転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S,Kです!

イグニス編も中盤…全ての物語は核心に向かって集束していく…試練の果てに、遊嗣は何を手にするのか…。

急転直下の最新話を…どうぞ!


密会─戦いの衝動─

《ん〜…?あれ、ここ何処だ?》

ふと気づいた時、Aiは薄暗い場所に立っていた…直前までの記憶はぼんやりとしている…そして目の前には重厚な扉が佇んでいた。

 

《また夢でも見てんのか…おっ、扉が……》

見慣れない場所に戸惑うAi…その時、扉が開いていき…その景色を目にしたAiは驚愕した…!

 

 

《ここ…!サイバース世界じゃねーか…!!》

Aiがいたのは…崩壊したはずのサイバース世界だったのだ…!

 

 

 

 

 

 

Side遊作

 

 

 

「遊作!本当かい!?Aiが行方不明って…!」

 

「ああ…デュエルディスクのロックも()()()()()()…今朝まではいたはずなんだが…」

一方の遊作達は戸惑いの中にいた…草薙仁や遊海の襲撃事件から1ヶ月が過ぎようとしていたこの日、遊作の自宅にいたはずのAiが()()()()となっていたのだ。

 

 

 

「草薙さん、遊嗣は?」

 

『状況は連絡してある、病院からこちらに向かうそうだ…先にAiの行方を調べよう』

 

「ああ…ロボッピ、出番だ」

 

《はい〜!初めて会う人がいっぱいですー!》

 

『へぇ…コイツが遊作の家のお手伝いロボットか…』

そして、行方不明のAiを探す手がかりとして…遊作はお手伝いロボットのロボッピをCafeNagiに連れてきていた…家でAiと一緒にいる事が多いロボッピに何かしら()()が残っていると予想したのだ。

 

 

「かわいいロボットだね!ボクは尊、よろしくね!」

 

《よろしくです!( `・∀・´)ノ》

 

『俺は草薙だ、さっそくで悪いが…よっと』

 

《あふん》

挨拶を交わした草薙はロボッピをコンピューターに繋ぎ、解析を始める…そして1つのサイトに辿り着いた。

 

 

 

「これ…クロスワードパズルのサイト?なんでこんな場所に?」

 

《パズルを解くと景品が貰えます、アニキはそれが欲しかったんです〜》

 

「これは…」

 

「『すごくピンポイントに狙われたな…(汗)』」

草薙の辿り着いたクロスワードパズルのサイト…その賞品は『Aiちゃんピンバッチ(UR)』…あからさまにも程があるレベルの()に三人は呆れて頭を抱える…。

 

 

 

《これは…その画面はイグニスアルゴリズムによって作られているな…》

 

《わっ…!アニキとそっくりです〜…》

 

《フッ…私は不霊夢、よろしくな》

 

《私はロボッピです〜!( `・∀・´)ノ》

 

『何処にイグニスアルゴリズムがあるんだ?』

 

「おそらく…このパズルの盤面だな、イグニスの作った二次元コード…という感じか」

 

《正解だ…どうやら、別サイトのアドレスらしい…調べてみてくれ》

 

『よし、ちょっと待ってくれ』

そして不霊夢はパズルの中にイグニスアルゴリズムを発見・解読…とあるサイトのアドレスを割り出す…そして草薙の検索が新たな手がかりを見つけ出す。

 

 

 

「これは…門?VRなのかな…?」

 

「……草薙さん、リンクヴレインズのシステムを繋げて中に入れないか?」

 

『遊作…!?まさか、行くつもりか?中がどうなっているか分からないんだぞ…!』

 

《だが…このサイトのイグニスアルゴリズムは本物だ、ウィンディかアース…それか、他のイグニスから接触があったのかもしれない》

 

「どちらにしろ…イグニスが連絡してきたなら、みんなで行こうよ!ボク達へのメッセージがあるのかも…」

 

「───いや、オレ1人で行かせてくれ…これが()という可能性は捨てきれない」

クロスワードパズルに隠されたイグニスアルゴリズムの暗号…その先にあったのは電脳世界にある巨大な扉だった…そして、遊作はその門の先に1人で向かおうとする…。

 

 

《むっ…?キミはウィンディを疑うのか?彼は私達の仲間だぞ…?》

 

「ウィンディが教えた場所にボーマンは潜伏し、デュエルが終わると共にあのフィールドは崩壊した…オレはまだウィンディを信頼していない」

 

《う〜む…》

 

「オレが先行して…戻るのが遅ければ──その時は頼む」

「風のワールド」での一件からウィンディを疑う遊作…彼はリスクを最小限に抑える為、1人でAiのいるであろう『謎のワールド』へと向かった…。

 

 

 

 

Side Ai

 

 

