転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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遊海と翠の休息

「休暇…ですか?」

 

「そうです、遊海君と翠さん、あなた達に一週間の休暇を取ってもらいます!」

 

カミューラとの決闘から3日、なんとか調子の戻った俺達は校長室に着くなり休暇を言い渡された…解せぬ。

 

 

「鮫島校長…休暇をいただけるのはありがたいですが…返上してもいいでしょうか?」

 

「私達、ただでさえ2週間近く仕事ができなくてやらなきゃいけない事が…」

 

「返上は許せません!」

 

「どうしてですか!?」

 

「君達が寝込んでる間に職員・教員にあるアンケートを取ったんです。」

 

「「アンケート?」」

 

「『アカデミアで働き過ぎなのは誰か?』というアンケートです…その結果がこれです」

 

鮫島校長が1枚の紙を取り出した。

 

 

 

「アカデミア働き過ぎランキング」

 

5位鮎川先生

 

4位クロノス先生

 

3位トメさん

 

1位タイ岸波さん

 

1位タイ翠さん

 

 

 

 

 

 

「えぇ~!?」

 

「私達そんなに働いてないですよ?」

 

「…それじゃあ質問をしますから答えてください…まず…翠さん」

 

「はい?」

 

「1日にやっている仕事を教えてください。」

 

「はい…レッド寮の朝夕のご飯と希望者へのお弁当作り、破れた寮生の制服の補修、寮の掃除に畑作業、あと時間のある時に生徒へのカウンセリング、あと…」

 

「けっこうです、わかりました…遊海さんは?」

 

「俺は…アカデミア本校舎の掃除に故障の修理、七精門の見回りにもけ夫くんの世話、あと不審者の捕縛に行方不明者の捜索…あと植え込みの刈り込みに…花壇の整備…」

 

「うん、働きすぎです!」

 

「「えっ」」

 

「それに二人共、有休も録にとってませんね…絶対に休んでください!」

 

「でもセブンスターズが…」

 

「外部から人を呼んで代役を頼みます!それにそんなボロボロな体の人間に防衛を任せられません!」

 

「バレてましたか…」

 

「私を誰だと思っているんですか?6年間君達の動きを見てきました、調子が悪いならすぐにわかるんですよ!」

 

「はい、わかりました…」

 

「…強い口調で言いましたが、それはあなた達を心配するがゆえです…頼みますよ…」

 

 

 

 

 

 

「やっぱり鮫島先生には敵わないな…」

 

「まさか私達の健康状態まで把握してるなんて…」

 

俺達は今、レッド寮の自室で横になっている…今回の戦いで力を失いすぎた…アヤカ達、精霊も見えなくなってるし…あと…まだ頭がクラクラする…。

 

「とにかく今日は休みましょう…明日はどうしますか?」

 

「なら火山の保養所に行ってみるか?なんだかんだ行った事無かったし…」

 

「そう…ですね…そう…しま…」

 

「…寝ちゃったか…俺も……寝よう…」

 

 

 

 

 

 

 

 

《アヤカさん…どうします?…マスター達…私達がいないと…》

 

《そうですね…でも私達は幻魔に手出しはできません、それはマスター達の意に反する事ですから…》

 

《私も主殿達と話せないと調子が出ず…》

 

『『『う~ん…』』』

 

《…ウィンダお姉ちゃん…》

 

《どうしたの、ウェン?》

 

《…マスター達を精霊世界に連れて行けばいいんじゃない?あの世界なら自然に力が戻る…かも?》

 

《…ダメ元でやってみるか…そもそも連れて行けるかもわからないし…》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、俺と翠は火山の保養所…温泉に来ていた、温泉なんて久しぶりだな…

 

「じゃあ遊海さん!また後で!」

 

「ああ、ゆっくりしよう!」

 

 

カポーン

 

「温泉というか池だなこれ…」

 

さすが海馬さん…スケールがデカイ…

 

「というか底が深すぎる…浮き輪は必須だな…でも気持ちいい…眠く…なっ…て……」

 

