やっとベルディアが出せます。
1巻の内容をやっと終えられることができます!
それでは、5話 死霊の誘いどうぞ!
『緊急!緊急!冒険者各員は正門前に集まって下さい!!』
ん?どうしたのだろう?
俺たちは今日のクエストを選んでいた。
とりあえず行ってみよう。
…面倒ごとの予感……
…………
……
…
外に出てみると兜を抱えた首なしの騎士がいた。
あれがデュラハンだろうか?
わーすげー始めて見た。
けどなんだ?デュラハンの肩が小刻みに揺れている。
「俺は最近近くに移住してきた魔王幹部の者だが……」
魔王幹部だったのかあいつ。
しかし、何か様子がおかしい。
「お、俺の城に!毎日新聞欠かさず爆裂魔法を撃ち込んでくる大馬鹿者は!どこのどいつだぁぁーー!!」
…うん、一人しかいないね。
こんな『始まりの街』で爆裂魔法なんてネタ魔法使うやつは……
(おい、めぐみん。どういうことだ)
(し、しょうがないじゃないですか!1日1回、固くて大きいモノに撃ち込まないと気がすまないんですよ)
まぁこいつには後で『カミト特製超電撃マッサージ』をやってやろう。
「俺が!魔王軍幹部だと知ってやっているのなら!堂々と城に攻めてこい!
その気がないのなら街で震えているがいい!
ねぇ、なんでこんな陰湿な嫌がらせするの?
駆け出ししか居ない街だと思って見逃してやっていたら、毎日毎日ポンポンポンポン撃ち込みに来よって!
頭おかしいんじゃないのかキサマらぁぁぁーー!!!」
えらくコミカルな幹部さんだなオイ。
さて、まぁ行くか……
「ちょっ!カミト!?」
「お前か!」
「あぁそうだ。いやーお前を誘き出す俺の策にハマってくれてありがたい限りだねぇ」
あえて挑発的に話す。
「ほう…魔王幹部だと知ってなお、俺を煽るか…
面白い…ここはひとつ、お前を苦しめてやるとしよう」
そう言ってベルディアは後ろにいためぐみんに兜を向けた。
…なにをする気だ?
「『汝に死の呪いを。貴様は一週間後、死ぬであー
ぐほあぁ!?」
ま、何かする前に止めとこ。
俺は、ぶっちゃけあまり出番のない『天空竜剣』でベルディアを切りつける。
「なに!?魔王様の加護を受けたこの鎧をこうも簡単に切り裂くとは…貴様、一体何者だ!?」
「俺は天城 神人、冒険者だ」
「嘘つくな!爆裂魔法が使えるような奴が、ここまで筋力が高いわけないだろう!」
うーん…オシリスの加護付けたせいかな?
大根くらいの手応えで斬れた。
「と、とにかくもう爆裂魔法は撃ち込むな!?絶対だぞ!?
それと一つ忠告してやろう、『死の宣告』はしっかり発動したからな、そこの娘はこのままだと死ぬぞ。
解除して欲しくば俺の城の最上階まで来ることだな!」
あ、そんなんでいいの?
てっきり、『街の女を全員差し出せ』とか言うのかと。
と、ベルディアは闇に包まれ消えた。
「じゃ、ちょっとひとっ飛びしてくる!」
「あっ!ちょっ!カミトーー!?」
天空竜となり、ベルディアの城へ向かう。
…………
……
…
えーっと、どこだ?
…あっ!あれか!
よーし、『超電導波サンダーフォース』!!
ドゴオオオォォーーン!!
「うおぉ!?ダリナンダアンタイッタイ!?」
なんでオンドゥル語知ってんだよ!?
まぁいいや。
こいつ倒せば呪いとやらも消滅するだろ。
「なんだこの神々しいオーラは!?
