雅編です
「うーん、この歌詞もしっくりこないなー」
Pastel*Palettesのイベント参加が正式に決定した。それを彼女達に伝えて、事務所から帰ってから、僕はノートとギターを手に作曲活動に精を出していた。
別に今作ってるのは自分の歌う曲ではない。Pastel*Palettesのための新曲だ。新たなスタートを切る彼女達に、それを祝福して何か僕から贈れる物は無いか?そう考えたときに、真っ先に浮かんだのが、新曲のプレゼントだった。
彼女達の演奏技術は高い。既存の曲は、ほぼマスターしてしまっている。後は細かい部分の修正さえできれば、完璧と言って差し支えないような演奏ができるようになる。
イベントまでの期間は一ヶ月。この新曲を一週間で作って、そこから練習。今の彼女達なら余裕で仕上げることが可能だろう。どちらかというと、問題は僕の方だ。以前に言った通り、僕にとってアイドルという分野は不慣れな分野だ。それは、数曲その分野の曲を作ったぐらいでは変わらない。
確かに、要領を掴むことはできた。作曲の方もイメージはできあがっている。難航しているのは作詞活動だ。どうもいい詞が思い浮かばない。アイドルらしい可愛い歌詞を考えるのが難しい。
「雅!?何をしてるの!?」
試行錯誤を続けてると、急に大きな声が部屋の入り口から聞こえてきた。ビックリした。そして、声を発した人物にもビックリした。千聖だった。だけど何故彼女がここに?彼女はちゃんと、晩ご飯を食べた後送っていったはずなのに。
「何をしてるって、作曲活動だけど。千聖こそ、どうしたの?家までちゃんと送っていったはずだけど?」
「雅、今何時だと思ってるの?」
何時?そういえばしばらく時計を見ていなかった。千聖に言われて、時計を見てみると、その針は7時30分を示していた。・・・7時30分?それはおかしい。確か、僕の記憶が正しければ、千聖を送っていったのは9時を回っていた。となると、この時計が示している時刻はおかしい。時間が巻き戻っていることになる。そうで無いのだとすると、もしくは・・・
そこで、僕は一つの答えに辿り着いた。時間が巻き戻っていない。時計も正常。だとすると答えは一つ。僕は恐る恐る窓の外に目を向ける。するとそこには、すっかり明るくなった街の景色が映し出されていた。要するに朝になっていた。
「え?嘘?もうこんな時間?」
「雅・・・」
千聖の声に、僕はこれまた恐る恐る、千聖の方に顔を向けた。あ、これは絶対怒られる。言い訳の余地も無い。だけど、悪いのは間違いなく僕だ。甘んじて説教を受けようと思っていた矢先だった。
「体調は大丈夫なの?」
「え?」
説教では無く、飛んできたのは僕を心配する声だった。どこまでも優しく、それでいて不安が滲み出たような声。
「頭痛とか目眩は無い?立てる?朝ご飯、今からでもお粥に変える?学校に休みの連絡入れておくわね?病院に行く準備もしておかないと」
「いやいや、さすがにそこまでしなくて大丈夫だよ。体調もなんの問題も無いから」
心配してくれるのは素直にありがたいんだけど、些か過保護すぎた。一徹したぐらいで、病院にいくこともないし学校を休むようなことでもない。お粥にしなくても、食欲だってちゃんとある。
「だけど、何かあってからじゃ遅いのよ!?」
「本当に大丈夫だって。一日ぐらい寝なかったところで問題ないよ。それに、今日は帰ってちゃんと休むから」
「・・・わかったわ。だけど、本当に無理をしてはダメよ?」
「うん。心配してくれてありがとう」
なんとか、渋々引き下がってくれた千聖。だけど、その顔にはわかりやすいまでに、不満の色が浮かんでいる。これは本当に、今日は帰ってから休まないと何を言われるかわからない。有り難いことに、明日は土曜日。学校は休みだ。作詞活動はこの休日二日間でなんとかしよう。
