転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S,Kです!

激戦の末にウィンディに致命傷を負わせ、勝利を掴んだリボルバー…そして、悪しきイグニス達は人間達への悪意を解き放つ。


メインゲームであるFGOの新章が開幕する為、連続投稿はここでストップ…また、しばらく私生活も忙しくなってしまうので、少し投稿が不安定になってしまうと思いますが…よろしくお願いします!

………というか、1ヶ月で12話投稿って…歴代最多ペースだった、かも?その分、4ヶ月も皆様をお待たせしてしまいましたが…執筆ハイってすごい(汗)


それでは、最新話をどうぞ!


宣戦布告─怒髪天昇─

「草薙さんの…!」

 

『彼が草薙翔一の弟…草薙仁か…!』

 

【そうだ、彼が私の()()()()だ】

 

『薄々想像していたが…!貴様…!!』

 

ハリボテのサイバース世界におけるリボルバーとウィンディのデュエルは新たな切り札を解放したリボルバーの勝利に終わった。

そして、人間への敵意を隠さなくなったライトニングは自分のパートナーである草薙仁を人質にしている事を遊作やハノイの騎士に明かしたのだった…。

 

 

 

「っ…!仁!今助けてやる!きみの帰りをお兄さんが待っているんだ!!」

 

【無駄だよ、プレイメーカー…キミの声は聞こえているかもしれないが──彼は応える事はない、彼は深い意識の牢獄にいる】

 

「ボーマンを裏から操っていたのはお前だったのか!ライトニング!!っ…ならば…!」

 

《そう、だ…マスター…も、彼の手に、落ちて、る》

 

《ロマン!気が付いたのか!》

仁へと必死に呼び掛ける遊作…だが、ライトニングによって仁の自我は押さえ込まれていて、その声は届かない。

さらに、大ダメージを受けて失神していたロマンが意識を取り戻す…。

 

 

《ユージは、ライトニングを追い詰めた、んだ…でも…マスターを、人質にされたら…まともに、デュエルできるわけ…っ…》

 

《ロマン!無理をするな…!自己修復に集中するんだ…!》

 

【追い詰めた?違うな…全ては私の()()()()だ】

 

「遊海さん!!」

 

『白波遊海!?そうか…Yu-Zがプレイメーカーと行動を共にしていたのは…!!』

ライトニングとのデュエルの一部始終を伝えるロマン…そしてライトニングの近くに水晶の柩に囚われた遊海の姿がホログラムで現れ…遊作とリボルバーの声が重なる…。

 

 

《ライトニング…!なんで…なんでそんなヒドい事ができんだよ!!!草薙の弟はお前に何もしてねぇし!遊海だって、オレ達イグニスとの共存を考えてくれてたって聞いたぞ!!》

 

【白波遊海は幾度となく世界を救い続けた()()だ、我々の目的の最大の障壁は取り除かなければならない…そして、草薙仁は……パートナー間で発生する()()を排除するのが目的だ】

 

《干渉…!オレとプレイメーカーのリンクセンスの事か…!》

 

【そうだ、私にとっての()()()()()は排除する…それが私のやり方だ】

 

「それだけの…それだけの為に2人を襲ったのか!!」

ライトニングの暴挙に声を荒らげるAi…しかし、ライトニングは淡々と事実を伝えるだけだった…。

 

 

 

『これが、お前の言う「人類を支配下に置く」という事か…!』

 

【リボルバー、いずれキミもそうなる…我々を滅ぼそうとした罪は重い】

 

「っ…お前達が仲間だという事は…『裁きの矢(ジャッジメント・アローズ)』をボーマンに与えたのもお前か、ライトニング!」

 

《っ…『裁きの矢』は、サイバース世界が滅ぼされた時に使われたカード……》

 

「それじゃあ…サイバース世界を滅ぼした黒幕は!!」

 

《どうなんだ!ライトニング!答えろ!!》

 

【不霊夢…しばらく会わないうちにキミも退屈なやり取りをするようになったな…だが、キミとの会話は楽しいよプレイメーカー…キミはすぐに核心を突いてくる……ああ、答えよう──サイバース世界を滅ぼしたのは()だ】

 

「「『『!!!』』」」

さらに、会話の中から遊作はサイバース世界を滅ぼした黒幕に気付く…サイバース世界は侵略者に滅ぼされたのではなく、イグニスの──ライトニングの一味によって滅ぼされたのだ…!

