転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S,Kです!

ついに…エクシーズ次元編開幕!少しずつ「敵」と「真実」に近付いていくランサーズ……そして、遊海は無事に翠と再会する事ができるのか…!


それでは、最新話をどうぞ!


第4章 決闘防衛次元 エクシーズ・ハートランド
混沌侵攻世界・ハートランド〜銀河の怒り〜


 

キィン─!

 

 

「っ──着いた、みたいだな…」

 

「なんだか、不思議な感覚……」

 

とある場所に光が満ち、一瞬で消える…そこに突如として現れたのは4人の少年と1人の少女──シンクロ次元から転移してきた遊矢、柚子、権現坂、沢渡、黒咲の5人だった。

 

 

 

「……黒咲、ここが…」

 

「ああ、ここがエクシーズ次元、ハートランド…俺達の、故郷だ」

 

「…ひどい…」

権現坂の問いかけに黒咲が答える…。

 

空は鉛のように重たい雲に覆われ、街は文明の証である「光」を灯す事なく、瓦礫と化した───『灰色』の世界……それが、今のエクシーズ次元、ハートランドの姿だった。

 

 

 

「……そして、あの場所が…!」

 

「そうだ…絶望に包まれたハートランドに残された、最後の希望──レジスタンスの拠点だ」

無残な街の姿に言葉を失っていた遊矢達が()()()()に気付く。

 

ハートランドの中心部…瓦礫や大岩によって補修された巨大な壁に囲まれた『遊園地跡』───そこが絶望の底に残された最後の『希望』……レジスタンスの拠点だった…!

 

 

 

「そうだ、とりあえず……こちらネオ・ニュー沢渡!白波遊海!セレナ!紫雲院素良!誰か聞こえるか?」

 

「…………ダメみたい…」

 

「おそらくはアカデミアによるジャミングか…」

レジスタンスの拠点を見つけたところで沢渡がはぐれたらしい遊海達に通信を試みる…だが、連絡はつかなかった…。

 

 

「連絡できないのは想定内だ…とにかく、俺達はレジスタンス本隊との合流を目指す、まずはそれからだ…!」

 

「ああ…!」

黒咲の言葉に遊矢達は頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side遊海

 

 

 

 

キィン──ガキン!!

 

 

 

 

キィン─!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、到ちゃ────くうぅぅ!?!?」

 

《キュ?………フォォォッ!!?(お、落ちるぅぅぅ!!?)》

転移が成功してすぐに遊海が感じたのは一瞬の浮遊感…からの床が突然抜け落ちたかのような()()()──転移早々、遊海は墜落していた…!

 

 

 

《っ…!転移時に()()に弾かれて座標から外れた模様!!現在高度1000m!!》

 

「(1000m…!?時間の余裕が…!いや、慌てるな…『閃珖竜』を召喚して───)」

転移時に何かしらのトラブルによって転移に失敗したらしい遊海…だが、持ち前の経験から慌てずに対処しようとしたが───

 

 

「「うわああああ!??」」

 

「っ…!?素良!セレナ!!」

大空に響く悲鳴…それは同じ座標に転移してしまったらしい素良とセレナの声だった!

 

 

「まずい、セレナも素良も空を飛べるモンスターは…!!『閃珖竜スターダスト』!『琰魔竜レッド・デーモン』!!」

 

《キュオオン!》

 

《グオオン!》

遊海は即座の判断で2体の決闘竜をセレナ達の救助に向かわせる!!

 

 

 

「よしっ…なんだ、あれ…?」

その時、遊海は不思議なモノを見た──灰色の街、ハートランド…その街に刻まれた巨大な()のように抉れた地面を…。

 

 

「(『古代の機械混沌巨人』の攻撃跡か…?いや、それにしては範囲が広すぎる……まるで、()()で消し飛ばされたみたいな───)」

ハートランドに刻まれた謎の破壊痕について考える遊海…だが、思考に夢中になるあまり───

 

 

《フォウ!!?》

 

《マスター!!!》

 

「────えっ?あ、やば」

 

 

 

 

ドガン!!!

