転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S,Kです!

今回は遊矢達、ランサーズサイド…遊矢達は柚子達を守る事ができたのか…!


それでは、最新話をどうぞ!


四天共鳴〜混沌の前兆〜

「バトルだ!『覚醒の魔導剣士(エンライトメント・パラディン)』でオベリスクフォースにダイレクトアタック!!」

 

【ぐあああ!?】  

 

「はぁ…はぁ…キリがない…!」

 

「くっ…!!しつけぇんだよ!!」

 

行政評議会ビル前広場…そこで遊矢と沢渡、そしてデュエルチェイサーズは激戦を繰り広げていた。

 

本来の『物語』ならば、柚子はセルゲイ戦で吹き飛ばされ行方不明に、セレナはユーゴ戦後にロジェの命令を受けた治安維持局に拉致されかけた所を月影・零羅に救われて逃亡…場所が分からなくなった…その分、オベリスクフォースは分散する事となり、各個撃破され大きな被害は防がれるはずだった。

 

だが、遊海の介入で状況は一変した、柚子もセレナも行政評議会のペントハウスにいる…つまりオベリスクフォースは()()()()()()()()()()()()()()

それは本来以上の攻勢となって遊矢達を襲っていた…!

 

 

 

 

「(遊海は大丈夫なのか…!?1人でオレ達と同じくらいのオベリスクフォースを……いや、きっと大丈夫だ…!オレは、柚子を守らなきゃ…!)」

時折、海側から凄まじい轟音が響く…それは遊海とオベリスクフォースと激しいデュエルを行なっている事を示していた…。

 

 

『ランサーズ各員、状況を報告してくれ!必要ならば増援を送る!』

 

『遊撃は問題ない!』

 

『こちら評議会ビル屋上、此方を撃退次第…ビル入口の増援に向かう!』

 

「うぉい!評議会入口がちょっとやべぇぞ!早く来てくれ!!」

零児の問いかけに黒咲・月影・沢渡が応える…既に5チームは撃退し、少なくとも5チームは遊海を追った…そして5チームが評議会ビル前で戦っている…だが、さらに…。

 

《こちら白波遊海のパートナー・彩華です!現在、新たにオベリスクフォースの反応を確認、合計16!評議会ビルに追加で5チームが向かっています!注意してください!》

 

「まだそんなに来るのかよ!?」

デュエルディスクから人間体の彩華の声が響く、最初に探知していた数は45人15チーム…そこからさらに15人5チームの増援が現れていた…!

 

 

 

「待たせたな!遊矢!手伝いに来てやったぜ!」

 

「行政評議会やセキュリティの良いように使われるのは癪だが…街の奴らの為に戦ってやる!」

 

「敵の実力は未知数…油断はしない!」

 

「おなご1人2人にこんな大勢寄こしやがって…アカデミアってのはそんな馬鹿げた奴らなのか?嬢ちゃん達には手は出させねぇ!」

 

「クロウ…シンジ…遊星…!それに徳松さんも…!」

だが増援があるのは遊矢達も同じ…行政評議会から説明を受けたクロウや遊星達が応援に駆けつける!

 

 

 

【ここか、セレナ様がいるのは…!】

 

「っ…新手か…!」

そして、オベリスクフォースを引き連れて新たな敵が現れる…それは青髪に左目を眼帯で隠した偉丈夫だった…!

 

 

『気をつけろ!そいつはバレット…アカデミアでセレナの付き人をしていた実力者だ…!』

 

「セレナの…!?」

 

【ほう…その声は赤馬零児か、今回は以前のようにはいかんぞ】

監視カメラでその姿を見た零児が注意を促す…バレットはそれほどの実力者だからだ…!

 

 

【我が名はバレット!セレナ様と柊柚子を渡してもらおうか!】

 

「そうはいかないぞ…!セレナも、柚子も…アカデミアには渡さない!」

 

【邪魔立てするなら…打ち倒すまで!オベリスクフォース!この小僧は私が引き受けた!お前達はビルを目指せ!!】

 

【【【了解!!】】】

 

『っ…デュエルチェイサーズ!ここが踏ん張りどころだ!!押し負けるな─!!』

 

『『『『応っ!!』』』』

 

 

「クロウ!いくぞ!」

 

「ああ…!鉄砲玉のクロウ、いくぜ!」

バレットの前に立ち塞がる遊矢、バレットは()()として遊矢を相手取る…そしてオベリスクフォースとランサーズ・セキュリティ連合が衝突した…!

