混沌の戦い (停止)   作:弓風

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敵地奇襲

全員の準備か終わり、悪魔組のすぐそこの森に隠れて、市が建物の様子を確認していた。

 

市「んー、見張りは屋上に1人と塀の内側に番犬が3匹かな。」

大和「市、C4を仕掛けてきて。」

 

すぐさま市が、塀にC4を仕掛けて行った。そして市が戻って来たら、それぞれが銃のセーフティやコッキングレバーを引く。

 

大和「いい?爆発したら走って、市、合図を頼む。」

市「了解。3、2、1、爆破。」

 

塀で爆発が起きて塀の一部か崩れた。その崩れた場所に4人が走って行く。塀を越えたら、市が建物のドアにC4を仕掛けていると、左1匹(A)、右から2匹(B、C)の番犬が走って来る。

シオンがミニミではなくベレッタM92Fで応戦する。決して上手い射撃でなかったが何発か命中して番犬Bが沈黙する。大和はFN5-7を番犬Aの足に1発撃ちこんで、動きが止まった瞬間を狙い、番犬の頭に銃弾を叩き込む。一方林は、番犬Cに対して無慈悲にもグロック18c20発、全弾フルオートで撃ち込み、番犬Cは無惨にも肉塊に

変わる。こいつぁひでぇ。

市はC4の準備が終わり離れて爆破して中に入る。

一階には人がいなかったので、すぐ階段を登ると2階の扉から人が来そうな音がしたので、シオンがミニミを構える。扉が開いて、人が3人出てくるとシオンはトリガーを引いた。するとすさまじい音が階段に轟く、弾倉が空になり音が止むとそこには人は居なかった。たが構わず二階の扉の近くに近づくと、

 

大和「うーん、壁の裏に3人いるね。」

 

大和は手で閃光手榴弾を投げ込むと合図を送って、シオンと林の装填を待って投げ込む。すぐさま市が扉を閉めると、パァンッと大きな音と扉の隙間から強い光が漏れる。鳴ったと同時に中に突撃すると、そこは長い廊下で、3人の男性が目を押さえており、1人が銃を持っていた。銃持ちに大和が雨風改を振り一閃する。そしてもう1人は市がMP5A5を叩き込む。

 

大和「シオン!そいつ縛って置いて、市は周辺警戒、林は付いてきて。」

 

長い廊下は3つのドアがあった。手前のドアを開けると不意討ちを仕掛けようと信者が棒を振りかぶってきたが、大和はそれがわかっていたような様子で雨風改で受け流し、横薙ぎに斬る。他に居ないのを確認したら真ん中のドアに向かい開けると、その部屋には大量の本棚に大量の本が置いていた。

 

大和「ここに敵は、隣か。」

 

大和は隣の壁に向かってFN5-7を3発撃ち込むと、隣部屋からうめき声が聞こえた。林が一番奥の部屋のドア慎重に開けるとそこには、銃撃を受けた人が倒れており、手には銃を持っていた。

大和が唯一生き残った信者に話しかける。

 

大和「正直に話してくれるかな?」

 

信者は怯えたように首を振る。

 

シオン「大和、上を制圧しないといけんだろ。」

大和「いや、もう体制は整っているよ。予想よりかなり早いね。もう体制が整っているなら、こっちも準備をしてからでも遅くない。」

 

大和は以下の事を信者に聞いた。

ここ最近妙な動きはなかったか?・俺は下っ腹だったからよくわからないが少し忙しそうにしていた。

この書室の中身は?・見たことないがなんかヤバイ物があると聞いた。

この武器は誰が持っている?・幹部以上の奴だけ。

などを聞いた。

 

信者「頼むから、話をしたから殺さないでくれ。」

大和「とりあえず気絶してくれるかな?」

 

大和が信者の顎を叩き、信者は脳震盪を起こして気絶してしまった。気絶したら、大和はFN5-7を信者の頭に撃ち込む。

 

シオン「おいおい慈悲もないのか?」

大和「こうするしかなかったから、市はその書室の調査、残りは3階の制圧するよ。」

 

大和と林とシオンは階段で三階に着いたが、扉が閉まっていた。大和が扉を開けると扉が爆発した。

 

