転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
ついに動き出した新たなる物語…そして、新たなる戦い…。
それは新たな風をリンクヴレインズへと呼び込んだ…!
それでは、最新話をどうぞ!
『ハノイの塔事件』から三ヶ月が経ったDen City…三ヶ月前の混乱が嘘のように穏やかな街…そんな時、リンクヴレインズの『英雄』と呼ばれるようになったPlaymakerこと遊作は───
ジュ〜〜……
「…………」
CafeNagiでのアルバイトに精を出していた。
「そんなに難しい顔をしてたらお客さんが逃げちゃうわよ?藤木遊作君?」
「ん──財前葵…」
考え事をしていたのか…眉間に皺を寄せながら、ホットドッグ用のフランクフルトを焼いていた遊作…そんな彼に声を掛けたのは私服姿の財前葵だった。
「たまたま通りがかったんだけど…こんな所でバイトしていたのね?」
「ああ、ここのマスターと知り合いでな…留守番を任されたんだ」
「ふーん…」
遊作がフランクフルトを焼く様子を興味深そうに観察する葵…なお、店長である草薙翔一は弟に会う為、DenCity郊外にある療養施設に行っている為不在である。
「………
「ん?」
「学校で私が倒れた時、見つけてくれたんでしょう?まだお礼を言えてなかったから…」
「別にいいよ…誰だってする事さ」
遊作に感謝の言葉を伝える葵…実はタイミングが合わず、三ヶ月前にプロトタイプの電脳ウイルスを仕込まれて倒れてしまった時、遊作に助けられた事のお礼を伝えられていなかったのだ。
「ふふっ…ホットドッグとコーヒー、貰おうかしら?」
「おいおい…わざわざ注文しなくても…」
「そう?でも…今日はお客さん来ないんじゃないかしら?なんたって
「……新しいリンクヴレインズ、か…」
そして、ホットドッグを注文する葵に困った表情を浮かべる遊作だったが…続く葵の言葉に周囲を見渡す…いつもなら人通りがらあるはずの中央広場は休日にも関わらず閑散としていた…。
それは…三ヶ月に渡って閉鎖されていたリンクヴレインズが「新生」リンクヴレインズとして解放される初日だったからだった。
「なんだっけ…スピードデュエルの正式解放と…アンティルールの実装、それからマスターデュエルが現実世界のルールと合わせた『新マスタールール』になった…だったか」
「そうそう!SOLテクノロジーが海馬コーポレーションの子会社にされて…その時の条件になったらしいわ、なんでもリンクヴレインズの世界的な解放とリンク召喚使い以外のデュエリストも楽しめるように、らしい…ってお兄様が言ってた」
「なるほど……ホットドッグとコーヒーお待ちどう、溢さないように気をつけて」
「ありがとう…また学校で会いましょう!」
「ああ」
そして短い世間話をしてホットドッグを購入した葵は去っていった…。
「クイーン…これは海馬コーポレーションとの契約を反故にする事なのでは…」
『反故?何を言っているのです?「SOLテクノロジー社はイグニスに干渉してはならない」…とは書かれていますが…「イグニスを探してはならない」とは書かれてはいないはずです』
「ですが…」
『財前セキュリティ部長…前の役員達は更迭され、自由にできる…と思っていたの?我が社の経営状況を改善するにはイグニスの存在は必要不可欠…口を挟む事は許しません』
「(だからと言って
そして、瀬人と遊海の懸念通り…クイーンは水面下で動いていた…。
………………
ピリリリ…ピリリリ…
「ん…草薙さんからか…」
しばらくcafeNagiの店番を続けていた遊作…そんな時、スマホが草薙からの連絡を知らせる…。
「もしもし草薙さん、店はなんとか──」
『遊作!!大変だ!仁が、弟が何かに襲われた!!』
「なんだって!?何かって…何があったんだ!?」
いつも通りに電話に出る遊作…しかし、その電話口から聞こえてきたのは…切羽詰まった様子の翔一の叫び声だった。
弟である仁との穏やかな時間を過ごしていた翔一…だが、その時…病室のモニターから光を纏った人型の何者かが現れ、それに襲われた仁が昏倒してしまったというのだ…!
『ヤツはリンクヴレインズに逃げたみたいだ!!奴を追ってくれ!遊作!!』
「わかった!!」
必死な翔一の声を聞いた遊作はリンクヴレインズに向かう為、ログインルームへと飛び込んだ!
「ここが、新しいリンクヴレインズ…!」
リニューアルされたリンクヴレインズに飛び込んだ遊作…そこには新たな世界が広がっていた…!
ギュン!!