「それじゃ、朝ご飯にしましょ?もう用意できてるわよ?」
「そうだね。僕もなんだかお腹が空いてきたよ」
もう朝になったと自覚すると、なんだか急にお腹が空いてきた。体が千聖の料理を欲している。僕は、その欲に抗うことないまま、千聖に続いて部屋を出た。
土曜日になった。休日だ。昨日帰ってから、ゆっくり休んだおかげで体調は万全だ。そして僕は、この休日を利用して朝からテレビ局に来ていた。別に仕事で来たわけではない。ここで人と会う約束をしていた。
「来たか。ミヤッビー」
仁さんだ。早乙女仁さん、彼と僕は会う約束をしていた。彼に相談したいことがあったからだ。
「仁さん、おはようございます」
「あぁ、グッドモーニング。で、ミーに相談したいこととは?」
「仁さん、アイドルソングを作るコツを教えて下さい」
仁さんは、アイドル業界にその名を轟かせる音楽プロデューサーだ。その活動には、アイドルソングの作曲も含まれる。今有名なところで言えば、Marmaladeだろう。彼女達の歌う曲の作曲は、全て仁さんが受け持っている。
「なるほどね。アンダースタン。Pastel*Palettesのためのメイクソングか。確かに、ユーのメイクするソングとは方向性が違うからな。ユーにとってディファレントだろうね」
「えぇ、そうなんです。いちお、何曲か作ったんですけど、どうも慣れなくて。今度のイベントのために、彼女達に新曲を提供しようかと思ってるんです。だけど、どうも上手くいかなくて」
「なるほどね。OKミヤッビー、ユーはソングをメイクする時、どこに重点を置いている?」
「重点ですか?いちお、心がけてることは、聞いてくれる人に、何を伝えたいか、どう感じて欲しいかを心がけて作ってますね」
そう、僕は曲を作るとき、お客さんに伝えたいことを真っ先に考慮して作っている。最近は、それに合わせて、自分の曲を客観的に聴いて、どう感じるかを考慮して作っている。
「だろうね。ユーのソングをリッスンしていると、そう感じた。ミーとは真逆と言ってもいい」
「真逆?」
「ユーはオーディエンスのためにソングをメイクしている。だがミーは、アイドル達のためにソングをメイクしている」
「アイドル達のため?」
要するに、歌う人達のために曲を作っているということだけど、お客さんのことは考えていないのだろうか?だとすると、本当に僕とは全くの真逆だ。だけど、仁さんの作る曲を聴いてると、僕まで楽しい気持ちになった。
以前、千聖とカラオケに行ったときに、仁さんが作曲したMarmaladeの曲を歌ったけど、すごく楽しい気持ちになった。こんな楽しい気持ちになれる曲なのに、お客さんのことを考慮していないというのだろうか?
僕は、人の感情に疎い。だけど、曲に込められた感情に関してはその類いではない。むしろ、得意なはずなんだけど、仁さんが作った曲からは、アイドル達の楽しいという気持ちは伝わってくるのだけれど、仁さんの込めた感情が全く伝わってこなかった。こんなことは、初めての体験だった。
「ミーのメイクしたソングに、ミーの感情なんてものは必要ない。そんなものは不純物だ。ミーのソングにカラーを付けるのは、ミーではなく、アイドル達だ。ミーは、オーディエンスに何を伝えたいか、オーディエンスが何を感じるか、そんなこと一切考えない。ただ、アイドル達のチャームを引き出すことだけを考えてソングをメイクしている」
「アイドル達のチャーム・・・」
チャーム。つまり、魅力だ。アイドル達の魅力を引き出す。確かに、言われてみればアイドルソングらしい重点の置き方だ。なるほど、僕はもしかしたら入り口からすでに間違えていたのかもしれない。
「アイドル達のチャームを引き出す。すると、オーディエンス達はそんなチャーム溢れるアイドル達に魅了されていく。そんなつもりは無くとも、結果的にオーディエンス達のハッピーにつながるわけだ」
