転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
いや、私生活が真面目にヤバすぎた…仕事とイベントが盛り沢山の三ヶ月でした(汗)
次話も早めに書けたらいいな……という事で、最新話をどうぞ!
「はぁ、はぁ…!ああ、遠いな…ハノイの塔は!!」
プレイメーカーと遊嗣が別れた頃、自慢の体力で先行していたGo鬼塚は愚痴を言いながらもハノイの塔へと走り続けていた。
「さっきの竜巻とか、光の柱…崩壊するビル…何があったのかはわからねぇが…プレイメーカーやブルーエンジェルが敵を引き付けてくれてるらしい…!なら、リボルバーを倒すのは…俺の役目だ…!」
後方から響く戦闘音や振動を気にしながら走り続ける鬼塚…そんな中、彼はリンクヴレインズに向かう前のマネージャーとのやり取りを思い出していた…。
…………
『豪…お前をリンクヴレインズに行かせる訳にはいかない…!危険すぎる!!』
「……アンタに俺を止める資格はない──
『……決意は、変わらないか…』
「ああ、アンタには世話になった」
鬼塚がリンクヴレインズにログインする直前、彼はマネージャーと口論をしていた。
リンクヴレインズの「ヒーロー」として、ハノイの塔を止めようとする鬼塚
そんな彼の身を案じ、無茶をしないように彼を止めようとするマネージャー…彼の優しさや危険を承知の上で、鬼塚はリンクヴレインズに行く事を決めていた…。
『……豪…ならば、1つだけ約束してくれ……必ず、帰ってこい…!!』
「フッ…誰に言ってんだよ…!俺は、Go鬼塚だ!俺は…必ず帰る!!」
命を懸けた戦いに臨む鬼塚にマネージャーは激励を送った…。
……………
「……俺は必ず帰る……
【ここから先に行かせるわけにはいかないな】
そして、ハノイの塔目前まで迫った鬼塚の前に人影が現れる…それは、赤い髪を逆立て…近未来的なマスクを着けた男だった。
「
【Go鬼塚…だな?】
「へぇ、俺の事は知ってるらしいな…ハノイの騎士のリーダー…!!」
睨み合い、お互いの名前を確認する鬼塚とリボルバー…意外な事に、この2人はこの場所での出会いが
「あの塔を使って全てを滅ぼそうとしてるとか…お前らの目的は何なんだ…!!」
【フッ…お前にそれを話した所で何になる?貴様には端から我々の目的を理解するつもりなどあるまい?】
「ああ…確かにその通りだ!この俺には
出会って早々に舌戦を繰り広げる鬼塚とリボルバー…リンクヴレインズの光を浴びてきた鬼塚と影に潜んできたリボルバー…その2人の価値観は相容れる事はないだろう。
【悪党か…まぁ、そう映るのは仕方ない事だ】
「っ…黙れ…!例え、どんな大義がお前達にあるとしても…これは許される事じゃねぇ!」
【フン…】
鬼塚の口撃を涼しく受け流すリボルバー…その様子をみた鬼塚は怒りを露わにする、彼やハノイの騎士に傷付けられた者達の事を考えながら…。
【Go鬼塚、ここはお前ごときが来るべき場所ではない…ブルーエンジェルは既にハノイの塔に吸収された、お前もそうなりたくなければ…さっさと立ち去るのだな】
「なっ…!?ブルーエンジェルが!?」
そしてリボルバーは鬼塚に現実を突きつける…同じカリスマデュエリストであるブルーエンジェルの敗北を伝える事で…。
【ブルーエンジェルは私の部下のスペクターが倒した…そして、お前に憧れていたYu-Zという男もな?】
「貴様…!!あいつらをよくも!!」
ブルーエンジェル、そして真っ直ぐな思いを抱いて戦いにきたYu-Zが倒された事を知り、鬼塚は激昂する…!
