかったぜ…!沢渡劇場、第二幕だ!』

 

『俺はまだオベリスクフォースとのデュエルは経験しておらんが…シティの人々を危険に晒さぬよう、全力で戦おう…!』

 

『承知…!』

零児の言葉に沢渡や月影が力強く頷く!

 

 

「あっ…零児、ちょっと待ってくれ!お客さん達はともかくとして…他のフレンドシップカップ出場者…徳松さんやクロウ達には伝えたのか?」

 

『……他の参加者達には行政評議会から「トラブルが発生する可能性がある」と伝えてもらっている、オベリスクフォース迎撃に関しては…彼らの意志を尊重したいと思っている……ひとまず、無闇には伝えないようにしてもらいたい』

 

「っ……わかった」

 

『遊矢…』

他のフレンドシップカップ参加者への対応を聞かされた遊矢は渋々了承する……その脳裏に蘇っていたのは────

 

 

 

『覚悟ができていない者を戦わせてしまったら───私は、()()()に合わせる顔がない』

 

 

 

「零児、お前……」

零児の言葉に遊矢は目を見開く……零児は、自分の()()を悔いていたのだと…。

 

『連絡は以上だ、2回戦に出場する榊遊矢、黒咲、セレナ、柊柚子…全員の健闘を祈る』

零児の激励の言葉と共に通信は終了した。

 

 

 

Side零児

 

 

 

『ランサーズへの連絡はできたかな?』

 

「ええ、お気遣い感謝します」

通信を終えた零児は行政評議会へと向き直る…ホワイト議長はいつも通りの朗らかな表情で笑っていた。

 

 

ピピッ

 

 

「むっ…メール…?」

そんな時、零児のデュエルディスクにメールが届く…その内容は───

 

 

 

『赤馬零児へ

 

情報共有に感謝します。

 

現在、白波遊海は戦闘不能の状態が続いている為、戦力の頭数には数えないように。

オベリスクフォースによる侵攻が激しい場合、幼い龍亞・龍可を除いたシグナー、不動遊星、クロウ・ホーガン、ジャック・アトラス、十六夜アキに助けを求めれば力になってくれるはずです。

 

最悪の場合、柊柚子・セレナの両名を保護する準備は整えてあるので、必要があれば連絡を。

 

 

          白波遊海 代理 レイン彩華』

 

 

 

 

「っ…やはり、厳しいか…」

それはアヤカからの現状連絡…最大戦力の不在を伝えるモノだった…。

 

 

 

Side OUT

 

 

 

 

『───さぁ、1回戦を勝ち抜いた8名から準決勝に進むのは誰なのでしょうか!?注目の第一試合は──柊柚子選手対不動遊星選手です!』

メリッサの実況がデュエルパレスに響き渡る…そして第一試合の組み合わせが明かされた…!

 

 

 

『まずは人気急上昇!キュートで可憐なエンタメ天使!柊柚子選手、14歳!そして昨日、凄まじい強さを見せつけたメカニックデュエリスト!なんと、あのモーメントの開発者、不動博士の息子さん、不動遊星選手の入場です!』

デュエルパレスのスタート地点に桃色のDホイールの柚子、そして愛機、遊星号に乗った遊星が並び立つ!

 

 

『えっと…よろしくお願いします!遊星さん!』

 

「ああ、よろしく頼む……トラブルがあったら、臨機応変に対応しよう」

 

『えっと…はい!!』

お互いを挨拶を交わす遊星と柚子…二人に大きな気負いはなく、普段通りだった。

 

 

『知っての通り、昨日の黒咲対デニス戦でデュエルパレスのコースが破損してしまったので…2回戦以降の試合はシティのライディングレーンで行われるわ!それでは…アクションフィールドオン!フィールド魔法「クロス・オーバー・アクセル」!!』

メリッサの宣言と共にアクションフィールドが発動、デュエルレーンが展開していく!

 

 

『先攻・後攻はデュエルパレスのゲートを通過した順番となります!それでは……スタート!!』

 

 

「『ライディングデュエル!アクセラレーション!!』」

メリッサの宣言と共に遊星と柚子が加速する、先攻は……遊星だった!

