三幻神の力をもって異世界へ   作:ラーメンをよく知る竜

7 / 26
どうも、ひきさんです。
やっとベルディアが出せます。
1巻の内容をやっと終えられることができます!

それでは、5話 死霊の誘いどうぞ!


5話 死霊の誘い

『緊急!緊急!冒険者各員は正門前に集まって下さい!!』

 

ん?どうしたのだろう?

俺たちは今日のクエストを選んでいた。

とりあえず行ってみよう。

…面倒ごとの予感……

 

…………

……

…

 

外に出てみると兜を抱えた首なしの騎士がいた。

あれがデュラハンだろうか?

わーすげー始めて見た。

けどなんだ?デュラハンの肩が小刻みに揺れている。

 

「俺は最近近くに移住してきた魔王幹部の者だが……」

 

魔王幹部だったのかあいつ。

しかし、何か様子がおかしい。

 

「お、俺の城に!毎日新聞欠かさず爆裂魔法を撃ち込んでくる大馬鹿者は!どこのどいつだぁぁーー!!」

 

…うん、一人しかいないね。

 

こんな『始まりの街』で爆裂魔法なんてネタ魔法使うやつは……

 

(おい、めぐみん。どういうことだ)

(し、しょうがないじゃないですか!1日1回、固くて大きいモノに撃ち込まないと気がすまないんですよ)

 

まぁこいつには後で『カミト特製超電撃マッサージ』をやってやろう。

 

「俺が!魔王軍幹部だと知ってやっているのなら!堂々と城に攻めてこい!

その気がないのなら街で震えているがいい!

ねぇ、なんでこんな陰湿な嫌がらせするの?

駆け出ししか居ない街だと思って見逃してやっていたら、毎日毎日ポンポンポンポン撃ち込みに来よって!

頭おかしいんじゃないのかキサマらぁぁぁーー!!!」

 

えらくコミカルな幹部さんだなオイ。

さて、まぁ行くか……

 

「ちょっ!カミト!?」

「お前か!」

「あぁそうだ。いやーお前を誘き出す俺の策にハマってくれてありがたい限りだねぇ」

 

あえて挑発的に話す。

 

「ほう…魔王幹部だと知ってなお、俺を煽るか…

面白い…ここはひとつ、お前を苦しめてやるとしよう」

 

そう言ってベルディアは後ろにいためぐみんに兜を向けた。

…なにをする気だ?

 

「『汝に死の呪いを。貴様は一週間後、死ぬであー

ぐほあぁ!?」

 

ま、何かする前に止めとこ。

俺は、ぶっちゃけあまり出番のない『天空竜剣』でベルディアを切りつける。

 

「なに!?魔王様の加護を受けたこの鎧をこうも簡単に切り裂くとは…貴様、一体何者だ!?」

「俺は天城 神人、冒険者だ」

「嘘つくな!爆裂魔法が使えるような奴が、ここまで筋力が高いわけないだろう!」

 

うーん…オシリスの加護付けたせいかな?

大根くらいの手応えで斬れた。

 

「と、とにかくもう爆裂魔法は撃ち込むな!?絶対だぞ!?

それと一つ忠告してやろう、『死の宣告』はしっかり発動したからな、そこの娘はこのままだと死ぬぞ。

解除して欲しくば俺の城の最上階まで来ることだな!」

 

あ、そんなんでいいの?

てっきり、『街の女を全員差し出せ』とか言うのかと。

と、ベルディアは闇に包まれ消えた。

 

「じゃ、ちょっとひとっ飛びしてくる!」

「あっ!ちょっ!カミトーー!?」

 

天空竜となり、ベルディアの城へ向かう。

 

…………

……

…

 

えーっと、どこだ?

…あっ!あれか!

よーし、『超電導波サンダーフォース』!!

 

ドゴオオオォォーーン!!

 

「うおぉ!?ダリナンダアンタイッタイ!?」

 

なんでオンドゥル語知ってんだよ!?

まぁいいや。

こいつ倒せば呪いとやらも消滅するだろ。

 

「なんだこの神々しいオーラは!?