【だが、我々の被害も小さくない…今さらになって『鋼の騎士』が現れ、スペクターは倒された……彼はリンクヴレインズを離れたが、必ず戻ってくるだろう…そして、プレイメーカーもこちらへ向かっている…少なくとも、私の戦うべき相手はお前ではない】
「っ…ふざけんな!!『鋼の騎士』が戻って来ようが、プレイメーカーが来てようが関係ねぇ!お前の相手はこの俺だ!!」
【……ならば、仕方あるまい…お前もハノイの三騎士を倒したほどのデュエリスト…そこまで言うなら、相手になってやろう!!】
「勿体つけやがって…!最初からそう言えば良いんだよ!!」
2人の脱落とスペクターの撃破を知った鬼塚の闘志は燃え上がる…だが、その胸中は冷静だった。
「(プレイメーカーはリボルバーが「恐ろしいカード」を持っている、と言っていた…だが、俺も新たなデュエルに備えてデッキを強化してきた…絶対に、勝つ!!)」
プレイメーカーの忠告を思い出し、油断なくリボルバーを睨む鬼塚…正義と大義、2人の譲れぬ思いがマスターデュエルで激突する!
【「デュエル!!」】
デュエルダイジェスト 鬼塚対リボルバー
先攻を取ったのは鬼塚…彼は4人の勇者の中でもトップクラスの展開力を誇る「剛鬼」デッキを全力展開、リンク3の「剛鬼サンダー・オーガ」を始めとした4体のモンスターを喚び出し、布陣を整える。
「Go鬼塚…リボルバー…!」
《うわ…!めっちゃ張り切ってんじゃんか…!》
「ハッ…出遅れたな、プレイメーカー!」
その時、プレイメーカーとAi、そして少し離れた上空にカエルとハトのジャーナリストコンビが到着する。
プレイメーカーは遊嗣達と別れ、ハノイの塔を目指す途中、「プレイメーカーの目になって欲しい」と頼まれたカエルに声を掛けられ、2人のデュエルする場所に到着する事ができたのだ。
「あいにくだが…リボルバーは俺が倒させてもらう、お前はそこで黙って見てろ!」
「Go鬼塚…!」
【この私を前にして外野に気を取られるとは…大した余裕だな…!】
既に始まったデュエルを前に、その行く末を見届ける事しかできない遊作…そして、リボルバーの攻勢が始まる。
リボルバーが今回操るデッキは「ヴァレット」と「ドラゴン族」の混成デッキ…彼は持ち前の高いタクティクスとプレイングでエースモンスターの1体『トポロジック・ボマー・ドラゴン』をリンク召喚…さらに、そのリンク先にリンク素材となった『トリガー・ヴルム』を蘇生する事で効果を起動…鬼塚のメインモンスターゾーンのモンスターを全て吹き飛ばす…。
しかし、鬼塚もただでは済まさない…『剛鬼ツイストコブラ』の効果で『サンダーオーガ』を強化、さらに「剛鬼」モンスターの持つ共通効果でリカバリーを図る。
だが、リボルバーは手を緩めない…永続魔法『リンク・プロテクション』の効果で『トポロジック・ボマー・ドラゴン』に戦闘破壊耐性を与えたリボルバーは攻撃力が上回る『サンダーオーガ』へと無謀にも思える攻撃を仕掛ける…が、それも計算の上だった。
『リンク・プロテクション』はお互いに発生する戦闘ダメージを0にして、相手モンスターを破壊でき…さらに『トポロジック・ボマー・ドラゴン』の効果によって『サンダーオーガ』の攻撃力分のダメージを与える、という強力なコンボを仕込んでいた。
この時点で『サンダーオーガ』の攻撃力は4600…鬼塚のライフは一撃で吹き飛ばされてしまう…だが、彼もただでは終わらない…手札から『剛鬼マンジロック』の効果を発動する事でダメージを半分にし、ダメージを最小限に押さえ込んだ…。
【ほう、なかなかやるではないか…だが、どこまで続くかな…?】
「っ…(待ってろ、みんな…俺は…!!)」
思いのほか粘りを見せる鬼塚のプレイングに感心するリボルバー…そして、鬼塚はこのデュエルを見ているであろう子供達やファンの事を思いながら攻勢に出る…リンクヴレインズの平和を取り戻す為に…!
