転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

411 / 540
こんにちは、S,Kです

………書き切った……この後、燃え尽き症候群を起こしそうなレベルで…。

これは世界を救う為の最後の戦い…どうか、見届けてください。




人類悪咆哮──GRAND DUEL──

《カイト様!白波様!ユーリを護送してきたでアリマス!!》

 

「ああ、よくやったオービタル7…これで準備は整った」

 

『連絡がつかないとは思っていたが……既に貴方に倒されていたのか…』

 

「コイツが一番厄介だったからな…力を付ける前に封じさせて貰った」

 

アカデミア・王座の間のバルコニー、そこで遊馬号に隔離されていたユーリの身柄が遊海達に引き渡される…仮にもアカデミア最高戦力の1人だったユーリが一番に倒されていた事に零王は驚いていた。

 

 

 

 

 

「───さて、前置きは無しだ……遊矢、ユート、ユーゴ…覚悟は良いな?」

 

「『《ああ…!》』」

そして、遊海はスフィアフィールドに隔離された遊矢とユート、ユーゴに向かい合う…!

 

 

「これから、俺が確保していたユーリの『魂』を肉体に戻す…それによってお前達の中のズァークが活性化、お前達は統合され──ズァークが復活する…だが、お前達の()()はズァークの中に残るはずだ……だから、()()!破壊の限りを尽くそうとするズァークを止め、救うのは俺達の戦いだけじゃない()()()の戦いでもある!!」

 

「オレ達の、戦い…!」

ズァークの復活を前に遊海が遊矢達に語りかける…哀しき悪魔と化したズァーク…その暴走を止めるには、遊海達だけではない…ズァークの一部である遊矢達の力も必要になる…。

 

 

「遊矢…私、信じてるから…!遊矢なら、ズァークになんて負けないって!!私達は一緒に舞網に…遊勝塾に帰るんだから!!」

 

「遊矢、お前は私の…エンタメデュエリスト、榊遊勝の息子だ!それを忘れるな!!」

 

「遊矢!心配するな…!必ず、お前をズァークの中から助け出す!!」

 

「父さん…柚子…権現坂…オレは、絶対にみんなと帰るんだ…!!」

最後の戦いを前に遊勝達が遊矢へとエールを送る…ズァークと()()遊矢の力になるように…。

 

 

 

「ユート、心配するな…遊海達が失敗しても…俺達が必ずお前達を助け出す…!」

 

「ユート…私も、信じてるから…!!」

 

《隼、瑠璃…ああ、オレなりに…精一杯抗ってみせる…!》

 

 

「ユーゴ…!頑張りなさいよ!諦めが悪いのが、貴方の良い所なんだから!!」

 

「ユーゴ…お前は俺と戦う事を目標にしていたらしいな?……全てが終わったら相手をしてやる!」

 

『リン、ジャック…!ヘヘッ…約束だかんな!!』

そして、ユートへは黒咲と瑠璃が…ユーゴにはリンとジャックがエールを送る…悪魔ではない、彼らの帰還を信じて…。

 

 

 

「ユーリ、聞こえてはないだろうが…言わせてもらう!ズァークになんて負けるな!ほとんど会った事もない私に言われても嬉しくないだろうがな!!」

 

「貴方は…きっと、アカデミアで過ごしていなければ…正しいデュエリストになれたかもしれない……これ以上、欲望に…心の闇に負けたらダメよ」

そして…意識のないユーリへは、繋がりがある故の義理からセレナ、そしてデュエルをした明日香が言葉を掛ける…おそらくは最もズァークの『悪意』の影響を受けていた彼に…。

 

 

 

 

「よし……みんな、離れててくれ…!『魂の牢獄』…開放!!」

 

キィン─!!

 

眩い光と共に遊海の持つ『魂の牢獄』からユーリの魂が開放される、カードから飛び出した紫色の光はユーリの肉体に飛び込み────

 

 

【う、うぅ…?ボクは、いったい…?───うぐっ!?】

 

「《『ぐうっ…!!』》」

 

ドクン…!!

 

意識を取り戻したユーリ…だが、遊海の予測通りにズァークの意思が活性化…事態を把握する前に遊矢達と共に『衝動』に支配される…!

 

バリッ…!!バキン!!

 

 

この時を、待っていた…!

 

《今こそが、復活の時…!》

遊矢達を隔離していたスフィアフィールドが砕け散り、遊矢のデッキから飛び出した『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』が実体化する!

 

 

我らが、1つに…!

 

我らを、1つに…!!

さらに、ユーゴのデッキから『クリアウイング・シンクロ・ドラゴン』が…ユーリのデッキから『スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』が飛び出し、咆哮する…!

 

「【『《今こそ…1つに!》』】」

 

 

キィン─!!

 

共鳴するように咆哮する四天の竜…その咆哮が遊矢のデッキから『星読みの魔術師』と『時読みの魔術師』のカードを呼び出す…そして、2体の魔術師が1枚のカード──星と時を見定める『アストログラフ・マジシャン』へと回帰する…!

 

『あのモンスターは…!!』

そして、零王は思い出す……『悪魔が生まれた日』──その再演を───

 

 

時空を司る『アストログラフ・マジシャン』よ…!その深遠なる力で我らの望みを重ね合わせよ!!

 

「【『《今こそ1つにぃぃ!!》』】」

 

 

「っ…遊矢─!!」

 

 

キィィン─!! 

 

 

アストログラフ・マジシャンが杖を掲げる…それと共に四天の竜と遊矢達が歓喜の声を響かせる、そして空中に光輝くペンデュラムの軌跡が刻まれ───柚子の悲鳴と共に、全ては光に包まれた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ…どうなったの…!?遊矢は…!?」

 

「これは…!空が…!!」

 

「各次元の姿が、空に映っている…!!」

眩しさに目を瞑っていたそれぞれの視界が復活する、そこに広がっていたのは不気味な緑色の空…そこには『スタンダード次元』『エクシーズ次元』『シンクロ次元』…それぞれの次元の街並みが鏡写しに浮かび上がっていた…!

 

 

「おい…!遊矢は、どうなったのだ…!?」

 

()()()()()()…!」

 

「「「「っ!!!」」」」

権現坂が先程から微動だにしていなかった遊海に遊矢達の行方を訊ねる…そして、遊海の指し示した先を見たランサーズ達は絶句した。

 

 

目の前に広がるのは黒い霞…その奥には黒い体に緑色の光と赤い眼光が輝く()()()()の影があった。

 

その大きさはシンクロ次元で目にした『地縛神』に迫り、威圧感はエクシーズ次元で見た『三幻神』に匹敵する。

 

 

彼の者こそ、怒りと悪意の果てに4体のドラゴンと1つとなった哀しき決闘者の末路、その名は────

 

 

我こそはズァーク…!今此処に…復活せり!!

 

 

「あれが、『悪魔のデュエリスト』ズァーク…!」

 

「デカ過ぎんだろ…!?」

 

「あれが…榊遊矢が抑え込んでいた『闇』の正体か…!!」

全ての次元に響き渡る声で復活を告げるズァーク…その姿を目の当たりにした零児や沢渡、勝鬨は絶句している…!

 

 

キィン!

 

 

《やっぱり復活したんだね、彼は…》

 

「マーリン」

 

《やあ、遊海君!きみがシンクロ次元で『預言者マーリン』を使ってくれたから『縁』を辿って単独顕現したマーリンお兄さんさ!》

 

《フォウ!?(グランドろくでなし!?今更何しに来たんだ!)》

そして、遊海の周りに花吹雪が舞う…その中から白いローブを着た魔術師──マーリンが姿を現す。

…なお、その姿を見たフォウは辛辣な言葉をぶつけている。

 

 

《最終局面だからね、賑やかしは必要だろう?…さて、きみ達に『試練』の話をしよう》

最後の戦いを前に預言者は声を響かせる…。

 

 

 

 

 

《世界に人類が生まれて幾星霜、その文明が発達していく中で世界には『澱み』が生まれる…それは人類史を蝕む『癌細胞』──異なる法則の世界ではこう呼ばれている、人類が滅ぼすべき『悪』…『人類悪(ビースト)』と》

 

 

《本来ならば、彼らに対抗する為には『冠位(グランド)』と呼ばれる英雄達の力が必要となるが…この世界では違う、この世界には人間が神にさえ抗える手段──デュエルモンスターズが存在する》

 

 

《そして…デュエルモンスターズを操る者──キミ達、決闘者(デュエリスト)は叡智を結集し、勇気を以て7つの人類悪、そのうち6つを乗り越えてきた》

 

 

《『憐憫(ダークネス)』『回帰(ネームレス)』『救済(Z-ONE/ラプラス)』『比較(災厄の獣)』『報復(ドン・サウザンド)』『堕落(e・ラー)』…そして…目の前の存在こそ、この世界における終局の『獣』》

 

 

《これは人間が生み出した避けられぬ『獣性』、『覇王龍』とは仮初めの名…止まらない、止める事ができない『闘争』が齎した大災害──その名はビーストⅦ》

 

 

《この世界にデュエルモンスターズが存在する以上、この『獣』の誕生は必然の事だった》

 

 

《さぁ!世界と時代を超えて結集した、誇り高き決闘者達よ…これが──最後の試練だ》

マーリンの言葉がアカデミアに響く、決闘者や観客達がより良いデュエルを求めた結果生まれた『闘争の獣』…それがズァークという存在なのだ

 

 

 

 

 

【久しいな、白波遊海…!お前が自ら我を復活させるとは…少し意外だったが…?】

 

「久しぶりだな、ズァーク…お前は俺達が生み出してしまった『災厄』だ…今、ここで…お前を止める!!」

ズァークの視線が遊海に向く…並のデュエリストならそれだけで戦意を失うだろう殺気の中、遊海はズァークと向かい合う…!