 

 

 

 

 

「「遊海!!?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side OUT

 

 

 

 

「俺達の…ハートランドの状況を確認するぞ」

転移場所…遊園地から約数km離れたビルの残骸から脱出した遊矢達はレジスタンスの拠点である遊園地を目指して瓦礫の街を進んでいく、その中で黒咲がハートランドの状況を再確認する。

 

 

「たしか…遊園地の外にはエクシーズ次元の人達はいないんだよな?」

 

「そうだ、半年前…エクシーズ次元にやって来た『勇士』達によってアカデミアは一時的に撃退された…その隙にハートランド中に散らばっていたレジスタンスや避難民達を見つけ出し、壁を補修した遊園地に集めて保護したんだ……今から思えば白波遊海のような特殊な力で見つけていたんだろうな」

遊矢の言葉に黒咲が頷く…ハートランドに残された人々はレジスタンスによって守られているのだ。

 

 

 

「それで…遊園地の外にいるのはアカデミアのデュエリスト達か…食料調達に出ているレジスタンスのデュエリストがほとんどなのよね…?」

 

「ああ、遊園地に保護されているのは約1()()()…それだけの人々の食料や医薬品を確保するには、危険を侵さなければならない」

 

「……たった、それだけなのか…助けられた人々は……」

 

「違う、()()()()()()()()()()…勇士達がいなければ、ハートランドは既に滅んでいただろう…それほど、アカデミアの襲撃は突然の事だった」

柚子からの問いに答え、権現坂の言葉を補足した黒咲は拳を握り締める……その脳裏には襲撃時の光景が蘇っていた…。

 

 

「それより、気になってたんだけどよ?そのレジスタンスの『勇士』って奴らはそんなに強いのか?いや、あのバレットって奴をぶっ飛ばした不動流星はすごかったけどよ?」

 

「それならば凌牙も凄まじい強さだった、そのタクティクスと操るモンスター…ジャックやクロウにも引けを取らんだろう」

 

「俺も全ての勇士と戦場を共にした訳ではないが…彼らは強い、特にレジスタンスの『七皇』のリーダーである凌牙、そして…『希望』の勇士、遊馬…彼らが全ての中心だ」

度々、黒咲が口にする勇士の達の強さを訊ねる沢渡、その問いに答えた黒咲の表情がわずかに緩む…それだけ勇士達を信頼しているのだろう。

 

 

 

「でもさ、それだけ強い勇士達がわざわざ助けに来るって…遊海の『世界』で何があったんだろうな…?」

 

「遊希……遊海さんが倒れてた時の傷、本当に酷かったもんね……」

 

「…凌牙をして『最強』と言わしめる白波遊海……それほどの()()が起きた、としか分からないな…」

話の中で遊矢と柚子は全身をボロボロにした遊海との出会いを思い出した…だが、遊海を襲った()()…その原因を知る者は誰もいなかった…。

 

 

 

………

 

 

 

「………少し待ってくれ」

 

「黒咲、どうしたんだ?」

出発してから約1時間、瓦礫の山やアカデミアのデュエリスト達を気にしながら進んできた遊矢達だったが、黒咲が足を止める。 

 

 

「ハートランド病院…食料や薬が残っているかもしれない、見てきてもかまわないか?…医薬品はレジスタンスでも貴重な物なんだ」

 

「ならば…俺も見に行こう、2人で動けば万が一があっても対応できる…遊矢、沢渡、柚子…周囲の警戒を頼む!」

 

「わかったわ!」

 

「アカデミアが来たら知らせるからな!」

 

「しょうがねぇな…早めに頼むぜ」

レジスタンスの仲間や避難民の為の物資を確保する為に黒咲と権現坂は足早に廃墟と化した病院へと向かった。

 

 

 

 

「にしても、まだ遠いな…黒咲の『RR』でひとっ飛びで行けりゃ良いのに…」

 

「だから…それはダメだって黒咲や流星が言ってただろ?アカデミアの奴らは空にも攻撃できるモンスターがいるから危険だって…」

 

「それに、強襲作戦を成功させる為になるべく目立たないようにって…もう少しだから頑張ろ!」

 

「ふぅ…言ってみただけだよ!分かってるって、そんな事…」

行軍に疲れた沢渡が愚痴を漏らす…だが、遊矢と柚子に正論を言われてしまい、思わず溜め息を吐いたのだった。

 

 

 

 

 

キィン─!