 

 

 

 

 

【『デュエル!!』】

 

 

 

 

デュエルダイジェスト 遊矢対バレット

 

 

 

柚子とセレナの運命が懸かったバレットと遊矢のデュエル…先攻を取ったバレットはエースモンスター『獣闘機パンサー・プレデター』を喚び出す…相対する遊矢は『スマイル・ワールド』を引き…自分のデュエルに対する思いを──『デュエルは人を笑顔にする』モノという思いを再確認しながらターンを進める。

 

そしてペンデュラム召喚によってエースである『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』を喚び出したのだが…。

 

 

【永続罠『鉄鎖の獣闘機勲章』を発動!自分の場に『獣闘機』モンスターが存在する時、特殊召喚されたモンスターの攻撃と表示形式の変更を封じる!】

 

「なんだって!?」

バレットの発動した罠カードによって『オッドアイズ』、そして喚び出された『EMヘイタイガー』と『EMシルバー・クロウ』は鎖によって雁字搦めに縛られてしまう…!

 

 

「なら…!レベル4の『ヘイタイガー』と『シルバークロウ』でオーバーレイ!エクシーズ召喚!現われろ!『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』!!」

縛られたオッドアイズを開放する為、反逆の牙が咆哮する…!

 

 

「バトルだ!『ダークリベリオン』で『パンサープレデター』を攻撃!」

 

【無駄だ…!罠カード『紅鎖の獣闘機勲章』を発動!自分フィールドに『獣闘機』モンスターが存在する時、エクストラデッキから特殊召喚された『ダークリベリオン』の攻撃を封じる!!】

 

「そんなっ…!」

バレットは二段構えの作戦を用意していた…それにより反逆の牙も鎖に捕らわれてしまう…だが、それだけではない…!

 

 

【さらに『紅鎖の獣闘機勲章』は相手プレイヤーも縛る!このカードが存在する限り、相手は魔法・罠の発動もできず、モンスターの特殊召喚も封じる!!】

 

「なにっ!?がっ…!」

 

「遊矢!!」

さらに罠カードから飛び出した赤い鎖のリアルソリッドビジョンが遊矢を締め上げる…そして『パンサープレデター』にはバーンダメージを与える効果がある…バレットはそれを使って遊矢を倒すつもりなのだ…。

 

 

そしてデュエルは進んでいく、バレットは新たな融合モンスター『獣戦闘ウルフ・ケンプファー』を喚び出し、僅か1ターンで遊矢のライフを追い詰めてしまう…。

 

 

「だぁっ…!遊矢の奴の手助けにいきたいのに…!厄介過ぎるんだよこいつら──!!」

 

「落ち着け、奴らはバーン戦術とロックを組み合わせてくる!それに一つずつ対処するんだ!『サテライト・ウォリアー』!モーメント・リアクター!!」

 

「『ABF-驟雨のライキリ』でダイレクトアタックだ!」

追い詰められていく遊矢する前に沢渡や遊星達はオベリスクフォースの相手に手一杯…セキュリティにも脱落者が出始める…その時!

 

 

 

「バトルだ!『デストーイ・サーベル・タイガー』『デストーイ・チェーン・シープ』『デストーイ・ホイールソウ・ライオ』でオベリスクフォースを攻撃!!」

 

【【【ぐわあああ!?】】】

 

 

 

「お、お前!紫雲院!!」

 

「素良!?」

オベリスクフォースの一角が蹴散らされる…それを為したのはアカデミアのデュエリスト───紫雲院素良だった。

 

 

【貴様、紫雲院素良!なんのつもりだ!?】

 

「なんのつもり?……僕はアカデミアを抜けさせてもらう、僕は──遊矢や柚子達の味方だ!!」

 

「素良…!」

オベリスクフォースを蹴散らした素良へ問いかけるバレット…その答えはアカデミアからの離反だった…!

