【完結】ハリー・ポッターと蒼黒の魔法戦士 作:Survivor
新学期開始から、3日が経過した。
在校生は徐々に学校生活の感覚を漠然とだが取り戻していき、新入生はギミックだらけでラビリンスのようなバラエティー満載なホグワーツの校内に一苦労していた。
その日の授業が全て終わった放課後―――フィールとクシェルは6階のバルコニーでそこにあった椅子に座り、ホグワーツから見られる大自然のランドスケープを展望していた。
時折吹く爽やかな風が、二人の長い黒髪と短い茶髪を波打つ。残暑が続くことがないので夏の余韻は味わえず、またイギリスの秋は日が早いので夕暮れ時でも気温は低かった。
「やっぱり、此処の景色はいいな」
「フィー、此処に来たことあるの?」
「まあな。意外な穴場だって、前にアリア先輩から聞いて、それで」
「へえ………これなら夜景も綺麗かもね」
「そうだな。月夜の時は絶好の夜景だな」
初めて此処に来たクシェルとは違ってやたら詳しく知ってるフィールへ、
「………もしかして、たまに寮から抜け出してるのって―――」
去年、毎晩ではないけどスリザリン寮からこっそり外出していたフィールの不可解な行動の真実を予感しつつ、クシェルは訝しい表情で彼女へ尋ねた。
「………ああ、そういうこと」
満月の夜は8階の天文台の塔、そうじゃない月夜の日は6階のバルコニーにへと出向いてるフィールは、肯定の首肯を見せる。
「フィーって、意外と自由奔放に動くんだね」
表向きには規則を破らない優等生なように見えて実は陰でルール違反を犯しているのをバレないように行動する、所謂ダブルフェイスの親友へクシェルはやや呆れ顔で肩を竦めた。
「せっかくの絶景なんだ。絶景ポイントから展望しなきゃ、もったいないだろ」
「なんか、フィーがフィーじゃない気分」
美しい光景などには然したる興味を示さなそうなフィールの意外な一面に、クシェルは不思議な気持ちになった。
「それはそうと………クシェル、今年のレッスンで教わりたい呪文ってあるか?」
1年時の学年末試験を全教科終えた後、学びたい魔法があるなら新学期になってから講習すると約束したのを思い出したフィールがそう質問すると、
「………あ、そうだ、あった」
「何の呪文だ?」
「えっと………『守護霊の呪文』」
『守護霊の呪文』は防衛術最難関魔法の一つであり、高位呪文のシンボルと言っても過言ではないほどハイレベルで、人に恐怖と凋落を味あわせ魂を喰らう闇の生物・
幸福な記憶や希望といった最高の想い出が始動キーであり、だからこそ、絶望や恐怖などのマイナス思考の塊である吸魂鬼はプラス思考の塊の守護霊に近付くことが不可能という真髄がそこにはある。
まさに闇の魔術とは対極する光の魔術だ。
「………いきなりハードなヤツから来たな」
クシェルの口から出た習得至難の呪文名に、フィールは思わず面食らった。
「どんな呪文なの?」
「『守護霊の呪文』はその名の通り、守護霊を創り出す魔法だ。吸魂鬼とレシフォールドを唯一追い払える呪文で、熟練者になれば伝言も託せる。この呪文の面白い所は人によって形状が違うことだな。基本的には動物だけど、稀に魔法生物になることもあるから、術者の個性を表す」
「なんで形が違うの?」
「有体守護霊の姿は、それを創り出す術者の性格を反映させる。つまり、術者の心に大きく反響させる出来事が起きたら、それに伴って守護霊の姿も変化するってことだ」
「術者の心に大きく反響させる出来事って………例えば、誰かをスゴく好きになったりとか?」
「他には、誰か親しい人物との永遠の別れを迎えた時、人格が激変した時とかの例も挙げられる」
「………そういうのでも変わっちゃうんだね」
