幼馴染の好感度が低すぎる件   作:足でされたい

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試合終了

その後試合は6回裏まで終わって0-1でbチームがリードしているといったかんじだ。4回裏から今までbチームの冴島とタカのヒットのみでaチームはノーヒットで7回表を迎えてしまった、、、

 

「じゃあ最終回!1番ショート佐々木君!」

 

「頼んだぞ先頭!静もそろそろ疲れてきてるはずだからな!」

 

「おうよ!純一にチャンスで繋いでやるぜ!」

 

「ばーか私に疲れなんてもんはないんですけどぉ」

 

「うるせぇそう言って泣いても知らねーからな」

 

「泣くのは純一君じゃないかなぁ」

 

「プレイ!」

 

静が佐々木に第1球を投げた!その初球!

 

こん、、、

 

「んな!?サード!」

 

「ええ!?おれ!?」

 

佐々木はなんと初球セーフティバントを試みて見事成功させたのである。

 

「おー!ナイス!」

 

「前野球見てた時にイチローがこんな感じのヒットもあるとか言ってたからやってみたらドンピシャだったぜ!」

 

バントは一見簡単そうに見えるが実はそうでもない。コースによっては球が浮き上がったり強く転がしすぎたりもしてしまう難しいものなのだ。

 

「なんで奇跡的にプッシュバントになるかな、、、普通のバントなら静が処理して終わったのに、、、」

 

「1人ぐらい気にしない気にしない。さぁ次行くよ一姫!」

 

「はいよ!」

 

2番の木下はボテボテのファーストゴロとなるが詰まったのが幸いして1死に2塁となる。

 

「あまやーー!!!」

「頼んだぞマジで!お前打てなきゃ後がいねーからな!!」

 

「任せとけって!静の泣き顔写メってやろうぜ」

 

純一家帰ったら覚えときなよその言葉。

 

「雑魚が何言っても残念な事ね、とっとと終わらせましょ」

 

俺の名前が小林先生からコールされる、

「3番センター天谷君」

 

なんだろう、部活の公式戦ぐらいドキドキ出来るような試合が出来ると思っていなかったしマジで俺楽しんでるわこの試合。

 

第1球を静が投げたっ!

 

「ストライク!」

アウトローへのチェンジアップとなる。

 

「ないぼー静!」

「頑張れ純一!」

 

互いのチームから声援が飛び交う。

 

第2球を投げたっ!カキーン!!打球を捉えはしたもののレフト方向への大きなファールになる。

 

「今のとこ打ってもファールにしかならないよ天谷、次でラストボールだね」

 

「うっせぇもうストレートもチェンジアップも完璧に捉えられるっつうの」

 

「タイムお願いします」

 

突如静がタイムをかける。

 

「純一こんな時だからこそ話したいことがあるの。いいかな?」

 

「んあ?別にいいがどうした?タイムなんて1分も取れないぞ」

 

マウンドで突如話し出す静。

 

「私ね、こうやってずっと前から純一と何か同じ競技で競ってみたかったの。あのね、結構こんなとこで言うのも恥ずかしいんだけど好きな人と一緒に何か熱くなれるって幸せなことじゃない?だからさ最後悔いのない勝負しようよ」

 

a.bチーム両方からからかいの声があがる。とくにbチームの野手陣からはひたすら大きな声があがっていた。

 

「静、俺も「天谷君静モーション入ってるよ!」

 

「え?」

バシーン!!

 

「ストライクバッターアウト!!」

 

「いえーい!作戦成功!引っかかったね純一。私があんたのことを好き?そんなことありえないよねぇ」

 

「わりぃな純一そういう手はずだったんだよ今のタイムは」

 

「え、、、でもタイムかかってたはずじゃ、、、」

 

「私は貴方達へのからかいの声援と同時にプレイかけてたよ、静ちゃんもプレート踏んでたしね」

 

 

「それにあんた小さい時から恥ずかしいことあると目逸らすのよ。ごめんねあんた完璧に抑える自信なくてね」

 

待ってくれ、今静大事なこと言ってなかったか、、、私があんたのことを好き?そんなことありえないって、、、あーそっか、、、俺の告白失敗してたんだ、、、多分断りづらくてOKしてくれたのかな菜華ちゃんの目の前だったし、、、