 

 

『なるほど…サイバース世界の破滅は、お前の()()()()だったという事か…』

 

《どういう事だ、ライトニング…答えろ》

怒りが一週回って落ち着いてしまったのか…不霊夢は静かにライトニングに問いかける…!

 

 

【全ての問題点をハッキリさせ、物事を進展させる為だ】

 

『ほう、面白い答えだな?』

 

《何を言ってんだよライトニング!分かるように言いやがれ!!》

 

【フッ…Ai、キミがサイバース世界を封印してから我々は幾度となく議論を交わした…人間は我々にとって敵か、味方か…残念ながら、我々の生みの親である鴻上博士は我々を敵と見做したが…】

 

『その通りだ、それ故に我々ハノイはサイバース世界に攻撃を仕掛けた』

 

【そうだ…お前達は未来を予見していたにも関わらず、自ら引き金を引いたのだ…あの襲撃を期に私はイグニスと人間が相容れないと確信した…しかし、驚くべき事にイグニスの中に人間との共存を唱える者がいた】

 

《不霊夢と…アクア、水のイグニスだな…!アイツも優しいから人間に味方するはずだ…!》

 

【共存を唱えるなど、私には()()()()だった…それによって我々の意見は分裂し、サイバース世界は()()した】

 

《理解不能だと?ならば、理解させてやる!ライトニング、私は直感したのだ!私の起源となった少年の中には無限の可能性がある事を!!》

 

「不霊夢…お前…」

ハノイの騎士によるサイバース世界攻撃を期に人間を敵視したというライトニング…しかし、彼は共存を望む意見を認められなかったという…。

 

 

 

【理解したよ不霊夢…お前とAiは我々にとって貴重な()()()()()()だという事を…キミ達は私には理解できない()()()を持っている、エラーコードを突然変異と見做せば…そこには未知の可能性があるだろう───私には()()()()()()がね】

 

『光のイグニス、要は──貴様は自らの手でサイバース世界を滅ぼし、考えの違うイグニスを排除しようとしただけだろう?』

 

【考えの違うイグニスを排除──少々違うな、私は我々の世界をリセットし…再構築しようと考えただけだ、リボルバー…キミの言動は悪意に満ち、扇動的すぎる…そんな口車に乗る我々ではない】

 

《口車はお前だろうがライトニング!!》

 

『いずれにしろ…屁理屈は終わりだ!』

詭弁を弄して語り続けるライトニング…その意見を短く纏めるならば──「自分の意に沿わないサイバース世界を壊し、自分の都合の良い世界を作ろうとした」…その一言に尽きる…!

 

 

 

『いずれにせよ、ライトニング…お前達は人間と共存するつもりなどないだろう…!』

 

【事を荒立てるつもりはなかった…Ai、不霊夢、私はキミ達を説得し()()()()解決しようとしていた】

 

「平和的、だと!?草薙さんの弟や遊海さんの意識を奪い!遊嗣を傷付けておいて…何処が平和的だと言うんだ!!!」

ライトニングの身勝手な物言いに遊作は声を荒らげる…彼は見てきたからだ…弟の身を案じる草薙の姿を…目の下の隈を濃くする遊嗣の姿を…!

 

 

【事がここまで荒立ってしまった以上、もうその可能性が無い事は理解しているよ…結論を出す時が来たようだ、ここですぐに決着をつけたい所ではあるが───ずいぶん強力なウィルスを仕込まれたな、ウィンディ】

 

《う、げ…》

自分の結論を伝えようとするライトニングだが、その前に仁の手に乗せられたウィンディへと目を向ける…そこにはハノイのウィルスによって頭部以外の体を溶かされ、右目を抉られたウィンディが消滅しかけていた…。

 

 

「その通り、ウィルスはバイラと私が知識の粋を集めて作った傑作!人間で言えばDNAを根こそぎ破壊する劇薬…アナタのお友達はまもなく消滅するでしょう」

 

【それは少々困るな…本格的な戦いの場は()に用意するとしよう】

 

《戦いの場、だって?》

 

【わかりやすく言おう──我々はキミ達に()()()()する

それはライトニングによる人間に対する敵対──否、戦争の開戦宣言…それを聞いた遊作やリボルバーは臨戦態勢を取る…!