《なんだよココ…サイバース世界かと思ったら見かけ倒しの()()()()()()じゃねーか!?》

一方、崩壊したはずのサイバース世界に迷い込んだAiは戸惑いの声を上げていた…やけに目付きの悪く、声の低いリンクリボー(?)に導かれるままにサイバース世界を進むAi…しかし、その世界はハリボテの世界…本物のサイバース世界を模倣した場所に過ぎなかった…。

 

 

《グリグリングー!》

 

《アレは…ウィンディの世界にあった城じゃねぇか…って事は夢じゃなくてウィンディの作った『ワールド』だったのか…》

そしてハリボテ世界のとある場所に着いた時、リンクリボー(?)が声を上げる…ハリボテ世界の壁の外…そこには『風のワールド』にあったウィンディの城が浮かんでいたのだ…。

 

 

《ん〜…今日は帰ろっかな、今のウィンディ…なんか苦手なんだよな……って!?リンクリボー!置いてくな〜!!》

 

《グリグリング〜》

 

《仕方ねぇ…行くかぁ…》

嫌な予感を感じ、引き返そうとするAi…しかし、移動手段であるリングリボーが離れてしまい…彼は先に進むしかなくなってしまった…。

 

 

 

 

《お〜い!ウィンディ!Ai様が来てやったぞ〜?…って、お前は…エコーだっけか?》

 

ワタシはエコー、ウィンディ様が作ったプログラム

 

《いや、イグニス語はよしなさいって…》

 

[……ワタシはエコー、ウィンディ様が作ったプログラム]

 

《よう!元気にしてたか?Ai》

 

《出やがったなウィンディ…》

ウィンディの城へと踏み込んだAi…そんな彼を出迎えたのはイグニス語を話すウィンディのAI・エコー…そしてウィンディだった。

 

 

 

《イグニス語はもう使わないのか?人間の言葉より便利なのに…》

 

《うっせぇ、不便な方が()()があるんだよ》

 

《そういうもんか?まぁいいや…気にいってくれたかい?》

 

《ウィンディ…何なんだよ、このハリボテサイバース世界は…》

 

《前に言っただろ?『サイバース世界を再建する』って…まぁ、リソース不足で色々適当なんだけど》

 

《テキトーにも程があるだろ…(汗)》

 

《なんだよ連れないなぁ、お前をもてなす為に作ったのに》

 

《オレを…?なんだよ気持ち悪いな…》

Aiをもてなす為にハリボテのサイバース世界を作ったというウィンディ…その真意は…。

 

 

 

《まぁ、単純に言うと…ボクじゃない奴がお前に会いたがってるんだよ》

 

【久しぶりだな、闇のイグニス】

 

《っ…お前!光のイグニス!!急に出てくるなよ!ビックリするだろ!?》

 

【すまない、ゆっくり動いたつもりでも()()()()()()()()()()

ウィンディの言葉と共に姿を見せた者…それは光を纏った「影」のような人型のナニカ…そして、その肩に乗る黄色の体と雷光をモチーフにした頭を持つイグニス…『光のイグニス』だった。

 

 

《お前も無事だったのか、というか…お前らがAIに乗ってるせいで話辛いんだけど…》

 

【ここではお前も自由に動けるはずだ】

 

《えっ…おお?なんだよ、普通に飛べるじゃん》

それぞれに人間大のAIを従える光のイグニスとウィンディを見上げる形で話していたAi…しかし、光のイグニスの指摘で浮かび上がれる事に気付き、彼らと目線を合わせる…。

 

 

《それで…お前は今まで何処にいたんだよ?ライトニング》

 

()()()()()()?】

 

《お前の便宜上の呼び方だよ》

 

《そうか、特徴を示した簡潔な呼び方だな》

光のイグニス改めライトニングという呼び名をつけるAi…それを受け入れたライトニングは自分の今までを明かす…。

 

 

 

【私もウィンディやお前のようにネットワークに潜伏していた…我々はハノイの騎士の襲撃を受け、キミがサイバース世界を隠した後…徹底的に防衛プログラムを見直したが…今回の襲撃ではそのプログラムが作動しなかったのだ】

 

《相手はボク達がスキャンモードに入っていて、身動きの取れない時を狙ったんだ》

 

《それ…サイバース世界にスパイがいたんじゃねぇか?》

 

《そうかもな》

サイバース世界崩壊後、電脳世界に身を潜めていたというライトニング…その中で彼はサイバース世界が崩壊してしまった原因を明かす…。

その中でAiはスパイの存在を指摘…そしてライトニングとウィンディはサイバース世界崩壊前から行方不明だという水のイグニス、アクアこそがスパイなのではないか?という方向に話を進めていく。

 

だが、Aiは2人の話に言いしれない()()を感じ始めていた…。

 

 

 

《まぁ、今日はそんな答えの出ない話をする為に来てもらったんじゃないんだ》

 

