三幻神の力をもって異世界へ   作:無駄高容量ひきさん

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どうも、ひきさんです。

最近、何の揺り戻しかツキが廻ってきました。
具体的には某FG○でえっちゃんと沖タと不夜キャスが来訪いたしまして……。
時たま後ろから殺気を感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?
私は買い物以外で外出しないひきこもりライフを満喫しました。

ま、そんな自分語りはおいといて
22話 ガーディアンの力
 どうぞ!!


22話 ガーディアンの力

あ な たは 外 で 寝 て 下 さ い

 

 めぐみんは、無慈悲にも俺にそう告げた。

 親の仇を打ち倒し拷問できるとわかったかのように、整った顔を作画崩壊がなんぼのもんじゃいと言わんばかりに歪め、口の端を吊り上げて嗤っていた。

 

 あじゃどうも、カミトです。

 ありのまま今起こったことを三行で話すぜ? 

 暗くなってきたので、

 どこで寝ようか話していたら、

「オメーの席ねぇから!」と言われた。

 あ、ミカにお茶の渋み貰っとけばよかった。

 

 作者<ちょっとー、三行ってゆー設定はいずこへ? 

 

 うっさい! 

 リアルで「更新マダー」って言われてるのにやるやる詐欺してる〆切ブレイカーは黙ってろ! 

 ま、あのゴミはさておきだ。

 

「めぐみんさんや、外なの? 俺だけ? 野宿? out door? マジ? マージ・マジ・マジーロ?」

「やめい」

「マジもマジ、大真面目です。拷問で脅迫してくるような人と同じ屋根の下で寝れますか?」

「いや、あっちでいつも寝てるじゃん!?」

「「「『『『え``!?』』』」」」

「カミトさん……そんな、めぐみんと……」

「うふふふ……めぐみん、今夜は一緒に寝ましょう? 女の子同士、()()()話しあいましょう?」

 

 カズマとダクネスとめぐみんは俺を見ておぞましい物を見るような目で絶句。

 ゆんゆんは放っておいたら世界の全てを憎む幽鬼になりそうな感じで放心している。

 アクアはアクアでめぐみんの肩に手を置いて同衾のお誘いをしているが、いつもは清みきっている宝石のような瞳が、その奥底から決して浅くはない濁りが湧き出ている。

 というか、何気にあの娘(三幻神の化身)たちもドン引いてたのが心にくる。

 リアルダイレクトアタックはご勘弁。

 

「あ、アクア? 誤解です! 誤解ですから! カミトと寝たことなんて一度たりともありませんから! だから笑顔で拳を握りしめないで下さい!! 尋常じゃない魔力込めて拳を振り上げないで下さい!! 怖い! 怖いです!!」

「悪魔滅ぶべし……色魔滅すべし……淫魔殺すべし……!!」

 

 ヤバイ! 

 アクアのヤツ、目が本気だ! 

 このままだとマジでヤバイ! 

 語彙力とか考えてる場合じゃねぇ! 

 

「おいアクア! 落ち着け! ストップ! ステイ! ハウス! 静まりたまえ!!」

「フー! フー!」

 

 アクアを後ろから羽交い締めにする。

 髪からいい香りがするだとか体が柔らかいだとかうなじが綺麗だとかは頭にない。

 ……ないったらないのだ。

 

「ふんっ……カミトの慈悲深さに感謝するのだな、人げあいたぁ! 

 

 アクアの言葉を遮って頭に強めのチョップ。

 頭を抱えてその場に崩れ落ちる。

 手はそのままに振り返り、抗議の目には涙が浮かんでいる。

 

「痛かった! 今のすっごく痛かった! 女神の頭を叩くなんて責任問題よ! 取って~! 責任取って~!」

「いくらなんでもやり過ぎだ。ほら見ろ、めぐみんが借りてきた猫状態になっちゃったじゃん!」

「だって! それは、めぐみんと寝たってカミトが言ったから」

「言葉の綾だ。()()()()()()()寝たって意味だよ」

 

 俺は最初からそのつもりだったが、どうやら皆には伝わっていなかったようで、ここに居合わせた一同目を丸くしていた。

 

「てっきりお前が二股に目覚めたのかと」

「てっきりお前がこっち側(ロリコン)に入学したのかと」

「てっきりカミトが……って、誰がロリですか!」

「ぐえっ! お前の方が力強い死ぬ死ぬ死ぬ! !」

 

 言いたい放題だなこいつら。

 ダクネスだけじゃなく「二股じゃね?」とか思ったお前ら、ちょっと夜の遠州灘の沖合いに集合な。

 カズマ、医者目指してた友達がいたんだが、紹介してやろうか? 

 めぐみんは……ごめん、なんか色々ととばっちり受けたみたいで。

 でも、外で寝ろとか言われたしおあいこだよネ! 

 

 作者<ネタ欲しさに新しい性癖を開拓したのかと

 

 お前は黙っとれ! 

『庶○サンプル』のコミックス堂々とレジ通して変な目で見られてた癖に! 

 いや、レジ通さないと犯罪だけども、あの表紙を見せるのはどうなの? 