 

 

 

 

 

 

「フゥ…気持ちいい…こんな広い温泉、初めてです…」

 

本当は遊海さんと混浴できればいいんだけど…

 

「あれ…?…あんなに…寝たのに…眠い…な、血が…足りてない…のか……」

 

 

 

 

 

 

…

 

『バトル!「ヴァンパイア・ロード」でダイレクトアタック!』

 

「ぐあぁぁああ!!」

 

やめろ…

 

『さぁ…オシオキの時間よ…人形になりなさい!』

 

〈…〉

 

『ウフフ、私の勝ちね!約束は果してもらうわ?』

 

「あ…嫌だ…遊…海…さ…」

 

やめろ…!

 

「さあ貴女も人形に…!」

 

やめろ!!

 

 

 

 

 

 

「やめろ!!!…ハッ!?」

 

夢か…なんて悪夢を見るんだ…せっかくの温泉…あれ?

ここどこ?

 

 

 

遊海がうたた寝から目覚めると、草原だった…服も着ている…。

 

【マスター!目が覚めましたか!】

 

「うぇ!?アヤカ…?アヤカが見える…!どうして!?」

 

遊海の頭上には実体化したキラーの姿があった。

 

【マスター、おひさしぶりです!ずっと喋れなくて寂しかったんですよ…?】

 

「アヤカ…ごめんな…ここは?」

 

【ここは私達の精霊世界『DT世界』と呼ばれるところです。】

 

「ここが…キラーやウィンダ達の故郷…」

 

【はい…急に連れて来てすいません…あの温泉が一番精霊世界に通じやすい道だったので…】

 

「でもどうして俺を連れて来たんだ?」

 

【はい…マスターの精霊の力を少しでも回復できれば…この世界には力が溢れています…ここで養生すれば力も戻るかも…と思って…】

 

「そうだったのか…ありがとな、それでここは?」

 

【はい、ミストバレー湿原の近くです、あそこに崩れた祭壇が見えますね?あれがSopiaが眠っていた祭壇です!】

 

「あれが…そういえばアヤカ、ひとつ聞きたいんだけど…」

 

【なんですか?】

 

「俺の知ってるDT世界だと『クリフォート』と『シャドール』って敵対してたと思うんだけど…ウィンダとかと一緒で大丈夫なのか?」

 

【あれはあくまで人間が作った設定ですから…この世界ではそこまで関係ないんですよ、まあ平行世界と思ってもらえれば…】 

 

「そういうものか…」

 

《キラーさ~ん!お疲れ様で~す!》

 

【ソンプレスちゃん!久しぶり!】

空を飛んで現れたのはSopiaから創造の力を受け継いだ戦士・セイクリッド・ソンプレスだった。

 

《あっ!あなたが噂のマスターさんですね!》

 

「白波 遊海です!よろしく!ソンプレスさん!」

 

《はい!皆さん待ってますよ?行きましょう!》

 

「みんな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『よく来てくださった!村長のカムイじゃ!』

〈ピィ~!〉

 

ソンプレスに連れられやって来たのは霊獣使いの村だった、そして霊獣使いの長老ことカムイとカンナホークと面会している。

 

『いつもウェンやウィンダ姉さんから活躍は聞いてますよ!さぁ今日はゆっくりしていってください!』

 

「あ…ありがとうございます…」

 

 

 

《ソンプレス!キラー!先にそっちが着いたか!》

 

《ケルキオン!貴方また遅刻して…》

 

《あ、私が悪いんです…転移場所間違えちゃって…》

歩いて来たのは破壊の力を受け継いだ戦士・ヴェルズケルキオンと霊獣使いのウィンダだった…そして

 

「遊海さん!!」

 

「翠!?お前も来てたのか!」

 

「はい…お風呂でうたた寝して気づいたら…」

 

「俺もだよ…まあしょうがないよ、アヤカ達には伝える手段が無かったし…」

 

【すいません…】

 

 

 

『カムイ!久しいな!元気だったか?』

 

『アバンスさん!久しぶりです!エミリアさんはお元気ですか?』

 

『ああ!元気にしているよ!』

そしてやって来たのは影霊衣の大魔導士ことアバンスだった…いったい何歳なんだ?

