転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
たぶん次の回からデュエルシーンが入ります、他の先輩達を参考にして読みやすいように出来たらと思います。
小説素人の私ですが少しづつ頑張りますのでよろしくお願いいたします!
食器を片付けた俺は一度部屋へと戻り、賢者の鍵を試してみる事にした。
「確か空間に図形を書くと使えるって手紙に書いてあったな…。」
試しに部屋の壁に向かってドアの形に鍵を振ってみる、すると黒い空間が現れた、そして俺はその空間を通り抜ける。
空間を通り抜けた先は10畳ほどの部屋だった、部屋には四角い座卓、黒い封筒、カードの入っているであろう黒いケースが積んであり、その上にはシールで「デッキ」「エクストラ」「光属性」とありある程度仕分けをしてくれているようだ、あと洋服タンスがありその中に今着ているのと同じ服がたくさんとGXで三沢の着けていた体に着るタイプのデッキケースが置かれていた。
壁にはもうひとつドアがありその先にはシートのかかったバイクがあった。
シートを取るとそこにあったのは赤と黒で装飾されたバイク、いやDホイールだった。
「いや、俺はバイクの運転経験ないんだけど。」
《答、この世界の知識にDホイールの運転方法も入っています、またD ホイールには自動運転装置が内蔵されています。》
「あっ、そうですか」
準備がいいというかなんというか…。
《閑話休題》
とりあえず諸々の説明が書いてあるだろう黒い封筒を開けて内容を読む。
「~この空間について~
この場所は賢者の鍵により行ける亜空間、この場所では時間の経過が遅く設定されています(ここで1時間過ごすと外では10分経過します)
入り口に外時間と空間時間を示す時計があるので確認してください。
~カードについて~
カードは前世で使っていたデッキ、エクストラデッキ、それ以外で分けてあります。
エクストラデッキのカードは召喚方法ごと、それ以外は各属性ごとに分けてあります。
~Dホイールについて~
この部屋の隣の車庫にDホイールがあります、機体名前は『ホイールフォートレス』です。乗り方は記憶に挿入してあるのですぐに乗りこなせるでしょう。
また車庫から出動させる時は『アクセラレーション』と言うことで召喚できます。
また機体が破損した際は空間に戻す事により回復させます。」
「色々ツッコミどころあるけどまぁいいや(思考放棄)
そういえばキラーさん、1つ質問いい?」
《答、なんでしょうか》
「Dホイールの説明に『記憶に挿入』って書いてあるけど、俺何も知らないよ?」
《答、申し訳ありません説明が足りませんでした。
マスターは転生する際、管理者様によってこの世界の知識を授けられましたがあまりにも量が膨大で最悪の場合前世の記憶が飛んでしまう可能性がありました。
なので転生後マスターが寝ている間にワタシとマスターの魂の間に擬似回路を作成し、知識をワタシが吸収・記録しています。運転の時にはマスターの記憶に操縦方法をインストールします。》
「わ、わかったありがとう」
神様結構おっちょこちょいなのかな…。
その後改めてデッキの確認をした、いま使えるデッキは
・クリフォート
・帝
・ライトロード(60枚芝刈り型)
・堕天使
・機界騎士(リンク抜き)
・聖刻
の6デッキ
とりあえずクリフォート、ライトロードは最終手段、エジプト系とデュエルするときは聖刻、それ以外は普段使いとして戦おう。
デッキ調整を終えた俺は亜空間から出る。今の時間は9時半、少し町を歩いてみるか。
リュックに千年玉、左腕に決闘盤を付け部屋を出る、そして玄関へそこで初めて姿見で自分の姿を確認する。
そこに映っていたのは赤いジャケット、赤い帽子を被った細身の男だった。
「…これが俺か。」
自分が「転生した」という実感を確認して外に出る。
家は青い屋根のよくある家だった。
「行ってきます!」
そして俺は童実野町の中心へ歩き出した。
~10分後~
「迷った!」
まぁ知らない町にいきなりくり出したらこうなるよね!
《答、ナビゲートします、次の角を左へ曲がってください。》
「わかった、迷惑かけてごめんキラーさん」
《答、大丈夫ですマスター、これもワタシの役目の1つですから。》
そんな感じで話ながら角を曲がru
「「痛いっ?!」」
曲がった瞬間誰かとぶつかった、お互いに尻餅をつく…。
曲がる時 左右確認 しっかりと。 遊海
「大丈夫で…」
俺はぶつかった相手に声をかけようとして言葉を失なった、目の前にいたのは首から金色に光る「千年パズル」を首にかけた特徴的な髪型をした少年「武藤 遊戯」その人だったからだ。
『大丈夫か相棒』、「(うん、大丈夫!)」
尻餅をついた遊戯の横に半透明の人が浮いている、彼が後に最強の決闘者と呼ばれる男「アテム」まさか転生初日にこの二人に出会えるとは思わなかった。
「すいません、ちょっとよそ見をしてて…大丈夫ですか?」
「あっ、大丈夫ですこちらこそすいません、まだこの町に慣れていなくて…失礼ですが武藤 遊戯さんではありませんか?I2社の開いた決闘者の王国で優勝した!」
「うん、僕は武藤 遊戯だよ!ところで君は?この辺りでは見ない人だけど…?」
「俺は白波 遊海っていいます、最近この辺りに引っ越してきて家の周りを探検していたところだったんです!」
「そうなんだ!、よかったら僕がこの辺りを案内しようか?」
「えっ!?いいんですか?でも遊戯さん用事があるんじゃ?」
「あっ忘れてた!」
『オイオイ相棒!俺達はバトルシティの特訓をするために城之内君達と集まるところだったろ?』
「(そうだった…、うーん。そうだ!)」
「よかったら遊海君も一緒に来ないかい?これからバトルシティのためにみんなでデュエルの練習をするんだ!君も決闘盤を持っているから決闘者なんでしょ?どうかな?」
それは俺にとっても願ってもない事だった、この世界に来てまだ一度もデュエルをしていなかったから肩慣らしには丁度いいかも!
《答、ワタシも参加する事を推奨します、マスターはソリッドビジョンデュエルに慣れていないため練習が必要と進言します。》
キラーさんもそう言ってるし遊戯さんのお言葉に甘える事にしよう。
「遊戯さんにそう言っていただけるのなら是非参加させてください!」
「じゃあ決まりだね!この先の時計台広場で待ち合わせなんだ!付いてきて!」
「はい!よろしくです!」
こうして俺は遊戯さんについていくのであった。
『白波 遊海か…、なんだろうアイツから千年アイテムに似た力を感じる、それにあの傍らに浮いていた機械…、あれは確実に精霊だ…相棒は気づいていなかったから何も言わなかったが…、アイツはただの一般人ではないんじゃ?』
歴戦の決闘者である闇遊戯は遊海が一般人ではないだろうと確信を持った。この出会いがこれから先遊戯達の人生を変えていく事、その事をまだ誰も知らない。