転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
ついに、戦いの舞台はアカデミアへ…ランサーズによる反撃が始まる!
それでは、最新話をどうぞ!
「───ねぇ、遊矢…ランサーズはいつの間に、こんな大所帯になったのさ…!?」
「あはは…シンクロ次元とエクシーズ次元の助っ人が合流したら、すごい事になったんだ……このメンバーなら、きっとアカデミアに対抗できる!」
遊矢達と共に飛行船・かっとび遊馬号に乗り込んだデニスは呆然としていた…新生ランサーズの戦力があまりにも大きかったからだ。
初期メンバーの遊矢・柚子・権現坂・沢渡・黒咲・月影・零児・零羅・セレナ・遊海
スタンダード次元からの助っ人、遊戯・海馬・城之内、勝鬨
シンクロ次元からの助っ人、遊星・ジャック・クロウ
チームZEXALの遊馬・アストラル・小鳥・凌牙・カイト・オービタル7・璃緒・ドルベ・真月・アリト・ギラグ・ミザエル・十代・流星・海亜・翠
エクシーズ次元からの助っ人、カイト(レジスタンス)
アカデミアを離反した素良・エド・カイザー亮・デニス
融合次元で英雄の到来を待っていた、遊勝・明日香・翔・ティラノ剣山・万丈目
総勢43名───世界を救う為に集まった、決闘者のドリームチームである!
「お兄さん!!」
「翔!無事で良かった……ユーリに襲撃されていたと聞いた時はどうなるかと…!!」
「か、海馬社長!?遊戯さん!?貴方達までこの世界に!?」
「フン、万丈目の三男か…お前も遊海との『縁』に導かれたようだな……つくづく、デュエルモンスターズとは不思議なモノだ」
「お〜い!オレを忘れるな〜!」
「すごい…!人の科学力でこんな飛行船が作れるものなの…!?」
「ああ、半分は異世界…アストラル世界の技術らしいけど、半分は遊馬の親父さんがオレ達の世界の技術を教えたらしいぜ?」
「お、同じ顔の人が2人いるザウルス!?双子!?」
「いや、オレは貴方達が元々生きていた『世界』から来たんだ」
「俺はエクシーズ次元のレジスタンスだ……身長で見分けてくれ」
「???」
「遊馬!大丈夫だった!?」
「おう!しっかり仲間を増やして来たぜ!」
《まさか、飛行船がこんなにギュウギュウになる日が来るとは…定員は大丈夫でアリマスか?》
(心配ない、飛行船の動力はアストライト…100人乗っても大丈夫、という奴だ)
《フォーウ…?(なんだか、聞いた事があるような……?)》
飛行船に集った決闘者達はそれぞれに談笑していた…再会を喜ぶ丸藤兄弟、遊戯を初めとした『伝説の決闘者』がいる事に驚く万丈目、次元飛行船を明日香に紹介する十代、2人のカイトを見て困惑する剣山、遊馬の事を心配していた小鳥、飛行船が手狭に感じるようになったオービタル7と気にしていないアストラル、その隣で首を傾げるフォウ……決戦を控えているとは思えない程、彼らはリラックスしていた。
「やあ、こうして顔を合わせるのは初めてだね、デニス」
「っ…!エド・フェニックス…!まさか、総司令官のキミが本当にアカデミアへ反旗を翻すなんて…!プロフェッサーはまだレジスタンスと戦っていると思い込んでいたよ!?」
「優秀なオペレーターと、取り繕うのが上手い副官のおかげさ…キミと素良がいるなら、道案内も大丈夫だろう」
そして、グレーのスーツを着た青年──エドがデニスへと声をかける…総司令官だった彼がランサーズに手を貸している事に半信半疑だったデニスは静かに驚いていた。
「ランサーズ、そして協力者の諸君!少しだけ耳を貸して欲しい!」
そんな時、飛行船内に零児の声が響く。
「この次元飛行船は一時間程でアカデミア本島へと到着する!今回の作戦はスピードが命となる……アカデミアが状況を把握し、対応してくる前に…アカデミアを制圧する!」
「次元トンネルを使えればすぐだが…次元嵐があるから仕方ないな…」
零児の言葉にドルベが呟く…本来なら、飛行船がアカデミアに着くには数分も掛からないのだが…次元嵐の影響でショートカットが使えないのだ。
「待て、零児…さっきの戦いでアカデミアの奴らが何人かアカデミアに送還されてる…俺達の動きは読まれてる可能性があるぞ」
「心配するな凌牙、それは折り込み済だ…俺と遊馬でなんとかする」
「オレ?遊海!何すればいいんだ?」
「ああ、少し打ち合わせしとこう」
そしてアカデミアに状況が知られている可能性に気付いた凌牙だったが…遊海はどうやら対処するアイデアがあるようだった…。
「これが、ランサーズ最大の戦いとなる…各々、準備を頼む!」
「「「おう!!」」」
零児の号令を以て、ランサーズは戦闘態勢へと移行した…!
