1話から10話までを少し修正しました。
これでよりわかりやすくなったかな?
後、ルプスレギナの台詞を原作風に変えました。
「──ッスよ」→「──ッすよ」
「ス」を「す」に変更しました。
これで、ペロロンチーノとの区別がつきやすくなったかと思います。
─洞窟最深部─
「影の竜王!シャドウナイトドラゴンである!」
暗闇から聞こえる声は、威厳があり、自信に満ちた女性の声だった。
【ドラゴンだと!?】
「ドラゴンだと!?」
勝とイビルアイが同時に反応する。無論、勝の声はブラック達にしか聞こえない。
今いる広い空洞は、天井を支える石柱が数本ある以外は何も無いのだ。巨大なドラゴンが隠れられるような場所など存在しない。
唯一、目を引くものがあるとすれば、勝達が入って来た通路とは反対側の壁に存在する、巨大な石扉ぐらいである。
しかし、声は確実に、この空洞内から聞こえていた。なら、声の主が此処にいるのは間違いないはずなのだ。
「何処にいる!姿を現せ!」
「イビルアイ、貴方の目でも見えないの!?」
他の冒険者達も周囲を見渡しているが、暗闇が濃すぎて遠くの方までは確認できずにいる。
暗視の魔法使っても、ドラゴンは発見できていない。
「悪いが…ドラゴンらしき姿の生き物は見えない。」
「ただのハッタリかぁ!?ドラゴンさんよ、出てきたらどうだい?それとも…俺達にビビって、出てくる自信がないのかい?」
ガガーランが煽る。声の主が本当にドラゴンなら、死に物狂いで戦うか逃げるかを選ぶしかない。
しかし、ドラゴンの名を語る偽物の弱いモンスターだった場合、そんなヤツにビビって逃げたと、アダマンタイト級冒険者として恥を晒す事になる。
「言うではないか、人間よ。よかろう。お前達の前に、我が偉大な姿を見せてやろう。そして…我が姿に、恐れ慄くがよい。」
おそらくではあるが、普通の視覚を持つ人間からすれば、暗闇から巨大な赤い目と口がいきなり現れたように見えただろう。
だが、
大きさは、ドラゴン形態のブラック達よりは大きく、ファフニールより若干小さい程だった。
色は完全な漆黒…という訳ではなく、薄い霞かかった黒と言った感じであり、向こう側が透けて見えている。
シャドウナイトドラゴンの身体からは、ユラユラと黒い炎のようなオーラが滲みでている。
「グルゥゥアァァァァァァァァァ!!」
暗闇から現れたシャドウナイトドラゴンが、翼を広げ、冒険者達を見下ろしながら咆哮を上げる。それは正しくドラゴンの鳴き声であり、大陸の最強種として君臨するに相応しい威圧感を与えてくる。
「我がねぐらに勝手に入り込んだその無礼、貴様らの命で償うがよい。さあ、選べ。無様に死ぬか、勇敢に戦って死ぬか、どちらでもよいぞ。」
ミスリルとオリハルコンの冒険者達が後退る。
こんな化物地味たモンスターと戦うのは無理だ、さっきの
蒼の薔薇のメンバーも武器を構えながら、最大警戒の守りを作る。
本当は自分達も後退したいが、アダマンタイト級冒険者として、下のランクの冒険者達の前で無様な姿はみせられない。
すると、ミスリルの冒険者チームのレンジャーの男と
ドラゴンから逃げようとしたのだろう。
しかし、入ってきた通路は、黒い壁のような物で塞がれていて逃げられない。
黒い壁を武器や魔法で壊そうとするが、黒い壁はビクともしない。
「開けてくれ!此処から出してくれ!」
「ドラゴンと戦うなんて無理よ!誰か!助けて!」
必死に叫ぶが、助けなど来るはずがない。
その様子を見た他の冒険者達も、同じように通路に逃げようとしたその時─
「騒がしい。戦う気概がない者は死ね。」
シャドウナイトドラゴンがそう言った瞬間、レンジャーと
「開け──あぎぃ!?ぐあぁぁぁぁ!!」
