転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
防衛ラインを突破しながら財前達の居場所を目指すAiオルタ…だが、彼には越えるべき最大の
それでは、最新話をどうぞ!
《……ミスター・ロマン、貴方は前に出ないのですか?》
『焦っても仕方ないからね、Aiオルタはこちらの配置を把握してるだろう…彼は必ずボクの前に現れる、プレイメーカー達が陽動で動けない状況なら…必ずね』
西通路・出口…人間体になったロマンは持ち場を離れず、空中に滞空していた…状況は逐一、草薙や晃達から流れてくるが…彼はクリアマインドを崩さず、冷静さを保っていた。
『パンドール、キミにこのデータを渡しておくよ…カイバーマンがAiオルタと戦った時のデュエルデータだ…他のキミにも共有してくれていい──ボクのデュエルはキミ達の経験値にはならないだろうから』
《情報提供感謝します、ミスター・ロマン……これは──Aiオルタはカイバーマンに敗れている…?》
『そうなんだ、Aiオルタは別の方法で彼を出し抜いたらしい…ボクは、その意図を確かめたい…それはキミ達のマスターも
《……見抜かれていますか、流石は神属性のイグニスですね》
パンドールへとデュエルロイド瀬人のデュエルデータを提供するロマン…そして、彼はパンドールを作ったリボルバーの狙いにも気付いていた。
『ギリシャ神話の「パンドラの箱」の神話において、パンドラは好奇心から「開けてはならない」と言われていた箱の蓋を開いてしまい、封じられていたあらゆる災厄が飛び出したが…すぐに蓋を閉めた為、箱の中には「希望」だけが残されたという……その逸話から「パンドラの箱」は過ぎた好奇心を戒める為の逸話とされている、けど…それだけじゃない…どんなに悪い状況であっても「希望は残されている」…そう伝える為の話でもある……キミ達はイグニス、AIと人間の共存という希望を探る為の役割を担っているんだろう?』
《その通りです、リボルバー様はAi…Aiオルタの真意を測りかねています、彼の真意を知り…危険な場合は排除する、それがリボルバー様の意思です》
『そうか…彼も
《おそらく、貴方の存在も大きいと思いますよ?ミスター・ロマン》
『───ふふっ、ボクの功績はマスター…白波遊海の功績さ、彼の運命を少しでも良い方向に変えられたのなら…ボクやYu-Zが頑張ってきた意味もある』
自分なりの「パンドラの箱」の解釈を伝え、パンドールやリボルバーの意図を推測するロマン…リボルバーもまた、人間とAIの在り方について考え方を変え始めていたのだ。
《───ミスター・ロマン》
「うん、来たみたいだね」
そして、穏やかな空気から一変…パンドールとロマンの表情が引き締まる…ターゲットの接近に気付いたのだ。
【よぉ!久しぶりだな、ロマン】
『やはり来たね、Aiオルタ…他の防衛ラインのみんなは倒されてしまったかな』
【ああ、残すはお前だけだ……なんだよ、その腕のAIは?】
《はじめまして、私はパンドール…対イグニス用AIです》
『ハノイの騎士…リボルバーが作った、意思を持つAI…ボクのお目付け役さ』
【へぇ…あのリボルバーがねぇ…】
ハノイの三騎士とスペクターを蹴散らしたAiオルタがロマンの前に現れる…だが、ロマンはいつも通りの態度で彼に接し…デュエルディスクに宿るパンドールを紹介する。
『Aiオルタ…いや、Aiと呼ばせてもらうよ……こんな事は止めて、大人しく投降するんだ………人間が好きなきみがこんな事をするには
【はっ…相変わらず優しい奴だよな、お前は…】
大胆不敵な表情を浮かべる彼に、ロマンは穏やかな言葉で問い掛ける…そんな彼の言葉にAiオルタは皮肉げに言葉を漏らす…。
【俺は止まるつもりはないぜ…止めたきゃ、俺をデリートするんだな!!】
『きみらしくもない事言って…そんな自棄になってないで、大人しく戻ってくるんだ…プレイメーカーや財前さん達にはボクも一緒に謝るから…!そうしたら、一緒に新生サイバース世界に行こう!大丈夫、きっとオリジナルのAi達もきみを受け入れて───』
【黙れ!!…生ぬるい事ばっかり言ってると
『……Ai、キミは…ボクを怒らせたいのかな?キミが本当に、彼らに手を出したと言うなら──手加減はできないよ』
《ミスター・ロマン…!(なんという怒り…!これが、先ほどまでの彼と同じだとは思えない…!)》
穏やかにAiオルタの説得を試みるロマン…だが、Aiは人質に取っている遊嗣とマシュの存在を明かす…それを聞いた瞬間、ロマンの雰囲気が変わる…凄まじい怒気にパンドールも驚愕している…!