「形状が変化したってことは、そいつに何かがあったって考えればいい。といっても、実体のある守護霊………有体守護霊自体、創れる魔法使いはそうそういないけどな」
「え? そうなの?」
頓狂声を上げたクシェルへ、フィールは補足説明を入れた。
「さっきも言ったけど………守護霊には実体のある守護霊とその反対で実体のない守護霊の2種類が存在する。前者の場合はハッキリとした銀白色の動物の形を取って威力も最大限発揮するけど、後者の場合だと動物の形じゃなく、銀色の霞や霧みたいなモノで威力もそれほど強力じゃない」
「………つまり―――」
「吸魂鬼を一定時間留めることは出来ても、追い払うほどの力はないってことだ」
と先読みしてフィールが言った。
クシェルはしばし無言になり………数秒後、フィールへ尋ねた。
「フィー、貴女はその有体守護霊っていうヤツ、創れるの?」
まさかとは思いながら質問すると、
「ああ、勿論」
フィールは椅子から立ち上がり、低い障害物を越える技・ヴォルトの要領で手摺にバランスよく座ると、ヒップホルスターから杖を抜いて詠唱した。
「
すると、杖先から銀色の霞が噴き出し、だんだんとそれは四つ足の動物を形取った。
鋭い目付きに鋭い牙。目的に向かってひたすら走り続ける、誇り高い狩人―――狼だ。
白銀の狼は、広大な大空を自由に駆け回った。
フィールが左手で指笛の形を作って吹くと、狼は方向転換して主人の側へと駆けてくる。狼は甘えるようにフィールの頬に鼻先を擦り付け、彼女は微笑んでその頭を撫でた。
「これが有体守護霊」
「わぁ………」
驚異に翠眼を丸くしていたクシェルは興味深そうにフィールと狼に寄り、こちらに顔を向けてきた後者に恐る恐るといった感じに手を伸ばしてそっと頭を撫で、まじまじと観察した。
額には魔法陣みたいな紋章が刻まれていて、両耳には、フィールが着用している銀が掛かった青色のイヤーカフと同じらしきシンプルなデザインのそれが付けられている。
狼はクシェルにクンクンと顔を擦り付け、彼女は愛嬌が沸き、笑みを溢した。
「この子、可愛い………ペットみたい」
「いや、ペットじゃないけどな」
「っていうか、こんなに甘えてくるなんて、実はフィー、かなりの甘えん坊さん?」
先程の『守護霊は術者の性格を反映させる』とのフィールの説明から、クシェルはからかい半分で言ってみる。
フィールは眼をぱちくりさせていたが、クシェルが言った言葉の意味がわかるが否や、プイッと顔を逸らした。
「………甘えん坊さんな訳ないだろ」
「そうかな~?」
「………なんだよ、その顔は」
ニヤニヤするクシェルに、フィールはジト眼で睨む。クシェルはニヤついた表情を崩さないまま、フィールと狼を見た。
「あ、ほら、ペットって飼い主に似るって言うじゃない? だから、その子もご主人様のフィーになついてるんだろうなって」
「だからペットじゃないっての」
フィールはどこか思考回路がズレてるクシェルへ突っ込みつつ、銀色の狼を見る。狼は愛情表現をねだるよう、身体を密着させてきた。
「………………」
大きな身体を押し付けてくる狼を、フィールはどこか哀しそうな瞳で見つめる。
今の………愛着を感じさせるような行為は、亡き両親からの愛情をもう一度感じたいと胸の奥底で抱いている儚い感情の表出かと、フィールは心痛した。
………昔はよく、母親にくっついていた。
肌から感じるぬくもりに心安らぎ―――気付けば、離れたくない気持ちでいっぱいで………。
「………フィー?」
ハッ、とフィールはクシェルの声で我に返る。
「………なんだ?」
「あ、いや………なんか、淋しそうな表情になったから、どうしたのかなって」
………変な所で勘が鋭い人だ。
フィールは内心で肩を竦め、咄嗟に無表情を取り繕って誤魔化す。
「別に、なんでもない」