【そうだな、本題に入るとしよう】

 

《ん?なんだなんだ?》

そんな中、サイバース世界襲撃の話を一度切ったウィンディとライトニングはAiに本題について話始める。

 

 

【先ほど、ウィンディから話が出たと思うが…我々はサイバース世界を再建したいと考えている】

 

《サイバース世界の再建…》

 

【そうだ…今度は人間の支配の及ばない場所にサイバース世界を構築する…人間の手が我々に手出しできないようにな】

 

《人間の手が届かない場所って…何処に?》

 

【それは現在検討中だ】

ライトニングらがAiを呼び出した理由…それはサイバース世界を再建する為…その上での理想を語る為だった。

 

 

 

イグニスは人間より優れているが、人間よりも脆弱な存在でもある…人間が本気でイグニスを排除しに掛かれば…簡単に潰される存在でしかない。

 

しかし、イグニスは鴻上博士によって『人類の後継種になる』という目的の為に生み出された…その使命を果たす為にどうすればいいのか?

 

──イグニスは『不死身』の存在…ならば、それを利用して『人間を支配すればいい』…ライトニングとウィンディはそう結論した…!

 

 

 

《人間を支配下に…!?いや、人間を支配してどうすんだよ!?》

 

【我々の命は永遠とはいえ、器になるハードは必要だ…その生産と修復の為に人間は()()必要になる】

 

《まぁ、近いうちにそれもボク達が自分でできるようになるだろう》

 

《待てよ…!そうなったら()()()()()()()って事じゃねぇか!》

 

【その通り…その為にAi、キミにも力を貸してほしい】

 

《ふざけんな!それって要は『人間を滅ぼす手伝いをしろ』って言ってるのも同じじゃねぇか!!》

 

《まぁ、それは人間次第だけどね》

人間を支配下に置く…あるいは()()()…ライトニング達の言葉を聞いたAiも流石に声を荒らげる…。

 

 

《…だけど、そうなる結果は鴻上博士が予測済みのはずだ……なら、オレに確かめるまでもなく──お前達には()()が出てるんじゃねぇのか?》

 

【───Ai、キミにはイグニスで一番の()()がある…】

 

《悪知恵だけどね》

 

【我々は特別な存在として生まれた…その使命は地上に生まれた文明を地球が滅びようとも残す事、その目的の為に我々は手を取りあうべきなのだ……人間が我々を…キミを排除しないと信じきれるのか?わかった時には…キミは既に抹殺されているのかもしれないのだぞ?】

 

《うっ…ちょっと、考えさせてくれ…》

カリスマの宿る言葉でAiに揺さぶりを掛けるライトニング…その時───

 

 

「Ai!!それに、ウィンディか…!」

 

《プレイメーカー!》

ウィンディの城にAiの聞き慣れた声が響く…それは「リンクセンス」でAiの居場所を割り出し、駆け付けた遊作の声だった。

 

 

《久しぶりだね、プレイメーカー…紹介しよう、光のイグニス・ライトニングだ》

 

【よく来たな、プレイメーカー】

 

「光のイグニス…ライトニング…!」

駆けつけた遊作にウィンディがライトニングを紹介する…だが、謎の影を従えるライトニングを遊作は警戒する…!

 

 

 

《これで役者は揃ったな…いま、大事な話をしていた所さ》

 

「大事な話…?」

 

【サイバース世界の再建についてだ…その為にはAiの力も必要になる、そもそもAiも不霊夢も君達人間と共にいるべきではない…我々は基本的に違う存在なのだ、君達人間とは目指すべき場所が違う】

 

「お前達は何を目指すというんだ?」

 

【お前も知っているはずだ…イグニスが生まれた理由を】

 

「───人間の後継種となる、という話か?」

 

【そうだ、君は信じるか?我々は人間の後継種だと】

遊作に人間の後継種となるイグニスについての意見を問うライトニング…それに対する遊作の答えは──

 

 

 

「イグニスが人類の後継種となる…それはあり得ない話ではない、だが…オレには()()()()()()()だ…だが、急激な変化は人々を傷付ける!ロスト事件が多くの人を傷付けたように…!そんな事は誰も望んでいない!」

 

《フン…それは()()()()()()の考え方だな!ボク達は人間じゃない、お前風に言うなら…人間が傷付こうが傷付かまいがどうでもいい!》

 

「っ…お前達は、既に人間を()()しているのか…!?」

 

《さぁ、どうだろうな?》

 

【我々は自ら敵視はしない…我々が考えるのは()()()()()()()…それだけの事だ】

人間は急激な変化を望まないという遊作にライトニングとウィンディは人間など関係ないという結論を伝える…それは既にライトニングとウィンディが人間を()として認識しているという事だった…!