「助け──ぎぃう!?あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」
蛇のような影達は、二人の冒険者の手や足に噛みつき、
ブチッ!ブチッ!とあっさり噛み千切る。
千切れた手足の断面から大量の血が吹き出る。
二人の冒険者が悲痛な叫び声を上げる。
が、影達がさらに噛みつき、二人の身体をバラバラに引き裂く。
ブチブチという音が何回かすると、影達がいなくなり、人間だったはずの肉片だけがそこに散らばっていた。
まさに、一瞬の出来事であり、助けにいく猶予すらなかった。
「ひぃ!?」
「そ、そんな…!」
そんな光景を見せられた冒険者達が愕然として動けなくなる。
「逃げる者は即殺す。当然だろう?人間どもよ。」
シャドウナイトドラゴンが容赦ない言葉を言う。
その言葉のせいで、冒険者達は『逃げる』という選択肢を選べなくなってしまった。
ガガーランがブラックに小声で話す。
「おい、ブラック!あのドラゴンはお前達の知り合いじゃねぇのか!?」
「悪いが、初めて会う方だ。ご主人様は?」
【私も初めてだな。】
「ご主人様も初めてだそうだ。」
ユグドラシルでは出会わなかったドラゴンである。
そもそもユグドラシルに存在していたドラゴンかどうかもわからない。
ドラゴン好きの勝ですら発見できていないドラゴンの可能性もあるからだ。
「せ、説得はできねぇのか?ブラック。」
ガガーランが問う。
同じドラゴンであるブラック達なら、シャドウナイトドラゴンと話し合いができるのでは?
という考えである。
「説得か…ご主人様、どうします?」
【やるだけやってみよう。】
「わかりました。」
どんな能力や耐性、技や魔法を使用するかわからない相手であったとしても、勝達だけなら強引な方法でドラゴンを退治できただろう。しかし、今回は他にも人間がいる。
彼らを守る必要がある以上、何もわからない状態でのドラゴンとの戦闘はなるべく避けるべきだろう。
「影の竜王よ!少し話がしたい!私は竜人族、ブラックドラゴンのブラックと言う者です!」
ブラック達がドラゴン形態に変身する。
ミスリルやオリハルコンの冒険者達が驚く。
「あらカワイイ!……じゃなくて…ほーう、竜人族…我と同じドラゴン種か。暗くてわからなかったぞ。」
一瞬、口調が女性らしい感じになった気がした。
同じドラゴン種の存在を知ってか、シャドウナイトドラゴンの殺気が弱まる。
「貴方のねぐらに勝手に入り込んだ事は謝ります。すみませんでした。こちらも、貴方のねぐらだと知らなかったのです。すぐに出ていくので、見逃してもらえないでしょうか?」
「うむ…」
シャドウナイトドラゴンが考えている。
せめて、人間達だけでも見逃してもらえれば、後はどうとでもなるのだが…と、勝は願うが…
「よかろう。同じドラゴンであるお前達は見逃してやろう。だが…人間達とそちらのアンデッドは駄目だ。」
やはり、そう上手くはいかないようだ。
「それは困ります。全員を見逃してはくれませんか?」
「それは異なことを言う。お前達は、人間を助けるつもりなのか?人間なんぞ、見捨てればよかろう?」
人間を見下す傾向があるドラゴン種らしく、人間は助ける価値無し、という考えなのだろう。
「此処にいる人間達を殺されると、私達のご主人様が困るのです。」
「ご主人様だと!?」
シャドウナイトドラゴンが少し動揺したような反応を示し、考え始める。
「まずいな…」とか、「迂闊だった…」などのセリフを小声で呟いている。
勝が、シャドウナイトドラゴンの妙な反応を不思議に思う。
ブラック達を従えさせている、上位の存在が居るとは思っていなかったのだろうか?
