首なしデュラハンとナザリック   作:首なしデュラハン

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「勝殿?まさか、この竜王に乗って王都に行くのか?」

Goodポーズ!

「私の部隊員全員乗せてか?」

Goodポーズ!

「落下防止のベルトか何かは付いてるのか?」

Goodポーズ!

「この竜王の上に登るには、このバカデカい尻尾をよじ登って行けばよいのか?」

Goodポーズ!

「もうこの方法しかないんだな?」

Goodポーズ!

「………。」

【………。】

「よし。皆、サッサと尻尾登って出発するぞ!」

「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」

Goodポーズ!



その日の朝、エ・ランテルの西門前に巨大なドラゴン(竜王)が現れた。
近くにいた王国兵士達の説明で、巨大のドラゴン(竜王)が都市を襲う事がない、安全なモンスターである事が伝えられた。
見物がてら集まった大衆の前で、デュラハンを先頭に王国戦士長とその部下達がビクビクしながら、ドラゴンの尻尾を登って行った、という情報が流れた。
そして、巨大なドラゴン(竜王)は、大きな咆哮を1回すると、黒と青と赤のドラゴンを引き連れて飛び立った、という。



第10話 昔の話

 

 

─城塞都市エ・ランテル─

 

「いや〜、危なかったっスね。まさか、冒険者登録を行う際に、個人情報を記入して下さい、とか言われたらどうしよう、と思ったっス。」

「受付嬢が質問して、我々が答えた情報を、受付嬢が記入する方式でたすかりましたね。」

「いきなり字がかけない事がバレるかと思いましたねぇ。最悪、支配(ドミネート)の魔法でやり過ごそうかと、考えていたのですが。」

 

現在、アインズチームはエ・ランテルの街を見て回っている。

冒険者登録をしたものの、最低ランクを示すカッパーのプレートが渡されるのは昼になるという。

 

「ナーちゃん、大丈夫ッすかー?アインズ様に教えられた振る舞いや仕草、言葉使いとか、ちゃんとできるっすかー?」

「だ、大丈夫よ、ルプ姉さん。アインズ様のお言葉通り、下僕としてではなく、仲間として振る舞わなきゃいけないのよね。理解してるわ。」

「さっそく、私の名前を忘れてないかー?2人とも。」

「「ハッ!?申し訳ありません、アインズさ…」」

「モモンだ!後、様もつけるな!言葉使いも、くだけた感じでと言っただろう!」

「ハッ!申し訳…」

「ナーちゃん、今、注意されたばかりっすよ!すまないっす!モモンさん。私達、つい癖で暴発しちゃうんすよー。」

「まあ…昨日今日の事だからな。仕方ないのも無理ないか…。」

 

ルプスレギナとナーベラルには、冒険者活動中は下僕としての振る舞いではなく、対等な冒険者仲間として接するように指示をだしている。

無論、「恐れ多い」と2人から言われたが、家来地味た者を従えさせた冒険者なんぞ、『偉い奴』だとすぐにバレてしまう。

あくまで、『少し腕のたつ冒険者チーム』という印象から始めたいのだ。

 

ルプスレギナは、それなりにくだけた感じの仕草をやれてはいる。

ナーベはまだまだといったところ。

意識すれば大丈夫なのだが、油断すると2人とも下僕としての態度や仕草をついついやってしまうのだ。

 

 

「というか、モモンさんに限っては、元々の名前の『モモンガ』からの『アインズ』からの『モモン』だから、余計にややこしいんですよ。ついうっかり、『モモンガさん』って呼びたくなりますよ。」

「そうっスよ。ルプちゃんもナーベちゃんも悪くないっス!いままで呼んでた名前を急に変えろって言われても、癖になっててつい呼んじゃうんスよ。」

「うぐぐっ…。それもそうですね。『ウルベルさん』と『ペロロンさん』の言う通りですね。」

 

