三幻神の力をもって異世界へ   作:無駄高容量ひきさん

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どうも、ひきさんです!

たいっ……へん長らくお待たせいたしました、やっとこさ本編再開でございますよ!
間が空きすぎて自分の作品を一から読み直す羞ち……んんっ、もとい事態に成りましたよ、えぇ。

先日、当作品ひいては私の初投稿からはや一年が経ちました。
この一年、とっても大変でした……およよ。
FGOにドはまりしたり、台風で家の屋根吹っ飛んだり、ノロウイルスで死にかけたり、半分失踪したり、新作に手を出しすぎて他をほっポリ出したり……
(えっ、最初はともかく後半は自分のせいだろって?おっしゃる通りです……)
一年目にして他作品とのコラボもさせていただいて、ぶっちゃけバチが当たったんじゃね?と内心思っていたり。
迷走した時は読者様に励ましも貰えました。
その言葉のお陰で、この一年間作品を続けられたのだと、我ながら勝手に解釈しているしだいです。

一周年記念……にしては久しぶりの本編、かつ平常運航だけれども、よろしければ今後も当作品をよろしくお願いいたします!!

それでは、
19話 予想GUY
 どうぞ!


19話 予想GUY

どうも、カミトです。

現在、紅魔の里に来ています。

(この挨拶、なんだかとても久しぶりな気がする?ほぼ毎回やってるはずなんだがな……)

今日は色々と大変な1日だ。

 

説明しよう!

俺は高校生転生者、天城 神人(あましろ かみと)

女神様で恋人のアクアとゆんゆんを追って淫らな豚共の怪しげな取り引き現場(ヒント・カズマ)を目撃した。

取り引きを見るのに夢中になっていた俺は、(事が終わった後に)背後から近付いて来るもう一人の仲間に気付かなかった。

その人物は俺たちの追っていたゆんゆんだと分かり、その後なんやかんやで紅魔の里に着きました。

折角来たからと観光していたら、良さげな剣を譲って貰えることに。

……なったのだが、アクアが耐久テストと称してぶん殴ったら折れたのでアール。

山ちゃ○、ご苦労様です。

現場からは以上です。

 

「や~っと完全にくっついたか……」

 

さっき、罪滅ぼしとしてアクアに金属接着剤での応急処置をやらせた。

やたらと無駄に手先が器用なアクア、見てくれだけはものの数秒で戻った。

心配は無用だとは思うが、一応しっかり乾いて接着するまで数分間見守っていた。

まぁ、見守るといっても、ようは説教&お喋りしながら時間を潰していただけだが。

 

「アクア」

「は、はい……」

「いい?剣は、横からぶん殴ったら、ダメ!わかった?」

「はい、わかりました……」

 

アクアを正座させ、叱っておく。

悪い事をしたらちゃんと叱ってやらないと、将来ロクでもない大人になってしまう。

飴と鞭は大事だって、ばっちゃが言ってた。

 

「しかし、さてどうしたものかね。折ったお詫びに俺の剣を上げた訳だけども……」

「何か問題でも?」

「二刀流できない」

「そこですか!?」

 

そこなのだよ、ゆんゆん。

合体ロボット、変身、巨大キャノン、パイルバンカー、鎌、そして二刀流。

これこそ、全日本男子のロマンである!

カッコよさの重要度は性能にも勝るのだ!

これぞ我ら、Cool Japan!!

 

「うむ、分かるぞカミト。両手に相棒を握り戦地を駆ける、その姿を想像するだけで昂るのが男ってもんだ」

「その通りだ!その通りだ。でもなぁ……今更、折れたから返してとは言えないし。しばらくは『これ』の一刀流だな」

 

二刀の内の一振り、神(美少女)より授かりし『創世の剣』。

しかし、これは言うなれば鍵なのだ。

邪神の力を扱うための鍵。

楔とも言える。

肘とか膝とかに当たると悶絶なんてレベルでは済まない程に硬い代物であるが、それでも形を持つ物だ。

形あるものは、いつか必ず壊れる。

それが生物であれ、物であれ、な。

二刀流には、なるべく負担が1つに集まらないようにする為でもある。

え、そんな大事な物を剣にするなって?

それこそ、ロマンだろ。

 

「カッコよさ云々の点は共感できます。私の爆裂魔法は、カッコよさを追い求めた究極形ですからね!」

「ネタ魔法だもんね……」

「ゆんゆん、いまここでブッパしてもいいんですよ?」

「危ないからやめい」

「あうっ」

 

コツンとめぐみんの頭にチョップする。

小鳥遊さんと同じような声がしたような気もするが、多分気のせいだろう。

似てる所は多いけどね。

眼帯とか、声とか、中二病とか、身長とか、中二病とか、中二病とか。

「天才である私の頭が悪くなったらどうしてくれるんですか!」と叫ぶ声なんて聞こえない。

 

「はぁ……まぁ、ぶっちゃけた話をすれば、カミトは丸腰だろうが変身できるので問題は無いですよね。羨ましいです。私も変身してドラゴンになりたいです。消滅の力を司りたいです」

「一回の変身で爆裂魔法クラスの魔力ぶっ飛ぶけど、大丈夫?」

「……本当に人間なのかお前?」

「それは女神であるこの私が保証するわ!カミトは紛うことなき純粋な人間よ!」

「なおのことタチが悪いわ!」

 

まったく、失礼しちゃうぜ。

ただ別世界の神の力が使えて、恋人が女神様で、友達に幼稚園でフェルマーの最終定理を解ける奴がいて、弟が遺伝子レベルで女の子な男の娘なだけの、いたって平々凡々な人間なのに。

そんな俺を人外扱いなんて。

 

「あ、そうだ、そういえば。ゆんゆん、親御さんに会うとか言ってたなかったっけ?」

「あ、そうでした。うぅ……えとー……そのー……

「ん?」

 

ゆんゆんは顔を赤らめてモジモジしている。

もしかしてだけど、俺たちを家に誘おうとしているのか?