【おお怖っ…!手加減なんていらねぇよ!全力で来てみろ!このエセイグニス!!】
《ミスター・ロマン…彼の心から何らかの
『わかっているよ……Ai──Aiオルタ…キミにはキツい仕置きが必要らしい…!
【これは──っ!?】
ロマンを中心に吹き荒ぶ魔力の嵐…それは周囲の景色を塗り替えていく…そこは快晴の青空が広がる、白い花の咲く穏やかな草原…その中心には白い大理石で作られた巨大な玉座が鎮座していた…。
【ここは…!?】
『この場所はボクの心象風景…ボクのモデルの1つになったソロモン王の玉座を模した世界、キミ達に合わせた言い方をすれば…一時的に構築したボクの世界「神のワールド」だ……神、と名乗るのは気恥ずかしいけどね』
《(他の私達と連絡が取れない…完全に遮断されている、これがミスター・ロマンの
完全に外界から切り離された固有結界…そこでロマンはAiオルタと対峙する…!
『Aiオルタ…キミ達イグニスを守り、律する使命を与えられた神のイグニスとして…キミを止めさせてもらう!』
【はっ…ははっ…!やってみろ!ロマン!!俺はただでは負けねぇぞ!!】
闇と神…2つのイグニスが激突する!!
【『デュエル!!』】
ロマン LP4000
Aiオルタ LP4000
・マスターデュエル
マスタールール(新)適用
『ボクのターン!』
『ボクは魔法カード「強欲で貪欲な壺」を発動!デッキトップから10枚を裏側でゲームから除外し、デッキから2枚ドロー!そしてフィールド魔法「神縛りの塚」を発動!さらに魔法カード「予想GUY」を発動!自分フィールドにモンスターが存在しない事でデッキから「クィーンズ・ナイト」を特殊召喚!!』
フィールドで雷球が弾け、凛々しい女性騎士が現れる! ATK1500
『さらに「キングス・ナイト」を召喚!』
立派な髭を蓄えた逞しい騎士が現れる! ATK1600
『「キングス・ナイト」の効果発動!自分フィールドに「クィーンズ・ナイト」が存在する時、デッキから「ジャックス・ナイト」を特殊召喚できる!!』
2人の騎士の導きに応えた若き騎士が現れる! ATK1900
【へぇ…絵札の三銃士、ずいぶんレトロなカードを使ってくるじゃん?なに?リンクモンスターでも出てくるの?それとも伝説の『アルカナ ナイトジョーカー』か?】
『ボクは速攻魔法「神速召喚」を発動!!このカードは自分・相手のメイン・バトルフェイズにのみ発動できる…その効果によってボクは手札からレベル10のモンスターを召喚できるけど、絵札の三銃士がフィールドに揃っている時、もう1つの効果を発動できる!ボクはデッキから闇属性以外のレベル10、攻撃力?のモンスター──
【───────はい????】
ロマンの瞳が妖しく光る…それと共に快晴の空に暗雲が広がっていく…!