「リンク召喚!現れろ!LINK-2!『剛鬼ジャドウ・オーガ』!!」
魔法カード『剛鬼再戦』によってリンク素材を揃えた鬼塚は新たな剛鬼リンクモンスターを喚び出す…しかし、その位置は──
【何を考えている?わざわざ『トポロジック・ボマー・ドラゴン』のリンク先にモンスターを喚び出すとは…?】
鬼塚が新たなモンスターを喚び出したのは『トポロジック・ボマー・ドラゴン』のリンク先…つまり、メインモンスターゾーンの破壊効果が起動してしまう位置だった。
「その通り…効果は
【なにっ…!くっ!?】
そして、鬼塚はそれも折り込み済み…ジャドウオーガが金棒を振り回し、トポロジック・ボマー・ドラゴンが粉砕される!
「へっ…俺も、アンタのモンスター効果を少しばかり利用させてもらったぜ?」
【フン…永続魔法『リンクプロテクション』の効果!このカードと墓地の『トポロジック・ボマー・ドラゴン』を除外する事で効果発動!このターンの間、相手は私が除外した『トポロジック・ボマー・ドラゴン』のリンクマーカー数以上のリンクモンスターがフィールドに存在しない時、攻撃宣言できない!】
《えーと…『トポロジック・ボマー・ドラゴン』のリンクマーカーは4つだから…鬼塚はリンクモンスターを4体用意しなきゃ攻撃できないって事か…でも、余裕だな!きっと手札には『剛鬼』モンスターが有り余ってるはずだぜ!》
「(…リボルバーのあの余裕はなんだ…?何を隠している…!?)」
鬼塚の意趣返しを涼しい顔で受け流すリボルバー…その様子を見た遊作は不気味な空気を感じ取っていた。
「来い!LINK-3!『剛鬼ザ・グレート・オーガ』!さらに墓地から蘇れ!『剛鬼ジェット・オーガ』!!」
そして、鬼塚はAiの想定通り…リンク召喚や蘇生効果、さらにダメ押しの攻撃力強化効果を加えながら4体のリンクモンスターをフィールドに揃える…!
「俺は約束した…!子供達の笑顔の為に、リンクヴレインズを守ると!!だから、この俺が…Go鬼塚がお前を倒す!!受けてみろリボルバー!『ザ・グレート・オーガ』でダイレクトアタック─!!」
リンクヴレインズのヒーローとして…そして、子供達の笑顔を守る者として鬼塚の攻撃がリボルバーへと迫る…だが、リボルバーは笑みを浮かべていた…!
【私はお前のような熱い男は嫌いではない…だが───デュエルは
そして、リボルバーは切り札──伏せられていたカードを解放する!
【罠カード発動!『聖なるバリア─ミラーフォース』!相手フィールドの表側攻撃表示のモンスターを全て破壊する!!】
「な、なんだと─!?」
「この光はッ…!!!」
鬼塚や遊作の視界を埋め尽くす眩い閃光…その正体はデュエルモンスターズの黎明期から存在する『攻撃反応型』の罠カード『聖なるバリア─ミラーフォース』だった。
デュエルモンスターズ黎明期から決闘者達を支えるこのカード…それは現在においても変わらない──否、その脅威を増しつつあった。
その理由…それは『リンクモンスター』に
「ぐっ…!?プレイメーカーが言っていた『恐ろしいカード』は、『ミラーフォース』の事だったのか…!?」
「っ…守備表示にできないリンクモンスターは『ミラーフォース』の格好の餌食…!『リンク・プロテクション』の狙いは、鬼塚のリンクモンスターを根こそぎ破壊する事だった…!」
《そういう事かよ…!!》
『剛鬼』リンクモンスターはメインデッキの『剛鬼』モンスターと違い、リクルート効果や自己蘇生効果を持っていない…鬼塚はリボルバーに乗せられるままにフィールドのモンスター全てを失ってしまった…。
【ククク…デュエルをやめるなら、今のうちだぞ?】
「───くくくっ…ははは…!見事に全部消し飛ばしてくれたなぁ…!だが、おかげで俺も吹っ切れた…!!俺はもう、1歩も引かない!!俺は培った全ての力で…リボルバー!お前を倒す!!」
フィールドを焼け野原にされ、肩を震わせていた鬼塚…だが、その闘志は…意地は、まだ燃え尽きてはいなかった!
「手札の『剛鬼ヘルトレーナー』の効果発動!自分フィールドにモンスターが存在しない時、手札から特殊召喚できる!さらに、そのモンスター効果で墓地の『ザ・グレート・オーガ』を攻撃力を500ダウンさせて特殊召喚!!ターンエンドだ!かかってこい…リボルバー!!」
鬼塚は最後の手札を使ってフィールドを立て直し、リボルバーの攻撃に備える…!