 

 

【良いだろう…お前とのデュエルはまさに血湧き肉躍る戦いだった…!さぁ…戦い続けよう…!永遠に!!】

 

ドクン!

 

遊海の言葉に応えたズァークの龍体が赤黒い煙へと変わり、地面に降り立つ…そこに現れたのは『異形の決闘者』

 

体は灰色の硬質な皮膚に覆われ、背中には黒い龍の翼、遊矢と同じ緑と赤の髪と1対の黒い角、黄色の瞳、そして胸元に()()()()()()()()()のネックレスが輝く者…名付けるならば『魔人ズァーク』が不敵な笑みを浮かべていた…。

 

 

 

「あれが…遊矢、なの…?」

 

「ユート…」

 

「ユーゴ…!」

 

「なんと禍々しい姿だ…!」

初めてズァークの姿を見た柚子や瑠璃達は異形のズァークを見て恐れを抱く…だが、それと同時に感じていた……ズァークに宿る遊矢達の面影を…。

 

 

 

【ククク…あの小娘は蘇っておらんようだな…!さぁ、始めようではないか…!世界を破壊する為のデュエルを!!】

 

「へっ…そう慌てんなよ!お前が戦うのは遊海だけじゃないぜ!」

 

「ああ、ズァーク…お前がデュエルの力で生まれた災厄ならば、決闘者の力でお前を倒す!」

 

「その為に、オレ達は次元や時代を越えて集まった!」

 

「キミに…世界を壊させはしない!!」

殺気を強めるズァーク…そして、遊海の隣に4人の決闘者が並び立つ…!

 

 

【ほう…!九十九遊馬…不動遊星…遊城十代…そして、武藤遊戯…!白波遊海、貴様…どんな魔法を使った…?】

 

「魔法じゃない…これは()()だ!俺達、決闘者を繋ぐ『絆』の力で…お前を倒す!!」

歴代の伝説の決闘者の姿を見たズァークが凄絶な笑みを浮かべる中、遊海が声を張り上げる!!

 

 

 

【面白い…!我を倒せるものなら倒してみよ!伝説のデュエリスト共!!】

ズァークが龍の爪を思わせるデュエルディスクを展開する!!

 

 

「アテム…いくよ!見ててくれ!!僕達の決闘を!!」

自分達を力強く送り出してくれた誇り高き王へと呼びかけながら、遊戯がデュエルディスクを展開する!

 

 

《十代、今回は全力でいくよ!》

 

「ああ!いくぜ!!」

瞳を黄色と緑のオッドアイに変えながら…ユベルと共に十代が気合いを入れる!

 

キィン─!!

 

「赤き竜…力を貸してくれ…!オレ達が暮らす世界を…遊海さん達が帰る世界を守る為に!!」

赤き竜の痣『ドラゴン・ヘッド』が輝く…遊星は世界を救う為に、再び闇へと立ち向かう!

 

 

《遊馬、今回は出し惜しみはしない…ズァークを倒すぞ!》

 

「ああ…!そして思い出させるんだ!本当のデュエルの楽しさを!!」

アストラルと頷き合いながら、遊馬がデュエルディスクを構える!

 

 

 

「頑張って…!頑張って!遊海さん!みんな!!」

 

《フォウ!(頑張って!みんな!!)》

 

「遊馬!アストラル!2人ならきっと勝てる!」

 

「遊星!お前は1人ではない!」

 

「オレ達がついてる!!」

 

「十代!お願い…!」

 

「遊戯!遊海!案ずるな、お前達が負けても俺達がいる!」

戦いを前に翠や小鳥、ジャックやクロウ、明日香、海馬…戦いの場に集う仲間達が声援を送る…!

 

 

「白波遊海!私達の運命…貴方達に託す!!」

 

「頼む…!遊矢を、ユート達を救ってくれ!」

 

「遊矢をお願いします!!」

そして、それはランサーズも同じ…ズァークの中にいる遊矢やユート達の無事を信じて声を張り上げる!!

 

 

 

「待ってろよ、遊矢…お前達も必ず助ける…!いくぞ、みんな!これが最後の戦いだ!!」

最後に全員を鼓舞する為、遊海が叫ぶ…!

 

 

 

 

 

 

ADVENT BEAST

 

人類悪 咆哮

 

 

 

 

 

我こそはズァーク…!我は戦い続ける…この世全てを破壊するまで!!地に伏せるがいい!決闘者(デュエリスト)共!!

 

 

 

 

【「「「「「デュエル!!」」」」」】

 

ズァークLP4000

遊海&遊戯&十代&遊星&遊馬LP4000

 

 

フィールド非共有

 

ターン進行

 

ズァーク→遊海→ズァーク→遊馬→ズァーク→遊星→ズァーク→十代→ズァーク→遊戯………

 

 

 

 

 

 

 

@ズァーク

 

【我のターン!刮目するがいい…!覇道、王道を凌駕した比類なき力を思い知れ!!】

【我は手札のスケール0『覇王門零』とスケール13の『覇王門無限』でペンデュラムスケールをセッティング!!】

 

PENDULUM!!

 

「スケール0と13!?」

 

「いきなりとんでもない事しやがる…!!」

ズァークの背後に「0」と「∞」をモチーフにしたモニュメントが浮かび上がる…ズァークはDM世界の戦いから力を増していた…!

 

 

【これで我はレベル1から12のモンスターを同時に召喚可能!ペンデュラム召喚!!我の下へ集え、我が下僕達!2体の『覇王眷竜ダークヴルム』!!】

ペンデュラムの軌跡が揺れ動き、覇王の尖兵を喚び出す! ATK1800 ATK1800

 

【我はこれにてターンエンドだ!】

 

ズァークLP4000

ダークヴルム ダークヴルム (覇王門零 無限) 手札1

 

 

 

 

「やはり()()()になってるか…!なら、俺も出し惜しみは───っつ!?なんで…!?」

 

「っ…?遊海!どうしたんだ!?」

ペンデュラムモンスターの存在からズァークが『完全体』になっている事を確信する遊海…だが、手札を見た瞬間に顔色が青褪める…。

 

 

()()()()()()…!?俺は「クリフォート」を選んだはずなのに!?」

 

「「「「ええっ!?」」」」

遊海は万全の態勢で挑む為に『魂のデッキ』であるクリフォートを選んだはずだった…だが、手札のカードは()()()()()()()()()のカードだったのだ…!

 

「(デッキケースの誤作動…?いや、()()()()()じゃなきゃ…ズァークは倒せない、という事なのか…?)」

遊海は腰のデッキケース、デウス神謹製の『NEXUSコネクター』を見る…それは遊海のカード庫に接続され、遊海の意思に沿った()()のデッキを取り出す事ができる…つまり、ズァークを止めるには、()()()()()()()が最適だと判断されたのだ。

 

 

《マスター…!》

 

「デュエルが始まってしまった以上、やるしかない!!いくぞ、ユウスケ!!」

 

『ああ…無茶だろうが、魂が壊れようが…やるしかねぇ!!』

本来より低くなったデッキパワーを補う為、遊海は切り札を切る!

 

 

俺は俺自身でオーバーレイ!!

 

我が身に宿る戦いの宿命…救世の願い!今こそ!絶望を祓う力となれ!!シャイニング・カオス・エクシーズチェンジ!!

 

遊海から飛び出した光が螺旋を描き、その魂を昇華する!

 

 

闇を祓う、絆の輝き!!NEXUS!!

 

【現れたか…光の戦士…!】

黄金の嵐が融合次元に吹き荒れる…そして、黒金の推進翼を背負う混沌の決闘者──NEXUSⅢが現れる!!

 

 

 

 

@遊海

 

いくぞ…俺のターン!最強決闘者の決闘は全て必然!ドローカードすらも決闘者が創造する!シャイニングドロー!!

光の軌跡が勝利への布石となるカードを呼び込む!!

 

 

「悪いが…お前の得手を封じさせてもらう!速攻魔法発動!『揺れる眼差し』!お互いのペンデュラムゾーンのカード全てを破壊する!」

 

【なにっ…貴様!!】

遊海の目の前にウジャト眼が浮かび上がり、ズァークのペンデュラムゾーンを破壊する!

 

「そして破壊したペンデュラムゾーンのカードの枚数に応じて効果が発動する!俺が破壊したのは2枚!1枚を破壊した効果!お前に500ダメージを与える!」

 

【ぐうっ…!!】

小さな稲妻がズァークにダメージを与える!

 

ズァーク LP4000→3500

 

 

「そして2枚破壊した事でデッキからペンデュラムモンスター『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』を手札に加える!」

 

【やはり貴様は一筋縄ではいかんな…だが、我はその先をいこう…!!手札の『アストログラフ・マジシャン』の効果発動!自分フィールドのカードが破壊された時、手札のこのカードを特殊召喚できる!時を読み、星を読み…時空を操りし全知全能の魔術師よ!今此処に降臨せよ!『アストログラフ・マジシャン』!!】

 

「っ!!」

ズァークの場に白い衣を纏う神秘的な雰囲気の魔術師が現れる! ATK2500

 

 

【さらに!『アストログラフ・マジシャン』の効果発動!このモンスターが自身の効果で特殊召喚に成功した時、そのトリガーとなったカードを元々のゾーンに表側表示で置く!舞い戻れ!『覇王門零』『覇王門無限』!!】

ズァークの背後に再び『0』と『∞』のモニュメントが浮かび上がる!