「っ…そうか、赤馬零王はそんな事を考えて…」
「うん…オレも零児も、初めて知った時は驚いたんだ…」
飛行船の甲板…そこには遊矢と遊勝、そして柚子と権現坂の姿があった…遊勝達と大切な話をする為に…。
「零王は4つの次元の統一を目指している…その鍵になるのが柚子や黒咲瑠璃君に似た4人の少女達……しかし、何故…柚子達なんだ…?」
「うむ…考えればおかしい話だ、次元の統一の為に柚子やセレナが必要など…顔が似ている以上の何かがあるのか?」
「「………」」
遊矢から零王の目的を伝えられた遊勝と権現坂…だが、2人はその話の違和感に気付く…。
「……ここから話すことは、遊海から聞いた事なんだ……なんで、遊海が記憶を失ってたのか……それは、大きな戦いに巻き込まれたせいだったんだ」
「大きな戦い…?だが、遊海…遊希を見つけた頃、零王はまだ舞網にいた……戦争や争いは起きていなかったはずだが…?」
「……遊海さんは、私達のいるこの世界とは
「どういう事だ…!?スタンダード、エクシーズ、シンクロ、融合…その4つ以外の世界が存在するというのか!?」
「……実は───」
遊矢と柚子から4つの次元以外の「世界」の存在を聞いて動揺する遊勝……そして、彼らは知る事になる───
世界を引き裂いてしまった『悪魔』と『決闘者達』の戦いの顛末を…。
…………
「───なんという話なのだ…!?遊矢やユートが遊海や凌牙達と死合った『悪魔』の転生体…そして、柚子やセレナはそれを止めようとした赤馬零王の『娘』の転生体…!?そしてこの世界は遊海のいた『世界』が切り裂かれて生まれた…!?そんな事が現実に起こり得るのか…!?そもそも!その事を黒咲や零児は知っているのか!?」
「うん…昨日の夜、遊海に呼び出されて知ってる……秘密にしなくていい、とは言われてるけど……最初に話すなら、父さんと権現坂にしようって柚子と決めたんだ…」
「遊矢…」
一連の事件の『元凶』について伝えられた遊勝も権現坂も動揺を隠せなかった、あまりに現実感がなく…しかし、揺るぎない真実でもあるARC次元の『創世記』…だが、遊矢達の真剣な眼差しを見た遊勝達はその言葉を信じるしかなかった。
「赤馬零王は世界を一つにして、そして娘さんの…『赤馬レイ』の欠片を宿す私達を集めて、彼女を甦らせようとしている…それが零王の目的だろうって、遊海さんが言っていました…」
「我が子の為に世界を敵に回すとは……どれほどの…」
そして、柚子から語られる零王の真の目的…それを聞いた権現坂は言葉を失う……14年しか生きていない彼では、零王の覚悟を計り知る事はできなかった…。
「………遊矢、お前は…私には想像できない程の重荷を背負っていたんだな…!」
「父さん…」
そして、それまで沈黙していた遊勝が静かに遊矢を抱きしめる…。
「お前は『悪魔』なんかじゃない…!お前は榊遊矢、私の息子だ…!!」
「……ありがとう、父さん…!!」
「おじさん…遊矢……私も、お父さんに会いたくなっちゃった…」
「大丈夫だ…!俺達は戦いを終わらせて舞網に帰るのだ…全員で!!」
「…うん…!」
遊矢を抱きしめながら大事な息子である事を伝える遊勝…その様子を見ながら柚子もスタンダードに残る父の事を思い出し…権現坂は必ず会えると励ますのだった…。
(総員に知らせる!まもなくこの船はアカデミアに最接近する、全員ブリッジに集まってくれ!)
