作者「前書きに移動したからですね」
シュユ「あぁ、そういう....で、何か変わるのか?」
作者「前回のあらすじ紹介になります」
シュユ「OK、把握した。で、前回はユウキのストーカーを撃退してシノンに見付かったな」
作者「メインヒロイン同士のギスギスした関係、お楽しみに!」
ユウキは外出していた。フードを被り、【
「どうしたの、シノン?」
「....惚けなくて良いわ。あなたがシュユと一緒に行動してるのは知ってるもの」
「....なぁんだ、知ってたんだ」
「えぇ。安心したけど、もっと強い感情を感じたの。何か分かる?」
「さぁ?」
「それはね、ユウキ--」
頬をなぞるダガーの切っ先。ダメージフィードバックが頬に走り、斬られた事が嫌でも分かる。シノンは静かな憤怒に身を焦がし、言った。
「--あなたへの、殺意よ」
当然だろう。自分がSAO中を駆けずり回っている中、ユウキはその捜している人物と共に行動し、そして自分には黙っていたのだから。当然、シノンはシュユを愛している。そんなシュユをユウキはシノンを除け者にして共に過ごしていたのだ。その怒りは凄まじく、向けられる殺気も自然と強くなっている。
しかし、ユウキは余裕の表情を崩さない。何故なら、シノンに対する切り札を握っているからだ。【
「それは悪いけどね、シノンはもうシュユに会っても意味無いよ」
「....なんですって?」
「シュユは、もうシノンの事を覚えてないからね」
「........そんな現実味が無い嘘、信じられる訳が--」
『シノンって、誰だ?』
「--え?」
『もしかしてシュユ、覚えてないの?』
『あぁ、分からない。.....でも、あと少しで--』
『--無茶しないで、シュユ。今はゆっくり休んで、ね?』
『あ、あぁ』
「.......嘘よ」
「嘘じゃないよ。今聴いたでしょ?アレはシュユの声、分かるでしょ?」
ユウキは嘘を言ってはいない。しかし、真実も言ってはいない。先程の録音は【
「シュユはボクが幸せにするから安心してね、シノン」
後に残るのは、歪んだ笑みを浮かべるユウキとその言葉だけだった。