あれから魔王共に折檻をして黒猫(悪魔)の冤罪を証明し今の所静かに暮らしている。ちなみに名前は黒歌と言うらしい。ちなみに両親には何とか許可を持って黒歌といる。まぁ部屋では猫から人型に変わるけど。そこら辺は信用されたってことだからあんまり気にしてないからいいが。
「一誠、電話だにゃ」
「ん、ありがとう」
部屋でくつろいでると黒歌から仕事用の電話を渡される。さて、今度は何が起きたのやら……
***
アメリカ北部にある廃墟に俺と猫に変身した黒歌と共に来ていた。するとそこに黒い翼を持つ金髪と黒髪の男が一誠達の前に出てくる。
「久しぶりだな、赤龍帝」
「あぁ。久しぶりだなアザゼル」
この男は堕天使の総督で一誠は外国にお忍びで観光していたらアザゼルと知り合い、協力関係にある。
「へぇ、そいつが最近冤罪を証明した奴さんか」
「あぁ。全く、サーゼクス達には困りもんだ」
「ハハッ、あいつにはいい発破だろうな……さて、本題だ」
アザゼルの言葉で辺りがピリピリと張り詰める。
「今回依頼するのはある2人を捕まえてほしい、いや、保護してほしい」
「保護?」
一誠の返しにあぁといい懐から1枚の写真を取り出す。そこには大鎌を持ったパーカーの包帯男と小さい金髪の少女が映っていた。
「これは…」
「これはそいつらが逃げてる時の写真だ。男がアイザック・フォースター、そしてこの少女がレイチェル・ガードナーだ」
一誠はそれを聞き頭の中で何かがざわめく。一誠はそれを何度も味わっている。前世でも、そしてこの人生でも。
「一つ聞く」
「あん?」
「この2人は殺人鬼か?」
一誠の質問にアザゼルは目を見開く。
(何故バレた?逃げてる時としか言ってないし大鎌を持って危険そうだがコスプレと判断するかもしれねぇのにこの少女でさえ殺人鬼と分かったのかこいつは)
「沈黙は肯定だ。アザゼル」
一瞬、一誠から殺気が放たれアザゼルに冷や汗が浮かぶ。アザゼルは観念した表情により息を吐く。
「あぁそうだ。ちょいとばかし話を聞いてくれ」
「……一応聞く」
「ありがとよ。実はな……」
それは、写真の2人の絆の話である。
***
翌日の昼、一誠は猫耳と尻尾を無くして普通の服装をしている黒歌と共にビルが建ち並ぶ道を歩いていた
「天使の羽、ね……」
「正直私にはあまり分からないにゃ」
2人はアザゼルから聞いた話を思い出していた。
『この2人はある場所にいたんだ』
『この2人はその場所を一緒に抜け出してきたが、そんときにガードナーが怪我をしてな』
『フォースターは自分を警察に差し出してガードナーを助けたんだ』
『そして時が経ってフォースターは監獄から脱出してガードナーを連れ出した』
『この2人には知り合いがいてそいつは堕天使だ。そいつも2人がいた場所にいてな、2人を脱出させたが怪我をしていてな。俺が助けなかったら死んでたんだ。そいつから相談されて2人を保護してほしいんだ』
(保護、ね……)
一誠はポケットから2人が逃げてる時の写真を出す。話を聞いた後だとまるでこの2人は互いに助け合っているのを感じていた。
「…まずは探さないとな」
「一誠、あそこ」
「……幸先いいな」
黒歌が指をさす場所は路地裏でそこには写真と瓜二つの2人の姿を見る。
「行くぞ」
「わかったにゃ」
一誠達は2人を追いかけ、路地裏にへと入っていく。