転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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千年玉(千年オーブ)〈ミレニアム・オーブ〉について

神様が遊海の不老不死を叶えるために渡したアイテム。
設定ではアクナムカノン王の7つの千年アイテムを造る遥か以前に作られた原初の千年アイテム。
当時起きた大戦争の死者数千人の心臓と魂を生け贄に作成された、ただし機能は7つのアイテムより劣化している物が多い、理由としては機能の詰め込み過ぎに在ると思われる、7つの千年アイテムはそれぞれに特化することによりその力を発揮している。

機能
・魂の保管、記憶の映写機
・自分の魂を切り取り無生命体に憑依させる(ただしすごく痛い)
・相手の行動の予測
・相手の思考誘導、簡易催眠
・限定的な未来予測(突発的に頭痛と共に見える)
・邪な心、敵意の警告
・心の部屋に入り対話できる
・●●●●●●〈現在使用不可〉
・闇のゲーム、結界への介入


【挿絵表示】


※下手ですがサンプルイラスト書いてみました!


遊海の初デュエル VS城之内

 遊戯さんと歩く事約10分、到着したそこは決闘者にとって見覚えのある広場。映画『超融合』で遊戯・十代・遊星がデュエルしたり、Gx最終回において過去に転移した十代が遊戯とデュエルしたあの広場である。

 

「お~い、みんな~!」

 

「おい、遅いぜ遊戯!早くデュエルしようぜ!」

「落ち着けよ城之内!」

 

「まったくもう!城之内はいつも急ぎ過ぎなのよ!」

 

集合場所であろう時計の下にいたのはいつものメンバー、金髪の外面少し不良内面は妹想いの兄の城之内 克也

 

角刈りの強面、本田 ヒロト

そしてネタバレ予告でお馴染みの遊戯の未来の恋人、真崎 杏子

原作でお馴染みの3人だった。

 

「あれ御伽君とバクラ君は?」

 

「御伽は親父さんの店の手伝い、バクラは…いつも通り寝坊助じゃないか?まぁ練習場所は伝えてあるしそのうちくるだろ!」

 

「そうなんだ…、バクラ君大丈夫かな…?」

『(まぁ今日に関しては遅れてくれてよかった)』

「(どういう事?もう一人の僕?)」

 

「遊戯!ところであなたの後ろにいる帽子を被った人は誰…?あまり見ない人だけど?」

と杏子さんに聞かれた、気づく遅いよ皆…。

 

 

 

「あっごめん忘れてた!彼は白波 遊海君、最近童実野町に引っ越して来たんだって!」

 

「初めまして!白波 遊海っていいます、引っ越して来て町を迷っていたところを遊戯さんに助けてもらったんです!それで自分も決闘者で遊戯さんがデュエルの練習をするということで連れてきてもらったんです。」

 

「なるほど、私は真崎 杏子よ、ヨロシクね!」

 

「俺は本田 ヒロト!、デュエルは弱いが喧嘩は負けないぜ!」

 

「オレは城之内 克也、決闘者の王国で決勝トーナメントまで残った決闘者だ!腕っぷしも強いぜ!」

 

「も~、城之内はすぐ調子に乗る!」

 

「まぁまぁ、後ここにはいないけど少し前にボートゲーム『DDD』を作った御伽、それと不思議ちゃんのバクラって仲間がいるんだ、今日はバトルシティに向けて決闘盤でのデュエルに慣れようっていうことで集まったんだ!っということで遊戯!早速デュエルしようぜ!」

 

「ダメよ城之内!、遊戯は私に決闘盤の使い方を教えてくれることになってるの!あなたはそのあと!」

「ちえっ、ワカリマシタよ~だ」

 

「ごめんね城之内君…」

 

「う~ん、でもデュエルしたいしな…、そうだ遊海!」

「ハイッ!?」

 

「オレとデュエルしないか?」

「ちょっと城之内!」

 

「いいですよ!相手させてください!」

 

「えっ、遊海君大丈夫?城之内君結構強いよ」

 

「大丈夫です、童実野町での初デュエル、相手にとって不足なしっていうことで!」

 

「お前結構ノリいいじゃないか!それじゃああっちの公園でデュエルだ!」

ということで俺は城之内とデュエルすることになった、転生後の初デュエル…、燃えてきた!

