転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは、S,Kです!

ちょっと忙しかったのと、風邪ひいてました…おのれ、親父殿め…(うつされた)

Aiオルタを迎撃すべく準備を整える遊作達…彼らはAiオルタの蛮行を止められるのか…。

それでは、最新話をどうぞ!


財前防衛戦〜ロボッピの冒険〜

「遊馬、アストラルは?」

 

「かっとび遊馬号で遊海達を探しに行ってくれてる…拾えたらシャークも一緒に連れてくるって…」

 

「そっか…」

 

KC病院の病室…そこで遊馬と十代は眠り続ける遊嗣とマシュに治療を施し、彼らを守っていた…最悪の場合は『ヌメロン・コード』の使用も視野に入れつつ…今、できる範囲での行動をしていたのだ。

 

 

《フォウ…キュ〜ウ…》

 

「フォウ…大丈夫だって、遊嗣達は必ず目を覚ます!…だから、そんなに落ち込むなよ…な?」

 

《キュウ…》

そして…遊馬の腕の中ではフォウが落ち込み、疲れた様子でか細い鳴き声を漏らしている…遊嗣の()として、弟を守れなかった事へのショックが大きかったのだ…。

 

 

 

「もしかしたら…まだ、イレギュラーの揺り戻しが()()()()()()()のかもしれねぇな…」

 

「揺り戻しが、起きてない…?」

 

「遊海先生はDENCityでの『物語』をほとんど知らないって言ってた…でも、遊海先生や遊嗣達が関わらなかったらどうなってたかは…なんとなく想像がつく」

 

《おそらく、ボーマンとの戦いでイグニスは闇属性のAiを残して消滅してたんだろうね…他にもちらほら状況が悪化してそうな奴もいる…元凶の鴻上ってヤツも死んでたろうし、鬼塚?とかいうヤツもどうなってたか…》

 

「遊海先生はダークネスのせいで自分が死んで、遊嗣が『歴史改変』をしたのが()()()()だと思ってたんだ…だけど、そうじゃなかったとしたら…」

 

「っ……そんなの、防ぎようがないじゃんか…!!」

 

《フォウ…》

遊海と共に数多の戦いを乗り越えてきた十代とユベルが今回の状況の原因を察する…遊海と遊嗣が変えた『VRAINSの物語』の運命…その揺り戻しが遊嗣を襲ったのだと…。

 

 

「とりあえず、今は遊嗣の仲間を…遊作や尊達を信じてやるしかねぇ…ロマン、頼んだぜ…!」

 

《フォーウ…》

そして…十代は遊嗣の枕元に置かれたデュエルディスクに優しく手を置いた…。

 

   

 

 

 

 

 

 

 

「よく来てくれた、ソウルバーナー…プレイメーカーも…ありがとう」

 

「礼を言われる事じゃない…Ai…Aiオルタが問題を起こしたなら、それを止めるのは…オレの役目だ」

 

「そうか…変わらないな、きみは…」

Aiオルタによる犯行予告少し前…SOLテクノロジーのメインサーバー…そこに財前による招集を受けたデュエリスト達が集められていた…。

 

 

「これで全員だな」

 

「いいや、まだいる」

 

『───すまない、遅くなったな』

 

「リボルバー!?」

 

「それにスペクターとハノイの三騎士まで…!?」

 

「そうだ、この戦いには…彼ら、ハノイの騎士にも協力してもらう事になった」

そこに姿を見せたのはリボルバー達、ハノイの騎士…その姿を見た尊やエマ達は驚愕していた。

 

 

 

「…確かに、イグニス狩りなら目的は一緒か…だが…」

 

「ハノイの騎士の目的には『SOLテクノロジーへの復讐』も含まれてなかった?」

 

『光のイグニスによる()()が明らかになった今…SOLテクノロジーへの復讐心は消えた…私達もSOLテクノロジーも、光のイグニスに翻弄されていたのだからな』

ブラッドシェパードとエマの言葉にリボルバーが答える…ハノイの騎士はイグニス・サイバース世界の抹殺と鴻上博士に電脳ウイルスを仕込んだとされていたSOLテクノロジーへの復讐を目的として動いていた。

 

しかし、それは光のイグニス・ライトニングによる陰謀によるもの…それが明らかになった今、ハノイの騎士がSOLテクノロジーを恨む理由はなくなったのだ。

 

 

「でも、お兄様…彼らが()を犯してきた事に変わりはありません…なのに、また手を組む…というのは…」

 

『その通り…私達は自分達の大義の為に戦った…その為に犯した罪は消える事はない…既に、その()()を取る覚悟はできている』

 

「覚悟って、なんだよ…!全員で警察に()()するとでも言うのか?」

 

()()()()だ、ソウルバーナー』

 

「っ…!?」

 

「リボルバー…お前…」

 