 

 

 

 

「ん…?なんだ?」

 

「えっ…何か落ちてくる!?」

 

「伏せろ!!」

その時、厚い雲に覆われた空を引き裂くように紅と青が混じりあったような光球が現れ──

 

 

 

ドン!!

 

 

重い衝撃音と共に遊矢達の近くに落下した…!

 

 

 

 

 

「ペッ、ペッ……いきなりなんだぁ!?」

 

「行ってみよう…!」

何かの落下による砂煙が晴れる…突然の事に驚いた遊矢達だったが、その落下地点へと向かった…!

 

 

 

 

「あっ…誰かいるわ…!」

 

「人…ロボット?いや、鎧か……?」

何かが落下した爆心地…そこには人らしき者が立っていた、その体は機械の鎧に覆われていて、顔の辺りは宇宙服のような鏡面のパーツに覆われており、表情は見えなかった…。

 

 

『………なんだ?この街は…?まるで戦場のようだ…』

 

《ビビッ…酸素濃度、正常…有害物質、許容範囲内……とりあえず呼吸は大丈夫そうでアリマス》

周囲の状況を見て困惑する謎の人物、その独り言に機械音声らしき声が答える…そして───

 

 

《……ややっ!10時の方向に生命反応を確認、3人分でアリマス!》

 

『そうか…そこに隠れている者達よ!姿を見せろ!』

 

「っ…気付かれた…!!」

落下地点近くの瓦礫に身を隠していた遊矢達だったが…気付かれてしまう…!

 

 

「遊矢…!」

 

「柚子、隠れてろ…あいつが敵なら、黒咲と権現坂の場所まで走れ…!沢渡、柚子を頼む…!」

 

「っ…分かったぜ…!」

柚子達を逃がす準備を整えた遊矢は呼吸を整え、謎の人物の前に飛び出す!

 

 

 

 

 

「や、やぁ!コンニチハ!俺は───」

 

『───貴様、既に()()していたか…!』

 

「えっ…?」

謎の人物を警戒させないように明るく現れた遊矢…だが、その姿を見た瞬間、謎の人物は凄まじい殺気を纏う!!

 

 

『貴様を倒し、オレは…あの人を助ける!デュエルモード・フォトンチェンジ!!』

激昂した謎の人物は鎧から溢れるような荒ぶる青い闘志を纏う!

 

 

「お、おい!?いきなり何なんだよ!オレはお前の事なんて知らな…!?」

 

『問答無用!さぁ、デュエルディスクを構えろ!!』

 

「っ…やるしか、ないか…!アクションフィールド『クロス・オーバー』発動!!」

見慣れない三日月型のデュエルディスクを構える男…その異常な敵意を感じた遊矢はデュエルモードを起動した…!

 

 

 

 

「『デュエル!!』」

 

 

 

???LP4000

遊矢LP4000

 

 

アクションフィールド『クロス・オーバー』発動中

 

 

 

『オレのターン!』

『魔法カード「フォトン・サンクチュアリ」を発動!!攻撃力2000、光属性・雷族の「フォトン・トークン」2体を守備表示で特殊召喚!』

男の場にスパークする光の玉が現れる! DEF0 0

 

 

『そして!このモンスターはフィールドの攻撃力2000以上のモンスター2体をリリースする事で特殊召喚できる!ハァッ!!』

 

「な、なんだ!?」

男は手元に現れた赤い十字架のような槍を頭上に投擲する!