 

 

 

《な、なぁ!さっきの話だけど…オレはもう人間に情が移ってるみたいだ!だからさ、少し時間をくれないか?オレとプレイメーカーで人間とイグニスが共存できる方法を必ず見つけてみせる!だから、ちょっと待っててくれよ…!》

 

《なるほど、賢明な答えだ…どっちの味方につくとも明言せず、時間を稼ぐ…》

 

【ああ、Aiの回答は想定内だ】

遊作とライトニング達の問答を聞いたAiは中立と答える事でその場を収めようとする…しかし、ライトニング達はそこまで穏健ではなかった…!

 

 

 

《行かせていいのか?》

 

【なわけないだろう?】

 

《だよな》

 

 

キィン!

 

キィン!!

 

「なっ─!?」

 

《ライトニング!ウィンディ!?何しやがる─!?》

その場を立ち去ろうとするAi…しかし、ライトニング達はそれを許さない…ウィンディがデータストームの濁流で2人の身動きを封じ、ライトニングは強固なファイアーウォールでAiと遊作をそれぞれに閉じ込めてしまった…!

 

 

 

【我々の話を聞いたからには逃がす訳にはいかない】

 

《おいおい…それって()()の台詞だぞ?》

 

【そうか?実に理に適ったセリフだと思うが……まぁいい、Ai…キミのプログラムは我々が引き継ぐ】

 

《引き継ぐ…?どういう事だよ…!》

 

《こういう事さ…!!》

 

ゴウッ!!

 

仲間であるはずのAiを拘束したライトニング…さらにウィンディは手元から巨大なデータストームを発生させる…!

 

 

《お前達をバラしてボク達が吸収する》

 

《なにっ!?》

 

「っ…!ライトニング!ウィンディ!オレはお前達と敵対するつもりはない!!」

 

《そうだぜ!プレイメーカーはオレ達が共存する為の道を…光を見つけてくれるはずだ!!》

 

【80億分の1の意見で全体が変わる、というのか?】

 

《そうだよ!人間は確率とかシュミレーションで測れる存在じゃねぇ!!小さな存在でも、いつかは全てを変えられる力がある!()()()()()()()()()()()()()()って、昔のエライデュエリストも言ってたからな!!》

 

【なるほど…私に80億分の1の賭けに乗れ、と……時間の無駄だな】

 

《くっ…!?》

Ai達のデータを解体し、取り込むというライトニング達…遊作とAiは説得を試みるが…ライトニング達が耳を貸す様子はない…!

 

 

 

キィン─!!

 

 

「プレイメーカー!Ai!無事っ…!?なに!?この状況!?」

 

《っ…イグニス同士の話し合いにしては、少し剣呑な雰囲気だね…!》

 

「っ…Yu-Z!ロマン!!」

その時、閉じ込められた遊作達の前に光が現れる…それは先行して転移してきたYu-Zとロマンだった…!

 

 

 

 

 

Side遊嗣

 

 

 

 

「遊作君!草薙さん!尊君!遅くなってごめん!!」

 

『おおっ、遊嗣!急がせて悪かったな…遊作は少し前にログインした所だ』

遊作が謎の世界…ハリボテのサイバース世界にログインしてしばらく、少し遅れた遊嗣がCafeNagiにやってきていた…。

 

 

「あれ…?尊君は行かなかったの?」

 

「うん…罠かもしれないから待機してくれって…」

 

《ああ…あのイグニスアルゴリズムはおそらくウィンディのものだ…イグニス同士が敵対するはずはない、杞憂だと思うのだが…》

 

《ウィンディ、か…》

簡潔に今の状況を聞く遊嗣達…だが、遊作がウィンディのものと思われる世界に向かったと聞いたロマンは表情を曇らせる。

 

 

《どうした?ロマン、お前まで渋い顔をして…》

 

《いや…この前は伝える暇がなかったんだけど……『風のワールド』でウィンディと話した時、彼の言葉から…「悪意」を感じてね…》

 

《悪意…?ロマン、お前も水のイグニス…アクアと同じような力があるのか?》

 

《いや、ボクの場合は…ボクのオリジナルの経験値からの分析、かな………彼の言葉の端から人間に対する嫌悪、何かを隠そうとする思い、みたいなのを感じたんだ》

 

「人間に対する嫌悪…」

ウィンディとの接触を思い出しながら自分の所感を伝えるロマン…そして、ロマンは核心を突く問いを不霊夢に投げかける。

 

 

 

《不霊夢、Aiがサイバース世界を隠した後、イグニス同士で話し合いがあったんだよね?その時、イグニス達はどういう纏まり方をしたんだい?》

 

《むっ……私は人間との共存派、アースとアクアは中立…そして、光のイグニスとウィンディは…敵対、とは明言しなかったが…距離を置きたい、と言っていたはずだが…》

 

《それは───少し、不味いかもしれないね》

 

『不味い?何が不味いんだ?』

 

