最近バイト先が変わったのでちょっとキツイんですけどなんとか書けれました……!
色々と手を出していますが頑張ります!!
「んぁ……?ハッ!?レイ…グッ…!?」
とあるホテルの部屋で寝ていたアイザックは目を覚ます。しかし先の戦闘で骨にヒビが入っているのか、動き出そうとするが痛みで蹲る。そこに物音に気付いた一誠が隣の部屋から入ってくる。
「目が覚めたか」
「テ、テメェ…!」
「ここは俺が宿泊してるホテルだ。少し休んでおけ。その感じだと骨が砕けてるかもしれねぇな」
「うるせぇ!!それよりレイはどこッ!?〜〜!!」
急に叫んだことにより骨に響き痛みが走りまた蹲る。
「はぁ……しゃあねぇ。おい黒歌」
「はいにゃ」
「こいつの怪我、治してやってくれ」
「分かったにゃ」
そういって黒歌は妖術でアイザックの身体の中を治す。痛みが無くなったことに驚くがそれよりも早く外に出ようと行動する。
「止めとけアイザック」
「あ゙っ!?なんでだ!!」
「虱潰しに探しても余計に時間がかかるだけだ。それでレイチェルが死んだらどうする」
「グッ……!」
「今は大人しくしてろ。いいな?」
「…………チィッ!!!!」
ひときわ大きな舌打ちをして壁を殴りどかっとベッドに座るアイザック。それを見て何とかなったと安堵と同時に後で壁を直さないとと思う一誠だがこれからのことを話す。
「で、だ。俺達はこれからあのドーパントを倒してレイチェルを奪還することだが、何か質問あるか?」
「気になるんだけど…」
「なんだ黒歌」
「まずそのドーパントってのはなんなのかにゃ?」
「ドーパントと言うのはお前ら見たあの怪物がドーパントだ。俺が持っているガイアメモリとは違い、毒素をろ過させずに身体のどこかにあるコネクトに挿し込んでなるものだ。」
「…………あの怪物か」
「あぁ。正直なぜあれがここにいるのか分からない。詳しいことはまた後で話すが、今からそれを含めて検索するから待っててくれ」
「は?今から?」
アイザックが苛ついた声を出すがそれを無視して懐から携帯小説本並の何も書かれていない本を取り出す。その時ボソッと一誠は何かを呟くが、それは2人には聞こえなかった。
「……検索を始める」
途端に一誠の雰囲気が変わる。一瞬データのようなものが一誠の身体から出ていきそれを見て固まるアイザック。その時の一誠は精神世界、『地球の本棚』の中にいた。これは転生時に特典として貰ったもので他にもある。
「キーワードはアイザック・フォースター」
本棚達が一気に減り、1つの本まで減る。しかし直感でこれではないと感じもう1つのキーワードを言う。
「もう1つのキーワード、レイチェル・ガードナー」
そのキーワードにより1つの本棚が出現しそこからまた1つの本が出てくる。一誠はその2つの本を手に取り読み切る。そこで一誠はあることに思い付く。
「アイザック、お前に聞きたいことがある」
「な、なんだよ」
「ダニエル・ディケンズは本当に死んだのか?」
「ああ?なんでお前が知ってんだよ!!」
「いいから答えろ」
さらに苛ついているのか顔がやばいことになっているが何とか堪えているアイザック。
「…あん時はレイを何とかすることにしか頭に無かったが確かに死んだはずだ」
「…………そうか」
アイザックの答えに深く考えた一誠は沈黙の後そう答え、次のキーワード達を言う。
「『悪魔の駒』そして……『財団X』」
***
とある廃病院の手術室の手術台でレイチェルは目を覚ます。
「ここは…?」
「やぁ、目が覚めたかいレイチェル」
「え…あなたは…!?な、なんで……!?」
レイチェルは目の前の壁に佇んでいたのは、かつて自分の目に執着してレイチェルを撃ったダニーだった。
「ダ、二…せん…せ……?」
「久しぶりだね、レイチェル。僕は君に出会えて嬉しいよ!!」
「なん、で……あの時…死んだはずじゃ……」
「そうだね。確かに僕はあの時死にかけていたね。けど僕は運がよかった。『彼等』に僕を生き返られせもらい、そして君を手に入れた!!!!」
両手をあげ体で喜びを表しているダニエル。それを危険だと感じレイチェルは直ぐにここからどう脱出しようか考える。レイチェルの考えていることが分かるのかレイチェルに顔を向ける。
「ここからは出られないよ。僕が『彼等』に頼んで出られないようにしたからね。一生ここに、ね!」
「そん…な……」
ダニエルのニヤついた笑顔が本当のことだと感じたレイチェルの目はかつて自身の記憶を思い出した時よりも暗い目となる。それを見たダニエルは恍惚とした表情へと変わる。
「あぁ……!その目だ!!その目だよレイチェル!!やはり君は最高だ!!」
(もう…ザックに…ザックに殺されないの……?そんな…そんな……!もう……)
「さぁ、僕と共に生きようレイチェル!!」
両腕を広げて叫ぶダニエル。しかし次の瞬間ここにはいないはずの声が聞こえた。
「それは無理だぜダニー」
「え?」
ドゴォォォォン!!!!
「そいつは」
扉が吹っ飛び、そこから誰かが入ってくる。それはレイチェルが待ち望んでいた者だった。
「俺が殺すんだからよ」
「ザック!!」
「来たぞ、レイ」
「うん…!」
心のどこかで会えないと思っていたレイチェルの目には涙が浮かんでいた。