 

 

「この前はごめん、遊矢……でも、あの時のデュエルで気付いたんだ…僕が本当にやりたいデュエルは──遊矢みたいな笑顔を作れるデュエルなんだって…!その為に、僕はアカデミアと戦う!」

 

「素良…ありがとう…!」

それは背中を押された素良の本心…人々を笑顔にするデュエルをしたいという決意だった…!

 

 

 

『──へぇ、それじゃあキミは──プロフェッサーを裏切った、という事でいいんだね?』

 

 

 

「っ…お前は…!!」

その時、乱戦の続く広場に冷たい声が響く…そこにいたのは紫色の髪、そして紫色のアカデミア制服を着た少年だった……そしてその顔は───

 

 

「っ…!?オレと、同じ顔…!?こいつが…!」

 

『凌牙からの情報にあった…アカデミア、プロフェッサーの切り札──ユーリ…!バトルロイヤルで柊柚子を追い詰めた男だ!』

 

「こいつが…柚子を…!?」

遊矢と瓜二つな男、ユーリ…その威圧……異様な雰囲気がデュエリスト達の手を止めさせる……!

 

 

【チッ…既に到着していたか…!】

 

『アカデミアの制服を着ていながらプロフェッサーを裏切るなんて…そんな事が許されると思ってる?脱走は重罪だ……悪いけど逮捕──いや、処刑させてもらおうか…連れて帰るの面倒だし』

 

「っ…!素良!!」

静かにデュエルディスクを構えるユーリ…その時…!

 

 

 

『見つけたぞニヤけ野郎──!!』

 

 

 

【ああ…しつこいなぁ、撒いたと思ったのに…】

 

「ユーゴ…!?」

 

「あっ…!遊矢に似てる奴!!」

混沌とする評議会ビルの前に1台のDホイールが乱入する…それはユーリを追跡していたユーゴだった…!

 

 

 

『今度こそ逃さねぇ!デュエルだ!!オレがこの時をどんだけ待ったか…!!リンを連れ去ったお前は許さねぇ!!』

 

【しつこいなぁ…あれは()()だったの!命令された事を恨まれてもなぁ…ボクはこれから裏切り者を処分して、柚子とセレナをアカデミアに連れて行かなきゃならないんだ…邪魔しないでよ】

 

『セレナと柚子を…?…やらせる訳ねぇだろ!柚子はそこにいるユーヤって奴に会えて本当に嬉しそうだった…!あいつにこれ以上、悲しい思いはさせねぇ!』

 

【へぇ、そう…じゃあ───キミを消してからにするとしようか…!!】

睨み合っていたユーゴとユーリが…ついにデュエルを始めた…!

 

 

 

 

『その美しくも雄々しき翼翻し!光の速さで敵を撃て!シンクロ召喚!「クリアウイング・シンクロ・ドラゴン」!!』

 

 

【魅惑の香りで虫を誘う二輪の花よ!今1つとなりて、その花弁の奥の地獄から…新たな脅威を生み出さん!融合召喚!現われろ!飢えた牙持つ毒龍…「スターヴヴェノム・フュージョン・ドラゴン」!!】

 

 

自身のエース、クリアウイングを喚び出すユーゴに対し…ユーリもまたエースを喚び出す。

それは禍々しいオーラを纏う『融合』の名を冠するドラゴン…。

 

 

 

それによって───『四天の龍』がこの場に揃ってしまった…!

 

 

 

ドクン!!

 

 

 

「ぐ、う…!?がああっ──!?」

 

 

「っおい!?どうした遊矢!またかよ!?」

突然、鎖で縛られた遊矢が苦しげな…獰猛な叫びを上げる……それと共にユーリ・ユーゴの瞳が妖しく輝き、共鳴するようにドラゴン達も唸り声を上げる…!

 

 

キィン─!

 

「赤き竜の痣が…!」

 

「この気配…!これが、遊海さんの言っていた…!」

それに呼応するように赤き竜の痣が光を放つ…そして遊星は遊海から聞かされていた『哀しき悪魔』の話を思い出す…!