「っ…いよいよか…!」
飛行船にアストラルによる放送が響く…それはアカデミアが間近に迫っている事を知らせるものだった…!
「お、おい…!?あれは…!!」
「凌牙が気にしてた事が本当になってる…!とにかく、一度集合しよう!」
そして遠目にアカデミアのある島を視認した権現坂が異変に気付く…それを見た遊矢は集合を優先した…。
…………………
「アヤカ、サーチ結果は?」
《はい…アカデミア本島を守るように50体の『古代の機械混沌巨人』を確認、上空には『古代の機械飛竜』や『古代の機械巨竜』、『古代の機械熱核竜』が複数体飛び回っています…!》
「やはり、読まれていたか…!」
「すげぇ数だ…!」
全員がモニターに映されたアカデミア本島に釘付けになる…アカデミアを守るように無数の『古代の機械』モンスターが展開し、港ではアカデミア生やオベリスクフォースが待ち受けていた…!
「アカデミアもこちらを脅威として認めたという事だな…どうする?」
「遊海先生、アヤカ…『アポクリフォート・キラー』を喚び出してください、それがアカデミアに残る『仲間』への合図になります!」
「なるほどな…!よし、初撃で道を切り拓く!その後に速やかに上陸し、瑠璃とリンの救出、プロフェッサーを制圧する……それでいいな?零児」
「ああ…だが、あの数をどうやって切り抜ける?」
「遊馬!いくぞ!」
「おう!」
アカデミアがランサーズを脅威として見ている事に気付く海馬…そして、カイザー亮は遊海へとアカデミアにいる仲間への合図の方法を伝える…そして零児へと声を掛けた遊海は遊馬と共に甲板へと向かった…!
「よし…現れろ!『アポクリフォート・キラー』!!」
《了解!アポクリフォート・キラー、現界します!》
アカデミアから数百メートル程離れた海上…そこへ超巨大要塞が現界する!
《マスター、マイクを》
「ありがとうアヤカ…いくぞ…!」
アヤカから特製のマイクを渡された遊海は大きく息を吸い込む…!
「アカデミアへと告げる!俺の名は白波遊海!ランサーズの一員としてお前達の愚かな計画『アーク・エリア・プロジェクト』を止めに、次元を越えてやってきた!!抵抗せず、武装を解除せよ!俺達は無益な戦いは望まない!!」
それは遊海の名乗りであり、降伏勧告…アヤカによって拡声された声がアカデミアへと響く…!
『っ…!!!来た…!来てくれたノーネ!革命の時は今なノーネ!!』
そしてその声はアカデミアで耐えていた『仲間』達へと決起の時を知らせる!
《◆◆◆◆◆◆!!》
「っ…!『希望皇ホープ』!ムーンバリアだ!」
《ホープ!!》
だが、アカデミアは止まらない…『混沌巨人』のレーザーが飛行船に向けて放たれる……が、無敵のバリアがレーザーを弾く!
「当然ながら、交渉は決裂だな……遊馬、頼むぞ!」
「おっしゃ…!いくぜ!」
交渉決裂を悟った遊海は遊馬へと声をかける!
