探偵はハードボイルドに   作:blackcat☆

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その子供、赤龍帝

転生してから10年が経っていた。てか自我が目覚める時が赤ん坊ってめっちゃ恥ずかしかった。それに性欲がなかったために余計に恥ずかしかった。まぁなんとか普通のものが食べれる時は幸せを感じたな……さて、今俺がやっていることはというと……

 

「待てぇ!!クソガキィィィィィ!!!!」

 

「ハッハッハッ!!!!待つ馬鹿がどこにいるってんだこのクソ悪魔!!」

 

「なんだとぉぉぉ!!」

 

ただいま絶賛悪魔とある生き物を抱えながらリアル鬼ごっこの真っ最中だ。

 

『相棒…お前よく逃げれているな……』

 

こんなの前世で沢山経験しているからな!こんなの朝飯前だ!次曲がったら〈アレ〉を頼む!!

 

『了解した』

 

ちなみに俺と話していた奴は俺の中にいたドライグだ。最初話した時はびっくりしたぜ。

 

「っと、行き止まりに来たか」

 

「ようやくだなガキ……さっさとその猫を渡しやがれ!」

 

後ろを振り向くと肩で息をしている悪魔がいた。猫と言われ抱えていた生き物、出血している黒猫を見る。まだ大丈夫だな。

 

「ハッ、傷付けられているのを見捨てるかっての!」

 

「死ねぇぇぇぇぇ!!!!」

 

悪魔が飛びかかってくるが遅い。それをかわして赤龍帝の篭手を展開する。

 

「なッ……!?貴様、赤龍帝だったのか……!」

 

「お前はここでくたばれ!ドライグ!」

 

『おう!』

 

篭手からなにかの赤いメモリとメモリが入れる物がついている、ロストドライバーが出てくる。ベルトを付け、メモリのスイッチを押す。

 

禁手化(バランスブレイク)

 

「……は?」

 

「変身」

 

赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイスメイル)

 

身体に赤い鎧が展開され背中には龍の翼が広がっている。

 

「さぁ、お前の罪を数えろ」

 

「ちくしょうがぁぁぁぁぁ一!!!!」

 

悪魔はやけになって突っ込んでくるがそれをよけ、倍加をする。

 

《BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost》

 

《explosion!》

 

「オラァッ!!」

 

悪魔を思いっきり殴って風穴が空き、悪魔は絶命した。

 

「あ、やりすぎた」

 

『何をやっているんだお前は!!』

 

「てか弱すぎじゃね?この間ヴァーリに勝ったけどまだヴァーリの方が強いぞ?」

 

『一応そいつ上級悪魔だからな…?』

 

「知るか。さて、黒猫を連れて帰るか……あ、この悪魔は魔王に連絡しておくか」

 

『そうだな。しかし、相棒は強いな……』

 

そうか?俺はまだまだって感じているな。これじゃ両親を守れないし、この前ヴァーリと戦ってそれを実感したしな。

 

『フッ……今代はかなり期待が出来るな…』

 

それはありがとさん。さっさと黒猫を治すか。

 

 

***

 

 

私はこの展開についていけてなかった。なぜ今代の赤龍帝がはぐれ悪魔を助けるのか。なんで傷の手当てをしてくれているのか。理解できなかった。私は悪魔で、妹を守るためとはいえ主を殺した。そして妹を守るために妹から離れて、一人で逃げていた。けど悪魔達は私を見つけた。数十人も悪魔達が迫ってきたがなんとか逃げれていたが怪我をしてしまって逃げるのが困難になって捕まりそうになっていた時、あの時私は今代の赤龍帝に助けられた。今も包帯を巻いてくれている。それに、今代の赤龍帝は強い。上級悪魔を一撃で倒した。これには驚いた。私を苦しめた上級悪魔を倒したから私よりも強いのは必然だ。

 

「さて、傷の手当て完了っと」

 

どうやら傷の手当てが終わったらしい。綺麗に包帯が巻かれていてとても心が温かくなった。なんでか分からない。けど、それが心地いいと思った。

 

「……あの悪魔がなぜお前を殺そうとしていたのか分からない。言いたくもないならそれでいいけど、俺がお前を守るからここにいろ。後から説明をしてくれればいいからな」

 

私を、守る……?彼はなんと言った?私を守る?こんな小さい子が私を守ってくれる?なんで?そこまでしてくれるの……?

 

「お前の目は優しい目だ。だからこそ俺はお前を守る。それに、猫は好きだからな。守るに決まっている」

 

私の考えを読み取ったかに聞こえた。けど、私はその言葉を聞いて、目から涙が出てくるのを感じた。私の頭を撫でているのが分かる。その手はとても暖かく、そしてとても心地が良かった。

 

(あぁ…そっか……温もりってこれだったんだにゃ……)

 

「おっと」

 

私はこの人の手にすり寄って、そのまま意識を失った。

 

 

***

 

 

ようやく寝たか。まぁ今までのことを考えれば警戒するか。

 

『あぁ。それで?こいつをどうする』

 

決まっているだろ……

 

『あぁ、そうだったな。お前はそういう人間だったな』

 

んじゃ早速、冥界にカチコミに行きますか。魔王共とちょっとO☆HA☆NA☆SIするか!

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