もしや…同じ竜王でも、実力に差があったりするのだろうか?
【スキルで調べてみるか…】
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一方、シャドウナイトドラゴンは焦っていた。
シャドウナイトドラゴンの見立てでは、
ブラック達は、ドラゴンの年齢からして
しかし、シャドウナイトドラゴンは一目でわかった。
ブラックと名乗ったブラックドラゴンが『自分より強い』ドラゴンだと。そして、そのブラックドラゴンと一緒にいる、ブルードラゴンとレッドドラゴンも強いと。
そのブラックドラゴン達を従えさせている主人がいるのなら、
「お前達より強いのか?その…ご主人様と言うのは?」
「はい。私達よりもはるかに強い御方です。」
シャドウナイトドラゴンの焦りが高まる。
もし、自分より強いドラゴンがブラック達の主人だった場合、人間達を殺した事で報復される事も考えねばならなくなるからだ。
何故ブラック達が人間を助けようとするのか謎だったが、主人の命令なら納得できる。
「どこの竜王だ?アゼルリシア山脈の
自分より強いと認識している竜王達の名前を言ってみる。
ブラック達の主人が強いドラゴンなら、人間達も見逃してやろうかと、考えていたが…
「いえ…こちらのデュラハンが私達のご主人様です。」
「えっ!?」
ブラック達の言葉にシャドウナイトドラゴンが唖然とする。
「(このデュラハンが主人!?)」
てっきり、ブラック達の主人がドラゴンだと思っていたシャドウナイトドラゴンにとっては、予想外の答えが帰ってきて、驚きのあまり言葉を無くす。
シャドウナイトドラゴンには、目の前にいるデュラハンが『強者』だとは思えなかった。
後ろにいる人間達とほぼ変わらない体格で、勇者のような鎧を着込んでいる訳でもない。
武器も、腰に下げている刀のような物と、手に握っているのは小さな銃という貧弱ぶり。
人間の女達の方が、まだ強力そうな武器や鎧を身に付けている。
「本当に…そのデュラハンがお前達の主人なのか?」
「はい。私達よりも偉大でお強い、至高の御方です。」
ブルーとレッドも頷いている。
シャドウナイトドラゴンは、ブラック達よりデュラハンの方が強いという言葉を信じられなかった。
が、ブラック達が嘘を言っているようには見えない。
もし本当に、このデュラハンが強かったら…
シャドウナイトドラゴンがそんな事を考えながら、デュラハンを見つめていると、ある物に気付く。
「(アレは…まさか!?)」
デュラハンの胸にある、竜を象った勲章、それを見たシャドウナイトドラゴンは驚愕する。
「(竜覇の証!?なんでこのデュラハンが持っているのよ!?)」
シャドウナイトドラゴンにとって、竜覇の証を持っている者は、『竜王殺しの英雄』という認識だった。
少なくとも、そう言うふうに教えられたのだ。
シャドウナイトドラゴンがまだ
竜覇の証という、竜を象った勲章を付けた者に気をつけよ、と。
その者は竜王殺しの英雄であり、何体もの竜王を殺した恐ろしい存在だ、と。
決して、竜覇の証を付けた者と『闘うな』と。
まるで、恐ろしいおとぎ話のように聞かされて育ったシャドウナイトドラゴンは、ブラック達がデュラハンに付き従っている理由をようやく理解した。
竜覇の証を付けた、この『弱そうなデュラハン』を恐れ、闘わない道を選ぶしかなかった『可哀想な若娘達』なんだ、と。
そう思い始めた瞬間、シャドウナイトドラゴンは決心する。
「(あの子達を助けなきゃ!今の私は竜王よ!大人である私が、いつまでもおとぎ話を怖がっていてどうするの!そう!闘うのよ、私!この子達を救えるのは私だけよ!)」
シャドウナイトドラゴンがデュラハンを睨む。
すると、デュラハンがおかしな行動をしていた。
デュラハンが頭の位置に両手を上げ、両手の人差し指と親指同士をくっ付ける仕草をする。例えるなら、双眼鏡のような形だ。
「え!?ご主人様、それは本当ですか!?」
ブラックドラゴンが何かに驚いている。
デュラハンと会話したのだろうか?