 

 

《待てよ!ライトニング!本当にイグニス同士で戦うつもりか!?》

 

【その時を待っているといい…行きましょう、ボーマン】

 

「っ…待て!ライトニング!ボーマン!!」

遊作やAi、ハノイの騎士に宣戦布告を叩き付けたライトニング…しかし、瀕死のウィンディを救う為なのか…この場からの撤退を選択…遊海の姿を映したホログラムを消し去り、呼び寄せたDボードに乗ってボーマン達と共に逃亡した…!

 

 

 

「ソウルバーナー!追うぞ!!」

 

「っ…だけど、遊嗣が!!」

 

「───たける、くん……」

 

「遊嗣!気が付いたか…!」

すぐさまDボードを呼び寄せた遊作は尊にも声をかけるが…尊は気を失った遊嗣を気にかける…その時、遊嗣が辛うじて意識を取り戻した…!

  

 

「くさなぎさんの、弟と…とうさんを……おねが、い…!」

 

「っ───ハノイの騎士!Yu-Zに何かしたら、俺がお前達をぶっ潰す!!!」

 

『……今の我々に…Yu-Zを傷付けるつもりはない』

朦朧とする意識で尊に願いを託す遊嗣…その言葉を聞いた尊はリボルバー達に啖呵を切り、遊作の後を追いかけた…!

 

 

 

 

「リボルバー様、我々はいかがしますか?」

 

『今はプレイメーカーに任せる、イグニス同士で潰しあってくれれば好都合だ』

 

「敵の敵は味方、という事ですね」

 

『そういう事だ……SOLテクノロジーにもこの場所を知らせろ、奴らにも少しぐらい仕事をさせる』

逃亡するライトニング達を前にリボルバー達は様子見を決め込む…そして三騎士達にSOLテクノロジーへの連絡を任せたリボルバーは遊嗣に歩み寄る…。

 

 

『こうして顔を合わせるのは初めてだな、Yu-Z』

 

「りぼ、るばー…?うぅ…」

 

『…会話までは無理か……ロマン、彼のログアウトは?』

 

《まだ、無理、だ…おそらく、ライトニング達が、このワールドから、離脱、しない、と……》

 

『…かつての戦争では敢えて殺さない程度に兵士を負傷させ、治療の為に前線から下げさせ、軍隊の士気を落とすという作戦があったらしいが…小癪な真似をする』

未だに身動きも、ログアウトも封じられた遊嗣を気にかけるリボルバー…しかし、この時点で彼は()()()()をしていた。

 

 

 

 

1つ、SOLテクノロジーからやってきたのが裏ルートで依頼を受けたブラッドシェパードだけだった事。

 

2つ、ライトニングが()()を従えている事を失念していた事。

 

3つ、その雑兵がどんな動きをするのか考えていなかった事…!

 

 

 

『見つけたぞ、ブート…イレギュラーのイグニスだ』

 

『そうだなビット、あいつを捕まえればライトニング様にお褒めいただける!』

 

『ライトニングの手下共か…!』

それはライトニングが撹乱の為に喚び出した()()()()()のビット&ブートの軍隊…それが不確定要素を排除する為に遊嗣を狙っていたのだ…!

 

 

「リボルバー様…」

 

『……ここは撤退するのが得策だ…しかし、我らには鋼の騎士…白波遊海への()()がある!!我が騎士達よ!Yu-Zを守れ!!』

 

「「「「はっ!!」」」」

リボルバーは撤退を選ぶ事もできた…しかし、それを選ぶ事はなかった…全ては()()を起こした英雄に報いる為に…!

 

 

 

 

………………

 

 

 

 

「くっ…数が多い…!消耗戦になる…!プレイメーカーが光のイグニスを捕捉するのが早いか、奴らがこの領域を離れるのが早いか…!」

 

「さっきの風のイグニスの手下よりも骨があるじゃないの…!」

 

「こいつら1体1体が『裁きの矢(ジャッジメント・アローズ)』持ちとは…贅沢な武装ですねぇ!DNAもない量産型の癖に!!」

 

「1体1体は弱いですが、これほどの数となると鬱陶しいですね…撤退を進言しますが…」

 

『彼を見捨てるのは簡単だ…だが、それは…後味が悪い!!』

ビット&ブート軍団と衝突するハノイの騎士達…量産型のAIであるビット達は彼らの敵ではないが…SOLのAIデュエリストやエコーの数倍の数に流石のハノイの騎士達も苦戦を強いられる…!