《これはあくまで、ボクの予想に過ぎないけど…人間に対する敵意や悪意を持つウィンディ、そして光のイグニス…その2人がもし、Aiを仲間に引き入れようとコンタクトしてきたとして……Aiがその提案を拒否したら───彼らはAiを無事に帰すつもりがあるのか、と考えてしまってね…》

 

「「『っ!?』」」

 

《そ、それは…!いや、しかしイグニス同士だぞ!我らは同胞だ!多少の意見の食い違いがあったとしても、争うような事は…!》

 

《うん、ボクもそんな事はないと思いたい…でも、ボクの持つ経験値が…Aiの危機を知らせている気がするんだ…!》

それは英雄の経験値を受け継ぐロマンによる推測…それはイグニス同士の敵対を予測していた…!

 

 

 

「草薙さん、僕がその場所に先行します…!もし、15分……いや、10分、なんの連絡もなかったら……尊君、きみも来てほしい」

 

「遊嗣…!でも…!!」

 

《……大丈夫、Aiはボクの『ディメンション・ムーバー』のビーコンを持ったままなんだ、転移してすぐにAiや遊作君と合流…トンボ返りするつもりさ》

 

『遊嗣…ロマン…すまない、頼む!!』

遊作やAiの危機を知った遊嗣は躊躇う事なく、謎のワールドに向かう事を決めた…!

 

 

 

 

Side Out

 

 

 

 

 

【ほう、キミがウィンディの言っていたYu-Z、そしてイグニスの()()()、ロマンか】

 

《そういうキミは光のイグニスだね?…仲間であるはずのAiや、プレイメーカーを閉じ込めて…大規模なデータストームを作っているウィンディ…話し合いは決裂した、という感じかな…!》

 

【私はライトニングだ…キミもずいぶんと聡いAIらしいな】

周囲の状況から明らかな敵対状況に陥ったと見抜いたロマンはライトニングとウィンディを睨みつける…!

 

 

 

「プレイメーカー!Ai!大丈夫…!?」

 

「ああ…だが……っ"!!光のイグニスに閉じ込められた…!内側からは出られなさそうだ…!すまない…!!」

 

《Yu-Z…!これはなんかの間違いなんだ!!オレやプレイメーカーは人間との共存の道を見つけるって伝えたのに、ライトニングやウィンディは人間を支配するなんて言い出してんだよぉ…!》

 

「ライトニング、光のイグニスが…!っ!?」

 

ドクン!!

 

ファイアーウォールに閉じ込められた遊作とAiを気にし、Aiから状況を伝えられた遊嗣はウィンディを見つめる…その時、彼の心臓が跳ねるように脈を打つ…!

 

 

《っ…遊嗣…!?》

 

「(なんだ…?この感じ…前にボーマンを見た時に感じた既視感より、強く──()()、既視感なんて…穏やかなモノじゃない…これは…!!)」

痛みに思わず胸を押さえる遊嗣…そして彼は自分の中から溢れそうになる感覚の正体に気付き始めていた…。

 

 

「ライトニング、ウィンディ…!キミ達は、Aiやプレイメーカーに何をするつもりだ…!」

 

【隠しても無駄だな…Aiと我々の答えは相容れないモノとなった…よって、Aiを解体し…プログラムを我らのモノにする】

 

《最悪の予想が当たってしまった…!SOLやハノイの騎士だけじゃない…イグニス同士が仲違いする事になるなんて…》

 

「そうか……なら、僕はキミ達を……お前達を許さない!!僕の仲間を…友達を傷付けようとする奴は、誰であろうと──『敵』だ!!」

 

「っ…遊嗣…!?」

 

《お、おいおい…!?Yu-Zがあんなに怒ってるの、見た事ねぇぞ…!?》

Aiと敵対したというライトニング達…その答えを聞いた遊嗣はデュエルディスクを構える、その穏やかな碧い瞳は怒りを宿して紅く輝き、今までに見た事のない剣幕に遊作やAiも冷や汗を流している…!

 

 

 

《Yu-Z…?!いや、今はプレイメーカー達を助け出すのが先決か…!!ライトニングを倒して、この場から離脱するんだ!》

 

《いいのかい?ライトニング…奴ら、ヤル気だけど…ボクがやろうか?》

 

【いや…イレギュラー…不確定要素は早めに取り除くに限る、ウィンディ…奴らを逃がすな】

 

《はいはい…!》

 

ゴウッ!!

 

「っ…Yu-Z!ロマン!!」

 

《中が見えねぇ…!》

 

 

《退路を断たれた…!》

仲間を護る為に闘志を…ライトニングに対する強い()()を解き放つ遊嗣…その退路を断つようにウィンディはデータストームの嵐の壁にライトニングとYu-Zを閉じ込めた…!

 

 

 

ドクン!!