その言葉とは裏腹なのを示すよう、主人の重苦しい胸中を感受しているのか、狼はフィールの胸に頬を寄せる。どうやら、保護者の守護霊にはお見通しのようだ。
「………………」
スリスリと擦り付けてくる、銀色の狼。
フィールは狼を引き離そうとするが、尚も離れない。むしろ更にピッタリ密着してくる。これが言語を発せぬ守護霊なりの励ましなのかもしれない。
「ほら、その子もフィーに物凄く甘えてるよ。なでなでしてあげたら?」
クシェルは高さの関係上フィールを上目遣いに見ながら、微笑みを浮かべる。フィールはハアと深くため息をつき………モーションを掛けてくる狼の頭や頬を優しく撫でると、狼は満足げにフッと消滅した。
銀白色の残像を残す、暖かな空間。
二人は辺りに漂うその空気を肌で感じながら、黄昏色に染まる空の彼方を眺めた。
♦️
一方、ハッフルパフ組はというと―――。
クリミアとソフィアは、スリザリン組が居る6階より1階上の7階のバルコニーに居た。
「今年はいよいよ『
「そうね。お互い頑張りましょ」
今年5年生になったクリミアとソフィアは、学年末に
「クリミアは将来何処に就こうかもう決めた?」
「ええ、決めたわよ。ソフィアは?」
「それがまだ………どうしようかしら」
ソフィアは頭を悩ませる。
学年次席の彼女の成績ならば、どの就職先でも問題はないだろう。しかし、彼女はまだ明確な将来の夢を持っていないため、夢を持っているクリミアが羨ましかった。
「あまり悠長なことは言ってられないわよ」
「わかってるわ………クリミアはホグワーツ卒業後、どうするの?」
「私? 私は
「
「そうかしら?」
「うん、意外。なんで
ソフィアからの質問にクリミアは少し考え込む表情になったが―――静かに理由を述べた。
「昔、お世話になった癒者の女性がいてね。その人のテキパキと働く姿に憧れたと言うかなんと言うか………とにかく、そんな癒者になりたいって思ったのが理由よ」
「へえ………そんなエピソードがあったのね」
昔お世話になった、という若干耳を疑うような発言には敢えて触れず、ソフィアは手摺に掴まりながら、ふと下を見てみる。
「………ん? あれ―――」
ソフィアは青い両眼を見張った。1階下の階の6階のバルコニーから、銀色の狼が飛び出してきたのを捉えたからだ。
クリミアはソフィアの驚いた様子に、何事かと身を乗り出す。クリミアは一目で、フィールの守護霊だとわかった。
「あら? フィールの守護霊じゃない」
「え? あれ、フィールのなの?」
「そうよ?」
「……やっぱり、貴女達って反則級だわ………」
ソフィアはクリミアと、空を自由に駆け回る白銀の狼を見たり来たりする。
やはり、この義姉妹はただ者ではない。
学生の身分………それも下級生で有体守護霊を創れるなど、天才としか言い様がない。
「ソフィアだって有体守護霊創れるじゃない」
クリミアの言う通り、ソフィアも有体で守護霊を創れる。完成したのは2年前の3年時だ。十二分に彼女も物凄いことである。ちなみにソフィアの守護霊は大鷹だ。
「クリミアに負けたくなくて、何回も練習したからね。私は貴女に勝ちたいわよ」
勉強でも成績でも、ソフィアはあと一歩手前でクリミアに負けている。故にソフィアはクリミアに対して、親友でありライバルだという両方の認識を持っていた。
それはクリミアも同じで………ボケッとしてたらすぐに追い抜かれそうだと、ソフィアをライバルとして認めていた。
「卒業前には1回だけでも勝てるといいわね」
「なぁ! 絶対勝つわよ! 絶対勝って、油断してたのを後で後悔させてやるんだから!」
ソフィアは余裕綽々の態度を保つクリミアに宣戦布告し、彼女はひとしきり笑って、「楽しみにしてるわよ」と友人へ期待を寄せた。