 

 

 

 

遊星LP4000

柚子LP4000

 

 

 

「オレのターン!」

「自分フィールドにモンスターが存在しない時、手札の『ジャンク・フォアード』は特殊召喚できる!」

各部で赤い動力装置が輝くロボットが現れる! DEF1500

 

「さらに『スチーム・シンクロン』を召喚!」

機関車を模した小型ロボットが現れる! ATK600

 

 

「オレはレベル3の『ジャンクフォアード』にレベル3の『スチームシンクロン』をチューニング!」

 

3+3=6

 

「星雨を束ねし聖翼が…世界を巡る風となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!レベル6!『スターダスト・チャージ・ウォリアー』!」

聖なる翼を背負う蒼き戦士が現れる! ATK2000

 

 

「『スターダスト・チャージ・ウォリアー』の効果発動!シンクロ召喚に成功した時、デッキから1枚ドローできる!…オレはカードを2枚伏せ、ターンエンド!」

 

遊星LP4000

チャージウォリアー 伏せ2 手札2

 

 

 

 

『見ててね、遊矢…私も頑張る!私のターン、ドロー!』

『私は手札から魔法カード「融合」を発動!手札の「幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト」と「幻奏の音女カノン」「幻奏の歌姫ソロ」を融合!』

柚子の手札から3体の乙女達が融合の渦に飛び込む!

 

『至高の天才よ!気高き共鳴よ!天使の羽ばたきよ!タクトの導きにより力重ねよ!融合召喚!!今こそ舞台に情熱の歌を!「幻奏の華歌聖ブルーム・プリマ」!』

3体の乙女達が融合…快活なる歌聖が現れる! ATK1900

 

 

『「ブルームプリマ」の攻撃力は融合素材になったモンスター1体につき300アップする!攻撃力2800よ!』

 

「なるほど、なかなか良い効果だ…!」

歌姫達が情熱の歌聖に力を与える!

 

ブルームプリマ ATK1900→2800

 

 

『バトルよ!「ブルーム・プリマ」で「スターダストチャージウォリアー」を攻撃!』

 

「罠カード発動!『シンクロン・リフレクト』!自分のシンクロモンスターが攻撃された時、その攻撃を無効にし、攻撃してきたモンスターを破壊する!」

 

『やらせない!はぁっ!』

ブルームプリマの攻撃が跳ね返される寸前、柚子はアクションカードに手を伸ばす!

 

『アクション魔法「ミラー・バリア」!一度だけ、私のモンスターのカード効果による破壊を無効にするわ!』

プリマの前に透明な壁が展開され、破壊を免れる!

 

 

『そして「ブルームプリマ」は1ターンに2回攻撃できる!もう一度「スターダストチャージウォリアー」を攻撃!』

 

「ならば罠カード発動!『くず鉄のかかし』!相手モンスターの攻撃を無効にし、その後、このカードは再びセットされる!」

 

『っう…!?すごい…!』

プリマが歌声による攻撃を放つが、くず鉄のかかしが攻撃を受け止める!

 

『私はカードを1枚伏せて、ターンエンド!』

 

柚子LP4000

ブルームプリマ 伏せ1 手札1

 

 

 

「いくぞ、オレのターン!ドロー!」

「魔法カード『調律』を発動!デッキから『クイック・シンクロン』を手札に加え、デッキトップのカードを墓地に送る!」

 

墓地送り

 

ドッペル・ウォリアー

 

 

「さらに、手札の『ボルト・ヘッジホッグ』を墓地に送り『クイック・シンクロン』を特殊召喚!」

西部のガンマン風のロボットが現れる! DEF1400

 

「そして!墓地の『ボルトヘッジホッグ』は自分のフィールドにチューナーが存在する時、特殊召喚できる!」

針の代わりに無数のネジを生やしたハリネズミが現れる! DEF800

 