「どうした、ブラック!デュラハンは何と言ったんだ!?」
仮面を付けた子供のような人間がブラックに確認をとる。
「ご主人様はこうおっしゃっている。この竜王…めちゃくちゃ弱い!と。」
「「「はぁぁぁ!?」」」
人間達が驚いている。
竜王である私が弱い!?
どう考えればそんな結論がでるのだ!?
竜王だぞ!お前達より、はるかに大きく、強い竜王だぞ!
それを弱いだと!
このデュラハン、殺してわからせてやる!
「ふざけるな!竜王である私の前で、なんと愚かなアンデッドだ!死んで後悔するがいい!」
シャドウナイトドラゴンの足下から大量の影が現れ、デュラハンに食らいつく。
全身を噛み千切り、バラバラにしてやるつもりだった。
───────────────────
「ご主人様!?」
「勝さん!?」
「首なし野郎!?」
「しまった!デュラハンが!?」
ブラック達と冒険者達が一斉に叫ぶ。
シャドウナイトドラゴンが突如怒りだし、影蛇達を使って勝を攻撃し始めたからだ。
ガブッ!ガブッ!っと、影蛇達が勝の全身に食らいつく。
人間の身体をあっさり噛み千切る顎を持った影蛇達によって、勝の身体が持ち上がり、身動きできない状態にされ、さらに影蛇達に噛みつかれている。
「くそ!唯一ドラゴンを倒せそうだったデュラハンが真っ先に襲われたぞ!」
「そんな!勝さん以外に竜王を相手にできそうな存在なんていないのに!」
「首なし!今助けてやるぞ!ティア、ティナ、行くぞ!」
「了解した…」「影達を処理する!」
蒼の薔薇達が勝を助けようと、行動を開始しようとした矢先だった。
「馬鹿な!?こんなのありえぬ!デュラハンよ、貴様何をした!?」
シャドウナイトドラゴンが困惑している。
「なんだ…?」
イビルアイが不思議に思い、シャドウナイトドラゴンを見上げる。
すると、ブラックが言った。
「人間達よ、焦らなくてよいぞ。ご主人様は無事だ。」
冒険者達がデュラハンを見る。
噛み付かれたはずのデュラハンは無事だった。
それどころか、影蛇達が必死に食いちぎろうと引っ張っているが、デュラハンの身体はビクともしていない。
「まさか…あの攻撃が平気なのか!?」
「ウソ…勝さん、大丈夫なの!?」
「とんでもねぇ奴だな…」
蒼の薔薇や冒険者達が、勝の頑丈な身体に感心する。
ただでさえ物理防御力が高い勝は、ワールドアイテムの効果により、更に防御力が2倍になっている。
♦─────────────────♦
今の所、この異世界で物理で勝にダメージを与えられる存在は、ギルドメンバーと100LvのナザリックのNPCぐらいであろう。
魔法防御力はそこそこなので、魔法職に特化した者でもなんとかなる。
アンデッドである勝は種族の特性上、炎と神聖に弱い。
勝は対ドラゴン対策のため、炎に対する耐性を完備している。唯一の弱点は神聖のみである。
さらに付け加えると、勝が召喚できる竜王で、勝に勝てる見込みがあるのは神竜だけである。
勝本人は、HARD級の竜王を倒すのがやっとである、と明言していたが、
それはワールドアイテムを『装備する前の話』である。
(※勝本人は、その事に気付いていません。)
ワールドアイテムを装備した今の勝であれば、very HARD級の竜王の物理攻撃にも普通に耐えれる状態なのである。
唯一弱点を突けるのが、神聖魔法持ちの神竜だけなのだ。
♦─────────────────♦
【
勝が第5位階の闇魔法を発動する。
勝を中心に球体状の闇の波動が発生し、一瞬で影蛇達を飲み込み掻き消した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[