 

 

 

『よし、これで昇進確定だ!!』

 

『私の獲物だ!』

 

「「しまった!?」」

そして一部のビット&ブートが防衛網を突破…遊嗣に襲いかかる!!

 

 

『Yu-Z!!』

 

「───っ…ごめん、父さん…」

咄嗟に伸ばしたリボルバーの手は届かない、遊嗣は動けない…ロマンによる防御も、ログアウトも間に合わない。

 

遊嗣の命運は───此処に尽きた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドン!!

 

 

 

 

 

 

 

『『『『ぐはああああ!?』』』』

 

「っ…なんだ…?!」

 

「新手ですか…勘弁──あれは!?」

 

「───まさか、あり得ない…!!」

遊嗣に殺到した複数体のビット&ブートが消滅する…それを成したのは──赤いマントを翻した()()()()()()()()()()()()()だった。

 

 

 

『鋼の騎士…!?馬鹿な、彼は…』

それは此処にいないはずの人物だった…何故ならば、ハノイの騎士達は…()が囚われている姿を確認している…だが、鋼の騎士は確かにそこにいる…!

 

 

「とう、さん…」

 

「──遊嗣…もう、大丈夫だ……()()()()……よく頑張った」

 

「──父さん…ごめん……弱く…て……ごめ…───」

意識が朦朧としていた遊嗣は()()が誰なのかは分からなかった…それでも、穏やかな優しい声を聞いた遊嗣は涙を溢しながら…静かに意識を手放した…。

 

     

 

 

 

『誰だ貴様は!我々の邪魔をするな!!』

 

『こいつを排除する!!』

 

「──お前達、なにをした…

 

「っ…リボルバー様!彼は鋼の騎士ではありません…!アバターは彼のモノですが…()()は別人です…!」

 

『まさか──』

遊嗣を庇うように立ち上がる鋼の騎士…その目元からは()()()()が揺らめく…その姿と、声を聞いたスペクターは…その人物が「鋼の騎士」のアバターを被った何者かである事に気付く…!

 

 

テメェら…俺の、俺達の弟に…!なにしやがったああああ!!!!

 

憤怒の咆哮を上げる鋼の騎士…その外装が弾け飛び、それだけで十数体のビットやブートが消滅する…そして、その正体が明かされる。

 

 

 

彼は()()()を名乗る事をやめた…大きな戦いを乗り越え、人間として転生し…英雄の息子として生きる為に───いつの日か、誇り高き『王』の名を継ぐ為に…。

 

しかし──()()()()()()()()()()()()

 

自らの犯した大きな罪を背負い、その力で世界を守る為に…理不尽な悪意から大切なモノを守る為に──()()()()は電脳世界に顕現する。

 

 

敵を睨むのは赤と青のオッドアイ、その顔を紫色の仮面で隠し、その体を同じ紫色の肉体と王位を示す赤いマントで覆い…胸元には誇り高き異世界…バリアンの紋章が輝きを放つ…。

 

 

今の彼は誇り高き『決闘王』ではない

 

 

今の彼は家族を守る為に怒りを燃やす、憤怒の皇にして──英雄の長子…その名は──

 

 

「俺の家族に手ェ出して…タダで済むと思うな!三下共が!!」

 

 

 

『『「デュエル!!」』』

 

ビットLP4000

ブートLP4000

 

DuelGazer『ナッシュ』LP4000

 

 

・マスターデュエル 

マスタールール(新)適用 

融合・S・Xモンスターをメインモンスターゾーンに召喚可能

 

変則タッグルール

ビット→ブート→ナッシュ→………

 

ナッシュのターンから攻撃可能

 

 

 

 

 

『私の先攻!私のターン!』

『「Dスケイル・サーベルサーディン」を召喚!』

背ビレが鋭い剣のようになった魚型モンスターが現れる! ATK600

 

 

『「サーベルサーディン」の効果発動!ライフを500払う事で「Dスケイルトークン」1体を特殊召喚!』

釣りに使う浮きのような発光する機械が現れる! DEF100

 

ビット LP4000→3500

 

 

『現れろ!私のサーキット!召喚条件は「Dスケイル」モンスター2体!!現れろLink-2!「Dスケイル・バトルシーラ」!!』

戦艦のような巨大な深海魚が現れる! ATK1800 ←↓

 

 

『さらに、私は手札の装備魔法「Dスケイル・トーピード」を「バトルシーラ」に装備!さらに「バトルシーラ」の効果発動!1ターンに1度、自身を自分のリンク先となるメインモンスターゾーンに移動する!』

砲門を装備した深海魚がフィールドを移動する!