幾度となく戦い、罪を犯してきたハノイの騎士と手を組む事に異論を唱える葵…だが、それに対するリボルバー達の答えは思わぬモノだった。

 

 

 

『──Aiを含めたイグニス達がどうなったかはカイバーマンから聞いている…我らの手が届かない、遠い世界に隔離され……英雄たる鋼の騎士が彼らを監督するだろうと……イグニスの抹殺という我らの大義を果たせなくなった今、闇のイグニスのバックアップ、Aiオルタの破壊を以て我らの存在意義も無くなる……よって、目的を遂行し次第、これまで起きた事を全て公表し…罪を償うつもりだ』

 

「くっ…!?(確かに、それが正しいのは分かる…でも…なんか、()()()()()()…!!)」

 

それは、リボルバー達の()()…自分達が生み出してしまった『世界を破滅させるモノ』を抹殺する為の()()()として振る舞ってきたハノイの騎士…その行いの償いをする覚悟を彼らは決めていたのだ。

 

だが、その言葉を聞いた尊は複雑な…言葉にできない思いを抱いていた…。

 

 

 

「でも、そんな事をしたらハノイの騎士だけじゃない…ハノイ・プロジェクトを支援したSOLテクノロジーもただではすまないのよ…!?」

 

「そうだな…だが、それは仕方ない事だ…偽りの上に築かれた信用など、いつかは暴かれる…」

 

「その責任を、現トップである貴方が背負う事になっても?」

 

「それが、()()というモノだ…私は進んで泥を被ろう…!覚悟はできている!」

 

「お兄様…」

しかし、ハノイの騎士が全てを公表するという事は…SOLテクノロジーの過去の過ちも公になると言う事…その責任を取るのは晃という事になったなる。

だが、エマの指摘を受けても晃は揺らがなかった…SOLテクノロジーのトップとして、失った信頼を取り戻す為に…。

 

 

「……いいわ、貴方に覚悟ができているのなら…もう、何も言わない」

 

「ありがとう、ゴーストガール」

そして、晃の固い覚悟を知ったエマは諦めたようにため息を吐いた…。

 

 

 

『さて、作戦を聞かせてもらう前に……白のイグニス・ロマン…お前は、Aiオルタと戦えるのか?』

 

《リボルバー…それはどういう意図か聞いてもいいかい?》

そして…リボルバーはロマンへと問い掛ける。

 

 

『ボーマンとの最終決戦、その中でお前の()()は見せてもらった…『イグニスを守る為のイグニス』…そう作られたお前が、イグニスのAiオルタと戦えるのか…奴を取り逃すような事はないのか、と聞いている』

 

「……確かにな、イグニス同士で()()()()という可能性は0ではない」

 

「リボルバー…ブラッドシェパード…!」

イグニス──AIへの憎しみを持つリボルバーとブラッドシェパードがロマンへと疑いの目を向ける…それに対するロマンの答えは……。

 

 

《手を抜く理由なんてない、Aiオルタはボクの()()()()()の意識を奪った…その落とし前は必ずつける──『イグニスを守る』…それはイグニスの命を守り、()()()()()()()イグニスを止めるという役目も含まれている……ボクは、ボクの信念に従ってAiオルタを止め、Yu-Z達を助ける…それが───》

 

キィン─!!

 

()()()()()()たる、ボクの使命だ』

 

「ロマン…!」

 

「これが、ヤツの『神のイグニス』としての姿か…!!」

 

『(直に見ると凄まじいな…!電脳空間の()()が揺れている…!!)』

感情を見せず、リボルバーの問いに答えながら『神のイグニス』としての人間体に変身するロマン…その()()はリボルバーを含めた全員が気圧されてしまうほどだった。

 

 

 

 

『──おっと、ごめん…少し強い言い方をしすぎたね!では、財前さん…作戦の説明をお願いしてもいいかな?』

 

「…ああ、改めて作戦を説明させてもらおう」

少し()()()()()事に気付いたロマンは穏やかな笑顔で晃へと話を振る…それを受けた晃はAiオルタを迎撃する為の作戦を説明し始める。

 

 

 

「決戦の場はSOLテクノロジーのメインサーバー…本来は難解な迷路のようになっているが…それをあえてぶち抜き、東と西…2つの通路を作り出した」

晃と草薙の立案した作戦…それは攻撃可能な場所を制限した上で、Aiとロボッピを迎え討つというモノ…。

 

 

晃とブルーメイデンはサーバーの中心たる中央広場に留まる。

 

そして、東通路の出口にはブラッドシェパードとゴーストガール、スペクター…西通路にはロマンとハノイの三騎士が陣取り、Aiを迎撃する。

 

さらに、プレイメーカー・ソウルバーナー・リボルバー・GO鬼塚は遊撃隊としてメインサーバーの外に待機し、敵影が現れ次第迎え討つ…という二段構えの作戦だった。

 