「そして、これが草薙さんの用意してくれた新型のDボード…これなら犯人に追いつける…!」
自由落下する遊作を受け止めたのは翔一の用意した、新たなDボード…それに乗りながら遊作は犯人の姿を探してリンクヴレインズ上空を飛び回る…!
「あ、おい!Playmakerがいるぞ!?」
「みんなに知らせないと!!」
しかし、リンクヴレインズの英雄であるPlaymakerは否が応でも目立つ存在…彼が姿を見せた事はすぐに拡散されていく。
「プレイメーカーキター!新生リンクヴレインズに来た甲斐があったぜ!!」
「プレイメーカー?どうして…?」
「あっ…」
それはすぐに彼の事を知る者達も知る事になる…。
(自称)親友は純粋に喜び。
トレジャーハンターは復讐を終えたはずの彼がいる事に戸惑い。
デュエルライブを終えた青き天使もその姿を目で追いかける…。
そして──彼を
「どこだ…どこにいる…!?」
『見つけたぞ、プレイメーカー!!』
「っ…なんだ!?」
謎の襲撃者を追う遊作…その時、薄紫色のカウボーイハットを始めとした『近未来のカウボーイ』のような姿をした人物がDボードに乗る遊作へと襲いかかる。
彼の名はアカウント名『ブラッド・シェパード』…狙った獲物は逃さないと有名な賞金稼ぎである…!
『
「イグニス…!?SOLテクノロジーの差し金か…!悪いが、オレはもうイグニスを持っていない!お前達に追われる謂れはないぞ!?」
『なら、
「はっ?」
遊作に対してイグニス…Aiを引き渡すように迫るブラッドシェパード…だが、既にAiとは既に別れている遊作は戸惑うように声を上げるが…ブラッドシェパードの指摘に自身のデュエルディスクを見ると───
《ご、ごめんなプレイメーカー…戻って来ちゃった》
《クリクリンク〜!》
「Ai!?何故いるんだ!?!」
なんと、見知らぬ「クリボー」型のモンスターと一緒に…サイバース世界に帰ったはずのAiが遊作のディスクに戻ってきていたのだ…!
《えーと…手短に説明しますと…》
「あとにしろ!今は時間がない!」
《ああ…この感じ久しぶり〜!》
「まったく…っ!!
《誰?というか何があったんだ?》
「草薙さんの弟の意識が奪われた!」
《はあっ!?こっちも緊急事態かよ…!》
コントのようなやり取りをしながら…ついに遊作は仁の意識を奪ったという光を纏ったアバターの背中を見つける!
「だが…!奴を追う前にアイツを撒かないと…!」
《なるほど…!だったら、早速披露しちゃおうかな☆オレ様だってアップデートしてきたんだぜ?データストーム、解放!!》
キィン──ゴウッ!!
『なにっ!?くっ─!!』
襲撃者を前に迷う遊作…だが、それを打開したのはAiだった。
なんと、以前から持っていたデータマテリアルを喚び出す力をアップデート…リボルバーと同じく竜巻状のデータストームを扱えるようになっていたのだ!
[危険状態と判断し、ログアウトします]
《よし!今のうちだ!…けど、どうするんだ?》
「このままデュエルを仕掛ける!新生リンクヴレインズではデュエルルールにアンティ…トレードが適用される、デュエルで奴を倒せばデータを奪い返せるはずだ!」
《なるほど!》
ブラッドシェパードを退ける事に成功した遊作はリンクヴレインズのルールを利用し、謎の襲撃者にスピードデュエルを挑む!
『奴を倒せ!』
【──わかった】
「奴もどうやらやる気らしい…!」
そして…敵意に気付いた襲撃者も遊作に視線を向ける…!
《あっ、そうだ…!お土産持ってきたんだけど、オレの故郷でこいつらを見つけてさ!デッキに入れてくれよ!》
「フッ…悪くないカードだな、いくぞ!Ai!」
《おうさ!あんなのっぺら坊なんてふっ飛ばしてやろうぜ!》
仁の意識を取り戻す為のスピードデュエルが始まる!
