ミカベネ物語  ツウィッタウン事件簿   作:ミ景

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 Twitterで勢いで書くことになった作品です。
 はっきり言って駄作です。
 ですが、約束とは守るためにあると思うので書きます。


第一部 設立編
ファイル1、出会いは塵にまみれて


持論ではあるが、無駄のない動きや仕事をこなしてこそプロフェッショナルというが、そうでもない気がする。

人間、もっと言えば生物である以上『無駄』というものは必ず出てくるものだし、それを無くすためにまた『無駄』をするものだ。

だから、そう思うからこそワイは無駄をする度に生きているとも実感出来ることもあると考えている──

 

「というわけで、大家さんもう少し家賃待って貰えませんか?」

はぁ……と大きな溜息を一つ漏らした目の前の中年の──麗しい女性へと頭を下げるワイに向けられる視線は怒りを通り越した呆れや憐れみのものになっていた。

「アンタの話は小難しくてわかんない私も馬鹿かもしれないけどさ、少なくともどっちが悪いかくらいはわかるつもりよ? ねえ?」

「仰る通りです、はい」

徐々に姿勢を低くしながら、頷く。

「先月とかならまだ待つけどさ、せめて先々月の分くらいは、ねえ?」

「はい、ごもっとも!」

床掃除をサボっていた汚れがスーツを汚すが気にせず片膝を付く。

「……ところでアンタは何をやってんの?」

「Japanese DOGEZA です」

両膝付いて、大家を見上げる状態のワイにまたため息を吐いた彼女は、見苦しいから立てとジェスチャー。

「悪いけど、その天下の宝刀も二度三度繰り返されると錆びちまったよ」

「それじゃ、HARAKIRIのほうがいいですか?」

「部屋が汚れるからなし」

「じゃあ、どうしろってんですか!?」

「逆ギレするんじゃないよ!? 今すぐ追い出すよ!?」

 すいませんでした! と勢いよく土下座体勢にシフトするのはもう慣れた。

 その様子にいい加減ウンザリしたのか、大家は本日三度目の深い溜息のあとにもういいわ、と切り出した。

「――1週間よ、1週間以内に先月、先々月の家賃を払わないと出て行ってもらうからね!!」

 そこからは口を挿む暇なく、大家は退場し一人部屋に取り残されたワイは少し考えると思ったことを言葉で紡いだ。

「結構――やばいな、これ」

 その時、夕暮れの日差しがいつもより眩しく感じられた。

 

 

「うーん、どうするか……」

 闇金なんかは論外。 そんなものは余計事態を悪化させるだけと知っている。

 正直あてがないわけでもないが、手をつけたくないものもあるというものだ。

「さて、どうしたものか……」

 何度目か分らない思考を巡らせている間に、日はどっぷり暮れていた。

 明かりもつけずにただ暗闇に身を委ねるというのも悪くない──なんて思考放棄しそうなところで思いとどまり、ワイは部屋を出ることにした。

 そりゃこんなオンボロ──いや、味のある建物に長時間引きこもれば誰だってノスタルジックになるというものだ。

 だいたい、この町ですらこれ程の古い建物はそうないはずだ……。

「まあ、何回か整形してるもんな、お前は」

 階段の踊り場で壁を撫でながらそう呟く。

 所々ヒビなんて見受けられるが、初めて見た頃はそういうのは気にしないタイプだったりもしたが、やはりどんどんコンクリートジャングル化が進む現代においては時代に置いて行かれている感じがして少しだけ寂しく感じたりもする。

 そして、ワイは四階建てのオンボロマンションの一室を借りて、探偵事務所なんて営んでいます。

 まあ、お察しの通り売れ行きは芳しくないのですがね……。

 

 そんなことを考えているうちに一階に到着したワイは大通りではなく、路地裏へ足を進める。

 あまり人も通らず、薄暗い……考え事をするには最適の道なのだ。

 途中のゴミ捨て場の腐臭やらなんやらが混ざった匂いがたまに傷だが、息を止めれば問題ないのでこちらを歩く。

 家賃をどうするか考えていると鼻につく、ツンとした匂い。

 薄暗い中でもゴミ捨て場に近づいているのがわかると自然と息を止めていた。

 その悪臭を元凶の横を通りかかった時────異変を感じた。

 いつもとは違うそれは……音……気配、どこから? 答えは悪臭のそれから感じ取れる。

 ワイは警戒しながら、ゴミ捨て場の積まれた袋を取り除くと『それ』は出てきた。

 幸い、暗闇に目が慣れてきたため、すぐにわかった。

「──男?」

 息遣いがあるため生きてはいるだろうが、寝ているとはまた違う呼吸音に不審に思ったため、男に触れてすぐにわかった。

 暗闇でもヌルッとする感触と、ゴミの腐臭とは違う鉄臭さが鼻につく。

変な話こういうのに慣れててよかったとワイは思いつつ、男を背負う。

「アンタ、重い、な」

 この男は本当にラッキーな奴だなって思うよ。

 誰も通らない、時間帯の薄暗い裏路地で、偶然にもすぐ近くに事務所を構える探偵が通りかかるなんてさ。

「ああ、神様がいるならさぁ、その幸運をワイにも分けてくださいよぉ!」

 

 

 もちろん、誰も返事なんてしてくれない。

 

 

 




駄文で申し訳ない。

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