アインズチームは人間として潜入するために、装備と名前を変え、幻術を駆使して人間になりすましている。

 

アインズは、

全身に漆黒の鎧、赤いマント、2本のグレートソードを装備した、

戦士『モモン』

 

ウルベルトは、

黒いタキシードに黒いマント(裏面が赤)、黒いシルクハットにメガネ、白い手袋に黒いステッキを装備した、

魔術師『ウルベル』

(マジシャンもしくはタキシード仮面に近い格好)

 

ペロロンチーノは、

白い忍袴に黒い忍装束、黒い手甲と足袋、黒い胴鎧と黒い鴉の羽、黒くて長い鉢巻、飛行(フライ)の魔法が施されたネックレスを装備した、

アーチャー『ペロロン』

(例えるなら、鴉天狗)

 

と、やたら黒い衣装が多い。

近くを通る人達は、見慣れるぬ3人に目を向けるが、立ち止まる程の興味はないようだ。

 

ルプスレギナは、

聖印のような巨大な武器を背中に背負い、

いつもの姿をややシスター風に見えるようにした、

魔法戦士『ルプ』

 

ナーベラルは、

腰に片手剣を装備し、

白い服に茶色に近いズボン、ローブを身に纏った、

魔術師『ナーベ』

 

2人を見る周りの人間達の視線は明らかに違った。

その2人はあまりにも美しく、男性の視線を釘付けにし、通り過ぎた人達でさえ振り返って見直す程。

 

 

今のところ、見慣れるぬ5人組にチラチラと視線が来るぐらいであり、異形種である事はバレていないようだ。

 

 

「適当に街の中を歩いて見ましたが、これと言って問題はないようですね。」

「オレ、大丈夫ですかね?鴉天狗の衣装って、めちゃくちゃ街の雰囲気から浮いてる気がするんスけど。」

 

ペロロンが背中の羽を見ながら、みんなに問う。

幻術で姿を人間に見せていても、背中の羽の判定までは消せないので、鴉の羽に見えるようにしているのだ。

 

「大丈夫だと思いますよ。昨日は勝さん達が街をブラついたり、冒険者組合で乱闘しても問題なかったみたいですし。異形種だと一目でわかる勝さん達と違い、私達は人間だとわかる格好してます。仮にペロロンさんの鴉の羽について聞かれた際は、衣装の装飾品だと誤魔化せばいいんですよ。」

 

上手い言い訳をスラスラというウルベル。

しかし、モモンがある部分を気にする。

 

「冒険者組合で乱闘…って、言いました!?それ、昨日のブラックの報告にはなかったですよ!?」

「あー…大丈夫ですよ、モモンさん。私のシャドウデーモン達の報告ですから。冒険者組合で、男性冒険者達にセクハラされたブラック達がブチ切れして暴れただけですから。女性冒険者達に拍手されていた、と報告を受けてますよ。」

「うわー…やっぱいるんスね。美女にボディタッチしてくるヤツ。ルプちゃん、ナーベちゃん、気をつけてね。」

「ご安心を、ペロロンさ…ん!そのような輩は、私がたたっ斬ります。」

「手ごとブッチギるっすよー。」

「できれば、殺さないようにな。いろいろ問題が増えてしまう。」

 

ルプとナーベが問題を起こすような予感しかしないモモン。

できる限り、人間に優しくするように教育して置こうと、心に刻む。

 

「ところでウルベルさんに質問っす!」

「おや、何かな?ルプさん。」

「この都市にも、シャドウデーモンは仕込んだんすか?」

「もちろんだとも。どこに何があるか、くらいの情報を探らせてるだけさ。ホントだよ?」

「そのニタニタ顔が、全てを物語ってますよ!まあ、別に、私達にとってはありがたい事ではありますが。」

 

隙あらば街中に悪魔を潜ませるウルベルの遠慮のなさは、種族特性の影響によるものなのか、元々そういう性格だったのかわからなくなり始めるモモン。

 

