バカとテストと神様   作:SSSS

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色々な事情があったとはいえ投稿がここまで遅くなった挙句この駄文……

皆様には本当に釈明ができません……

何だかスランプっぽいです……

どうすればいいんだろうか……


二十話 明久VS三留

「さぁ、神よ。この児戯を終わらせてくれ」

 

そのセリフと共に召喚獣に矢崎宏は召喚獣に装備を捨てさせた。

その行動に明久はほんの少し失望する。

強大な力を前にしても臆することなく向かってきた人間。

 

 

――嬉しかった。

 

 

だが、相手が抗うことをやめてその喜びは潰えた。

出来れば最後まで抗って欲しかった。

 

――抗っただけマシと考えるべきなのかねぇ……

 

人間達にとって自分は畏怖される存在。

最初は知らなかったとはいえその自分に抗った。

そのことだけは称賛に値する。

 

「そうか……なら」

 

―――その勇気を湛えて

 

「終わりだ」

 

―――終わりにしよう。

 

そして、放たれた一発の弾丸。

宏の召喚獣はただその場に佇むだけ。

 

―――やっぱり避けないか……

 

一瞬だけ……一瞬だけ、明久は悲しみの表情を浮かべたがそれに気付いた者は居なかっただろう。それは一秒にも満たない本当に短い時間だったから。

それは明久が意図して消した訳ではない。

明久の表情が逆のものに変わったからだった。

 

―――悲しみから喜びへ。

 

明久にとって自分の感情をそう変える出来事が起こったのだ。

 

 

時間は弾丸が放たれた瞬間にまで遡る。

秒速200メートルの弾丸は真直ぐ宏への召喚獣へと向かっていた。

それを遮るものは無い。

宏の召喚獣の胸を貫き戦死させる

 

 

 

―――筈だった。

 

少なくともその場に居た者は皆そう思っていた筈だ。

その瞬間までは。

 

ガキンッ!

 

鳴り響く金属音。

恐らく何が起こったのかを瞬時に理解したのはその場では明久と宏のみだっただろう。

 

「へぇ……中々やるじゃないか」

 

―――その称賛に

 

「神様に褒めて頂き光栄だよ。でも」

 

―――矢崎宏を守った女は

 

「宏を傷付ける人は」

 

―――鈴浦三留は

 

「神様でも許さない!」

 

明久を睨むことで返答とした。

 

 

「三留、やめろ。相手は神だぞ。俺達人間の手には負えない」

 

宏の言葉に宏に従順の筈の三留は首を振った。

 

「ごめん、宏君。今回だけは宏君の言うことは聞けないよ」

 

宏がやられそうになっているのを黙って見ているなんてできないから。

そして何より――――

 

「私の大好きな宏君を傷付けたから」

 

だから―――

 

「絶対に許さない!」

 

「ふっ……OK、来いよ。途中で絶対に諦めるなよ?」

 

「諦めないよ。というかさ―――」

 

三留はそこで言葉を止めた。

瞬間三留の召喚獣の姿が消えた(・・・)

 

「!?」

 

一瞬の悪寒。

その後明久は召喚獣を一歩下がらせた。

その瞬間、一筋の銀が明久の召喚獣の頭があった場所を通る。

それと同時に三留の召喚獣が明久の召喚獣の前に姿を現した。

 

「―――人間、舐めないでよね」

 

『Fクラス 吉井明久 VS Dクラス 鈴浦三留

化学    421点 VS      459点』

 

明久の頬を一筋の汗が伝った。

 

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