 

 

「っ…そう簡単にはいかないか…!!俺は手札のスケール1『オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン』とスケール8『オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン』をセッティング!!」

 

PENDULUM!!

 

 

「あのカードは…!?」

 

「遊希さんの使った…!!」

遊海の背後に赤と緑のドラゴンの姿が浮かび上がり、権現坂と柚子が驚く…遊海のデュエルディスクにセットされたのは『オッドアイズ』デッキだったのだ…!

 

 

「これで、俺はレベル2から7のモンスターを同時に召喚可能!揺れろ!希望のペンデュラム!!我が魂に宿る大いなる力よ!絶望を祓う力を呼び覚ませ!ペンデュラム召喚!!現れろ!幻影揺らめく二色の眼!『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』!!」

赤色のペンデュラムが揺れ動き、その軌跡の中から外骨格を纏う幻影のオッドアイズが現れる! ATK2500

 

 

 

《グルルッ…!!グアアアン!!》

 

「お前…やっぱり…」

今までにない咆哮を上げながら幻影のオッドアイズはズァークを威嚇する…その様子を見た遊海は疑念が確信に変わり始めていた。

 

【なんだ?その()()()()()()()()()は…!そんなモンスターで我を倒せると思うな!!】

 

「気色悪い…?すっげえかっこいいのに…?」

 

(どうやら…ズァークは遊海のドラゴンの姿を正しい姿で見る事ができていないようだな)

そして…幻影のオッドアイズの姿を見たズァークは怒りを露わにする…まるで()()()()()()()()()()()()()

その様子を見たアストラルはズァークの状態を予想している…。

 

 

「確かに、こいつだけじゃお前は倒せないだろうが…出鼻をくじく事はできる!バトルだ!『オッドアイズファントム』で『アストログラフマジシャン』を攻撃!夢幻のスパイラル・フレイム!!」

 

【ぐうっ…!奴を葬れ!!『アストログラフマジシャン』!!】

幻影のオッドアイズと星見の魔術師の攻撃が衝突…互いに吹き飛ばされる!

 

 

「すまん、オッドアイズ…俺は手札を3枚伏せ、ターンエンド!」

 

遊海LP4000

(Pペルソナ ミラージュ) 伏せ3 手札0

 

 

 

 

【白波遊海…貴様がどんな手段で来ようとも…その全てを打ち砕いてやろう…!!】

 

 

 

 

@ズァーク

 

【我のターン!!ドロー!】

【魔法カード発動!『死者蘇生』!我がフィールドに舞い戻れ!そして我に力を与えよ!『アストログラフ・マジシャン』!!】

 

「っ!!」

ズァークのフィールドに全能の魔術師が復活する! ATK2500

 

 

「お前達!来るぞ!!気を引き締めろ!!」

 

【ククク…ハハハ!!『アストログラフ・マジシャン』の効果発動!!このカードをリリースし、デッキ・フィールド・墓地・エクストラデッキから四天の龍を除外する事で効果発動!!『アストログラフマジシャン』よ!我が糧となれ!そして四天の龍!『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』!『クリアウイング・シンクロ・ドラゴン』!『スターヴヴェノム・フュージョン・ドラゴン』!『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』よ!この我の礎となれ!!】

 

ギィン!!

 

アストログラフマジシャンが杖を振るう…そしてズァークのデッキから四天の龍が飛び出し、さらにズァークを覆うように赤黒い雲が発生…赤雷が周囲に降り注ぐ…!!

 

「翠!フレア!みんなを守れ!!」

 

「はい!千年指輪よ…私達を守って!!」

 

《我が身は闇を祓う太陽の化身…災禍は通さない!!》

赤雷がアカデミアを破壊していく中、翠とフレアの結界が仲間達を守護する!

 

 

 

四天の龍を統べ、第5の次元に君臨する究極龍よ!今こそ、この我と一つとなるのだ!!統合召喚!

そしてズァークを取り込んだ禍々しい赤黒い雲が1か所に集中…決闘者が乗り越えるべき『人類悪』が降臨する!!

 

 

【出でよ…!『覇王龍ズァーク』!!】

闇が爆発する…そして融合でありシンクロ、エクシーズでありペンデュラム…4つの召喚法を内包する『覇王』が現れる。

 

『地縛神』を上回る巨大な翼を広げ、全身に緑と赤のエネルギーを迸らせ、その胸元には魔人ズァークを取り込んだ異形の龍…それこそが『闘争の獣』──『覇王龍ズァーク』!!

 

 

 

「あれが、『覇王龍ズァーク』…!なんて大きさだ…!?」

 

「オレイカルコスの神を思い出す巨大さに、ゾークに迫る殺気…これが、『覇王龍』…!!」

初めて『覇王龍ズァーク』の姿を目の当たりにした遊星と遊戯が冷や汗を流す…その威圧は彼らが戦った強敵の姿を思い出させていた…。

 

 

 

【我はペンデュラムにしてエクシーズ…シンクロにして融合…!全てを司る究極の存在なり!!】

 

《■■■■■■───!!》

魔人ズァークの宣言と共に龍体が咆哮を轟かせる…かつてのパラドックス同様、プレイヤーとモンスターが融合しているのだ…!

 

 

「気をつけろよ、お前達…!『ズァーク』は特殊召喚に成功した時、相手のフィールドのモンスターを破壊、その攻撃力の合計分のダメージを相手に与える…それだけじゃない、ズァークはお互いの墓地または除外ゾーンに融合・シンクロ・エクシーズモンスターが存在する限り戦闘破壊されず、フィールドを離れる効果も受けない…そして、奴が存在する限り…奴のモンスターは俺達の融合・シンクロ・エクシーズモンスターの効果を受けない…!」

 

「っ…なんという効果だ…!?」

 

(人間界で戦った時よりも強化されている…!)

遊海の言葉に遊星とアストラルが戦慄する…DM世界における戦いよりもズァークは強大になっていた…!

 

 

【究極の力の前に滅びるがいい!デュエリスト共!!我自身でダイレクトアタック!!】

 

「まだ始まったばっかりだろうが!!罠カード『攻撃の無敵化』!!このバトルフェイズの間、俺達が受けるダメージは0になる!!ぐうっ…!?があああっ!?」

 

「「「「遊海!!」」」」

 

「遊海さん!!」

破壊光線を放つズァークを前に遊海が遊戯達を守る為に罠カードを発動、攻撃を受け止めたが…その余波で吹き飛ばされ、アカデミアの城壁に激突…NEXUSも解除されてしまった…!

 

 

【フン…愚かな…我はこれでターンエンドだ】

 

ズァークLP3500

ズァーク (P覇王門零 無限) 手札1

 

 

 

 

 

「ぐっ……前より、いてぇ……」

 

「っ…遊海…!」

 

(遊馬、我々も出し惜しみは無しだ…!『ズァーク』は無敵に近いが、必ず活路はある!いくぞ!!ZEXALだ!!)

 

「おう!!」

激痛に表情を歪める遊海…その姿を見た遊馬とアストラルは奇跡の力を解き放つ!!

 

 

 

いくぜ!オレとお前でオーバーレイ!!

 

私達2人でオーバーレイ・ネットワークを構築!!

 

 

【なに…!?】

遊馬とアストラルが赤と青の閃光へと姿を変え、融合次元の空へと飛び上がる!!

 

 

希望に輝く心と心!真の絆で結ばれし魂!その2つの魂が交わる時、語り継がれし奇跡の力が現れる!!

 

螺旋を描いた2つの光が衝突…希望の光が全てを照らす!

 

アルティメット・エクシーズチェンジ!ZEXAL!!

 

光の中から『希望』が現れる、それは光輝く翼と重厚な赤と金色の鎧を纏う、赤と金のオッドアイの『奇跡の勇者』──ZEXALⅢが時空を超えて光臨する!!

 

 

 

「わわっ…!?遊馬とアストラルが超融合したザウルス!?」

 

「違います!あれが2人の絆…魂のエクシーズ召喚、ZEXALです!」

 

「ゼアル…すっげえな!!」

2人の決闘者が1人になった事に驚く剣山に小鳥が補足する…その横でZEXALの姿を初めて見た城之内が目を輝かせていた…。

 

 

【九十九遊馬…貴様も奥の手を隠していたか】

 

「ああ…いくぜ、ズァーク!ここからのオレ達は全力だ!!」

 

 

 

 

@遊馬

 

オレのターン!!最強デュエリストのデュエルは全て必然!ドローカードさえも、デュエリストが創造する!シャイニング・ドロー!!

 

光の軌跡が希望の1枚を創造する!

 

 

(遊馬、遊海はペンデュラムゾーンの破壊を一番に狙った…あの2枚にも役割がある、破壊するぞ!)

