三幻神の力をもって異世界へ   作:無駄高容量ひきさん

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どうも、ひきさんです。

将来の夢は作家兼声優がいいな。
通ってるの、工業高校だけど。
なにするために工業高校選んだっけ?

そんなことより、
13話 局所的ハリケーン
 どうぞ!


13話 局所的ハリケーン

どうも、カミトです。

馬車の上で横になって寝てます。

 

「Zzz……」

カミトー!!起きろ!!このヤロッ!!

……起きないな

上等だゴルァ!叩き起こして殺る!!

 

んぅ……ん?

何やら騒がしい。

何かあったか?

 

・寝起きドッキリ

・睡眠爆破

・ナイトレイド

・夜這い

 

この中で最も現実的なのは……

 

「何だ?ナイトレイド?」

「どこの帝具持ちだよ!?」

 

アクアにアカメ……

意外としっくりくるのは何故?

名前がアk まで同じだから?

やってることは真逆だけど。

 

「そんなことより大変だ!馬車が走り鷹鳶に襲われてる!」

「おやすみなさい……」

「おぉい!?寝るなーー!!」

 

 ーー 説明中 Now Loading ーー

 

一旦馬車を止めて7人で話し合う。

出発前にも思ったが、このメンバー、メンツがとてつもなく豪華だ。

女神に、死霊の女王に、紅魔の天才2人に、不動の騎士に、3神の主。

1人忘れてる?気のせいだ。

 

「あれか?走り鷹鳶って?」

「その通りですカミトさん。あれはより硬い物に走っていき、ギリギリで避けるチキンレースというもので求愛をします」

 

えぇ……

あんなダジャレ鳥で俺は起こされたの?

しかもチキンレースって、お前らまだ精肉じゃないだろうが。

 

「しかし変です。どうしてこちらに来るのでしょう?」

「キャラバンに岩以上に硬い物を積んでいる様には見えなかったがな……」

「硬い物、硬い物……」

 

一同、チラッ

気づいた。

そして口にする。

 

「「「「「「「あっ」」」」」」」

 

私の鎧かぁーーーーッ!!!

 

この中で最も硬い物、それは岩でもなく、俺の『天空竜剣』でも、紅魔の2人の杖でもなく、ましてや一応もってきた水晶でもなく、ダクネスのスキルが付与されより硬くなった鎧だった。

永らくご無沙汰の『巨神兵鎧』さんは、今回はご同行しておりません。

いや、変身すると壊れるんだよね。

伸縮自在ってわけじゃないし。

ダクネスみたいに常に着けてる訳でもないし。

というか、ぶっちゃけた話、必要ない。

 

「どうする?ダクネスに集まってるとすると、色々面倒だぞ」

「いっそのこと、ダクネスをあの集団に放り込んでみるとか…………なんて」

「やめてくれ!いや……次々に足蹴にされるのもなかなか……いい!」

「こんな時まで興奮してんじゃねぇ!」

「……」

「ん?どうかしました、カミトさん?」

「……!?アクア!ナイスアイデアだ!流石は俺の恋人だ!!」

「へ?あ、そんな……///」

「「むぅ…」」

「どういうことですか?ドSに目覚めましたか?」

「違うわ!はぁ、いいか、作戦はこうだ」

 

1.カミトがダクネスを運び、群れを誘導

2.ある程度誘導した所で群れの後ろに投げる

3.ウィズの沼魔法で動きを阻害、ダクネスは退避

4.群れが止まっている間に爆裂魔法でぶっ飛ばす

5.倒れためぐみんをゆんゆんとアクアが回収

 

走り鷹鳶は最も硬い物に向かって走っていき、よりギリギリで避ける。

それが求愛になる。

オスは何がなんでもメスにありつくために死に物狂いで走ってくる。

その速さは馬車をも上回るそうだ。

それ程のスピードでは、簡単に停止できるものではない。

振り返るにも時間がかかるはずだ。

範囲外に出さない為に沼魔法で足の動きを制限する。

その間、ダクネスは爆裂魔法

めぐみんは爆裂魔法を撃ち込むという寸法だ。

 

「撃ち漏らした場合に備えて、俺は空で待機してる。どうだ?」

「久しぶりの大量の雑魚……いいでしょう!私の力、とくと見せましょう!」

「了解です!」

「が、がんばります!」

「悪い……私のせいで……」

「気にすんな、それよりお前は巻き込まれないように気を付けろよ」

「俺は?ねぇ、俺は?」

「遠くからタイミングを教えといてー」

「俺の扱い最近ひどくない!?」

 

<ごめんねー 人(-ω-')

ぶっちゃけカミト君とキャラ被るんだよねー。

オリ主には勝てないのだ by作者ことひきさん>

 

カズマは気にしないことにしよう。

作者の声が聞こえた?気にしないことにしよう。

 

さぁ、殲滅戦を始めよう(デストロイ・ゼム・オール)

 

…………

……

 

「よし、準備はいいか?ダクネス」

「あぁ、いつでも問題ない」

「危ないから少し離れてろ」

 

『天空竜化』

 

赤い翼を持つ竜になる。

オシリスの天空竜は天を統べる神。

飛行能力は随一だ。

試したことは無いが、その気になればジェット機以上のスピードが出るだろう。

あくまで見失うことのないように飛ぶようにしなければ。

ダクネスを咥えて飛びはじめる。

 

『飛ばしていくぞ!しっかり掴まってろ!』

「お、おう!ビリビリして……クセになりそうだ……

 

ズドドドドドドドド!!!

