そして長らくお待たせしました!
他の作品も頑張っていきます!!
薄暗い路地裏に狂気の叫びと戦闘音が鳴り響く。
「オラオラオラァ!!どうしたそんなもんかよおィ!?」
「うっせぇなこの野郎!!」
そこにはパーカーに全身包帯を巻いた大鎌を持つ男、アイザック・フォースターとロストドライバーにメタルメモリを使い変身した一誠がいた。
「ドンドン行くぜェ!!」
無茶苦茶な振るい方だが怒涛のラッシュで一誠を襲う。メタル専用の武器、『メタルシャフト』を使い防いでいるがラッシュで攻撃が出来ていなかった。
「チッ…こんなに強いのかよこいつ!」
「誰だか知らねェが俺達の邪魔をするんじゃねェ!!」
『相棒、ここは禁手化だ!』
「ダメだ!この前もそうだったが強過ぎただろ!こいつらを保護するのが依頼だ!」
「保護される程弱くねェんだよ!!」
何とかラッシュから抜け出し、黄色のメモリを取り出す。
「捕まえるならこれだな!」
『LUNA!』
メタルのメモリを抜き、代わりにルナメモリを入れる。
『LUNA!』
色が変わり銀色から黄色に姿が変わっていく。
「アン?なんだその気色の悪ィ姿はよ?」
「お前を捕まえるための姿だ。ハッ!!」
罵倒を受け流し腕を伸ばしアイザックに巻き付けて捕まえる。
「なっ!?クソッ!!離しやがれ!!」
「全く、最初から使えばよかったぜ」
「一誠、こっちも捕まえたニャ」
一誠が振り向くと黒歌とそこには妖術で捕まえられたレイチェル・ガードナーがいた。
「レイ!?」
「ザック!」
「テメェら離せ!マジで切り刻んでやる!!」
「落ち着け。俺達はお前らを保護しに来たんだ」
「なんで貴方達にそんなことをされなきゃいけないんですか」
鋭い目で睨み殺さんと一誠と黒歌を見るレイチェル。その目はアイザック以外いらないと一誠は感じた。
「はぁ〜……さて、どこから話そうか…」
一誠達のこと、そして依頼として保護することになった経緯をアイザックとレイチェルに話す。話を聞き終わるとアイザックは舌打ちをしレイチェルは思う所があるのか顔を俯かせる。ちなみにもう拘束はしておらず、一誠は変身を解いている。
「チッ…あの野郎」
「……」
「さて、それじゃ着いてきてもらおうか。これから冥界に行くぞ」
そう言ってアイザック達を連れていこうとする一誠達。しかし突然一誠は殺気を感じてアイザック達に叫ぶ。
「転ぶぞ!」
「ニャッ!?」
「キャッ!?」
「ア゛ァ!?」
すると一誠が数秒前までいた場所に鎖が繋がれた鉄球が飛んでくる。視線で鎖を辿るとそこにはバイオレンスドーパントがいた。
「ドーパントだと!?」
「避けちゃいましたか……ですが次は当てますよ」
「あ?なんだテメェ!!」
「よせアイザック!!」
アイザックは大鎌を振りかぶりバイオレンスドーパントを斬り刻もうとする。だがバイオレンスドーパントは左腕に鉄球を戻しておりそれで防ぐ。
「君は相変わらずだねぇ……フンッ!!」
「ガハッ……!?」
アイザックを鉄球で殴り飛ばすバイオレンスドーパント。アイザックはその威力に口から血を吐く。
「グフッ……!テ、テメェ……!!」
「ザック大丈夫!?」
レイチェルは今にも泣きそうな顔ですぐにアイザックに駆け寄ろうとするが。しかしバイオレンスドーパントはすぐさまレイチェルに近付き腕を掴む。
「しま……」
「それじゃぁねザック。僕はこれからレイチェルと共に生きていくよ!」
「待ち…やが…れ……!!」
『TRIGGER!』
「グハッ!?」
レイチェルを連れていこうとするバイオレンスドーパントを一誠がトリガーになり撃ち落とす。だがしかしそれでもバイオレンスドーパントはレイチェルを離してはいなかった。
「グッ…!僕の邪魔をしないでくれるかな!?」
「目の前で保護対象を見逃す程甘くはねぇんだよ。フッ!!」
狙いを澄ましレイチェルに当たらないようにトリガーマグナムを撃つ。しかしその巨体に似合わない速さで弾丸を避ける。
「すばしっこいなちくしょう!!」
「しつこいよ!!」
「グッ!?」
バイオレンスは避けながらトリガーに近付き殴り飛ばす。レイチェルを掴んでいた為狙いが甘くなり隙が出来た為簡単に殴り飛ばされてしまった。
「一誠!?」
「じゃあね、ザック。レイチェルは僕のものだ」
「クソッ……が…」
バイオレンスドーパントはそう言って丸くなり跳んでいく。それを見ながらアイザックは何とか保っていた意識をそこで失ってしまう。一誠は起き上がり変身を解除しながら指示をする。
「チッ…やられた。黒歌、妖術でアイザックを縛って連れていくぞ」
「分かったにゃ」
(何故ドーパントが出てきた…?まさか俺がこの世界に来たことが理由で歪みが発生したのか?ミュージアムが出来ているかもしれない。『アイツ』に検索してもらうか)
そう言って一誠は自分達の宿に向けて歩いていく。彼は知らない。これがまだ自身の戦いが序の口だということに……