「この効果で特殊召喚された『ボルトヘッジホッグ』はフィールドから離れた時、除外される…そして『クイックシンクロン』は他の『シンクロン』チューナーの代わりとなる!オレはレベル2の『ボルトヘッジホッグ』にレベル5の『クイックシンクロン』をチューニング!」

 

2+5=7

 

「集いし叫びが木霊の矢となり空を裂く!光差す道となれ!シンクロ召喚!いでよ!レベル7!『ジャンク・アーチャー』!!」

大きな弓矢を構えたくず鉄の弓兵が現れる! ATK2300

 

 

「『ジャンク・アーチャー』の効果発動!1ターンに1度、相手モンスター1体をエンドフェイズまで除外する!ディメンジョン・シュート!」

 

『速攻魔法「融合解除」!『プルームプリマ』をエクストラデッキに戻して、墓地から融合素材になった「プロディジーモーツァルト」「カノン」「ソロ」を特殊召喚!!』

次元を切り裂く矢が直撃する寸前、歌聖は3人の歌姫に分かれる! ATK2800 DEF2000 ATK1600

 

「上手く躱されたか…なら、バトルだ!『ジャンクアーチャー』で『カノン』を攻撃!スクラップ・アロー!」

強力な矢が歌姫を貫く!

 

「そして『スターダストチャージウォリアー』で『ソロ』を攻撃!シューティング・クラッシャー!!」

 

『くうっ…!?』

無数の兵装が歌姫を吹き飛ばす!

 

柚子LP4000→3600

 

 

「そして『スターダストチャージウォリアー』は特殊召喚された

モンスター全てに攻撃できる!『プロディジーモーツァルト』を攻撃!」

 

『攻撃力の低いモンスターで!?』

 

「そしてこの瞬間、手札の『ラッシュ・ウォリアー』の効果発動!このカードを墓地に送り、『スターダストチャージウォリアー』の攻撃力を2倍にする!シューティング・フルバレット!!」

金色のロボットが力を与える!

 

チャージウォリアーATK2000→4000

 

 

『っ…!アクションマジック「飛翔」!「プロディジーモーツァルト」の攻撃力を600アップするっ…きゃああ!?』

再び放たれた兵装の雨が音姫を粉砕する!

 

プロディジーモーツァルトATK2800→3400

 

柚子LP3600→3000

 

 

「アクションカード…やはり便利だな、オレはこれでターンエンドだ!」

 

遊星LP4000

チャージウォリアー ジャンクアーチャー 伏せ1(かかし) 手札0

 

 

 

『(すごく強い…!徳松さんも強かったけど、本当に隙がない…!!)』

柚子は遊星の強さに驚いていた…攻守共にバランスがよく、付け入る隙を見つけられなかったのだ…。

 

 

 

『私のターン…ドロー!!』

『これなら…!「幻奏の音姫オペラ」を召喚!』

桃色の髪の小柄な歌姫が現れる! ATK2300

 

『「オペラ」は召喚したターンは攻撃できない、私はカードを1枚伏せてターンエンド!』

 

柚子LP3000

オペラ 伏せ1 手札0

 

 

「オレのターン!ドロー!」

「『ジャンクアーチャー』の効果発動!『オペラ』を除外する!」

 

『アクションマジック「透明」!このターンの間、「オペラ」は相手の効果対象にならず、効果は受けません!』

 

「なるほど…!ならばバトル!『ジャンク・アーチャー』で『オペラ』を攻撃!さらに、アクションマジック『突撃』!攻撃力を600アップする!」

遊星はターンバックでアクションカードを拾い、攻撃力を強化する!

 

アーチャー ATK2300→2900

 

 

『ここ!!罠カード「光子化(フォトナイズ)」!その攻撃を無効にして、次の私のターンのエンドフェイズまで「オペラ」の攻撃力を「ジャンクアーチャー」の攻撃力分アップします!』

アーチャーの矢が光の粒子に変わり、歌姫を彩る!