 

地鳴りがする。

俺は空を飛んでいるので分からないが、かなりの揺れがしていそうだ。

 

『あんだけのオスの群れ……恋の病とは恐ろしい』

「……お前にだけは言われたくないと思うぞ」

 

失敬な。

恋こそしているが、盲目にはなっていない。

……はずだ!

 

「そろそろだな」

『あぁ、足首に気を付けろよ。着地で捻挫とかしないように』

「注意しておこう」

『そんじゃあいくぞ!1、2の……』

 

後ろに投げるべく振り向き、大きく首をしならせ、着地点を睨み付ける。

コントロールが多少不安なのと、力の入れすぎでめり込ませてしまうのを危惧しながらもしっかりと勢いをつける。

そして……

 

『3!!』

 

首を勢いよく戻しながらダクネスを放り投げる。

思っていたよりも左に行ってしまった。

これから少し練習するべきだろうか?

おっと、悠長に考えてる暇は無かった。

俺も離れなければ。

 

「『ボトムスワンプ』めぐみんさんお願いします!」

「『エクスプロージョン』!!」

 

足を取られている内に大爆発が群れの中心に撃ち込まれる。

上から見ているが、撃ち漏らしは無さそうだ。

それにしても相も変わらず凄まじい威力。

結構離れていても衝撃が伝わる。

 

「はあぁ……最高♥」

「お疲れ、めぐみん」

 

作戦成功だ。

旅路の途中で面倒事に苛まれた。

これ以上面倒がないように祈る。

ん?誰に祈っておくんだ?

とりあえず、幸運の女神エリスに祈っておく。

 

「お疲れさん、カミト」

「カズマか、お疲れか?」

「いいや、お陰様で全くだ。お前が仕事くれないせいでめぐみんに"クズマさん"呼ばわりされたんだぞ!どうしてくれる!」

「ナンノコトカナー」

「こいつ!!」

 

カズマも無事、話を聞く限りめぐみんも無事と。

なら、めぐみんを任せたアクアとゆんゆんも無事だろう。

あとは、

 

「ダクネスー、どこだー?」

 

ダクネスの安否が分からない。

それどころか居場所も分からない。

この辺りだったような気がするんだけどな。

 

「いた!って、ダクネス、大丈夫か?」

 

結論で言えばダクネスは無事ではあった。

しかし、無傷とは言えなかった。

着地に失敗した方がよっぽどマシだっただろう。

 

「カミトか、悪いが出るのを手伝ってくれないか?」

「あ、あぁ……」

 

ダクネスは……

岩に刺さっていた。

それも頭から。

見えているのは肩より下のみ。

投げるのが逸れた先に、ちょうど岩があったようだ。

 

「なんと言うか……すまん」

 

…………

……

 

「全員乗りましたかね?」

「あぁ、カズマそっちは?」

「こっちもいつでも出れるそうだ」

「よし、出してくれ」

「了解しました。ハイヤー!」

 

馬車が出発する。

温泉の前に一汗かいておけたと思うべきか、旅路の面倒が多いと嘆くべきか。

なんにせよ、到着したら、いの一番に温泉に浸かりたい。

 

「汗をかいたお陰で、温泉が楽しみになりましたね」

「そうだな、不幸中の幸いと思っておこう。じゃないとダクネスが不憫だ」

「そういえば、行き先は『アルカンレティア』なんですよね?」

「えぇ、そうよ」

 

アルカンレティア

山の麓にある街であり、山頂には源泉が湧いているので、温泉が有名な街だ。

湯治に来る貴族も少なくないらしく、一説には、魔王軍までもが訪れるという噂もある。

そして……

 

「なんと言ってもアクシズ教団の総本山よ!どう?入信したくなった?」

「いえ、私たちはカミト教に入信しますので」

「むぅ……カミトォ……」

「あはは……まさか冗談がここまで大事になるとは」

 

ボソりと口にした冗談が、あれよあれよとアクセルの街に広まっていき、ついには俺が教祖で三幻神を御神体とした宗教が設立されてしまった。

……女性が非常に多いのは何故?

 

「カミト教は今やアクセルの約1/4の人が入信を望んでいます。ゆくゆくはエリス教とも肩を並べる程に大きくしていきましょうね、カミトさん!」

「先が長そうな目標だな。ま、乗りかかった船だしやれるだけやりはするけど」

「ううぅ……カミト!」

「どうした、アク……!?」

 

       チュ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んっ!?」

 

目の前に目もつむったアクア。

視界の端にいるゆんゆんとウィズは目を見開いている。

唇に感じる暖かみ。

鼻腔をくすぐるアクアの匂い。

少し離れて赤面すふアクア。

何をしてるかを理解するまでには少し時間が掛かった。

 

「ふふっ……しちゃったね……」

「あ、アアア、アクア様!!?!」

「あ、ああ、あああああ……カミトさん……」

「あ、アクア……今……」

 

キス

してしまった。

二人の前で。

言葉にならない。

語彙力が激減するぐらい恥ずかしい。

 

「恋人はね、嫉妬深いものなのよ、カミト♪」

 

馬車の中で起きたひと悶着。

どうやら、面倒は馬車でも起きるらしい。




メインヒロインの貫禄を見せたアクア。
でも、お二人さんは未だに諦めてないご様子。
はてさて、この先どうなることでしょう。
正直、私自身も分かりません。
いかんせん勢いだけで書いてるので内容がどう転がるか……

なんとなくの次回予告ー!
次回 竜の逆鱗
 デュエルスタンバイ!
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