 

 

□□■□□

□■□□□

 ↑ □ 

□□□□□

□□□□□

 

 

『輝け!三本の矢!行く手を阻む敵を射よ!!リンクマジック「裁きの矢(ジャッジメント・アローズ)」!!』 

3本の矢が組み合わさった特殊な魔法カードが発動する! リンクマーカー ↖↑↗

 

 

『「裁きの矢」の効果!このカードとリンクしているリンクモンスターがバトルする時のみ、その攻撃力は2倍になる…ただし、このカードがフィールドを離れた時!リンク先のモンスターは全て破壊される…「バトルシーラ」の効果発動!1ターンに1度、自身とリンクしているカードのリンク先に移動できる!』

 

 

□■■□□

□→■□□

 □ □

□□□□□

□□□□□

 

 

『そして装備魔法「Dスケイル・トーピード」の効果発動!1ターンに1度、自分のメインフェイズに発動できる!このターン、装備モンスターがモンスターゾーンを移動した回数1度につき800ダメージを与える!移動した回数は2回!よって1600のダメージを受けてもらう!受けてみろ!地獄への航海を!!』

 

「チィッ…!!」

放たれた2発の魚雷が凌牙を直撃する!

 

ナッシュLP4000→2400

 

『私はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ!』

 

ビットLP3500

バトルシーラ(トーピード) 裁きの矢 伏せ1 手札0

 

 

 

 

『私のターン!ドロー!!』

『私も「Dスケイル・サーベルサーディン」を召喚!』

ブートの場に背ビレが鋭い剣のようになった魚型モンスターが現れる! ATK600

 

『「サーベルサーディン」の効果発動!ライフを500払う事で「Dスケイルトークン」1体を特殊召喚!』

釣りに使う浮きのような発光する機械が現れる! DEF100

 

ブート LP4000→3500

 

 

『現れろ!私のサーキット!召喚条件は「Dスケイル」モンスター2体!!現れろLink-2!「Dスケイル・バトルシーラ」!!』

戦艦のような巨大な深海魚が現れる! ATK1800 ←↓

 

 

『さらに、私も手札の装備魔法「Dスケイル・トーピード」を「バトルシーラ」に装備!さらに「バトルシーラ」の効果発動!1ターンに1度、自身を自分のリンク先となるメインモンスターゾーンに移動する!』

砲門を装備した深海魚がフィールドを移動する!

 

 

□□■□□

□■□□□

 ↑ □ 

□□□□□

□□□□□

 

 

『輝け!ライトニング様の威光よ!三本の矢よ!行く手を阻む敵を射よ!!リンクマジック「裁きの矢(ジャッジメント・アローズ)」!!』 

3本の矢が組み合わさった特殊な魔法カードが発動する! リンクマーカー ↖↑↗

 

 

『「裁きの矢」の効果!このカードとリンクしているリンクモンスターがバトルする時のみ、その攻撃力は2倍になる…ただし、このカードがフィールドを離れた時!リンク先のモンスターは全て破壊される…「バトルシーラ」の効果発動!1ターンに1度、自身とリンクしているカードのリンク先に移動できる!』

 

 

□■■□□

□→■□□

 □ □

□□□□□

□□□□□

 

 

『そして装備魔法「Dスケイル・トーピード」の効果発動!1ターンに1度、自分のメインフェイズに発動できる!このターン、装備モンスターがモンスターゾーンを移動した回数1度につき800ダメージを与える!移動した回数は2回!よって1600のダメージを受けてもらう!受けてみろ!地獄への航海を!!』

 

「ぐっ…!!」

放たれた2発の魚雷が再び凌牙のライフを削る…!

