混沌の戦い (停止) 作:弓風
大和「こんにちは、これは最後の試験。君たちが探してもらった本は魔導書である。そして今そこにいる四人中一人が、そこにある本を読むことになる。」
皆が困惑してる中復帰が1番早かったのはシオンで、シオンが声を上げて答える。
シオン「ほう、まず魔導書とはいったいなにかね?」
大和「魔導書とは我々の常識では測れない物達を書いた本を魔導書と言う、更に中に書いてある呪文や説明は、絶対の禁忌として存在している。」
林「おい、俺たちにそんなヤバイ物を読めと言っているのか。」
林が怒りながら言うが、返答は冷静で落ち着いた声で話た。
大和「そうだ、何故読まないといけないのか簡単なことだ。その知識を知っておかなければこの先生きていけないからな、まぁ、発狂して生きながら死んでいる者もいるがな。しかし、読まなければ仲間としては置くことはできない。」
大和は林達に冷酷に言う。ここで林達に読まないという考えなどない。なにせ、もう戻るには遅すぎる地点にいた。読まない事は自ら死に追いやる事を意味していた。ゆえに林達の誰かが絶対に魔導書を読まないといけなくなった。ここで問題なのは誰が読むか、もちろん誰もこんな危ない物を読みたくないだが、誰かが絶対の読まなくてはいけない。いったいどのくらいの時間が流れたのだろう。この重苦しい雰囲気の中では、1秒が物凄く長く感じる。その後、この重苦しい雰囲気を破ったのは、葉っぱだった。
葉っぱ「僕、読もうと思います。他の人より精神が強いと思っていますので。」
この発言に他3人が驚く。誰も読みたがらないから当たり前だが、葉っぱのようにもちろんやめておけ、俺が読むと言うことも出来ただろう。しかし他人に読ませる罪悪感より、自分が読む恐怖のが勝った結果である。
葉っぱ「よ、読みます。」
葉っぱは魔導書を手に取りゆっくり開き読み始める。葉っぱが読んでいる間3人は葉っぱの後ろ姿を見ていたが、読んでいる葉っぱは恐ろしい程動かなかった。そんな葉っぱを見ながら読み終わるのをひたすら待っていると、葉っぱが本を閉じてこっちに向く。その顔は疲れており、目には生気が無くなっていた。
林「大丈夫か?」
葉っぱ「......」
林が声をかけても、反応がない。
林「おい!葉っぱ!」
葉っぱ「は、はい。」
林が葉っぱの肩を揺らしながら大声呼ぶと、葉っぱはこっちを認識したようで反応を示した。
林「葉っぱ、大丈夫か?」
葉っぱ「川の前にいて、渡るところでした。」
西川「それ、恐らく三途の川ですよ。」
葉っぱ「あっそういえば、前に見つけた髪飾りあるじゃないですか。あれ何かアザトースとか言うものの力を一時的に借りれるそうです。」
林「そもそもアザトースって何だ?」
葉っぱ「そこまで知らないです。」
などと話していると、大和の声が聞こえた。
大和「終わったみたいだね。それじゃあ次の指示に従ってね。次の指示は玄関から外に出てね。」
その時ガチャ、と開かなかったドアが勝手に開き始める。
林「行くしかないか。」
シオン「だろうね。」
4人は覚悟を決めて廊下に出て玄関のドアを開けて外に出る。すると突然意識が薄くなり始める。突然の事で抗えずそのまま倒れてしまう。
そして
林「ん...ここは?」
林が目を開けるとコンクリート製の天井が見え、周りを見るとシオンや葉っぱ、西川が同じように寝ていた。どうやら林達は部屋に置かれたベットに寝ているようだ。部屋の奥には机があり、上に林達が使っていた拳銃などが置いてある。林が何があったか思い出そうとするが記憶が混乱しておりイマイチ思い出せなかった。しかしここで考えてもらちが明かない為に行動を開始する。
林「とりあえず起こすか。」
林が3人を起こして武器を携帯する。武器には特に妙な細工はされてないように思える。4人はドアを開けて周りを見るとそこは長い廊下出ており、廊下の左右と正面にドアがついている。近くドアを無視して慎重に廊下の奥には進むと、その時正面のドアを開いて人が2人出てきた。林達は反射的に銃を向けると、
大和「あら?どうしたの?」
出てきた2人の片方が大和であった。大和とわかると林達が銃を下ろした。
大和「あら、警戒もほどほどにしておいた方がいいわよ。」
林「これはすいませんでした。ところで、ここはどこですか?」
大和「私たちの拠点よ。何もないけどね。」
葉っぱ「あの...隣の女性は誰です?」
大和の隣にいる女性は2m程の筒の袋を持っていた。
大和「あとで紹介するつもりだったけど....まいっか、紹介するね。私たちの仲間の1人の真苗 弓(まなえ ゆみ)って子。」
弓「こんにちは、私は真苗 弓と申します。弓って呼んで下さい。」
と言って礼をしてくる。その女性は細い目にショートヘアーの茶髪をしていて、森林迷彩柄の服とスカートを着ているクールな見た目の女性であった。
4人が挨拶すると西川が、
西川「あの、その袋の中に何が入っているんですか?」
弓「えっと狙撃銃..砲..かな。見ます?」
西川「出来ればお願いします。」
弓が袋を開けるとかなり巨大な武器が出てきた。その大きさに驚く4人、全長は2mを越えて太く長い銃身がついている。銃ではなく砲と言うのが正しいサイズだった。
葉っぱ「でっか!え?これ、撃てるんですか?」
西川「とても人が撃てるようなシロモノではないでしょう。」
シオン「あーなるほど、これか事件で使っていたものは。」