 まぁ、そんな内輪ネタはいいんだ。

 なんであの野郎、今回はやたらでしゃばってくるんだか。

 あんな面白くもないトークしてさ。

 

「ということです。カミトはお外です」

「め、めぐみん、流石に外っていうのはちょっと……」

「なら貴方の家で寝るんですか? ()()家で?」

「そ、それは……」

 

 ゆんゆんは奮闘したものの、紅魔族が生み出した天才にあえなく撃沈。

 しかし、まだ膝をおることはなく、その目は未だ死んではいなかった。

 

「なら、宿屋でどう?」

「? ……この里に宿屋なんてありましたっけ?」

 

 ここは紅魔の里。

 魔王軍が度々襲撃してくる、争い第一線だ。

 加えて、少しばかり他の街からは離れている地域。

 宿屋は無い、よしんばあっても知られていない。

 

「ゆんゆん、俺は外で寝る。なに、馬車の上よか寝心地はいいだろうさ」

「でも……」

「そりゃあ、俺もちゃんとした布団で寝たい。でもま、こうなった以上仕方ないし、日頃の行いが悪かったってことだ。寝れない訳じゃないし、なるようになるさ」

「でも……」

「めんどくさい娘ですね。本人がいいと言っているのですから、それでいいではありませんか」

「うん、その通りだけども。その元凶になったお前が言うな」

 

 特に代案が出なかったので、今日は野宿だ。

 都会の空と違う形で、ここの空は明るい。

 こう見えて俺は星座にはそれなりに知識がある。

 こうやってマジマジと空を眺めていると、全く知らない表情をした星空が浮かんでいる。

 見覚えのある星座が、何一つ存在しない。

 一度だけイギリスの空で星座を見たが、日本で見れる星座とはまったく違ったものだった。

 その感覚に近い。

 改めて、自分が今いるのは日本ではないと実感させられる。

 さて、今日は色々とあったので眠い。

 

 それでは、お休みなさい……

 

 …………

 ……

 ……

 

 うむ、新しい朝が来た。

 希望の朝……とは少しいいがたい。

 首やら腰やら至るところが痛い痛い。

 木の上で寝るのも一度や二度じゃないけど、いかんせん枝がちょうどいい具合に曲がってる木が無くて。

 関係ないけど、俺は寝相がいいらしいので落ちることはない。

 流石にモンスターに襲われた時はびっくりして落ちたけど、俺自身が原因じゃないしノーカウントってことで。

 

「お、いたいた。カミトー、起きてるかー?」

「カズマか? みんなは?」

「お前を探してるよ。アクアはまだ寝てるけどな」

「そっか、アクアはどっちで寝てるんだ?」

「ゆんゆんの方だ。よくもまぁ人ん家でヨダレたらして寝れるよな」

 

 百聞は一見に如かずとは言うけれど、口頭だけでどんな状態かありありと浮かぶ。

 ひとえにカズマの説明がうまいのか……いや、単純にいつもの光景だから想像がつくだけか。

 起こしにいくと大抵、枕がヨダレでびしょびしょの洪水警報発令地域になっている。

 流石は水の女神様。

 

「あ、カミトさん。おはようございます」

「おはよう、カミト」

「おはようございます、カミト。よく寝られましたか?」

「うん、おはよう。お陰様で全身筋肉痛ですよ♪」

 

 これには俺も思わずにっこり。

 ところで、なんでみんな青ざめて震えてるの? 

 どうした? 笑えよめぐみん。

 

「あ、そうだ。悪いけどアクアを起こしてきてくれないか? ゆんゆんの方で寝てるとなると俺は入れないからさ」

「サー、イエス、サー……」

 

 いやー、持つべきものは信頼しあえる仲間だね。

 誘導尋問? 圧政? 恐怖政治? なんのことかなー? 

 え、たまに叛逆されるだろって? 

 あれは叛逆じゃなくてただの討論だから。

 

「そうだ、ここら辺に川ってないか?」

「川?」

「アクアが来るまでに顔を洗っておこうかと思って、水道とかでもいい」

「……水の魔法使えばよくね?」

「あぁ!」

 

 ポン! と掌を叩く。

 確かにその通りだよな。

 まったく、回復魔法の件といい今回といい、俺にはどうもアーク・プリーストの自覚が薄いようだ。

 今回に至ってはスキルの存在自体まで忘れてた、他の人が聞いたら確実にキレるだろうから口にはしないでおくけど。

 今、なんとなくめぐみんの気持ちがわかったような気がする。

 

『クリエイト・ウォーター』

 

 ━━ぱしゃぱしゃごしごしぺちぺち

 

「ふぅ、サッパリした。えぇと……」

「カミトさん、これ……どうぞ」

「お、ありがとゆんゆん」

 

 ポケットの中をゴソゴソしていると、ゆんゆんから手拭いを渡された。

 顔を拭くものが欲しかったので助かる。

 こんなに気が使えるのにボッチなのか……それだけ紅魔族の中では珍しいのだろうか? 