魔王様が言っていた『神聖な気配』とはこの事だったのか!?」
話から考えるに、ベルディアは魔王からその『神聖な気配』の調査でも命じられたのだろう。
最近、移住してきたって言ってたし。
まぁ挨拶代わりに…
『召雷弾』!!
このスキルは相手を弱体化させる効果がある。
ただ、原作と違い、相手を倒す効果はない。
魔王幹部というぐらいなので、多分、実力は相当なものだろう。
「ぎやぁーーーーーーーーーー!!」
おー効いてる効いてる。
さぁて……
手加減なしの
俺は人型に戻り、城に開けた風穴から入る。
「貴様は街の…!なるほど、辻褄が合った。
貴様……
神の使いだろう?」
「いや?違うよ?」
「…は?マジで?」
「マジで」
三幻神の力はあるけど。
「そんなわけないだろう!!少なくとも、お前からは神に近しいオーラを感じるぞ!?」
「?そうなの?」
「むぅ……しかし……まぁよい、貴様を倒せばどちらでもよいわ!」
まぁ確かに。
「では……行くぞ!」
「おっとっと」
ベルディアが頭を上へ投げ、剣と剣が打ち合う金属音がする。
「貴様……本当に魔法使いか?」
「いや、プリーストだ」
「はぁ!?」
「そこっ!」
頭を抱えていた脇の辺りを斬りつける。
同時にベルディアが後ろに下がり、頭をキャッチし、そしてもう一度投げる。
「くっ……!力が入らん……」
「休ませねぇよ!」
すかさず、『翼神竜杖』で幾つもの魔法を
「なっ!」
『セイクリッド・クリエイトウォーター』!
無数の水柱がベルディアを襲う。
『翼神竜杖』は、使用者の集中力と処理能力を上げ、同時詠唱を可能にする効果がある。
しかし、大量に魔法を使うことになるため、魔力の消費も激しい。
「水が…!」
水が弱点なのだろう。
いちじるしく動きが鈍る。
「これで終わりだ!」
素早く懐へ潜り込み、連続で切り裂く。
「ぐぁぁぁーーーーーーーー!!」
ベルディアが背中をつく。
「…貴様、名をカミトと言ったな…」
「あぁ」
「魔王様は強い。気を付けるのだぞ、勇者よ……」
「あぁ、さらばだ、誇り高き騎士『ベルディア』……」
「さぁ、やれ」
「……『ターンアンデッド』」
すぅ…と消えていった兜から覗く目は、どこか満足げだった。
………さ、帰るか。
…………
……
…
「カミトォォォーーー!!」
「うわっ!ど、どうしたアクア!?」
「エグッ…良かったぁ…心配したんだからねぇ…」
アクアが泣いて抱き付いてきた。
「ごめんな、心配させて」
「本当にな、アクアが『私も行く』って聞かなかったんだからな」
「そうですよ、ずーっと泣いてて苦労したんですから」
「私たちに言わずに行ってしまうなんて、水臭いじゃないか。もう少し私たちを頼ってくれ」
「…ホントにごめん」
「グスッ…カミト…約束して、もう一人で抱え込まないって」
「あぁ、約束する」
あんときは深く考えていなかったけど、コイツらに心配かけたな。
アクア、カズマ、めぐみん、ダクネス。
少しは仲間に頼ることを覚えよう。
「そういえば、めぐみん」
「はい?なんですか?」
「ベルディアの城に爆裂魔法撃ち込んだ件、
詳しく聞かせてもらおうか?」
「え、えぇと……」
ぎやぁーーーーーーーーーーーーー!!!!!
次の日、めぐみんは身体中が痺れるからとクエストを遠慮した。
……肌をツヤツヤにして。
ありがとうございます、ひきさんです。
またもや原作改変をしてみましたがいかがでしたでしょうか?
カミト君が独りで全部やってしまったので、サッカーのくだりが無くなってしまった……
すいません。
というわけで、
次回 執念の剣
デュエルスタンバイ!