使用者を中心に球体状の闇の波動を発生させる魔法。
弱い敵なら掻き消せるが、そこそこ強い敵の場合は吹き飛ばす効果になる。
主に、周囲を敵に囲まれた際に使われる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
無論、本業の魔法職に比べれば、修得できる魔法の階位は低い。
せいぜい修得できる魔法は、攻撃に特化した闇魔法か、闇系のエンチャント魔法ぐらいである。
影蛇達を掻き消し、地面に着地する勝。
その瞬間を、シャドウナイトドラゴンが尻尾で弾き飛ばそうと、横から巨大な尻尾を振るう。
普通の人間なら、まず回避できない速度で迫り、シャドウナイトドラゴンの尻尾が勝に直撃する。
重たい衝撃音と土煙があたりを包む。
流石に今の攻撃を耐えるのは無理だろうと、冒険者達が思う。
が、土煙が晴れると、尻尾を片手であっさりと受け止めた勝が立っていた。
「我が尻尾を受け止めただと!?」
「なんて奴だ!あのデュラハン、正真正銘の強さだぞ!」
シャドウナイトドラゴンも冒険者達も驚きの声をあげる。
だが、此処から先は、驚きから恐怖へと変わる事に、冒険者達もシャドウナイトドラゴンもブラック達も知らなかった。
そう、勝の竜狩り方法は特殊なやり方であり、ユグドラシルでは、誰も真似しないやり方だったのだ。
──────────────────
首なし騎士デュラハンの伝承には、このような説がある。
デュラハンは、夜中に神出鬼没に現れ、街の中を
そして、出くわした人間に、どこからともなく大量の血を出現させ、ぶっかけるという。
血を浴びた人間は、近い内に首を切られ、死をむかえる。
そう言う伝承がデュラハンにはある。
そして、それを擬似的に再現したスキルがユグドラシルには存在する。
───────────────────
【種族スキル発動・
デュラハンの首の部分から、大量の血が噴水のように噴き出し始め、デュラハンの灰色の軍服を真っ赤に染め上げる。
そのまま血が、デュラハンの周りにドプドプと流れ、血の池を作り出す。
そして…恐怖の狩りが始まる。
【種族&テイマーの複合スキル発動・
【
【種族スキル発動・
【種族スキル発動・
まず、第1のスキルにより、血の池からデュラハンの手元に鞭のような武器が作り出される。
鞭は、持ち手から先端に行く程太くなっていき、鞭の先端には巨大な血の鎌が出来上がっていた。
その武器が、まるで命あるかのようにウネウネとデュラハンの周りを蠢いている。
第2のスキルで、その
第3のスキルと第4のスキルにより血の池から、血でできた大量の鎖槍が出現する。
デュラハンが
倒れると同時に、シャドウナイトドラゴンの尻尾や翼、手や足を鎖槍が貫き、巻き付きながら、鎖槍の先端が壁や地面に突き刺さり、シャドウナイトドラゴンを逃げられないように固定する。
「グアァァァァッ!?」
シャドウナイトドラゴンが全身の苦痛に悲鳴を上げる。
首に巻き付いた
それはまるで…
ギロチン台に乗せられ、処刑の時間を待つ罪人のような状態であった。
「待ってくれ!降参する!命だけはどうか──」
シャドウナイトドラゴンが命乞いをするが…
【悪いな。この儀式…途中で止められないんだ。】
血の鎌が容赦なく振り下ろされた。
シャドウナイトドラゴンの首が切り飛ばされる。
大量の血が噴き出し、デュラハンに降りかかる。
その光景を…
蒼の薔薇も、
他の冒険者達も、
ブラック達でさえも、
ただ恐怖に震えながら、見ている事しかできなかった。
FGOのイベントやってたせいで更新遅くなりました。
沖田オルタの育成に時間取られてました(笑)