プロローグ、設定と比べてこれから本格的に長くなります。それでも良い方はぜひお読みください!
俺こと桐ヶ谷和人は今、すごく気まずい状況に置かれている。このIS学園はISを専門とする学校だ。ISは本来、女性にしか起動させることが出来ない。すなわち、俺以外は全員女性なのだ。まぁ、知ってたけど、こうやって改めて体験するとなんだか気まずいのだ。そろそろ、自己紹介が俺の所まで回ってくるな。緊張するな。
「えっと、次は桐ヶ谷くん。」
山田先生に促され立ち上がる俺。
「桐ヶ谷和人です。初めて男性でISを使えるって言っても経験はみんなと同じ位だからみんなと共に成長していけたらいいなと思います。」
こんなもんでいいだろう。そんな事を言ったあとで思い出した。実技試験で教師を倒したのは俺とイギリス代表候補生のセシリアさん?だけだったはずだ。そうだったのなら俺は、なかなか強いのかもしれない。
他の人の自己紹介の間そんなことを考えていたらいつの間にか俺の周りに
「和人、こっち来い。」
そんな時に突然名前を呼ばれた。
「あ、あぁ。」
誰だか分からなかったがこの人集りから逃れることが出来ると思い声の主の後を付いて行った。
着いた先は屋上だった。
「久しぶりだな。和人。」
そう俺の名前を呼んだのは、篠ノ之箒だった。
「箒か?久しぶりだな。さっきはありがとな。」
助けてくれたのが昔、同じ道場で剣道をしていて幼馴染のような関係の箒だったという奇跡的な展開でこの世の運命を司る神がいると感じさせられる。
「一つ質問をさせて貰う。和人は、本当にISを使えるのか?」
まぁ、疑っても仕方の無い質問だ。
ちなみに俺は学園の許可を得て制服ではなく、このSAO時代のコートオブミッドナイト風の服に変化しているISでの登校をしている。
長ったらしいからまとめると俺は、SAO時の見た目で登校している。ちなみに何故かISの武器である片手剣二本はダークリパルサーとエリュシデータで、益々SAOを思い出せるようになっていて尚且つその二本は変化している時も背中に背負うようにして刺さっている。
なぜこんな仕様なのかというと、箒の姉である、束さんに何故か気に入られているようで、かーくんの為ならこれくらい付けてあげる!と言われ俺のISはこんなことになったのだ。
ついでに言うと、束さんは、俺がSAOをしていたこととヒースクリフすなわち茅場晶彦を倒したことも知っていたのだ。
あと、また今度二つ剣作るね。と言われたのだが、名前は夜空の剣ともう1つは内緒と言っていたのでUWのことも知っているらしい。本当に、謎が謎を呼ぶな。
一体どこでそんな情報を…セブンは言わないだろうし…さてはあの
それと、ユイやストレア、他のAIの仲間も連れてきてやりたいな…という思いからAI専用のISって作れますか?と聞いたところ設計図を考えてくれるならできるよ〜と言われた。
それを思い出しながら、箒に、「そうだよ。」と返事を返す。
「それと、その服は制服ではないようだが?背中に2本の剣が刺さってるようだし。」
これも説明するか。
「これは、ISだよ。この剣はISの武器が完全に粒子化出来ないから何たらかんたらって束さんが言ってたよ。」
よく覚えてないけど。
「姉さんが!?」
びっくりした。急に大声を出されるとちょっと驚くな。
「そう、だけど。」
「そうか…」
どうしたんだ?あまり詮索しないべきだろうけど。
「そろそろ、授業だろ?行こうぜ。」
時間もいいし、提案して、戻ることにした。
「先に戻っててくれ。」
なんでだ?まぁ、大丈夫だろう。
「分かった。だけどこれだけは言わしてくれ、大会優勝おめでとう!」
そう言いながら教室に戻った。
ちなみに直葉が準優勝で優勝が箒だったらしい。直葉が悔しそうに言ってたから覚えている。
「知ってたのか。ありがとう。」
「…だから、…(ry
ここまでで分からない点がある人はいますか?」
誰も手をあげないようだ。理解するのはイイよな。わかると楽しみが増えるしな。
「では、これで授業を終わります。」
独自で買った参考書と照らし合わせながら授業を受けると時間が過ぎるのが早いな。もう授業が終わったようだ。
「桐ヶ谷和人、ちょっとよろしくて?」
「な、なんだ?」
「何ですのそのお返事は?わたくしに話し掛けられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるのではないのかしら?」
こういうタイプの人は苦手だな。
「セシリアさん。確かイギリスの代表候補生だったよな。悪いな、そこまで気が回らなくて。」
気が回らなかったのは事実だ。だが、この発言はまずったか?