 

 

「なぁ、質問していいか?」

 

「どうした?ソウルバーナー?」

 

「別にアンタがネット世界にログインしなくてもいいんじゃないか?ログインしなくてもAiの襲撃には備えられるだろう?」

 

「いや…Aiオルタはソルティスの()()を持っている、現実で襲われれば…Yu-Z達のように意識を奪われかねない」

 

「でも、ネットにいる間に体の方を襲われたりしたら…!?」

 

「ははは…心配には及ばない、私には──()()()、辿り着けないように対策をしてある」

 

「なるほど、準備は万全って訳か」

電脳世界に留まるという晃を心配する尊…だが、晃には作戦があるらしく…自信満々の様子だった。

 

 

「リボルバー…例のモノをブルーメイデンとゴーストガール、それからGO鬼塚に───」

 

『ああ…だが、すまない…GO鬼塚の分をロマンに渡させてもらう───お前を信用しない訳ではないが、念の為だ』

 

『???』

晃の言葉に歩み出たリボルバーがロマンへと目を向ける…その様子にロマンは首を傾げる。

 

 

『デュエルディスクを出してくれ…対イグニス用のAI、パンドールを送信した』

 

『おや…ハノイの騎士製のAIか…名前の由来は「パンドラの箱」のパンドラだね?溢れ出してしまった災厄から()()を守った乙女…よろしくね、パンドール』

 

《こちらこそ、よろしくお願いします》

葵・エマそしてロマンのデュエルディスクに送られる3体のパンドール…ロマンはすぐにその由来に気付き、彼女と穏やかに挨拶を交わした。

 

 

「では──全員、配置についてくれ!」

そして…デュエリスト達はAiを迎え討つべく散開した…!

 

 

 

 

 

 

 

Side Aiオルタ

 

 

 

『アニキ!相手は中心に集結したみたいッス!』

 

【全員集合ってわけか】

 

『ブルーメイデン・ソウルバーナー・リボルバー・スペクター・ファウスト・バイラ・ドクターゲノム・ゴーストガール・GO鬼塚・ブラッドシェパード…そして、ご主人様と…誰です?このヒト…?』

 

【ロマンだよ、ローマーン…神のイグニスの姿か…本気じゃん】

電脳世界のとある場所…Aiとロボッピは拠点としている『リングリボー』型の船の中で人間達の出方を窺っていた…。

 

───そして、彼らの背後には…寝間着を着た遊嗣とマシュが壁に凭れかかり、手を重ねられた状態で眠らされていた…。

 

 

 

【さぁ、いくぞロボッピ…あいつら全員を蹴散らしに!!】

 

『はいです!』

そして…相手の準備が整った事を確かめたAiとロボッピはDボードに乗り、晃の持つコードキーを奪う為───あわよくば──を──してもらう為に出撃した…!

 

 

 

 

【こいつは…草薙の仕事か?財前の所には簡単に行けそうにはないな…】

 

『アニキ、相手は13人もいるッス…大丈夫ッスか…?オイラ、自信が無くなってきたです…』

 

【ふむ…たしかに、みんなお前より()()()が上だからな】

 

『格付け?』

 

【そう…デュエリストには格付けがある…まぁ、こんな感じだな】

財前を守る為の布陣を見たAiは遊作達の配置を見て唸る…その様子を見たロボッピは自信を無くすが、Aiはデュエリスト達の格付けイメージをロボッピに共有した…。

 

 

 

 

           Ai

          〜〜〜

 

         〜〜〜〜〜

                  Yu-Z ロマン 

        〜〜〜〜〜〜〜〜

         リボルバー

    鬼塚 ブルーメイデン ソウルバーナー

    ブラッドシェパード ゴーストガール

          マシュ

     ハノイの三騎士 スペクター

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

        プレイメーカー

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

         ロボッピ

 

 

 

 

 

『なんか、Yu-Zとロマンってヒトが変な場所にいて…オイラが下すぎるです!?!?』

 

【そりゃ、当たり前だろ…お前のキャリアはゼロなんだから…あとまぁ、プレイメーカーは俺…()()が一緒にいたから強く見えただけだ】

 

『なんか、納得いかないッス…』

Aiの独断と偏見込みの格付け表に流石のロボッピも流石に不満がある様子…しかし───

 

 

【ロボッピ、格付け…上げたくないか?】

 

『上げたいです!』

 

【だったら今日は運がいい!今日は()()()を稼げる相手がうじゃうじゃいる!頑張ればスグに上げられるぞ?】

 

『ホントですか!?オイラ、やる気が出てきたッス!』

 

【頼もしいな!それじゃ、作戦開始だ!!】

単純なロボッピをその気にしたAiはデュエリストの守る要塞へと突撃した…。

 

 

Side OUT

 

 

 

 

 

