転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
ひとまず、プロローグを投稿してみたり……アニメ本編を追えていないので今までに比べると設定など、粗い所があるかもしれませんが……よろしくお願いします!
プロローグ〜とある復讐の始まり〜
バチバチバチィッ!!
「う、うあああ"あ"っ!?」
何もない「白い部屋」に響く電流音、そして…それに続くように幼子の悲鳴が木霊する。
その場所は───まさにこの世の『地獄』だった。
その少年は何故、自分がこの場所にいるのか分からない…否、
ある日、彼は何者かに拐われ…気付けば出口のない「白い部屋」に閉じ込められていた。
その部屋にあったのは睡眠用の薄い毛布が1枚、そして1台のVRゴーグルのみ…その部屋で彼は「VR空間」での決闘を強制された。
相手が何者なのかは分からない…だが、デュエルに負けると体に巻き付けられた装置から電流が流れ、耐え難い痛みと苦しみに襲われた…それだけではなく、食事の量、質や有無、睡眠時間をもデュエルの勝敗で管理されていくようになっていった。
起きる、デュエル、食事、デュエル、デュエル、デュエルデュエルデュエルデュエル………そして僅かな睡眠…そしてまたデュエル…時間の感覚はすぐにあやふやとなり、ついには自分に関する記憶すらも摩耗していった…。
「もう…いやだ……だれか…たすけて…」
少年の肉体は…心は既に限界だった。
来る日も来る日も続くデュエル地獄…食事を得る為の蹴落とし合い……少年の助けを求める声は虚空へと消えていった…。
バキッ… ドガーン!!
「えっ…?」
「白い部屋」が揺れる、意識を手放しかけた少年の耳に聞こえてきたのは……何かが壊れる轟音だった。
『っ…!キミ、大丈夫か!!』
「あっ…」
そして白い部屋の電源が落ち、打ちっぱなしとなったコンクリートに覆われた部屋へと変わる…そこに現れたのは───赤い夕陽を背負った「銀色の騎士」の姿だった…。
『───よく、頑張った…!きみ達を助けに来た…!!』
「───……………」
穏やかな…しかし、怒りを宿した声を少年にかけた「騎士」は背中の赤いマントを破り、少年に纏わせる…その声色を聞いた少年の意識は久しぶりの安寧の中に墜ちていった…。
《マスター…!!》
『っ…!!!なんで
【───!!!】
そして…囚われていた子供達を救出していた「騎士」が吼える、少年達を地獄に落とした『元凶』への怒りを燃やして…。
『消え去れ…!絶望!!』
その瞬間、虹色の光と漆黒の闇が全てを飲み込んだ…。
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「父さん…」
『───………』
その日、少年は後悔した…
そして、決意した…父の願いを果たす為に───父の作ってしまった『
これから始まるのは『復讐』の物語
ある者は自分達を地獄に落とした者に復讐する為に
ある者は生み出してしまった脅威を排除する為に
そして…ある者は自分の命題を果たす為に──
それは怒りと悲しみ、希望と絶望が生み出した『負のスパイラル』…その物語を最善へと導くのは───