TRPGによくある導入からの人理修復   作:ヨーグルト=ソース

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なんとか一晩でリリィ集め終わった……
そしてその後に執筆したから眠気で誤字も多そう。

誤字といえば、誤字報告がいくつか来てましたね、誠に感謝です。

あと、お気に入り増えてて嬉しいです……いつの間にか300こえてる……それと感想してくださっている方ありがとうございます。

追記03/29 08:28
早速の誤字報告で申し訳なさアップ

追記なう03/29 22:09
クロスオーバーのタグがないことについて怒られて少しだけ非公開になってしまいました、誠に申し訳ありません。
他に必要そうなタグがございましたらお教えいただけると嬉しいです。

そして出るわ出るわ誤字報告。感謝の念にあふれております。


真っ白な部屋に

 

 

 目を覚まし、周りを見渡せばそこは真っ白な部屋だった。

 

 部屋には扉と大きな窓があり、自分が寝ていた寝台の他には、部屋の隅にある机ぐらいだ。

 そして、机の上には1枚の手記が置いてあるのが寝台の上からでも見える。

 

「いつぞやの毒のスープを思い出すな……」

 

 多少のデジャヴを感じ、また、突然知らない部屋に居た事実に軽く頭を抱えつつも今1番の手がかりであろう手紙の置いてある台へと向かう。

 服装は記憶の中で最後に着ていた各所を割いたスーツではなく、病院服のような姿だ。

 

「持ち物無し……しかも格好まであの時と似ているとは、なんとも嫌な感じだなぁ」

 

 そうぼやきつつも、机の上のメモに目を通す。

 

 〜〜〜手記の内容〜〜〜

 

 これを読んでいるということは、君は目を覚ましたということだね。

 ここは我々の拠点の患者の寝室の一つだ。本来なら近くに医師やらが居るべきだろうが、今はその余裕もないため、定期的に様子を見に来ているが、このメモを読んでいるということは周辺には誰もいなかったのだろう。

 

 この部屋の扉から出て通路を右に進み続ければ少し大きめの扉、管制室があるので、もし歩く余裕があるのならばそこまで来てもらえれば人がいるはずだ。

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「藤丸くん達が言っていた、例のカルデアという組織かな?」

 

 ひとまず安心だ、ということで他には何かないものかと周りを一通り見渡してみたが、何もなさそうなため、手記の通り管制室とやらに向かうことにしよう。

 

 

 ────────────

 

 

 手記の通り、右に進み続けてみれば、通路と同じような近未来的な外観をした、大きめの自動扉が姿を現した。

 

 扉の横には『管制室』とご丁寧に札がかかっており、ここがそうなのだと分かる。

 

「しかし、この規模の施設にしては人と全くすれ違わなかったな……」

 

 そう、違和感を感じつつ、管制室の扉に近付く。

 

 が、その瞬間気がついてしまう、この扉の横には、カードをかざすような機械が存在しており、その下には番号を入力するためのキーパッドも存在している。

 

「これは……電子ロックか、私は電気修理などの技術は持ち合わせていないのだが……」

 

 試しにその機械を見てみれば、液晶部分のサイズと、数字入力時の表示のされ方から、8ケタのパスワードのようだ……失敗、やはりあてずっぽうな数字では開かないか。

 

 他に人を探すしかないようだ、引き返そう。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ」

 

「どうしたんだい?ダ・ヴィンチちゃん」

 

「いやあ、医務室で寝ている彼居るだろう?置いておいたメモにここのパスワード書いておくのを忘れていたよ」

 

「えぇ……?じゃあ次様子を見に行く時にボクが書いておくよ」

 

「そうしてもらえるかな?」

 

 

 ────────────

 

 

 さて、困った管制室の他にどこか人のいる部屋はないか……。

 

 そう考えているとふいに自分が今お腹を空かせていることに気が付く。

 どれだけ気絶していたのだろうか、かなりの空腹だ。

 

「ふむ、どこか食べ物を食べられる場所に行けば人が居そうだな」

 

 どこか案内板のようなものはないかと周囲を見渡すが残念ながら見当たらない。

 仕方がなくまた彷徨い歩いているとどこからかいい匂いがしてきた、どうやらこの先にこの匂いの原因があるようだ。

 

 少し先には『食堂』とまたもご丁寧にカードがかけられた扉がある、ここはロックはかかっておらず、そのまま入れるようだ。

 そのまま中に入って見ればチラホラと職員らしき人達が食事をとっていた。

 