 

 

『闇に輝く銀河よ!希望の光になりて我がしもべに宿れ!!光の化身、ここに降臨!現れろ!!「銀河眼の光子竜」!!』

投擲された槍が周囲の光を吸収しながら回転、そして眩い光と共に瞳に銀河を宿し、煌めく星々のように輝く体を持つ青きドラゴンが現れる!! ATK3000

 

 

「なんだ…!?このモンスターは…!?」

 

『先攻は攻撃できん、カードを2枚伏せてターンエンドだ』

 

???LP4000

光子竜 伏せ2 手札1

 

 

 

 

「(なんだ…!?このビリビリする感覚は…!?ジャックや、バレットとも違う…オレを、()()と勘違いしてるのか…!?)」

凄まじい闘気を見せる男…何故、彼が怒っているのかは遊矢には分からない……だが、遊矢は()()を解く為にデュエルするしかない…!

 

 

 

 

「オレのターン!ドロー!!」

「オレはスケール2の『刻剣の魔術師』とスケール4の『EMウィム・ウィッチ』をペンデュラムスケールにセッティング!そして『刻剣の魔術師』のペンデュラム効果発動!このターンの間、『ウィムウィッチ』のスケールを2倍にする!」

 

『ペンデュラムだと…!』

 

PENDULUM!!

 

遊矢の背後に光の柱が現れ、時計の針のような剣を持つ魔術師と桃色のネコの魔法使いが浮かび上がる!

 

ウィムウィッチ Pスケール4→8

 

 

 

「これでオレはレベル3から7のモンスターを同時に召喚可能!揺れろ!魂のペンデュラム!天空に描け、光のアーク!ペンデュラム召喚!!現れろ!オレのモンスター達!『EMドラミング・コング』!そして、雄々しくも美しき二色の眼!『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』!!」

ペンデュラムが光の軌跡を描き、胸がドラムになったゴリラと二色の眼のドラゴンを呼び出す! ATK1600 2500

 

 

『(『オッドアイズ・()()()()()()・ドラゴン』だと?あの時よりも力を増したか…!)』

 

「バトルだ!『オッドアイズ』で『銀河眼の光子竜』を攻撃!その時、『ドラミングコング』の効果発動!バトルフェイズ終了まで『オッドアイズ』の攻撃力を600アップする!」

ゴリラの応援演奏がオッドアイズに力を与える!

 

オッドアイズATK2500→3100

 

 

「いけ!螺旋のストライク・バースト!!」

 

『「銀河眼の光子竜」の効果発動!このモンスターが相手モンスターとバトルする時、バトルフェイズ終了時までバトルする相手モンスターと自身を除外する!』

 

「なんだって!?」

螺旋の炎を放つオッドアイズ…だが、それを迎え撃った光子竜と共に時空の狭間に消えてしまった!

 

 

「でも、まだ『ドラミングコング』の攻撃が残ってる!プレイヤーにダイレクトアタック!」

 

『甘い!速攻魔法「フォトン・リード」発動!手札からレベル4以下の光属性モンスターを特殊召喚する!現れろ!「フォトン・オービタル」!』

 

《おお!我が分身よ!()()()()の力になるでアリマス!!》

男のフィールドにひょうきんな顔のロボットが現れ、守りを固める! DEF2000

 

 

「くっ…!オレは、これでターンエンドだ!」

 

『この瞬間、除外されていた2体のモンスターはフィールドに戻ってくる』

 

オッドアイズ ATK2500

 

光子竜 ATK3000

 

 

遊矢LP4000

オッドアイズ ドラミングコング (P 刻剣 ウィムウィッチ) 手札2

 

 

 

 

──カイト…?彼はカイトなのか…?──

 

「(ユート?アイツを知ってるのか?)」

その時、遊矢と共にいるユートの魂が目の前の人物に反応する…どうやら、知り合いのようだ。

 

 

──彼はレジスタンスの戦士の1人、カイト…『光波(サイファー)』というデッキと『銀河眼の光波竜(ギャラクシーアイズ・サイファー・ドラゴン)』というドラゴンがエースモンスターのハートランドにおいてトップクラスのデュエリストだ……だが、様子が違う…!あんな鎧の姿は見た事がないし、エースモンスターはエクシーズモンスターのはずだ……どういう事だ…?──

 

「そんなの、オレに聞かれても…!」

ユートの言葉に戸惑う遊矢…だが、男──カイトは手を緩めない…!