「来い!『弦魔人ムズムズリズ厶』!『太鼓魔人テンテンテンポ』!『管魔人メロメロメロディ』!『鍵魔人ハミハミハミング』!!」
遊馬は4枚のカードを掲げる…そこからギター・ドラム・ラッパ・ピアノを構えた4体の可愛らしい悪魔達が現れた!
《ゲッ…!?音楽魔人!?ま、まさか!?》
「遊海さん嘘でしょ!?み、みんな!
「「「えっ?」」」
その4体が召喚されたのを見たオービタル7と小鳥が顔色を変え、耳を塞ぐように叫んだ!
「う、ウィンダ!ウェン!!」
《ふ、風王結界発動──!!》
「遠慮はいらない!思いっきり聞かせてやれ!」
「よっしゃあ!いくぜ!魔法カード『魔人オーケストラ』発動だ─!!」
遊馬が一枚の魔法カードを発動する…その瞬間、4体の魔人達が数十体ずつに分身していく!!
「奏でろ!魔人オーケストラ!!」
遊馬の号令と共に『ムズムズリズム』が軽快な音を鳴らし、『テンテンテンポ』がリズムを刻む、さらに『メロメロメロディ』が管楽器を吹き鳴らし、『ハミハミハミング』が鍵盤を叩く。
一つ一つを聞けば素晴らしい音色…だが、無数に分身した音楽魔人が
#@#$@%!@#!$%$!@#!$%@%@!$%#@%──!!
『『『『『ぎゃあああああ!?!』』』』』
「「「「「うるさーい!!?」」」」」
凄まじい
《キュウゥゥッ!?(み、耳があああ!?)》
「な、なんだこの騒音は─!?」
「う、うるせえぇぇ!!?」
「これは、凄まじいな…!!」
「月影、耳栓ありがとう…」
「(無言のサムズアップ)」
(『魔人オーケストラ』はフィールドに存在する『魔人』エクシーズモンスターの攻撃力の合計分、相手モンスターの攻撃力をダウンさせる魔法カード…だが、指揮者である『音響魔人マエストローク』がいない状態で魔人達がそれぞれに演奏しているから、凄まじい騒音になっているんだ)
「ごめんアストラル!何か言ったかい!?」
「うーん…」
「うわあああ!?剣山君しっかりするッス─!?」
「恐竜の聴力にこれは厳しかったか!?」
「あっ…『混沌巨人』が海に沈んでいく!?」
「空を飛んでたモンスターも墜落してるわ…」
「機械にも効く騒音ってやばいだろ……」
精霊達の結界を貫通して響く大演奏に阿鼻叫喚となる飛行船内…だが、アカデミアの被害はそれ以上…『混沌巨人』は火花を散らしながら沈没し、無数の機械竜達は墜落……無防備だったアカデミアのデュエリスト達は軒並み失神していた…。
《サーチ…アカデミア戦力の6割の無力化に成功しました……恐るべし『魔人オーケストラ』…》
「よし!アカデミアの戦力ダウン成功!」
「よし!…ではないわ!この馬鹿者!!」
「「あいたっ!?」」
アカデミアの戦力を削り喜ぶ遊海と遊馬だったが、背後から現れた海馬社長に2人纏めて拳骨を落とされた…。
「せめて何をするかぐらい事前に伝えんか!!」
「いや、飛行船なら大丈夫かと…ダメでした?」
「野生の聴力を持つティラノ剣山と耳を塞ぎ損ねたベクターと凡骨が失神したぞ…」
「あ、やべ…(汗)」
「ち、ちょっとやり過ぎたかな…?」
「──だが、相手や建物を壊さずに制圧する手段としては最適解だろう……奴らの統制が乱れているうちに乗り込むぞ!」
「ああ!遊馬号前進!」
「目標は中庭だ!あそこが一番防御が薄い!!」
『魔人オーケストラ』という名の
《カイト様!アストラル!飛行船の守りは任せるでアリマス!》
(ああ、頼んだぞ!オービタル7!)