考えもしなかった。お客さんのことばかり優先してた僕には思いつきもしないことだ。お客さんのことを考えずとも、結果的にお客さんの求める物に行き着くなんて、そんな答えわかるはずがない。
「そうだ。だから、ユーももっとシー達のことを考えてソングをメイクしてあげたらどうだ?ニューワールドが拓けるかもしれないぞ?」
「そうですね。仁さんのおかげで、僕もなんだかできそうな気がしてきました」
「あぁ、だがこれだけはラーンしておけ。最終的に、ソングにカラーを付けるのはミー達ではない。シー達だ。シー達のチャームがソングにカラーを付ける。ライフを与える。それだけラーンしておけば、ユーならノープロブレムだ」
「仁さん、はい、ありがとうございます!」
仁さんのおかげで、なんだか僕もできそうな気がしてきた。彼女達のことを考えて曲を作る。それが、結果的にお客さん達の求める物につながる。まずは、彼女達の魅力を探さないといけない。僕は今から事務所に向かうことにした。おそらく、そこに彼女達はいるはずだから。
テレビ局を後にした僕は、そのままの足で事務所に向かった。事務所にあるレッスンスタジオ、やっぱり彼女達はここにいた。
「あら?雅、どうかしたの?」
「うん、ちょっと曲作りのアイデアを探しててね。ここに来れば何か見つかるかと思って」
そこには、パスパレのメンバー全員が揃っていた。今日は千聖も来ている。普段は、他の仕事があり、参加できないことも多い彼女だが、可能な限りは練習に参加するようにしていた。
「曲作り?へーおもしろそう!なんだかるんってきた!」
「でも、こんなところに何かアイデアなんてありますか?ただ、自分たちがレッスンしてるだけですよ?」
「そうだね。だけど、アイデアっていうのは思いがけないところに潜んでるものだからね。案外、こういう場所にあるものなんだよ」
僕は、あえて今作ってる曲が彼女達の曲であることを伏せることにした。サプライズプレゼントとして贈ろうかと思う。
「じゃあさ雅君。私に歌のレッスンしてよ!」
「彩ちゃんに?」
「うん、なんだか、上手くいかない部分があって、曲を作ってくれた雅君に教えてもらったら上手くいくかなって思って」
「だったら私もキーボードのレッスンをお願いしたいです!」
レッスンか。確かに、5人の中では彩ちゃんとイヴちゃんに経験的ハンデがある。とはいえ、二人とも持ち前の根性と努力でそのハンデを感じさせないほど成長している。まぁ、他の3人が上手いから実感できてないのだと思うけれど。
「二人とも、十分に上手くなってると僕は思うけどね」
「ううん、今のままじゃダメ。みんなに比べて、ハンデがあるのもわかってる。だけど、私はこのグループのボーカルなんだから、そんなこと言い訳にできないよ。ボーカルが1番ダメなグループなんて、バンドとしてダメだと思うから」
「私は、アヤさんよりももっと音楽の経験が少ないです。だから、アヤさんががんばってるのに、私ががんばらない訳にはいかないです。旅は道連れ世は情けです!」
なるほど。二人とも自分が周りに比べてハンデがあるのを自覚して、それでいて3人に負けないように必死でがんばっているようだ。美しい努力だと思う。
「うん、彩ちゃんの気持ちはよくわかったよ。イヴちゃんの言いたいことも、最後のはちょっと違う気もするけど、よくわかった。いいよ、僕も何かのきっかけを掴めるかもしれないし、レッスンしようか」
「雅君・・・うん、よろしくお願いしますっ!」
「ミヤビさんありがとうございます!さぁ頑張りますよ!ブシドー!」
「うん、二人とも頑張ろうね。ブシドー!」
よし、なんだか僕もやる気になってきた。がんばって二人を成長させて見せよう。レッツ、ブシドー!