 

『そなたがキラーとウィンダのマスターか?アバンスだ!話は彼らから聞いている、付いてきなさい』

 

「「はい?」」

 

 

 

 

 

 

 

遊海と翠がアバンスに付いて行った先には巨大な穴があった。

「『煉獄の封印穴』…かつて暴れ回った氷結界の三龍の眠りし場所だ…ここはこの世界では一番の魔力がある場所だ…ここなら力も回復しやすいだろう…」

 

「ありがとうございます、アバンスさん…」

 

『うむ、しばらくしたら迎えにくる…それまでゆっくりしているがいい…』

そう言ってアバンスさんは村に戻って行った…

 

「ちょうど切り株もあるし…休もうか…」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…空気が澄みきってる…今は力が無くて感じられないけど魔力もスゴいんだろうな…」

 

「はい!私もなんだか元気になった気がします!」

 

「しかし…6年振りの闇のデュエルはキツかったな…痛みには慣れたつもりだったけど…セブンスターズが本当に殺る気じゃ無くてよかった…」

 

「まぁ、私達も今まで3回くらい死にかけてますけど…封印も…今回で二回目ですね…」

 

「ああ、ドーマの時か…あの時も凄まじいやられ方したしな…」

 

「私もです…占術シャドールでダーツと戦ったらミラーナイトに囲まれちゃって…」

 

「俺はクリフォートでいったけど…なんでスキドレ来なかったかな…トラウマを抉られつつシュロノスでオーバーキルだったし…」

 

「それで私達がミラーナイトになって…あれもある意味トラウマですね」

 

「ああ…」

 

「今回は人形ですみましたけど…異世界ではどうなるんですかね…」 

 

「…」

 

「遊海さん?」 

 

「zzz…」

 

「まったくもう…遊海さんが寝ちゃったら…話相手いないじゃないですか…私も寝~よう!おやすみなさい…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体が動かない…声も出せない…目だけがはっきりと見えている…

 

 

『約束は守ってもらうわよ子猫ちゃん…!』

 

ガブリ

 

「あ…嫌…!」

 

〈翠!〉

 

『ンクッ…ンクッ…』

 

「嫌…!遊…海…さ…」 

 

〈やめろ…!〉

 

『美味しかったわ…!さぁ、貴女も人形になりなさい!』

 

〈やめろ…!!〉

 

『この人形は要らないわ!ポイッ!』

 

〈遊海…さん…!〉

 

やめてくれ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐっ…ああ…!」

 

「遊海さん!しっかりしてください!遊海さん!!」

 

「はっ!?…はぁ…はぁ…夢…か…」

 

「遊海さん…大丈夫ですか?すごい魘されてましたけど…」

 

「ああ…ごめん…この前の事を夢に見てたんだ…」

 

「あっ…」

 

「この前は無様だったよな…俺、神を倒したライトロードで戦って事故って…負けて人形にされて…目の前で翠が戦ってるのに人質で足を引っ張って…」

 

「遊海さん…」

 

「目の前で惚れた女が苦しんでるのに…俺はなにもできなかった…!俺は…馬鹿だ!」

遊海は涙を流しながら懺悔する。

 

「あの時…カミューラとの戦いの時…俺は迷ってたんだ…『もし、ここで俺が勝ったら未来が変わりすぎるんじゃないか』って…その迷いがカードを遠ざけたんだ…!」

 

「遊海さんっ!!」

 

パンッ!!

 

「あっ…!」

翠が遊海の頬を張る…翠も涙を流していた

 

「遊海さん!何を難しく考えてるんですか!私の惚れた遊海さんは絶対にそんな事を言いません!」

 

「翠…」

 

「私があなたを好きになったのは…あなたが楽しそうにデュエルしていたから…!勝っても負けても…楽しそうに笑っていたあなたを…私は好きになったんです!」

 

それは最初の出逢い、公園で友人と楽しそうにデュエルしていた優介の姿…それが春美の心に響いたのだ…

 

 

「遊海さんは一人でなんでも背負いすぎなんです!