ランサーズを降ろした飛行船は安全高度まで離脱していった。
「うう…いきなりヒドい目に遭った…本当に遊海は無茶苦茶過ぎるって…」
「イタタ…気にしたら負けだぜ、遊矢…遊海の無茶にしては軽い方だぜ…」
耳の調子を確かめる遊矢に城之内が苦笑しながら話しかける…遊海と一番付き合いが長い彼からすれば、この程度は日常茶飯事である。
「凌牙!黒咲!遊星!エド!手筈通りに頼む!リンの方はユーゴが向かってるかもしれない、そうだったらサポートを頼む!」
「分かった!」
「待っていろ、瑠璃!!」
「遊海さん!ドクトルは任せます!」
「遊星、リンがいるのは太陽の塔だ!行こう!!」
遊海の号令で凌牙と黒咲、遊星とエドが囚われた瑠璃・リンの救出に向かった…!
「私達は二手に分かれてプロフェッサーの制圧と要注意人物のドクトルの無力化だ!襲撃してくるアカデミア兵は無力化せよ!」
「翠!遊矢と零児のサポートを頼む!」
「わかりました!遊海さんも気をつけて!!」
さらに、ランサーズは二手に分かれる…最終目的がプロフェッサーの制圧である事は変わらないが、万が一に備えて二手に分かれる事にしていたのだ。
プロフェッサー制圧は零児・遊矢・柚子・翠・璃緒・十代・ジャック・デニスを初めとしたランサーズ本隊が。
ドクトル制圧は遊海・遊戯・素良・セレナ・遊馬・カイザー亮を初めとしたチームZEXAL中心のメンバーが向かう事になっている。
《反応感知!約40名がこちらに向かっています!》
「っ…いきなりか!零児!遊矢!先に──」
「いえ、違います…!
アヤカが近づくアカデミアの反応を感知する、遊海は戦闘態勢を取るが…カイザー亮がそれを制止する。
『お…!おお!セニョール遊海!セニョーラ翠!きっと来てくれると思っていたノーネ!!』
「「クロノス校長!!」」
「クロノス先生!?」
「セニョール十代!?アナタも来てくれたノーネ!?」
姿を現したのは40名程のアカデミア生を引き連れた特徴的な金髪ポニーテールの男…デュエルアカデミア最高の教師、クロノス・デ・メディチだった!
「校長…?アカデミアのリーダーは赤馬零王のはずだが…」
『ノンノン、今の私は平教員なノーネ!校長だったのは、セニョール遊海やセニョール十代と共に生きていた時でスーノ!』
「「「(特徴的な喋り方だなこの人!?)」」」
校長と呼ばれたクロノスに首を傾げる零児…だが、この…世界においてはクロノスは平教員なのである。
なお、クロノスを知らないメンバー達は特徴的な喋り方と風貌に少し驚いている。
『アナターがランサーズのリーダーなノーネ?ワタシはクロノス・デ・メディチ!プロフェッサーの身勝手な計画を阻止しようとするアナタ達を待っていたノーネ!アカデミア革命隊、ランサーズに加勢するノーネ!!』
「カイザー亮の言っていた仲間か…!私は赤馬零児、我が父の過ちは…私の手で正す!」
『良い目をしているノーネ…!指示が欲しいノーネ!』
零児と自己紹介を交わしたクロノスは指示を求める。
「我々はプロフェッサーの制圧を最優先にしたい…アカデミア兵の撹乱・陽動を頼みたい!」
『承知したノーネ…!ワタシの…デュエルアカデミアの誇りである「古代の機械」達を侵略の道具にしてしまった罪、償わせてもらうノーネ!覚悟を決めるノーネ!生徒達!!』
「「「おお─!!」」」
クロノスの声を聞いた学生達が勝鬨を上げる!
【やはり乗り込んで来たか、ランサーズ!!】
「っ…!バレット!!」
その時、中庭に新たな人影が現れる…それはブルー生やオベリスクフォースを引き連れた眼帯の男、バレットだった!