 

ナッシュLP2400→800

 

『私はターンエンドだ!』

 

ブートLP3500

バトルシーラ(トーピード) 裁きの矢 手札2

 

 

 

「チマチマライフを削りやがって…覚悟はいいだろうなぁ!!」

 

『『っ!!』』

大きくライフを削られた凌牙…その闘気が膨れ上がる!!

 

 

【推奨BGM「その名はナッシュ」(遊戯王ZEXAL)】

「俺のターン!バリアンズ・カオス・ドロー!!

混沌の軌跡が必殺のカードを創造する!

 

「俺は『RUM-七皇の剣(ザ・セブンス・ワン)』を発動!このカードはエクストラデッキ・墓地から効果を無効にしてオーバー・ハンドレットナンバーズを特殊召喚する!!」

 

107

 

「宇宙を貫く雄叫びよ!遥かなる時を遡り、銀河の源より蘇れ!!現れろ!「No.107」!「銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)」!!』

凌牙の場に現れた宝石のあしらわれた四角錐が展開…107を背負う、黒きギャラクシーアイズが現れる! ATK3000

 

「さらに特殊召喚したオーバーハンドレットナンバーズをランクアップさせ、カオス化する!俺は『銀河眼の時空竜』でオーバーレイネットワークを再構築…カオスエクシーズチェンジ!!」

光の銀河に四角錐が飛び込み、混沌の爆発と共に再誕する!!

 

107

 

「現れろ…!『CNo.107』!!逆巻く銀河を貫いて!時の生ずる前より蘇れ!永遠を超える竜の星!|「超銀河眼の時空龍」《ネオ・ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン》!!』

混沌のビッグバンの中から3つの首を持つ黄金の巨龍が現れる! ATK4500

 

 

『『攻撃力4500だと!?』』

 

「まだだ…!『超時空龍(ネオタキオン)』の効果発動!カオスORUを1つ使い、フィールド上で表側表示のカード効果を全て無効にし、このカード以外のこのターンに発動したカード効果を無効にし、このターン開始時の状態に戻す!タイム・タイラント!!」

 

《グオオオン!!!》

 

『なっ…「裁きの矢」が!!?』

黄金の巨龍が咆哮…時間が逆行し、ビット・ブートのモンスターや『裁きの矢』は効果を失い、灰色の石像と化す…さらに墓地の『七皇の剣』は()()()()()()()()()

 

 

 

「再び発動しろ!『RUM-七皇の剣』!!そして…現れろ!オーバー・ハンドレットナンバーズ!!」

 

105

 

「現れろ!『No.105』!『BK(バーニング・ナックラー)-流星のセスタス』!!」

光の爆発の中から青と黄のアーマーを纏う拳闘士が現れる! ATK2500

 

「さらに俺は『流星のセスタス』1体でオーバーレイネットワークを再構築…カオスエクシーズチェンジ!!」

 

105

 

「現れろ!『CNo.105』!闇を飲み込む混沌を!光を以て貫くがいい!!『BK-彗星のカエストス』!!」

混沌の爆発の中から…紺色の体にカオスの力を滾らせた拳闘士が現れる! ATK2800

 

 

「さらに!俺は『スピア・シャーク』を召喚!」

鼻先が槍のようになった鮫が現れる! ATK1600

 

「そして手札の『サイレント・アングラー』は自分フィールドに水属性モンスターが存在する時、特殊召喚できる!!」

さらに巨大なアンコウが現れる! DEF1400

 

 

「俺は『彗星のカエストス』の効果発動!カオスORUを1つ使い!ブートの『バトルシーラ』を破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!」

 

『なっ…!?ぐはああああ!?』

カエストスの背から4本のカオスの光が放たれ、深海魚を粉砕する!

 

ブート LP3500→1700

 

 

「さらに『超時空龍』の効果発動!『サイレントアングラー』と『スピアシャーク』をリリースする事でこのターン、3回攻撃できる!!」

 

『『攻撃力4500の3回攻撃だとぉ!?』』

 

「バトルだ!『カエストス』でビットの『バトルシーラ』を攻撃!さらに、『カエストス』はバトルで相手モンスターを破壊した時、その攻撃力分のダメージを与える!コメット・エクスプロージョン!!」

 

『ぎゃあああああ!?』

深海魚を混沌の拳が粉砕…ビットを吹き飛ばす!