「ところでモモンさん、昼までどうします?時間を潰すにしても、コッチの世界のお金、ないんですよね?」

「ナザリックに帰るのもアリなんですが、街の視察もしておきたい、という気持ちもあります。」

「ついでに、どこかの店で、ルプちゃんとナーベちゃんと一緒に食事でもしたかったっス。」

「あまーい物が食べたいっすねー。ナーちゃんはどうっすかー?」

「私は別に…」

「なら、シャドウデーモン達に、その辺にいる金持ちから財布でも盗ませましょうか?バレずに盗ませるくらいなら、余裕ですが…。」

「物騒な事をサラッと言っちゃうウルベルさん、マジパネェっス!」

「バレなければいいんですよ。バレなければね。」

 

流石、悪をこよなく愛するウルベルさんである。

しかも、ターゲットを金持ちに選ぶあたりが憎めない。

これ以上、ウルベルさんが何かやらかす前に対策を考えないと!

と、考えていたモモンの前に…

 

「あの…少しよろしいでしょうか?」

「はい?」

「む!?何奴!!」

 

全身、騎士風の鎧で身を包んだ男に声をかけられる。

顔まで隠しており、皮膚が見える部分が一つも無い。

咄嗟に、ナーベが剣を抜く構えをとる。

 

「ナーベ落ち着け!コホン。えーと…どちら様で?」

「勝様の使いの者です。モモン様でよろしかったでしょうか?」

「勝さんの?…ん?お前、まさか…アンデッドか?」

「流石モモン様。すぐに見破るとは!」

 

目の前の全身騎士鎧の男は、勝さんが召喚したアンデッド、死者の鎧(リビングデッドメイル)だった。

 

「それで、用件はなにかな?」

「勝様から、コチラをお渡しするように、と命令されております。どうぞ、お受け取り下さい。」

 

小さな袋を渡される。

中身はそこそこ重く、ジャラジャラと音がする。

 

「これは?」

「コチラの世界のお金、金貨30枚になります。」

「おお!ありがたい!勝さん、気が利いてるぅ!」

「このお金は、バレアレ薬品店でのヤツかね?」

「そうでございます、ウルベル様。よくご存知で。」

「シャドウデーモンから報告を受けていてね。しかし、あの時貰った金貨は100枚だったはずでは?まさか、残りの金貨は全て勝さんが持っていたり?」

 

少しだけ、ウルベルの機嫌が変わったような感じがする。

死者の鎧(リビングデッドメイル)にぐいぐい詰め寄り、質問を浴びせるが、死者の鎧(リビングデッドメイル)は平然としている。

 

「手に入れた金貨100枚の内、30枚をモモン様チームに。50枚を『貴族チーム』に。残りの20枚は勝様が所持しています。」

「む…勝さん本人が1番少ないのですか…」

「勝様がおっしゃるには、『貴族チーム』が1番出費が高そうだから、ちょっと多めにした。という事だそうです。」

 

3チームの内、貴族としての振る舞いが要求されるヘロヘロチームは、宿屋や食事も高級な物を使うだろうという、勝なりの配慮である。

 

「謙虚ですね、勝さん。こういうの、勝さんが1番多く貰っても良い気がするんですが…」

 

金貨100枚という臨時収入を得たのは勝である。

なら、1番多く貰う権利は勝にある。

 

「それならご安心を、ウルベル様。勝様から、ちゃんとした理由を聞いております。」

「ほう?その理由とは?」

 

「ユグドラシルの金貨は、『ゲームの金貨だから』いくらでも所持できた。しかし…」

 

『ゲームの金貨だから』

というのは、ゲームの世界の金貨、という認識なので、いくら所持しようが、気にせずにいられた。

という事なのだろう。

 

「コッチの世界の金貨では、『リアルのような金貨だから』、金貨100枚という大金を持ってるのが怖くなった。一般庶民の私には恐れ多い金額なので、みんなに差し上げます。だそうです。」

 

『リアルのような金貨だから』

というのは、リアルで考えれば、大金になる。という認識だ。

そして勝は、リアルの世界ではただの一般人である。

そんな一般人が、いきなり大金を得たらどうなるだろう?