 

「ああ!オレは『希望皇オノマトピア』を召喚!」

デフォルメされた希望の戦士が現れる! ATK1500

 

「『オノマトピア』の効果発動!手札から『ガガガマジシャン』を特殊召喚!」

希望の導きで学生服の魔術師が現れる! ATK1500

 

 

「さらに魔法カード『ガガガボルト』発動!オレのフィールドに『ガガガマジシャン』が存在する事で、相手のカード1枚を破壊できる!オレはペンデュラムスケールの『覇王門零』を破壊!!」

 

《ガガガ…ボルト!!》

 

【おのれっ!!我が覇王門を!!『覇王門無限』は『覇王門零』無き時に破壊される…!!】

稲妻の一撃が『0』のモニュメントを打ち砕き、連鎖して『∞』のモニュメントも破壊される!

 

 

「よし!!そしてオレはレベル4の『オノマトピア』と『ガガガマジシャン』の2体でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」

2体のモンスターが銀河へと飛び込み、ビックバンが起きる!

 

39

 

「現れろ!『No.39』!オレ達の戦いはここから始まる!白き翼に望みを託せ!!光の使者!『希望皇ホープ』!!」

 

《ホープッ!!》

銀河の中から現れた白い塔のモニュメントが変形…神殺しを成し遂げた白き希望の戦士が現れる! ATK2500

 

 

 

【現れたか…希望皇ホープ…!ならば、応えてやろう!この瞬間、我は『ダークヴルム』2体でエクシーズ召喚を行なう!!このモンスターはフィールドに我が存在し、相手がエクシーズ召喚を行なった時にエクシーズ召喚できる!】

 

「なっ、このタイミングでエクシーズ召喚!?」

ズァークの目の前に闇の銀河が現れ、爆発する!

 

【漆黒の闇に住まう反逆の牙よ…我に屈し、我に従え!エクシーズ召喚!!ランク4『覇王眷竜ダーク・リベリオン』!!】

闇の爆発の中から禍々しい力を纏う、覇王の下僕たる反逆の牙が現れる! ATK2500

 

 

「あのモンスターは、ユートの…!!」

 

「ユート…!!」

覇王の手に堕ちた反逆の牙を見た黒咲と瑠璃が悲しげな表情を浮かべる…。

 

 

(前に戦った時はなかった効果だ…気をつけろ、遊馬!)

 

「ああ…!いくぜ!オレは魔法カード『エクシーズ・トレジャー』を発動!フィールドのエクシーズモンスター1体につきカードを1枚ドローできる!!」

全ての光よ、力よ!我が右腕に宿り、希望の道筋を照らせ!トリプル・シャイニング・ドロー!!

さらなる光の軌跡が勝利への道筋を照らす…だが…!

 

 

【忘れたか!我が存在する限り、ドローフェイズ以外にデッキから手札に加えられたカードは破壊される!!】

 

「アッチぃっ!?」

ズァークの頭上から飛び出した赤雷がシャイニングドローによってドローされたカードを破壊する!

 

 

破壊されたカード

 

ZW-天馬双翼剣

ダメージダイエット

タスケルトン

 

 

 

(今だ!遊馬!)

 

「おう!!魔法カード『ゼアル・エントラスト』発動!このカードは墓地の『希望皇ホープ』『ZW(ゼアル・ウェポン)』『ZS(ゼアル・サーバス)』のどれか1体を手札に加えるか、特殊召喚する!墓地から現れろ!『ZW-天馬双翼剣(ペガサス・ツイン・セイバー)』!!」

 

【なにっ!?】

遊馬の墓地から白銀のペガサスが飛び出す! ATK1000

 

 

「そして『天馬双翼剣』は『希望皇ホープ』の装備カードとなり、攻撃力を1000アップさせる!チェンジ!ツイン・セイバー!!」

白銀のペガサスが変形…ホープ剣と合体し、絶望を切り裂く力となる!

 

希望皇ホープ ATK2500→3500

 

 

(遊馬!)

 

「おう!バトルだ!『希望皇ホープ』で『覇王眷竜ダークリベリオン』を攻撃!ホープ剣ペガサス・ツイン・スラッシュ!!」

ホープが白銀の刃を振り上げる!

 

 

【無駄だ…!『覇王眷竜ダークリベリオン』の効果発動!このモンスターがバトルする時、ORUを1つ使い!相手モンスターの攻撃力を0にし、その攻撃力を自身の攻撃力に加える!!】

 

「不味い!この効果を受けたら遊馬達のライフが!!」

 

「大丈夫…!今の遊馬とアストラルは…最強なんだから!!」

だが、ズァークも黙って見ている訳ではない…紫電がホープを拘束し、その姿を見たエクシーズ次元のカイトが声を上げるが…小鳥は遊馬達の逆転を信じていた…!

 

 

「『天馬双翼剣』の効果発動!このカードが装備されている時!1ターンに1度、フィールド上で相手モンスターが発動した効果を無効にする!!」

 

【なんだと!?】

希望の戦士は紫電を振り払い、跳躍する!!

 

 

 

【おのれ…!『覇王眷竜ダークリベリオン』の効果発動!自身をエクストラデッキに戻し、墓地の『覇王眷竜ダークヴルム』2体を特殊召喚!さらに、相手のエクシーズモンスターの攻撃力を0にする!】

 

(「なにっ!?」)

 

「ああっ…!?」

ダークリベリオンがその場から離脱…2体のダークヴルムが再び現れ、さらにズァークの赤雷を受けたホープの攻撃力が下がってしまう…!

 

 

ダークヴルムATK1800

 

ダークヴルムATK1800

 

希望皇ホープATK3500→0

 

 

「強くなり過ぎだぜ…!オレはカードを1枚伏せて、ターンエンド!」

 

遊馬LP4000

希望皇ホープ(天馬双翼剣) 伏せ1 手札0

 

 

 

 

(やはりズァークは一筋縄ではいかないか…!)

 

【やるではないか、九十九遊馬…次は我の番だ…!】

 

「っ…!掛かってこい!ズァーク!!」

遊馬とアストラルの猛攻を凌いだズァークが反撃に転じる!

 

 

 

 

@ズァーク

 

【我のターン!ドロー!】

【バトルだ!我で『希望皇ホープ』を攻撃!!】

 

「ぐっ…させ、るか…!罠カード『ガード・ブロック』…!戦闘ダメージを0にして、俺は1枚ドローする…!!」

 

「遊海!『No.』の『希望皇ホープ』は『No.』との戦闘でなければ破壊されない!!ぐううっ!!」

ズァークの破壊光線がホープに直撃…だが、ダメージは遊海の罠カードに防がれ、ナンバーズのホープは破壊を免れる!

 

 

【だが、まだ攻撃は残っている…!2体の『ダークヴルム』で『希望皇ホープ』を攻撃!】

 

「まだだ!墓地の『タスケルトン』の効果発動!墓地のこのカードを除外して、攻撃を無効にする!!ぐああああっ!?」

 

「遊馬!アストラル!!」

 

「大丈夫か!?」

襲い掛かる2体の覇王眷竜…遊馬は一撃は避けたが、二撃目が直撃…遊海と同じく城壁に叩きつけられ、ZEXALが解けてしまう…!

 

遊馬LP4000→2200

 

 

「げほっ…すまねぇ、みんな…!ダメージ、うけちまった…!」

 

「いや、よく攻撃を防いでくれた…!」 

 

「ここから挽回だ!!」

 

「ああ…!僕達で必ずズァークを止めるんだ!」

 

「デュエルは、ここからだ…!」

ダメージを受けてしまった事を謝る遊馬…だが、遊星や十代達は明るく声をかける。

 

 

 

【フン…小賢しい真似を…我はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ】

 

ズァークLP3500

ズァーク ダークヴルム ダークヴルム 伏せ1 手札1

 

 

 

 

「ズァーク…遊海さん達の世界で生まれた災厄…必ずオレ達が止めてみせる!!」

 

 

 

 

@遊星

 

「オレのターン!ドロー!」

「魔法カード『調律』を発動!デッキから『シンクロン』チューナー『アサルト・シンクロン』を手札に加え、デッキトップのカードを墓地に送る!」

 

墓地送り

チューニング・サポーター

 

 

【無駄だ!我の効果でドローフェイズ以外でデッキから手札に加えられたカードは破壊される!】

 

「っ…ああ、だが準備は整った!『ジャンク・シンクロン』を召喚!!」

眼鏡を掛けたオレンジ色のロボットが現れる! ATK1300

 

「『ジャンク・シンクロン』の効果発動!墓地のレベル2以下のモンスターを効果を無効にして、守備表示で特殊召喚できる!来い!『チューニング・サポーター』!」

フライパンを被った小柄なロボットが現れる! DEF300

 

 

「さらに!手札の『ジャンク・サーバント』はフィールドに『ジャンク』モンスターが存在する時、特殊召喚できる!!」

人型の単眼ロボットが現れる! ATK1500

 

 

「オレはレベル4の『ジャンク・サーバント』とレベル1の『チューニング・サポーター』にレベル3の『ジャンク・シンクロン』をチューニング!!」

 

4+1+3=8

 

「集いし絆が新たに輝く星となる!!光差す道となれ!シンクロ召喚!!飛翔せよ!レベル8!『スターダスト・ドラゴン』!!」

星屑の光を纏い、白き希望の竜が飛翔する! ATK2500

 

 

 

【フン…次はシンクロか…!我はこの瞬間!2体の『覇王眷竜ダークヴルム』をリリースし、シンクロ召喚を行なう!!】

 

「なっ…チューナー無しのシンクロ召喚だと!?」

 

【光の翼持つ眷属よ…その鋭利なる両翼で敵を討て!シンクロ召喚!!現れろ!『覇王眷竜クリアウイング』!!】

 

「『クリアウイング』が…!」

 

「禍々しいな…!本当に『悪役』のドラゴンじゃねぇか…!!」

しかし、それに呼応するように光の翼を持つ覇王眷竜が現れる! ATK2500

 

 

 

【『覇王眷竜クリアウイング』が特殊召喚された時、相手モンスター全ての効果を無効にし、破壊する!】

 

「なにっ!?」

 

「させっかよ!!『希望皇ホープ』に装備された『天馬双翼剣』の効果発動!1ターンに1度、相手モンスターが発動した効果を無効にする!」

 

【ぐっ…忌々しい!!】

破壊の光を放つクリアウイング…その光を天馬の双剣が弾き返す!