でも恥ずかしくてなかなか言い出せない、って感じ。

こういう引っ込み思案なタイプには、こちらからやりたいことを提案してやるといいのだと思う。

間違ってたら「こいつ何言ってんの?」と俺のメンタルにダメージが入るだけ。

大丈夫だ、問題ない。

 

「あのさ、良ければ一緒に行ってもいいかな?なんて」

「カミトさん……もちろんです!ぜひ!」

 

良かった、当たり。

何とかダメージは回避できたようだ。

良かった良かった。

チラリとアクアの方を向いてみる。

不本意ながら泣かせてしまう予感がしたので、咄嗟に慰めようと本能的に体が動いた。

 

「……」

「珍しいな、アクアがこんな状況で大人しいなんて。てっきり全力で泣いて抗議すると思ったのだが」

「ふっふっふっ……これが正妻の余裕ってヤツよ!」

(((そのうち勝手に自滅するな、これは)))

 

……

…………

 

「うぅ……モジモジ」

「ふぅ……」

「はぁ……」

「はひゅう~……」

「なんか疲れた……」

 

感覚的には魔王軍幹部より疲れたかも。

それほど凄まじい対談でしたよ。

いや、ゆんゆんの親御さんも族長というだけあって(紅魔族の中では)マトモで話の分かる人格者だった。

時折会話に紛れ込んでくる紅魔節に目を瞑れば、普通に娘想いで聡明ないい人だ。

や、それを受け流しきれなかったから疲れたんだけれども。

ゆんゆんが結婚の許しを貰いに帰ったと勘違いして「娘が欲しくば私の屍を越えてゆけ!!」とか言い出す始末。

奥さんの方は「今日は赤飯かしら?」とか呟いてたし。

二人とも違う意味で自重しろ下さい。

ゆんゆんはゆんゆんで満更でもなさそうな表情で赤面してモジモジしていたのも、話が拗れた原因の一つだと思う。

 

「あのジジイ……マジブチコロス……」

「やめんか!」

 

族長を殺したなんて知れたら、それこそ人類の敵認定まった無し。

いわゆるお尋ね者になってしまう。

徒然なるままに生きるには、ちっとばかし面倒になってしまうのだ。

 

「そうですよ。あちらから仕掛けてきたとはいえ、大怪我させてしまいましたからね。それも、最強部族の遊撃部隊に」

「おっさんが言ってた『若者を返り討ちにしたドラゴン』って、絶対お前のことだよな?」

「ハハハ、ナンノコトダカサッパリダ」

「流石は私のカミトね、『龍皇』の名は伊達ではないわ!」

「そういやあったね、そんなの」

 

あの痛い二つ名、いったい誰がこんなん言い出したのやら。

り ゅ う お う とか竜王とかだとスゲー悪そうな感じがするし、逆に龍皇だと光みたいなイメージがする。

これは俺だけでしょうか?

というか、俺のレパートリーは竜だけじゃないんだが。

龍に限定している所から察するに、噂と入ってきた情報のみで付けたのだろう。

 

「……兄さん……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「は?」」」」」

 

兄さん。

その一言は間違いなく、この五人に向けて発せられたものであり、全員一斉に声のする方向へ振り向く。

ほぼ全員が心当たりなどあるはずも無いのにだ。

五つの視線の交点には、美少女がいた。

レースのカーテンのように儚い雰囲気を醸し出している華奢そうな白磁の肌の、白い肌にとてもよく映える艶やかな黒髪の、これまたパッチリと白肌によく映える長い睫毛を携えた黒い瞳の、何故か見覚えのある綺麗で整った顔立ちの、スレンダーで高身長なモデル体型の、十代後半と思わしき美少女がそこにはいた。

 

「兄さん……もしかして、兄さん……なの?」

「え、おま、え、え、お前、えっ、もしかして……」

「━━━━はい」

 

カミトがまるで生き別れた家族と再開したかの様に目に見えて動揺している。

いや、動揺というよりは動転、と言うべきだろう。

何回も聞き返すお爺ちゃんになってる。

対する女性の方は、カミトが「もしかして」の後の言葉を紡ぐより先に応えた。

 

「もしかして、ミカ!?

 

「━━━━━はい」

 

どうやら、感動の再開のようだ。




はい、いかがでしたでしょうか?

実に数ヶ月ぶりの本編、私自身がめっちゃ忘れてる……。
鳥山先生が桃白白忘れる理由が、頭ではなく、心で理解したッ!
個人的に、今回の話ではあんまりネタが組み込めなかったような感触。
「このすば」という以上、やはりネタは満載でナンボだと思うのですよ、私的には。

それはさておくとして……

次回 覚醒の証
 デュエルスタンバイ!
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