【シンクロ次元では不覚を取ったが…今回はそうはいかん…!クロノス!私達でランサーズを挟み撃ちにするのだ!】
『その
【クロノス、貴様…!お前もプロフェッサーを裏切ると言うのか!!】
『先に裏切ったのはプロフェッサーなノーネ…!デュエルとは、希望と光に満ち溢れたモノ…決して!人々の心を闇に包み、苦痛を与える戦争の道具にしてはならないノーネ!!』
バレットによる命令を拒否するクロノス…今までのアカデミア、そしてプロフェッサーの行いはクロノスの誇りを裏切り続けていたのだ…!
【貴様…世迷い言を…!】
「世迷い言を言っているのはどっちだ…アカデミアの戦士、バレット!お前達の戦いは正しいモノでも、誇り高い戦いでもない!平和な世界を踏みにじる
『セニョール遊海…!』
【貴様…赤帽子…!最優先排除対象か…!!貴様を倒せば勲章だ!!】
「やれるなら、やってみろ!遊矢!零児!翠!先に行け!バレット達は俺達とクロノス校長で引き受けた!!」
「了解した!いくぞ!遊矢!零羅!」
「わかった!」
「遊海さん!無茶はしないで…!!」
「心配するな、翠…今の俺は──
クロノスとバレットの間に割り込む遊海…アカデミアの誇りを汚され、さらに最優先排除対象である遊海を前にしたバレットはデュエルディスクを構える!
「【デュエル!!】」
バレットLP4000
遊海LP4000
【先攻はもらう!私のターン!!】
【私は永続魔法『
2体のモンスターが融合の渦に飲み込まれる…!
【獰猛なる黒豹よ!聖なる闇の番人と混じり合いて…新たな雄叫びを上げよ!融合召喚!!現れいでよ!『獣闘機パンサー・プレデター』!!】
半獣半機のサイボーグ戦士が現れる! ATK1600
【『パンサープレデター』の効果発動!1ターンに1度、自身の攻撃力の半分のダメージを与える!】
「はっ!!」
胸元の装置からレーザーを放つパンサープレデター…だが、そのレーザーは遊海の右腕に弾かれる!
遊海LP4000→3200
「こんなものか?」
【フン…!いつまで余裕でいられるかな…?私はカードを2枚伏せ、ターンエンド!】
バレットLP4000
パンサープレデター 獣闘機融合装置 伏せ2 手札0
「俺のターン!ドロー!」
「『聖騎士アルトリウス』を召喚!」
茶髪の青年騎士が現れる! ATK1800
「さらに自分フィールドに光属性の通常モンスターが存在する事で手札の『聖騎士ガウェイン』は守備表示で特殊召喚できる!」
屈強なる太陽の騎士が現れる! DEF500
「俺はレベル4の『アルトリウス』と『ガウェイン』でオーバーレイ!エクシーズ召喚!!」
∞
「「現れろ!『No.∞』!俺が歩みし戦いのロード…今こそ未来を切り拓け!!『
銀河が爆発し、魂の大剣が地面に突き刺さる! ATK2500
【ナンバーズ…!貴様には幾度もエクシーズ次元で辛酸を舐めさせられたが、今回はそうはいかない…!永続罠『紅鎖の獣闘機勲章』発動!自分の場に『獣闘機』モンスターが存在し、相手がエクストラデッキからモンスターを特殊召喚した時!そのモンスターの表示形式の変更と攻撃を封じ!さらに、そのモンスターが存在する限り!相手プレイヤーの特殊召喚と魔法・罠カードの発動を封じる!】
バレットの発動した罠カードから赤い鎖が飛び出す!
「速攻魔法『RUM-クイック・カオス』発動!自分の『No.』1体をランクアップさせ、カオス化する!俺は『決闘の守護者』1体でオーバーレイネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!!」
【なにっ…!?】
赤い鎖が光の爆発に吹き飛ばされる!