 

 

 

 

「むっ、近くに2つの千年アイテムの反応だと…?

1つは王様だとしてもう1つはなんだ?行ってみるか…」

路地裏にいた彼、闇バクラは千年輪の導きで進む、まだ見ぬ千年アイテムを求めて…。

 

 

 

 

 

 

 

「よしっ!準備はいいか?」

 

「はい!、よろしくお願いします城之内さん!」

 

「よしっ、いくぜ…!」

 

 

       「「デュエル!」」

 

遊海LP4000

城之内LP4000

 

「先攻はオレだっ!ドロー!」

 

「手札から『アックスレイダー』を召喚!」

斧を持った戦士が召喚される ATK1700

 

「カードを二枚伏せて…ターンエンド!」

城之内LP4000 モンスター1 伏せ2 手札3

 

 

「(あれで終わりか、このデッキじゃマズかったかな…)」

 

「おい遊海!早くしろよ~」

「すいません!俺のターンドロー!」

「(ヤベっ!?封殺ルートだ!?)」

「お~い、ビビってるのか~?」ニヤニヤ

 

プチッ「今やります!手札から魔法カード『汎神の帝王』発動!手札から魔法カード『帝王の開岩』を捨ててデッキから2ドロー!」

「さらに『汎神の帝王』の更なる効果!墓地からこのカードを除外し相手にデッキから三枚の『帝王』魔法・罠カードを見せ一枚を手札に加え残りをデッキに戻す!」

 

公開 

帝王の深怨✖3

「全部同じカードじゃねーか!」

 

 

「『帝王の深怨』を手札に加え、そのまま発動!手札の『風帝ライザー』を相手に見せて効果発動!デッキから任意の帝王魔法・罠カードを一枚手札に加える、手札に加えるのはフィールド魔法『真帝王領域』!そのまま発動!」

周囲にギリシャ調の黒い霧の立ち込めた神殿が現れる。

 

 

「さらに手札から永続魔法『進撃の帝王』を発動!」

「そして手札から『冥帝従騎エイドス』を召喚!」

黒い甲冑を着た騎士が現れる ATK800

 

「色々ブン回すから何が出てくるのかと思ったら攻撃力800?何がしたいんだ?」

 

「城之内君!、油断しないで!遊海君のターンはまだ終わってない!」

 

「そのとおりです!『エイドス』の特殊効果発動!このカードが召喚に成功した時俺はこのターン一度だけ追加でアドb…、生け贄召喚を行う事ができる!」

「追加で召喚だって!?」

 

「『エイドス』を生け贄に『風帝ライザー』を召喚!」

遊海の場のエイドスが破壊され、緑色の鎧と風を纏った戦士が現れる ATK2400

 

「攻撃力2400!?(オレの真紅眼と同じだと!、でも大丈夫だ…!伏せてあるのはミラーフォースと天使のサイコロ、ダメージは最少限に押さえられる!)」

 

「『ライザー』の効果発動!このカードが生け贄召喚に成功した時、場のカード一枚をデッキの一番上へ戻す!俺が選ぶのは右の伏せカード!」

 

「しまった!ミラーフォースが!?」

ライザーの起こした暴風が伏せカードを吹き飛ばす。

 

「バトル、『ライザー』で『アックスレイダ―』を攻撃!『風帝剛風』!」

「リバースカードオープン「天使のサイコロ」!ダイスを振って出目の分自分のモンスターの攻撃を✖100上げる!ダイスロール!」

城之内は天使から受け取ったサイコロを放り投げる、出目は…5!