 

 

 

 

「こ、この時を…「待っていた…!」」

 

今こそが…復活の時…!

 

今こそ、1つに──

 

今こそ、1つに……

 

 

【『「「今こそ、1つに……!!」」』】

 

 

 

【な、なんだ…!?何が起きている!!】

異口同音に同じ言葉を口にする遊矢・ユート・ユーリ・ユーゴ……それと共に夜空が妖しく輝き、ドラゴン達が歓喜の咆哮を轟かせる…!

 

 

「(まずい…!遊海さんがいないこの状況は──!!)」

広場を支配する異様な空気…その時だった!

 

 

 

《そうはさせません!!》

 

「遊矢!!」

 

「ばっ…柚子!?外に出てくんじゃねぇ!!」

凛とした女性の声、そして少女の叫びが響く…そこにいたのは──彩華に連れられた柚子だった…!

 

 

 

 

Side柚子

 

 

「遊矢…みんな…!」

零児から知らされたオベリスクフォース襲来、それによって臨戦態勢となったランサーズはセレナと柚子を残して迎撃に向かった。

その中で柚子はただ遊矢達の無事を祈る事しかできなかった…。

 

 

キィン─!

 

《失礼します、柊柚子さん》

 

「きゃ…!?あ、彩華さん!?」

 

《ええ、お久しぶりです……マスター、白波遊海の指示で貴方の護衛に来ました》

 

「遊海さんの…」

そんな時、部屋に瞬間移動によって銀髪の少女──デュエルパレスで出会ったレイン彩華が現れる、突然の事に柚子は驚いたが…見知った顔を見て安堵した…。

 

 

「あ、あの…遊海さんは、大丈夫ですか…?デュエルパレスで倒れて……」

 

《……マスターは現在、榊遊矢達と共に評議会ビルの防衛に参加しています──貴女達を守る事が、アカデミアの野望を阻止する事に繋がるのです》

 

「私達が…?それって…どういう…?」

 

《それは禁則事項──いいえ、時が来たらマスターから話すと思います、それまで待っていてくださ───マスター…!?》

 

「えっ…どうしたの!?」

柚子へ遊海の状態を伝え、柚子達の事を守る重要性を伝える彩華…その時、無表情であった彩華の表情が揺らいだ…。

 

 

《(マスターのバイタルが…!?いくら不調とはいえ、オベリスクフォースにこんなダメージを負うはずは…!)》

彩華は遊海の異変を感じ取る…それは遊海が大ダメージを受けた知らせだった…!

 

 

 

『ランサーズに通達!オベリスクフォースの新たな目的が分かった…白波遊海の最優先での排除を目的としている!彼はオベリスクフォースを引き付ける囮となって離脱した!それぞれ守りを固めてくれ!』

 

 

《っ…アカデミア、よりによって…!》

 

「あ、彩華さん…!?大丈夫なんですか!?」

 

《───大丈夫です、マスターは…強いですから…!》

零児から共有された情報に柚子は息を呑む…そして遊海の事を心配するが……彩華は柚子を安心させる為に大丈夫と応えた…だが…。

 

 

《(今のマスターの体力では連戦は……カード化装置はおそらく効かないはず、それでも……マスター、どうかご無事で…!)》

彩華はただ、遊海の無事を祈るしかなかった…。

 

 

 

…………

 

 

 

《(マスター…!?マスター!応答してください!!っ…声が届いてない……応えている余裕がない…!?)》

……ペントハウスは高層階にある故に、シティを見渡せる…そして彩華はランサーズのサポートをしながらも見えていた。

コンテナ街で煌めく黄金の龍や、大いなる幻魔皇の戦う姿が…そして、遊海の生命反応が弱まっている事も…。

 

 

キィン─

 

 

「あっ…ブレスレットが…!?」

 

《っ…このタイミングで…!》

そしてそんな時、柚子のブレスレットが光を放つ…それが意味している事は────

 

 

《柚子、そのブレスレットが光る意味は分かっていますか?》

 

「あ、えっと……遊矢と、遊矢に似た顔の誰かが…近くにいる時…だと思います…」

 

《それが分かっているなら大丈夫……おそらく、榊遊矢が窮地に陥っています》

 

「えっ!?」

彩華の思わぬ言葉に柚子は驚愕する…!