…私も頼ってくださいよ…!私も決闘者なんです!私も遊海さんを…守りたいんです!」

 

「翠…ごめんな…俺がだらしないから…俺も変わらなくちゃな!…翠!」

 

「なんですか…?」

 

「デュエルをしよう!二人で久しぶりに!」

 

「はい!」

 

 

「氷結界の3龍よ!このデュエルを見届けたまえ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

       「「デュエル!!」」

 

 

 

 

翠 LP 4000

遊海 LP 4000

 

 

 

 

 

 

「私の先攻!ドロー!」

「手札から『おろかな埋蔵』を発動!『シャドールビースト』を墓地に送り、効果で1ドロー!」

 

「そして手札から『エルシャドールフュージョン』を発動!手札の『リザード』と『裏風の精霊』を融合!傀儡の蜥蜴よ!風の力を得て守りを固めよ!『エルシャドール・ウェンディゴ』!」

イルカの人形に乗った少女が現れる DEF 2800

 

《私、登場!って翠?なんで遊海兄とデュエルしてるの!?》

 

「ごめんね、ちょっと付き合って!『リザード』効果で『ファルコン』を墓地に送って、裏守備で特殊召喚!」

 

「カードを一枚伏せてターンエンド!」

翠 LP 4000

ウェンディゴ 裏ファルコン 伏せ1 手札2

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺のターン!ドロー!」

「手札から『花札衛ー桜に幕』の効果発動!このカードを相手に公開しカードを一枚引く!引いたのは『柳に小野道風』!『桜に幕』を特殊召喚!」

カーテンの描かれた花札が現れるATK 2000

 

「花札衛!?」

 

「そして星10以下の『花札衛』がいるので『柳』を特殊召喚!」

ハリケーンの描かれた花札が現れる ATK 100

 

「さらに『芒』『桐』を特殊召喚!」

マンイーターの花札とナチュルコスモスビートの描かれた花札が現れる ATK 100ATK 100

 

「そして『柳』を特殊リリースして『小野道風』を特殊召喚!」

着物を着た人を描いた花札が現れる ATK 2000

 

「その瞬間!リバースカード『超融合』を発動!手札を捨てて『ファルコン』と「道風」で融合!傀儡の鳥よ!闇の力を得て神の探訪者を呼び出さん!『エルシャドール・ミドラーシュ』!」

竜に乗った緑髪の少女が現れる ATK 2200

《あれ?遊海さん!?なんでデュエル!?》

 

 

 

「しまった…タイミングが上手い…」

 

「そして再び『ファルコン』をセット!」

 

「…バトル!『桜に幕』で『ファルコン』を攻撃!」

ファルコンが破壊される。

 

 

「メイン2『札再生』を発動!墓地の『道風』を手札に加える、そして『芒』の効果で『道風』と『桜に幕』を手札から見せてリロード!…ターンエンド!」

遊海LP 4000

桜 芒 桐 手札2

 

 

 

 

 

 

 

「くそ~!まさかいきなり『超融合』か…エンジョイできるかな…?」

 

「どうなりますかね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

「バトル!『ミドラーシュ』で『桐』を攻撃!『ウインドストーム』!!」

《よいしょ~!》

ウィンダの起こした風が迫る!