 よく里なんて作れたな。

 

「これ洗って返すから、ちょっと待って」

「い、いえいえ! そんなにしなくても大丈夫ですから! そのまま返してもらって結構ですよ!」

「顔の汚れが浮かんだ水を拭いたのとか、イヤだろ?」

「いえいえそんなこと! むしろ大好物です!」

 

 テンパり過ぎておかしな事を口走っている。

 大好物って、食べ物じゃないんだから。

 それとも、ゆんゆんにはハンカチを食べる奇癖でもあるのだろうか? 

 そうだとすればボッチなのもいたって納得はできるが……

 流石にそれは無いと思いたい願いたい。

 ……疑うわけじゃないけど、一応聞いてみるか、疑うわけじゃないけど。

 

「なぁゆんゆん、一つ聞きた━━」

「魔王軍だ――――――!!!!」

「なに、魔王軍!?」

「魔王軍だって!?」

 

 見張りと思わしき人の叫びを聞きつけ、辺りが騒がしくなってきた。

 魔王軍の襲撃、本気で潰そうとしてきたよう……なのだが。

 しかし、住民たちに忙しさは見受けられず、非常事態とは思えないほど焦りがない。

 非常事態というより、何かのイベントでもあるかのような感じだ。

 何故だ? 

 近くを歩いていたご老人に話を聞いてみる。

 

「あの、すいません。魔王軍が襲ってきた……んですよね?」

「ん? あぁ、旅の人ですか。よければ見ていきます?」

「「「「()()()()……?」」」」

 

 …………

 ……

 ……

 

 場所は変わって里の郊外。

 見渡す限り、いかにも悪人面した連中がぞろぞろと来た。

 その先頭には蛇のような下半身をした女性が立っている。

 あれがラミアというやつか、初めて見た。

 爬虫類族に分類されるのか、それとも悪魔族か、あるいは異常に懐の広い戦士族か……多分爬虫類族だとは思うけどさ。

 ま、それは一旦おいといて……

 

「ライトオブセイバー!!」

「ライトオブセイバー!!」

「ライトオブセイバー!!」

「ルルァイトォ! オブゥ! セイブヮアアアアア!!」

「グギャアアー!」

 

 数人の紅魔族は光を纏った手刀でバッタバッタと薙ぎ払っていく。

 この人たちはライトオブセイバー以外の魔法を知らんのだろうか? 

 ……カッコいいからってだけだな、多分。

 しかし、パッと見はふざけてるようにしか見えなくても、そこは流石紅魔族といった感じ。

 無双系って実際に見るとやられる側に同情してきて、最早、魔王軍の皆さんが可哀想になってくるレベル(おまいう)。

 

「あれ、ここに来たときに襲ってきたニート集団ですよ」

「あぁあの……なんていったっけ?」

対魔王軍遊撃部隊(レッドアイ・デッドスレイヤー)ですね。こーゆー時しか働きませんし、任せておいていいでしょう」

「……ですってよ、カズマさんや」

「こっち見んな! 何か!? 俺もあいつらと同類とでも言いたいのか!?」

「え“っ!?」

「よぅし貴様らそこになおれ、一人づつその考えを叩き直してやる!」

 

 なんて雑談している間にも、対魔王軍遊撃部隊(レッドアイ・デッドスレイヤー)の皆さんが本業通り魔王軍を斬り倒していく。

 絶えず血飛沫が噴き出している様は字面以上にエグい。

 文字だけだからR15ですんでるけど、これが映像作品だったら……変わらないか、今時は。

 進撃○巨人の実写映画よりはいろんな意味でマシな絵面だろうし。

 

「えぇい引け! 撤退だ!!」

 

 1/3ほどの兵士を失ったあたりで、例のラミアが撤退を命じる。

 全体的に統率は執れているが、やはりというか一部は命令を無視して突撃していく。

 しかし、その甲斐空しく首をはねられその場に倒れこみ動かなくなった。

 一方の下手人たちは深追いする事なく、無謀にも向かってくる者だけに刃を向けている。

 アクシズ教の魔王絶対殺すマンな姿勢とは違い、あくまで防衛のようだ。

 ……完全に過剰防衛だけど。

 

「最近多いんですよね、魔王軍」

「猪に田畑荒らされるぐらいの頻度で来てるの!?」

「いえいえ、流石にそこまでじゃありません。せいぜい猿が里に降りてくる程度ですよ」

「大して変わらねぇよ!?」

 

 場所によっては後者の方が多い所もある。

 いや、このくそったれな世界に、元の世界のものさしで考えていいものか……。

 もしかしたら、魔法の力を感じ取ってあんまり降りてこないのかも。

 このあたりには「一撃ウサギ」なんていう猛獣も生息しているらしいし、強く生きてほしいものだ。

 

「これで終わりだと思うなよ!!」

 

 話を聞く限り、これ一回や二回じゃないよね?




……うん、言わなくてもわかる。
今回、冗長が多いんですよね?
徒然なるままに筆を走らせてたらこんなんになりました、後悔はしていない。
作者が介入するのってどうなんでしょう?
ギャグだからいいよネ!

そんなこんなで次回予告ゥー!
次回 パワーボンド
 デュエルスタンバイ!
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