【「スピードデュエル!!」】
デュエルダイジェスト 遊作対Unknown
始まった謎の襲撃者とのスピードデュエル…先攻となった襲撃者はカードを1枚伏せただけでターンを終える。
続く遊作のターン、遊作はサイバースデッキの展開力を発揮する事で新たなリンクモンスターである『リンクリボー』と『エルフェーズ』を喚び出し、連続攻撃で襲撃事のライフを一気に1400まで削り取る……しかし、それは襲撃者の展開の為の布石だった。
返しのターン、襲撃者は『ハイドライブ・ブースター』というモンスターを喚び出す…その時、遊作とAiは奇妙な感覚を覚える…。
《なんだ、この感じ…?アイツからか…?》
「いや、違う…!この感覚──あのモンスターは、
《マジか!?それじゃ、アイツ…
「サイバース世界が崩壊した!?どういう事だ!?」
《っ〜!話はあとあと!!アイツを逃がすな!プレイメーカー!!》
「っ…言われるまでもない!!」
その時、Aiの口から「サイバース世界が崩壊した」という衝撃的な言葉が飛び出す…だが、全ては目の前の襲撃者を止めなければ始まらない…しかし、襲撃者はその力を見せ始める。
リンクモンスターである『フロー・ハイドライブ』を喚び出した襲撃者…さらにフィールド魔法『キャッスル・リンク』でEXモンスターゾーンを空け……その時、彼は自身のスキルを解放する!
【スキル発動!マーカーズ・ポータル!デュエル中に1度、自分のライフが元々の数値以下の時に発動できる!デッキから
「リンクマジック、だと?」
《聞いた事ないぜ!?》
スキルを発動する襲撃者…その時、聞き慣れない種類のカードが宣言され…発動する!
【リンクマジック『
発動された『リンクマジック』…そのイラストには3本の矢が束ねられたようなイラストが描かれ…その縁には左上・真上・右上を示した
【現れろ!我が道を導くサーキット!現れろ!Link-1『フロー・ハイドライブ』!!】
《ま、待て待て!!なんでリンクマーカーのない場所にリンクモンスターを召喚してんだ!?この場合ならEXモンスターゾーンにしか召喚できないはずだ!!》
「っ…いや、
《嘘ぉ!?飾りじゃねぇのかよ!?》
2体目のリンクモンスターを喚び出す襲撃者…だが、そのモンスターが喚び出されたのは本来なら召喚条件を満たさないはずのメインモンスターゾーン…しかし、掟破りの『リンクマジック』によって召喚条件を満たしているのだ…!!
【カードを1枚伏せ、バトルだ!『フロー・ハイドライブ』は相手フィールドに風属性モンスターが存在する時、ダイレクトアタックできる!さらに、『裁きの矢』の効果発動!このカードがリンクしているモンスターがバトルする時のみ、そのモンスターの攻撃力は2倍になる!】
「なにっ!?ぐううっ!?」
風属性の『エルフェーズ』が存在した事でダイレクトアタックを受けた遊作は暴風で激しく吹き飛ばされる!
《不味いぞプレイメーカー!次のダイレクトアタックを受けたら!》
「わかってる…!」
一気にライフの半分を吹き飛ばされた遊作…そして、襲撃者の場では2体目の『フロー・ハイドライブ』が攻撃態勢に入っている…!
「オレは『リンクリボー』の効果発動!相手モンスターが攻撃する時、自身をリリースする事でターン終了時まで、その攻撃力を0にする!」
しかし、遊作は新たな仲間である『リンクリボー』の効果によって窮地を切り抜けた!
《クリ〜!》
《助かったぜリンクリボー!お前はデキる奴だって分かってたぜ〜!!》
《クリクリンク〜!》
そして、遊作の窮地を救ったリンクリボーはAiに褒められながら墓地へと引っ込んでいった…。
「……お前は、何者だ?サイバース族のモンスターに、リンクマーカー付きの魔法カード…何故、お前がそんなモノを持っている!?」
【─────】
《もしも〜し!!耳が聞こえてねぇのか?》
窮地を乗り越え、謎の襲撃者を問い質す遊作…しかし、謎の襲撃者は何も答えない…まるで、指示を待つAIのように…。
「やはり、捕まえて問い質すしかないな…!!」
そして、遊作は新たな一手を打つ事を決める…。
1つ、魔法カード『ワンタイム・パスコード』で喚び出したトークンと『エルフェーズ』によるリンク召喚でリンクモンスター『サイバース・ウィッチ』を喚び出す事。
2つ、サイバースデッキの展開力を活かして
そして3つ──ある
「オレは儀式魔法『サイバネット・リチューアル』を発動!オレはレベル4の『サイバース・ウィザード』とレベル3の『デフコンバード』をリリース!」
遊作の新たな力…その名は『儀式召喚』!
「──契約は結ばれた…2つの魂は闇の力を操る賢者へと受け継がれる!儀式召喚!降臨せよ!レベル7!『サイバース・マジシャン』!!」
フィールドに青き炎を灯す円環が現れる…その円環は2つの魂を呼び水として電脳の魔術師を呼び覚ます!