 

「『桐』の効果!カードをドローして攻撃を無効にしてバトルフェイズを終了する!」

透明なバリアが攻撃を防ぐ

 

「メイン2!『影依融合』を発動!手札の『タロットレイ』と『ミドラーシュ』を融合!神の探訪者よ!光の力を得て影の巨人を呼び出さん!『エルシャドール・ネフィリム』!」

 

影の巨人が現れる ATK 2800

 

 

「来たか!シャドール唯一の禁止経験者!」

 

「…ええ…長かったです…、墓地の『ミドラーシュ』効果で『影依融合』を回収!『ネフィリム』効果で『ビースト』を墓地に送って1ドロー!ターンエンド!」

翠 LP 4000

ネフィリム ウェンディゴ 手札2

 

 

 

 

 

 

 

「俺のターン!ドロー!」

「いくぜ!『超こいこい』!デッキから3枚めくり花札衛をレベル2で召喚条件を無視して召喚できる!ただし花札衛以外なら裏向きで除外し一枚につき1000ダメージを受ける!いくぜ!」

 

「一枚目!『松』!」

 

「二枚目!『桐』!」

 

「三枚目!『札再生』!よって、俺は1000ダメージを受けて『松』『桐』を特殊召喚!…ぐえっ!?」

二枚の花札が召喚されるATK100 ATK100

その後遊海の上から花札が落ちて遊海を押し潰す

遊海LP 4000→3000

 

「…こんなエフェクトだったっけ…?」

 

「…微妙にトラウマが…」

 

 

 

 

「そして『桐』をリリースして『牡丹に蝶』を特殊召喚!」

蝶の描かれた花札が現れる ATK 1000

 

「そして『牡丹に蝶』の効果!ドロー!『花合わせ』なので効果なし!そのまま墓地へ!」

 

「いくぞ!レベル2扱いの『松』『桜に幕』『桐』『芒』にレベル2チューナー『牡丹に蝶』をチューニング!その神々しきは聖なる光…今、天と地と水と土と金となりて照らせ。シンクロ召喚!『花札衛-五光-』!」

 

花札の最高の役を冠する戦士が現れる ATK 5000

 

「バトル!『五光』で『ネフィリム』を攻撃!『五光覇道斬』!『五光』がバトルする時『ネフィリム』の効果は無効になる!」

 

「『ウェンディゴ』の効果!『ネフィリム』は特殊召喚されたモンスターとの戦闘では破壊されない!『ウィンドガード』!」 

 

「でも切れ味は受ける!」

 

五光がネフィリムに斬りかかるが風の壁に弾かれる、しかし衝撃が翠に伝わる

「きゃ!」

 

翠LP 4000→1800

 

「俺はこれでターンエンド!」

遊海LP 4000

五光 手札2

 

 

 

「どうだ!翠!」

 

「さすが遊海さんです!でも今日は私の勝ちです!」

 

 

 

 

 

「私のターン!ドロー!」

「手札から『影依融合』を発動!相手フィールドにエクストラデッキから出てきたモンスターがいるのでデッキから融合できます!私はデッキの『シャドール・ドラゴン』と『禁忌の壺』を融合!現れろ拘束されし影の巨人!『エルシャドール・シェキナーガ』!」

 

体を拘束された影の巨人が現れる ATK 2600

 

「さらに手札から『聖占術の儀式』を発動!『シェキナーガ』を生け贄に『聖占術姫タロットレイ』を儀式召喚!」

 

フードを纏った占い師が現れる ATK 2700

 

「しまった!?」

 

 

「『タロットレイ』の効果!『五光』を裏守備に変更して…バトル!『タロットレイ』で裏守備の『五光』を攻撃!」

タロットレイが五光を打ち砕く…表示形式変更が弱いのが五光の弱点である

 

「ヤバイ!?『五光』の効果が!?」

 

「『ネフィリム』でダイレクトアタック!『影糸の操糸撃』!」

 

「ぐっ!」

 

遊海LP 3000→200

 

「ターンエンド!そして『タロットレイ』効果で『禁忌の壺』を裏守備で特殊召喚!」

翠LP 1800

タロット ネフィリム ウェンディゴ 裏禁忌 手札0

 

 

 

 

 

 

「圧倒的に不利だけど…いくぜ!ドロー!」

 

「手札から『桜に幕』の効果!ドロー!…罠カード『イカサマご法度』なので二枚を墓地へ!」 

「手札から『松』を召喚!効果で1ドロー!」

ATK 100

 

「…ドローカードは『花合わせ』…墓地へ行く…ターンエンド!」

 

遊海LP 200

松 手札1

 

 

 

 

 

「私のターン!ドロー!」

「バトル!『ネフィリム』で『松』を攻撃!」

 

「うわ~!!」

 

遊海LP 0

 

翠 win!