 

 

《その状況を変えられるのは貴女……いえ、貴女達の持つブレスレットの力だけ、しかし…貴女も危険に晒される可能性もあります……それでも、貴女は榊遊矢を助けたいですか?》

 

「彩華さん……お願い!私を遊矢の所に連れて行って!!守られてばっかりは…もう嫌なの!!」

彩華からリスクを聞かされた柚子は即答する…困っている遊矢を助けられるなら、多少の危険は承知の上と…!

 

 

《了解しました…では、失礼します!》

 

「えっ…なにを、きゃあ!?」

柚子の答えを聞いた彩華は柚子を横抱き…お姫様抱っこで抱え上げると部屋から飛び出し──

 

 

《しっかり掴まっていてください!》

 

「きゃあああああ!?!?」

廊下から吹き抜けへと飛び出し数十メートルを落下……柚子の悲鳴と共に入口近くへと着地する!

 

 

《走って!》

 

「ひゃ、はい!!」

そして柚子は遊矢を救う為に飛び出した…!

 

 

 

Side OUT

 

 

 

 

「遊矢!!」

 

「なっ…!?」

 

 

キィン─!!

 

 

柚子が遊矢達の前に躍り出た瞬間、ブレスレットが強い光を放つ、その光は暴走していたユーゴとユーリを何処かへと転移させ───

 

 

がああっ!?

 

「遊矢──!?」

鎖で縛られた遊矢は吹き飛ばされ、評議会ビルの壁に激突…ビル周りに設置されていた噴水に落下した…。

 

 

 

「遊矢!大丈夫!?」

 

「うっ…げほっ…!?柚子…!?どうして!?」

 

「遊矢が心配だったから…!」

柚子は噴水に落下した遊矢を助け起こす…正気に戻った遊矢は柚子が外に出てきた事に驚くが……柚子は遊矢を助ける事ができたのだ…。

 

 

【柊柚子…獲物が自ら飛び出してくるとは……オベリスクフォース!柊柚子を確保せよ!!】

 

【【【了解!!】】】

 

「くっ…!?柚子!逃げろ!!」

バレットの命令にオベリスクフォースの一部がデュエルを中断…遊矢と柚子に殺到する!

 

 

 

 

 

「冷たい炎が世界の全てを包み込む…漆黒の薔薇よ!開け!!現れて!『ブラック・ローズ・ドラゴン』!!」

 

【【【うわああああ!?】】】

 

 

 

「遅れてごめんなさい!パパとママを説得するのに手間取っちゃった…!女の子1人を狙うなんて…許さない!」

 

「アキ!」

オベリスクフォースが黒薔薇の鞭に弾き飛ばされる…黒薔薇のデュエリスト、十六夜アキが加勢に駆けつけたのだ!

 

 

「よし…!オベリスクフォースを押し返すぞ!!」

 

「「『『おおーっ!!』』」」

遊星の掛け声で防衛チームの士気が上昇…オベリスクフォースを次々と撃破していく…!

 

 

 

【くっ…だが、お前はモンスターの召喚も、攻撃も封じられた!できる事はない!!】

 

「オレは、諦めない…!柚子を守る為に、最後まで諦めない!!」

オベリスクフォースが足止めされ、歯噛みするバレットは遊矢へと向き直る…絶体絶命の遊矢はそれでも諦めずに逆転の一手を考える────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『集いし夢の結晶が!新たな進化の扉を開く!!希望を示す道となれ!!アクセルシンクロォォ──!!』

 

 

【なにっ!?】

その時、閃光と共に何者かが遊矢とバレットの間に割り込む!

 

 

 

「招来せよ!『シューティング・スター・ドラゴン』!!」

 

《ギュアアアアン!!》

鋭い咆哮がシティへと響く…それは光を纏う進化の奇跡…シューティング・スター・ドラゴンの咆哮だった。

 

 

 

『エクシーズ次元レジスタンス、()()()()!ランサーズに助太刀する!!』

 

「えっ…?不動?!」

遊矢達を守るように青いDホイールのライダーが名乗りを上げる…それはエクシーズ次元から駆けつけた流星だった!

