原作イッセー「どうして皆俺と部長を見捨てるんだよ!!」(淫行常習犯)(自分勝手)(猪突猛進)
拙作一誠「そういうところだぞ。」(人嫌い)(自分と同じ顔の奴が愚かすぎるせいで割を食う)(無に帰ろう)
「そこの小僧を置いていけ、そうすれば見逃してやる。」
部長の首を掴んで締め上げるピエロは、
この流れは知っている。この後の展開は容易に分かる。俺は確実に見捨てられる。考えるまでもない、
「イッセー君………」
「ごめんなさい、イッセー君………」
木場は困った顔で俺を見つめ、朱乃さんは俺に謝罪している。
少なくとも我らが女王は俺を即座に切り捨てる事を選んだようだ。
即決かよと内心毒づくが、相手が相手だ。無理もない。
騎士の方は……どちらも見捨てられないといった様子だ。
ありがとな木場、お前は顔だけではなく中身もイケメンだったよ。
部長は………ああ、俺に縋るような目をしてる。
あの時俺の進言を蹴ったからこうなったのに、俺に助けを求めている。
小猫ちゃんは相も変わらず意識がない。
「分かりました、王様の為に命を捨てるのが忠義ですからね。喜んでこの命を差し出しますよ。」
「ほう、自分から名乗り出るとは面白い奴だ。仲間割れを起こすと思ったのだが。」
「それは起こり得ないっすよ、何故なら俺は下僕ですから。」
仲間なんて対等なものじゃなく、替えのきく愛玩動物以下の存在でしかない。
俺の発言に込められた意思を読み取ったのか、道化は不愉快そうに鼻を鳴らし、朱乃さんと部長は青ざめて木場は言葉に詰まったようだ。
そも、あの時天野夕麻に殺されて兵藤一誠は死んだのだ。
悪魔になりたいと願ったわけではない、勝手に蘇生させられた。
一度死んだら人権なんて働かない、ましてや人間を辞めているのならば尚更だ。
だから、俺はここで切り捨てられても文句を言う権利はなく、口にしても聞き入れられることは無い。
「姫島さん、小猫ちゃんをお願いします。」
副部長に死にかけの後輩を託し、俺は道化の元に向かう。
死の恐怖がないと言えば嘘になるが、楽になれると思えば震えは不思議と起こらなかった。
ただ、両親には……息子がいなくなる悲しみを二度も負わせるのは申し訳ないと思う。それと二度と兄貴と再会することは叶わない事だけが心残りだ。
「アンタの言う通り、この身を差し出しますよ。その代わり一つ約束してください。」
「なんだ。」
ピエロは短く応える。
「俺を殺すのは皆が逃げてからにして下さい。」
「……いいだろう。」
ピエロは乱雑に部長を投げ飛ばした。咳き込む部長を副部長が肩を貸してそそくさと逃げていく。
「さようなら、オカ研の皆様。どうかお元気で。」
俺はその背中が小さくなるまで見送った。
「これ道化君主人公っていえるの?」と思うかもしれませんが、「一番物語に影響を与えている人物」という意味で彼は主人公です。
主人公なんですよ。
マリティア「聞いてよ◼◼」
道化「どうした。」
マリティア「いい考えがある。」
道化「なんだ」
マリティア「◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎」
道化
→せやな
→あほくさ
なんでもマリティアのいうことを聞くかもしれない道化ちゃん