「っ…来たぞ!」

 

「ついに来たか…!プレイメーカー!ソウルバーナー!リボルバー!GO鬼塚!頼む!!」

 

「「『「了解!!」』」」

現実世界でサポートする草薙がAi達の接近を感知…そして、遊作達が迎撃に出たが───

 

 

「っ…4つに分かれた…!?」

 

 

「4体?Aiオルタとロボッピ以外に誰かいるのか?」

 

『誰であろうと関係ない…Aiオルタに手を貸すなら、撃墜するまでだ!!』

 

「突撃だ!!」

要塞周辺にAi達が到達した瞬間、反応が4つに分かれる…それを聞いた遊作達は散開して敵影に向かう─────

 

 

 

 

【よぉ!】

 

「っ…こちらプレイメーカー!Aiオルタを発見した!!」

 

【Ai…オルタ?───ああ、俺が()()()()()()だって分かってんだ…ロマンには敵わねぇな】

Aiオルタと接敵する遊作…Aiは()()()と呼ばれた事に首を傾げるが、すぐにその意図を理解した。

 

 

 

「Ai…!何故、人間を襲った!!どうして遊嗣とマシュの意識データを奪った!!お前は、人間とイグニスの共存を目指してきたはずだ!!バックアップのお前でも、その思いは変わらないはずだ!!」

 

【そんなのは()()()()さ…だからこそ、白波遊海は()()()()()達を別世界に()()したんだからな…!だから…()()()はライトニングの()()を継ぐ事にした!!】

 

「お前…何を言ってるんだ…!?やはり、ライトニングに何か唆されたのか!!」

 

【───ああ、()()()()なぁ…!こんな問答したくねぇから、遊海夫婦がいないタイミングを狙ったのに…!!恨むぜ、ロマン】

 

「Ai…!?」

接敵したAiオルタと問答を繰り広げる遊作…だが…明らかにAiオルタの様子は()()()()()()

 

 

 

 

「っ…!?こちらソウルバーナー!Aiオルタを見つけた!?」

 

『…どういう事だ?こちらにもAiオルタがいる!』

 

「鬼塚だ!こっちにもAiオルタがいたぞ!?どういう事だ!?」

 

「なんだと…?」

その時、散開したメンバー達からの通信が飛ぶ…それぞれにAiオルタと接敵したというのだ。

 

 

 

 

「どれが本体だ…!?だが、先に進ませる訳にはいかない!頼む、みんな!!」

 

 

「っ…Ai…Aiオルタ!お前をこの先に行かせる訳にはいかない!!オレはお前を止め…遊嗣達を救い出す!!そして、お前の事も救ってみせる!!」

 

【やれるもんならやってみな、プレイメーカー!!】

分身したAiオルタ…彼らを前に進ませない為、遊撃隊が迎撃する!

 

 

 

【【【【「「『「デュエル!!」』」」】】】】

 

 

Aiオルタ対プレイメーカー

Aiオルタ対ソウルバーナー

Aiオルタ対リボルバー

Aiオルタ対GO鬼塚

 

 

 

「ち、ちょっと待って…!?これ、どういう事!?Aiオルタ4人がまったく同じデュエルを展開しているわ!?」

 

 

「「『「なにっ…!?」』」」

デュエルが始まってすぐ、全体を俯瞰していた葵の困惑した声が響く…Aiオルタ達は同じようにデュエルを展開し、炎属性のリンクモンスター『ファイアフェニックス@イグニスター』を召喚したのだ。

 

 

【さぁ、これで仕上げだ…永続魔法『AiAiウォール』を発動!】

 

「っ…なんだこれは…!?」

 

「Aiの切り絵みたいなヤツに囲まれた…!?」

さらに4体のAiオルタは永続魔法を発動…遊作達はイグニス体のAiの繋がった壁に囲まれてしまう…。

 

 

【永続魔法『AiAiウォール』は発動時に対象にした炎属性のリンクモンスターのリンクマーカーの数だけカウンターを置く…『ファイアフェニックス』のマーカーは3つだから、カウンターも3つ…さらに!このカードにカウンターが乗っている限り、お互いのプレイヤーは攻撃できない…その代わり、お互いのターンの終わりにカウンターは1つずつ減っていく】

 

「つまり、3ターンのロックか…!」

 

【それはお前達の()()()次第さ…!このカードは1ターンに1度、相手がリンク召喚した時、カウンターを1つ置く…】

 

「こっちのカードも利用したロック…!?」

 

『っ…お前達の目的は我々の()()()か!!』

 

【ご明察…!流石、リボルバー先生〜!】

ロック戦術を使う4体のAiオルタ…その目的は遊撃隊の足止めだった…!