 

 

 

『オレのターン!ドロー!』

『「フォトン・オービタル」の効果発動!このカードを「光子竜」の装備カードにする事で攻撃力を500アップし、バトルによる破壊を無効にする!』

オービタルがグライダーモードに変形、光子竜の背中に装着される事でエネルギーを供給する!

 

光子竜ATK3000→3500

 

 

『バトルだ!「光子竜」で「オッドアイズペンデュラムドラゴン」を攻撃!!破滅のフォトン・ストリィィム!!』

 

「くっ…!?アクションマジック『奇跡』!『オッドアイズ』の破壊を無効にし、バトルダメージは半分になる!うわあああっ!?」

銀河の息吹がオッドアイズに直撃する…だが、そのダメージはアクションマジックによって軽減される!

 

遊矢LP4000→3500

 

 

 

『凌いだか…オレは「フォトンオービタル」の2つ目の効果を発動!このカードを墓地に送り、デッキから「銀河暴竜」を手札に加える』

光子竜から分離したオービタルが新たなカードを導く。

 

 

光子竜ATK3500→3000

 

 

『オレはカードを1枚伏せ、ターンエンドだ』

 

カイト?LP4000

光子竜 伏せ2 手札1

 

 

 

 

『アクションマジック…オービタル7、解析しろ』

 

《カシコマリ!………どうやら、奴の発動しているフィールド魔法『クロス・オーバー』の効果によって「アクション・カード」という魔法・罠カードがリアルソリッドビジョンによってばら撒かれ、それを自分の手札に加えて効果を発動できるようでアリマス!》

 

『ライディングデュエルにおける「スピード・ワールド2」と「スピード・スペル」に似た関係という事か、厄介な…』

遊矢のアクションマジックに興味を示したカイト(?)は状況を解析、アクションデュエルのルールを把握する…。

 

 

 

──どうする?遊矢、先程の剣幕…どうやらカイトはオレ達を……お前を敵と判断しているが…──

 

「とにかく、相手がデュエリストなら…デュエルで語り合うしかない…!ジャックと分かり合う事ができたみたいに…!」

 

 

 

「オレのターン…ドロー!!」

 

『この瞬間、罠カード発動!「バトルマニア」!このカードは相手のスタンバイフェイズに発動する事ができる罠カード…その効果により、お前のモンスターは表示形式を変更できず、攻撃可能なモンスターは攻撃しなければならない!』

 

「攻撃強制カードか…だけど、この手札なら…!オレはペンデュラムゾーンの『ウィムウィッチ』のペンデュラム効果発動!このカードを自分フィールドに特殊召喚!」

桃色のネコ魔法使いがフィールドに移動する! ATK800

 

 

「そして『ウィムウィッチ』はペンデュラムモンスターをアドバンス召喚する時、2体分のリリース素材にできる!レベル7の『降竜の魔術師』をアドバンス召喚!!」

竜の意匠を持つ魔術師が現れる! ATK2400

 

 

「『降竜の魔術師』の効果発動!1ターンに1度、自身の種族を魔法使い族からドラゴン族に変更!!いくぞ…!オレはドラゴン族になったレベル7の『降竜の魔術師』と『オッドアイズペンデュラムドラゴン』の2体でオーバーレイ!!」

二色の眼のドラゴンと竜の魔術師が銀河に飛び込み、大爆発を起こす!