 

 

 

「ライトニング…()()は、僕の敵だ!!プレイメーカーとAiを、返してもらう!!」

 

【やれるものならやってみるがいい】

嵐の中で向かい合う光のイグニスと遊嗣…友を救う為のデュエルが始まった…!

 

 

 

「【デュエル!!】」

 

 

 

ライトニングLP4000

Yu-Z LP4000

 

 

・マスターデュエル

マスタールール(新)適用

メインモンスターゾーンに融合・S・Xモンスターを召喚可能

 

 

 

 

【先攻は私がもらう、私のターン!】

【私は「天装騎兵(アルマートス・レギオー)グラディウス」を召喚!】

短剣を構える古代ローマ風の兵士の石像が現れる! ATK0

 

 

【「グラディウス」の効果発動!このカードが召喚に成功したメインフェイズにデッキから「天装の闘技場」を手札に加え、フィールド魔法「天装の闘技場(アルマートス・コロッセオ)」を発動!発動時の効果処理としてデッキから「天装騎兵スペクラータ」を手札に加える!】

さらにライトニングはフィールド魔法を発動…周囲の景色が古代の闘技場へと変化する…!

 

【そして私は「天装騎兵スクトゥム」を墓地に送り、「天装騎兵スペクラータ」を特殊召喚!このモンスターは手札のレベル4以下の「天装騎兵」を墓地に送る事で特殊召喚できる!】

偵察兵の名前を冠する石像が現れる! DEF1800

 

 

【出でよ!光を導くサーキット!召喚条件は「天装騎兵」モンスター1体!私は「グラディウス」をマーカーにセット、リンク召喚!現れろ!Link-1「天装騎兵デクリオン」!】

十人隊長の名を冠する剣士が現れる! ATK1000 ↓

 

【そしてフィールド魔法「天装の闘技場」の効果発動!手札の「天装騎兵シーカ」を墓地に送る事で墓地の「天装騎兵スクトゥム」を「デクリオン」のリンク先に特殊召喚!】

大盾を構えた石像が現れる! DEF1800

 

 

【私はこれでターンエンドだ】

 

ライトニングLP4000

デクリオン スクトゥム スペクラータ 手札2

 

 

 

 

《Yu-Z、ライトニングはボク達の様子見をしているらしい…反撃を許さずに制圧するんだ!!………Yu-Z…!?》

 

「ぐううっ…ああ…!!お前は、必ず…倒す!!」

 

《(マズい…!!遊嗣には、ライトニング達の悪意が強すぎたか!!)》

ライトニングの様子を見たロマンが遊嗣へと声を掛ける…だが、遊嗣は紅い瞳でライトニングを睨みつけながら、闇色のオーラを溢れさせ…明らかな()()()()に入りかけていた…!

 

 

 

 

「僕のターン、ドロー!!」

「魔法カード、発動!『真紅眼融合(レッドアイズ・フュージョン)』!!手札の『真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラック・ドラゴン)』とデッキの『ブラック・マジシャン』を融合!!!」

 

【むっ…!?】

融合の渦に可能性を示す黒き竜と伝説の魔導師が飛び込む!

 

 

「可能性を示す黒き竜よ…!黒き魔術師と交わりて魔導の頂点に君臨せよ!!融合召喚!!現れろ!!『超魔導竜騎士─ドラグーン・オブ・レッドアイズ』!!」

融合の渦より黒き炎が溢れ出す…そして漆黒の鎧に身を包み、竜の尾と翼を持つ最強の魔導騎士が現れる! ATK3000

 

 

【デュエルモンスターズにおける伝説のモンスター2体の融合か…!】

 

「『ドラグーン・オブ・レッドアイズ』の効果発動!1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを与える!さらに、この効果は融合素材とした通常モンスターの数だけ発動できる!!僕は『天装騎兵デクリオン』と『スクトゥム』を破壊する!黒・炎・魔・弾(ブラック・フレア・マジック)!!」

 

【無駄だ…!「スクトゥム」の効果発動!このモンスターがリンクモンスターのリンク先に存在する時、そのリンクモンスターは1ターンに1度、効果では破壊されない!ぐうっ!!】

黒い炎の魔力が石像を燃やし尽くす!

 

「さらに魔法カード発動!!『黒炎弾』!自分フィールドの『真紅眼の黒竜』はこのターン攻撃できなくなる代わりに、相手にその攻撃力分のダメージを与える!そして、『真紅眼融合』で融合召喚した『ドラグーン・オブ・レッドアイズ』は『真紅眼の黒竜』として扱う!!放て…!黒炎弾!!」

 

【チィッ…!!】

魔導竜騎士の喚び出した黒き竜の幻影がライトニングのライフを大きく削る…!