【フッ…フィールドを全て破壊されても、すぐにモンスターを復活させ立ち向かう…その不屈の闘志に敬意を表し──お前を完膚なきまでに叩き潰す!!】
不屈の闘志でリボルバーに立ち向かう鬼塚…その姿を見たリボルバーは彼を全力で倒すべき
『ヴァレット』モンスターを展開し、鬼塚を追い詰めるリボルバー…鬼塚は『グレートオーガ』の効果でリボルバーのモンスターの攻撃力を下げる事で耐えようとするが、リボルバーは甘くない。
新たなリンクモンスター『ブースター・ドラゴン』を喚び出すと効果を発動…フィールドの『シェルヴァレット・ドラゴン』の攻守を500アップさせるのだが、効果対象になった『シェルヴァレット』は自壊…しかし、その効果が発動し鬼塚の『グレートオーガ』と『ヘルトレーナー』は破壊されてしまう…!
【バトルだ!『ブースタードラゴン』でダイレクトアタック!】
「ぐううぅぅ!!まだまだぁぁっ!!」
鬼塚に直撃するリボルバーの攻撃、残りライフは僅か1000……しかし、鬼塚はまだ諦めてはいない…!
《何度全滅させられても食い下がる…!すげぇよGo鬼塚!オレ、感動しちゃう!!》
「今更、何を言ってる?あいつは──これくらいで折れるデュエリストじゃない!」
このターンに破壊された『マグナヴァレット・ドラゴン』と『シェルヴァレット・ドラゴン』の効果で新たなモンスターをリクルートするリボルバー…その様子を見つめながらも遊作は動じない。
彼は信じていたからだ…不屈の闘志を持つ、鬼塚の底力を…!
「うおお!!現れろ!Link-4!『剛鬼ザ・ジャイアント・オーガ』!!」
そして、鬼塚はその期待に応える…起死回生の一手となる『剛鬼再戦』を引き当てた鬼塚は剛鬼デッキの真価を発揮、新たな切り札『ザ・ジャイアント・オーガ』を喚び出す!!
「こんなモンじゃないぜ…進化した剛鬼デッキの威力は!!」
その言葉通り、鬼塚はさらなる展開を見せていく…リンク素材とした『剛鬼ツープラトン』と『ジャイアントオーガ』のコンボによって、その攻撃力は5000まで上昇する!
「バトルだ!『ジャイアントオーガ』で『ブースタードラゴン』を攻撃!オーガ・ソード!!」
【チイイッ…!!やってくれたな…!】
《よっしゃあ!リボルバーに大ダメージだ!!》
巨大な剣でリボルバーのドラゴンは両断され、リボルバーは一気に残りライフ900まで追い詰められる!
「俺は常に進化する…それが、Go鬼塚だ!!」
リボルバーに一矢報い、追い詰める鬼塚…しかし、大義を背負うリボルバーもまた…止まる事はない。
返しのターン、リボルバーは再び「ヴァレット」モンスターの効果によって『ジャイアントオーガ』の破壊を狙うが、自身の効果によって自身以下の攻撃力のモンスターの効果を受けなかった事で不発に終わる…!
「俺はこれまで、たくさんの観客の前で戦ってきた…俺を応援してくれる子供達を楽しませ、デュエルを盛り上げる為に戦ってきた…!だが、気付けば1人…俺を応援してくれるファンはこの場にいない…俺は今更に気付いたさ、デュエルは1人で戦うモノ…誰でもない、自分の為に戦うんだってな!」
リボルバーを前に、鬼塚は自分の気付いたデュエルの真実を語る…それはエンターテイナー「Go鬼塚」としてではない「鬼塚豪」の魂の
「この戦い、俺は自分の為に戦うと決めた!俺が最強だと示す為に…俺の心の奥底にある勝利への渇望の為に!!だから…お前も全力で来い!リボルバー!!」
【フッ…良いだろう、お前の望み通りにしてやる──いくぞ…!】
自覚した魂の叫びをぶつける鬼塚…その言葉に応えるように、リボルバーはさらなる力を解き放つ…!