 

 

 

「っ…新たな敵影が2つ出現したわ!!」

 

 

「そっちが本物か!!」

 

【まぁ、そういう事…俺達は囮の為の()()()だよ…!】

ブルーメイデンからの通信が飛ぶ…遊撃隊が接敵したのはAiオルタの劣化コピーだったのだ。

 

 

「っ…バイラとドクターゲノムがやられた!!電脳ウイルスを仕込まれて行動不能だ!!」

 

「「『「っ!?」』」」

さらに、続けて草薙からの通信が飛ぶ…本体のAiオルタが三騎士達と接敵していたのだ…!

 

 

「(そのルートで残っているのはファウストと、ロマン…このコピーを倒して…早く本体に追いつかなければ…!!)」

そして、遊作達はコピー体を倒すべくデュエルを進めるしかなかった…。

 

 

 

 

 

 

Sideロボッピ

 

 

 

『早くしないとアニキに全部片付けられちゃうッス…!オイラもデュエルで経験値をゲットしないと───』

 

バシュン!!

 

『うひゃあ!?』

Aiオルタと二手に別れたロボッピ…そんな彼を掠めるように光線が放たれる!

 

 

「見つけたぞ!この先には行かせん!」

 

『あなた方は…ブラッドシェパードさんにゴーストガールさん…!』

 

「あなたは…ロボッピね?」

光線を放ったのはブラッドシェパードとゴーストガール兄妹コンビ…2人は油断なくロボッピを睨んでいる…。

 

 

《気をつけてください、彼のデュエルデータはまったくありません》

 

『ややや…?見た事のないデュエルAIさんです…?』

 

《はじめまして、私はパンドール…対イグニス用AIです》

 

『これはご丁寧に…オイラはロボッピです!』

ゴーストガールに警戒を促すパンドール…ロボッピは見た事のないデュエルAIに興味を持ったらしい。

 

 

 

『2人とも、オイラはイグニスではありませんが…まとめてかかって来てください』

 

「っ…2人を一気に相手にしようというのか?家事AIにみくびられたモノだな…!」

 

「兄さん、ここはタッグで一気に決着をつけましょう…!まだ、Aiオルタもいるし、囚われたYu-Z君達の居場所がわかるかも…!」

 

「そうだな…いいだろう…!」

大胆不敵にゴーストガールとブラッドシェパードを挑発するロボッピ…それを聞いた2人は早く勝負を決め、Aiオルタを追うべくデュエルディスクを構えた…!

 

 

『さぁ…オイラの初陣です!!』

 

 

 

 

 

「「『スピード・デュエル!!』」」

 

 

デュエルダイジェスト ゴーストガール&ブラッドシェパード対ロボッピ

 

 

 

 

狙われた晃を守るべく衝突するロボッピとブラッドシェパード・ゴーストガールコンビ…そのデュエルを前にロボッピは「経験値を積む為にスキルを発動しない」と宣言する…その()()()宣言を聞いたブラッドシェパードが先攻となり、スピードデュエルが始まる。

 

 

 

先攻を取ったブラッドシェパードは『ドローン』デッキを展開…エースモンスターたる『バトルドローン・ジェネラル』と『バトルドローン・ウォラント』を揃えた状態でロボッピの展開に備える。

 

 

対して後攻となったロボッピ、彼が操るのは家電製品と動物をモチーフとしたモンスターを擁する『機塊』デッキ…彼は展開の基点となる『電幻機塊コンセントロール』を自身の効果で3体並べ…Link-2の『充電機塊セルトパス』とLink-1の『掃除機塊バキューネシア』を喚び出す。

『機塊』デッキの特徴…それは相互リンク状態で効果が起動する、というモノ…それにより『セルトパス』は攻撃・効果の対象にならず、『バキューネシア』は相手のメインモンスターゾーンのモンスターを1体破壊する効果を発動する…。

 

だが、ブラッドシェパードは甘くはない…伏せていた永続罠『カモフラージュ・ドローン』の効果で『ドローン』モンスターに戦闘・効果による破壊への耐性と対象にならない効果を付与する事でロボッピの攻勢を回避する。

 

しかし、ロボッピも止まらない…魔法カード『機塊リユース』で『コンセントロール』を蘇生…3体目のリンクモンスター『旋風機塊プロペライオン』を喚び出し、ブラッドシェパードへと攻撃を仕掛ける…!