「バトルだ!『サイバース・マジシャン』で『フロー・ハイドライブ』を攻撃!そして『サイバース・マジシャン』がリンクモンスターとバトルする時、その攻撃力は1000アップする!!」
自身の効果で攻撃力を上げる電脳の魔術師…その一撃は襲撃者のライフを削り切る事ができる…!
『マズい!なんとかしろ!!』
【──リンクマジック『裁きの矢』の効果発動!このカードのリンク先のモンスターがバトルする時、その攻撃力は2倍になる!】
《その程度じゃ攻撃力3500は受けきれないぜ!》
【永続罠『プロパティ・スプレイ』を発動!お互いのターンに1度、自分のモンスター1体をリリースする事でその攻撃力分ライフを回復する!さらに、相手モンスターの属性はターン終了時までリリースしたモンスターと同じ属性になる!私は『フロー・ハイドライブ』をリリース!】
「それでも、ダメージは受けてもらう!!」
【っ…!!?】
《よっしゃ!大ダメージだ!!》
決着はつけられなかったが、襲撃者のライフを900まで減らす事に成功した遊作…しかしその時、予想外の事態が発生する…。
【ううっ…!?ぐううっ!?あああああ!!?】
《なんだ!?中身が出てきたぞ!?》
「あれが奴の正体か…!」
突然、襲撃者が苦悶の声を上げる…それは攻撃の衝撃で襲撃者を覆っていた「光の外装」が崩れたからだった。
そして、その中から現れたのは…褐色の肌を持ち、所々に星や光の輝きを具象化したようなマークを持つ、黄色や茶髪の髪の筋骨隆々の大男だった…!
「お前は、誰だ!!」
【ううっ…ああ…?】
謎の大男に問いかける遊作…しかし、その答えは──
【わた…私は…!私は
「《はっ?》」
思いがけない言葉だった…。
《だからさ…!それはコッチのセリフだっつーの!?》
謎の大男…もとい、記憶喪失(?)の敵を前に戸惑うAi…そして、ようやく大男は落ち着きを取り戻す。
【ううっ…お前、達は…何故、私に挑んでくる…?何故、私は戦っているのだ…?】
《はぁ!?しらばっくれるな!オレ達は知り合いの弟を攫った
【なんだと!?誰がそんなひどい事を!?】
《オメーだよ!!?さっきの衝撃で記憶喪失になったのか!?ポンコツのロボットかよ!?》
自分がした事を覚えていない様子の大男…その姿や言動に遊作やAiは調子を崩される…。
『
【その、声は…誰だ?】
再び取り乱す大男…その時、彼のデュエルディスクから少年の声が響く。
『ハルだよ!
【おとうと…?】
謎の声──ハルは大男…ボーマンの
『兄さんは約束してくれたよね?僕達の記憶を取り戻してくれるって…!』
【────そうだ…私の名はボーマン……このデュエルには、我々の
《ん…!?》
「雰囲気が、変わった…!」
ハルの言葉によって記憶の一部を取り戻したらしい襲撃者・ボーマン…その瞳に力が宿り、遊作はその変化を感じ取る…!
【戦況を確認!私のライフは900、プレイメーカーは2000…破壊された『フロー・ハイドライブ』の効果発動!『ハイドライブ・トークン』を特殊召喚!さらに永続罠『ハイドライブ・ジェネレーター』の効果発動!自分のライフが相手より低い時に自分がモンスターを召喚・特殊召喚した時!『ハイドライブ・トークン』を特殊召喚!】
《なんだなんだ!?結局デュエルは続けるのか!?》
「とにかく、今は奴に奪われたモノを取り返すのが先決だ…!」
先ほどまでとは一転、意志──
返しのターン、ボーマンは水属性のリンクモンスター『クーラント・ハイドライブ』2体を喚び出すと2体目を『プロパティスプレイ』でリリースする事でライフを回復しつつ、遊作のモンスターを水属性に変化させる事で再び『裁きの矢』の効果効果を受けた2体目の『クーラント・ハイドライブ』でのダイレクトアタックを狙う。
しかし、遊作は『サイバース・マジシャン』の効果でダメージを半減し、持ち堪える…だが、ボーマンはそれだけでは終わらない。
相手にダメージを与えた事で新たなモンスター『カバード・ハイドライブ』を特殊召喚…そのモンスターは次の自分ターンの始めに『ハイドライブ』リンクモンスターを全て破壊するデメリットを持ちながらも、自分の場に『ハイドライブ』モンスターが存在する限り、自身は戦闘破壊されず、受けるダメージを0にする効果を持っていた…!