「あなたのその態度気に入りませんわ。」
やっぱりな。SAOとかの時も何人かにそのふてぶてしい態度が気に食わないって言われてたもんな。本格的に直す努力をしないとな。
「失礼致しました。セシリア嬢。生憎、俺は貴女ほどの御方にお会いしたことがないものでして、どういった態度を取ればよろしいのか分からないのです。」
皮肉を込めながら言ってみたが、どうだ?
「そう。考えてみればそうですわね。貴方のような一般人が私ほどの人に会うなんてことはありませんものね。今回は許してあげます。」
何!?皮肉が伝わってないだと…ポジティブなのか?
「あ、ありがとうございます?」
初日の授業は、これで終わった。
「早速だが、再来週のクラス対抗戦に向けてクラス代表を決めたいと思う。」
翌日、授業が始まると、織斑先生が、そう言った。
「クラス代表は、自薦でも他薦でもいい。誰か、案はないか?」
自薦でも他薦でもいい。って、自薦する人いるのか?
「はい!」
誰かが手を挙げた。
「桐ヶ谷君がいいと思います!」
「私もそう思います!」
「私も!」
という声が多数あり俺になりそう。
「お待ちくださいお待ちください。納得いきませんわ!」
セシリアさん、ありがとう。俺がやるべきではないからな。
「大体、エリートの私を差し置いて、極東の島の猿がクラス代表になるのはおかしいと思いますわ!」
極東の島!?日本を侮辱するのは違うんじゃないか!?
「ちょっと待て、クラス代表はどうでもいいけど極東の島ってのは聞き捨てならないな。君も自分の国が陰気でまずい料理しかない国って言われるのは嫌だろ?」
「た、たしかに言い過ぎましたがとにかく貴方がクラス代表になるのは納得いきませんわ。」
そうか、ならいいかな。
「ならば、本当に相応しいのがどちらか決闘で決めるのはどうだ?」
何言ってるんだ織斑先生!?セシリアさんが乗るだろ、それは。
「それがいいですわ!」
ほら。
「では、決闘は一週間後の月曜日の放課後に第三アリーナで行う。両者ともそれでいいな?」
言葉だけ聞いていたら断れそうだけど、断ったら先生の背後の鬼に殺されそうなんだけど。
仕方ない。受けるしかないな。
「は、はい。」
「よろしいですわ。」
はぁ、とうとう受けてしまった…
「では、解散。」
解散って軍人か?
そんなことより決闘は仕方ないか、武器の特性とか理解しないとな。
「それと、桐ヶ谷後で少しこい。」
へ?織斑先生、何するつもりなんでしょうか?
「分かりました。」
俺は、恐らく震えながら答えたのだろう。
「失礼します。呼ばれていた桐ヶ谷です。織斑先生はいますか?」
職員室にて、織斑先生を呼ぶ。怖いな。
「もう来たのか。付いて来い。」
この先生は教師として口調を直すべきだと思うのだけど。口に出せば死ぬ。
「ここは?」
ついて行った先はどこかの部屋だった。
「ここは、応接室だ。」
応接室か。なかなか豪華な部屋だな。来賓を招くための部屋なのだろう。
「何故ここに?」
本題に入りやすく促す。
「そうだな。取り敢えず座れ。」
「あ、はい。」
俺は、素直に座った。
「単刀直入に言う、お前は私の実の弟だ。」
は?え?何?俺は、直葉の従兄弟で、元の苗字も少なくとも織斑では無かっただろう。どういう事だ?
「すいません。理解できないです。そもそも俺の元の苗字は織斑じゃないはずです。」
これで、どう返すだろうか?