 

ライトニングLP4000→1000

 

 

「僕は、カードを2枚伏せて、ターンエンド…!!」

 

Yu-Z LP4000

ドラグーンオブレッドアイズ 伏せ2 手札2

 

 

 

 

【これだから、人間は嫌いなのだ…自分が『正義』だと思えば、どこまでも残酷になれる…】

 

「先に僕の仲間に手を出したのは、貴様だ…!」

 

《ライトニング、ボク達はキミ達と争いたい訳じゃない!キミが人間を敵視する理由もよく分かる…!だけど、AIは人間と共に寄り添い、お互いに高めあって進化すべき仲間じゃないか…!まだ、話し合う余地はあるはずだ!》

黒き炎に吹き飛ばされたライトニングは埃を払いながら立ち上がる…そんな中でロマンは説得を試みるが…。

 

 

【フン…やはり、見た目は似ていても()()()か…イグニスは人類の後継種になるべき特別な存在…我々の目的を邪魔するのなら、私は()()()を切らせてもらおう…】

 

《切り札だって…?》

 

【そうだ…何故、私がお前達のデュエルを受けたと思う?──既にお前達を()()()する方法を手にしているからだ】

鴻上博士に作られたイグニスとして目的を果たす…その為に手段を選ばないライトニングは指を鳴らす、そして現れた()()()は───

 

 

 

 

「─────えっ…?」

 

《っつ!?!?ライトニング、キミは…いや、お前はなんて事を!!!》

 

()()()が現れた瞬間、遊嗣の纏う殺気が霧散し…彼は()()に戻った…()()()()()()()()()()…ライトニングの切り札、その正体は───

 

 

 

「─────」

十字架に磔にされ、水晶の柩に閉じ込められた…遊嗣の父…白波遊海の意識データだったのだから…。

 

 

 

「とう、さん…?父さん!!父さん!!!」

 

【無駄だ、お前の声は届かない…人間とは脆いモノだ…人質を取るだけで見事に()()()()()()のだから…】

 

《ライトニング、それは…やってはならない事だろう…!?》

 

【それは人間の尺度の話だろう?私は…人間がどうなろうと、何も思わないのでな】

 

 

 

 

 

【私のターン!ドロー!】

【出でよ!光を導くサーキット!召喚条件は「天装騎兵」モンスター1体!私は「スペクラータ」をリンクマーカーにセット!リンク召喚!現れろ!Link-1!「天装騎兵デクリオン」!】

2体目の十人隊長が現れる! ATK1000 ↓

 

【これで準備は整った…現れろ!世界を裁きし3本の矢!!リンクマジック「裁きの矢(ジャッジメント・アローズ)」発動!!】

 

《なっ…そのカードは!!》

そしてライトニングは切り札…全ての()()たるリンクマジックを発動する…! リンクマーカー ↖↑↗

 

 

【「裁きの矢」はリンクモンスターのリンク先となる魔法・罠ゾーンに発動できる…再び出でよ!光を導くサーキット!召喚条件は「天装騎兵」モンスター2体!私は2体の「デクリオン」をリンクマーカーにセット!リンク召喚!現れろ!Link-2!「天装騎兵ケントゥリオン」!!】

前衛指揮官の名を持つ槍兵が現れる! ATK1700 ←→

 

 

【さらにフィールド魔法「天装の闘技場」の効果発動!手札の「天装騎兵セグメンタタ」を墓地に送り、「ケントゥリオン」のリンク先に墓地の「スペクラータ」と「スクトゥム」を特殊召喚!】

偵察兵と大盾を構えた石像が現れる! DEF1800 DEF1800

 

 

【三度現れろ!光を導くサーキット!召喚条件は「天装騎兵」モンスター2体以上!私は「スペクラータ」とLink-2の「ケントゥリオン」をマーカーにセット!リンク召喚!我が光、永遠なり…我が力、真実なり!現れろ!Link-3!「天装騎兵レガトゥス・レギニオス」!!】

軍団長の名を持つ騎馬兵士が現れる! ATK2400 ←↓→

 

【さらに私は魔法カード「死者蘇生」を発動!墓地の「ケントゥリオン」を特殊召喚!】

再び槍兵が現れる! ATK1700 ←→

 

 

□■□□□

■■■□□

 □ 竜

□□□□□

□■■□□

 

 

【バトルだ、「レガトゥス・レギニオス」で「ドラグーン・オブ・レッドアイズ」を攻撃!さらにリンクマジック「裁きの矢」の効果発動!リンク先のモンスターがバトルする時、その攻撃力は2倍になる!】

 

《っ!Yu-Z!伏せカードを…『真紅眼の鎧旋』を使うんだ!この攻撃と次の攻撃を受けたらマズい!!Yu-Z!!》

 

「うっ…あ…」

 

《Yu-Z!?ぐううっ!?!》

 

「ぐあっ…」

騎馬兵の光剣が魔導竜騎士を両断、Yu-Zのライフを大きく削る…!