 

 

 

『バトルです!「バキューネシア」で「バトルドローン・ウォラント」を攻撃!』

 

「なに?だが『バキューネシア』の攻撃力は1000…攻撃力1200の『ウォラント』をどうやって突破するつもりだ?」

 

『ここで「セルトパス」の効果です!このモンスターと相互リンクしている「機塊」モンスターがバトルする時、そのモンスターの攻撃力を相互リンクしているモンスター1体につき1000アップします!つまり、「バキューネシア」の攻撃力は2000アップした3000になるです!』

 

「っ…!?だが、貴様の好きにはさせん!!スキル発動!【ドローン・クラフト・フォース】!!このターンの終わりまで、相手モンスター1体の攻撃力は墓地の『ドローン』モンスター1体につき200ダウンし、フィールドの『ドローン』モンスター1体の攻撃力は200アップする!墓地の『ドローン』は4体、よって『バキューネシア』の攻撃力は800ダウンした2200になり、『ウォラント』は800アップした2000になる!」

 

『それでも、攻撃力は「バキューネシア」の方が上です!』

 

「くっ…!!」

可愛い見た目に似合わぬ強力な効果を発動する「機塊」達…それを見たブラッドシェパードはダメージを減らす為に躊躇なくスキルを発動、一度目の攻撃によるダメージを最小限に抑え込むが…。

 

『「ウォラント」は永続罠「カモフラージュ・ドローン」の効果で破壊されないので、もう一度攻撃できるです!「プロペライオン」で「ウォラント」を攻撃!「セルトパス」の効果で攻撃力は3200になるです!!』

 

「ぐはっ…!?」

ロボッピによる連撃がブラッドシェパード達のライフを2600まで削り取る…!

 

 

 

 

「っ…この子、なかなかやるわね…!?」

 

「油断するな…外見は子供だが、闇のイグニスがずいぶんと改造しているらしい…!!」

ロボッピの思わぬ強さに驚愕するゴーストガール…今のロボッピは元が「家事AI」だとは思えないほどの強さを発揮していた…。

 

 

 

『へへーん!少しはオイラの()()()が分かってきたみたいです?オイラはアニキにアタマを良くしてもらって、いろんな事を学んだです…!その結果、オイラは人間が地球にとって()()な生き物だという結論に達したです!故に、地球上の人間を全てオイラの()()()にしてしまうです!!』

 

「け、経験値…?」

 

『人間には消えてもらうです…そうすれば地球もキレイにお掃除できて、オイラも格付けアップの一石二鳥です!!』

 

「なんだか、すごく突拍子もない事言ってない…?」

 

「エマ、分かり合おうとしても無駄だ…自分の意思で人間と敵対する道を選んだAIは敵以外の何者でもない!」

だが、ロボッピはあまりにも()()を得るスピードが早すぎた…その会話はギリギリ、キャッチボールが成立するかどうかだった。

 

 

Ai達、イグニスは子供達のデュエルデータを元にして『意思』や『心』というモノを学習した…だが、ロボッピは違う。

 

Aiが暇つぶしと()()の為にイグニスのプログラムによる改造を施した()()()のAI……例えるなら、小学生に大学生並みの知識を無理矢理叩き込んでしまったようなモノ…学習した『知識』にそれを活かす『意思』が追い付いていないのだ。

 

 

 

「……ロマンやオリジナルのAiちゃんがあの子を見たらどう思うのかしら…悪い子ではなさそうだから、あの子達に()()()もらうといいわ!」

 

『オイラは何処も壊れてないです!!』

そして、ゴーストガールはロボッピを止めるべくデッキトップに手を掛ける!

 

 

続くゴーストガールのターン…彼女は汎用性の高い『オルターガイスト』デッキを展開していく…『オルターガイスト』の本領たる罠カードを絡めたプレイング、そして兄たるブラッドシェパードのモンスターを借り、ゴーストガールは新たな切り札を呼び覚ます!

 

 

「殺戮の女神よ!悪夢の淵より顕現せよ!!リンク召喚!!Link-4!『オルターガイスト・メモリーガント』!!」

ゴーストガールの新たな力…黒き鎧を纏い、巨大な鎌を持つ、ケルト神話の『戦の女神』の名を持つモンスターが現れる!

 

 

「いくわよ!『オルターガイスト・ヘクスティア』の効果!自身の攻撃力をリンク先の『オルターガイスト』モンスターの元々の攻撃力分アップする!『メモリーガント』の攻撃力は2800…よって攻撃力は4300までアップする!」

 

『うわぁ…Link-4のモンスターに、攻撃力4300…これがお二人の実力ですか…!』

 

「これが、私と兄さんを結ぶ()よ!このカードであなたを止める!!」

ゴーストガール…エマは兄たる健吾の力を借り、絆の力で攻勢を仕掛ける!

 

 

「まずは『バトルドローン・ジェネラル』の効果!リンク先に墓地の『スカッド・ドローン』を特殊召喚!『ドローン』モンスターの効果で特殊召喚された事で1枚ドロー!さらに、『ジェネラル』の効果で『スカッド・ドローン』はダイレクトアタックできる!カードを1枚伏せて…バトル!『スカッド・ドローン』でダイレクトアタック!」

 

『うわわ!?』

 

「さらに『ジェネラル』の効果!ダイレクトアタックした『ドローン』モンスターをリリースする事でその攻撃力分のダメージを与える!!」

 

『うぎゃ!?』

手始めにゴーストガールはブラッドシェパードの必殺コンボを発動…ロボッピに1600のダメージを与える!