「イヴちゃん、リズムが少し走りがちになってるよ。もっと麻弥ちゃんのドラムをよく聞いて、それに合わせて。彩ちゃんは曲に入るタイミングが少し遅れがちだね。もっと周り全体の音を聞いて。その音に合わせて自分の中でリズムを刻むんだ。メトロノームみたいにね。そうすれば曲に入りやすいから」
レッスンを開始して、早くも一時間が経過した。やっぱり、彼女達の実力は素人とは思えないほど上達していた。正直、今のままでも十分通用するほどだ。
「音を聞いて、リズムを刻む・・・うん、雅君、もう一回お願い!」
「わ、私もお願いします!」
「うん、二人ともやる気があることはいいことだけど、少し休憩を挟もうか。他の皆が先に疲れちゃってるよ」
「そ、そうですね。自分も少し疲れました・・・」
「もうあたしもクタクタだよー・・・」
「そうね、みんな少し休息が必要だと思うわ。二人とも、ハードワークは禁物よ?」
練習熱心なのはいいことだけど、少し飛ばしすぎな気がする。心配なのは彩ちゃんだ。まるで何かに囚われたかのように練習に励んでいる。熱心なのは良いことだけど、このままだとハードワークにつながりかねない。
「そうだね、ごめん、ちょっと夢中になりすぎてた」
「私もです。すいません」
「二人とも、気にしないで。だけど、彩ちゃん一体どうしたの?今日は飛ばしすぎよ?悩みがあるなら言ってみて。一人で抱え込むのはよくないわよ?」
こういう時に、千聖がいてくれるのは助かる。彼女なら、彩ちゃんの悩みを解消できる。そんな安心感が湧いてくる。
「そ、そんな大したことじゃないから大丈夫だよ!」
「そんな大したことない悩みに私達は巻き込まれてるのだけれど?」
「うっ、それは・・・」
「ふふっ、冗談よ。誰もそんなこと気にしてないわ。だから、言ってみて?言うことで解決する悩みだってあるのよ?」
「・・・うん。実は、不安で仕方ないの」
「不安?」
「うん。この間、雅君がイベントの話を持ってきてくれたときはすごく嬉しかったの。だけど、それと同時にすごく不安になっちゃって。また、失敗しちゃったらどうしよう?って。今度また失敗しちゃったら、今度こそ私達は解散することになっちゃうと思う。それが不安で不安で仕方なくて、そう思うと、練習してないと落ち着かなくなっちゃって・・・」
なるほど、不安が原因か。確かに、もう今のパスパレには後が無い状態だ。もし、また何か問題が発生すれば今度こそ解散は免れないだろう。そんな状態に不安を感じるなというのは無理な話かもしれない。
「いやーでも彩さんの気持ちもよくわかりますよ。自分も不安で不安でしょうがないですからね」
「そうかな?あたしはそうでも無いけどね。いつも通りやれば大丈夫だと思うし」
「ううっ、日菜ちゃんのその性格が羨ましいよ・・・」
「そうね、日菜ちゃんはともかくとして、みんなそれぞれに不安を抱えてると思うわ。失敗が許されない状況っていうのがプレッシャーにもなってると思う。だったら簡単な話よ。不安なら、不安が消えるまで頑張ればいいのよ」
「不安が消えるまで頑張る?」
正直、千聖の口からそんな解消法が出てくるとは思ってなかった。予想の斜め上だったと言ってもいい。千聖のことだから、もっと理論的な解消法が出てくるかと思えば、まさかの根性論的解消法だった。
「私も、昔から舞台の前日とかは不安で不安で仕方ないことがよくあったわ」
「千聖ちゃんでも?」
「えぇ。私もよく不安で不安で仕方が無くなることがあるのよ。そういう時は、いつも不安が少しでも消えるまで、ひたすら練習したわ」
「チサトさんでもそんな時があるんですね!」
「えぇ。完璧な人間なんていないもの。誰だって不安になるときはあるわ。だからこそ、不安を解消するために何かに取り組むのよ。だけど彩ちゃん、だからといってハードワークはダメよ?ハードワークにならない程度でね」
「ううっ、肝に銘じておきます・・・」
不安なら不安が消えるまで頑張るか。さすが千聖。いいことを言う。最初は根性論かと思ったけど、言われてみれば確かにこれ以上の解決法は無い。なんだか僕のアイデアにもつながる気がしてきた。今ならいい詞が書けるかもしれない。やっぱり彼女達のことを知ることは大事なことだった。教えてくれた仁さんに感謝しないと。
その後も、僕は彩ちゃん達のレッスンに少し付き合って事務所を後にした。今の僕は、早く詞が書きたくて仕方が無かった。
「できた・・・!」
