バカとテストと神様   作:SSSS

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龍夜様からサブタイトルのアイディアをいただいたので使わせてもらいます。

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十七話 明久の片鱗、Dクラスの被害状況!

さて、明久が廊下で悪魔のような笑みを浮かべた時から時は少し進みDクラス教室。

 

「……何だ……これは……」

 

そう呟いたのはDクラス代表である『矢崎宏』

彼の手の中には一枚のプリント。

そのプリントはDクラスの被害状況が書かれているプリントだ。

そのプリントにはこう書かれていた。

 

総員 50名

 

戦死 28名

 

補充試験中 5名

 

つまり、六割以上が現在戦闘不能となっている。

更に、驚くべきことはその被害をたった一人の少年が齎したことだ。

 

――――吉井明久

 

Dクラスにこれだけの被害を齎した少年。

生き残った生徒に話を聞くと圧倒的な召喚獣の操作技術で一撃も入れることができなかったとのこと。

更に、途中で振り分け試験を切り上げたのにも関わらず400点を超えているらしい。

 

「本当に吉井明久なのか……?」

 

自分達が知っている吉井明久は学園一のバカだったはず。

なのに、いつの間にかその少年は去年の学年主席となっていた。

 

―――分からない。

 

いつの間に何が起こった?

何故、吉井明久が去年の学年主席になっている?

何故、何故、何故……

 

「代表!」

 

勢いよく開け放たれる教室の扉の音に思考が遮られる。

それと同時に一人の男子生徒が入ってきた。

 

「どうした?」

 

一旦考えることをやめて勢いよく扉を開けた少年へそう尋ねる。

 

「ダメです!もう吉井を抑えきれません!」

 

その報告を聞いて宏は天井を仰いだ。

 

―――もう、駄目か……

 

30名以上もの大勢を無傷で圧倒した相手に勝てると思うほど宏は自信家ではない。

 

―――降伏するか。

 

そんな考えが頭に浮かぶ。

もうこれ以上犠牲を増やす訳にはいかない。

そんなことを考え、諦めかけたその時だ。

 

「宏君……」

 

三留に声をかけられた。

三留の方を向くと彼女は泣きそうな顔をしていた。

 

「……すまん、俺はまた逃げようとしていた……」

 

もう逃げないと決めたのに。

どんなことがあっても逃げないと決めたのにまた逃げようとしてしまった。

 

「前線部隊の連中を全員下げろ。俺と三留が出て何とかする」

 

「分かりました!」

 

宏の言葉にそう答えて報告をしに来た男子生徒は廊下へ出て行った。

それを見送って宏は立ち上がり三留の方をもう一度向く。

 

「行くぞ、三留」

 

「うん」

 

そうして二人は教室から出る。

今度こそ強大な力に立ち向かう為に。

 




ハイスクールD×Dの新作を書いていたら遅くなりました。

申し訳ありません。
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