『ボクは「クィーンズ・ナイト」「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」の3体を生贄に捧げる!天空に雷鳴轟く混沌の時…連なる鎖の中に古の魔導書を束ね、その力…無限の限りを誇らん──降臨せよ!!天空の神!「オシリスの天空竜」!!!』
《ギュアアアアン!!!》
天に向かって剣を掲げた三銃士達が黄金の粒子となって消え去る…そして、轟く雷鳴と共に暗雲から赤き体を持つ竜が現れる…デュエルモンスターズの伝説たる天空神が世界を揺らす咆哮と共に、電脳世界に顕現した!! ATK?→2000
《三幻神の、1体…既に失われたはずでは…》
『──マスター、白波遊海と精霊フレアがボクの為に託してくれたカードだよ…《神属性のイグニスなのに、神属性を扱えないのでは名前負けですから!》ってね…この力を持つからこそ、ボクは神のイグニスを名乗る事ができる』
【うっそだろオイ…!?】
伝説のモンスター…否、
『「オシリス」の攻撃力はボクの手札1枚につき1000ポイントアップする…ボクはカードを1枚伏せて、ターンエンドだ』
オシリス ATK2000→1000
ロマン LP4000
オシリス 神縛りの塚 伏せ1 手札1
【なんでもアリかよ、白波遊海…けど!攻撃力1000の神なんか怖くもねぇ!すぐに退場してもらうぜ!!】
『(何故だ、Aiオルタ…キミはどうしてそんなに
一瞬、呆けてしまうAiオルタ…すぐにその表情は強気なモノへと戻ったが…ロマンは違和感を感じ取る。
Aiはイグニスの中では
【俺のターン!ドロー!!】
「その瞬間、手札の『増殖するG』の効果発動!このカードを墓地に送る事で、このターン相手が特殊召喚する度にカードを1枚ドローする!」
ロマン 手札0→1
オシリス ATK1000→0
【手札増強カード…だが、攻撃力が下がったなら!俺はフィールド魔法『イグニスターAiランド』を発動!その効果により、自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない時!手札からレベル4以下の「@イグニスター」モンスターを特殊召喚できる!「ピカリ@イグニスター」を特殊召喚!】
光の模様を持つ、デフォルメされた魔法使いのようなモンスターが現れる! ATK1200
ロマン 手札0→1
オシリス ATK0→1000
『その瞬間、「増殖するG」の効果により1ドロー…さらに!「オシリスの天空竜」の効果起動!!招雷弾!!』
《ギシャアアアアン!!》
【どわっ!?な、なんだァァァ!?!?】
その瞬間、オシリスの持つ2つの口のうち小さな口が開く…そこから放たれた紫電の雷球が光の魔法使いを跡形も無く消し飛ばした!!
『「オシリス」の効果、相手がモンスターを攻撃表示で召喚・特殊召喚に成功した時、その攻撃力を2000ポイントダウンさせ…攻撃力が0になったモンスターを破壊する』
【つまり、俺は攻撃力2100以上のモンスターじゃないとフィールドに残せないと…これが、神のカードの力…!!】
神のカードの制圧力に表示が引き攣るAiオルタ…Aiの操る『@イグニスター』モンスターの攻撃力は2000以下が大多数…攻撃表示では、その効果から逃れる事はできない…!
【でも─それなら守備表示で出せばいい話だよなぁ!!特殊召喚に成功した『ピカリ』の効果!デッキから魔法カード『Aiドリング・ボーン』を手札に加える!そしてフィールド魔法『イグニスターAiランド』の効果発動!手札から『ドヨン@イグニスター』を守備表示で特殊召喚!!】
どんよりとした紫色のモンスターが現れる! DEF1600
ロマン 手札1→2
オシリス ATK1000→2000
【さらに魔法カード『Aiドリング・ボーン』を発動!墓地の『ピカリ』を特殊召喚!】
再び光の魔法使いが現れる! DEF600
【さらに手札の『ドシン@イグニスター』の効果発動!自分フィールドに『@イグニスター』モンスターが存在する時、特殊召喚できる!】
地と水の模様を持つ、四角いモンスターが現れる! DEF800
ロマン 手札2→3
オシリス ATK2000→3000
【現れろ!闇を導くサーキット!召喚条件は闇属性を含むモンスター3体!暗影開闢!世界に散らばりし闇夜の英知!我が手に集い覇気覚醒の力となれ!!リンク召喚!現れろ!Link-3!『ダークナイト@イグニスター』!!】
Aiのエースたる闇の戦士が現れる! ATK2300 ↙↓↘
ロマン 手札3→4
オシリス ATK3000→4000
『その瞬間、「オシリス」の効果起動!召雷弾!!』
【っ…うおぉぉっ!?】
再び放たれた召雷弾が『ダークナイト』の攻撃力を削り取る!