大喜びする人間が大半だ。

しかし、中には、大金を所持している、という現状を『怖い』と感じる人間もいるのだ。

 

 

「なるほど。納得の理由ですね。」

 

大金を持ちたくないという感覚から、仲間に分け与えるという発想をした勝の仲間思いな気持ちをくみとるウルベル。

 

「ねぇ、ナーちゃん。勝様が一般庶民ってどういう事っすか?至高の御方である勝様が一般庶民っていうのはおかしい気がするんすが…」

「そうねぇ…ナザリック地下大墳墓の至高の御方である勝様が一般庶民など、ありえないのですが…」

「それは私も同意見です。我が召喚主である勝様が一般庶民というのは、理解できないのですが…」

 

下僕達が一般庶民というワードに疑問を抱いている。

すると、モモンがわかりやすく説明しだす。

「それはだな、我々も勝さんも元々はただの異形種に過ぎなかったからだぞ。ユグドラシルに来た時の私は、骸骨の魔法使い(スケルトン・メイジ)という、下級アンデッドだった。それが今では死の支配者(オーバーロード)にまで上り詰めた存在となった。」

 

プレイヤーは、誰しもが最初は弱い存在だ。

種族レベルや職業レベルを試行錯誤しながら上げていき、ようやく高みの存在となれるのだ。

 

「勝さんなんて、最初から今までずっと首無し騎士(デュラハン)のままなのに、同じ種族のユリとは比べものにもならないくらい実力に差があるだろう?それでも、勝さん本人は自分が凄い存在になってるという自覚を持ってない、あるいは持たないようにしてるのさ。」

 

そうだ。自分達プレイヤーは、『偉くなる』ためにゲームをしていた訳ではない。

『楽しい』から、あるいは『楽しむ』ためにゲームをしていたのだから。

まあ、その『楽しむ』過程に、悪のギルドというRP(ロールプレイ)はしていたが。

 

「つまりだな、我々も勝さんも、最初は弱くてちっぽけな存在だったと言うことだ。それが勝さんが言う、一般庶民の意味だ。」

「なるほど、そういう意味でありましたか。」

「至高の御方達も最初は弱かった、なんて信じられないっすが、アイ…じゃなくて、モモンさんに言われたら信じるしかないっす。」

「我が召喚主である勝様も、最初から強い訳ではなかったのですね。とても勉強になりました。」

 

至高の御方達の深い話が聞けて、下僕達はとても喜んでいる。

 

「フッ…我がギルドの一員であり、竜王(ドラゴンロード)まで召喚できるくせに、あの人は自分自身をナザリックの中で弱くてちっぽけな存在だと、今でも思っているんだろうな。」

「そもそも勝さんが、悪のRP(ロールプレイ)してるところを見たことないっス。」

「それどころか、異形種狩りを行っていた人間種側からも襲われない中立な立場を確保してましたよね?」

竜王(ドラゴンロード)狩りの功績のおかげですよ。勝さんは、人間種であろうが亜人種であろうが異形種であろうが関係なく助っ人として頼られていましたから。その評判のおかげで、異形種狩りのリストから外されてたみたいですし。あそこまで趣味に走って、いろんな種族から信頼を得たのは勝さんぐらいですよ。」

 

高難易度の竜王(ドラゴンロード)戦に、勝が助っ人として呼ばれる事はよくあった。

勝本人も、『任せろ!』と、意気揚々で参加していたので、様々な人達から信頼されていたのだ。

 

 