 

 

不動流星LP4000

 

 

『「シューティング・スター・ドラゴン」の効果発動!1ターンに1度、デッキトップ5枚をめくり!その中のチューナーの数だけ攻撃できる!』

流星がデッキトップに手をかける!

 

 

『1枚目!チューナーモンスター「ハイパー・シンクロン」!』

 

『2枚目!チューナーモンスター「スターダスト・シンクロン」!』

 

『3枚目!チューナーモンスター「エフェクト・ヴェーラー」!』

 

『4枚目!「ドッペル・ウォリアー」!』

 

『5枚目!チューナーモンスター!「ジャンク・シンクロン」!!』

 

 

【よ、4回の連続攻撃だと!?】

 

『アカデミアを吹っ飛ばせ!シューティング・ミラージュ!!』

 

《ギュアアアン!!》

 

【お、おのれぇぇ!?ぐわああああ!!!】

分身したシューティングスターがバレットに殺到…そのライフを削りきった…!

 

 

 

バレットLP0

 

流星&遊矢WIN!

 

 

 

 

【む、無念…!申し訳ありません…プロフェッサー…!】

 

【バレット隊長!?】

遊矢と流星、バレットのデュエルが決着する…バレットはアカデミアに強制送還され、オベリスクフォースに動揺が広がる…!

 

 

「そこだ!『スターダスト・ドラゴン』!」

 

「『花札衛─五光』!!」

 

「『B・F─決戦のビッグ・バリスタ』!」

 

「『魔界劇団ビッグ・スター』!!」

 

『「デストーイ・マッド・キマイラ」!』

 

「『モンタージュ・ドラゴン』!『ゴヨウ・ガーディアン』!」

 

【【【ぐわあああ!?】】】

その隙をデュエリスト達は逃さない、一斉攻撃によってオベリスクフォースは全滅、シティへの侵攻はシンクロ次元・ランサーズ連合の勝利に終わった…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『はぁ…間に合って良かった〜!シンクロ次元にアカデミアが侵攻するかもしれないって聞いたから、慌てて来たんだ…立てるかい?』

 

「あ、う…うん…」

デュエルが終わり、Dホイールから降りた流星が遊矢へと手を差し伸べる…突然の事に戸惑っていた遊矢だが、手を取って立ち上がる…。

 

 

《流星、助かりました…ナイスタイミングです》

 

『アヤカさん!無事で何よりです!遊海さんは?』

 

《マスターは別の場所で戦っています……とりあえず、ヘルメットは()()()()()くださいね…()()()()()()()()になるので…》

 

『えっ?』

そんな時、アヤカが珍しく頭を抱えながら流星へと話しかける…その理由は────

 

 

「おい、お前…そのDホイールは────」

 

『えっ!?()()()()()()!?若っ!?』

 

「「『『おじいちゃん?!』』」」

 

《ああ、遅かった……》

自分のDホイールに似たDホイールに気付いた遊星が流星に話しかける…それに思わず流星が反応してしまい、周りの異変に気付く。

 

 

『えっ…おばあちゃんに、クロウさんに…牛尾さん?!どうなってんの!?』

 

「えっ…!?」

 

「遊星と、同じ顔…!?」

思わずヘルメットを脱ぐ流星…そこには遊星と瓜二つの顔があった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──あやか、きこえる、か…?──

 

《(マスター!?ご無事ですか!?)》

オベリスクフォース襲来とは別の意味で混沌とし始める広場…そこへ遊海からアヤカへの念話が届く。

 

 

──死にかけだけど、だいじょうぶ……遊矢たちは、柚子とセレナは、ぶじか…?──

 

《オベリスクフォースは撃退、柚子達も無事なんですが………ちょっと、状況がカオスな事に……どうしましょう…?》

 

──カオス…?……わかった、今からラプラスと、ブルーノ達と一緒にもどる──

 

《──────はい?》

 

 

 

 

混沌の夜は…まだ、終わらない…。

 

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