 

 

「ナイスアシストだ遊馬!『チューニング・サポーター』がシンクロ素材として墓地に送られた事で1枚ドローできる!さらに装備魔法『白銀の翼』を『スターダスト・ドラゴン』に装備!!」

スターダストが白銀の翼を背負う!

 

 

「バトルだ!『スターダスト・ドラゴン』で『覇王眷竜クリアウイング』を攻撃!響け!シューティング・ソニック!!」

 

【相討ち狙いか…だが!『覇王眷竜クリアウイング』の効果発動!このモンスターが相手モンスターとバトルする時、その攻撃を無効にし、そのモンスターを破壊する事でその攻撃力分のダメージを与える!】

 

「っ…『白銀の翼』の効果!装備モンスターが効果で破壊される時、このカードを代わりに破壊する!」

再び放たれる破壊の光…遊星はそれを間一髪で回避する!

 

「隙がない…だが、オレは諦めない!カードを3枚伏せ、ターンエンド!」

 

遊星LP2200

スターダストドラゴン 伏せ2 手札0

 

 

 

 

@ズァーク

 

【我のターン!】

【『覇王眷竜クリアウイング』の効果発動!このカードをエクストラデッキに戻し、エクストラデッキの『覇王眷竜ダークヴルム』2体を特殊召喚し!相手のシンクロモンスターの攻撃力を0にする!!】

 

「くっ…同じ効果か…!」

クリアウイングが消え、再び覇王の尖兵達が現れる! ATK1800  ATK1800

 

 

スターダストドラゴン ATK2500→0

 

 

【バトルだ!我で『スターダストドラゴン』を攻撃!!】

 

「やらせはしない!!罠カード『くず鉄のかかし』!相手モンスターの攻撃を無効にし、このカードは再びセットされる!!」

ボロボロのかかしが破壊光線を受け止める!

 

 

【だが、これで終わりだ!1体目の『ダークヴルム』で『スターダストドラゴン』を攻撃!!】

 

「まだだ!罠カード発動!『ドタキャン』!!相手モンスターが攻撃してきた時、自分のモンスター全てを守備表示にする!!」

 

【なにっ!?ぐうっ!?】

続く攻撃を遊海の罠カードがカバー…ズァークに反射ダメージを与える!

 

希望皇ホープ ATK0→DEF2000

 

スターダストドラゴン ATK0→DEF2000

 

ズァークLP3500→3300

 

 

【おのれぇ…!我はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ…!】

 

ズァークLP3300

ズァーク ダークヴルム ダークヴルム  伏せ2 手札1

 

 

 

 

「いくぜ、ズァーク!!」

 

 

 

 

@十代

 

「オレのターン!ドロー!!」

「よし…いい感じだ!魔法カード『ネオス・フュージョン』発動!オレはデッキの『E・HEROネオス』とデッキの『N エア・ハミングバード』を墓地に送り、エクストラデッキから融合モンスターを特殊召喚する!!現れろ!『E・HEROエアー・ネオス』!!」

白き宇宙のHEROと風のエレメントを宿す鳥人が融合…白き翼を持つ赤き風のHEROが現れる! ATK2500

 

 

【融合使いか…この瞬間、我は『ダークヴルム』2体をリリースし融合召喚を───なに…?!】

 

「残念だったな!『ネオス・フュージョン』の効果は融合召喚じゃなくて()()()()!お前のエクストラデッキにいるだろう『覇王眷竜スターヴ・ヴェノム』の効果は発動しないぜ!」

 

【味な真似をするではないか…!!】

 

「流石アニキッス!!ズァークの裏をかいた!!」

 

「頑張って!十代!!」

イタズラが成功したような笑みを見せる十代に苛ついた様子のズァーク…その様子を見た翔や明日香が声援を送る!

 

 

《油断するなよ、十代》

 

「ああ…!「エアーネオス」の攻撃力は自分と相手のライフの差分アップする!!ライフの差は1100だ!」

 

エアーネオス ATK2500→3600

 

 

「バトルだ!『エアーネオス』で『ダークヴルム』を攻撃!!スカイリップ・ウイング!!」

風のネオスが翼から鋭い風刃を放つ!

 

【舐めるな!速攻魔法『瞬間融合』!!2体の『ダークヴルム』を融合する!!】

 

「なにっ!?」

2体の尖兵が融合の渦に飲み込まれる! 

 

 

【飢えた牙持つ眷属よ!その毒で全てを蝕め!!融合召喚!現れろ!『覇王眷竜スターヴヴェノム』!!】

 

「ユーリのドラゴン…!」

 

「本物より禍々しいザウルス…!!」

禍々しさを増した毒龍が現れる! ATK2800

 

 

 

【『覇王眷竜スターヴヴェノム』が存在する限り、このカード以外の融合モンスターは攻撃されぬ…!】

 

「なら…『エアーネオス』で『覇王眷竜スターヴヴェノム』を攻撃!」

 

【『覇王眷竜スターヴヴェノム』の効果発動!このカードをエクストラデッキに戻し、エクストラデッキから『ダークヴルム』を特殊召喚!そして融合モンスターの攻撃力は0になる!!】

 

「っ…ダメか…!!」

覇王の呪いがHEROを蝕む…!

 

ダークヴルムATK1800

 

ダークヴルムATK1800

 

エアーネオスATK3600→0

 

 

 

「でも…少しはヒヤッとしただろ?オレは装備魔法『インスタント・ネオスペース』を『エアーネオス』に装備!カードを4枚伏せてターンエンドだ!」

 

十代LP2200

エアーネオス(インスタントネオスペース) 伏せ4 手札0

 

 

 

 

「くっそ~…!いい線いったと思ったんだけどなぁ!!」

 

「十代、キミのデュエルは相変わらず予想ができないね!」

 

「ヘヘッ…なんか懐かしいな…!この雰囲気!ピンチなのに、()()()()()()()()()()!」

 

「記憶で見た通りだ…どんなピンチでも、遊戯さんも十代さんも…()()()()()()()()()()…!」

 

(デュエルを楽しむ…キミはどうだ?)

 

「ああ…!ピンチで、世界の命運が掛かってるのは分かってるけどさ……正直ワクワクしてんだ!!」

 

「まったく…俺がカバーできてなきゃ、結構ヤバい状況なんだけどなぁ!」

 

《仕方ありませんよマスター…みんな、心の底から()()()なんですから!》

 

 

「みんな…なんだか……」

 

「楽しそう、だな…?」

 

「笑っている場合ではないと思うのだが…」

 

 

『──ああ、そうか……()()()、オレと一緒に戦ったのは──』

ズァークにダメージを与えられなかった事を悔しがる十代、その様子を見ながら苦笑する遊戯…受け継いだ記憶を思い出す遊星、アストラルと笑い合う遊馬…少し呆れた…しかし、楽しそうな遊海。

その様子を見た柚子や権現坂、零児が困惑した様子を見せる。

 

その様子を見ていたラプラスは思い出した、遥かな記憶の彼方…夢幻の世界で彼らと肩を並べて戦った事を…。

 

 

 

 

笑っていられるのも今のうちだ!デュエリスト共!!

 

 

 

 

@ズァーク

 

【我のターン!!】

【バトル!我で『エアーネオス』を攻撃!!】

 

「そうイライラするなって!速攻魔法『コンタクト・アウト』!『エアーネオス』をデッキに戻して、融合素材がデッキに揃っているならその2体を特殊召喚できるんだけど…『ネオスフュージョン』で墓地にいるからその効果は発動できない……だけど!装備魔法『インスタントネオスペース』の効果発動!装備モンスターがフィールドを離れた時、自分の手札・デッキ・墓地から『E・HEROネオス』を特殊召喚できる!」

風のHEROが消え、白き宇宙のHEROが現れる! ATK2500

 

 

【モンスターを出そうが無駄だ!我で『ネオス』を攻撃!!】

 

「さらに罠カード『ヒーロー・バリア』!自分のフィールドに『E・HERO』がいる時、一度だけ攻撃を無効にできる!」

回転するバリアが破壊光線を弾く!

 

 

【くっ…!まあいい…!我はこれでターンエンドだ】

 

ズァークLP3300

ズァーク ダークヴルム ダークヴルム 伏せ1 手札1

 

 

 

「遊海や十代達も頑張ってくれたんだ…僕も応えないとね…!」

 

 

 

@遊戯

 

「僕のターン!ドロー!!」

 

【これ以上お前達の好きにはさせんぞ…!罠カード発動!『覇王無礼』!相手の手札を確認し、このカード以外の『覇王』カード1枚につき1枚、相手の手札を我が選んで捨てさせる!我の場の『覇王』カードは3枚!武藤遊戯!貴様の手札を見せてもらう!】

 

「くっ…!?」

遊戯の手札がソリッドビジョンで浮かび上がる!