♦️
美味しい夕食を鱈腹食べ終えたホグワーツ生は、それぞれの寮に続く道をゾロゾロと集団を成して歩いていく。
グリフィンドール生はホグワーツ8階の塔、レイブンクロー生は城の西側の塔、ハッフルパフ生とスリザリン生は地下1階と、寮別に談話室や寝室が在る。
ハッフルパフ生はスリザリン生と同じ階というのもあってか、純血思想の彼らとは微妙な距離感を取りながら、誠実な仲間と身を寄せ合って歩みを進める。
「ん? クリミア、どっか行くの?」
ハッフルパフ生の集団から抜け出し、上階へ行こうと階段を上ろうとしたクリミアへ、ソフィアは首を捻った。
「ええ、6階にね」
「6階? なんで?」
「監督生専用のバスルームがどんななのか、実際に見てきたいのよ」
ホグワーツのルールとして、5年生以上の学年の生徒には監督生を男女一人名ずつ、各寮で選出することが義務付けられている。『P』の文字がついたバッジが与えられ、新学期の宴が終わった後の新入生の道案内や規則を破った生徒に減点・罰則を与えられる他、ホグワーツ特急の専用車両や学校の監督生用の特別な浴室などが使える。
今年、ハッフルパフ5年女子監督生に選出されたクリミアはそのスペシャルバスルームの合言葉を教えられ、早速見学もとい入浴してみようと今から向かう予定なのだ。
「そういえば、貴女監督生だったわね。気を付けて行きなさいよ」
「ええ、ありがとう」
クリミアはショルダーバックを肩に掛け直すとソフィアと別れ、6階へと上がっていく。ボケのボリスの像の左側4つ目の扉の前に来ると、入室するための合言葉を唱え、中に入った。
「凄いわね………」
入室後の開口一番は、凄い、だ。
浴室は白い大理石造りで、床の真ん中に埋められたプールのような浴槽も同様に白い大理石で造られている。浴槽の周りには金色の蛇口が100本ほどあり、取っ手の所にはそれぞれ色が違う宝石が嵌め込まれていた。飛び込み台もあり、窓には真っ白なリンネルの長いカーテンが掛けられ、壁には金の額縁の絵が一枚掛けてある。ちなみに絵画はブロンドの
クリミアは浴室の隅に山のように積まれているフワフワの白いタオルの側へ行く。柔らかいタオルを1枚と、ショルダーバックを浴槽の脇に置き、跪いて蛇口を数本捻ってみた。
途端に、湯と一緒に蛇口によって違う種類の入浴剤の泡が出てくる。やがて、深い浴槽が湯と大小様々な泡で満たされたのを見計らったクリミアは蛇口を全部閉め、黒いローブとその下の制服と下着を脱ぎ、湯に浸かった。
「はぁ………気持ちいいわね………」
ハッフルパフ寮に完備されている女子用のバスルームと浴室だというのは然程変わらないのに、こうも違うのかと、クリミアは肩まで浸かり、思わず心の感想が漏れる。
(此処ならフィールとも一緒に満喫出来るし、内緒話も―――)
「あら? 見慣れない人ね」
「―――きゃっ………!?」
すっかり思考の海に沈んでいたクリミアは、突然の声にビクッと跳ね上がり、その反動で色とりどりの泡と水飛沫も弧を描いて上がった。
「………そんなに驚くようなこと?」
謎の声の主はやや呆れ気味な声音で、反射的に振り返ったクリミアを見下ろした。
「あ、貴女は―――」
陰気な顔は、長く艶のないだらりと垂れた髪と分厚い乳白色のメガネの陰に半分隠れている、普段は3階に在る故障中の女子トイレに取り憑いている―――嘆きのマートルであった。
「こんばんは、ハッフルパフの女学生さん」
「え、ええ………こんばんは………」
何故ハッフルパフ生だとわかったのかとクリミアは疑問に思ったが、恐らくネクタイの色を見て知ったのだろうと理解する。尤も、いつ辺りから居たかなんて理解したくないのだが。
「此処に居るってことは、アンタ、新しい監督生になったのね」