そのシオンの言葉に大和と弓の視線か向かう。
大和「ん?どうしてそう思うんだい。」
シオン「事件に使われたのが規格外の弾であったならその弾を撃てるものも規格外のはず、とするならこれを使ったのでは、と思っただけだ。ぱっと見だけどね。まぁそれは後回しにして、スペックと名前を知りたいが?」
弓「別に構わないです。名前と性能は、2式37mm携帯用対装甲砲。性能は、」
・2式37mm携帯用対装甲砲
20mm以上が砲に分類されており、37mmクラスになるともはや人が撃てるようなシロモノではない。撃つなら反動を受け止めれず、大怪我確実の危険な物。
そして砲は3種類の弾を使用できる。
徹甲弾・硬い金属の固まりを飛ばす弾。高い貫通力を持っており、90mmの装甲板すら貫通可能(12.7mmのライフルが16mm程)。しかし、面ではなく点で狙うため当たらないと高い威力が出ない。
榴弾・命中した所を中心に爆発して、破片と衝撃で周りにダメージを与える弾。しかし貫通力が低く壁などは貫通できないうえ、爆発で攻撃するため、近くの味方を巻き込む可能性がある。
散弾・小さな弾を一度にばらまく弾。近くなる程威力が上がる。しかし榴弾と同じで貫通力が低く、柔らかい物に強く、こちらに向かう物体や大きな物に威力を発揮する。
結論 普通は人間には使えない。
西川「なんて言いますか、凄すぎです。」
西川は苦笑いしながら答える、他の3人も同じような顔をしていた。
林「それじゃあ逮捕なんて無理な話だ。」
大和「逮捕されたら困るけどね。ところで、そろそろミーティングを始めたいから付いてきてくれる?」
林達が大和についていき、会議室みたいな部屋に入ると長い机の周りに椅子が沢山置いてあり、右側の椅子の1
つに、黄緑色の髮にシマシマのブラウス、灰色の短パンを履いたおとなしそうな小柄の女性でミステリアスな雰囲気を醸し出していた。その女性はこちらを向くがそれ以外の反応を見せない。
大和は気にせず中央の椅子、弓は黄緑色の女性の隣には座る。大和が左側の椅子を指を差したので、林達は左側の椅子に座ると大和が話し始める。
大和「始めて会った者もいるのでもう一度自己紹介から始めよう。私の名前は宮川 大和(みやかわ やまと)でここのリーダーをしている。戦闘は指揮及び近接攻撃役をしている。」
次は弓が自己紹介を始めた。
弓「私は真苗 弓(まなえ ゆみ)、戦闘型は遠距離の支援をメインにして、3257mまでなら基本当たります。支援なら私に言ってください。」
次に黄緑色の髮の女性が自己紹介をする。
由夢「私、戸山 由夢(とやま ゆむ)
、戦うのは苦手、でも勘がいい。」
林達も同じように自己紹介を行う。自己紹介が終わると、
大和「それじゃあ話をしようと思ったけど....何か聞きたそうだね。」
シオン「まずはそうですね。ここはどういった組織なのですか?」
大和「この組織の名前は、第一特殊作戦郡所属第一分隊となっているがこれは表の名前で、裏の名前は旧大日本帝国所属怪奇殲滅部隊、通称 日怪殲隊と言う、まぁ簡単に言うと、オカルトに対処する部隊かな。」
驚いた様子で葉っぱが答える。
葉っぱ「え!つまり大日本帝国時代からあるってことですか?」
大和「そうそう、私で4代目かな。」
シオン「はぁ、信じ難いけど本当なんでしょうね。」
シオンは大きなため息をつく。
林「しかもバック国かよ。」
他にもいくつか質問を行った。
*仲間は何人いる?・4人、林達が入ったため今では8人。1人は現在調べに出ている。
*なんでこれが出来た?・当時のアメリカでオカルトで面倒な事が起きた為、その対策に作られた。
*調べに出ている人はどんな人?・諜報が出来る人材、詳しくは会ってから話す。
*この組織の情報が外に流れるとどうなる?・急いで拡散を押さえるが、現実味が薄すぎる為そもそも信じない。
*事件に関係しているか?・狙撃事件には関係しているが、失踪事件は他の勢力で直接関係していない。
*何故狙撃事件を起こしたのか?・被害者が狙撃対象者であり、他の勢力に属しているため荒事をしてでも始末する必要があった。
などの質問を行った。
大和「というわけ、納得?」
西川「頭が混乱していますが何とか。」
大和「それでここから本番なんだけど。」
葉っぱ「もうお腹一杯です。」
大和「もう少しだけ頑張ってね。それで今は3つの勢力がある。1つはここ日怪殲隊。2つ目に悪魔を進行する組織、悪魔組と言っておこうかな。3つ目に天使の力を手に入れようとする組織、こっちは天使組にする。私たちの目的はこの2組の壊滅だが、天使組を優先的に壊滅させ、悪魔組は大きなアクションが限りはあとに回す。」
林「ところで、悪魔組と天使組は具体的なんだ?」
大和「悪魔組は、悪魔を信仰する組織で魔術を使えるため壊滅対象になってる。天使組は天使を召喚してその力を手にいれるのが目的らしい。現在は最優先に壊滅させる。ちなみに3勢力はそれぞれ敵対しているから。」
葉っぱ「ん?そういえば前に会ったサラリーマンの人は?」
林「そういや居たな、そんな奴。」
大和「あれは悪魔組の人で、恐らくここの情報をどこからか聞いて林達を組み込む為だろう。」
葉っぱ「あーなるほど。」
葉っぱと西川は納得した様子で、林とシオンは向こうに行かなくてよかったと思っていた、向こうに行っていたら生きて帰れる気がしなかったからだ。
...こっちも危なくね?