 

「みんなごめんこんな形でベンチ戻ってきて、、、」

 

「ちょっとちょっとたかがクラスの紅白戦なんだから気にしないで!後で掃除頑張ろ!」

 

「うん、、、」

 

そして4番の橘が三振に倒れゲームセット。長いようで短い紅白戦が終わった。そして俺の恋も終わったのかな、、、はぁ、、よかった今日部活自由参加で、、、掃除終わったら帰ろ、、流石にしんどい、、、

 

教室に戻ると五十嵐さんが声をかけてきた。

 

「天谷大丈夫?さっきから顔死んでるけど」

 

「あー大丈夫だよごめんね心配かけて」

 

「ううん。ってか天谷がショック受けてるのって試合の結果うんぬんより静の言葉なんじゃないの?三振した時はうわぁやられたみたいな顔してたけど静が好きにならないって言った瞬間いっきに顔色悪くなったのわかったからさ」

 

「あぁ、うんあってる。そんなに顔に出てたのね俺、、、」

 

「もしかして静の事好きなの?」

 

「んーまぁ別に隠すことでもないしそーだよ」

 

「まじで!?逆に嫌いなんじゃないかなって思ってんだよ女子の間でゎ。だって静天谷の事凄い扱い方してたじゃん?パシッたり悪口言ったり」

 

「まぁはなからみたらそう見えなくもないかもね、でも本当は優しいとこもあるんよあんなんで」

 

「そーなんだ、、、あーなんだぁ好きな人いたんだぁ。ここだけの話だけど結構天谷うちの女子から人気あるんだよ、まぁ理由がどんなこと言っても許されそうとか甘やかしてくれそうとかまあまあ酷いけどね、多分静と天谷のやり取り見ててそう感じたんだと思うけどね」

笑いながら話す五十嵐さん。

 

「ひでぇなおい、、、なんか喜んでいいのか複雑だわそれ、、、」

 

「まぁそうだよね、でも私はそうは思わないよ、一生懸命に野球するとことか他人に気を使ってくれてたりするでしょ?ほら?今日だって木下さんつらそうにしてて声掛けてあげてたじゃん?私はそういうとこ好きだよ」

ちょっと照れくさそうに話す五十嵐さんにちょっとだけドキってしてしまった。

 

「お、おうありがとな励ましてくれて」

 

「ううん、私で良ければいつでも相談乗ってあげるから!後五十嵐さんはやめてよ、他人行儀っぽいから早苗って呼んで。私も純一君って呼ぶから」

 

「はいよ、ありがとな早苗」

 

「う、うん!じゃあまた放課後掃除の時にね!」

 

そう言うと五十嵐さんは走って教室を出ていってしまった。

 

「はえーな、、、あんな慌ててでてかなくても、トイレか?」

 

「あーまーやー」

 

「え?」

 

「早苗のこと泣かしたら許さないからね」

 

そう言うのは赤星。試合ではキャッチャーをやってた人ね。

 

「なんで俺が五十嵐を泣かせるんだよ、、、」

 

「まぁあんたには一生わかんないかもね、じゃあ掃除してとっとと帰ろ、もうbチームの人達天谷が落ち込んでとぼとぼ教室に戻ってきた時にはみんな帰っちゃったみたいよ。なんか祝勝会行くんだってさ。いいなー」

 

「そーなんだ、ってか掃除するにしてもなんで今残ってるのが俺と赤星と早苗しかいないの?」

 

「あー、、、皆帰りました!サボりです!」

 

あいつら、、、確かにサッカー部とかは大会期間中だしわからなくもないんだけど、、、

 

「まぁしゃーないわな俺らで終わらして帰ろ。終わったら購買行ってお菓子とジュースでも買ってプチ反省会しよーぜ暇だろ?」

 

「お、いいねそれ!早苗にも伝えとく!きっと来るよ」

 

「おう。じゃあ俺適当に上からやってくから終わったらまた教室集合な」

 

「はいよ」

 

こうして俺達は1時間近くかけて掃除を終わらせた。

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