あの日のレッスンからちょうど一週間が経った。ついに完成した。彼女達の新曲が。中々の完成度だと思う。自信作だ。
「雅、また朝まで起きてたの!?」
完成したタイミングで、ちょうど千聖が来た。そう、現在の時間帯は朝だ。彼女がそう思うのも仕方が無いだろう。
「違うよ。今日は早起きしただけだよ。ちゃんと寝てたから心配しないで?」
そう。僕は今日いつもより早めに起きて曲を完成させていた。まぁ、睡眠時間を削った事実は変わりないけど、それはこの際置いておく。
「雅が早起き?珍しいわね。まぁちゃんと寝てたのならいいのだけれど・・・くしゅん!」
「千聖、大丈夫?風邪でも引いた?」
「大丈夫よ。昨日ちょっとね・・・くしゅん!」
千聖が風邪を引くなんて珍しい。僕にいつも言うだけあって、彼女は自身の体調管理もいつも怠っていない。だから、よっぽどなことが無い限り、彼女が風邪を引くなんてことは無い。
「あまり無理しちゃダメだよ?しんどかったら僕のことはいいから、自分のことを優先してね?」
「本当に大丈夫よ。ちょっとクシャミが止まらないだけだから。しばらくすれば治ると思うわ・・・くしゅん!」
「ははは、だけどそんな状態じゃ、僕の体調管理のことも文句言えないね」
「ううっ、返す言葉も無いわ・・・くしゅん!」
見たところ、顔色も悪くない。本当にクシャミだけみたいだ。大したことないみたいで安心した。これなら、新曲の練習も問題ないだろう。さぁ、早く朝ご飯を食べて事務所に行こう。僕は千聖といっしょに、機嫌良く部屋を出た。
千聖といっしょに事務所に着くと、すでにそこにはみんなが揃っていた。これはちょうどいい。早速皆の前で発表しちゃおう。
「あ、雅君、千聖ちゃんおはよう・・・くしゅん!」
「彩ちゃんおはよう。って、彩ちゃんもクシャミ?」
「私も?ってことは・・・」
「くしゅん!」
「やっぱり千聖ちゃんもなんだ・・・」
一体昨日二人は何をしてたんだろう?昨日と言えば、夕方すごい雨が降ってたけど、それが関係あるのだろうか?
「お二人とも昨日は頑張ってましたもんね。むしろ、頑張りすぎですよ」
「はい!チサトさんもアヤさんもすごかったです!」
「だけど、それで体調崩してたら元も子も無いよねー」
「ううっ、ごめんなさい・・・」
「ごめんなさい、本当に返す言葉も無いわ・・・」
本当に昨日二人は何をしてたんだろう?すごく気になってきたんだけど。
「それで、雅さんはどうしたんですか?朝から事務所に来られるなんて珍しいですね」
「あ、そうだった。実はみんなのために新曲を作ってきたんだ」
「え?私達の新曲!?」
「へーすごい!うーん、るるるるんってきた!」
「新しい刀を手に戦に望むのですね!燃えてきました!」
「イヴさん、その表現は物騒ですよ。ですが、新曲は嬉しいですね!今から練習するのが楽しみですよ!」
「雅、あなたが最近作ってた曲って・・・ありがとう雅。必ず今度のイベント成功させてみせるわ」
皆思い思いに嬉しさを表現してくれる。作った甲斐があったというものだ。だけど、この曲はまだ完成していない。
「みんなで夢のうたを描こう!」
この曲は、みんなの、パスパレの色に染まってこそ完成する。僕が作ったのは、ただの無色透明な下地だ。そこに、彼女達の色が染まってこの夢のうたは完成する。それが聞けるのは、今度のイベントでだ。僕は今からイベントが楽しみで楽しみで仕方なくなっていた。
彼女達はどうやら、イベントが成功するか不安なようだけど、僕は既に確信している。イベントの成功を。その先の夢の世界で歌う彼女達を想像して、僕の顔にも自然と笑みが浮かぶのだった。
どうもソウリンです。
連休なんてなかった(白目
いやー連休使って積みゲーとか消費してたら執筆時間削れちゃったっていう。
全部ゲームが悪い!(責任転嫁
今回のサブタイトルは倖田來未さんの夢のうたです。
まぁ、倖田來未さんのってことにしてますけど、違う曲とかけてます。どっちかというとそっちがメインですね。まぁ、そっちは曲名じゃ無くて歌詞ですけど。まぁわかる人にはわかるかと思います。とある曲の歌詞から取ってます。
ですが、次話サブタイトルは倖田來未さんの曲からつけますね。
それと、なんと久々に☆10評価いただきました!
ありがとうございます!これからもいただいた評価に恥じない作品を目指して執筆していきますので、応援お願いします!
では、今回はこのへんで。
次話は千聖編です。午後12時に投稿します。
ではでは、次回もよろしくお願いします!