 

「よしっ、これで『アックスレイダ―』の攻撃力は500アップして2200!

ダメージは200で済むぜ!」

天使の祝福がアックスレイダ―を強化するATK1700→2200

 

「まだだ!フィールド魔法『真帝王領域』の効果!自分の場の生け贄召喚に成功したモンスターが相手のモンスターに攻撃する時、その攻撃力を800アップする!」

「嘘だろ!?」

ATK2400→3200

 

「行け『ライザー』!」

ライザーの起こした竜巻がアックスレイダ―を吹き飛ばし、破壊する。

その余波が城之内に襲いかかる!

「ぐあっっ!」

 

3200vs2200→1000ダメージ

城之内 LP4000→3000

 

「カードを二枚伏せてターンエンド!」

遊海LP 4000

モンスター1 魔法・罠4(伏せ2)手札1

 

ヤバイブン回しすぎた!?

 

 

「やるじゃねーか!遊海!オレも負けてられねぇ、オレのターンドロー!」

「(オレの手札はさっき戻された『ミラーフォース』、そして『ロケット戦士』と『地割れ』、そして『真紅眼』)…なら!」

「俺は手札から魔法カード「地割れ」を発動!『風帝ライザー』をはかi〈ビービーッ!〉うわっ!、なんだいきなり!?」

地割れを発動した瞬間、決闘盤から警告音が鳴る。

 

「永続魔法『進撃の帝王』の効果!

このカードが場に存在する時生け贄召喚されたモンスターは効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない!」 

 

「マジかっ!?」

城之内の発動した地割れは破壊できる対象がおらず不発に終わる。

 

「なら『ロケット戦士』を守備表示で召喚、カードを伏せてターンエンド!」

城之内LP3000

モンスター1 伏せ1(ミラフォ)手札1

 

 

「(ここは一度耐えるしかねぇ!)」

 

 

「俺のターン、ドロー!(このカードは…)」

「俺はリバースカードオープン魔法カード『帝王の烈旋』を発動!

このターン俺が生け贄召喚する時、相手のモンスターを生け贄に召喚ができる!」

 

「なにっ!?」

 

「見せてあげます『ライザー』の進化した姿を!

俺は「ライザー」と城之内さんの場の『ロケット戦士』を生け贄に、進化せよ!『烈風帝ライザー』!」

風帝ライザーとロケット戦士が竜巻に巻き込まれ消滅する、そして竜巻が治まるとそこに体が2回りほど大きくなりさらに重厚な鎧を纏った『帝王』、「烈風帝ライザー」が降臨した。

ATK 2800

 

「なっ!遊戯の『マジシャンオブブラックカオス』と同じ攻撃力だと!?」

「『ライザー』の効果発動!このカードが生け贄召喚に成功した時、場のカード一枚と自分または相手の墓地のカードを好きな順番でデッキの上へ戻す!俺は城之内さんの伏せカードと俺の墓地の『エイドス』をデッキの一番上へ!」

 

進化する前よりも強くなった爆風が城之内の伏せカードと墓地で眠っていたエイドスを持ち主のデッキの上へ吹き飛ばす。

 

「これでフィールドはがら空きです、バトル!

『ライザー』でダイレクトアタック!『風帝嵐撃』!」

ライザーから放たれた嵐の力が城之内に叩きつけられる。

「痛てててっ!?」

城之内LP 3000→200

 

「痛て~な!、でもまだライフは残ってる!

オレは諦めねぇ!」

「わかりました!、これでターンエンド!」

遊海 LP 4000 モンスター1 伏せ1

魔法罠2 手札1

 

 

「いくぜオレのターン!ドロー!」

「(遊海にはああ言ったが正直打つ手はねぇ、ダメ元でもやるしかねぇ!)」

「カード伏せてターンエン…」

「ちょっと待って!