林「ちょ、大和大丈夫か?」

大和「ゲホッゲホッ、大丈夫、服が軽く焦げたけどね。しかしブービートラップとはね、気を引き締めて行くよ。」

 

大和を先頭に進むと逆Lの廊下のようだ。

 

大和「隣に複数いるけどコンクリート製の壁には流石に無理だね。」

林「コンクリートなら弓が必須だね。いないけど。」

 

廊下を進むと大和が何かに気づいた。

 

大和「ん?あれは、ワイヤートラップかな。」

大和がワイヤートラップにFN5-7を撃ち込むと、トラップは爆発して、コンクリートの壁に穴が崩れて開いた。 

 

シオン「あっそうだ。」

 

シオンが穴を見て、なにかを思いついた様子で穴に向かって、そこにミニミを差し込みトリガーを引くと、発砲音と悲鳴が大量に聞こえてくると、突如巨大な爆発が起きた。シオンが覗くと壁が一部吹き飛んで天井が崩れていた。その部屋に生き残っていた人はいなかった。

 

大和「よくやるねそんなこと。」

シオン「人のこと言えないと思うけどな。」

 

そのまま進むとドアが2つあった。シオンは無言で、2つの部屋に50発ずつドア越しに弾を撃ち込んだ。

 

林「シオン?どうしたそんなにも撃ち込んで?」

シオン「いやね。敵いるならこうした方が早いのでは、と思ってな。」

大和「部屋が貴重な物でなけばいいけどね。」

 

しかし残念なことに部屋はそれぞれパソコン室とサーバー室のようでいろんな所から火花が出ていた。

 

林「どないするのこれ?」

大和「ま、まぁやってしまったものは仕方ないから、動きと思って祈ってみましょう。」

 

大和が壊れてなさそうなパソコンで、穴だらけのサーバーに入るがほとんどの使えそうなものがない(使いたくても使えるものがない)しかし1つだけ動く機能か残っているものがあるようなので、起動するとそれは監視カメラだったが1つだけ洞窟みたいな所が映し出されていた。

 

大和「どこかしら?」

シオン「地下みたいたが。」

林「ん?そういえばあのエレベーターって何に使うんだ。」

 

一階にはエレベーターが2つ付いていた。二階三階ではエレベーターは無かったからつまり、地下?それを調べるためにまず大和達は、二階に戻り幹部の遺品を漁りに行く。地下に関する物がないかと、

 

シオン「とりあえず遺品を見てみるか。」

林「ところでこの銃どこの奴だ?」

大和「うーん、Akぽいけど違うね。多分56式自動歩槍じゃないかな?」

 

56式自動歩槍・中国のソ連AKライフルのコピー。 

 

シオン「お、カードキーがあったぞ。」 

大和「恐らくエレベーターで使うんだろうね。行こうか。」

 

3人は1階のエレベーターに乗る(市は本の調査)。するとカードの差し込み口あるので、カードキーを差し込むと、エレベーターが下向かって降りていった。念のためそれぞれが武器を構える。シオンはミニミが弾切れなのでベレッタM92Fを構える。エレベーターが止まりドアが開くとそこは、監視カメラで見た映像と同じ風景だった。3人は洞窟を進むと木の扉があった。

 

大和「さーてと、どうしょうかな。」

シオン「ここは派手に蹴破ってやろうぜ。」 

大和「まぁいいか。3、2、1、0

。」

 

扉を蹴破るとそこはドーム状の空間になっており、そこには6人の信者がいた。3人は流れるように狙って撃つとすぐさま6人倒れる。銃を納めて周りを見ると、奥には悪魔と思わしき像と床に魔方陣が書かれていた。

 

大和「さーて調べようかな。」

 

大和が調べようとすると通信機が鳴り始めた。 

 

大和「市、どうしたの?」 

市「大和!早く脱出するぞ。」

大和「わかった。1階ロビーで集合。」

シオン「どうかしたか?」

大和「上で何かあったみたい。戻るわよ。」

 

林達は上に戻ると建物から煙が出ていた。

 

林「何があった?」

市「3階から火事が起きたみたい。とにかく警察や消防とかが来ないうちに逃げよう。」

大和「そうね。急ぎましょう。」

 

その後、大和達は逃げ出す事に成功した。


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