 

遊戯手札

 

ブラック・スパイラル・フォース

永遠の魂

ブラック・マジシャン

聖なるバリア─ミラー・フォース

黒の魔導陣

クリボー

 

 

 

【ならば…『聖なるバリア─ミラー・フォース』『ブラック・マジシャン』『黒の魔導陣』を墓地に送る!そして!1枚につき300ダメージだ!】

 

 

「させるか!!墓地の『ダメージ・ダイエット』の効果発動!墓地のこのカードを除外して、オレ達が受ける効果ダメージを半分にする!!」

 

「ぐううっ!!?」

遊戯の手札を爆発させるズァーク…だが、遊馬の罠カードがダメージを最小限に抑え込む…!

 

遊戯LP2200→1750

 

 

「っ…遊戯!大丈夫か!」

 

「ごめん、大丈夫…!僕はカードを2枚伏せて、ターンエンドだ…!」

ズァークによって妨害を受けた遊戯は悔しそうにターンを終えた…。

 

遊戯LP1750

伏せ2 手札1

 

 

 

 

【これで終わりだ…デュエリスト共!!】

 

 

 

 

@ズァーク

 

【我のターン!ドロー!】

【我は2体の『ダークヴルム』をリリース!二色の眼の眷属よ!我が敵を薙ぎ払え!『覇王眷竜オッドアイズ』!!】

 

「遊矢…!!」

 

「オッドアイズまで…!」

覇王の下僕たる二色の眼のドラゴンが現れる! ATK2500

 

 

【『覇王眷竜オッドアイズ』が存在する限り、相手は他のペンデュラムモンスターを攻撃できず!我のペンデュラムモンスターが相手に与えるダメージは2倍になる!!】

 

(っ…!その効果は『天馬双翼剣』でも無効にできない…!!)

 

【その通り…!だが、本命ではない…!『覇王眷竜オッドアイズ』の効果!このモンスターをエクストラデッキに表側で加え、エクストラデッキから2体の『ダークヴルム』を特殊召喚!そして相手フィールドのモンスターの攻撃力を0にする!】

 

「っ…!」

オッドアイズが姿を消し、覇王の呪いがネオスの力を奪い去る…!

 

ダークヴルムATK1800

 

ダークヴルムATK1800

 

ネオスATK2500→0

 

 

 

【バトルだ!『ダークヴルム』で『ネオス』を攻撃!!】

 

「っ…!罠カード発動!『くず鉄のかかし』!その攻撃を無効にする!」

 

【そうだ!!お前達はこの攻撃を無効にしなければならない…!そうしなければライフが尽きる…どちらにしても、我の攻撃が残っているがなぁ!!】

遊星の罠が攻撃を防ぐ…だが、最悪の一撃が残っている…!

 

 

 

【少しは楽しめたぞ…伝説のデュエリスト共…!さぁ、慈悲だ…消し飛ぶがいい!我で『ネオス』を攻撃!!】

 

「っ…!遊海さん!みんな──!!」

 

「やめて…!止まって!遊矢──!!」

 

「まだだ!!手札の『クリボー』の効果発動!このカードを手札から墓地に送る事で1度だけ戦闘ダメージを0にする!!」

 

《クリクリクリー!》

 

【おのれ…!毛玉風情が!!】

破壊光線がネオスを吹き飛ばす刹那、巨大化した毛玉が攻撃の余波から遊戯達を守りきる!

 

 

「罠カード発動!『奇跡の残照』!このターンにバトルで破壊されたモンスターを特殊召喚する!」

 

「サンキュー遊星!戻って来い!『ネオス』!!」

そして遊星の罠によって十代のフィールドに白きHEROが帰還する! DEF2000

 

 

 

「ありがとう遊星、助かったよ…!」

 

(しかし、状況が悪い…!我々がエクストラデッキからモンスターを特殊召喚する度に『覇王眷竜』が立ち塞がる…!)

 

「ああ…!今までの攻撃はなんとか防げたが、守り続けるのも限界だ…!」

 

「それに、ズァークに一撃も与えられてねぇ…!」

 

「遊矢達の意識が目覚める気配もない…なんとかしないと…!」

攻撃をなんとかしのぎきった遊海達…だが、次々と現れる『覇王眷竜』とフィールドを支配する『ズァーク』を前に攻めあぐねてしまっていた…!

 

 

【無駄だ!どれほどのデュエリストが束になろうと…我は倒せぬ!我はペンデュラムスケールにスケール5の『覇王眷竜ダークヴルム』をセッティングし、カードを1枚伏せターンエンドだ!】

伝説のデュエリスト達を見下ろし、獰猛な笑みを浮かべるズァーク…全ては次の遊海のターンに懸かっている…!

 

ズァークLP3300

ズァーク ダークヴルム ダークヴルム (P ダークヴルム) 伏せ1 手札0

 

 

 

 

「(っ…どうすればズァークを倒せる…?遊戯の場には『永遠の魂』と『ブラック・スパイラル・フォース』がある、これで『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』を強化……ダメだ、『覇王眷竜オッドアイズ』に攻撃力を0にされる…みんなの思いを背負ってるのに……俺は、ここまでなのか…!!)」

遊海は拳を握り締める…今の遊海は『勝利の方程式』を見い出せないでいた…。

 

 

キィン─

 

 

【っ…?なんだ、この光は…?】

 

「これは…光が降りそそいで…!」

 

「この感覚は…オレは識っている…ネオ童実野シティを救おうと、空を翔けた時と同じ…」

 

(この光…感じる、これは()()だ…人々の願いが、光となって…!)

その時、不思議な事が起きた…不気味な色に覆われた空、そこから無数の小さな光が世界へと降りそそいでいるのだ。

 

そして、遊星とアストラルは気付いた…この光は人々の『祈り』や『願い』の力なのだと…。

 

 

 

 

 

 

 

Sideスタンダード次元

 

 

「遊矢兄ちゃん…帰ってきて…!」

 

「負けないで…!遊希さん!」

 

「信じてる…きっと、無事に帰ってきてくれるって…!」

 

「遊矢…!負けるな!熱血だ─!!」

スタンダード次元、遊勝塾…遊矢達の帰りを待っていた修造とジュニアコースの3人は時空の歪みを通じてズァークと戦うと戦う遊海達の姿を目撃していた。

 

全ての状況は分からない…しかし、悪に堕ちてしまった遊矢を救う為に遊海達が戦っているのは分かっていた…彼らにできるのは『祈る事』…大切な仲間達の無事を信じて…。

 

 

 

 

「遊戯…遊海…みんな…!」

 

「負けるな…!2人とも…!俺達は信じてるぞ!!」

 

「瀬人様…!」

 

「兄様…!!」

 

「遊海…!負けたら承知しないよ!克也と一緒にさっさと帰ってきな!!」

海馬コーポレーション…そこでは留守を任された杏子や本田、沙良やモクバ、舞が同じように祈っていた…ズァークに挑む遊戯や遊海の勝利を信じて…。

 

 

 

 

 

Sideシンクロ次元

 

 

「遊星…遊海…!頑張って…!遊矢を助けて…!」

 

「赤き竜…お願い…!私達の想いを届けて…!」

 

「遊星…私、信じてるから…!」

 

 

『……本当に、お前はいつもそうだよな…悪人でも救おうと手を伸ばしてさ…!勝てよ…白波…!』

 

「あの時と同じさ…!どんなピンチでも、あいつらなら必ず乗り越える!!」

 

 

「遊星…遊海さん…!大丈夫、お前達は何度も世界を救ってきたんだ…!みんなの想いが、必ず力になってくれる…!」

シンクロ次元…同じく戦いを目撃していた龍亞や龍可、アキ…ディヴァインや牛尾、そして不動博士…彼らも祈っていた…世界を救う為に戦う遊星と遊海の勝利を…!

 

 

 

 

 

Sideエクシーズ次元

 

 

「っ…遊矢…!そんな悪そうな奴に好き勝手させてんじゃねぇ!!」

 

「ユート…瑠璃…!」

 

エクシーズ次元…アレンとサヤカも祈る…遊矢やユート、瑠璃の無事を…世界を救う為に戦うデュエリスト達の勝利を…。

 

 

 

 

Side融合次元

 

 

「く、クロノス先生…!」

 

「大丈夫なノーネ…!セニョール十代が…セニョール遊海が…必ず、悪い奴を倒してくれるノーネ…!応援するノーネ!最強の決闘者達を!!」

融合次元…アカデミアの避難場所、ズァークへの恐怖に震える生徒達を励ましながら…クロノスは決闘者達の勝利を祈る…!

 

 

 

 

 

 

 

 

──遊海、大丈夫だ…お前達は勝てる、お前が繋いだ絆が…救い続けた人々の想いが…お前の力になる──

 

「───アテム…!」

降り注ぐ光の中、懐かしい声が遊海の背中を押す…それは冥界で待つ、最後の親友からの激励だった。

 

 

【やはりそうだ…お前は()()()()()()、仲間との『絆』…人々の抱く『希望』…お前が救い続けた者達によってな】

 

「ドン・サウザンド…」

そしてもう1人…遊海の中にいるドン・サウザンドが語りかける。

 

 

 

【ズァークとは悪意によって生まれた『悪魔』……ならば、その()はなんだ?人々の善意や祈りを受けた者…人々に希望を与える者……この世界でのみ、お前はその()()がある】

 

「──ドン・サウザンド…お前、本当に優しくなったよな……ありがとう」

 

【フン…さっさと終わらせてこい、()()()()()()()()()()()

 

──光と闇、善と悪…お前はその全てを乗り越えて進んできた…見せてやれ、遊海!お前が目指した『最善』の姿を!!──

 

「ああ!!」

遊海の体の底から力が溢れ出す…そして──

 

 

 

 

 

 

キィン─!