「たしか、ナザリックが敵プレイヤー達の大侵攻を受けたとき、勝さんだけ騙されて人間種達と竜王(ドラゴンロード)狩りに行ってたんっスよね?」

「ああー、ありましたねーw勝さんが助っ人依頼を受けてナザリックから出撃したのを見送った後、ナザリックが大侵攻を受けたんですよ。勝さん本人は、戦いから帰ってきてからビックリしてましたよ。『え!?何、この荒れよう!?襲撃でもあったの!?』ってwww」

「勝さんの竜王(ドラゴンロード)召喚が厄介だったから遠ざけたかった、という理由もあったでしょうが、勝さんはいっさい襲われてなかったという辺り、かなり人間種側からも気を使われていたのが、分かりますね。」

「勝さんから助っ人断られたら、竜王に勝てない、って人達いっぱいいましたからねぇ。」

 

昔、ギルドがあるナザリック地下大墳墓が1500人もの討伐隊に襲撃されるという事件があった。

ギルドメンバーにより襲撃者達は返り討ちにあい、その戦いの映像を撮った動画は、視聴者達からチート行為を疑われる程だったのだ。

 

だが、その事件当日、勝は竜王(ドラゴンロード)狩りの助っ人を人間種プレイヤー達から頼まれており、留守だったのだ。

しかも、仲間との通信を妨害する裏工作までされており、ギルドメンバーからの襲撃連絡を受け取れなかったのだ。

 

しかも、勝が制作したNPCが守護するログハウスには、討伐隊が攻撃どころか侵入すらしておらず、ブラック達は無傷という結果だった。

 

恐らく、勝が大切にしているNPCの情報が、勝自身の普段の会話から知られていたからだろう。

もし、ブラック達が倒されていたら、勝がブチ切れてとんでもない事態になっていたかも知れない。

とまで言われていた程だった。

 

「だからなんでしょうかね。勝さんが人間達とも仲良くしようとするのは。我々と違い、勝さんはあまり人間達を憎む理由も毛嫌いする理由もないんですよね。」

「今だと、ブラックちゃん達さえ無事なら、大抵の事は気にしないんじゃないっスか?」

「それはないでしょう、現に、我々に活動資金を持って来てくれているんですよ?ナザリックの仲間達の事も、ちゃんと気にかけてくれてますよ。」

「それもそうっスね。自分達と違って、モモンさんと同じく、最後までギルドに通ってた仲間ですからね。」

 

過去がどうあれ、勝は『アインズ・ウール・ゴウン』のメンバーである。

そして、最後まで在籍した仲間である。

そんな人物が、仲間を蔑ろにするはずがないのだ。

 

「いろいろお話が聞けて、ありがたく存じます。では、私は『貴族チーム』に活動資金を渡してきます。皆様方、冒険者活動頑張って下さい。」

 

死者の鎧(リビングデッドメイル)が去っていく。

 

「では、我々もカッパーのプレートを入手したら、冒険者活動を始めましょうか。」

一同「おー!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーそのころ、勝チームは…ー

 

 

 

 

 

「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」

「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」

「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」

「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」

 

「か、勝殿ー!高い!高過ぎますぞー!それに、この風圧!強すぎて、立つ事さえできぬ!なのに!何故、貴方は仁王立ちできるのだぁぁぁ!?」

 

竜王ファフニールの背中の上で悲鳴を上げるガゼフ隊。

 

現在、雲の上のはるか上空を移動している。

 

【うひょーー!ファフニールの背中の上から見る景色は絶景だぜー!】

 

ファフニールの背中や頭、尻尾の先などを移動しては、はしゃぎ回るデュラハンがそこにいた。

風圧をものともせず、好き勝手に移動するデュラハンを見て、ガゼフ隊の皆は確信する。

 

「「「やっぱり勝さんはまともじゃねー!」」」

 




今回は短いお話になっちゃいました。

仕事の帰りや、休日に書いてるので、どうしても長い話を書く暇が作れなくて。

場面展開って難しいですね…ホント。
(:3[▓▓]

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