 彼らはこちらに気が付くと、その疲れた表情を、しかし明るくして話しかけてきた。

 

「ん?あぁ、目が覚めたのか!」

 

「いやぁ、本当によかった……」

 

 どうやら自分が気絶してここに運ばれてきたということは彼らには知れ渡っていたようで、皆からそれぞれ似たような反応を得られる。

 そんな中、職員の1人が質問をしてきた。

 

「それで、昼食を取りに来たのかい?」

 

「あぁーなんと言えばいいのか、元々は先ほど目が覚めて、メモに管制室に来てくれと書いてあったのですが、肝心の管制室に入るための鍵やロックの番号を持ち合わせていなくて……それからお腹がすいたので、せっかくだからと食堂に」

 

 そう説明すると皆は軽く笑いながら「ダ・ヴィンチ女史も抜けている部分があるんだな」「ロマンじゃないか?」などなど話し始める。

 

 ふむ?ダ・ヴィンチというとあのダ・ヴィンチか?まあ、後で会うのだから今はいいか……それよりもこの腹の虫を慰めてやらねば。

 

 そう思っていると、腹からとても大きな音が鳴ってしまう。

 

「おっと、お腹がすいているんでしたね、それなら話は食事をしながらにしましょうか」

 

「ははは……お食事はどこで受け取れますか?」

 

「ん、それならそこのカウンターから頼めばすぐ貰えるさ、まあ、あまり豪勢な食事という訳では無いがね」

 

 それだけ聞き、カウンターへと向かうと、今回の定食の種類が書かれていた。が、特に嫌いなものもこれといってないため、来てからのお楽しみにしようと適当に決めたものを注文すると、ほとんど待たずに受け取れた。

 

 見たところ焼き鮭に味噌汁、野菜の盛り合わせ、白米に、おひたしと海苔というバリバリの和食セットのようで、普通に美味しそうだ。

 

 料理を載せたプレートを手に持って戻ろうとすると、何やら藤丸くんとマシュちゃんが慌てながら職員たちと話している。

 

「どうしたんですか?藤丸くんマシュちゃん」

 

「じ、実はもう1人のマスターさんが行方不明?で」

 

 こちらが質問するとかなり慌てているのか、こちらには向かずにそう答え、先程まで質問をしていた職員に何か知らないかと急かしている。

 思ったよりも大事のようだ、詳しく聞いてよう。

 

「それは大変だな……その人の特徴は?」

 

「そうですね、内荒藤太という方なのですが、身長はそこそこ高めでお年は多分20代半ばかと」

 

 ん?

 

「なあ藤丸くんマシュちゃん」

 

「「何でしょう?」」

 

 そう言ってこちらを振り向いた彼らは一瞬ポカンとした表情で止まったかと思うと。

 

「「居たあぁあああああああぁああああああ!!!」」

 

 とかなり大きめの声で叫んだ。

 

「と、とりあえずダ・ヴィンチちゃんに連絡を……」

 

「先輩、只今連絡は行いました!」

 

「さすがマシュ!」

 

「ありがとうございます!」

 

 と、一連のやりとりを終えると落ち着いたのか、こちらに向き直り、質問をしてくる。どうやらあのメモに書かれていた管制室に来なかった理由が少し気になったようだ。

 

「ああ、その事なんだけども」

 

 と、職員の人達にしたのと同じ説明をすると「ダ・ヴィンチちゃんが原因か……」「とても焦りました……」と、呆れた顔で言っていた。

 

 さて、また出てきたダ・ヴィンチ女史についても気になるが、今はあのあとどうなったのかだ。

 

「それで、あのあと結局どうなったのかな、藤丸くん」

 

「あぁ、そうですねそr「それについては私がお教えしよう!!」ダ・ヴィンチちゃん……」

 

 ……何が起きたんだ?

