復讐するは『我』にあり   作:もよぶ

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第十話

週明け、今度こそ新作ラノベを読んでもらおうと奉仕部の扉を叩く、例によって雪ノ下のどうぞの声が聞こえたので扉を開けるがなんか雰囲気がおかしい。

あとまた新しく人が増えている。

 

「あのーまたラノベを持ってきたのですが?」

「材木座くん、それよりはあなたに聞きたいことがあるの、そこに座りなさい」

 

雪ノ下に言われ今さらなんだろう?なんか文句言われることしたのだろうか?

そう思い周りを見渡すと海老名だけが目を輝かせており、他の女子はそわそわしてたり下を向いてたりしている。

因みに比企谷はいつも以上に目が腐っていて放心している。

 

「材木座くん、こちらは相模さん、文化祭の実行委員長をしていた人よ」

 

あーあの八幡一人が泥を被らざる得ない状況を作った元凶か?

なんでこやつがここにいるんだ?

 

「相模さんとは色々あったのだけれど先ほど仲直りしたの」

 

なるほど、土下座でもして謝ったんだろうか?でもなんで今更?

材木座が疑問に思っていると

 

「その、相模さんが言うところによると…」

「雪ノ下さん、うち言わせて?」

相模が言葉を遮る

「比企谷がここにいる女子達と仲良がいいのは知ってるし、皆友達以上の関係になりたがってるってのも聞いてる、実はうちも…」

 

改めて考えると凄いな、八幡は本当にハーレム王にでもなっちゃうのかと材木座が思っていると。

 

「その、友達以上の関係になるとやっぱあっちのほうのことも考えないといけないわけで…」

あっち?なんのことだ?

材木座はよくわからぬという顔をしていると

「あっちって言うのは…付き合ってる人同士がするアレのことで…」

アレ?あっち?首を捻っていると

「材木座くん、これ以上はセクハラになるわよ」

 

雪ノ下から睨み付けられる

「本当になんのことかまるでわからぬ、なにか我がしでかしてしまったのなら謝罪するが」

「そういうことではなくて…」

ちっとも要領を得ない

 

すると相模が

「この間うちが自販機いったらあんたがブツブツ言いながら一人で飯食ってるのが見えて、気持ち悪いから素通りしようとしたんだ、そしたら比企谷の名前を呟いてたから後ろからこっそり聞いてたら…」

 

材木座はハッとなる、まさか八幡のイチモツの話か?

「その…比企谷のあそこが凄いって…大蛇みたいで壊れるぐらい大きくてとか…並みの女性には無理とか呟いてて」

「いや、それは、それより八幡!違う!違うのだ!」

材木座は比企谷の方を向いて叫ぶ

「いや、いいんだ、裏切られるのは慣れている」

比企谷は諦めた顔で宙を見つめている。

 

「違うのだ!我は八幡が羨ましくて、つい嫉妬してちょっと思っただけだ!こんなに美女ばかり周りに侍らせているのだ!多少の嫉妬ぐらい多目に見てくれてもよいではないか!本気でこんなデタラメを広めようとするわけなかろう!我と八幡は友達じゃないか!なあ!」

せっかく比企谷との仲が良好になったのにこれでは前より険悪になる、そう思い比企谷の体にすがり付き必死で説得する。

 

「そ、そうか、そうだな、俺にも覚えがあるし、疑って悪かった。あとすがり付くな」

その甲斐あってか信じてくれたようだ。

しかし問題は女子共である、若干一名はち×ざいだとか言って興奮してる人を除き皆比企谷を見ている。

聞きたいことは一つだろう、これは材木座に予想がついた。

始めに口を開いたのは雪ノ下だった。

「それで材木座くん、その…嘘なのよね?だと実際の比企谷くんの大きさは…」

「そ、そんなの知らぬ!大体男子同士で股間を見せあったり大きさを比べあったりはせぬわ!だから標準より上だとか下だとかなぞ分かるわけがなかろう!」

若干一名が大きく落胆しているのが見えるがしらぬ

「そんなのは二次元の特殊分野の話だ!知りたければ自分の目で確かめればよかろう!」

とここまで言ってしまい材木座はしまったと思う。

 

案の定女子達の目付きが怪しく光っている。

「おい…材木座…」

比企谷の首が機械のようにギギギとこちらに向く

「あ、スマヌ、これは失言だった。すまん八幡!つい口が滑った!悪気はなかったんだ!」

 

そう言ったが

「材木座くん、私たちは将来為に確認することができたから帰ってくれるかしら?」

雪ノ下からやけに優しく言われる

「あーしも確認しないと」

「ヒッキーちょっと早いけどいいよね?」

「うちも比企谷のこと…だから…」

 

「あ、あの皆さん?ここは学校ですのでそこをお忘れなく…」

材木座の注意もむなしく追い出される

最後に比企谷の何もかも諦めた顔が印象的だった。

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