 

 

「二色の眼の龍よ!その黒き逆鱗を震わせ、歯向かう敵を殲滅せよ!エクシーズ召喚!!ランク7!怒りの眼輝けし竜!『覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン』!!」

遊矢の切り札の1体、二色の眼の反逆竜が咆哮する! ATK3000

 

 

《か、カイト様…!》

 

『この()の気配…!遊馬と凌牙は何をしていた…!!』

 

「さらにオレはアクションマジック『透明』を発動!その効果によってこのターン『オッドアイズリベリオン』は相手の効果の対象にならず、効果も受けない!!バトルだ!『オッドアイズリベリオン』で『銀河眼の光子竜』を攻撃!」

 

『「光子竜」と「オッドアイズリベリオン」の攻撃力は互角、相討ち狙いか!』

 

「いいや…!エクシーズ素材になった『降竜の魔術師』の効果発動!このカードを素材に融合・シンクロ・エクシーズ召喚されたモンスターがドラゴン族モンスターとバトルする時!攻撃力を2倍になる!」

反逆の紫電を纏った覇王黒竜が咆哮する…だが、カイトは落ち着いていた…!

 

 

『貴様が力を取り戻しきる前に…ここでお前を封じる!手札の「銀河暴竜(ギャラクシー・ティラノ)」の効果発動!自分の「ギャラクシー」モンスターに攻撃宣言がされた時、このモンスターを守備表示で特殊召喚する!』

白い装甲を纏うティラノサウルスが現れる! DEF0

 

 

『そして、このモンスターとフィールドのモンスター1体でエクシーズ召喚を行う!!オレはレベル8の「銀河暴竜」と「光子竜」でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!』

 

「なっ…オレのターンにエクシーズ召喚を!?」

光子竜が光の竜へと変わり、銀河へと飛び込む…そしてカイトは手元かな現れた青き聖剣を地面へと突き立てる!!

 

 

現れろ!銀河究極竜!「No.62」!!

 

62

 

宇宙に彷徨う光と闇、その狭間に眠りし哀しきドラゴン達よ…その力を集わせ、真実の扉を開け!「銀河眼の光子竜皇」!!

銀河の大爆発が地面を揺るがし、天を割る…そして最善の結末を導いた『光のドラゴン』──究極のギャラクシーアイズが咆哮する!! ATK4000

 

 

「なん、だ…!?この威圧感…!!」

 

──な、ナンバーズだと…!?カイトがナンバーズを使えるはずが…!?──

フィールドを支配する圧倒的強者の威圧…その強さに遊矢は思わず後ずさる…!

 

 

『「光子竜皇」の1つ目の効果!フィールドの全てのモンスターにレベルと同じ数値のランクを与える!』

 

「モンスターにランクを…!?」

 

ドラミングコング☆5→★5

 

 

『「バトルマニア」の効果は継続している!さぁ、来い!』

 

「くっ…!!『オッドアイズリベリオン』で『光子竜皇』を攻撃!『降竜の魔術師』の効果で攻撃力は2倍になる!反旗の逆鱗ストライク・ディスオベイ!!」

大地を削りながら反逆の牙が突撃する!

 

 

覇王黒竜 ATK3000→6000

 

 

『「光子竜皇」の効果発動!このモンスターがバトルする時、その攻撃力はフィールドのランクの合計✕200ポイントアップする!フィールドのランクの合計は20!よって…攻撃力は───』

 

「攻撃力、8000!?」

 

光子竜皇 ATK4000→8000

 

 

『さぁ…懺悔の用意はできているか!!放て!エタニティ・フォトン・ストリーム!!

 

「ぐっ!?があああああっ!?!?」

それは希望を束ねし一撃、青き閃光が覇王黒竜を消し飛ばす!!