 

オペラATK2300→5200

 

「なかなかのコンボだ!オレはカードを1枚伏せ、ターンエンド!」

 

遊星LP4000

チャージウォリアー ジャンクアーチャー 伏せ2 手札1

 

 

 

『私のターン!ドロー!』

『一気に攻める!速攻魔法「サイクロン」発動!遊星さんの伏せカードを破壊!!』

吹き荒れる突風が「くず鉄のかかし」を吹き飛ばす!

 

 

『バトルよ!「オペラ」で「スターダストチャージウォリアー」を攻撃!!』

 

「罠カード発動!『ディメンション・ウォール』!このバトルのバトルダメージは…相手が受ける!」

 

『えっ!?嘘っきゃああ〜!?』

オペラの歌声の波動がスターダストチャージウォリアーを破壊する…だが、その反動は次元の扉を通って柚子に襲いかかり、デュエルは決着した!

 

 

 

柚子LP0

 

遊星WIN!

 

 

 

 

 

『決着!!遊星に果敢に挑んだ柚子ちゃんでしたが…遊星選手が強い!!ノーダメージで準決勝進出です!』

ヘリコプターでライディングに追走していたメリッサの実況が響く…結果として負けてしまったが、会場は温かい拍手に包まれていた。

 

 

 

『ああ〜…もう少しだったのに…』

 

「お前のコンボも、対応力も見事だった…だが、アクションカードに頼り過ぎたな…毎回、適したカードを拾える訳じゃないだろう?」

 

『そうですね…アドバイスありがとうございます!』

 

「ああ、いいデュエルをありがとう」

スタジアムに戻ってきた遊星と柚子は笑顔で握手を交わした…。

 

 

 

 

 

 

『柚子…』

一方その頃、物陰からその様子を見つめる者がいた…それは素良だった。

デニスを強制送還した彼はスタジアムから柚子のデュエルを見ていたのだ。

 

 

『スタンダードにいた頃よりも強くなってる…デュエルにも迷いがない、お客さん達もあんなに楽しそうで……』

素良がシンクロ次元に来たのは柚子を捕らえる為ではない──柚子を護る為に来たのだ。 

 

バトルロイヤルにおける遊矢とのデュエル後、融合次元に戻った素良はセレナと間違われて捕らわれたであろう柚子を探し回ったが…その姿を見つける事ができなかった。

さらに、その中でアカデミアのボス、プロフェッサーが柚子の身柄も狙っていた事を知った……そして素良の思いは揺らいだ。

 

 

幼少期からアカデミアで厳しい訓練を強いられていた素良には『友達』がいなかった…右も左もライバルだらけ……共に笑い合い、助け合う……そんな者はいなかった。

 

しかし、スタンダード次元に潜入して…遊矢や柚子、遊勝塾の子供達と出会った。

身元も分からない自分を仲間として、友達として認めてくれた掛け替えのない()()達───その触れ合いが、そして遊矢とのデュエルがアカデミアの洗脳に近い教育で冷めきっていた素良の心を融かしたのだ。

 

 

そんな中、素良はアカデミアでとある人物と出会った…その人物はアカデミアにおいて誰からも慕われ、尊敬される男──だが、その人物が素良に掛けたのは思わぬ言葉だった。

 

 

──アカデミアから逃げろ、英雄を頼れ──

 

 

その言葉に背中を押された素良は柚子の行方を探して次元を越えた、そしてスタンダード次元を経由してシンクロ次元へと辿り着いたのだ。

 

 

『僕は絶対に柚子を…友達を守るんだ…!』

決意を固めた素良はデュエルコースを見つめる…シンクロ次元の人々に笑顔を見せる柚子の力になる方法を考えながら…そして───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……というか、本当に()()って誰なのさ!?せめて特徴を教えてよ帝王(カイザー)──!!』

 

………そして、本当に最低限の情報しか教えてくれなかった伝説のデュエリストへ愚痴を言いながら…。

 

気まぐれアンケート 読者の皆様は……

  • 現役決闘者(カード派)
  • 現役決闘者(ゲーム派)
  • 現役決闘者(両方)
  • 元決闘者
  • デュエリストじゃないよー
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