 

 

《流石ですね、ゴーストガール…タッグパートナーのカードを完全に把握しているとは…》

 

「ありがと、パンドール」

ゴーストガールの見事な攻撃を称賛するパンドール…幾度となく衝突してきた兄妹は…数多の戦いを経て、ようやく絆を紡ぐ事ができたのだ。

 

 

 

「次は『ヘクスティア』で『セルトパス』を攻撃…と言いたいけど、相互リンク状態だから攻撃できない…まずは『バキューネシア』を攻撃!」

 

『「セルトパス」の効果で攻撃力を上げても受けきれない…しかし、ここがオイラの頑張りどころ!「プロペライオン」の効果発動!1ターンに1度、相互リンク状態の時!相手モンスターの攻撃力を半分にします!これで返り討ちです!』

 

「くっ…!?」

続く2回目の攻撃…だが、それはロボッピのタクティクスで防がれ、ゴーストガールは少なくないダメージを受けてしまう…!

 

 

「なかなかやるわね…!」

 

「臆するな、エマ…お前はお前のデュエルを貫け!」

 

「──わかったわ、兄さん!」

ロボッピのタクティクスに舌を巻くゴーストガール…その背中をブラッドシェパードが力強く押す…その言葉で彼女は勢いを取り戻す!

 

 

「破壊された『ヘクスティア』の効果発動!破壊された時、デッキから『オルターガイスト・クンティエリ』を手札に加える!──兄さん、モンスター使わせてね?」

 

「フッ…好きにしろ」

 

「ありがと!『メモリーガント』の効果発動!『ジェネラル』をリリースする事でこのターンの終わりまで、自身の攻撃力にリリースした『ジェネラル』の攻撃力を加える!」

 

『攻撃力5200!?』

 

「『メモリーガント』で『バキューネシア』を攻撃!!エターナル・ナイトメア!!」

 

『ぐううっ!?』

そして…兄妹の力を束ねた一撃がロボッピのモンスターを両断、残りライフ200まで追い詰める…だが、彼女の攻勢はまだ止まらない!

 

 

 

「『メモリーガント』の効果発動!戦闘で相手モンスターを破壊した時、相手モンスター1体を破壊できる!『プロペライオン』を破壊!!」

 

『くっ…!?だけど、ライフは残りましたです!』

 

「それはどうかしら?続けて『メモリーガント』で『セルトパス』を攻撃!!」

 

『えっ…ゴーストガールさんの攻撃は全て終わって…!?』

 

「『メモリーガント』が効果で相手モンスターを破壊したターン、このモンスターはもう一度攻撃できる!」

 

『なんですかその効果は─!?』

 

「フッ…この効果の為に『ジェネラル』をリリースして攻撃力を上げたんだ!決めろ、エマ!」

 

「ええ…!ごめんね、ロボッピちゃん…戦う相手が悪かったわね!!」

攻撃力5200の連撃…ロボッピのライフはこの一撃を受け切る事はできない─!

 

 

『流石です…でも、オイラはまだ諦めないです!!手札から「遮断機塊ブレイカーバンクル」の効果発動!手札のこのカードを墓地に送る事で「セルトパス」は破壊されず、受けるダメージも0になるです!』

 

「なっ…!?」

 

「この攻撃を受けきっただと!?」

だが、ロボッピは手札からの効果によって窮地を脱する…!

 

 

 

『きゃほーい!ピンチを切り抜けられたです〜!!』

 

《ですが、あなたの手札は0、モンスターも『セルトパス』のみ…戦況はこちらが有利です》

 

『うっ…ですが、勝負は時の運──次のドローに全てを懸けるです!』

無邪気にピンチを切り抜けた事を喜ぶロボッピ…だが、パンドールの言葉によってその目に闘志が宿る…!

 

 

 

『来いです、オイラの運命のカード!ドロー!!──来たです!!』

そして、運命の女神は──ロボッピへと微笑んでしまった…。

 

 

ロボッピは伏せていた魔法カード『機塊テスト』を発動…その効果で破壊された『バキューネシア』と『プロペライオン』を攻撃力0で蘇生…さらに、新たなリンクモンスター『洗濯機塊ランドリードラゴン』を喚び出す。

 

さらにロボッピは『バキューネシア』の効果で『メモリーガント』の破壊を狙うが…『メモリーガント』は自身の効果で墓地の『ジェネラル』を除外する事で破壊を免れる…だが、ロボッピはまだ止まらない。

 

攻撃力の劣る『ランドリードラゴン』で攻撃を仕掛けるロボッピ…その効果は相手モンスターとのバトルダメージを0にし、相手モンスターを除外するという効果…だが、ゴーストガールは手札の『オルターガイスト・クンティエリ』の効果を発動…『ランドリードラゴン』の攻撃と効果を無効にする事で回避に成功したと思われたが───