 

 

「この光は…!赤き竜!!」

 

《キュオオォォオオン!!》

 

遊星達の腕から痣が離れ…融合次元の空に赤き竜が顕現する!

 

 

 

【なんだ…!何が起きようとしている!?】

 

「……ズァーク、すまなかった……お前がそこまで追い詰められる前に、お前を止めてやるべきだった」

次々と起こる異変に戸惑うズァーク…彼の前に遊海が歩み出る。

 

 

【我は追い詰められてなどいない…!我はお前達の望みを叶えようとこの力を得た!!世界を破壊するほど強くなる為に!!】

 

「ズァーク…デュエルモンスターズは人を楽しませる為に生まれたんだ、その戦いを通じて人と人の絆を結び…世界をより良くする為に…それはお前も分かっていたはずだ!」

 

【黙れ…黙れ!!】

ズァークへとあるべきデュエルの姿を思い出すように伝える遊海…だが、ズァークはその言葉を否定する。

 

 

「ズァーク…いいや、遊矢!聞こえているか!お前がペンデュラム召喚を生み出した事でこの世界は変わり始めた!たくさんのデュエルを乗り越え、様々な困難を乗り越えて…お前は世界を変えてきた!」

 

【違う…!違うぞ白波遊海!ペンデュラム召喚を生み出したのは我が分身、榊遊矢ではない…我が…『覇王龍ズァーク』がペンデュラム召喚を生み出したのだ!!全ては()()()()()()()為に!次に戦った時!お前とあの()()に勝利する為に!!】

ズァーク、そして遊矢へと呼びかける遊海…その中でズァークは『ペンデュラム召喚』の始まりを語る…!

 

 

【絶対的存在だった我が小娘の力で分かたれた事でその中を揺れ動く力が生まれた…!それがペンデュラム召喚の始まり!そして我の魂は目覚めたのだ!!ペンデュラムの力を得て!!】

 

「だが、それだけじゃない!ペンデュラムは()()()()力だ!お前の()()によってペンデュラムが生まれたのなら…同じように()()の力も大きくなる!『大きく振れば大きく戻る!』それがペンデュラムだ!」

 

「──その言葉は…!」

悪意によってペンデュラムが生まれたと言うズァーク…だが、遊海は遊勝の言葉を引き合いに出し、ズァークにも『善』の力がある事を指摘する…。

 

 

「『遊矢!縮こまってないで…前に出ろ!』お前が進むべき『道』はここにある!!」

 

キィン─!

 

キィン─!

 

キィン─!

 

キィン─!

 

【っ…なんだ…!この光は!!】

ズァークの中にいる遊矢へと道を示す為に遊海は光を纏う…その力に呼応するように赤き竜や人々の『祈り』の光が遊海へと飛び込んでいく!

 

 

 

 

《───遊海君、きみは…そこに()()()んだね…彼を救う為に…》

そして、マーリンは気付いた…世界を救い、遊矢とズァークを救う為に遊海の到達した場所に……。

 

 

 

 

 

 

「終わりにしよう、ズァーク…お前の哀しい戦いを!」

 

「ゆ、遊海…!その、姿は…!」

 

「す、すっげえ…!」

光が収束した時、遊海の姿は変わっていた…そのシルエットは遊海の究極体である『NEXUSⅢ』と同じだが…姿は異なる。

 

 

白銀に輝く髪が逆立ち、額に金色のウジャト眼が輝き…瞳は赤と青のオッドアイに。

 

鎧は白銀色に輝き…推進翼からは虹色の粒子が漂い、胸元には『混沌(カオス)』の力を宿す赤紫色の核が輝き、それを囲むように赤き竜の痣が完成する。

 

光と闇、善と悪…その全てを宿した遊海の姿はまるで──

 

 

 

 

「遊海さん…()()みたい…」

翠の呟きが全てを物語る…白銀の光を纏うその姿は──『神』のようだった。

 

 

 

 

【っ…姿が変わったぐらいで…!我を倒せると思うな!!白波遊海ィィ!!

 

 

 

「遊戯、十代、遊星、遊馬、アストラル……力を貸してくれ!」

 

 

「(「「「ああ!!」」」)」

明らかに力を増した遊海を前にたじろぐズァーク…そして遊海の言葉に共に戦い続けた仲間達は力強く頷いた!

 

 

 

 

 

@遊海

 

 

「俺のターン!ドロー!!」

光の軌跡が全てを救う力を導く!

 

「揺れろ!希望のペンデュラム!!光と闇の狭間を揺れ動き、新たな未来を指し示せ!ペンデュラム召喚!!手札から『EMスライハンド・マジシャン』!そして、エクストラデッキから舞い戻れ!『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』!!」

赤のペンデュラムが虹色の軌跡を描き、水晶の奇術師と幻影のオッドアイズを呼び覚ます! ATK2500 ATK2500

 

 

【っ…またそのみすぼらしいドラゴンか!!その姿を我に見せるなァ!!エクストラデッキの『覇王眷竜オッドアイズ』の効果!!相手がペンデュラム召喚をした事で我の場の『ダークヴルム』2体をリリースして特殊召喚できる!!】

再び覇王の眷属のオッドアイズが現われる! ATK2500

 

 

 

「ズァーク…お前の力で()()()()()ペンデュラム召喚が生まれたと言うのなら…!この『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』もまた()()()()()…お前の中に残された()()が、このドラゴンに宿っていた!純粋にデュエルを楽しんでいた頃のお前の思いが!!」

 

《グアアアン!!》

 

【なにっ…!?】

幻影のオッドアイズを嫌悪するズァーク…そして、遊海がその正体を明かす。

榊遊希のエースたる『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』…その正体…それは世界分裂の際、世界の『楔』になろうと展開した遊海の『NEXUS』の力に引き寄せられたズァークの『善性』──ズァークの力の一部が変化した存在だったのだ。

 

 

「ズァーク、本当は()()()()()んだろ…!でも、お前は止まれなかった…お前が()()できるほどのデュエルがなかったから…!だから、俺達の『世界』での戦いではお前は止められなかった!ならばこそ…この次元でお前を止める!」

 

黙れ…黙れ黙れ黙れぇぇ!!我は君臨し続ける!最強の存在として、この世界に──!!

 

 

 

「いくぞ…ズァーク!!俺は『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』と『スライハンド・マジシャン』をリリース!二色の眼の幻影よ!我が身に宿りし希望と共に…神の力をその身に宿せ!現れろ!!『ゴッドアイズ・ファントム・ドラゴン』!!」

 

《ゴアアアアア!!》

輝く希望を宿した幻影のオッドアイズが進化を遂げる…その体はズァーク本体に迫るほど大きくなり、その背に赤と緑の宝玉を背負い、2つの瞳からは抑えきれないほどの力が溢れ出す。

 

このモンスターこそ、ズァークを止める『切り札』──神の力を宿す幻影の瞳、ゴッドアイズ・ファントム・ドラゴン!! ATK3000

 

 

 

「すごい…!!」

 

「神の名を背負うオッドアイズ…!」

 

「フン…!凄まじいモンスターを出しおって…!!」

融合次元を照らす希望のドラゴン…その姿にランサーズもレジェンド達も目を奪われる…!

 

 

【どんなモンスターを出そうが無駄だ!!『覇王眷竜オッドアイズ』の効果発動!!】

 

「そこだ!永続罠『形勢反転』発動!!このカードが存在する時!自分のターンの間、相手モンスターの効果は無効になる!!これで『ズァーク』と『覇王眷竜オッドアイズ』の効果は封じたぜ!!」

 

【なにっ!?】

ゴッドアイズの力を奪おうとするズァーク…だが、十代の罠カードによって効果を封じられ、無敵性が消え去った!

 

 

 

──今だ!相棒!!──

 

「アテム…!うん!!永続罠発動!『永遠の魂』!その効果によって墓地から蘇れ!最上級魔術師!『ブラック・マジシャン』!!」

 

《我が魂はマスターと共に!!》

アテムと遊戯の声に導かれ、原初の最強魔導師が現れる! ATK2500

 

 

 

「ここだ!速攻魔法発動!『コンセントレイト』!!このターン『ゴッドアイズ』以外のモンスターの攻撃を封じる代わりに、その攻撃力に守備力の数値を加える!」

遊星の速攻魔法がゴッドアイズに力を与える!

 

 

ゴッドアイズATK3000→5500

 

 

「罠カード『ブラック・スパイラル・フォース』を発動!自分フィールドに『ブラック・マジシャン』が存在する事で、このターンの間『ゴッドアイズ』の攻撃力を2倍にする!!」

 

「なら、オレもだ!!罠カード発動!『ネオス・スパイラル・フォース』!!『ゴッドアイズ』の攻撃力をさらに2倍にする!」

 

【なんだと!?】

遊戯と十代、ブラックマジシャンとネオスがゴッドアイズの力をさらに高める!