∞
「現れろ!『CNo.∞』!俺の踏みしめた戦いの路よ!絆よ!閉ざされた未来を打ち砕け!!『
白銀の光が遊海の右手に集中、決闘盤を模した手甲となって装着される! ATK2800
「これで『紅鎖の獣闘機勲章』は対象を失い、効果は不発になる…残念だったな?」
【フン…!『RUM』によって効果を避けるか…だが、甘い!永続罠発動『鉄鎖の獣闘機勲章』!相手がモンスターを特殊召喚した時!そのモンスターの攻撃と表示形式の変更を封じる!!】
「二の矢があったか…」
遊海の右腕が鎖で拘束されてしまう…!
【これで機先は制した…!このまま押し切ってやる!】
「それはどうかな…!俺は『守護者・輝』を素材にオーバーレイネットワークを再構築!シャイニング・エクシーズチェンジ!!」
【はっ…!?】
遊海を縛る鎖が弾け飛び、中庭が閃光に包まれる!
∞
「顕現せよ!『SNo.∞』!英雄の魂、枷より解き放たれ…世界を希望で繋ぐ『絆』となる!『
光の大爆発の中からウジャト眼の刻まれた赤帽子を被り、赤いロングコートを翻す男が現れる…その姿こそ、現時点における遊海の究極体──NEXUSが混沌渦巻くアカデミアに降臨する! ATK4000
【れ、連続のエクシーズ召喚だと…!?だが、モンスターは何処に…!?】
「バトルだ!俺自身『NEXUS』で『パンサープレデター』を攻撃!その瞬間、効果発動!相手とバトルする時、ORUを1つ使い!自分の攻撃力を2倍にし、与えるダメージを2倍にする!!」
【なっ!?】
遊海の…NEXUSの背中に黄金の翼が展開し、右腕が光を纏う!
守護者NEXUS ATK4000→8000
「これは邪悪を祓う希望の光!NEXUSスプリーム・カリバー!!」
【ぐわああああ!!!】
光を纏った右腕が巨大な剣となり、サイボーグ戦士ごとバレットを斬り裂いた!
バレットLP0
遊海 WIN!
【なんだ…!?貴様は何者なのだ!
「化け物か…俺はただの決闘者さ……ただし、お前達とは覚悟が違う」
満身創痍のバレットは怯えた表情で遊海を見る…そんな中で遊海は冷たくバレットを見つめていた。
「バレット、愚かなるアカデミアの戦士よ……お前は忠義を捧げる者と目指すべき目標を間違えた…よって、罰ゲームを下す!罰ゲーム!マインド・クラッシュ!!」
ビギ…バリーン!!
【ガッ】
額にウジャト眼を輝かせた遊海がバレットの精神を砕く…そのまま、バレットは白目を剥いて仰向けに倒れ込んだ…。
【バレット隊長!?】
「そこだ!『キメラテック・オーバー・ドラゴン』!エヴォリューション・レザルト・バースト!!」
「『拡散する波動』の効果を受けた『ブラック・マジシャン』で攻撃!
「『レッド・デーモンズ・ドラゴン』!デモン・メテオ!!」
『「古代の機械巨人」!アルティメット・パウンド!!』
【【【うわああああ!?】】】
さらに、残されたアカデミア生達もランサーズやレジェンド達によって無力化されたのだった…。
『セニョール遊海の罰ゲーム…久しぶりに見たノーネ…』
「目覚めた時に彼が改心してくれればいいけど……とにかく、俺達はこのままドクトルという男を無力化しに行きます」
『ドクトル…あの人はちょっとヤバイノーネ…!プロフェッサー・コブラとか、光の結社だった時の斎王琢磨と似た気配がするノーネ…気をつけるノーネ!』
「ありがとうございます、クロノス校長…いくぞ!みんな!!」
「「「はい!!」」」
アカデミアの撹乱をクロノス達に任せた遊海達はドクトルが潜む研究室へと向かった…!
気まぐれアンケート 好きなヒロインは?
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真崎杏子
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天上院明日香
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十六夜アキ
-
観月小鳥
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柊柚子
-
白波翠
-
それ以外