 

 

 

『ここです!速攻魔法「機塊コンバート」を発動!!メインモンスターゾーンにいるLink-1の「機塊」リンクモンスターを全て除外して、除外されている「機塊」リンクモンスターを特殊召喚するです!オイラはフィールドの「ランドリードラゴン」と「バキューネシア」を除外して、再び特殊召喚です!』

 

「っ…?除外して、呼び戻しただけ…?」

 

「いや、リンクモンスターの()()()()()が途切れている…あれでは効果が使えなくなり、『セルトパス』の効果も受けられなくなる…何を狙っている?」

ロボッピは引き当てた運命のカードを発動…それにより、2体のリンクモンスターの存在する位置を入れ替える…その意図は──

 

 

『ふっふっふ…その答えを教えてあげましょう!「機塊」リンクモンスターは相互リンク状態とそうでない時に()()()()を発動できるのです!』

 

「「なんだと!?/なんですって!?」」

それは「機塊」モンスター達に隠されたもう1つの効果を発動する為…家電がスイッチ1つで機能を入れ替え、違う動きをするように…「機塊」モンスターも別の効果を隠していたのだ!

 

 

『まずは「バキューネシア」の効果!相互リンクしていないこのモンスターはダイレクトアタックできるです!』

 

「っう!?」

掃除機の象の一撃がゴーストガールのライフを大きく削る!

 

 

「続けて『ランドリードラゴン』で『メモリーガント』を攻撃!」

 

《ゴーストガール、スキルを発動してください!彼の心に大きな()()を感じます!》

 

「っ…貴女を信じるわ、パンドール!スキル発動!【シークレット・キュア】!!モンスターカードが出るまでデッキのカードをめくり、出たモンスターカードの攻撃力分、お互いのライフを回復する!私がドローしたのは『オルターガイスト・マリオネッター』!お互いのライフを1600回復するわ!」

パンドールの分析を聞いたゴーストガールはスキルを発動…ライフを回復する事でロボッピの攻撃に備える…!

 

 

『この攻撃を警戒するとは…ですが、既に勝負はついているのです!「ランドリードラゴン」の効果発動!相互リンク状態ではない時、バトルで発生するダメージを0にし…その後、バトルした相手モンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを与えるです!!』

 

「っ…そのダメージは、受けきれない!!」

だが、それは無意味だった…洗濯機のドラゴンは自身の洗濯槽から洗濯物を取り出すと凄まじい勢いで投擲、放たれた洗濯物は巨大なブーメランのように回転しながら戦の女神を切り裂き、ゴーストガールへと向かい───

 

 

「あっ…」

 

「どけっ!!エマ!!」

 

ザンッ!!

 

「兄さん!!!」

 

その攻撃を庇ったブラッドシェパードを両断…2人のライフを削りきった…。

 

 

 

ブラッドシェパード&ゴーストガール LP0

 

ロボッピ WIN!

 

 

 

 

 

 

 

「兄さんっ…どうして…!」

 

「……エマ、お前は俺を…憎しみの牢獄から解き放ってくれた…感謝している」

 

「兄さんっ…」

電脳ウイルスに蝕まれ、アバターが崩れていく中…ブラッドシェパード…健吾は感謝を伝える…亡き父への憎しみから解放してくれた、大切な妹へと…。

 

 

「兄さん……負けちゃって、ごめん…」

 

「──お前はお前のデュエルを貫いた……それでいい」

 

そして…不器用な2人は電脳空間へと散っていった…。

 

 

 

 

『なんだかよくわかりませんが…()()()()を見た気がするです!この感動をアニキに伝えるです〜♪』

そして、ロボッピは自分がした事への()()()などを感じぬまま…無邪気に前へと進んでいった…。

 

 

 

 

 

 

「っ…エマ!ブラッドシェパード!!」

 

「エマさん…そんな…!!」

 

「2人だけじゃない!ファウストとスペクターもAiオルタに突破された!!あいつめ、わざと回り道をしながら…!!」

メインサーバー・中央広場…デュエルを見守っていた晃や葵、草薙の悲痛な声が響く…遊作達、遊撃隊はコピー達のロック戦術を突破できず、残されたのはロマンだけだった…!

 

 

 

       ドン!!

 

 

「きゃあ!?」

 

「な、なんだこの揺れは!?」

その時、電脳空間が()()()…思わぬ衝撃にバランスを崩す財前兄妹…その時────

 

 

 

 

 

 

 

『こちら、西通路のロマン……Aiオルタ本体を()()したよ、これから拘束する』

 

 

「「「えっ…?」」」

 

「「『「はっ?」』」」

静かに淡々と…神のイグニスの勝利報告が通信越しに全員へと届けられた。

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