 

 

ゴッドアイズATK5500→11000→22000

 

 

「いくぞ、ズァーク!バトル!『ゴッドアイズ』で『覇王龍ズァーク』を攻撃!!」

 

【どんなに高い攻撃力があっても…当たらなければ意味はない!!ペンデュラムゾーンの『覇王眷竜ダークヴルム』の効果発動!!自分の『覇王』モンスターが攻撃対象にされた時、その攻撃を無効にする!!】

 

「「「そんな!?」」」

遊海の全身全霊の一撃がバリアに阻まれ、ランサーズ達の悲鳴が響く…!

 

 

 

 

「まだ…!()()()!!いっけぇ!遊馬ぁぁ!!」

 

「見せてやれ!お前達の力を!!」

 

「ズァークにオレ達の全部をぶつけるんだ!!」

 

 

 

(ああ、私達はこの瞬間を待っていた!今だ、遊馬!!)

 

「おう!!速攻魔法『ダブル・アップ・チャンス』発動!自分のモンスターの攻撃が無効になった時!そのモンスターはもう1度攻撃できる!」

 

(さらに!その攻撃力は2倍になる!!)

 

【なっ…攻撃力44000だとぉぉ!?】

その時、小鳥や凌牙、カイトの声援が響く…それと共に遊馬とアストラルが『切り札』を発動する!!

 

 

ゴッドアイズATK22000→44000

 

 

「ありがとう、みんな…!!『ゴッドアイズ』で『覇王龍ズァーク』を攻撃!さらに、効果発動!このモンスターが相手モンスターとバトルする時!『ゴッドアイズ』の攻撃力は2倍になる!!神眼の創造(ゴッドアイズ・クリエイション)!!」

 

【──馬鹿な…!?】

さらにゴッドアイズが自身の権能を発動…虹色の光を纏う!

 

 

ゴッドアイズATK44000→88000

 

 

「受け取れ!ズァーク!!」

 

「これが…僕達、決闘者の光の力!」

 

「お前の闇を打ち払い!」

 

「絆を繋ぎ!」

 

「お前を救う希望の光だ!!」

ゴッドアイズに共鳴するように…決闘者達が虹色の光──希望を纏う!

 

 

 

「届け!!神眼の息吹!ゴッズ・───!!」

 

 

おのれ…おのれ!!伝説のデュエリスト共…白波遊海ィィ!!!

 

 

『ブラック・マジシャン』『E・HEROネオス』『スターダスト・ドラゴン』『希望皇ホープ』…4体のモンスターと共にゴッドアイズの攻撃が放たれる、全ての闇を払う虹色の波動が『覇王龍』を飲み込んでいく…そして、『覇王龍ズァーク』は虹色の光の中に消え去った…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──遊矢──

 

「うっ…?ここ、は……」

 

──行こう、みんながお前を待ってる──

 

「───うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズァークLP3300→0

 

 

遊戯&アテム&十代&遊星&遊馬&アストラル&遊海 WINNER!

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ…勝った…?勝った…!!遊海さんが…みんなが勝ったぁぁ!!」

 

「「「よっしゃあああ!!!」」」

静まり返った融合次元に翠の歓喜の声が響く…その声につられるように、ランサーズやレジェンド達が歓声を上げた!

 

 

 

 

 

「ひ、ヒヤヒヤしたぜぇ…」

 

「フン…あれだけの決闘者達が集まったのだ、負ける訳なかろう」

 

「…とか言って…拳から血を流してるのは誰だろうな?海馬?」

 

「……フン!!」

 

「イッテェ!?足を踏むな足を!!」

遊戯や遊海の勝利に安堵する海馬と城之内…。

 

 

 

 

「よ、よかったッス…攻撃が無効にされた時は、ヒヤッとしたッス〜…」

 

「十代のアニキと遊海先生達の絆の勝利ザウルス!」

 

「ズァーク…恐ろしい相手だった…!あれ、先生や十代達以外で倒せたのか…?」

 

「分からないわ…遊海先生や翠さんなら知っていると思うけど…」

 

「あれほどの強さとプレイングだ…本来のランサーズだけで対応できたかどうか…」

 

「寒気がするね…」

ズァークの強さに戦慄する翔や剣山、万丈目や明日香達…そして亮やエドは『本来のランサーズ』だけで挑んだ場合を予想して身震いしていた…。

 

 

 

 

「はぁ…よかった…」

 

「わあっ!?璃緒さん!?」

 

「おっと!?大丈夫か璃緒!」

 

「遊海が勝ったんで力が抜けたんだろ…俺も疲れたぜ…」

 

「あんなに強くなったズァーク…オレ達じゃ無理だったな……また修業しねぇとな…」

 

「虹色の光を纏う神のドラゴンか……今度、挑んでみるか」

 

「おいおい…白波を休ませてやれよミザちゃん…」

 

 

《これで、ミッションコンプリート!…でアリマスよね…?》

 

「ああ…そのはずだが…」

デュエルが終わりへたり込んでしまう璃緒とそれを介抱する小鳥とドルベ…疲労を見せるアリトとギラグ、神のドラゴンに挑もうとするミザエルと呆れる真月…そして、カイトは事態の動向を見守っている…。

 

 

 

 

「ジャック、お前ならズァークに1人で勝てたか?」

 

「無理…とはいかんが、苦戦しただろうな…お前達はどうだった?」

 

「僕達が戦ったのは不完全な『ズァーク』…『覇王眷竜』がいなかったのでなんとも…」

 

「全盛期のチーム5D's全員なら、なんとか…?」

ジャックとクロウ、流星と海亜はそれぞれにズァークを分析していた。

 

 

「………うん、ARC次元を覆っていた『時空嵐』が弱まっていく…これなら、帰れそうだね!」

 

『…………だと、いいがな…』

計器を確認して帰り道が確保できた事を確認するブルーノ…だが、ラプラスはなんとも言えない表情をみせていた…。

 

 

 

 

 

「っ…はぁ…はぁ…ぐうっ…」

 

「っ…遊海さん!!」

 

「父さん!」

 

《フォウ!!(遊海!大丈夫!?)》

 

「遊矢!!」

白銀の鎧に身を包んだ遊海が膝をつく…その様子を見た翠や凌牙、そして遊矢を心配した柚子が慌てて駆け寄る…。

 

 

「遊海さん…!大丈夫…!?」

 

「っ…まだだ、まだ終わってない…!」

 

「えっ…!?」

遊海に声を掛ける翠…だが、遊海は半壊したバルコニー…そこに漂う爆煙の中を睨んでいた…。

 

 

 

 

おの、れぇ…!伝説の、デュエリスト、ども…!

 

「っ…ズァーク!!」

煙が消えていく…そこには満身創痍の『覇王龍ズァーク』が存在していた…翼が折れ、戦う力を失い、デュエルに敗れてなお…消滅していなかったのだ…!

 

 

我は、不滅だ…!何度でも…何度でも蘇る─!!

 

ギィン──!!

 

 

《いけない!!ズァークはまた分裂するつもりよ!!》

 

「また4つの次元に転生し、同じ事を繰り返そうというのか!?」

禍々しいオーラを纏うズァーク…その姿を見たレイと零児が声を上げる、ズァークは再び()()し、復活を狙うつもりなのだ…!

 

 

さらばだ…!次こそは必ず…!!

 

「逃す、かぁ!!」

 

なにっ…貴様!?

 

「遊矢…!?」

龍体から離脱するズァークの魂…その魂を魔人ズァーク…否、意識を取り戻した遊矢の腕が掴み取る!!

 

 

 

「逃さないぞ、ズァーク…!悪い事をしたら、ごめんなさい…だろ…!!これ以上、お前の好きには、させない…!!」

 

貴様…我が分身の分際で!!

 

「よくやった、遊矢……上出来だ…!!」

 

白波っ…!?

残された力でズァークを押さえ込む遊矢…その僅かな時間で白銀の遊海はズァークの前に立っていた…。

 

 

 

 

「ズァーク……よく頑張った」

 

あっ……

そして遊海は静かに…優しく、ズァークの魂を抱きしめた…。

 

 

 

 

「お前が凌牙を倒した時、俺は本当に驚いたんだ…まさか凌牙が遊馬や流星、海亜以外に敗れるとは思ってなかった…お前は本当に『運命に愛されたデュエリスト』だった…そんな姿にならなくても、お前は強かった…!」

穏やかにズァークを労う遊海…遊海は最初から、ズァークを認めていたのだ。

 

 

 

 

「今度はちゃんと…1対1でデュエルをしよう…!世界の命運も、誰かの評価も、願いも関係ない…!心の底から笑える、楽しいデュエルを…!」

 

あたたかい…ああ、そうか…俺は……

遊海の暖かな、優しい言葉を聞いたズァークから金色の粒子が漏れ出していく…。

 

 

 

 

【もう少しはやく……あなたに、あいたかったなぁ───】

 

「………おやすみ、ズァーク……お前が巡る輪廻の先で、俺は待ってる」

穏やかな表情を見せながら、ズァークの魂が消えていく…彼がいた場所に遊海は優しく語りかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《『闘争』の果てに生まれた哀しき悪魔は…優しき英雄の言葉によって救いを得た……ここに『第7の獣』は討伐された……おめでとう、今を生きる決闘者達──お疲れ様、遊海君》

 

マーリンの言霊が静かに響く…そして、祝福の花吹雪と共に彼は姿を消したのだった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。