「そ、そうよ………」
クリミアは未だに動揺を抑えられない。泡が厚く覆っているとはいえ、初対面の人―――ゴーストだが―――に裸の状態を見られるのはあまり気分がいいものではない。顔に熱が籠るのを感じつつ、クリミアはそっと後退りし、マートルと距離を置く。
「ところで、名前は?」
「クリミア・メモリアルよ」
「クリミア・メモリアル………確か、ハッフルパフの女子首席だったかしら?」
「………そうよ」
「それなら、監督生なのも頷けるわね。どんな人なのかがずっと気になってから、此処で会えるなんてツイてるわね」
マートルはクリミアの顔をまじまじと見つめ、そこから視線を下に移す。どうやら身体全身を観察しようとしてるらしい。クリミアは咄嗟に肩まで浸かり、深呼吸して乱れた心を落ち着かせた。
「………まさか、最初から覗き見してたの?」
クリミアは静かな怒気を込めて言った。
「どういうつもりよ? 夜な夜なこっそり此処に来て、監督生がお風呂に入る所を見てきたの?」
先程マートルは自分のことを『見慣れない人』と言っていた。つまり、随分前から此処で監督生が入浴するシーンを覗き見していたのを意味している。案の定、マートルは悪戯っぽく笑って首肯した。
「時々ね」
「………エッチ」
思わず本音が口から出てしまった。
クリミアはより深く沈み、顔を背ける。
赤面する彼女へ、マートルは近寄った。
「ふふ、大成功ね」
「…………………」
「なに? 黙り? 失礼な女ね」
「……貴女のせいでしょ………」
クリミアは素っ気なくマートルに言う。
マートルはムッとした顔で、湯中のクリミアへ手を伸ばし―――
「―――ひゃあっ………!?」
クリミアはまたしても身体を跳ね上がらせた。
ゴーストの身体は冷たいので、人間が通り抜けると冷水の入ったバケツに突っ込んだようにゾーッとする。
そのため、クリミアは突如全身に駆け抜けた冷たい感覚に堪らずゾクッとしてしまった。マートルはまたひとしきり笑い声を上げる。
「~っ! マートル、もう止めてちょうだい!」
ゴーストのマートルから身体を弄ばれ、クリミアはほんのり紅潮させていた綺麗な顔を真っ赤にさせて、キッと鋭い目付きで声を荒げる。
「あっはははははは! ………いやあ、久々にスゴい笑ったわ。アンタ、意外と面白いわね」
「それは光栄ね」
クリミアは不機嫌そうに呟く。
もう、胸中は羞恥心でいっぱいだ。
プライドがズタズタにされた気分である。
「本当はもうちょっとからかってやろうかと思ったけど、超優等生らしいアンタの意外な一面を見られて満足だし、今日はこの辺にしておくわ。それじゃ、クリミア。また何処かで会いましょ」
「私は、もう会いたくないんだけど………」
マートルは最後に笑うと、何処かへ消えた。
クリミアは、しばし呆気に取られる。
薄暗い浴場内に訪れる、奇妙な静寂。
一応マートルが浴室の何処にも居ないのを確認し、クリミアは大きく息を吐く。
………なんだか散々な目に遭ったなと、クリミアは先程弄られたのを思い返して、顔だけでなく身体中が熱に覆われた。
(………今頃、フィールはどうしてるかしら)
此処には居ない、愛する義妹を遠くの場所で思いながら、クリミアは豪華なシャンデリアが吊るされている天井を仰ぎ見た。
【守護霊=ペット!?】
ペットは飼い主に似る。
術者の性格が反映される守護霊はその要領だといった感じのクシェル………意外にも天然キャラなのか?
【ハッフルパフ組】
スリザリン組とリアルタイムで進行。
【クリミアの将来の夢】
癒者。
【監督生用の特別バスルーム】
クリミア、バスルームを下見&入浴。
そしてマートルとも対面。普段から大人な女性のクリミアが女の子っぽい悲鳴を上げるシーンはこれが初(しかも2連発)。