 藤丸くんが応えようとした瞬間、横からモナ・リザが割り込んできた……?彼女がダ・ヴィンチ?ちゃんやら女史と呼ばれていたのに疑問はあったけども、まさかモナ・リザと全く同じような容姿をしているとはさすがに予想外だぞ。

 

「さてさて、久しぶりに、という程でもないけどお決まりの反応ありがとう。

 私はダ・ヴィンチ、気軽にダ・ヴィンチちゃん、と呼んでくれたまえ」

 

「あー、内荒藤太ですよろしくお願いします」

 

 困惑しつつもそう言うと、彼女も「よろしく」とニッコリ笑って返してくる。

 

「それじゃあ改めて、あの後どうなったのか、アビーのことも教えてくれませんか?」

 

「了解だよ、それじゃあ……」

 

 と言って彼女は出口の方へとチョイチョイと手招きをした。

 

 疑問に思いながら出入口に目を向けると、シルクハットをかぶったリボンまみれの女の子……アビーがドアの横から顔を出し、軽く眉を落としながらこちらを覗いていた。

 

 どうやら入ってこようか迷っていたようだ。

 

 とりあえず自分も「アビー、おいで」と言うと、少し躊躇してから、こちらへと歩み寄ってくる。

 

「さて、言いたいことがあるのだろう?彼も目を覚ましたし言っておいたらどうだい?」

 

 はて、アビーが言いたいこと……?何だろうか。

 

「その、マスターごめんなさい!」

 

「………………?」

 

「か、考え無しにあんなにも魔力を使ってしまって、マスターにご迷惑をかけて……私、悪い子ね、またご迷惑をかけてしまったわ」

 

 待て、まったく状況が分からないぞ?魔力?何のことだ……。

 

「その、状況が読めないのですが……」

 

 と、ダ・ヴィンチ女史に助けを求めるとどうやら、今回自分が気絶した理由が、アビーが使った宝具やスキルで私の魔力を使いすぎたためらしい。

 さらに、その後に特異点が崩壊する際、無理してカルデアへと門を繋げた事で命の危機に陥っていたそうだ。

 

「なるほど……アビー、別に気にしていないからそこまで謝らなくてもいいさ、それに助けてくれと頼んだのは、ボク……私だ、気にしないでいいよ」

 

「で、でもその、命の危険があったのよ?」

 

「それに関してもだよ、特異点の崩壊に巻き込まれればどっちにしろ死んでいたかもしれないんだ、それこそ怒るのは筋違いだよ」

 

 そう言って彼女の頭を撫でてあげると、彼女は、少し恥ずかしげにはにかんだ。

 

「さて、それじゃあ改めて説明に入らせて貰おうかな?あ、食べながらで構わないからみんな一旦座ろうか」

 

 そうだった、すっかり忘れていたが今は食事を取ろうとしていたのだ。

 幸い、料理はまだ冷めていない。ありがたく頂こう。

 

 

 ────────────

 

 

「そうか……所長さんが……」

 

 あのあと、食事をしながらも、あの場所でのあらましについて教えて貰った。

 

 どうやら私が気絶した後で、敵サーヴァントとの戦闘や、マシュちゃんの宝具の解放、また、特異点の原因排除などを行ったらしい。

 そして、聖杯を所持していたサーヴァントを撃破したが、元カルデアの職員であった、レフ・ライノールが敵として現れ、特異点、人理焼却、所長さんが既に死んでいるなど、様々なことを話した後に、所長さんの残っていた魂を殺したらしい。

 

 胸糞悪い話だ。

 

 皆が暗い顔をしていると、ダ・ヴィンチ女史が元気を出させるような明るい声で声を上げる。

 

「さて!みんな悲しむのはもう終わりだ!これから私たちには人理を復元するという大きな使命が残されている……それでも、元々人類最後のマスターである立香くんの他に、もう1人のマスターが我々カルデアのメンバーとして加わったんだ!つまりは戦力2倍、特異点の難易度も2分の1さ!!」

 

 暗い顔をしていた職員や藤丸くん達も、彼女のその声で顔に輝きを取り戻す。

 

 いつの間にかカルデアのメンバーに……いや、そのつもりではあったけどさ。

 

「確かに、記録に残ったとしても誰の記憶にも残らない。だけど、救世主となれるチャンスだぞ?さあ皆、人理修復頑張ろう!!」

 

 まあ、何にしても。

 

「「「「はい!!!」」」」

 

 今回の探索は長くなりそうだ。




アビーが召喚された時に驚いた表情をしていたことや、好感度高めとか、主人公があの境界に入っても平気なことを知っていたこと等、実はきちんと理由があります。

そしてセイレムのプロットがなかなか固まらぬえ……(読解力が低すぎてよくわからない部分も多くて何回もセイレム見直してる←)

魔力云々はカルデアに来たのでもう大丈夫やね

今回使った技能は目星、幸運、機械修理、ナビゲート、聞き耳、アイデアです。なお初期値もあったため失敗も多かったよう。
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