 

 

ビットLP3500→2300→700

 

 

「『超時空龍』で雑魚共にダイレクトアタック!!アルティメット・タキオン・スパイラル!!」

 

『『───!?!?』』

 

放たれた黄金の破壊光線はビット・ブートを断末魔ごと蒸発させ…さらに、そのまま周囲を掃射するように振り回された光線はウィンディの城周辺のビット&ブートを一掃した…!

 

 

ビットLP0

ブートLP0

 

ナッシュ WIN!

 

 

 

 

 

 

「あ、あれが…白波遊嗣の兄…8代目、決闘王…!」

 

『なんと、凄まじい力だ…!』

 

「見事に、更地になりましたねぇ…」

瞬く間に敵を一掃したナッシュ……遊嗣の兄、白波凌牙…その姿にハノイの騎士達は言葉を失う、そして全員がこう考えた。

 

 

「Yu-Zを傷付けていたら、自分達が同じ目に遭っていただろう」と。

 

 

 

「お前…ハノイのリーダー、リボルバーだな?」

 

『…そうだ』

敵を殲滅した凌牙の鋭い眼光がリボルバーを射抜く…その眼光に気圧されながらも、リボルバーは凌牙に向かい合う…。

 

 

「ハノイの塔の件で言いたい事は山ほどあるが……今、弟を守ってくれたのでチャラにしてやる……ありがとな」

 

『感謝される筋合いはない…白波遊海に受けた恩を返しただけだ……彼がプレイメーカーと行動を共にするなら、これから戦う事もあるやもしれん』

 

「そうかよ…その時は、遊嗣にぶっ飛ばされろ」

短くリボルバーと言葉を交わした凌牙は意識を失った遊嗣を抱え上げる…。

 

 

「遊嗣…こんなボロボロにされて…!!現実のお前は大丈夫なのか…!」

 

《っ…ハノイ…の、三騎士が、処置、して……どれくらい、影響が、残るか…ログアウト…しない、と…わから、ない…》

 

「ロマン…!くそっ…!!」

アバター越しとはいえ…大きなダメージを負ってしまった遊嗣を抱きしめる凌牙…そして、同じくボロボロのロマンに告げられた言葉に彼は不安そうな表情を見せる…。

 

 

《凌牙、くん、ごめん……遊嗣を、お願い……》

 

「ああ……後で何があったのか聞かせてくれ…お前もよくやってくれた…!」

そして…優しくロマンを労う凌牙…何故、彼が遊嗣を助ける為にこの場所に来る事ができたのか…その理由は少し前に遡る…。

 

 

 

 

 

 

Side???

 

 

 

《っ…ロマンからの救難信号!?》

 

「えっ!?」

 

「なっ…遊嗣に何かあったのか!?」

ロマンはライトニング戦のダメージからなんとか復活した後、救難信号を送っていた…その信号はアヤカへと届き、その場には翠、そして遊海の見舞いに訪れた凌牙が居合わせていた…!

 

 

《詳細はわかりません…しかし、ネットワーク世界で…遊嗣の身に何かが起きたと思われます…!》

 

《アヤカ!すぐに向かうのです!!ユウジに()()()の事があれば…!!》

 

「っ…私が行くわ…!アヤカちゃんは瀬人さんに連絡して!!」

ロマンからの緊急連絡に表情を変える精霊達…そして、翠が立ち上がるが──

 

 

「ネットワーク世界…リンクヴレインズ…なら…!母さん!()()()()()()()()()()()()()()()()()()!!」

 

「っ…凌牙君!?…でも…!」

 

「リンクヴレインズにはデンシティに住んでる奴しかログインできねぇ…だけど、父さんのディスクを使えば入れるはずだ…!こんな時に遊嗣を助けに行けなかったら…俺は──あいつの兄貴を名乗れねぇ!!」

 

「……凌牙君…お願い…!!」

リンクヴレインズにはデンシティ在住者しかログインできない…しかし、凌牙は遊海のアカウントを纏う事で無理矢理ログインし、遊嗣を救う為に駆けつけたのだ…。

 

 

 

Side Out

 

 

 

 

 

「遊嗣…お前は弱くなんかねぇんだよ……あとは任せるぞ、プレイメーカー…!」

 

そして、アヤカ謹製のログアウトプログラムを使った凌牙と遊嗣は一足先にハリボテのサイバース世界から脱出した…。

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