《楽勝かと思ったけど、結構やるな…!それに、記憶を取り戻す為とか…アイツも訳ありか?》
「どんな事情があろうと…奴がやった事は許さない…!必ず、草薙さんの弟の意識を取り戻す!!」
追い詰められた遊作…しかし、勝利への方程式は既に完成している!
「オレのターン!ドロー!」
【この瞬間、『カバード・ハイドライブ』のさらなる効果発動!手札を1枚捨てる事で、相手はこのターン1体のモンスターでしか攻撃できない!】
それはボーマンのダメ押し…しかし、遊作は動じない…何故ならば──
「Ai!アレをやるぞ!!」
《待ってたぜ、その言葉!来い!データストーム!!》
遊作のライフは1000…それは希望を導く風を呼び込む!
《風を掴め!プレイメーカー!!》
「スキル発動!ストーム・アクセス!!」
希望を導く風が勝利へのサーキットを作り出す!!
「現れろ!Link-3!『シューティング・コード・トーカー』!!」
そして、遊作の新たな力…巨大な弓を持つ電脳戦士が現れる!
「『シューティング・コードトーカー』は通常攻撃に加え、自分のリンク先のモンスターの数だけ追加で攻撃できる!リンク先のモンスターは『サイバースマジシャン』と『サイバースウィッチ』の2体!よって3回攻撃が可能になる!」
【3回だと!?】
それはボーマンの守りの裏を掻く効果…遊作は最後の攻撃を仕掛ける!
「1回目の攻撃!『クーラント・ハイドライブ』を攻撃!」
【『クーラント・ハイドライブ』が破壊された時、『ハイドライブ・トークン』を特殊召喚!】
「2回目の攻撃!『ハイドライブ・トークン』を攻撃!!」
【っ…!『カバード・ハイドライブ』の効果を抜けられた!!】
2回の射によってボーマンの鉄壁が打ち破られる!
「3回目の攻撃!『シューティング・コードトーカー』は自分の効果で攻撃回数を増やしたターン、相手の場のモンスターが1体のみの時、攻撃力が400ダウンする!」
《でも『カバード・ハイドライブ』の攻撃力は0!問題ねぇ!やっちまえ!プレイメーカー!!》
「いけ!『シューティング・コードトーカー』!シューティング・コンプリート!!」
【ぐっ…!?があああっ!?】
放たれるのは氷結の一射…それはボーマンのモンスターを撃ち抜き、ボーマンをリンクヴレインズの森林地帯へと叩き落とした!
ボーマン LP0
遊作 WIN!
【ぐっ…う…!】
「さぁ、お前の奪ったモノを返してもらうぞ!」
《ここはオレ様の出番だ!記憶データごと食い尽くしてやる!!》
大ダメージを負ったボーマン…そんな彼からデータを取り戻す為、捕食形態になったAiが喰らいつく…!
ドクン!!
《ウギッ!?ぎゃああああ!?!?》
「Ai!?どうした!!っ…ウイルスを仕込まれたか!!」
しかしその時、ボーマンに喰らいついたAiが絶叫…悶絶して苦しみ、デュエルディスクへと引っ込んでしまう…ボーマンに仕掛けられていたウイルスを食べてしまったのだ…!
『念の為に対イグニス用のウイルスを仕込んでいて良かったよ…!兄さん、逃げるよ!!』
「仲間っ!?待て!!」
さらに、ボーマンの仲間…少し離れた場所からデュエルを見守っていた黄色の髪の少年─ハルがボーマンを奪取、逃走する!
『クッ…来てくれ!ビット!ブート!』
「っ…新手か!!」
新型Dボードでハルとボーマンを猛追する遊作…しかし、ハルは遊作を撒く為に新たな仲間…赤いサングラスとスーツを着た男と緑色のサングラスに灰色のスーツを着た男を呼び出した…!
『おやおや…相手はプレイメーカーか』
『これは一石二鳥、イグニスを回収する…いくぞ、ブート』
『了解だ、ビット』
「くっ…退け!お前らを相手にしている暇はない!!」
互い違いに喋る赤い男・ビットと灰色の男・ブート…2人は手負いのAiを抱える遊作を睨む…!
ビシッ…ゴロピシャーン!!
『『「っ!?」』』
膠着状態に陥る遊作とビット&ブート…その時、リンクヴレインズに暗雲が発生…さらに、赤雷と炎と共に現れた
「あの2人は俺が相手をする!Playmaker、キミは奴を追ってくれ!」
「お前は…?」
遊作の窮地を救った人物…それは赤いライダースーツを纏い、赤いマフラーを靡かせた赤い前髪を持つ青年だった…。