 

 

 

 

 

 

 

 

「キュ~…」

 

「遊海さん!?大丈夫ですか!?」

翠は吹き飛ばされた遊海に駆け寄る

 

「あ~あ…負けちゃった…、強くなったな翠!」

 

「ありがとうございます!でもなんで花札衛を使ったんですか?クリフォートとか帝王を使えば勝てたのに…」

 

「久々にenjoyデュエルがしたかったんだけど…まぁ『五光』が出せたからいいか!あはははは!!」

 

「うふふふ!」

二人はお互いに笑いあう、これが本当の二人である。

 

《キュォォォ…!》

その様子を半透明の龍達が見ている…その瞳は心なしか笑っている気がした…

 

 

『お~い!二人共!』

 

「アバンスさん!」

 

『食事の用意ができたそうだ!村に戻ろう!』

 

「「はい!」」

 

『ん?二人共、良い顔をしているの!何か良い事があったかの?』

 

「はい!ちょっとだけ心が軽くなりました!」

 

「そうか!なら良かった!さぁみんなが待っとるよ!」

 

「行きましょう遊海さん!」

 

「ああ!」 

二人は村に戻っていった

 

『二人とも憑き物が落ちたみたいだの…ん?』

 

《キュォォォ!》

 

『3龍が彼らを見ていてくれたのか…お主たちも変わったのぉ…』

 

《キュォ!!》

 

『はっはっは!怒るなよ「トリシューラ」!ではまた来るぞ!』

 

《キュォォ~!》

 

 

 

 

 

 

 

 

その後遊海達は村で一晩を過ごし、翌朝帰途につく

 

 

「カムイさん!ありがとうございました!」

 

『ホッホッホ!また来なさい!いつでも待っとるよ!』

 

「はい!ありがとうございます!」

 

『二人共…これを持って行きなさい!』

アバンスは2つの鏡のネックレスを渡す

 

「これは…『降魔鏡』!?」

 

『そうだ!まぁオリジナル程の力は無いがエミリア…舞姫とシュリットに頼んで祈りを込めてある、きっと何かの役に立つだろう!』

 

「ありがとうございます!アバンスさん!大切にします!」

 

 

 

 

 

【マスター!翠さん!大丈夫ですか?】

 

「ああ!」「はい!」

 

【では人間界に戻ります!転移開始!】

 

アヤカの声と共に二人は光に包まれ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「遊海先生!遊海先生!?大丈夫ですか!?」

 

「ぐっ…万丈目くん?どうして?」

 

「おい!みんな!遊海先生がいたぞ!」

 

「遊海先生!大丈夫か!?」

 

「見つかって良かったッス!」

 

「なんだな~!」

 

十代や翔達が走ってくる…

 

 

「みんな…どうしてここに?」

 

「校長から遊海先生と翠さんが行方不明だって聞いて探してたんだ!」

 

「俺達が…行方不明!?」

 

「そうッスよ!二週間もどこにいたんすか!?その間にセブンスターズも6人倒したんですよ!?」

 

「…二週間…二週間!!?」

 

「ああ!アマゾネスに盗掘団にファラオにタイタン!それぞれ撃退したんだ!」

 

「来週は学園祭なんだな~!」

《クリクリ~!》

 

「嘘…だろ…おい…アヤカ…?」

 

『……テヘペロ!』

 

「テヘペロ♪…で済むかぁ~っ!!!」

 

『ごめんなさい!マスター!!!』

遊海は逃げたアヤカを追っていってしまった…

 

「あれ?遊海先生…精霊が…」

 

「また見えるようになった…見たいッスね?」

 

 

 

 

こうして遊海も翠も精霊の力を取り戻す事ができた…しかしその後、大量の始末書を書く羽目になったのは言うまでもない…?

 

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