「本当の桐ヶ谷翠さんの姉家族は全員亡くなっている。」
「どういう…ことですか?」
「つまりお前の本名は織斑一夏だが、幼くして親が死に私が都合で日本にいれなくなったので、遠い親戚であった桐ヶ谷家に預かってもらったのだが、一夏という名前だと、私になんかしらの仕掛けをかける時にバレる可能性が高いので、本当にいた桐ヶ谷翠の姉の息子の和人君の名前を借りて育ってもらったのだ。」
なんだよ。それ。せっかく直葉との距離も戻ってきたのに、また、なんか遠いじゃないか。
「だが、これまで桐ヶ谷和人として生きてきたと思う。悪いとは思うがこれからは、私の弟としての織斑一夏として生きてくれないか?」
勝手すぎるだろ、それ。
「あの、悪いですけど、和人だけでもそのままがいいです。」
これで済ませる俺もたいがいか。
「そうか、織斑和人、か。」
「それならまぁ、いいですよ。」
どこがいいんだよ。全然許せる気がしない。
「今まで悪かったな。一夏、いや和人。それと、私のことは学校の授業以外では好きに呼んでくれて構わない。」
だけどこの人を、実の姉を泣かせる訳にはいかないだろう。だから俺は、笑顔で
「いいよ、千冬姉!」
と言うのだ。
「ところで、千冬姉。」
織斑先生、もとい千冬姉が泣き止んで少しした所で一つ気になることができた。
「な、なんだ?」
慣れていないのか照れてるようだ。
「学校ではどうなるんだ?俺の苗字。」
「桐ヶ谷翠さんと旦那さんの許可は得ている。
明日からは、織斑だな。」
そうか。世界最強の姉を手に入れたのか、俺は。
あともうひとつ聞かなければならないことがある。
「織斑先生、俺の寮の部屋ってやっぱり2人部屋ですよね。」
「あぁ。そうだ。もう1人は篠ノ之だ。」
箒か。ならまだマシだな。
「ありがとう。部屋に戻るよ。」
それにしても織斑先生としてはもう少し怖いイメージだったけど今日だけで全然イメージ変わるな。
「入ってもいいか?」
部屋に着き、ドアをノックしながら尋ねる。
「か、和人か!?少し待っててくれ!」
何を焦ってるんだ?
「あ、あぁ。」
まぁ、待てと言われたのだから待つけど。
「いいぞ!」
おし、入るか。
「お邪魔します?」
俺の部屋になる訳だがお邪魔しますなのか?
「なぜ疑問形なのだ?」
おっと、同じ疑問が来たようだ。
「いや、俺もこの部屋になるらしいからな。」
よくよく考えれば健全な高校生男女が同じ部屋に暮らすってのはなかなかおかしいような気がするな。
「な、何!?」
そりゃ驚いて当然だ。
「ま、そのうち変わるだろ。」
むしろ変わらなかったらおかしいだろ。
「そ、そうだな。」
「それで、話は変わるけど、俺にISの指導してくれないか?」
「な、何故だ?」
何故って、そりゃ
「セシリアさんに勝つためだよ。」
あそこまで日本を侮辱されたらイラつくし、俺がこの前下手に出た理由も無くなるからな。
「そうか。なら手伝おう。」
おし。
「箒が教えてくれるなら心強いよ。」
「ところで和人。織斑先生とは何を話してたんだ?」
oh......際どい質問だ。
「明日になったら分かるよ。」
嘘は言ってないよな。
「本当か?」
威圧感パネェ。
「本当だよ。」
「ならいいが。」
「まぁ、明日から、頼めるか?」
我ながら話が変わりすぎだな。
「もちろんだ!」
「なら頼む。」
それですぐに切り替えれる箒もすごいな。
そこから俺の1週間にも続く訓練が始まった。
御精読ありがとうございます。
最初にお詫び申します。終わりが雑くてすいません。
言い訳しますとRe:SAOの方も書きながらこっちも書いていて、こっちの1話1話の長さを考えると、4千5百〜5千字くらいにしたくてこんな中途半端な終わり方になりました。それと向こうでもそうですが、設定が意味不なとことか展開が早いとか色々ありますが暖かい目で見守ってください。
こっちも必ず上げていきますのでよろしくお願いします。
それと誤字脱字、質問等があればコメントしてください。