ダークナイトATK2300→300
【ここからだ!フィールド魔法『イグニスターAiランド』の効果発動!手札の『ドンヨリボー@イグニスター』を特殊召喚!!】
どんよりとした紫色のモンスターが現れる! DEF0
ロマン 手札4→5
オシリス ATK4000→5000
【『ダークナイト』の効果発動!リンク先に『@イグニスター』モンスターの特殊召喚に成功した時、リンク先に墓地の『@イグニスター』モンスターを効果を無効にして、可能な限り特殊召喚できる!蘇れ!『ピカリ』!『ドヨン』!】
2体のモンスターが復活する! DEF600 DEF1600
ロマン 手札5→7
オシリス ATK5000→7000
【俺はレベル4の『ピカリ』と『ドヨン』の2体でオーバレイネットワークを構築!怪力乱神!驚天動地!!その力、今こそ久遠の慟哭から目覚めよ!エクシーズ召喚!来い!!ランク4!『ライトドラゴン@イグニスター』!!】
雷を纏う電脳のドラゴンが現れる! DEF1500
ロマン 手札7→8
オシリス ATK7000→8000
【『ライトドラゴン@イグニスター』の効果発動!ORUを1つ使い!自分フィールドの『@イグニスター』モンスターの数だけ、相手フィールドのモンスターを破壊できる!!吹き飛べ!『オシリスの天空竜』!!】
『──無駄だよ』
《ギュアアアアン!!》
【なっ…!?】
ORUを取り込み、破壊の咆哮を響かせる光のドラゴン…しかし、それを上回る大咆哮によって打ち消される!!
『フィールド魔法「神縛りの塚」の効果により、ボクのレベル10のモンスターは相手の効果の対象にならず、効果では破壊されない…この程度は想定済みだよ』
【マジかよ…!俺は、カードを1枚伏せてターンエンド…!!】
オシリスの破壊を防がれたAiオルタはそのままターンを終えるしかなかった…。
Aiオルタ LP4000
ダークナイト ライトドラゴン ドンヨリボー 伏せ1 手札0
『Aiオルタ…懺悔の用意はできているか!!』
【っ…!!】
稲妻がロマンを照らす…その光に照らされたロマンの纏う覇気にAiオルタは無意識に後退してしまう…!
『ボクのターン!ドロー!!』
ロマン 手札8→9
オシリス ATK8000→9000
『速攻魔法「サイクロン」を発動!その効果でフィールド魔法「イグニスターAiランド」を破壊!!』
【っ…『イグニスターAiランド』が効果で破壊された時、自分フィールドのモンスター全てが破壊される…だが、『ライトドラゴン@イグニスター』の効果発動!『ダークナイト@イグニスター』が破壊される代わりにORUを1つ身代わりにする!!ぐううっ!?】
容赦なく吹き荒れる竜巻がAiのフィールド魔法と共に『ダークナイト』以外のモンスターを吹き飛ばす!!
『あれだけの展開力だ、何かしらのデメリットはあると思ったよ』
【(まだだ、俺の伏せカードは『Ai打ち』…その効果で『オシリスの天空竜』と相打ちに持ち込めば、まだ勝機は───)】
《ミスター・ロマン、Aiの心に企みを感じます…ご注意を》
『当然だよ、並のデュエリストではボーマンを倒す事はできなかった…プレイメーカーとAi、AIと人間…手を取り合った2人の想いが合わさったからこそ
【なっ…がああああっ!?】
神罰の雷撃がAiのフィールドを焼き尽くす!!
『「超電導波サンダーフォース」のさらなる効果発動!自分メインフェイズにこのカードの効果を発動した時、破壊したモンスター1体につきカードを1枚ドローする』
【攻撃力、8000…!?】
「神のイグニス」…その名に恥じないプレイングを魅せるロマン…その強さにAiオルタは言葉を失う…。
ロマン 手札9→8→7→8
オシリス ATK9000→8000
『歯を食いしばれ、Aiオルタ!!バトルだ!「オシリスの天空竜」のダイレクトアタック!超電導波──サンダーフォース!!!』
《ギュアアアアン!!!》
【うっ…!?ぐわあああああああああ!!!?】
放たれるのはロマンの怒りを宿す裁きの雷光…神の一撃はAiオルタを飲み込み、ライフを消し飛ばした…。
Aiオルタ LP4000→0
ロマン WIN!