魔王様が言っていた『神聖な気配』とはこの事だったのか!?」

 

話から考えるに、ベルディアは魔王からその『神聖な気配』の調査でも命じられたのだろう。

最近、移住してきたって言ってたし。

まぁ挨拶代わりに…

 

『召雷弾』!!

 

このスキルは相手を弱体化させる効果がある。

ただ、原作と違い、相手を倒す効果はない。

魔王幹部というぐらいなので、多分、実力は相当なものだろう。

 

「ぎやぁーーーーーーーーーー!!」

 

おー効いてる効いてる。

さぁて……

手加減なしの決闘(デュエル)だ!

俺は人型に戻り、城に開けた風穴から入る。

 

「貴様は街の…!なるほど、辻褄が合った。

貴様……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神の使いだろう?」

「いや?違うよ?」

「…は?マジで?」

「マジで」

 

三幻神の力はあるけど。

 

「そんなわけないだろう!!少なくとも、お前からは神に近しいオーラを感じるぞ!?」

「?そうなの?」

「むぅ……しかし……まぁよい、貴様を倒せばどちらでもよいわ!」

 

まぁ確かに。

 

「では……行くぞ!」

「おっとっと」

 

ベルディアが頭を上へ投げ、剣と剣が打ち合う金属音がする。

 

「貴様……本当に魔法使いか?」

「いや、プリーストだ」

「はぁ!?」

「そこっ!」

 

頭を抱えていた脇の辺りを斬りつける。

同時にベルディアが後ろに下がり、頭をキャッチし、そしてもう一度投げる。

 

「くっ……!力が入らん……」

「休ませねぇよ!」

 

すかさず、『翼神竜杖』で幾つもの魔法を同(・)時(・)に(・)編んでいく。

 

「なっ!」

 

『セイクリッド・クリエイトウォーター』!

 

無数の水柱がベルディアを襲う。

『翼神竜杖』は、使用者の集中力と処理能力を上げ、同時詠唱を可能にする効果がある。

しかし、大量に魔法を使うことになるため、魔力の消費も激しい。

 

「水が…!」

 

水が弱点なのだろう。

いちじるしく動きが鈍る。

 

「これで終わりだ!」

 

素早く懐へ潜り込み、連続で切り裂く。

 

「ぐぁぁぁーーーーーーーー!!」

 

ベルディアが背中をつく。

 

「…貴様、名をカミトと言ったな…」

「あぁ」

「魔王様は強い。気を付けるのだぞ、勇者よ……」

「あぁ、さらばだ、誇り高き騎士『ベルディア』……」

「さぁ、やれ」

「……『ターンアンデッド』」

 

すぅ…と消えていった兜から覗く目は、どこか満足げだった。

………さ、帰るか。

 

…………

……

…

 

「カミトォォォーーー!!」

「うわっ!ど、どうしたアクア!?」

「エグッ…良かったぁ…心配したんだからねぇ…」

 

アクアが泣いて抱き付いてきた。

 

「ごめんな、心配させて」

「本当にな、アクアが『私も行く』って聞かなかったんだからな」

「そうですよ、ずーっと泣いてて苦労したんですから」

「私たちに言わずに行ってしまうなんて、水臭いじゃないか。もう少し私たちを頼ってくれ」

「…ホントにごめん」

「グスッ…カミト…約束して、もう一人で抱え込まないって」

「あぁ、約束する」

 

あんときは深く考えていなかったけど、コイツらに心配かけたな。

アクア、カズマ、めぐみん、ダクネス。

少しは仲間に頼ることを覚えよう。

 

「そういえば、めぐみん」

「はい?なんですか?」

「ベルディアの城に爆裂魔法撃ち込んだ件、

詳しく聞かせてもらおうか?」

「え、えぇと……」

 

ぎやぁーーーーーーーーーーーーー!!!!!

 

次の日、めぐみんは身体中が痺れるからとクエストを遠慮した。

……肌をツヤツヤにして。




ありがとうございます、ひきさんです。
またもや原作改変をしてみましたがいかがでしたでしょうか?
カミト君が独りで全部やってしまったので、サッカーのくだりが無くなってしまった……
すいません。

というわけで、
次回 執念の剣
 デュエルスタンバイ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。