【閉ざされし世界を裂くは我が烈風…!リンク召喚!現れろLink-4!『ヴァレルソード・ドラゴン』!!】
それはリボルバーの新たな切り札…銃剣の力を宿すドラゴンが咆哮する!
【私にコレを出させるとはな…だが、所詮そこまでだ…言っておくが──私は誰かの為に戦うなどという
鬼塚に自分の戦う理由……否、大義を果たす
【バトルだ!『ヴァレルソード』で『ジャイアントオーガ』を攻撃!!】
「迎え撃て!オーガ・ソード!!」
攻撃を仕掛けるリボルバーの銃剣とオーガ・ソードが衝突…その余波は凄まじい衝撃波となってリンクヴレインズに強風が吹き荒れる…!
『ぎゃあああ!?飛ばされる〜!!?』
『踏ん張れハト!リンクヴレインズの今を伝えられるのはオレ達だけ……うわああああ!?』
その強風はリボルバーと鬼塚の戦いを伝え続けたジャーナリストコンビをも吹き飛ばす…しかし───
『ううっ…一か八か…!おりゃ〜!!っ…どわああああ!!?』
吹き飛ばされる寸前、カエルは手にしていたマイクをその場へと落としていった…。
【ぐっ…!『ヴァレルソードドラゴン』は1ターンに一度、戦闘では破壊されない!】
「『ジャイアント・オーガ』も戦闘では破壊されず、自身の攻撃力以下のモンスターの効果を受けない…!!」
【ならば、『ヴァレルソード』のさらなる効果発動!ターン終了時まで、バトルした相手モンスターの攻撃力の半分の数値分の攻撃力を得る!】
「っ…!!」
攻撃力3000同士の激突は痛み分けで終わる…しかし、リボルバーは二の矢を放つ!
【『ヴァレルソード』の効果発動!フィールドの『メタルヴァレット・ドラゴン』を守備表示にするが…自身の効果でリンクモンスターの効果対象になった『メタルヴァレットドラゴン』は自壊し、効果発動!このモンスターが破壊された時、このモンスターと同じ縦列に存在する相手のカードを全て破壊する!ゼロ・バレットファイアー!!】
「ぐううっ─!?」
《鬼塚!!》
「いや、まだだ!!」
大剣と鍔迫りあうヴァレルソードドラゴンの口から砲塔が伸び、ジャイアントオーガに弾丸が直撃する…しかし、鬼塚とジャイアントオーガはまだ
「『ジャイアントオーガ』の攻撃力が変動した時、効果が発動していた!自身の攻撃力が1000アップした事で攻撃力は2500!攻撃力1700の『メタルヴァレットドラゴン』の効果は受けねぇ…!残念だったな…!!」
リボルバーの二の矢を防ぎ、勝利を確信した鬼塚…だが──
【私とて…こんな
「なにっ…?」
リボルバーは
【『ヴァレルソードドラゴン』が自身の効果を発動した自分のターン、『ヴァレルソードドラゴン』はもう一度攻撃できる!!】
「なんだとっ!?」
【これで終わりだ…電光のヴァレルソード・スラッシュ!!】
「っ…!!うおおお!!?」
銃剣の竜の翼にさらなる光が宿る…それはジャイアントオーガを吹き飛ばし、その鋭い刃で屈強なる鬼を真っ二つに両断した…。
鬼塚 LP0
リボルバー WIN…
《鬼塚!!!》
「鬼塚…アンタ…!」
爆煙が晴れていく…その中で鬼塚は
「っ──プレイメーカー、俺ができるのは…ここまでだ」
赤いノイズに蝕まれ、足元から消えていく鬼塚…彼は遊作へと希望を託す…。
「……Go鬼塚、お前のおかげで奴の手の内を知る事ができた…!お前のデュエル、無駄にはしない!!」
「──フッ…後を、頼む───」
ライバルへと希望を託し、誇り高き王者は消えていった…。
【プレイメーカー、この世界でデュエリストは私とお前だけになった…とうとう、決着をつける時がきたようだな】
「ああ…決着の時だ、リボルバー!!」
鬼塚の消滅を見届けた遊作へと声をかけるリボルバー…ついに、復讐者と大義の遂行者…2人のデュエリストの決着の時が訪れようとしていた…!