リバースカードオープン!罠カード『連撃の帝王』!」

「何っ!?」

「このカードは相手のターンにのみ発動できる罠カード、効果により相手ターンに生け贄召喚をすることができる!」

「相手ターンに召喚だって!?」

 

「俺は場の『ライザー』を生け贄に…降臨せよ『怨邪帝ガイウス』!」

 

場のライザーが空間に現れた闇に吸い込まれる、ライザーを吸収した闇は肥大化し爆発する。

そのなかから邪悪なオーラを纏った「帝王」怨邪帝王ガイウスが現れた。ATK 2800

 

「!?ちょっと待て遊海!

そのモンスターレベル8のモンスターだろ!?なんで1体の生け贄で召喚してるんだ!?」

 

「『ガイウス』は召喚する時生け贄召喚に成功したモンスターを生け贄にする時、1体の生け贄で召喚できる!」

 

「そんなのアリかっ!?」

 

「『ガイウス』の効果発動!

相手の場のカード1枚を除外し1000のダメージを与える!!」 

 

ガイウスから闇の波動が放たれ伏せカードを飲みこむ、

直後闇が爆発し城之内のライフを削りきった…。

 

「うわぁぁぁっ!?」

 

城之内LP 200→0

遊海 WIN !

 

 

 

 

 

「いや~、まいったぜ!

決闘者の王国で勝ち抜いて自信ついたところだったんだけどなぁ…。」

 

「いやいや、俺のデッキがたまたま上手く回っただけですよ~。引っ越す前の町で俺が一番弱かったんですから~」

 

「マジで!?」

 

「はい、いつもボロ負けで…(そりゃカードパワーも違うしなぁ)」

 

「くそっ、遊海もう一度デュエルだ!

今度は絶対勝ーつ!!」

 

「わかりました!受けてたちます!」

 

 

         ~1時間後~

 

 

「…10戦3勝7敗…完全に負け越しだ~!」

 

「いやでも今のデュエルは完全に俺の負けですよ、クライスで真紅眼に攻撃したらサイクロンでフィールド魔法割られて鎖付きブーメランで倒されましたし、あの後俺がリカバリーできなかったら完全に負けてましたよ。」

 

「でも負け越した事に変わりはねぇ…、でもバトルシティでは負けねぇからな!準決勝で勝負だ!」

 

「決勝じゃなくて?」

 

「決勝はオレが勝ち抜いて遊戯との決着をつけるんだよ!そのために絶対に勝つ!」

 

「わかりました、負けませんよ城之内さん!」

 

「二人とも~、お昼食べにいきましょ~!私お腹減っちゃった~!」

 

「お前ら俺達をほっといてデュエルしてんだもんな~」

「まぁ良いじゃないの本田!お陰で遊戯に決闘盤の使い方教えてもらえたし!」

 

「わりぃ、デュエルに熱中し過ぎちまった、よしハンバーガーでも食いにいこうぜ!」

 

「うん、そうしよう遊海君もどう?」

「ありがたいです!まだあんまりお店も知らないので、お願いします!」

 

「よ~し、それじゃあ出発!」

 

 

『(……。)』

「(どうしたのもう一人の僕?)」

 

『(いや、なんでもない少し考え事をしてただけだ。)』

「(ならいいけど…。)」

 

「オーイ遊戯!置いてくぞ~!」

 

「あっ、待ってよみんな~!」

 

 

 

 

『(白波 遊海…、あいつは城之内君とのデュエルで明らかに手を抜いていた、1回はデッキの事故で負けていたようだか2回は決定的に「隙」を作っていた…あいつは一体何者なんだ…?)』

闇遊戯は遊海に対して警戒を強める事にした、その心配は杞憂に終わるのだが、遊戯はその事をまだ知らない

 

 

「シラナミ ユウミねぇ…、アイツから千年アイテムに似た力を感じるんだが、身に付けてはいねぇようだな、まぁいいもう少し探ってみるか…。」




皆様に読んでいただけるのが嬉しくて連続投稿!
亀更新タグ外そうかな…。

※5月17日 加筆修正しました、すいません

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