ズドォォン!!
『──ふぅ……こちら、西通路のロマン……Aiオルタ本体を撃破したよ、これから拘束する』
「「「「「「『は!?』」」」」」」
電脳世界を揺るがす一撃、それはロマンの「固有結界」を吹き飛ばしながら電脳世界に風穴を穿つ…そして、Aiオルタを撃破したロマンは静かに自らの勝利を報告…それを聞いた通信先の仲間達は驚愕と共に言葉を失っていた。
《見事な勝利でした、ミスター・ロマン…貴方への不遜な物言い、リボルバー様に代わって謝罪します》
『いいんだよ、パンドール…ボクもAIだ…リボルバーやブラッドシェパードが疑うのも無理はない…さて───』
【ごはっ…】
ロマンの勝利を称賛し、リボルバー達の言葉について謝罪するパンドール…彼女の言葉を受けたロマンは満身創痍…
『……Aiオルタ、キミがなんでこんな事をしたのか…調べさせてもらうよ』
ロマンは簡易的に拘束したAiオルタの額へと手を当て、彼の思考を探る。
彼らはAI…その演算結果を見れば、Aiオルタの意図は理解できる…そして────
『っ…!?!?!?この、演算結果、は…!?』
《ミスター・ロマン?》
Aiオルタの
【───ロマン、やっぱり…お前は、
グサッ
『────あっ…?』
《ミスター・ロマン!!!》
ロマンの胸に、緩んだ拘束から抜け出したAiオルタの手刀が突き刺さる。
その
…だが、
『ぐっ…!?無駄だよ、Aiオルタ…ボクにはウイルスの類いは効かない…ソロモンの指輪があるから、ね…!!』
【そうだよな、ロマンは
『っ…?!』
正気に戻ったロマンはAiオルタから距離を取り、打ち込まれたであろうウイルスの解析・分解に取り掛かる…だが…それはウイルスではなかった。
ズキン!!
『うっ…!?ぐウッ!!?ガあァッ!?!?』
《ミスター・ロマン!?Aiオルタ、彼に何をしたのですか!》
【だから、宿題を出したんだよ…答えは存在するが、
《まさか───
【大正解…俺達、AIは問題を出されたら
頭を抱え、体にノイズが走りながら尋常ではない苦しみ方をするロマン…彼に打ち込まれたのは
『あ、ア…アイ…き、キき、キミ、は…は、は…!!!』
【ロマン…すまねぇ、俺を────くれるのは、やっぱり…アイツしかいねぇみたいだ】
『だ、だ、ダ、め、だ…カ、かン…考え、ナお…ス…ンだ、だ…!ッ!!?』
バシュゥゥッ!!!
《ミスター!!機能を停止してください!でなければ、貴方が
全身がスパークし、煙が噴き出すロマン…彼は必死にAiオルタを止めようとするが…それも限界だった。
『8q@y、dq……jr、qーb@/…y…84、d@…jd8、2@d@…w@、ew…h;……3e…gn、t@…eg、k、b.-4、-4m、3.…f、r@───』
《ミスター・ロマン!!!》
そして、人間体を保てなくなったロマンは…ノイズに包まれてイグニス体に戻りながら、機能を停止……その横をAiオルタは脇目も振らずに通り抜けていく。
最後まで、ロマンが彼に差し伸べた
【ッ───ごめん、ロマン…彩華なら、お前を直せるようにした………もう、俺は…止まれないんだよ…!!】
《──神のイグニス・ロマンに付いている私から緊急連絡…Aiオルタ逃亡、中央広場に向けて侵攻中です》
「えっ!?」
「なんだと!?ロマンはどうしたんだ!?」
《Aiオルタの妨害によって行動不能にされた模様…機能停止状態、再起動は不可能です》
「そんな…!!」
ロマンの勝利報告から数分…葵の持つパンドールが緊急連絡を伝える…それは財前兄妹…そして、全員にとって予想外のモノだった…。
気まぐれアンケート ロマンのBGMにするなら?
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