 

 

遊矢LP3500→1500

 

 

「がっ…ぐ、うっ…!?(なんだ、今の攻撃…!?オベリスクフォースよりも…!?)」

攻撃の余波で瓦礫に叩きつけられる遊矢…その痛みは今までに経験した事がない激痛だった…。

 

 

 

『どうした?立て()()()()…!お前の攻撃はまだ残っているぞ…次の一撃で幕引きだ…!』

 

「ざー、く…?」

遊矢の事を()()と誤解し、苛烈な攻撃を仕掛けるカイト…遊矢には、その名前に聞き覚えがなかった…。

 

 

 

「やめろ!カイト!!そいつは、俺の仲間だ!!」

 

 

『っ…?』

 

「くろ、さき…」

その時、緊迫した空気を切り裂く叫びが響く…そこにいたのは柚子から助けを求められた黒咲、そして見慣れぬ少年少女の二人組だった。

 

 

「カイト…!何故、そんなデュエルをする!お前は遊馬とのデュエルで………」

 

『………お前達は()()?何故、オレの名前を知っている?まさか……ここは()()()()()()()か?』

 

「はっ…?」

カイト(?)は黒咲に問いかける、彼は仲間であるはずの黒咲達の事を知らない……それが意味するのは──

 

 

 

「遊矢!大丈夫!?」

 

「柚子…!来るな、まだ…終わってない…!!」

 

『あの少女は…!?(しまった…!余計な事をしてしまったか…!?)』

さらに、柚子が遊矢へと駆け寄る…その時、カイトは自分が大きな()()()をしていた事に気が付いた…。

 

 

 

《えーと…カイト様、相手の男を詳しくサーチした結果、相手の男には少なくとも3()()の魂が宿っていたり………》

 

『もういい、オービタル……状況は理解した……「次元適応鎧(アダプト・スーツ)」を解除しろ』

 

《了解でアリマス…オービタル、ロボットモード!》

 

「えっ…!?鎧が、ロボットになった!?」

オービタルからの報告を聞いたカイトはデュエルディスクを下ろし、武装を解除…その傍らにひょうきんな顔のロボットが現れる。

そして、鎧の中から現れたのは…黒咲達が知る『カイト』よりも一回り背が高く、白いコートに身を包んだ()()だった。

 

 

 

『悪かったな、遊矢とやら……オレは()()カイト、九十九遊馬と神代……いや、白波凌牙の仲間だ』

 

「凌牙の…!?」

申し訳なさそうな表情のカイトは遊矢へと自分の正体を明かした…。

 

 

 

Duel invalid………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(今の気配は…!)

 

「ん…?どうしたんだ?アストラル」

レジスタンスの拠点、遊園地跡…そこで半透明の青い肌の少年──アストラルが何かを感じ取っていた。 

 

 

(このナンバーズの気配…遊馬、どうやらカイトがこの次元にやって来たらしい!)

 

「カイトが!?そっか…!きっと遊海の復活が向こうの世界まで届いたんだ…!流石カイトだぜ!」

 

(だが、問題は…誰かと戦ってる可能性が高いという事だ…!)

 

「っ…!やべぇ!カイトの奴、アカデミアのカード化装置の事とか知らないんじゃ…!早く迎えに行かねぇと!!」

 

(…焦ってはダメだ、今のきみは遊園地防衛の要だ)

 

「でも…!」

 

『話は聞いてたぜ、遊馬!オレが行ってくる!』

 

「十代さん!」

カイトの到着に喜ぶ遊馬だったが、アストラルの言葉に顔が青褪める…だが、その不安を蹴散らす男が遊馬達に声を掛けた。

 

 

 

(十代、場所はこの街の中心…ハートランド病院の辺りだ、気をつけてくれ)

 

『ハートランド病院か…少し遠いな……確か、アレンとサヤカがその辺りに行くって言ってたっけ…?』

 

《アカデミアの馬鹿達の目はここに向いてるとはいえ、危なそうだ……早く迎えに行ったらいいんじゃないか?》

 

『そうだな…!遊馬、アストラル、行ってくる!』

 

「十代さん!カイト達を頼んだぜ!!」

 

『おう!』

そして準備を整えた十代は防壁の外へと飛び出す、カイトと合流する為に……そして、もう1つの()()を果たす為に…。

 

 

 

 

 

『(今日こそは、会えればいいんだけどな………)』

 

 

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