Fate/Broken idealを楽しみにしていた方はごめんなさい。
最近fgoのマイルームから色々見返してたら書きたくなってしまったのです。
どうか温かい目で見守ってくれるとありがたいです
プリズマイリヤの設定を知っている方はより楽しめる作品になればいいかなと思っています
それではどうぞ
雪降る剣の墓場で1人の少年が伝説に挑む。
無数の剣が入り乱れ、少年に決して少なくない数の傷をつけていく。
しかし決して致命傷は負わない。
はたから見れば明らかな自殺行為にしか見えないような戦いだがそれでも彼は戦い続けていた。
彼の心に存在するのはたった一つのありふれた願い『妹が幸せでありますように』そのありふれた願いを叶えるために、彼は気力を振り絞り、焼ける肌の痛みを無視し、立ちすくみそうになる足を奮い立たせて、数多の英雄たちの頂点と呼ばれる存在《英雄王》ギルガメッシュの力をその身に宿した少女に戦いを挑んでいる。
「貴様の存在は破綻している。我々の綴る在来人類最後の神話にとって貴様は汚点になりかねない」
その言葉を皮切りに少女は一つの剣を宝物庫から抜き取る。
その剣は『乖離剣エア』
英雄王の蔵に貯蔵されているなかでも最も優れた剣であり、英雄王のみが使うことを許された絶対の力の具現そのものである。
「その忌々しい能力も、不可解な魔術行使も、死人めいたおぞましい信念も、全てを切り裂こう貴様の世界ごと」
少年のその《目》を持ってしても複製はおろか解析すら不可能な剣。
絶対なる力を持って少女は必殺の一撃を少年へと向ける。
その絶対の力を前にしてもなお少年の目は決して屈さない。
その目に宿る炎が少年が絶対に折れないことを物語る。
「ああ、そんな剣を使ってくれるなんて光栄の至りだよ。それに見合う剣なんてこの世界のどこにもない………だから無作法で悪いが返礼は
そして少年の声に合わせるように幾百、幾千、幾万の剣が彼の世界から現れる。
少年には初めから分かっていたこれら全てが自分の力でないことを……この固有結界を作り出せたのもその中でこんなにも無数の剣を投影できるのも全て
情けない兄だがだからこそここで退くわけにはいかない
そして無数の剣が少女に向けて放たれる。
「原初に還れ!
その絶対の一撃は名剣 宝剣 業物 神剣 魔剣 妖刀 鋭刃 鈍 一切の区別なく全てを切り裂いていく。
だがどれだけの剣を切り裂こうともその剣の雨が途切れることはない。
「無駄だ!たとえ全ての剣を束ねたとて究極の一には届かぬ‼︎」
その瞬間英雄王の力をその身に宿した少女は少年の顔を見て目を驚愕に染めて見開いた。
「その通りだ…だけど、たった一つが全てを上回ることだってある」
そう言って笑ってみせたのである。
いったいどれほどの人間がこれほどの力の目の前で笑うことができるだろうか。普通の人間ならばこれほどの実力差を見せられた時点で膝をついてもおかしくない。既に自分の死さえ目前に迫っているのだ。なのに、この少年は笑ってみせた。
これを異常といったい何というのか?
「これは単純な俺のわがままだ。世界に対する背信行為であり、きっと切嗣が目指したものとは違うかもしれない………だけどっ!俺は美遊のためなら世界だって敵に回してみせるさ!!!」
きっともうこの繋がりは途切れる。だけど一分でも一秒でも一瞬だけでもいい美遊が旅立てる時間を稼ぐ。
そして
「何故だ、なぜその魔力は尽きない!貴様の底から溢れ出るその力は何だ⁉︎」
そう、少年と……衛宮士郎と絶対の一撃との鍔迫り合いは既に数分に及んでいた。
その疑問は士郎自身も感じていたものだった。少しでも時間を稼ぐつもりだったがこれは異常だ。彼女があの剣を抜いた時から絶対に敵わないことは分かっていた。だがその力の均衡は既に何分にもわたっている。
押し返せこそしないもののそれでも士郎に触れるほんの数十センチ先で力が均衡状態になっている。
美遊との繋がりも殆ど希薄な状態だというのに俺の中から湧き出て来るこの魔力はいったい何なのだろう?
不意に士郎の体を陽だまりのような暖かさが包み込む。少女は士郎が纏ったそれに気づくことができなかった。そして次の瞬間、士郎の体は彼の固有結界が切り裂かれるのと時を同じくして消え去っていた。
その場に残ったのは大きく穿たれた地面と英雄王の力をその身に宿した少女アンジェリカのみだ
「いったいどういうことだ?
アンジェリカの叫びは誰もいない洞窟の中で響いていた。
エアは王律鍵を使って出すんだよって思った方すみません。自分の力ではzeroのアニメのような描写はできなかったのでそこは割愛させて頂きました(ああ、文才が欲しい)
とまあ、言い訳はここまでにして、次の話からfgoの話に移っていきます
読んでくださりありがとうございました
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