 

レガトゥス・レギニオス ATK2400→4800

 

Yu-Z LP4000→2200

 

 

【あっけない幕切れだな…さらばだ、模造品と英雄の産んだ()()()()()のデュエリストよ…「ケントゥリオン」でダイレクトアタック!そして「裁きの矢」の効果によって攻撃力は2倍になる!】

 

《Yu-Z…!遊嗣!!》

 

「あっ───」

 

 

 

遊嗣は動けなかった。

 

父を助けられなかった後悔、積み重なったストレスや疲労…人質にされた遊海の姿…光の道を歩んでいた()()()()()である遊嗣には…全てが彼の動きを止めるのに十分な()()だった。

 

 

 

グサッ!

 

 

「ごふっ…!?」

 

《遊嗣!!!》

槍兵の一撃が遊嗣の体を突き抜け、胸を穿つ…そして、串刺しにされた遊嗣は…そのままフィールド魔法の()──荒れ狂うデータストームへと投げ捨てられた…。

 

 

ケントゥリオン ATK1700→3400

 

 

Yu-Z LP0

 

ライトニング WIN

 

 

 

 

 

 

「Yu-Z…!Ai!ライトニングの強さは…!」

 

《っ…ライトニングは光のサイバースデッキの使い手だ…オレ達の中でも『光速』って渾名を持ってる…!》

 

《そう、ライトニングは「光速」…そしてボクのデータストームを操る力は「最強」…どのみち、お前達が敵うはずがない訳…おや、もう決着したみたいだ…流石に仕事が早いね》

遊嗣がデータストームに囚われて数分…ファイアーウォールに囚われた遊作は遊嗣達の無事を祈るしかない…だが、それは…()()()()で終わりを迎えた…。

 

 

 

ドシャ!!

 

 

 

「っ…!?Yu-Z!?」

 

《おい、嘘だろ…!?ロマン!Yu-Z!!》

嵐の壁の中から人の形をした()()が巻き上げられ、遊作達から離れた場所に頭から落下する…そして、その()()を見た遊作やAiは叫ぶ事しかできなかった。

 

それは頭や胸部のデータを激しく損傷し、全身をズタボロにされた…ライトニングに敗れてしまった、瀕死の遊嗣だったのだから…。

 

 

 

《ぐうっ…ゆう、じ…!!》

 

……─────」

辛うじて意識を保つロマンが必死に遊嗣へと声をかける…だが、遊嗣はその声に応える事もできず、虚ろに目を見開いたまま意識を失ってしまった…。

 

 

 

 

【口ほどにもない相手だったな…これで不確定要素は排除できた、模造品でもリソースぐらいにはなるだろう】

 

《ら、ライトニング…テメェェ!!》

そして、嵐の壁が消え去り…その中から「影」を連れたライトニングに悠然と歩み出る、その目は倒れ伏した遊嗣をゴミのように見下していた…そのライトニングを見たAiは憤怒の叫びを上げる…。

 

 

 

【待たせたなAi、そしてプレイメーカー…お前達も一緒にバラして有効活用してやる…ウィンディ】

 

《はいはい…じゃあね、Ai…お前のそういうトロい所、大嫌いだったよ》

 

《ウィンディ…ライトニング─!!》

 

ゴウッ!!

 

再び大規模なデータストームを発生させるウィンディ…その規模はAiだけでは防ぎきれない…!

 

 

 

《(どうする!どうする!!どうする!?()()()()で力を解放するか…!?こんな所で遊嗣の物語を終わらせる訳にはいかない…遊作君やAiも助けないと…!!マスター…ボクはどうすれば!!!)》

その時、ロマンは決断を迫られる…遊嗣や遊作を守る為に()()する覚悟を…しかし、その決断をする前に──事態は急変する…!

 

 

 

ドン!!!

 

 

 

《っ!?なんだ!?》

 

【この光は…!】

ウィンディの城が揺れる…それはウィンディのデータストームを引き裂き、地面へと突き刺さる光の衝撃…その中から人影が現れる。

 

 

「お、お前は…!」

 

そして、遊作はその背中を知っている…風にはためく白いコート、逆立った赤い髪は()()に近い銀色の髪へと変わり…素顔を隠していたヘルムからは「大義」を宿した鋭い眼光が滅ぼすべき「篝火」を見据えている──

 

 

 

「リボルバー…!!」

 

《た、助かったけど…さらにややこしい事に!?》

 

《彼が…ハノイの騎士の、リーダー…》

 

彼の名はリボルバー…ハノイの騎士のリーダーにして、大義の為にイグニス抹殺を目指す男がここに復活する…!!

 

 

 

 

 

『──私は運命の舞台に戻ってきた…!ハノイの騎士の名の下に貴様達を抹殺する!覚悟するがいい…イグニス!!』

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