バカとテストと神様   作:SSSS

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龍夜様からサブタイトルのアイディアをいただいたので使わせてもらいます。

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十六話 Dクラス戦、精霊機の力の片鱗

「次お願いします!」

 

「「「私も/俺も/僕も!」」」

 

Fクラスのメンバーが試召戦争で頑張っている中俺達と転生者達(坂本美子以外)は回復試験を受けていた。

高橋先生は俺達が問題を解いている間に採点を行っているが……相当採点が早い。

俺達が次の問題を解いている間にはもう既に暇を持て余している。

あの人の手はどうなっているんだろう……?

少し気になる……っと、そんなことを考えている暇は無かったな。

問題をさっさと解いて前線の援護をしにいかないと……

 

「よし、これくらいで良いだろ」

 

「明久さん、もう行くんですか?」

 

「ああ、前線が心配だし、嫌な予感もするしな」

 

アテンの問いにそう返事をして回復試験の教室の扉を開いて戦場へ向かった。

 

 

前線

 

 

「来ないで!ウチは普通に男が好きなの!」

 

戦場に着いた瞬間そんな声が聞こえた。

声が聞こえた方を向くと島田の召喚獣がDクラスの生徒に襲われている光景が見えた。

襲っているのは確か……清水だったか……

仕方ない助けてやろう。

 

「試獣召喚(サモン)」

 

俺の喚声に応じて召喚獣が現れる。

俺の召喚獣は改造学ランを身にまとっていて身長は大体80cm位。

そして、手には木刀を持っていた。

って、ちょっと待て!

 

「何で木刀なんだよ!」

 

俺、去年の学年主席なんだよな!?

確か前に(十四話)そんなこと誰か言ってたよな!?

なのになんで木刀!?

せめて金属製の武器を装備させろよ!

本来の世界の道筋と同じ装備なんて嫌だぞ!

折角大嫌いな勉強を頑張ったのに!

心の中でそんな叫び声をあげていると

 

『ねえ、アキちゃん?』

 

『ねえ、明久』

 

俺の精霊機に入っている精霊であるフラウとブリギットが話しかけてきた。

 

『何だ?二人とも』

 

アキちゃんとは呼ばれたくないがフラウは何度言っても直してくれないからもう諦めた。

 

『私達、この召喚獣だっけ?に干渉できるかも』

 

『マジか?』

 

『うん、フラウの言うことは間違ってないよ。

召喚獣はオカルトと科学と偶然でできてるんでしょ?

それなら私達が干渉出来ておかしくないよ』

 

なるほど……確かに言われてみればそんなことが出来るかもしれない。

 

『良し、分かった、やってみてくれ』

 

『了解♪』

『了解』

 

二人はそう返事をすると俺の召喚獣に入って行った。

あ、マジで干渉できるんだ。

そんなことを思っていると俺の召喚獣の手が光に包まれる。

その光は徐々に形を変えていき最終的には銃になった。

 

「おぉぉ~……すげぇ~……って感心してる場合じゃないか」

 

本来の目的を思い出して島田の方を見る。

島田は相当追いつめられていて絶対絶命だった。

 

「ちょっと、どんなもんか試してみるか」

 

俺は銃を清水に向けて引き金を引いた。

銃弾は真直ぐに清水の召喚獣の頭にとんでいきそれを破裂させた。

 

「……え?」

 

清水はいきなりのことに呆然としている。

そりゃ、いきなり自分の召喚獣の頭が破裂したら驚くよな。

 

「戦死者は補習ーーーっ!」

 

鉄人がどこからか現れて清水を攫っていった。

うわっ、速いな~

 

「い、今の吉井が助けてくれたの?」

 

「まぁな。それより島田。お前は補充試験受けろよ。

ここは俺が何とかするからさ」

 

「う、うん、頼んだわ」

 

島田は俺の言葉にそう返事をして補充試験の教室に向かう。

俺はそれを見届けて軽く指を鳴らす。

そして少し息を吸ってDクラスの前線部隊全員に聞こえるように

 

「Fクラス吉井明久!Dクラス前線部隊全員に化学勝負を申し込む!」

 

そう言った。

 

『『『はぁぁぁぁぁ!?』』』

 

「に、認証します!」

 

先生の言葉と共に化学のフィールドが展開されお互いの点数が表示された。

 

『Dクラス前線部隊 VS Fクラス 吉井明久

 化学 平均100点 VS     453点』

 

「あ~やっぱり途中で切り上げて来たから点数低いか……」

 

『何ですって!?途中で切り上げてきてその点数!?』

 

『だ、大丈夫だ!全員でかかれば!』

 

「ふっ……だったら全員でかかってきな。それで勝てると思ってるんだろ?

教えてやるよ。数なんて大した力にならないってことをな」

 

俺はそう言って召喚獣に拳銃を構えさせた。

 

「さぁ、始めよう。一方的な殺戮って奴をな」

 

後で聞いた話だがその時の俺はまるで悪魔のような笑みを浮かべていたそうだ。

 

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