区切りのいいところまで来たので大和が今後の話をする。
大和「それじゃあ最後に今後の事なんだけど、とりあえず新たな情報があるまで待機。待機中は林、西川、葉っぱ、シオンの4人は最低限戦力になる訓練をしてもらう。武器は様子を見て決めてもらうからね。以上質問は?無いようだね。それじゃあ解散。」
その後、暫く林達は訓練に励んでいた。
銃の射撃レーンで硝煙の匂いがする中、林と葉っぱが大和と訓練している時。
葉っぱ「そういえば大和、弓はなぜあんなでかい砲を撃てるんだ?」
大和「ん?あれか、本人に聞いた方がわかるが、まぁ私が言おうか。私を除く他3人は元々天使組の実験台であり実験体だったんだよ。」
その話に葉っぱが驚いた様子を見せる。
林「その話詳しく。」
林が射撃をやめて大和に聞きに来る。
大和「天使組の実験台になっていた3人だけど、ある日そこから逃げ出しんだ。それを私が拾ったんだよ。もちろんその後その場所に行ったけど、すでにもぬけの殻だったけどね。実験台になってた時にいろいろされたらしくてね。それであんなのが撃てるみたい。」
林「なら大和はそうゆうのは持ってないか。」
大和「んー私は超能力ってより能力だからね。」
林「ん?どうゆうこと?」
大和「さーどうだろうね。」
大和は意味ありげに言った後、射撃レーンに向かった。
葉っぱ「 どうゆうことですかね?」
林「さぁーな。」
その後、装備などはそれぞれこうなった。林と葉っぱは、拳銃と格闘の腕前が良かったので近接アタッカー、シオンは以外と力持ちで連射時の反動の受け止めが上手かったので援護役、西川は唯一防御が上手かったため盾持ちになった。
それぞれの装備になる。
林
武器・グロック18c×4 20発×8
防具・対衝撃レベルⅠ
その他・通信機
林は動きやすいように防具を軽くしており、グロック18cを4丁持っているのは装填する時間がもったいないから、らしい。
葉っぱ
武器・グロック18c 20発×4 ガントレット(甲冑の手の部分)
防具・防弾レベルⅠ
その他・閃光手榴弾×1 通信機
葉っぱは林と比べて銃の撃ち合いは負けるが、林より高い万能性を持っている。
シオン
武器・ミニミ軽機関銃 100発×3 ベレッタM92F 15発×1 バタフライナイフ
防具・対衝撃レベルⅡ
その他・通信機
近中距離の支援を行い、軽機関銃で敵を薙ぎ倒す事ができる。最近、訓練の時に裏の人格が現れ始めている。
西川
武器・ソードオフ横二連ショットガン
散弾×8発 スラッグ弾×6発 グロック18c 20発×1
防具・対衝撃Ⅲ 防弾盾 ブロテクター
その他・通信機
防御が上手いなら防御力を上げればいいじゃないの、とゆう発想でこうなった。西川は銃が上手くないので、ショットガンは当てやすい物を選択。
グロック18c・9mm自動拳銃(軍、特殊部隊用)。P230より弾が多くて威力が高い、おまけでフルオート(連射)できる。9mm弾を使用する。
ミニミ軽機関銃・5.56mm軽機関銃。
要はマシンガン、連射しか出来ない。5.56mmNATO 弾を使用する。
ソードオフ横二連ショットガン・ソードオフ(銃の先端部を短くする。)で銃身が二本あり連続撃ちが出来るが、2発しか入らない。12ゲージ弾を使用する。
ベレッタM92F・見た目は違うが、弾はグロックと基本は変わらない。連射出来ないだけ。9mm弾を使用する。
スラッグ弾・ショットガン用の弾。散弾でなく、大きな金属の固まりを撃ち出す。近距離なら高い威力が出る。
以上装備一覧である。